JP2002274465A - 自動二輪車における前部配置部品取付け構造 - Google Patents
自動二輪車における前部配置部品取付け構造Info
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Abstract
ーク脚と、該フォーク脚の上部のアッパケースを上下に
間隔をあけた2箇所で相互に連結するトップブリッジお
よびボトムブリッジとを有するフロントフォークが、車
体フレームの前端のヘッドパイプで操向可能に支承さ
れ、操向ハンドルがフロントフォークの上端部に連結さ
れる自動二輪車において、前部配置備品を配置する上で
の自由度を増大しつつ容易に取付け可能とする。 【解決手段】操向ハンドル22よりも前方に配置される
前部配置部品37を支持する部品取付け具45L,45
Rが、フロントフォーク21のアッパケース32に着脱
可能に取付けられる。
Description
される一対の伸縮可能なフォーク脚と、該フォーク脚の
上部のアッパケースを上下に間隔をあけた2箇所で相互
に連結するトップブリッジおよびボトムブリッジとを有
するフロントフォークが、車体フレームの前端のヘッド
パイプで操向可能に支承され、操向ハンドルがフロント
フォークの上端部に連結される自動二輪車に関し、特
に、操向ハンドルよりも前方に配置される前部配置部品
たとえば荷物収納籠、ウインドスクリーンおよびミニカ
ウル等を取付けるための取付け構造の改良に関する。
部品は、操向ハンドルに取付けられるのが一般的であ
る。
は、ブレーキ操作レバーおよびクラッチ操作レバーや、
ブレーキ操作レバーの操作に応じてブレーキ液圧を出力
するマスタシリンダや、計器類を配置するスペースを確
保しなければならず、ウインドスクリーン等の前部配置
部品を取付ける位置が限定されてしまい、配置上の自由
度が小さくなっている。
のであり、前部配置備品を配置する上での自由度を増大
しつつ容易に取付け可能とした自動二輪車における前部
配置部品取付け構造を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、前輪を下端部で軸支する円
筒状のロアケースならびに該ロアケースに嵌合される円
筒状のアッパケースをそれぞれ有して伸縮可能に構成さ
れるとともに前輪の両側に配置される一対のフォーク脚
と、一対の前記アッパケースの上部間を相互に連結する
トップブリッジと、該トップブリッジよりも下方で前記
両アッパケース間を相互に連結するボトムブリッジとを
備えるフロントフォークが、車体フレームの前端のヘッ
ドパイプで操向可能に支承され、操向ハンドルが前記フ
ロントフォークの上端部に連結される自動二輪車におい
て、前記操向ハンドルよりも前方に配置される前部配置
部品を支持する部品取付け具が、前記フロントフォーク
のアッパケースに着脱可能に取付けられることを特徴と
する。
ルよりも前方に配置される前部配置部品が、フロントフ
ォークが備えるアッパケースに着脱可能に取付けられる
ので、操向ハンドルでは限られていた配置上の自由度を
増大しつつ、前部配置部品を容易に取付けることができ
る。
記載の発明の構成に加えて、前部配置部品には、上取付
け部と、上取付け部よりも下方に配置される下取付け部
とが設けられ、アッパケースを抱持する状態と、その抱
持状態を解除する状態とを切換え可能に構成されて上取
付け部および下取付け部をそれぞれ個別に支持する上下
一対の前記部品取付け具が、一方の部品取付け具を前記
トップブリッジに下方から当接させるとともに他方の部
品取付け具を前記ボトムブリッジに上方から当接させ
て、前記アッパケースに取付けられることを特徴とし、
かかる構成によれば、前部配置部品を介して連結された
状態にある上下一対の前記部品取付け具をアッパケース
をその周囲から抱くようにして該アッパケースに取付け
たときに、各部品取付け具がアッパケースに沿って上下
に移動することは阻止されるので、前部配置部品を位置
決めしつつアッパケースに容易に取付けることができ
る。
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
ものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の
2矢視拡大図、図3は図2の3矢視図、図4はフロント
フォークの上部へのウインドスクリーンの取付け構造を
分解して示す斜視図、図5は図3の5−5線拡大断面
図、図6は図5の6矢視図、図7は図5の7−7線断面
図、図8は図6の8−8線断面図、図9はアンクランプ
状態にある部品取付け具の図5に対応した断面図、図1
