JP2009161018A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Kota Nakao
耕太 中尾
Yuta Kobayashi
勇太 小林
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Abstract

【課題】フロントサスペンションなどの一対の支持部材と、フロントフェンダなどの被支持部材を備える鞍乗型車両において、被支持部材の取り付け作業の作業性の向上を図るとともに、被支持部材の支持部材に対する振動を抑制できる車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車には、左右一対のフロントサスペンション30L,30Rと、フロントフェンダ40とが設けられる。フロントフェンダ40は一対の後被取付面部42,42を有し、当該後被取付面部42,42には穴42a,42aが形成されている。フロントサスペンション30L,30Rには、フロントフェンダ40を挟み、後被取付面部42,42に当接する取付面33a33aと、穴42a,42aに嵌るボス33b,33bとが設けられる。ボス33b,33bには環状のダンパー34,34が嵌められ、ダンパー34,34の一部は、一対の取付面33a,33aとワッシャー47,47の間に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、フロントサスペンションなどの一対の支持部材と、フロントフェンダなどの一対の支持部材の間に配置される被支持部材とを備える鞍乗型車両において、特に、被支持部材の取付作業の作業性を向上する技術に関する。
自動二輪車には、左右一対の支持部材と、当該左右の支持部材の間に配置され、それらによって支持される被支持部材とを備えるものがある。例えば、支持部材として左右のフロントサスペンションを備え、被支持部材として、左右のフロントサスペンションの間に配置されるフロントフェンダを備える車両や、支持部材として左右一対のフレームを備え、被支持部材として左右のフレームの間に配置されるリアフェンダを備える車両がある。
特許文献1に開示される車両は、このような車両の一例であり、左右一対のフロントサスペンションと、それらの間に配置されるフロントフェンダとを備えている。また、この車両は、左右のフロントサスペンションのそれぞれに、フロントフェンダ側に突出し、フロントフェンダに形成された孔に嵌るボス(特許文献1ではカラー)が形成され、これによってフロントフェンダのフロントサスペンションへの取付作業の容易化が図られている。つまり、この文献の車両のフロントフェンダを取り付ける際には、まずフロントフェンダの孔をフロントサスペンションのボスに嵌め、フロントサスペンションとフロントフェンダとの位置ずれを規制した状態で、ボルトの締め付け作業等を行なうことができる。
特開平9−315361号公報
しかしながら、特許文献1に開示される車両では、ボルトの締結力がフロントフェンダに直接的に加わり、フロントフェンダが損傷することのないように、ボルトの頭部とフロントフェンダとの間に板状のステーが挟まれている。そのため、フロントフェンダを取り付ける際には、フロントフェンダの孔をボスに嵌め、フロントフェンダとフロントサスペンションとの位置ずれを規制した後で、別途ステーの取付穴とボスに形成された螺子孔の位置とを合わせ、その状態を維持しながら、ボルトを締め付ける作業が必要になり、取付作業が煩雑化する場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、左右一対の支持部材と、当該左右一対の支持部材の間に配置される被支持部材を備える鞍乗型車両において、被支持部材の取り付け作業の作業性の向上を図ることのできる鞍乗型車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る鞍乗型車両は、左右一対の支持部材と、前記一対の支持部材のそれぞれに取り付けられる一対の被取付面を有し、前記一対の支持部材の間に配置される被支持部材と、前記一対の被取付面を前記一対の支持部材に取り付ける締結具とを備える。前記被支持部材の前記一対の被取付面には、一対の穴が形成され、前記一対の支持部材は、前記被支持部材を挟む一対の取付面と、当該一対の取付面から突出して前記一対の穴に嵌り、前記締結具が取り付けられる一対のボスとを備える。そして、前記ボスには環状の緩衝部材が嵌められ、当該緩衝部材の少なくとも一部は前記一対の取付面と前記締結具との間に配置される。
