JP2009175365A - フォーカルプレンシャッタ及びデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単でコンパクトな構成ながら、シャッタ秒時の高速化とシャッタ羽根の単独で複雑な作動を可能とする、フォーカルプレンシャッタを提供する。
【解決手段】露光用の開口部1aを有するシャッタ地板1と、開口部を開閉する第1の遮光部材と、第1の遮光部材と係合する係合部を有する第1の駆動部材2と、第1の駆動部材を駆動する第1の駆動部4と、第1の遮光部材の端部に対して略平行に移動する第2の遮光部材と、第2の遮光部材と係合する係合部を有する第2の駆動部材12と、第2の駆動部材を駆動する第2の駆動部14とを備え、第1及び第2の駆動部材の第1及び第2の遮光部材との係合部は、シャッタ地板の開口部の光軸中心に対して対向する領域に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ用のフォーカルプレンシャッタ、特に一般的にブリッジカメラと呼ばれるレンズ固定式の高倍率デジタルカメラに搭載されるフォーカルプレンシャッタに関するものである。
最近のカメラは、デジタルカメラの普及に伴い、多様化していく傾向がある。コンパクトタイプのデジタルカメラにおいては、比較的低倍率のズームレンズと1/2.5インチから1/1.8インチの撮像素子及びレンズシャッタの組合せにより、文字通りのコンパクトさを実現している。一方、一眼レフタイプのデジタルカメラにおいては、大型の撮像素子と多様な交換レンズの組合せが可能で、高速のフォーカルプレンシャッタとの組合せにより、高い描写力を実現している(特許文献1参照)。
しかし、コンパクトタイプのデジタルカメラにおいては描写力が不足する傾向があり、一眼レフタイプのデジタルカメラにおいては、その大きさに起因した携帯性に問題があった。
その中で、ブリッジカメラと呼ばれるカメラは、レンズ交換はできないが高倍率のレンズを搭載し、コンパクトさと一眼レフタイプに迫る高性能を実現している。しかしながら使用されている撮像素子は、一眼レフカメラの撮像素子に比べて、比較的小型な、コンパクトタイプのデジタルカメラに使用されている1/2.5インチから1/1.8インチの撮像素子が使われていることが多い。そのため、シャッタはレンズの中、もしくはレンズの前後に位置するコンパクトタイプのカメラに搭載される所謂レンズシャッタで構成されている。
レンズシャッタにおいては、シャッタ速度は、特許文献2に記載されているように高速化のアプローチは試みられているが、通常はフォーカルプレンシャッタより劣る。これに起因してシャッタ速度の最高速秒時は、一眼レフタイプのカメラ(フォーカルプレンシャッタ使用)のシャッタ秒時が1/4000秒以上であるのに対して、ブリッジカメラは1/2000秒程度になっている。
特開平4−355734号公報 特開2004−93719号公報
しかしながら最近の撮像素子の高感度化に伴い、このようないわゆるブリッジカメラにおいても、撮影領域の拡大を図るために、シャッタ秒時の高速化が望まれている。
このため上記のようなブリッジカメラにおいても、シャッタ秒時の高速化に有利なフォーカルプレンシャッタの使用が試みられているが、通常のフォーカルプレンシャッタを使用するとコンパクトさを阻害する可能性があった。
また、電子ビューファインダを備えたカメラや、ライブビューでの撮影を行う場合、先羽根と後羽根を単独で様々に作動させる必要がある。しかし、従来のフォーカルプレンシャッタで、このような作動をさせるためには、複雑な機構が必要であった。
そこで本発明の目的は、比較的簡単でコンパクトな構成ながら、シャッタ秒時の高速化とシャッタ羽根の単独で複雑な作動を可能とする、フォーカルプレンシャッタを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるフォーカルプレンシャッタは、露光用の開口部を有するシャッタ地板と、前記開口部を開閉する第1の遮光部材と、前記第1の遮光部材と係合する係合部を有する第1の駆動部材と、前記第1の駆動部材を駆動する第1の駆動手段と、前記第1の遮光部材の端部に対して略平行に移動する第2の遮光部材と、前記第2の遮光部材と係合する係合部を有する第2の駆動部材と、前記第2の駆動部材を駆動する第2の駆動手段とを備え、前記第1及び第2の駆動部材の前記第1及び第2の遮光部材との係合部は、前記シャッタ地板の開口部の光軸中心に対して対向する領域に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係わるデジタルカメラは、撮像素子を有するデジタルカメラにおいて、上記のフォーカルプレンシャッタを使用したことを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡単でコンパクトな構成ながら、シャッタ秒時の高速化とシャッタ羽根の単独で複雑な作動を可能とする、フォーカルプレンシャッタを提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わるフォーカルプレンシャッタの平面図であり、1は、露光用の開口部であるアパチャ枠1aを有するシャッタ地板である。
