JP2009140229A - ヘルプ情報の表示方法およびコンピュータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが利用しやすいヘルプ情報をコンピュータに表示する方法を提供する。
【解決手段】表示装置にアプリケーション・ウインドウ10が表示される。コンピュータは、第1のレコードと第1のレコードの次に表示される第2のレコードを含み表示の順番に関連づけられた複数のレコードで構成されたヘルプ情報をデータ・ベースとして備えている。つぎに、表示装置にヘルプ情報を表示するためのヘルプ・ウインドウを表示して第1のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する。アプリケーション・ウインドウに対して入力装置により入力されたイベントに関連するイベント情報を取得し、ヘルプ・ウインドウに第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する。ユーザは次に操作するために必要なヘルプ情報をヘルプ・ウインドウから得ることができる。
【選択図】図10
【解決手段】表示装置にアプリケーション・ウインドウ10が表示される。コンピュータは、第1のレコードと第1のレコードの次に表示される第2のレコードを含み表示の順番に関連づけられた複数のレコードで構成されたヘルプ情報をデータ・ベースとして備えている。つぎに、表示装置にヘルプ情報を表示するためのヘルプ・ウインドウを表示して第1のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する。アプリケーション・ウインドウに対して入力装置により入力されたイベントに関連するイベント情報を取得し、ヘルプ・ウインドウに第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する。ユーザは次に操作するために必要なヘルプ情報をヘルプ・ウインドウから得ることができる。
【選択図】図10
Description
本発明は、ユーザによるコンピュータのウインドウ操作を支援するヘルプ情報の表示技術に関する。
Windows(登録商標)や、MAC OS(登録商標)などのオペレーティング・システム(OS)を搭載するパーソナル・コンピュータは、画面に対してポインティング・デバイスで指示入力するグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)という方式を採用している。GUI方式においては、ユーザは、マウス、トラック・パッド、またはトラック・ボールなどといったポインティング・デバイスで画面に表示された特定の画像、図形または文字などを指示した上でクリックしてコンピュータを操作する。
GUI方式を採用するコンピュータではOSを起動すると最初にデスクトップ画面が表示される。そしてユーザはアプリケーション・プログラムを起動することにより、デスクトップ画面にウインドウというアプリケーション・プログラムごとに独立した画面を表示することができる。各アプリケーション・ウインドウはアクティブなウインドウが最前面になるように重なって表示されたり、小さなウインドウが並んで表示されたり、あるいは、デスクトップ画面の最下部にある帯状のタスク・バーという場所に最小化された状態で表示されたりする。デスクトップ画面上で同時に表示できるアプリケーション・ウインドウの数は画面の大きさの制約を受けるが、複数のアプリケーション・ウインドウを重ねたりタスク・バーを利用したりして同時に実行状態にしておけば、短時間に切り替えて操作することができるので、ユーザは複数のアプリケーション・ウインドウをデスクトップ画面上に開いた状態で作業を行う。
アプリケーション・ウインドウのデザインは、OSやアプリケーション・ソフト(以下、単にアプリケーションという。)により異なるが、一般には上部のメニュー・バーにそのウインドウを操作するためのメインのメニュー項目が文字および文字とアイコンの組み合わせなどにより表示されている。アプリケーション・ウインドウではさらに、メインのメニュー項目に対するサブのメニュー項目が、ドロップダウン・メニューあるいはダイアログ・ボックスなどの形式で階層構造により表示されるようになっている。ユーザは、たとえば所定のサイズの紙に両面印刷をするといった特定の処理をするためには、複数のメニュー項目に対して適切な操作を複数回行う必要がある。
