JP2009156598A - 取付孔の検査具及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホイールを車両のハブに取付けるためにホイールに形成された取付孔の状態を検査する検査具であって、取付孔は、ハブより突出するように設けられたボルトを貫通させるボルト孔と当該ボルト孔を貫通したボルトに締結されるナットのナット座とを備え、検査具30は、未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えたナット座対応面(46又は48)と当該ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる嵌め合い軸部(47又は49)とを備えた柱体により形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
ホイール2の外周縁を形成するリム部16にタイヤゴム14が装着されてタイヤ15が形成される。このタイヤ15のホイール2における取付孔3のボルト孔7側からホイール2の取付孔3を貫通するようにハブ1のボルト5が通された後に、当該ボルト5の先端からナット8が取付けられ、ナット8の一端部面13を取付孔3のナット座9の座面12に押し付けるようにナット8がボルト5に締結されることによって、ハブ1の取付面4とホイール2の取付部6の裏面10とが接触した状態に維持されて、ホイール2がハブ1に取付けられる。
車両の走行によって、ホイール2が図9(a)に示す状態と図10(a)に示す状態とを繰り返す。即ち、図9(b)や図10(b)に示すように、ホイール2が点線で示す状態から実線で示す状態への変化を繰り返すことによって、ホイール2の取付部6の裏面10とハブ1の取付面4との間、ボルト孔7とボルト5との間、ナット座9とナット8との間で、微小な相対往復すべり運動が発生し、ホイール2の取付部6の裏面10及び取付孔3が摩滅する(フレッティング磨耗と呼ばれる)ことが知られている。
そして、ホイール2の取付部6の裏面10の摩滅状態を検査するための摩滅量測定用治具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、取付孔3のナット座9の摩滅状態を検査する検査具としては、図11に示すものがある。この検査具20は、ナット座9の座面12を形成する反円錐面の反対形状である円錐面21を備えた円錐体により形成される。
この検査具20を用いたナット座9の摩滅状態検査方法を図12を参照して説明する。使用後のホイール2のナット座9の座面12に検査具20の円錐面21を載せるようにして検査具20をナット座9に設置した場合の検査具20の底面22(円錐体の底面)の位置が、未使用のホイール2のナット座9の座面12に検査具20の円錐面21を載せるようにして検査具20をナット座9に設置した場合の検査具20の底面22の位置よりも下方に位置された場合に、ナット座9の座面12が摩滅していてナット座9の径が拡大していると判定できる。
例えば、未使用のホイール2のナット座9の座面12に検査具20の円錐面21を載せるようにして検査具20をナット座9に設置した場合の検査具20の底面22とホイール2の取付部6の表面11とが同一平面上に位置するような寸法に形成された検査具20を用意し、使用後のホイール2のナット座9の座面12に検査具20の円錐面21を載せるようにして検査具20をナット座9に設置した場合の検査具20の底面22の位置が、取付部6の表面11よりも低位置であるナット座9内に位置した場合に、ナット座9の座面12が摩滅していてナット座9の径が拡大していると判定できる。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、ナット座の径が拡大しているか否かを判定するためのナット座の座面の摩滅状態検査を行えるとともに、ボルト孔の変形検査を行える検査具などを提供する。
本発明による第2の検査具は、ホイールを車両のハブに取付けるためにホイールに形成された取付孔の状態を検査する検査具であって、取付孔は、ハブより突出するように設けられたボルトを貫通させるボルト孔と当該ボルト孔を貫通したボルトに締結されるナットのナット座とを備え、検査具は、軸の周面の円弧の径が未使用のナット座の入口孔径よりも大きい寸法に形成された大軸部と当該大軸部の一端の周面より延長して設けられて未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えたナット座対応面と当該ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる嵌め合い軸部とを備えた柱体により形成されたことを特徴とする。