0は図9の10矢視図、図11は図6の11−11線断
面図、図12は図3の12−12線拡大断面図である。
フレームFは、わずかに後下がりにして前後に延びる
左、右一対のメインフレーム15…と、それらのメイン
フレーム15…の前端に設けられるヘッドパイプ16
と、該ヘッドパイプ16から後下がりに延びる左、右一
対のダウンフレーム17…と、両ダウンフレーム17…
の後端に一体に連設されて後ろ上がりに延びる左、右一
対のリヤフレーム18…と、前記両メインフレーム15
…の後端に一体に連設されて下方に延びるとともに前記
両リヤフレーム18…の中間部に接続される左、右一対
のセンターフレーム19…と、前記両メインフレーム1
5…の後端から後方に延びるとともに前記センターフレ
ーム19…の接続部よりも後方で前記両リヤフレーム1
8…の中間部に接続されるシートステー20とを備え
る。
1が操向可能に支承され、該フロントフォーク21の下
端に前輪WFが軸支され、フロントフォーク21の上端
には操向ハンドル22が連結される。
3が搭載され、この燃料タンク23の後部はシートステ
ー20の前部を覆うように配置される。また燃料タンク
23の下方で車体フレームFには、エンジンEおよび変
速機Mから成るパワーユニットPが搭載され、このパワ
ーユニットPはメインフレーム15…、ダウンフレーム
17…およびセンターフレーム19…で囲まれる部分に
配置される。
上、下揺動可能に支持されており、該スイングアーム2
4の後端に後輪WRが軸支される。また後輪WRを上方
から覆うリヤフェンダー25がリヤフレーム18…に取
付けられており、このリヤフェンダー25およびスイン
グアーム24の後部間にはリヤクッションユニット26
が設けられる。
ット27と、変速機Mの出力軸に設けられた駆動スプロ
ケット28とには、無端状のチェーン29が巻きかけら
れており、パワーユニットPが発揮する動力により後輪
WRが回転駆動される。
ー25の前部を覆うライダー座乗用のシート30が配置
され、該シート30は、車体フレームFに着脱可能に固
定される。
トフォーク21は、前輪WFを下端部で軸支する円筒状
のロアケース31ならびに該ロアケース31に嵌合され
る円筒状のアッパケース32をそれぞれ有して伸縮可能
に構成されるとともに前輪WFの両側に配置される一対
のフォーク脚33,33と、一対のアッパケース32,
32の上部間を相互に連結するトップブリッジ34と、
該トップブリッジ34よりも下方で前記両アッパケース
32,32間を相互に連結するボトムブリッジ35とを
備えており、トップブリッジ34およびボトムブリッジ
35間に設けられるステアリング軸36が車体フレーム
Fのヘッドパイプ16で回動可能に支承される。
よりも前方には前部配置部品としてのウインドスクリー
ン37が配置される。このウインドスクリーン37の中
央下部には、フロントフォーク21におけるボトムブリ
ッジ35に設けられたブラケット38で支持されるヘッ
ドランプ39を臨ませる開口部40が設けられる。また
ウインドスクリーン37の前面側で前記開口部40の両
側方および上方にはガーニッシュ41が配置されてお
り、ウインドスクリーン37の背面側には、前記ガーニ
ッシュ41との間にウインドスクリーン37を挟む左右
一対の取付け板42,42が配置され、ガーニッシュ4
1、ウインドスクリーン37および取付け板42,42
は共締めされる。
上取付け部42aよりも下方に配置される下取付け部4
2bとが設けられており、上取付け部42aは後方側に
向けて開いた略U字状に形成され、下取付け部42bに
は取付け孔43が設けられる。
ーク脚33,33において、自動二輪車の前進方向を向
いた状態で左側に配置されるフォーク脚33のアッパケ
ース32には、上下一対の部品取付け具45L,45L
が、一方の部品取付け具45Lをトップブリッジ34に
下方から当接させるとともに他方の部品取り付け具45
Lをボトムブリッジ35に上方から当接させるようにし
て着脱可能に取付けられ、また自動二輪車の前進方向を
向いた状態で右側に配置されるフォーク脚33のアッパ
ケース32には、上下一対の部品取付け具45R,45
Rが、一方の部品取付け具45Rをトップブリッジ34
に下方から当接させるとともに他方の部品取り付け具4
5Rをボトムブリッジ35に上方から当接させるように
して着脱可能に取付けられる。
L;45R,45Rのうち上方の部品取付け具45L,
45Rには、ウインドスクリーン37に設けられている
上取付け部42a,42aが支持され、また下方の部品
取付け具45L,45Rには、ウインドスクリーン37
に設けられている下取付け部42b,42bが支持され