通常、各アプリケーション・ウインドウにはヘルプ情報が用意されており、ユーザは特定の処理のための操作がわからないときは、アプリケーション・ウインドウを操作してヘルプ・ウインドウを開き、そこに表示されたヘルプ情報を参照することができる。ある処理を初めて行う場合にユーザは、アプリケーション・ウインドウに用意されたヘルプ情報を参照したり、他人に聞いたりして操作手順を修得する。ユーザはときには紙に操作手順をメモして参照できるようにしておく。特許文献1には、プログラムの実行中にユーザの選択で表示されるヘルプ・メッセージについて開示する。ヘルプ・メッセージのウインドウは、表示される要素の数および大きさの関数として最適になるように決定される。
特許文献2は、操作ミスがあった場合にユーザに実際の操作と正しい操作手順を通知する機能を備えたマンマシーンインターフェース装置を開示する。また、マイクロソフト社では、マウスを使用することが困難な人のためにキーボードを使って特定の操作を行う方法を、マウスの操作とキーボードの操作を対比させてステップ・バイ・ステップで説明している。そのガイダンスは、
http://www.microsoft.com/japan/enable/training/default.mspx
のURLでアクセスできるインターネット・サイトを通じて紹介されている。
特開平5−210476号公報
特開平6−59846号公報
http://www.microsoft.com/japan/enable/training/default.mspx
のURLでアクセスできるインターネット・サイトを通じて紹介されている。
しかし、アプリケーション・ウインドウに組み込まれているヘルプ情報や、アプリケーションを提供する会社がインターネット上で提供するヘルプ情報は、情報量が多すぎるためにユーザがそこから直面している特定の処理の操作手順を簡単に入手することが困難な場合がある。また、ユーザは、デスクトップ画面上にアプリケーション・ウインドウとそのヘルプ情報を表示して短時間に目的とする処理のための操作手順を探すためには大きなヘルプ・ウインドウを表示する必要があるため、アプリケーション・ウインドウと重なることがある。
そしてユーザがヘルプ・ウインドウのヘルプ情報に従ってアプリケーション・ウインドウを操作するとアプリケーション・ウインドウが前面に表示され、ヘルプ・ウインドウが隠れてしまう。それを防ぐには、ヘルプ・ウインドウやアプリケーション・ウインドウの大きさや表示位置を調整する必要がある。また、詳細なヘルプ情報の中からユーザが行おうとする処理に必要な情報を短時間で見つけだすことが初心者には難しい場合もある。さらに、詳細なヘルプ情報を一度表示して調べたり、他人に聞いたりしたことを紙に書き取ったりするのに手間がかかるという問題もある。このようにデスクトップ上に表示される既存のヘルプ情報は初心者にとって使いやすいものではなかった。
多くのユーザは、アプリケーション・ウインドウに用意されたヘルプ情報をすべて使用するような難しい操作よりも、過去に経験した処理を繰り返すことや簡単な処理を行うことのほうが多い。熟練したユーザであれば、過去に経験した操作を記憶することも容易であるが、初心者はその都度煩わしい手順を踏んで操作をする必要がある。そこで本発明の目的は、ユーザが利用しやすいヘルプ情報をコンピュータに表示する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような表示方法をコンピュータに実現させるコンピュータ・プログラムおよびそのような表示方法を実現するコンピュータを提供することにある。
