JP2009177918A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スイッチング素子を駆動する駆動装置において、絶縁伝達回路の数を削減する技術を提供すること。
【解決手段】 駆動装置1は、異常検知回路40とバッファ回路20と電位比較回路80を備えている。異常検知回路40は、スイッチング素子60の異常を検知したときに、異常検知電圧信号Vをパルストランス30と駆動回路50の間の配線に入力する。バッファ回路20は、制御回路10とパルストランス30の間の配線に設けられており、制御回路10側の配線に入力端子が接続し、パルストランス30側の配線に出力端子が接続し、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達する。電位比較回路80は、バッファ回路20の入力端子の電位の推移と出力端子の電位の推移の相違に基づいて異常発生信号Vを生成し、その異常発生信号Vを制御回路10に入力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング素子を駆動する駆動装置に関する。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子は、様々な場面で用いられている。例えば、車載用のモーターに電力を供給するインバータには、複数のスイッチング素子が用いられている。
図5に、この種のインバータの構成を例示する。インバータは、高電位配線と低電位配線の間に並列に接続されているU相アームとV相アームとW相アームを備えている。各相アームは、高電位配線側に設けられた高電位側スイッチング素子SW1,SW2,SW3と低電位配線側に設けられた低電位側スイッチング素子SW4,SW5,SW6を備えている。高電位側スイッチング素子SW1,SW2,SW3と低電位側スイッチング素子SW4,SW5,SW6は、高電位配線と低電位配線の間で直列に接続されている。各相アームの高電位側スイッチング素子SW1,SW2,SW3と低電位側スイッチング素子SW4,SW5,SW6の中間点は、モーターMの各相コイルの一端に接続されている。
各スイッチング素子SW1−SW6のオンとオフは、制御回路によって制御される。制御回路は、スイッチング素子SW1−SW6のオンとオフを制御する制御電圧信号を生成し、その制御電圧信号を駆動回路GD1−GD6に入力する。駆動回路GD1−GD6は、制御電圧信号に基づいてスイッチング素子SW1−SW6のゲートに駆動電圧を印加する。制御回路と各駆動回路GD1−GD6は、絶縁を確保した状態で電圧信号の伝達を行う必要がある。このため、制御回路と各駆動回路GD1−GD6の間の配線には、パルストランス(絶縁伝達回路の一例)が設けられている。
図6に、制御回路と各駆動回路GD1−GD6の間の回路構成を例示する。本明細書では、この回路構成の単位を駆動装置という。図6に示すように、駆動装置2は、制御回路110と、駆動回路150と、制御回路110と駆動回路150の間の配線に設けられているパルストランス130を備えている。
この種の駆動装置2はさらに、スイッチング素子160の異常(過電流、過電圧、高温等)を検知する異常検知回路140を備えている。異常検知回路140は、異常検知部142と異常検知信号発生部144を備えている。異常検知部142は、スイッチング素子160に異常が発生したときに、異常信号を異常検知信号発生部144に入力する。異常検知信号発生部144は、異常信号が入力すると、異常検知電圧信号をAND回路170に入力する。
例えば、異常検知信号発生部144は、スイッチング素子160が正常に動作しているときにハイレベルで推移する異常検知電圧信号をAND回路170に入力し、スイッチング素子160に異常が発生したときにローレベルで推移する異常検知電圧信号をAND回路170に入力する。これにより、AND回路170は、スイッチング素子160に異常が発生すると、制御回路110からパルストランス130を介して入力する制御電圧信号を遮断し、駆動回路150がスイッチング素子160のゲートに駆動電圧を印加するのを停止する。この結果、駆動装置2は、スイッチング素子160に異常が発生すると、スイッチング素子160を強制的にオフさせることができる。
また、図6に示すように、異常検知回路140の異常検知電圧信号は、制御回路110にも入力している。前記したように、制御回路110側の配線と駆動回路150側の配線の間は絶縁する必要がある。このため、特許文献1及び特許文献2の駆動装置2では、図6に示すように、制御回路110と異常検知回路140の間の配線にフォトカプラ又はパルストランスを設け、両者の間を絶縁している。