る。
向を向いた状態で左側に配置されるフォーク脚33のア
ッパケース32に、トップブリッジ34に下方から当接
するようにして着脱可能に取付けられる部品取付け具4
5Lは、アッパケース32の外周の一部に当接される形
状に形成されるとともにアッパケース32の周方向に沿
う一端には被係合部46aが設けられる第1抱持部材4
6と、アッパケース32の軸線と平行な軸線まわりに回
動することを可能として第1抱持部材46の他端部に基
端部が連結される操作レバー47と、該操作レバー47
の回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として操作
レバー47の中間部に一端部が連結される中間レバー4
8と、操作レバー47の回動軸線と平行な軸線まわりの
回動を可能として前記中間レバー48の他端部に一端部
が連結されるとともに第1抱持部材46の前記被係合部
46aに係脱可能に係合する係合部49aが他端に設け
られる第2抱持部材49とを備える。
に直交する平面内で略J字形となる形状を有して第1抱
持部材46の一端に設けられ、また係合部49aは、被
係合部46aに係脱可能に係合するとともに被係合部4
6aとの係合点を支点として第2抱持部材49が回動す
ることを可能として、アッパケース32の軸線に直交す
る平面内で略J字形となる形状を有して第2抱持部材4
9の他端に設けられる。
ッパケース32を共働して抱持し得るものであり、第1
抱持部材46の内面にはラバー50が貼着される。また
第2抱持部材49の内面のうちアッパケース32の外面
に接触可能な位置にはラバー51が貼着される。而して
各ラバー50,51は、第1および第2抱持部材46,
49がアッパケース32の外面に直接接触してアッパケ
ース32の外面に傷がつくことを防止する働きをする。
成るレバー保持部材52の一端側が溶接により固着され
ており、このレバー保持部材52の他端には、前記ワイ
ヤを円弧状に曲げ成形して成る係合部52aが一体に形
成される。
の被係合部46aに係合部49aを係合させた状態にあ
る第2抱持部材49を第1抱持部材46と協働してアッ
パケース32を抱持する位置まで操作レバー47を回動
操作したときに該操作レバー47に前記係合部52aを
弾発的に係合せしめ、該操作レバー47の回動位置を保
持する働きをするものであり、図6で明示するように、
アッパケース32の軸線に沿う方向での操作レバー47
の中央位置Cから上下いずれか一方たとえば上方に距離
Lだけずれた位置で操作レバー47に弾発的に係合する
ようにして、第1抱持部材46に固着される。
状の取付けボス53が固設されており、この取付けボス
53にねじ孔54が設けられる。
付けボス53の下方にはブラケット58が設けられてお
り、硬質の合成樹脂から成る操作レバー47の基端部
が、アッパケース32の軸線と平行な軸線を有する支持
ピン59を介してブラケット58に回動自在に支承され
る。
レバー47を指で操作する際に滑りが生じないようにす
るための複数の窪み60,60…が設けられており、レ
バー保持部材52の係合部52aを操作レバー47の先
端側に係合する際に、それらの窪み60,60…の1つ
に係合部52aを係合させるようにしてもよい。
の軸線と平行に延びて第2抱持部材49の一端部に回動
可能に連結される縦杆部48aと、該縦杆部48aの両
端に一端を直角に連ならせる一対の横杆部48b,48
bと、両横杆部48b,48bの他端にそれぞれ設けら
れて操作レバー47の中間部に回動可能に連結される連
結部48c,48cとを一体に有するようにして、たと
えばワイヤを曲げ成形することにより形成されるもので
あり、アッパケース32の側方から見た側面視では略U
字状となるように形成される。
48の縦杆部48aを回動可能に連結すべく該縦杆部4
8aを囲繞する連結筒部49bが、曲げ成形により一体
に設けられる。また横杆部48bはアッパケース32の
軸線と同一方向から見たときには外方側に突出した山形
となるように屈曲されており、横杆部48bの他端を略
C字状に曲げ成形することで連結部48cが形成され
る。而して中間レバー48の両連結部48c,48c
は、前記支持ピン59と平行な連結ピン61を介して操
作レバー47の中間部に連結される。
52の係合部52aを係合する位置側に該操作レバー4
7を回動したときに、前記中間レバー48の両横杆部4
8b48bのうち少なくとも操作レバー47側の部分を
収納する一対の収納溝62,62が設けられる。
納溝62,62に対応する部分が各収納溝62,62の
側面に摩擦接触するように、両横杆部48b,48bお
よび両収納溝62,62が形成されている。