本発明による第3の検査具は、ホイールを車両のハブに取付けるためにホイールに形成された取付孔の検査具であって、取付孔は、ハブより突出するように設けられたボルトを貫通させるボルト孔と当該ボルト孔を貫通したボルトに締結されるナットのナット座とを備え、検査具は、軸の周面の円弧の径が未使用のナット座の入口孔径よりも大きい寸法に形成された大軸部と当該大軸部の一端に設けられた第1検査部と当該大軸部の他端に設けられた第2検査部とを備えた柱体により形成され、第1検査部は、大軸部の一端の周面より延長して設けられて未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えた第1ナット座対応面と当該第1ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる第1嵌め合い軸部とを備え、第2検査部は、大軸部の他端の周面より延長して設けられて未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えた第2ナット座対応面と当該第2ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる第2嵌め合い軸部とを備え、第1嵌め合い軸部の軸の直径寸法と第2嵌め合い軸部の軸の直径寸法とが異なることを特徴とする。
柱体は、円柱状体の周面の一部が円柱状体の一端と他端とに渡って連続して除去された周面欠け柱体により形成されたことも特徴とする。
円柱状体の周面の一部が円柱状体の一端と他端とに渡って連続して除去された後の面が平面であり、この平面においてナット座対応面と大軸部との境界を示す直線が設けられたことも特徴とする。
周面欠け柱体は、円柱状体の中心軸に沿って円柱状体を半分に分割した分割体よりも大きいことも特徴とする。
周面欠け柱体の重量が、円柱状体の重量の60%〜80%であることも特徴とする。
本発明の検査具を用いた取付孔の検査方法は、検査具の嵌め合い軸部が使用後のボルト孔に嵌らない場合には、ボルト孔が変形していると判定することを特徴とする。
検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面と大軸部との境界位置がナット座内に位置した場合には、ナット座の径が拡大していると判定することも特徴とする。
検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面とナット座の座面との間に生じた隙間の大きさが所定の大きさ以上である場合には、ナット座が変形又は陥没していると判定することも特徴とする。
第1嵌め合い軸部と第2嵌め合い軸部とのうち使用後のボルト孔内に入った状態でがたつきの小さいほうの嵌め合い軸部を有した検査部を用いて検査を行うことも特徴とする。
本発明の第2の検査具によれば、嵌め合い軸部とナット座対応面と大軸部とを備えた検査具としたので、ボルト孔の変形検査を行えるとともに、検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面と大軸部との境界位置がナット座内に位置した場合には、ナット座の座面が摩滅してナット座の径が拡大していると判定できるようになる。即ち、ボルト孔の変形検査及びナット座の座面の摩滅状態検査を行える検査具を提供できる。また、大軸部を掴んで検査具が水平状態となるように検査具の姿勢を容易に調整できるようになる。
本発明の第3の検査具によれば、大軸部と、大軸部の一端に設けられた第1嵌め合い軸部と第1ナット座対応面とを備えた第1検査部と、大軸部の他端に設けられた第2嵌め合い軸部と第2ナット座対応面とを備えた第2検査部とを備え、第1嵌め合い軸部の軸の直径寸法と第2嵌め合い軸部の軸の直径寸法とを異ならせた検査具としたので、上記効果が得られるとともに、第1嵌め合い軸部と第2嵌め合い軸部とのうち使用後のボルト孔内に入った状態でがたつきの小さいほうの嵌め合い軸部(使用後のボルト孔にきつく嵌め合わされた嵌め合い軸部)を有した検査部を用いて検査を行うことができることで、ボルト孔にきつく嵌め合わされた嵌め合い軸部を持つ検査部を用いて検査を行うことにより、ボルト孔の孔の中心と嵌め合い軸部の軸の中心とのずれの少ない状態とできるので、ナット座の座面の摩滅状態検査を1つの検査具で正確に行える。さらに、ボルト孔の内面にバリがないような場合とボルト孔の内面に小さなバリがある場合とに対応した、ボルト孔の変形検査及びナット座の座面の摩滅状態検査を1つの検査具で正確かつ容易に行える。
また、円柱状体の周面の一部が円柱状体の一端と他端とに渡って連続して除去された周面欠け柱体により形成された検査具としたので、検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座の座面とナット座対応面との間の隙間を、周面の一部が除去された部分を通して容易に目視確認することが出来るようになり、ナット座の変形又は陥没等の有無を検査するナット座の座面状態検査を容易かつ正確に行えるようになる。
円柱状体の周面の一部が円柱状体の一端部と他端部とに渡って連続して除去された後の面が平面であり、この平面においてナット座対応面と大軸部との境界を示す直線が設けられたので、検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態において、直線と取付部の表面との平行を確認することで、検査具の水平状態を容易に確認でき、ナット座の座面の摩滅状態検査における判定の信頼性を向上できる。