本発明は、コンピュータが、表示の順番に関連づけられた複数のレコードで構成されたヘルプ情報を格納する。レコードは表示の順番に関連づけられて編成されていれば、リスト形式で順番に配列されていても、ポインタで関連づけられていてもよい。表示の順番は、アプリケーション・ウインドウに対する特定の処理のための操作の順番に対応する。そして表示装置には、アプリケーション・ウインドウとヘルプ・ウインドウが同時に表示される。ヘルプ・ウインドウに第1のレコードに含まれるヘルプ情報が表示されると、ユーザはそのヘルプ情報に従って、アプリケーション・ウインドウに対する操作をすることができる。つづいて、アプリケーション・ウインドウに対して入力装置によりユーザが行った操作により発生したイベントに関連するイベント情報が取得されたことに応答して、ヘルプ・ウインドウには第1のレコードの次に表示されることになっている第2のレコードに含まれるヘルプ情報が表示される。
ユーザは特定の処理のために次に行う操作に必要なヘルプ情報を同じ表示装置に表示されたヘルプ・ウインドウから簡単に入手することができるので、アプリケーションに用意された詳細なヘルプ情報から次の操作に必要な情報を探す必要がなくなる。ここにアプリケーション・ウインドウには、アプリケーションを起動したときに最初に表示される親ウインドウだけでなく、親ウインドウに付随して表示されるドロップダウン・メニューやダイアログ・ボックスなどのような子ウインドウも含む。
ヘルプ・ウインドウには、次の操作に必要な第2のレコードに含まれるヘルプ情報だけを表示するようにすれば、ヘルプ・ウインドウのサイズを小さくすることができるため、アプリケーション・ウインドウの操作に支障がでないので好都合である。レコードが操作対象を示す画像操作情報を含むようにすると、操作内容が視覚化されるためユーザにとって操作を理解しやすい。その画像操作情報は、ユーザが操作したマウス・カーソルやキーボード・カーソルの位置を中心としたアプリケーション・ウインドウの小領域の画像にすれば、ヘルプ・ウインドウのサイズを小さくすることができる。さらに画像操作情報のアプリケーション・ウインドウに対する位置を示す画像位置情報を表示することにより、ユーザのヘルプ・ウインドウの利用が容易になる。
ヘルプ・ウインドウを、すべてのアプリケーション・ウインドウに対して最前面に表示したり、アプリケーション・ウインドウと重ならない位置があれば、その位置に表示したりするようにすれば、ヘルプ・ウインドウを見ながらウインドウ操作をすることが容易になる。第1のレコードに含まれるヘルプ情報と取得されたイベント情報を比較することで、ユーザがヘルプ情報に基づいて正確に操作しているか否かを監視することができる。そして正確でないと判断したときにはユーザに警告または注意をする。ヘルプ情報の操作対象および選択項目が一致しない場合は、ユーザは表示されたヘルプ情報とは異なる操作をしようとしている可能性が高いのでそれ以降のレコードを表示しても有用な情報を提供できないため、第2のレコードに含まれるヘルプ情報の表示を中止する。
ただし、中止した後に第1のレコードに含まれるヘルプ情報(ヘルプ・ウインドウに表示されている情報)と入力装置の操作により生成されたイベント情報(ユーザの操作)とが一致した場合には、第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示するようにすれば、ユーザが誤った操作をした後で、正しい操作に修正したような場合にそれ以後ヘルプ情報の表示を再開してヘルプ・ウインドウを利用することができるようになる。
第2のレコードに含まれるヘルプ情報の表示を中止する際にヘルプ・ウインドウに第1のレコードに含まれるヘルプ情報を表示した状態を維持しておけば、ユーザが第1のレコードに従って正しく操作するまで待つことができる。ヘルプ情報に含まれる操作方法またはタイトルの少なくともいずれか一方がイベント情報と一致しない場合には、ユーザはそれ以降に表示されるヘルプ情報を利用しながら目的とする処理を実現できる可能性が高いので、ユーザには注意を促して第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示するようにしてもよい。ユーザが目的とする処理に対応するヘルプ情報を選択するための処理項目のリストをヘルプ・ウインドウに表示して、ユーザに目的とする処理項目に関するヘルプ情報のファイルを選択させることができる。
ヘルプ情報は、アプリケーション・ウインドウに対する特定の処理のための入力装置による一連の操作に関する情報を操作単位ごとに記録してレコードを生成することにより形成することができる。この場合、ユーザは自ら経験した操作手順の中で覚えておきたいものをヘルプ情報のファイルとしてデータ・ベースに残しておいたり、そのファイルを他人に配信して共有したりすることができる。