ース32に取付けるにあたっては、アッパケース32を
囲むように第1抱持部材46、操作レバー47、中間レ
バー48および第2抱持部材49を配置した状態で第1
抱持部材46の被係合部46aに第2抱持部材49の係
合部49aを係合し、操作レバー47を第1抱持部材4
6側に回動操作する。そうすると、第2抱持部材49が
その一端側を第1抱持部材46に近接させるようにして
係合部49aの被係合部46aへの係合点を支点として
回動し、第1および第2抱持部材46,49でアッパケ
ース32が抱持されることになり、この抱持状態は操作
レバー47にレバー保持部材52の係合部52aを弾発
的に係合することによって維持される。
5Lを取外すときには、図9および図10で示すよう
に、レバー保持部材52の弾発係合状態を解除する側に
操作レバー47を回動操作すればよく、そうすれば第1
および第2抱持部材46,49によるアッパケース32
の抱持状態が緩められ、係合部49aの被係合部49a
への係合状態を解除することで部品取付け具45Lをア
ッパケース32から取外すことができ、操作レバー47
の回動操作によってアッパケース32への部品取付け具
45Lの取付け、取り外しを容易に行なうことができ
る。
中間レバー48の縦杆部48aを囲繞する連結筒部49
bが設けられるのであるが、第1抱持部材46の一端の
被係合部46aとの係合を解除するとともに縦杆部48
aの軸線まわりに所定位置まで回動させた第2抱持部材
49を縦杆部48aに沿って所定量だけスライドさせる
のに応じて両横杆部48b,48bの一方たとえば下方
側の横杆部48bを嵌合させる切欠き64が、連結筒部
49bの軸方向一端(この実施例では下端)に設けられ
る。
に配置されるフォーク脚33のアッパケース32に下方
からトップブリッジ34に当接するようにして取付けら
れる部品取付け具45Lの取付けボス53には、ウイン
ドスクリーン37側の上取付け部42aが取付けられ
る。
けボス53の外端に当接される。また後方に開いた略U
字状である上取付け部42aには、前記取付けボス53
のねじ孔54に螺合されるボルト55が挿通され、この
ボルト55の拡径頭部55aおよび上取付け部42aの
外面間にはワッシャ56およびリング状の弾性材57が
介装される。而してボルト55の締付けにより、上取付
け部42aが取付けボス53およびボルト55の拡径頭
部55a間に挟持されるのであるが、ウインドスクリー
ン37に後方側から衝撃的な荷重が作用したときには、
ボルト55を置き去りにして上取付け部24aは前方側
に移動可能である。
アッパケース32に上方からボトムブリッジ35に当接
するようにして取付けられる部品取付け具45Lの取付
けボス53には、ウインドスクリーン37側の下取付け
部42bが取付けられる。
取付け部42bは取付けボス53の外端に当接され、取
付け孔43に挿通されるボルト65を取付けボス53の
ねじ孔54に螺合して締付けることにより、下取付け部
42bが取付けボス53に締結されることになる。
に配置されるフォーク脚33のアッパケース32にトッ
プブリッジ34およびボトムブリッジ35に当接するよ
うにして取付けられる部品取付け具45R,45Rは、
自動二輪車の前後方向に延びる中心線を含む鉛直面に関
して前記部品取付け具45L,45Lと対称に構成され
るものであり、部品取付け具45R,45Rの構造につ
いては詳細に説明するのを省略する。
ムブリッジ35間のアッパケース32,32において、
上、下一対の部品取付け具45L,45L;45R,4
5R間にはウインカ63,63が支持されており、それ
らのウインカ63,63は、ウインドスクリーン37の
両側に設けられている凹部37a,37aに配置され
る。
ると、操向ハンドル22よりも前方に配置されるウイン
ドスクリーン37が、部品取付け具45L,45L,4
5R,45Rで支持され、それらの部品取付け具45
L,45L,45R,45Rが、フロントフォーク21
が備える一対のフォーク脚33,33のアッパケース3
2,32に着脱可能に取付けられるので、操向ハンドル
22では限られていた配置上の自由度を増大しつつ、ウ
インドスクリーン37をフロントフォーク21に容易に
取付けることができる。
け部42aと、上取付け部42aよりも下方に配置され
る下取付け部42bとが設けられ、アッパケース32を
抱持する状態と、その抱持状態を解除する状態とを切換
え可能に構成されるとともに前記上取付け部42aおよ
び下取付け部42bをそれぞれ個別に支持して上下で対
をなす2組の部品取付け具45L,45L;45R,4
5Rが、一方の部品取付け具45L,45Rをトップブ