本発明によれば、一対の支持部材と被支持部材との位置ずれを抑えることができ、被支持部材の取り付け作業の作業性を向上できる。また、緩衝部材の少なくとも一部は一対の取付面と締結具との間に配置されるので、締結具の締結力が直接的に加わることを抑制できる。また、この緩衝部材は、環状に形成され、ボスに嵌められているので、簡単な作業でボスに取り付けることができ、取付作業の作業性を向上できる。なお、上記鞍乗型車両は、搭乗者がシートに跨って座る車両であり、例えば、自動二輪車(スクータを含む)や、二輪の電動車等である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態の例である自動二輪車1の左側面図である。図2は自動二輪車1においてフロントフェンダ40が設けられた部分の左側面図であり、図3は当該部分の右側面図である。図4は図3のIV−IV線の断面図である。なお、ここでは自動二輪車1に一対の支持部材として左右一対のフロントサスペンション30L,30Rが設けられ、被支持部材としてフロントフェンダ40が設けられる場合を例にして説明する。
図1に示すように、自動二輪車1は、フロントサスペンション30L,30Rと(図3参照)、フロントフェンダ40の他に、エンジン2と、フロントホイール3と、リアホイール4と、車体フレーム20とを備えている。また、車体フレーム20は、ステアリングヘッド21と、メインフレーム22と、シートレール24と、バックステー25とを備えている。
ステアリングヘッド21は車体フレーム20の前端に位置している。メインフレーム22の前端は当該ステアリングヘッド21に接続されている。メインフレーム22はステアリングヘッド21から車体後部に向かって斜め下方に延伸するよう設けられ、その下方に位置するエンジン2を支持している。エンジン2の後方にはリアホイール4が配置されている。リアホイール4の車軸4aはリアアーム6の後端に取り付けられ、リアアーム6の前端はメインフレーム22に支持されたピボット軸7に取り付けられている。リアホイール4は、不図示のチェーンやベルトを介して伝達されるエンジン2の駆動力によって回転する。リアホイール4の上方にはリアフェンダ16が配置されている。
シートレール24の前端はメインフレーム22の途中の位置に接続され、シートレール24は、メインフレーム22との接続位置から後方に延伸している。シートレール24は、その上方に配置されたシート11を支持している。バックステー25の前端は、メインフレーム22に接続されている。バックステー25とメインフレーム22との接続位置は、シートレール24とメインフレーム22との接続位置より低い位置に設けられており、バックステー25は、メインフレーム22との接続位置から斜め上方に延伸し、その後端はシートレール24に接続されている。なお、シートレール24とバックステー25は、それぞれ左右一対となっており、図1においては車両進行方向(図1においたFrの示す方向)に対して左側のシートレール24とバックステー25が示されている。
ステアリングヘッド21は、その内側に配置されたステアリングシャフト(不図示)を回転可能に支持している。ステアリングシャフトの上端は、アッパーブラケット8に取り付けられ、下端はアンダーブラケット9に取り付けられている。また、アッパーブラケット8とアンダーブラケット9は、それらの左右の端部によってフロントサスペンション30L,30Rの上部を保持している。フロントサスペンション30L,30Rの間にはフロントホイール3が配置され、フロントサスペンション30L,30Rは、フロントホイール3の車軸3aを支持している。フロントサスペンション30L,30Rの上端には、その上方に配置されたハンドル12が取り付けられている。そして、ハンドル12は、ステアリングシャフトを中心にして、フロントサスペンション30L,30Rとフロントホイール3とともに左右に回転する。フロントホイール3は、車軸3aを囲む環状のリム3bを含み、当該リム3bにフロントタイヤ13が嵌められている(図4参照)。
ここで説明する例では、フロントサスペンション30L,30Rは、正立式のサスペンションであり、それぞれアウターチューブ31とインナーチューブ32とを備えている(図2又は図3参照)。図2又は図3に示すように、アウターチューブ31はフロントサスペンション30L,30Rの下部に位置し、その下端部に車軸3aを支持する支持部31aを有している。また、インナーチューブ32は、アウターチューブ31の上部に位置し、アウターチューブ31の内側に上方から嵌められている。インナーチューブ32の上部は、アッパーブラケット8とアンダーブラケット9とに保持されている。路面の凹凸に応じてフロントホイール3が上下に揺動すると、インナーチューブ32は、アウターチューブ31に対して相対的に上下動することで、フロントホイール3の揺動を緩衝する。
なお、フロントホイール3を制動するブレーキ14は、油圧式のブレーキであり、フロントホイール3とともに回転するディスク14aと、ディスク14aを挟むパッド(不図示)を内部に収容するキャリパー14bとを備えている(図1及び図3参照)。フロントサスペンション30Lのアウターチューブ31の外周面における上下に離れた2つの位置に、キャリパー14bを支持する突起部31b,31bが設けられている(図3参照)。また、キャリパー14bには、オイルホース15が接続されている。