本発明により、ユーザが利用しやすいヘルプ情報をコンピュータに表示する方法を提供することができた。さらに本発明により、そのような表示方法をコンピュータに実現させるコンピュータ・プログラムおよびそのような表示方法を実現するコンピュータを提供することができた。
図1、図2は、Windows(登録商標)またはMAC OS(登録商標)といったようなGUIを提供するOS上で動作するアプリケーションが生成するアプリケーション・ウインドウの構造を説明する図である。アプリケーション・ウインドウ10は、OSが管理する複数の要素で構成されたデータ構造体であり、図1(A)においては、ウインドウ枠27で囲まれた領域として示されている。ウインドウ枠27の上部に配置されているタイトル・バー11は、アプリケーション・ウインドウ10のタイトルを表示する領域である。タイトルとして表示する文字列はアプリケーションが任意に設定できるが、ここでは、テキストエディタZというアプリケーションの名前と、pageという現在編集しているファイルの名称を表示している。
タイトル・バー10の下にはメニュー・バー13が表示されている。メニュー・バー13には、マウスやキーボードの操作対象となるファイル(F)、編集(E)、検索(S)、ウインドウ(W)、マクロ(M)、およびその他(O)という6つのメニュー項目が表示されている。メニュー・バー13のメニュー項目は、文字をタイプとする操作対象である。ウインドウ枠27の大部分を占める領域は、ユーザがそのアプリケーションを使って作業を行うためのクライアント領域25である。ウインドウ枠27の右端には、垂直スクロール・バー15が表示されている。垂直スクロール・バー15は、ノブ16またはアロー17、18をマウスで操作することで、クライアント領域25をスクロールするために使用される。さらに、ウインドウ10は、クローズ・ボタン19、最大化ボタン21、および最小化ボタン23を含む。ウインドウ10は、本発明を説明する上で必要な基本的な構造だけを示しており、図示しないほかのオブジェクトを含むこともできる。
ユーザは、アプリケーション・ウインドウ10に対してマウス操作やキーボード操作を行って目的とする処理を実行する。ユーザの操作により処理を実行するプログラム型式をイベント・ドリブンという。イベント・ドリブン型のアプリケーションを動作させるために、OSはマウス操作やキーボード操作により発生したイベント情報を検出する。OSは、コンピュータの画面に、アプリケーションごとに生成された複数のアプリケーション・ウインドウを表示するマルチウインドウの機能を備えている。特定のアプリケーション・ウインドウに対してマウスやキーボードといったハードウエアにより生成されたイベントは、デバイス・ドライバで検出されてOSが管理するシステム・キューにウインドウ・メッセージ(以下、単にメッセージという。)として順番に追加されていく。
複数のアプリケーション・ウインドウが開いているときに、ユーザが対象とするアプリケーション・ウインドウのいずれかの場所をマウスでクリックすると、背面に表示されていたアプリケーション・ウインドウはタイトル・バーの色が変化して最前面に表示されてフォーカス・ウインドウとなる。OSは、メッセージというデータ構造を利用してそれぞれのアプリケーションにマウスやキーボードにより生成されたイベント情報を通知する。
メッセージは、メッセージのあて先となるウインドウを識別するための整数値であるウインドウ・ハンドル、メッセージの種類を示すID、マウスの左ボタンまたは右ボタンといった操作方法、およびイベントが発生したときのマウス・カーソルの位置などの情報で構成される。OSは、システム・キューに記憶されたメッセージを先頭から順番に取り出して、そのイベントが発生したときのフォーカス・ウインドウに対応するアプリケーションを特定し、アプリケーションごとに用意されたメッセージ・キューにメッセージを追加していく。アプリケーション・ウインドウの各構成要素には、ウインドウ・プロシージャーが登録されている。