2は、第1の遮光部材である先羽根3(図2、図4A〜図4E参照)に、回動可能に係合する係合部としての機能を有する羽根駆動ピン2aが一体となっている先駆動レバー(第1の駆動部材)である。この先駆動レバー2には、先幕コイル4の通電により励磁される先幕ヨーク5の磁極と吸引、反発の磁力を発生する、ローターとして機能する二極に着磁された先永久磁石6が取り付けられている。先幕ヨーク5は先永久磁石6の周囲に配されており、前述のように磁極を構成する。第1の駆動部材である先駆動レバー2は、マグネットホルダー7に設けられた不図示の軸受けと、先ヨーク押さえ8に設けられた軸受け8aに回動可能に支持されている。またマグネットホルダー7は先駆動レバー2の回転軸と同軸で回動可能に支持されている。これらにより、先羽根3を往復駆動する第1の駆動手段が形成されている。
9は、マグネットホルダー7を先駆動レバー2の回転軸と同軸で回動させ、先永久磁石6の磁極に対する先幕ヨーク5の対向位置(角度)を調整するための偏心ピンである。10は先駆動レバー2のスタート側のストッパゴムで、先駆動レバー2の復帰時(全閉時)の衝撃を吸収すると共に、スタート位置を規制する。11は先駆動レバー2のストップ側のストッパゴムで先駆動レバー2のレリーズ時(全開時)の衝撃を吸収すると共に、ストップ位置を規制する。
12は、第2の遮光部材である後羽根13(図2、図4A〜図4E参照)に、回動可能に係合する係合部としての機能を有する羽根駆動ピン12aが一体となっている後駆動レバー(第2の駆動部材)である。この後駆動レバー12には、後幕コイル14の通電により励磁される後幕ヨーク15の磁極と吸引、反発の磁力を発生する、ローターとして機能する二極に着磁された後永久磁石16が取り付けられている。後幕ヨーク15は後永久磁石16の周囲に配されており、前述のように磁極を構成する。第2の駆動部材である後駆動レバー12は、シャッタ地板1に設けられた軸受け1b(図2参照)と、後ヨーク押さえ17に設けられた軸受け17aに回動可能に支持されている。これらにより、後羽根13を往復駆動する第2の駆動手段が形成されている。
これらの駆動手段は、シャッタ地板1の開口部であるアパチャ枠1aの光軸中心Cに対して、略対向する位置に配置することにより、光軸に対して垂直な面方向でのシャッタの小型化が実現できる。
18は後駆動レバー12のスタート側のストッパゴムで、後駆動レバー12の復帰時(全開時)の衝撃を吸収すると共に、スタート位置を規制する。19は後駆動レバー12のストップ側のストッパゴムで、後駆動レバー12のレリーズ時(全閉時)の衝撃を吸収すると共に、ストップ位置を規制する。
このような構成で、先駆動レバー2に設けられた先羽根3との係合部である羽根駆動ピン2aと、後駆動レバー12に設けられた後羽根13との係合部である羽根駆動ピン12aは、シャッタ地板1の開口部であるアパチャ枠1aの光軸中心Cに対して略対向する領域に配置する。これにより各駆動レバーは、アパチャ枠1aの近くにそれぞれ配置しても、お互いに干渉しあうことなく往復作動することができる。
また、それぞれの駆動レバー2,12に設けられた羽根駆動ピン2a,12aは、それぞれの駆動手段と光軸方向で重ならない位置で往復作動できるように配置されている。具体的には、図1において、先幕ヨーク5、後幕ヨーク15などからなる第1、第2の駆動手段から、先駆動レバー2、後駆動レバー12が外部に突出し、先端部分にそれぞれの羽根駆動ピン2a,12aが配置される。これにより、各ロータの回転角度に対して、羽根駆動ピンの作動量を大きく取ることができ、各羽根の往復移動量を増やすことができる。また羽根との係合位置に対して、各駆動手段を自由に配置できることにより、シャッタ地板1上でのレイアウトが自由にでき、結果としてシャッタの小型化が達成できる。
図2は一実施形態のフォーカルプレンシャッタの側面図で、第2の駆動手段である後幕駆動部及び第2の遮光部材である後羽根は断面形状を示す。