フロントフェンダ40は、フロントタイヤ13の上方であってフロントサスペンション30L,30Rの間に配置されている(図4参照)。フロントフェンダ40は、上面部41と、左右一対の後被取付面部42,42と、同じく左右一対の前被取付面部43,43とを有し、これらは樹脂によって一体的に形成されている。
上面部41は、板状の部材であり、フロントホイール3の車軸3aを中心にして湾曲するよう形成され、フロントタイヤ13を上方から覆っている。
前被取付面部43,43は、上面部41の縁から下方に延伸するよう設けられている。前被取付面部43,43は、左右のアウターチューブ31,31の前において当該アウターチューブ31,31に沿って下方に延伸し、フロントタイヤ13の左右両側に位置している。
前被取付面部43,43は、左右のフロントサスペンション30L,30Rに、ボルト49,49によって固定されている。詳細には、アウターチューブ31,31の外周面には、前被取付面部43,43の内側(車幅方向の中心側)において、前方(Frの示す方向)に突出する突起部31c,31cが設けられている。一方、前被取付面部43,43には、突起部31c,31cに対応する位置に取付孔が形成され、この取付孔に外側(車幅方向の外側)から挿通されたボルト49,49は、突起部31c,31cに形成された螺子穴に嵌められている。
図4に示すように、後被取付面部42,42はフロントタイヤ13の左右両側に位置する板状の部材であり、上面部41の幅方向の縁41b,41bから下方に延伸するよう設けられている。また、後被取付面部42,42は、アウターチューブ31,31の内側(車幅方向(図4においてWの示す方向)の中心側)において、当該アウターチューブ31,31に沿って下方に延伸し、アウターチューブ31,31の外周面と向き合っている。
後被取付面部42,42はアウターチューブ31,31に取り付けられている。自動二輪車1は、後被取付面部42,42をアウターチューブ31,31に取り付ける締結具としてボルト48,48と、当該ボルト48,48に嵌められるワッシャ(大径部)47,47とを有している。また、後被取付面部42,42とアウターチューブ31,31は、ボルト48,48が取り付けられる前の状態においても、それらの位置ずれが規制されるように構成されている。
詳細には、アウターチューブ31,31の外周面には一対の取付部33,33が設けられている(図3参照)。この取付部33は、後方に僅かに突出するように、当該アウターチューブ31と一体的に成型されている。取付部33,33の内側(車幅方向の中心側)には取付面33a,33aが形成されている。この取付面33a,33aは、フロントフェンダ40を車幅方向に挟み、後被取付面部42,42に当接している。また、取付面33a,33aには、取付部33,33と一体成型された円柱状のボス33b,33bが形成されている。一方、後被取付面部42,42には、当該後被取付面部42,42を車幅方向に貫通する穴42a,42aが形成されており、ボス33b,33bは、取付面33a,33aからフロントフェンダ40側(車幅方向の中心側)に突出し、穴42a,42aに嵌っている。これによって、ボルト48,48によって後被取付面部42,42が固定される前においても、フロントフェンダ40のアウターチューブ31に対する位置ずれが規制される。すなわち、フロントフェンダ40のアウターチューブ31に対する車幅方向の移動及び車軸3aの径方向への移動が規制されている。
ボス33b,33bには、ボルト48,48が取り付けられている。すなわち、ボス33b,33bの内周面には、螺子溝を有する螺子穴33c,33cが形成されている。この螺子穴33c、33cは車幅方向外側に延伸するよう形成され、ボルト48,48の先端は、ボス33b,33bの先端から螺子穴33c,33cに嵌められている。また、ボルト48,48にはワッシャー47,47が嵌められている。穴42a,42aの縁は、このワッシャー47,47と、取付面33a,33aとに挟まれている。
穴42a,42aの内側には、伸縮可能な弾性材料(例えば、ゴム)によって形成された環状のダンパー34,34が嵌められている。ダンパ34,34は、ボス33b,33bの長さ(突出量)と概ね等しい幅(車幅方向の長さ)を有し、ダンパー34,34の内側にボス33b,33bが嵌っている。なお、ダンパー34の幅は、ボス33bの長さより僅かに長くなるよう形成されてもよい。
図5は、ボス33b及びダンパー34の拡大断面図であり、ダンパー34とボス33bは互いに離れた状態で示されている。ダンパ34,34は、穴42a,42aの内側に取付可能に形成されている。詳細には、図5に示すように、ダンパー34は、その両端部にボス33bの径方向に広がる外側フランジ部34aと、中心側フランジ部34bとを有し、当該外側フランジ部34aと、中心側フランジ部34bとが穴42aの縁を挟むことで、ダンパー34は、穴42aの内側に取り付けられている。
外側フランジ部34aは、フロントフェンダ40の後被取付面部42と、アウターチューブ31の取付面33aに挟まれ、後被取付面部42はフランジ部34aを介して取付面33aに当接している。