周面欠け柱体を、円柱状体を円柱状体の中心軸に沿って半分に分割した分割体よりも大きくしたので、検査具をナット座の座面に設置したときの検査具の直立安定性が良くなり、検査を容易かつ正確に行えるようになる。
周面欠け柱体の重量を、円柱状体の重量の60%〜80%としたので、検査具をナット座の座面に設置したときの直立安定性がさらに良くなり、検査を容易かつ正確に行える。
本発明の検査具を使用した検査方法によれば、嵌め合い軸部が使用後のボルト孔に嵌らない場合には、ボルト孔が変形していると判定するので、ボルト孔が変形しているか否かの判定が容易となる。
検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面と大軸部との境界位置がナット座内に位置した場合には、ナット座の径が拡大していると判定するので、ナット座の径が拡大しているか否かの判定が容易となる。
検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面とナット座の座面との間に生じた隙間の大きさが所定の大きさ以上である場合には、ナット座が変形又は陥没していると判定するので、ナット座の座面状態検査が容易となる。
第1嵌め合い軸部と第2嵌め合い軸部とのうち使用後のボルト孔内に入った状態でがたつきの小さいほうの嵌め合い軸部を有した検査部を用いて検査を行うことにより、ボルト孔の孔の中心と嵌め合い軸部の軸の中心とのずれの少ない状態とできるので、検査を正確に行える。
図1乃至図5を参照し、最良の形態1による検査具の構成を説明する。尚、図8乃至図12と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。最良の形態1では、円錐面状座により形成されたナット座9に対応したナット座対応面を備えた検査具を例にして説明する。
最良の形態1による検査具30によれば、重量が、円柱状体の重量の60%〜80%である周面欠け柱体31により形成された検査具30としたので、上述したナット座9の検査の際の目視検査の容易化が図れるとともに、取付孔3に検査部を設置した場合の検査具30の直立安定性が向上するので、検査具30の倒れや傾きが少なくなり、検査の容易化が図れる。
最良の形態1による検査具30によれば、大軸部41を掴んで検査具30が水平状態となるように検査具30の姿勢を容易に調整できるようになる。
最良の形態1による検査具30によれば、円柱状体60の周面の一部が円柱状体60の一端と他端とに渡って連続して除去された後の平面36が、円柱状体60の中心線Aと平行な面であって円柱状体60の中心線Aを含まない平面36に形成された周面欠け柱体31であって、周面欠け柱体31の除去された後の平面36にナット座摩滅判定線50;51を設けたので、ナット座9の座面12の摩滅状態検査において、摩滅具合の目視検査をより容易に行える。
第1の検査部42と大軸部41とを備えた検査具30と、第2検査部43と大軸部41とを備えた検査具30とを別々に用意し、これら2つの検査具30を用いて検査を行っても良い。
第1の検査部42のみを備えた検査具30と、第2検査部43のみを備えた検査具30とを別々に形成し、これら2つの検査具30を用いて検査を行っても良い。
上述した円柱状体60により形成された検査具でもよい。
また、円柱状体60の一方の検査部と大軸部63とにより形成された検査具と、円柱状体60の他方の検査部と大軸部63とにより形成された検査具とを別々に形成し、これら2つの検査具を用いて検査を行っても良い。
さらに、円柱状体60の一方の検査部のみで形成された検査具と、円柱状体60の他方の検査部のみで形成された検査具とを別々に形成し、これら2つの検査具を用いて検査を行っても良い。
以上のような円柱状体により形成された検査具を用いた場合でも、本願の所期の目的である、ボルト孔7の変形検査及びナット座9の座面12の摩滅状態検査が可能であるからである。
円柱状体60の周面の一部が円柱状体の一端と他端とに渡って連続して除去された後の面が平面36でない周面欠け柱体により形成された検査具としてもよい。
円柱状体60の中心線Aに沿って円柱状体60を半分に等分割した分割体よりも大きく形成された周面欠け柱体を用いれば、取付孔3に検査部を設置した場合の直立安定性が向上する。
円柱状体60の中心線Aに沿って円柱状体60を半分に等分割した分割体よりも小さい周面欠け柱体により形成された検査具を用いてもよい。この場合、取付孔3に検査部を設置した場合の直立安定性が悪くなるが、検査具を手で支えながら検査を行うことによって、ボルト孔の変形検査、ナット座の座面の摩滅状態検査、ナット座の座面状態検査のすべてを正確かつ容易に行えるようになる。
7 ボルト孔、8 ナット、9 ナット座、12 座面、30 検査具、
31 周面欠け柱体、36 平面、41 大軸部、42 第1検査部、
43 第2検査部、46 第1ナット座対応面、47 第1嵌め合い軸部、
48 第2ナット座対応面、49 第2嵌め合い軸部、
50;51 ナット座摩滅判定線(直線)。
Claims (11)
