JPH0891002A - 車両ハブ - Google Patents

車両ハブ

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Publication number
JPH0891002A
JPH0891002A JP25604294A JP25604294A JPH0891002A JP H0891002 A JPH0891002 A JP H0891002A JP 25604294 A JP25604294 A JP 25604294A JP 25604294 A JP25604294 A JP 25604294A JP H0891002 A JPH0891002 A JP H0891002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle hub
wheel
recess
contact portion
indicator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25604294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Oka
広太郎 岡
Toshisaburo Hirase
才三郎 平瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP25604294A priority Critical patent/JPH0891002A/ja
Publication of JPH0891002A publication Critical patent/JPH0891002A/ja
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホイールディスク取り付け面と車両ハブとの
接触部における車両ハブのフレッティングによる摩滅判
別が極めて容易である車両ハブを提供する。 【構成】 車両ハブ1において、ホイール2におけるホ
イールディスク取り付け面3との接触部7に、深さ0.
5mm以下の凹部が少なくとも1か所設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両ハブに関し、詳しく
はホイールディスク取り付け面と車両ハブとの接触部に
おける車両ハブ側のフレッティングによる摩滅を判別し
易くした車両ハブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両走行中、ホイールと車両ハブとの接
触面は、ホイールの微妙な動きにより車両ハブの当該接
触部に摩滅が起こる。摩滅が進んだ車両ハブにホイール
を取り付けると、ホイールは平坦には取り付けられず、
歪んだ状態で取り付けられることになり、これを補正す
るためには取り付けナットを過大なトルクで締め付けな
ければならない等の手法をとらなければならない。かか
る手法をとると、図6に示すようにスタッドボルトは偏
心してしまい、取り付けナットとホイールのナット座の
面圧が著しく不均一になり、また、摩滅した車両ハブと
ホイールとの接触面の面圧も不均一になる。
【0003】その結果、ホイールディスク取り付け面の
面圧の高い部分に摩滅が発生し、摩滅した部分とそうで
ない部分とで段差ができ、その角部が基点となってホイ
ールディスクにクラックが入る。それが進展すると、ホ
イールに亀裂が生じ、最悪の場合にはホイールディスク
全周に亀裂が連なりタイヤホイールが脱れてしまうおそ
れがある。
【0004】ホイールにおけるホイールディスク取り付
け面と車両ハブとの接触部の摩滅は、上述のような事態
を避けるべく重要管理項目であるにもかかわらず、従
来、軽視されてきた。すなわち、上記摩滅を管理または
注視しているユーザーは殆どいないなかった。
【0005】一方、上記摩滅を管理または注視している
ユーザーにおいては、目視あるいはディップスゲージ等
で摩滅測定を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】車両ハブとホイールデ
ィスク取り付け面との接触部の摩滅の測定は手間がかか
り、車両ハブの正確な摩滅量を知るにはディップスゲー
ジ等以外手段もなく、それ故に上述のように重要管理項
目であるにもかかわらず軽視されてきた。
【0007】そこで、本発明の目的は上記課題を解決
し、ホイールディスク取り付け面と車両ハブとの接触部
における車両ハブのフレッティングによる摩滅判別が極
めて容易である車両ハブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意検討した結果、車両ハブの、ホイール
ディスク取り付け面との接触部に、インジケータとして
所定の深さの凹部を設けることにより、上記目的を達成
し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の車両ハブは、ホイール
におけるホイールディスク取り付け面との接触部に、深
さ0.5mm以下の凹部が少なくとも1か所設けられて
いるものである。
【0010】本発明においては、インジケータとしての
上記凹部の底部がペイントにより着色されていることが
好ましい。
【0011】
【作用】本発明は、車両ハブの、ホイールとの接触部の
限界摩滅量を、該接触部にインジケータとして設けた凹
部の深さに対応させておくことによって、車両ハブの使
用限界を判別し易くしたものである。すなわち、図3に
示すように、使用とともにホイールに対する車両ハブの
接触部がフレッティングにより摩滅していく結果、イン
ジケータとしての凹部が浅くなり、最終的には消えてな
くなることから、車両ハブの使用限界を判別することが
できる。
【0012】本発明においては、上記凹部の深さを0.
5mm以下とし、好ましくは0.3mm以下とする。車
両ハブの接触部の摩滅量が0.3mmより大きくなると
ホイール自体の寿命はそこから急激に低下し始めるた
め、インジケータとしての上記凹部の深さは0.5mm
あれば十分である。なお、摩滅量が0.3mmに達して
いる車両ハブに新品のホイールを装着した場合は、摩滅
がない車両ハブに新品のホイールを装着した場合に比
し、ホイール寿命が約2分の1となる。
【0013】上記凹部の底部をペイントにより着色した
場合には、インジケータとしての凹部箇所が鮮明とな
る。また、着色された底部が摩滅によって擦れた跡が付
いたり、あるいは剥れたりすることによって、より一層
車両ハブの使用限界を判別し易くなる。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例に基づき具体的に説明す