ウインドウ・プロシージャーは、ウインドウ・メッセージを処理する関数である。アプリケーションは、メッセージ・キューから順番にメッセージを取り出してウインドウ・プロシージャーに転送する。ウインドウ・プロシージャーは、ウインドウ・メッセージに含まれる引数を関数に適用してイベント情報に対応した処理を行う。そしてアプリケーションは、OSのシステム・コールという機能を利用して、メッセージに対応したそれ以降の処理をOSに委ねる。このように、アプリケーションは、OSの機能を利用してアプリケーション・ウインドウに対してユーザが行った操作を処理する。
図1(B)は、図1(A)のメニュー・バーに表示されたファイル(F)というメニュー項目にマウス・カーソル31を当ててマウス・ボタンを左クリックした状態を示す。クリックとは、マウス・カーソルを一定の位置に置いた状態でマウス・ボタンを素早く押して離す一連の動作をいう。クリックにはシングル・クリックとダブル・クリックがあり、応答動作は変えることができる。また、マウスの右ボタンと左ボタンの機能も右利きのユーザと左利きのユーザの間で都合のよいように変更することもできる。本実施の形態では、マウス操作のクリックは、右利きのユーザが通常使用する左ボタンによるシングル・クリックの機能を単にクリックとして例示して説明するが、これは本実施の形態におけるマウスの操作方法を限定する目的ではない。
ファイル(F)というメニュー項目に対するクリックにより生成されたイベントに対するメッセージがOSにより生成され、アプリケーション・ウインドウ10のファイル(F)というメニュー項目に登録されたウインドウ・プロシージャーが呼び出される。ウインドウ・プロシージャーはメッセージに対応して必要な処理を行いアプリケーションがOSのシステム・コールを呼び出すと、OSはファイル(F)というメニュー項目に対応した複数のサブ・メニュー項目をドロップダウン・メニュー29の中に表示する。以下、階層的に構成された各サブ・メニュー項目に対してユーザにより行われるマウス操作やキーボード操作の処理はアプリケーション・ウインドウ10とOS135との間で同様の手順で行われる。
この例では、サブ・メニュー項目は、メニュー項目と同様に文字をタイプとする操作対象である。ドロップダウン・メニュー29は、アプリケーション・ウインドウ10のデータ構造体の一部であり、ファイル(F)という操作対象に関連してあらかじめ定められた領域に表示される。そしてマウス・カーソル31をドロップダウン・メニュー29のいずれかの位置に移動させると、その部分のサブ・メニュー項目が反転表示されてユーザは選択された内容がわかるようになっている。図1(B)では、印刷(P)というサブ・メニュー項目が選択された状態になっており、マウス・カーソル31をその位置においた状態でマウス・ボタンをクリックすると、印刷(P)というサブ・メニュー項目が実行される。
このようにメニュー項目をクリックしてドロップダウン・メニュー29を表示させ、さらにサブ・メニュー項目を選択してクリックにより実行する操作を、ここでは仮にクリック&セレクトと呼ぶ。クリック&セレクトでは、最初のクリックにより表示されたドロップダウン・メニュー29はマウス・カーソル31をドロップダウン・メニュー29の外に移動させても消えることはない。クリック&セレクトでは、ドロップダウン・メニュー29のサブ・メニュー項目を実行するために、2回のクリックが行われる。この場合、1回ごとのクリックは本実施の形態における操作単位となる。操作単位は、ヘルプ情報のレコードを生成するためにユーザがコンピュータに与える指示の単位である。
ドロップダウン・メニュー29を開いてサブ・メニュー項目を実行するための他の方法として、メニュー・バー13のファイル(F)の上にマウス・カーソル31を置いた状態でマウス・ボタンを押したままドロップダウン・メニュー29の印刷(P)の上までドラッグしてから離すことにより、クリック&セレクトと同じように印刷(P)という操作を実行することもできる。この操作を仮にドラッグ&セレクトと呼ぶ。ドラッグ&セレクトでは、最初にマウス・ボタンを押してドロップダウン・メニュー29を開き、マウス・カーソル31をドロップダウン・メニュー29の外までドラッグしてから離すと、ドロップダウン・メニューはどのサブ・メニュー項目も選択されることなく画面から消える。