シャッタ地板1には、ローターである後永久磁石16を有する後駆動レバー12の軸受け1bが設けられている。また後駆動レバー12は後ヨーク押さえ17に設けられた軸受け17aに回動可能に支持されて第2の駆動手段となっている。
第2の遮光部材である後羽根13は、シャッタ地板1と、先羽根3と後羽根13が干渉しないように仕切る仕切板20との空間内で、後駆動レバー12に設けられた羽根駆動ピン12aと回動可能に係合して、アパチャ枠1aを開閉するように作動する。同様に第1の遮光部材である先羽根3は、シャッタ地板1と共に羽根走行スペースを構成するカバー板21と、先羽根3と後羽根13が干渉しないように仕切る仕切板20との空間内で、先駆動レバー2に設けられた羽根駆動ピン2aと回動可能に係合して、アパチャ枠1aを開閉するように作動する。
図3A〜図3E、図4A〜図4Eはシャッタの作動状態を示す図である。
駆動部の作動と羽根の作動は図3Aと図4A、図3Bと図4B、図3Cと図4C、図3Dと図4D、図3Eと図4Eが対応している。なお、図4A〜図4Eは、フォーカルプレンシャッタを図3A〜図3Eの裏側から見た図である。
図3Aと図4Aは撮影開始前の状態で、第1の遮光部材である先羽根3が露光用の開口部であるアパチャ枠1aを遮蔽した状態である。3aは先羽根3のスリット形成部3bを平行に動かすためのカム溝で、シャッタ地板1に植設された先羽根3の支持軸である先羽根用ガイド軸1cと協働して、先駆動レバー2の羽根駆動ピン2aの往復回転作動を補正する。その結果、先羽根3の端部のスリット形成部3bはアパチャ枠1aに対して略平行に移動する。
第2の遮光部材である後羽根13も同様に、後羽根13に設けられたカム溝13aがシャッタ地板1に植設された後羽根用ガイド軸1dと協働して、後駆動レバー12の羽根駆動ピン12aの往復回転作動を補正する。その結果、後羽根13の端部のスリット形成部13bは先羽根3の端部のスリット形成部3bに対して略平行に動く。
このように、先羽根3と後羽根13のシャッタ地板1のアパチャ枠1aに面する端部は、アパチャ枠1aの端部に対して略平行に移動し、かつ先羽根3と後羽根13の互いに対向する端部も略平行に移動することができる。これにより、露光の際に先羽根及び後羽根が形成するスリットを略平行に形成できるので、たとえばロータリータイプのシャッタを使用したときのような動体撮影時の像の歪みを無くすことができる。
図3Bと図4Bは先羽根3が走行し開口部であるアパチャ枠1aを開放した撮影中の状態を示す。図3Cと図4Cは後羽根13が走行し後羽根13が撮影用のアパチャ枠1aを遮蔽し撮影が終了した状態である。図3Dと図4Dは先羽根3が撮影開始できる状態の位置に戻り、後羽根13と共に露光用の開口部であるアパチャ枠1aを遮蔽した状態である。この状態は、便宜的に説明する状態で、実際は先羽根及び後羽根のスタート位置への復帰動作は、露光用のアパチャ枠1aが遮蔽された状態で、同時に作動することもできる。図3Eと図4Eは後羽根13がスタート位置に復帰し、図3A、図4Aと同じ撮影開始前の状態に戻った状態を示している。
図5は上記の動作を行うための通常撮影モードの電磁駆動部への通電シーケンスで、先幕コイル4に順方向の通電がされた後、所定のシャッタ秒時後、後幕コイル14に順方向の通電がされる。
次に、シャッタ羽根の走行完了後安定時間を経て、先幕コイル4に逆方向通電され、その後アパチャ枠1aを遮蔽した状態でシャッタ羽根を復帰状態に出来るタイミングで後幕コイル14に逆方向通電されて、1回の撮影シーケンスが終了する。連写モード時は、これを繰り返す。
このとき、それぞれの駆動手段は、二極に着磁された永久磁石のローターと、それを取り囲む二つの磁極を有するヨークで構成されており、無通電時はそれぞれ撮影開始位置または走行完了位置に磁気的に保持されるようになっている。二極に着磁された永久磁石と、二つの磁極を有するヨークによる永久磁石の回転方向端部での保持の機構は、たとえば特開平9−211531号公報に記載の駆動部のように、公知の技術であるので説明は省略する。
図6はライブビューモードの電磁駆動部への通電シーケンスで、先幕コイル4に順方向の通電がされ、アパチャ枠1aを開放した状態で撮像素子によるモニター可能状態にする。撮影開始信号により、先幕コイル4に逆方向通電を行い、先羽根3を撮影開始位置に復帰させ、先羽根3の安定時間後に先幕コイル4に順方向の通電がされる。次に所定のシャッタ秒時後、後幕コイル14に順方向の通電がされ、シャッタ羽根の走行完了後安定時間を経て、先幕コイル4に逆方向通電され、その後アパチャ枠1aを遮蔽した状態でシャッタ羽根を復帰状態に出来るタイミングで後幕コイル14に逆方向通電されて、1回の撮影シーケンスが終了する。