また、中央側フランジ部34bは、ワッシャー47と後被取付面部42とに挟まれている。詳細には、ワッシャー47の径は、ボス33bの先端の径L1より大きくなっており、その外周側には、中心側フランジ部34bと当接する当接面47aが設けられている。そして、この当接面47aと、穴42aの縁との間に中心側フランジ部34bは挟まれている。なお、ワッシャー47の径は概ね中心側フランジ部34bの径と等しくなっている。
ボス33bは、ボス33bの先端側の径L1が、ボス33bの基部の径L2に比べて小さくなるように、テーパ状に形成されている。すなわち、ボス33bの外周面は径方向の中心側に傾斜している。また、ダンパー34は、その内径L3が、ボス33bの先端側の径L1より大きく、基部の径L2より小さくなるように形成されている。上述したように、ダンパー34は、伸縮可能な弾性材料によって形成されている。そのため、ダンパー34は、ボス33bのテーパ状に形成された外形に応じて弾性変形した状態で、ボス33bに嵌められる。
図4に示すように、左右一対のボス33b,33bの間には、フロントタイヤ13が位置している。ボス33bの先端と、フロントタイヤ13の側面13aとの間の距離は、ボルト48の長さより僅かに長くなっている。
なお、図3に示すように、フロントサスペンション30Lのアウターチューブ31に設けられた取付部33には、後方に突出するホース支持部33dが形成されている。このホース支持部33dには、ボルト46によってステー45が取り付けられている。ステー45は、オイルホース15の外周面を保持している。また、ステー45にはクランプ45aが設けられ、オイルホース15はクランプ45aの内側を通って上下方向に延伸している。
以上説明したように、自動二輪車1は、左右一対のフロントサスペンション30L,30Rと、一対のフロントサスペンション30L,30Rのそれぞれに取り付けられる一対の後被取付面部42,42を有し、一対のフロントサスペンション30L,30Rの間に配置されるフロントフェンダ40と、前記一対の後被取付面部42,42を一対のフロントサスペンション30L,30Rに取り付けるボルト48,48及びワッシャー47,47とを備える。後被取付面部42,42には穴42a,42aが形成される。また、前記一対のフロントサスペンション30L,30Rは、フロントフェンダ40を挟み後被取付面部42,42に当接する一対の取付面33a,33aと、当該取付面33a,33aから突出し穴42a,42aに嵌るとともに、ボルト48,48が取り付けられる一対のボス33b,33bとを備える。そして、ボス33b,33bには環状のダンパー34,34が嵌められ、ダンパー34,34の一部(以上の説明では外側フランジ部34a,中心側フランジ部34b)は、一対の取付面33a,33aとワッシャ47,47の間に配置されている。これによって、ボルト48,48を嵌める前においても、フロントフェンダ40とフロントサスペンション30L,30Rとの位置ずれが規制されるので、フロントフェンダ40の取り付け作業の作業性を向上できる。また、ダンパー34,34の一部は、一対の取付面33a,33aとワッシャ47,47の間に配置されているので、ボルト48,48の締結力が、ワッシャ47,47と取付面33a,33aとの間に位置する後被取付面部42,42に、直接的に加わることを抑制できる。また、このダンパー34,34は、環状に形成され、ボス33b,33bに嵌められているので、簡単な作業でボス33b,33bにダンパー34,34を取り付けることができ、取付作業の作業性を向上できる。
また、ダンパー34,34は、フロントフェンダ40の一対の後被取付面部42,42と、一対のフロントサスペンション30L,30Rの取付面33a,33aとに挟まれる外側フランジ部34a,34aを有している。これによって、フロントフェンダ40のフロントサスペンション30L,30Rに対する幅方向の振動を抑制できる。また、より効果的にボルト48,48の締結力がフロントフェンダ40に直接的に加わることを抑制できる。
また、ダンパー34,34は、ワッシャー47,47と後被取付面部42,42とに挟まれる中央側フランジ部34bを有している。これによって、フロントフェンダ40のフロントサスペンション30L,30Rに対する幅方向の振動を抑制できる。また、効果的にボルト48,48の締結力がフロントフェンダ40に直接的に加わることを抑制できる。
また、ボルト48,48の先端は、ボス33b,33bの先端から当該ボス33b,33bに形成された螺子穴33c,33cに嵌められ、ボルト48,48の基部側には、ボス33b,33bより径の大きいワッシャー47,47が設けられ、当該ワッシャー47,47は、中央側フランジ部34b,34bに当接する当接面47a,47aを有している。これによって、フロントフェンダ40のフロントサスペンション30L,30Rに対する幅方向の振動を抑制できる。