クリック&セレクトで行われたマウス・ボタンを押す操作と離す操作は、それぞれ本実施の形態における操作単位となる。同じ内容の操作であればドラッグ&セレクトでもクリック&セレクトでも同じレコードが生成される。キーボードのキー操作は、マウスのクリックによりメニュー項目やサブ・メニュー項目などをクリックする操作に対応せることができるため、マウスに代えてキーボードでも選択や実行をすることができる。図1(B)では、ドロップダウン・メニュー29にCtrl+N、Ctrl+O、Ctrl+S、およびCtrl+Pという4つのキー操作項目33が示されている。たとえば、CtrlキーとPキーを同時に押すと、印刷(P)という操作対象をマウス・ボタンでクリックしたのと同じ結果を得ることができる。この場合、CtrlキーとPキーを同時に押すことが本実施の形態における操作単位になる。
ドロップダウン・メニュー29に表示された印刷(P)という操作が実行されると、図2(A)のダイアログ・ボックス50がウインドウ枠27の中央に表示される。なお、ダイアログ・ボックス50の表示位置は、アプリケーション・ウインドウ10に登録されたウインドウ・プロシージャーで設定されている。ダイアログ・ボックス50は、ユーザが印刷に関する設定を行うためのウインドウである。ダイアログ・ボックス50は、ウインドウ10のデータ構造体の一部であり、最初に表示される位置は、ウインドウ枠27の中央になるように設定されていることが多いが、ユーザは一旦表示されたダイアログ・ボックスのタイトル・バー51をドラッグしてウインドウ枠27の外も含めて任意の位置に移動させることができる。
タイトル・バー51には、ダイアログ・ボックスの名称である印刷の文字が表示されている。タイトル・バー51には、そのダイアログ・ボックス50を開くために行われたドロップダウン・メニュー29の操作対象の名称が表示されるが、アプリケーションによっては他の名称にする場合もある。ウインドウ枠52の中には、多くの操作対象や選択項目が表示されている。
プリンタ_名前という操作対象、印刷対象という操作対象、および印刷指定という操作対象は、それぞれ選択ウインドウ53、63、65をタイプとする。印刷部数という操作対象は、選択ウインドウ61をタイプとする。選択ウインドウ53、63、65をタイプとする操作対象は、各選択ウインドウの右端に配置されたダウン・ボタンをクリックして選択項目を表示させる。選択ウインドウ53、63、65では、ダウン・ボタンをクリックするとリスト・ボックスが表示され、その中にすべての選択項目が表示される。ユーザは、クリック&セレクトまたはドラッグ&セレクトで印刷という処理に必要な選択項目を選択する。ここでの操作は、クリック&セレクトまたはドラッグ&セレクトのいずれの場合もリスト・ボックス29を表示する操作と同様に2つの操作単位で実行される。
選択ウインドウ61をタイプとする操作対象では、右端に表示されたダウン・ボタンおよびアップ・ボタンをクリックすることで、表示される数値が変化する。ここでは、ダウン・ボタンまたはアップ・ボタンの1回のクリックを操作単位とする。印刷範囲という操作対象は、すべて(A)、現在のページ(E)、ページ指定(G)という選択項目に対応するラジオ・ボタン57をタイプとする。ラジオ・ボタン57をタイプとする操作対象は、いずれか一つの選択項目に対応するラジオ・ボタンだけをクリックして選択できるようになっている。ここでは、3つのラジオ・ボタン57のいずれか一つをクリックする操作を操作単位とする。ページ指定という選択項目は、同時に入力ボックス59をタイプとする印刷範囲_ページ指定という操作対象になる。
入力ボックス59をタイプとする操作対象は、中にキーボードで数字を入力することで選択項目を設定する。ここでは、必要なすべての数字の入力が完了することを操作単位とする。プリンタという操作対象はまた、ファイルへ出力(L)、手差し両面印刷(X)という選択項目に対応したチェック・ボックス67をタイプとする。チェック・ボックス67をタイプとする操作対象は、各チェック・ボックスをクリックしてチェック・マークを表示させることで選択する。一旦選択しても、チェック・ボックスを再度クリックしてチェック・マークを消すことで解除することができる。