特開2001−25267号公報 特開2005−184891号公報
図6に示すように、特許文献1及び特許文献2の駆動装置では、制御電圧信号を伝達する配線と異常検知電圧信号を伝達する配線のそれぞれに、パルストランスやフォトカプラが設けられている。このため、特許文献1及び特許文献2の駆動装置は、スイッチング素子毎に、少なくとも2つのパルストランス又はフォトカプラを必要としており、部品点数が増加してしまう。
本発明は、スイッチング素子を駆動する駆動装置において、絶縁伝達回路の数を削減する技術を提供することを目的としている。
本明細書で開示される技術は、制御電圧信号を伝達する絶縁伝達回路と異常検知電圧信号を伝達する絶縁伝達回路を共有させることを特徴としている。絶縁伝達回路を共有させることによって、駆動装置に用いられる絶縁伝達回路の数を削減する。
本明細書で開示される駆動装置は、制御回路と駆動回路と絶縁伝達回路を備えている。制御回路は、スイッチング素子のオンとオフを制御する制御電圧信号を生成する。駆動回路は、制御電圧信号に基づいてスイッチング素子に駆動電圧を印加する。絶縁伝達回路は、制御回路と駆動回路の間の配線に設けられており、制御回路側の配線と駆動回路側の配線を絶縁した状態で双方向に電圧信号を伝達する。本明細書で開示される駆動装置はさらに、異常検知回路とバッファ回路と電位比較回路を備えている。異常検知回路は、スイッチング素子の異常を検知したときに、異常検知電圧信号を絶縁伝達回路と駆動回路の間の配線に入力する。バッファ回路は、制御回路と絶縁伝達回路の間の配線に設けられており、制御回路側の配線に入力端子が接続し、絶縁伝達回路側の配線に出力端子が接続し、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達する。電位比較回路は、バッファ回路の入力端子の電位の推移と出力端子の電位の推移の相違に基づいて異常発生信号を生成し、その異常発生信号を制御回路に入力する。
上記駆動装置の異常検知回路は、スイッチング素子の異常を検知したときに、異常検知電圧信号を絶縁伝達回路と駆動回路の間の配線に入力する。絶縁伝達回路は、双方向に電圧信号を伝達することができるので、その異常検知電圧信号は、絶縁伝達回路を介してバッファ回路の出力端子に伝達される。バッファ回路は、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達するので、その異常検知電圧信号はバッファ回路の入力端子にまで伝達されない。したがって、バッファ回路の入力端子と出力端子の電位の推移を比較すると、入力端子の電位は制御電圧信号の電位に基づいて推移しており、出力端子の電位は制御電圧信号に異常検知電圧信号が重畳した電位に基づいて推移している。したがって、スイッチング素子に異常が発生したときは、バッファ回路の入力端子の電位の推移と出力端子の電位の推移が相違する。電位比較回路は、この電位の推移の相違に基づいて異常発生信号を生成し、その異常発生信号を制御回路に入力する。
上記駆動装置によると、制御回路からの制御電圧信号を伝達する絶縁伝達回路と異常検知回路からの異常検知電圧信号を伝達する絶縁伝達回路が共用されている。上記駆動装置は、従来の駆動装置と比較すると、絶縁伝達回路の数を削減することができる。
電位比較回路は、バッファ回路の入力端子の電位の推移と出力端子の電位の推移の相違している時間が所定時間よりも長いときに異常発生信号を生成し、その異常発生信号を制御回路に入力することが好ましい。
上記駆動装置では、バッファ回路の出力端子にノイズ成分が重畳することがある。一般的に、この種のノイズ成分は発生している時間が短い。したがって、異常検知回路が異常検知電圧信号を出力する時間を十分に長くすると、ノイズ成分に起因してバッファ回路の入力端子と出力端子の電位の推移が相違する時間と、異常検知電圧信号に起因してバッファ回路の入力端子と出力端子の電位の推移が相違する時間との間に明白な差異を設けることができる。電位比較回路は、バッファ回路の入力端子と出力端子の電位の推移の相違している時間が所定時間よりも長いときに、スイッチング素子に異常が発生したと判定し、異常発生信号を生成する。バッファ回路の入力端子と出力端子の電位の推移の相違している時間に閾値を設けることによって、ノイズ成分による影響を抑制することができる。
絶縁伝達回路は、磁気結合素子であるのが好ましい。例えば、絶縁伝達回路は、パルストランスであることが好ましい。