- ホイールを車両のハブに取付けるためにホイールに形成された取付孔の状態を検査する検査具であって、取付孔は、ハブより突出するように設けられたボルトを貫通させるボルト孔と当該ボルト孔を貫通したボルトに締結されるナットのナット座とを備え、検査具は、未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えたナット座対応面と当該ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる嵌め合い軸部とを備えた柱体により形成されたことを特徴とする取付孔の検査具。
- ホイールを車両のハブに取付けるためにホイールに形成された取付孔の状態を検査する検査具であって、取付孔は、ハブより突出するように設けられたボルトを貫通させるボルト孔と当該ボルト孔を貫通したボルトに締結されるナットのナット座とを備え、検査具は、軸の周面の円弧の径が未使用のナット座の入口孔径よりも大きい寸法に形成された大軸部と当該大軸部の一端の周面より延長して設けられて未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えたナット座対応面と当該ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる嵌め合い軸部とを備えた柱体により形成されたことを特徴とする取付孔の検査具。
- ホイールを車両のハブに取付けるためにホイールに形成された取付孔の状態を検査する検査具であって、取付孔は、ハブより突出するように設けられたボルトを貫通させるボルト孔と当該ボルト孔を貫通したボルトに締結されるナットのナット座とを備え、検査具は、軸の周面の円弧の径が未使用のナット座の入口孔径よりも大きい寸法に形成された大軸部と当該大軸部の一端に設けられた第1検査部と当該大軸部の他端に設けられた第2検査部とを備えた柱体により形成され、第1検査部は、大軸部の一端の周面より延長して設けられて未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えた第1ナット座対応面と当該第1ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる第1嵌め合い軸部とを備え、第2検査部は、大軸部の他端の周面より延長して設けられて未使用のナット座の座面と反対の形状の面を備えた第2ナット座対応面と当該第2ナット座対応面の終端の周面より延長する軸により形成され軸の周面の円弧の径が未使用のボルト孔の直径よりも小さい寸法に形成されて使用後のボルト孔に嵌められる第2嵌め合い軸部とを備え、第1嵌め合い軸部の軸の直径寸法と第2嵌め合い軸部の軸の直径寸法とが異なることを特徴とする取付孔の検査具。
- 柱体は、円柱状体の周面の一部が円柱状体の一端と他端とに渡って連続して除去された周面欠け柱体により形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の取付孔の検査具。
- 円柱状体の周面の一部が円柱状体の一端と他端とに渡って連続して除去された後の面が平面であり、この平面においてナット座対応面と大軸部との境界を示す直線が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の取付孔の検査具。
- 周面欠け柱体は、円柱状体の中心軸に沿って円柱状体を半分に分割した分割体よりも大きいことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の取付孔の検査具。
- 周面欠け柱体の重量が、円柱状体の重量の60%〜80%であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の取付孔の検査具。
- 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の取付孔の検査具を用いた取付孔の検査方法であって、検査具の嵌め合い軸部が使用後のボルト孔に嵌らない場合には、ボルト孔が変形していると判定することを特徴とする取付孔の検査方法。
- 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の取付孔の検査具を用いた取付孔の検査方法であって、検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面と大軸部との境界位置がナット座内に位置した場合には、ナット座の径が拡大していると判定することを特徴とする取付孔の検査方法。
- 請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の取付孔の検査具を用いた取付孔の検査方法であって、検査具のナット座対応面が使用後のナット座の座面に設置された状態においてナット座対応面とナット座の座面との間に生じた隙間の大きさが所定の大きさ以上である場合には、ナット座が変形又は陥没していると判定することを特徴とする取付孔の検査方法。
- 請求項9又は請求項10に記載の取付孔の検査方法であって、第1嵌め合い軸部と第2嵌め合い軸部とのうち使用後のボルト孔内に入った状態でがたつきの小さいほうの嵌め合い軸部を有した検査部を用いたことを特徴とする取付孔の検査方法。
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