る。図1は、本発明の一例車両ハブ1にホイール2が取
り付けられた状態を示す。ホイール2は、車両ハブ1に
設けられたスタッドボルト5にナット6を螺入すること
によって車両ハブ1に取り付けられるが、その際、車両
ハブ1に設けられたインジケータとしての凹部4は、ホ
イールディスク取り付け面3の接触部に対向する。
【0015】図2(イ)は、図1に示す車両ハブ1の、
ホイールディスク取り付け面3に対する接触部7を示し
ている。かかる接触部7は、スタッドボルト5の外径側
および内径側において夫々周状に存在する。この例で
は、インジケータとしての凹部4は、車両ハブ1の接触
部7の外径側の周上に深さ0.5mm以下で設けられて
いる。
【0016】しかし、上記凹部を設ける場所は、上記接
触部7上ならどこでもよく、また2か所以上設ける場合
には該接触部の同一外周上である必要はなく、また同一
深さである必要もない。
【0017】また、本発明においては、図4の(イ)〜
(ロ)に示すように上記凹部の中に凸部を設けて深さを
2段階とし、ユーザーに対して2段階の注意を惹起せし
めるようにすることもできる。
【0018】さらに、ホイールの使用限界をより判別し
易くするために、図5(イ)に示すように上記凹部の底
部をペイント8により着色する場合にも、図5(ロ)に
示すように凹部の中に凸部を設けておくとよい。
【0019】なお、上記凹部の輪郭は特に限定されるべ
きものではなく、例えば正方形、長方形、円形、楕円
形、三角形等とすることができる。また、図2(ロ)に
示すように溝形とすることもできる。しかし、輪郭部に
角部があると応力が集中しやすく、亀裂の原因につなが
ることも考えられることから、好ましくは円形若しくは
楕円形とする。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の車両ハ
ブにおいては、ホイールにおけるホイールディスク取り
付け面との接触部に、摩滅よる車両ハブの寿命を判断で
きるインジケータとしての凹部を設けたことにより、重
大事故につながるホイール故障の原因の一つである車両
ハブの摩滅量管理を、ディップスゲージ等の測定治具を
使用することなく容易に行うことができる。すなわち、
目視にて車両ハブ寿命を容易に判断できるので、何等煩
わしさがなく、よって、これまで車両ハブの摩滅管理を
軽視してきたユーザーも、車両ハブ自体にインジケータ
があることから摩滅量に注意を払うようになるという効
果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例車両ハブにホイールが取り付けた
状態を示す断面図である。
【図2】(イ)は、図1に示す車両ハブの、ホイールデ
ィスク取り付け面との接触部の部分平面図である。
(ロ)は、車両ハブの、ホイールディスク取り付け面と
の接触部の他の一例を示す部分平面図である。(ハ)
は、上記(イ)および(ロ)に示す線A−Aについての
断面図である。
【図3】使用とともにインジケータとしての凹部が浅く
なる様子を示す説明図である。
【図4】(イ)〜(ハ)は、夫々インジケータとしての
2段階凹部の断面図である。
【図5】(イ)および(ロ)は、夫々底部がペイントに
より着色されているインジケータとしての凹部の断面図
である。
【図6】車両ハブの接触部が摩滅した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 車両ハブ 2 ホイール 3 ホーイルディスク取り付け面 4 凹部(インジケータ) 5 スタッドボルト 6 ナット 7 車両ハブの接触部 8 ペイント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールにおけるホイールディスク取り
    付け面との接触部に、深さ0.5mm以下の凹部が少な
    くとも1か所設けられている車両ハブ。
  2. 【請求項2】 インジケータとしての上記凹部の底部が
    ペイントにより着色されている請求項1記載の車両ハ
    ブ。
JP25604294A 1994-09-27 1994-09-27 車両ハブ Pending JPH0891002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25604294A JPH0891002A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 車両ハブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25604294A JPH0891002A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 車両ハブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0891002A true JPH0891002A (ja) 1996-04-09

Family

ID=17287107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25604294A Pending JPH0891002A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 車両ハブ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0891002A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143443A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Bridgestone Corp ホイールの摩滅量測定方法及びホイールの摩滅量測定装置
JP2009156598A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Bridgestone Corp 取付孔の検査具及び検査方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143443A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Bridgestone Corp ホイールの摩滅量測定方法及びホイールの摩滅量測定装置
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