また、自動二輪車1は、フロントフェンダ40をフロントサスペンション30L,30Rに取り付ける締結具の大径部としてワッシャー47,47を備えている。これによって、大径部の大きさの選択が容易になる。
また、自動二輪車1では、一対のボス33b,33bは、当該ボス33b,33bの先端の径L1が基部の径L2に比べて小さくなるようにテーパ状に形成されている。これによって、穴42a,42aにボス33b,33bを嵌め易くなり、フロントフェンダ40の取付作業の作業性を向上できる。
また、ダンパー34の内径L3は、前記ボス33bの先端の径L1より大きく、基部の径L2より小さい。これによって、ボス33bの外周面にダンパー34の内周面が密着し、フロントサスペンション30L,30Rによるフロントフェンダ40の支持強度を増すことができ、フロントサスペンション30L,30Rに対するフロントフェンダ40の振動をさらに効果的に抑えることができる。
また、自動二輪車1は、締結具としてボルト48,48を備え、ボス33b,33bには、ボルト48,48が嵌められる螺子穴33c,33cが形成されている。これによって、フロントフェンダ40をフロントサスペンション30L,30Rによって安定的に支持できる。
また、自動二輪車1は、フロントタイヤ13を覆うフロントフェンダ40を被支持部材として備えている。これによって、フロントフェンダ40の取付作業の作業性を向上できる。
また、自動二輪車1は、フロントタイヤ13が設けられたフロントホイール3を支持するとともに、当該フロントホイール3の揺動を緩和する左右一対のフロントサスペンション30L,30Rを、被支持部材として備えている。これによって、フロントフェンダ40のフロントサスペンション30L,30Rへの取付作業の作業性を向上できる。
また、自動二輪車1では、一対の後被取付面部42,42は、フロントサスペンション30L,30Rに沿って延伸するよう設けられている。これによって、後被取付面部42,42の取り付け作業が行ないやすくなる。
また、ボス33bには螺子穴33cが形成されており、ボルト48として短いボルトを採用できる。つまり、ボス33bに代えて取付面33aに隣接して円筒状のカラーを配置し、当該カラーの外側にダンパー34を嵌め、内側にボルトを嵌める場合には、カラーに螺子溝が形成されないために、カラーの長さだけ長いボルトを採用する必要がある。自動二輪車1では、ボス33bには螺子穴33cが形成されており、ボルト48として短いボルトを採用できる。また、自動二輪車1では、一対のボス33b,33bの間にフロントタイヤ13が位置しているものの、ボルト48として短いボルトを採用できるので、フロントタイヤ13がボルト48を嵌める作業の障害となり難く、フロントタイヤ13としてより太いタイヤを採用できる。
なお、本発明は以上説明した自動二輪車1に限られず種々の変更が可能である。例えば、以上の説明では、自動二輪車1に支持部材としてフロントフォーク30L,30Rが設けられ、被支持部材としてフロントフェンダ40が設けられている場合を例にして説明した。しかしながら、例えば、本発明は左右一対に設けられているバックステー25と、その間に配置されるリアフェンダ16とに適用されてもよい。すなわち、バックステー25にボスを形成し、リアフェンダ16に当該ボスが嵌る穴が形成されてもよい。
また、以上説明した自動二輪車1では、ダンパー34は、その両端部に外側フランジ部34aと中央側フランジ部34bとを有していた。しかしながら、ダンパー34には、外側フランジ部34aと中央側フランジ部34bのいずれか一方のみが設けられてもよい。また、ダンパー34は、これらのフランジ部34a,34bを有することなく、筒状に形成されてもよい。この場合、ダンパー34は、ボス33bの長さより僅かに長くなるよう形成されてもよい。
また、以上説明した自動二輪車1は、フロントフェンダ40をフロントサスペンション30L,30Rに取り付ける締結具としてボルト48とワッシャー47とを備え、ボス33cにボルト48が嵌められる螺子穴33cが形成されていた。しかしながら、締結具はこれに限られない。例えば、ボス33bが、その内部にボルトの基部を保持するよう形成され、ナットが締結具としてボスに保持されたボルトに嵌められてもよい。この場合、ナット或いはボス33bに保持されたボルトの先端部に嵌められたワッシャーと、フロントサスペンション30の取付面33aとの間にフロントフェンダ40の後被取付面部42が挟まれる。