リッジ34に下方から当接させるとともに他方の部品取
付け具45L,45Rをボトムブリッジ35に上方から
当接させるようにして、アッパケース32に取付けられ
るので、ウインドスクリーン37を位置決めしつつアッ
パケース32に容易に取付けることができる。
連結された状態にある上下一対の記部品取付け具45
L,45L;45R,45Rが、アッパケース32をそ
の周囲から抱くようにして該アッパケース32に取付け
られたときに、各部品取付け具45L,45L;45
R,45Rがアッパケース32に沿って上下に移動する
ことは阻止されることになり、ウインドスクリーン37
の上下位置を一定に保持しつつアッパケース32に容易
に取付けることができる。
アッパケース32の外周の一部に当接される形状に形成
されるとともにアッパケース32の周方向に沿う一端に
は被係合部46aが設けられる第1抱持部材46と、ア
ッパケース32の軸線と平行な軸線まわりに回動するこ
とを可能として第1抱持部材46の他端部に基端部が連
結される操作レバー47と、該操作レバー47の回動軸
線と平行な軸線まわりの回動を可能として操作レバー4
7の中間部に一端部が連結される中間レバー48と、操
作レバー47の回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可
能として前記中間レバー48の他端部に一端部が連結さ
れるとともに第1抱持部材46の前記被係合部46aに
係脱可能に係合する係合部49aが他端に設けられる第
2抱持部材49とを備え、アッパケース32を抱持した
状態で操作レバー47に弾発的に係合して該操作レバー
47の回動位置を保持するレバー保持部材52と、ウイ
ンドスクリーン37を取付けるための取付けボス53と
が第1抱持部材46に設けられている。
よれば、操作レバー47の回動操作によってアッパケー
ス32への取付け、取り外しを容易に行なうことができ
る。
の一端部に回動可能に連結される縦杆部48aと、縦杆
部48aの両端に一端を直角に連ならせる一対の横杆部
48b,48bと、両横杆部48b,48bの他端にそ
れぞれ設けられて操作レバー47の中間部に回動可能に
連結される連結部48c,48cとを一体に有して略U
字状に形成されるものであり、操作レバー47には、該
操作レバー47を前記レバー保持部材52に係合させる
側に回動したときに、両横杆部48b,48bのうち少
なくとも操作レバー47側の部分を収納する一対の収納
溝62,62が設けられている。
け具45L,45Rの取付け状態で中間レバー48の一
部を操作レバー47内に収納することになり、アッパケ
ース32への取付け状態での部品取付け具45L,45
Rをコンパクト化することができる。
バー48の縦杆部48aを回動可能に連結すべく該縦杆
部48aを囲繞する連結筒部49bが設けられており、
第1抱持部材46の一端との係合を解除するとともに縦
杆部48aの軸線まわりに所定位置まで回動させた第2
抱持部材49を縦杆部48aに沿って所定量だけスライ
ドさせるのに応じて両横杆部48b,48bの一方が、
連結筒部49bの軸方向一端に設けられる切欠き64に
嵌合するので、アッパケース32から取り外した状態で
は中間レバー48および第2抱持部材49の相対姿勢を
一定に保持することができ、部品取付け具45L,45
Rのアッパケース32への取付け時に第2抱持部材49
のぶらつきにより取付け作業に支承を来たすことがな
く、円滑な取付け作業を行なうことができる。
48bのうち各収納溝62,62に対応する部分が各収
納溝62,62の側面に摩擦接触するので、操作レバー
47の回動操作時に操作力に対抗する摩擦力が中間レバ
ー48の両横杆部48b,48bおよび操作レバー47
間で生じることになり、操作レバー47の回動操作時に
良好な操作フィーリングを得ることができる。
ス32の軸線に沿う方向での操作レバー47の中央位置
から上下いずれか一方にずれた位置で操作レバー47に
弾発的に係合するので、アッパケース32の軸線に沿う
方向での操作レバー47の幅を大きくしなくても操作レ
バー47に回動操作のための指をかけるスペースを充分
に確保することができ、部品取付け具45L,45Rの
コンパクト化により一層寄与することができる。
あり、操向ハンドル22よりも前方には前部配置部品と
してのミニカウル66が配置され、このミニカウル66
の背面側に設けられた取付け板67に、上、下一対の上
取付け部67aおよび下取付け部67bが左右に2組設
けられ、上述の第1実施例と同様に、ミニカウル55の
上取付け部67aおよび下取付け部67bを支持する部