尚、この場合の無通電時の永久磁石の保持については、通常モードと同様である。
図7はデジタルカメラの構成の一例を示す図である。
撮影レンズ101を通過した光は主ミラー102で反射されてペンタプリズム103を通してファインダーに導かれ、撮影時は主ミラー102が退避した状態で撮影光は直進し、フォーカルプレンシャッタ104で制御された撮影光がローパスフィルタを含む撮像素子105に到達する。また、SLR(一眼レフ)以外のレンジファインダーのカメラにおいても本実施形態のフォーカルプレンシャッタが使用できる。
上記のように構成されるフォーカルプレンシャッタの動作について、図1及び図3を参照して説明する。
撮影開始信号により先幕コイル4に通電されると先幕ヨーク5が励磁され、先永久磁石6の磁極との吸引、反発力により、一体化された先駆動レバー2が時計方向に回転しアパチャ枠1aを通して露光が開始される(図3Aから図3B)。その後、所定の露光時間後に後幕コイル14に通電され後幕ヨーク15が励磁されると、後永久磁石16の磁極との吸引、反発力により、一体化された後駆動レバー12が反時計方向に回転しアパチャ枠1aの露光を終了させる(図3Bから図3C)。
続いて撮影可能な状態に羽根を復帰させるために、先幕コイル4に先ほどの露光方向とは逆に通電することにより先幕ヨーク5が励磁され、先永久磁石6の磁極との吸引、反発力により、一体化された先駆動レバー2が反時計方向に回転しアパチャ枠1aを遮蔽する(図3Cから図3D)。後幕コイル14の通電は図3Dの状態後、もしくは先幕コイル4の逆通電後、先羽根3及び後羽根13が、アパチャ枠1aを遮蔽する状態を維持するだけの重なりを持って逆通電される。後幕ヨーク15が励磁されると、後永久磁石16の磁極との吸引、反発力により、一体化された後駆動レバー12が時計方向に回転しアパチャ枠1aを開放する位置(撮影開始可能位置)に移動する。これによりシャッタの一連の露光動作を終了し最初の撮影開始前の状態図3Aに復帰する(図3Dから図3E)。
先羽根3は、先駆動レバー2の回転中心でローターの回転中心である、シャッタ地板1に設けられた不図示の軸受けと、先ヨーク押さえ8に設けられた軸受け8aを中心軸として、係合部である羽根駆動ピン2aと共に円弧運動をしようとする。しかしながら、先羽根3に設けられ、羽根駆動ピン2aの円弧運動をキャンセルする逆形状の円弧を持った補正カム溝3aと、シャッタ地板1に植設された先羽根用ガイド軸1cの係合により、先羽根3のスリット形成部3bは平行に動く。
後羽根13も同様に、後駆動レバー12の回転中心でローターの回転中心である、シャッタ地板1に設けられた軸受け1bと、後ヨーク押さえ17に設けられた軸受け17aを中心軸として、係合部である羽根駆動ピン12aと共に円弧運動をしようとする。しかしながら、後羽根13に設けられ、羽根駆動ピン12aの円弧運動をキャンセルする逆形状の円弧を持った補正カム溝13aと、シャッタ地板1に植設された後羽根用ガイド軸1dの係合により、後羽根13のスリット形成部13bは平行に動くことが出来る。
尚、本実施形態においては各羽根のカム溝は羽根に設けられたカム形状をした穴部となっているが、羽根が樹脂などでできている場合などは、羽根に形成した凹部でも良い。またシャッタ地板側凹部などを設けて、羽根側に凸部を設けるようにしても良い。
以上説明したように、先後シャッタ羽根のスリット形成部を平行に動かすための、先幕、後幕用の電磁駆動部から突き出た円弧運動をする駆動レバーの回転運動を補正するカム溝及びカム溝と係合するガイド軸の位置は、駆動レバーに植設された羽根駆動ピンの運動方向の略延長上に配置することで複雑な平行リンク無しで、効率を悪くすることなく平行に作動させることが出来る。
そして、先後2個の電磁駆動部は、羽根をスタート位置に保持する専用の機構が必要ない2極のマグネットを使用した構造が簡単な駆動部で、アパチャ枠(光軸)に対して回転対称、すなわちアパチャ枠に対して、対称形に配置される。そして、先、後の電磁駆動部を結ぶ線と先、後の駆動レバーの羽根駆動ピンの作動側を結ぶ線が交差する位置にアパチャ枠を配置することにより、先、後シャッタ羽根のスリット形成部を平行に動かすためのカム溝とガイドピンが先羽根と後羽根同士で干渉することなく構成することができる。