また、以上説明した自動二輪車1は、締結具としてボルト48と当該ボルト48に嵌められるワッシャー47とを備えていた。しかしながら、自動二輪車1は、ボルトの頭部と、当該頭部より径の大きい円盤状の大径部とが一体的に成型されたボルトを締結具として備えてもよい。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車においてフロントフェンダが設けられた部分の左側面図である。 上記自動二輪車においてフロントフェンダが設けられた部分の右側面図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 フロントサスペンションに設けられたボスと、当該ボスに嵌められるダンパーの拡大断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車、2 エンジン、4 リアホイール、6 リアアーム、7 ピボット軸、11 シート、13 フロントタイヤ、20 車体フレーム、21 ヘッドパイプ、22 メインフレーム、30L,30R フロントサスペンション(支持部材)、31 アウターチューブ、32 インナーチューブ、33 取付部、33a 取付面、33b ボス、33c 螺子穴、34 ダンパー(緩衝部材)、40 フロントフェンダ(被支持部材)、41 上面部、42 後被取付面部(被取付面)、42a 穴、43 前被取付面部、48,49 ボルト。

Claims (12)

  1. 左右一対の支持部材と、
    前記一対の支持部材のそれぞれに取り付けられる一対の被取付面を有し、前記一対の支持部材の間に配置される被支持部材と、
    前記一対の被取付面を前記一対の支持部材に取り付ける締結具と、を備え、
    前記被支持部材の前記一対の被取付面には、一対の穴が形成され、
    前記一対の支持部材は、前記被支持部材を挟む一対の取付面と、当該一対の取付面から突出して前記一対の穴に嵌り、前記締結具が取り付けられる一対のボスとを備え、
    前記ボスには環状の緩衝部材が嵌められ、当該緩衝部材の少なくとも一部は前記一対の取付面と前記締結具との間に配置される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記緩衝部材は、前記被支持部材の前記一対の被取付面と、前記一対の支持部材の前記取付面とに挟まれる第1のフランジ部を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記緩衝部材は、前記締結具と前記被取付面とに挟まれる第2のフランジ部を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗型車両において、
    前記締結具の一端は、前記ボスの先端から当該ボスに形成された穴に嵌められ、
    前記締結具の他端側には、前記ボスより径の大きい大径部が設けられ、当該大径部は前記第2のフランジ部に当接する面を有する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  5. 請求項4に記載の鞍乗型車両において、
    前記締結具の前記大径部は、ワッシャーである、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記一対のボスは、当該ボスの先端の径が基部の径に比べて小さくなるようにテーパ状に形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  7. 請求項6に記載の鞍乗型車両において、
    前記緩衝部材の内径は、前記ボスの先端の径より大きく、前記基部の径より小さい、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  8. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記締結具は、螺子を含み、
    前記ボスには、前記締結具が嵌められる螺子穴が形成される、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  9. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記被支持部材は、フロントタイヤを覆うフロントフェンダである、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  10. 請求項9に記載の鞍乗型車両において、
    前記支持部材は、前記フロントタイヤが設けられたホイールを支持するとともに、当該ホイールの揺動を緩和する左右一対のフロントサスペンションである、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  11. 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    前記一対の取付面は、前記フロントサスペンションに沿って延伸する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
  12. 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    前記一対のボスの間に、前記フロントタイヤが位置する、
    ことを特徴とする鞍乗型車両。
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