本明細書で開示される技術によると、制御回路からの制御電圧信号を伝達する絶縁伝達回路と異常検知回路からの異常検知電圧信号を伝達する絶縁伝達回路を共用させることができる。したがって、本明細書で開示される駆動装置は、従来の駆動装置と比較して絶縁伝達回路の数を削減することができる。
本明細書で開示される技術の好ましい特徴を列記する。
(第1特徴) スイッチング素子は、絶縁ゲート型電界効果トランジスタである。
(第2特徴) 第1特徴において、絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、IGBTである。
(第3特徴) 駆動装置は、インバータに用いられているスイッチング素子を駆動する。
(第4特徴) 第3特徴において、駆動装置は、高電位側スイッチング素子を駆動する。
図1に、駆動装置1の構成を例示する。駆動装置1は、車載用のモーターに電力を供給するインバータに用いられており、インバータを構成する6つのスイッチング素子60毎に設けられている。駆動装置1は、スイッチング素子60のオンとオフを制御する制御電圧信号Vを生成する制御回路10と、制御電圧信号Vに基づいてスイッチング素子60に駆動電圧を印加する駆動回路50と、制御回路10と駆動回路50の間の配線に設けられているパルストランス30を備えている。駆動装置1はさらに、スイッチング素子60の異常(過電流、過電圧、高温等)を検知する異常検知回路40と、制御回路10とパルストランス30の間の配線に設けられている第1バッファ回路20と、第1バッファ回路20の入力端子と出力端子の電位の推移を比較する電位比較回路80を備えている。
制御回路10は、モーターにおいて所望のトルクや回転数等が得られるように、各種センサからの出力値に応じてスイッチング素子60のオンとオフを制御する制御電圧信号Vを生成する。制御電圧信号Vは、第1バッファ回路20とパルストランス30とAND回路70を介して駆動回路50に入力している。
駆動回路50は、直流電源を備えており、制御電圧信号Vに基づいてスイッチング素子60のゲートに直流電圧を印加する。なお、駆動回路50は、低電位側スイッチング素子と高電位側スイッチング素子で異なる構成であることが多い。
パルストランス30は、一次側が制御回路10側の配線に接続しており、二次側が駆動回路50側の配線に接続している。パルストランス30の一次側には、制御回路10から出力された制御電圧信号Vが第1バッファ回路20を介して印加されている。パルストランス30の二次側には、制御電圧信号Vによって誘起された電圧が発生しており、その電圧がAND回路70を介して駆動回路50に入力している。
異常検知回路40は、異常検知部42と異常検知信号発生部44を備えている。異常検知回路40は2つの出力を備えており、一方の出力はAND回路70の入力に接続しており、他方の出力は第2バッファ回路46を介してパルストランス30の二次側に接続している。第2バッファ回路46は、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達する。
異常検知部42は、スイッチング素子60に異常が発生したときに、異常信号Vを異常検知信号発生部44に入力する。異常信号Vは、スイッチング素子60に異常が発生したときに、その電位レベルをローレベルからハイレベルに反転する。異常検知信号発生部44は、ハイレベルで推移する異常信号Vが入力すると、第1異常検知電圧信号VをAND回路70に入力し、第2異常検知電圧信号Vを第2バッファ回路46を介してパルストランス30の二次側に入力する。
例えば、異常検知信号発生部44は、スイッチング素子60が正常に動作しているときにハイレベルで推移する第1異常検知電圧信号VをAND回路70に入力し、スイッチング素子60に異常が発生したときにローレベルで推移する第1異常検知電圧信号VをAND回路70に入力する。これにより、AND回路70は、スイッチング素子60に異常が発生すると、制御回路110から出力された制御電圧信号Vを遮断し、駆動回路50がスイッチング素子60のゲートに駆動電圧を印加するのを停止する。この結果、駆動装置1は、スイッチング素子60に異常が発生すると、スイッチング素子60を強制的にオフさせることができる。
さらに、異常検知信号発生部44は、スイッチング素子60が正常に動作しているときにローレベルで推移する第2異常検知電圧信号Vを第2バッファ回路46を介してパルストランス30の二次側に入力し、スイッチング素子60に異常が発生したときにハイレベルで推移する第2異常検知電圧信号Vを第2バッファ回路46を介してパルストランス30の二次側に入力する。