品取付け具45L,45L…が、フロントフォーク21
が備える一対のフォーク脚33,33のアッパケース3
2,32に着脱可能に取付けられる。
と同様の効果を奏することができる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
ウインドスクリーン37およびミニカウル66以外に
も、荷物収納籠に関連して実施することも可能であり、
操向ハンドルよりも前方に配置される前部配置部品の取
付け構造に広く適用することができる。
ば、操向ハンドルでは限られていた配置上の自由度を増
大しつつ、前部配置部品を容易に取付けることができ
る。
置部品を位置決めしつつアッパケースに容易に取付ける
ことができる。
ンの取付け構造を分解して示す斜視図である。
対応した断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 前輪(WF)を下端部で軸支する円筒状
のロアケース(31)ならびに該ロアケース(31)に
嵌合される円筒状のアッパケース(32)をそれぞれ有
して伸縮可能に構成されるとともに前輪(WF)の両側
に配置される一対のフォーク脚(33)と、一対の前記
アッパケース(32)の上部間を相互に連結するトップ
ブリッジ(34)と、該トップブリッジ(34)よりも
下方で前記両アッパケース(32)間を相互に連結する
ボトムブリッジ(35)とを備えるフロントフォーク
(21)が、車体フレーム(F)の前端のヘッドパイプ
(16)で操向可能に支承され、操向ハンドル(22)
が前記フロントフォーク(21)の上端部に連結される
自動二輪車において、前記操向ハンドル(22)よりも
前方に配置される前部配置部品(37,66)を支持す
る部品取付け具(45L,45R)が、前記フロントフ
ォーク(21)のアッパケース(32)に着脱可能に取
付けられることを特徴とする自動二輪車における前部配
置部品取付け構造。 - 【請求項2】 前部配置部品(37,66)には、上取
付け部(42a,67a)と、上取付け部(42a,6
7a)よりも下方に配置される下取付け部(42b,6
7b)とが設けられ、アッパケース(32)を抱持する
状態と、その抱持状態を解除する状態とを切換え可能に
構成されて上取付け部(42a,67a)および下取付
け部(42b,67b)をそれぞれ個別に支持する上下
一対の前記部品取付け具(45L,45R)が、一方の
部品取付け具(45L,45R)を前記トップブリッジ
(34)に下方から当接させるとともに他方の部品取付
け具(45L,45R)を前記ボトムブリッジ(35)
に上方から当接させて、前記アッパケース(32)に取
付けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車
における前部配置部品取付け構造。
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Cited By (3)
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JP2009539663A (ja) * | 2006-06-08 | 2009-11-19 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | ウィンドシールドを車体部品に取り付けるための装置 |
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-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001073423A patent/JP3569686B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006236156A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Toshiba Corp | 車載装置および管理装置 |
JP4550624B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-09-22 | 株式会社東芝 | 車載装置および管理装置 |
JP2009539663A (ja) * | 2006-06-08 | 2009-11-19 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | ウィンドシールドを車体部品に取り付けるための装置 |
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