また、先後羽根の複雑な動きを簡単に行うことが出来、シャッタユニットを小型化すると共に、ローコストで提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係わるフォーカルプレンシャッタの平面図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの側面図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの電磁駆動部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの電磁駆動部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの電磁駆動部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの電磁駆動部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの電磁駆動部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの羽根部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの羽根部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの羽根部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの羽根部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの羽根部の作動説明図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタの通常モードでの電磁駆動部通電シーケンスを示す図である。 一実施形態のフォーカルプレンシャッタのライブビューモードでの電磁駆動部通電シーケンスを示す図である。 デジタルカメラの構成例を示す図である。
符号の説明
1 シャッタ地板
2 先駆動レバー
3 先羽根
4 先幕コイル
5 先幕ヨーク
6 先永久磁石
7 マグネットホルダー
8 先ヨーク押さえ
9 偏心ピン
10 先ストッパゴム(スタート側)
11 先ストッパゴム(ストップ側)
12 後駆動レバー
13 後羽根
14 後幕コイル
15 後幕ヨーク
16 後永久磁石
17 後ヨーク押さえ
18 後ストッパゴム(スタート側)
19 後ストッパゴム(ストップ側)
20 仕切板
21 カバー板

Claims (6)

  1. 露光用の開口部を有するシャッタ地板と、
    前記開口部を開閉する第1の遮光部材と、
    前記第1の遮光部材と係合する係合部を有する第1の駆動部材と、
    前記第1の駆動部材を駆動する第1の駆動手段と、
    前記第1の遮光部材の端部に対して略平行に移動する第2の遮光部材と、
    前記第2の遮光部材と係合する係合部を有する第2の駆動部材と、
    前記第2の駆動部材を駆動する第2の駆動手段とを備え、
    前記第1及び第2の駆動部材の前記第1及び第2の遮光部材との係合部は、前記シャッタ地板の開口部の光軸中心に対して対向する領域に配置されていることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記第1及び第2の駆動手段は、それぞれ永久磁石からなるローターと、前記ローターの周囲に配され磁極を構成するヨークと、前記ヨークを励磁するコイルとを備え、前記第1及び第2の駆動部材の前記係合部は、それぞれ前記第1及び第2の駆動手段と光軸方向に重ならない領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記第1及び第2の駆動手段は、前記シャッタ地板の開口部の光軸中心に対して対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記第1及び第2の遮光部材はカム溝を有し、前記カム溝は前記シャッタ地板に設けられたガイド軸と係合することにより、前記第1及び第2の駆動手段による作動を、第1及び第2の遮光部材の端部が略平行に作動するように補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記第1及び第2の駆動手段は、前記遮光部材を開口部が全開及び全閉のいずれか一方となる位置に保持する保持手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  6. 撮像素子を有するデジタルカメラにおいて、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタを使用したことを特徴とするデジタルカメラ。
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