パルストランス30は、電圧信号を双方向に伝達することが可能である。したがって、第2異常検知電圧信号Vは、パルストランス30を介して第1バッファ回路20の出力端子にまで伝達する。
第1バッファ回路20は、制御回路10とパルストランス30の間の配線に設けられている。第1バッファ回路20の入力端子は制御回路10側の配線に接続しており、出力端子がパルストランス30側の配線に接続している。第1バッファ回路20は、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達する。
電位比較回路80は、第1バッファ回路20の入力端子の電位の推移と出力端子の電位の推移を比較する。電位比較回路80は、第1バッファ回路20の入力端子の電位の推移と出力端子の電位の推移の相違に基づいて異常発生信号Vを生成し、その異常発生信号Vを制御回路10に入力する。
図2に、駆動装置1の各配線の電位レベルのタイミングチャートを示す。図1の回路構成図、及び図2のタイミングチャートを参照して、駆動装置1の動作を説明する。なお、パルストランス30は、一次側と二次側の双方向に電圧信号を伝達可能なので、一次側の電圧信号Vの推移と二次側の電圧信号Vの推移は同一である。したがって、図2では、一次側の電圧信号Vと二次側の電圧信号Vを合わせて図示している。
図2に示すように、制御回路10は、タイミングt1,t3,t5,t7で立ち上がり、タイミングt2,t4,t6,t8で立ち下がる制御電圧信号Vを出力している。スイッチング素子60に異常が無ければ、制御電圧信号Vは、第1バッファ回路20とパルストランス30とAND回路70を介して駆動回路50に入力する。駆動回路50は、制御電圧信号Vに同期してスイッチング素子60のゲートに駆動電圧を印加する。
図2に示すように、タイミングT1において、スイッチング素子60に異常が発生すると、異常検知回路40の異常検知部42は、異常信号Vを異常検知信号発生部44に入力する。異常信号Vは、異常が発生したタイミングT1でローレベルからハイレベルに反転し、タイミングT2までハイレベルで推移する。
異常検知信号発生部44は、ハイレベルで推移する異常信号Vが入力すると、第1異常検知電圧信号Vをハイレベルからローレベルに反転させる。AND回路70は、ローレベルで推移する第1異常検知電圧信号Vが入力すると、駆動回路50に制御電圧信号Vが入力するのを遮断する(図2V参照)。なお、第1異常検知電圧信号Vがローレベルを維持している期間Tabは、少なくとも制御回路10の制御電圧信号Vの半周期よりも長く設定されているのが好ましい。これにより、AND回路70は、スイッチング素子60を強制的にオフすることができる。
異常検知信号発生部44はさらに、ハイレベルで推移する異常信号Vが入力すると、第2異常検知電圧信号Vをローレベルからハイレベルに反転させる。第2異常検知電圧信号Vは、第2バッファ回路46の入力端子から出力端子に伝達する。これにより、第1バッファ回路46の出力端子とパルストランス30の二次側とAND回路70の入力端子によって閉じられた配線の電位Vは、制御電圧信号Vに第2異常検知電圧信号Vが重畳したものになる。
パルストランス30は、双方向に電圧信号を伝達可能である。このため、第2異常検知電圧信号Vは、パルストランス30の一次側に伝達する。したがって、パルストランス30の一次側の電位Vも、制御電圧信号Vに第2異常検知電圧信号Vが重畳したものになる。第1バッファ回路20は、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達するので、第2異常検知電圧信号Vは第1バッファ回路20の入力端子にまで伝達しない。したがって、第1バッファ回路20の入力端子と出力端子の電位の推移を比較すると、入力端子の電位Vの推移は、制御電圧信号Vの推移に一致しており、出力端子の電位Vの推移は制御電圧信号Vに第2異常検知電圧信号Vが重畳した電位の推移に一致している。したがって、第1バッファ回路20の入力端子の電位Vの推移と出力端子の電位Vの推移は、スイッチング素子60に異常が発生したときに相違する。
電位比較回路80は、第1バッファ回路20の入力端子と出力端子の電位の推移が相違しているときにハイレベルで推移する異常発生信号Vを生成し、その異常発生信号Vを制御回路10に入力する。
上記駆動装置1によると、制御回路10からの制御電圧信号Vを伝達するパルストランス30と異常検知回路40からの第2異常検知電圧信号Vを伝達するパルストランス30が共用されている。上記駆動装置1は、従来の駆動装置と比較すると、パルストランス30の数を削減することができる。
(変形例)
図3に、駆動装置1の変形例の構成を例示する。図3に示す駆動装置1は、電位比較回路80が、電位比較部82とデジタルフィルタ部84を備えていることを特徴としている。電位比較部82は、第1バッファ回路20の入力端子と出力端子の電位の推移が相違しているときにハイレベルで推移する電位比較信号Vθを生成し、その電位比較信号Vθをデジタルフィルタ部84に入力する。デジタルフィルタ部84は、電位比較信号Vθがハイレベルで推移する時間が所定時間τよりも長いときに異常発生信号Vを生成し、その異常発生信号Vを制御回路10に入力する。
図4に、変形例の駆動装置1の電位レベルのタイミングチャートを示す。図4のタイミングT6,T7に示すように、駆動装置1では、パルストランス30やそれに接続する配線にノイズ成分が重畳することがある。このノイズ成分は、第1バッファ回路20の出力端子にまで伝達される。第1バッファ回路20の入力端子と出力端子の電位の推移は、このノイズ成分に起因して相違してしまう。電位比較回路80の電位比較部82は、このノイズ成分に起因した電位の推移の相違に基づいて、ハイレベルで推移する電位比較信号Vθを出力する。
一般的に、この種のノイズ成分は発生している時間が短い。したがって、デジタルフィルタ部84は、電位比較部82が出力する電位比較信号Vθが所定時間τよりも長い場合に、その電位比較信号Vθがスイッチング素子60の異常に基づくものであると判定する。一方、デジタルフィルタ部84は、電位比較部82が出力する電位比較信号Vθが所定時間τ以下の場合に、その電位比較信号Vθがノイズ成分に起因したものであると判定する。デジタルフィルタ部84は、電位比較部82が出力する電位比較信号Vθが所定時間τよりも長い場合に異常発生信号Vを生成し、制御回路10に入力する。変形例の駆動装置1は、ノイズ成分による影響を抑制することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
実施例の駆動装置の構成を示す。 実施例の駆動装置のタイミングチャートを示す。 変形例の駆動装置の構成を示す。 変形例の駆動装置のタイミングチャートを示す。 インバータの構成を示す。 従来の駆動装置の構成を示す。
符号の説明
1:駆動装置
10:制御回路
20:第2バッファ回路
30:パルストランス
40:異常検知回路
42:異常検知部
44:異常検知信号発生部
46:第1バッファ回路
50:駆動回路
60:スイッチング素子
70:AND回路
80:電位比較回路
82:電位比較部
84:デジタルフィルタ部

Claims (3)

  1. スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、
    スイッチング素子のオンとオフを制御する制御電圧信号を生成する制御回路と、
    前記制御電圧信号に基づいてスイッチング素子に駆動電圧を印加する駆動回路と、
    前記制御回路と前記駆動回路の間の配線に設けられており、前記制御回路側の配線と前記駆動回路側の配線を絶縁した状態で双方向に電圧信号を伝達する絶縁伝達回路と、
    スイッチング素子の異常を検知したときに、異常検知電圧信号を前記絶縁伝達回路と前記駆動回路の間の配線に入力する異常検知回路と、
    前記制御回路と前記絶縁伝達回路の間の配線に設けられており、前記制御回路側の配線に入力端子が接続し、前記絶縁伝達回路側の配線に出力端子が接続し、入力端子から出力端子に向けてのみ電圧信号を伝達するバッファ回路と、
    前記バッファ回路の前記入力端子の電位の推移と前記出力端子の電位の推移の相違に基づいて異常発生信号を生成し、その異常発生信号を前記制御回路に入力する電位比較回路と、を備えている駆動装置。
  2. 前記電位比較回路は、前記バッファ回路の前記入力端子の電位の推移と前記出力端子の電位の推移の相違している時間が所定時間よりも長いときに異常発生信号を生成し、その異常発生信号を前記制御回路に入力することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記絶縁伝達回路は、パルストランスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
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WO2019075619A1 (zh) * 2017-10-16 2019-04-25 科棣姆(上海)电源科技有限公司 一种维持中频等离子电源mos管电压均衡的驱动电路

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