ここではチェック・ボックスに対する1回のクリックを操作単位とする。ダイアログ・ボックス50には、そのほかに、プロパティ、プリンタの検索、オプション、OK、キャンセルといったボタン68、69、77、73、75をタイプとする操作対象が含まれている。ボタンをタイプとする操作対象は、ボタンをクリックすることで操作を実行することができる。OKという操作対象73をクリックすると印刷が開始される。印刷という処理にはさらに選択したプリンタに対する設定をすることもできる。図2(A)の操作対象であるプロパティを左クリックすると図2(B)に示すダイアログ・ボックス80がダイアログ・ボックス50に重なって最前面に表示される。
ダイアログ・ボックス80のタイトル・バー81には、プリンタの名称であるXYZ005のプロパティという文字が表示される。ダイアログ・ボックス80は印刷処理のために、XYZ005というプリンタに対して詳細な設定をするためのウインドウである。ダイアログ・ボックス80にも、選択ボックス、ラジオ・ボタン、文字などをタイプとする複数の操作対象と選択項目が表示される。それらに対する操作方法と操作単位は、ダイアログ・ボックス50について説明したのと同様である。最後にユーザがOKという操作対象83をクリックすると、ダイアログ・ボックス80は閉じられ、ダイアログ・ボックス50に戻る。ダイアログ・ボックス50のOKという操作対象73をクリックした場合は、ダイアログ・ボックスは表示されないが、そのときはプリンタがディフォルト値に設定された状態で印刷される。ダイアログ・ボックス50、80は、アプリケーション・ウインドウ10の一部である。
図3(A)は、本実施の形態にかかるコンピュータ100の概略構成を示すブロック図である。CPU101は、コンピュータ100の中枢機能を担う演算処理装置で、OS、BIOS、デバイス・ドライバ、アプリケーション・プログラム、および本発明にかかるプログラムなどを実行する。CPUブリッジ103は、メイン・メモリ105へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能や、接続されるデバイス間のデータ転送速度の差を吸収するデータ・バッファ機能などを含んだ構成となっている。メイン・メモリ105は、CPU101が実行するプログラムの読み込み領域、処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。ビデオ・カード107は、ビデオ・チップ(図示せず)およびVRAM(図示せず)を有し、CPU101からの描画命令を受けて描画すべきイメージを生成しVRAMに書き込み、VRAMから読み出されたイメージを描画データとしてディスプレイ109に送る。
ディスプレイ109は、デスクトップ画面、アプリケーション・ウインドウ、および本実施の形態にかかるヘルプ・ウインドウなどを表示する。I/Oブリッジ109は、CPUブリッジ103と同様にチップセットを構成するデバイス・コントローラである。I/Oブリッジ109は、IDE(Integrated Device Electronics)インターフェース機能を備えており、磁気ディスク記憶装置(HDD)111が接続される。HDD111は、図3(B)に示すように、OS135、アプリケーション・プログラム125、127などが格納されている。HDD11は、さらに本発明にかかる記録モジュール129、編集モジュール131、表示モジュール133、およびデータ・ベース209を格納する。I/Oブリッジ109は、LPCバス113を介して、高速なデータ転送を要求しないデバイスに接続される。LPCバス113には、BIOSフラッシュROM121およびI/Oコントローラ115が接続されている。I/Oコントローラ115にはマウス117およびキーボード119などの入力機器が接続される。
アプリケーション・プログラム125、127、記録モジュール129、編集モジュール131および表示モジュール133は、いずれもOS135上で動作するウインドウ・プログラムである。記録モジュール129、編集モジュール131、表示モジュール133は、本実施の形態にかかるヘルプ・ウインドウにヘルプ情報の表示をするためのプログラムである。記録モジュール129と表示モジュール133は、一旦起動されるとメイン・メモリに常駐し、すべてのアプリケーションにサービスするようになっている。
データ・ベース209は、記録モジュール129により生成され、編集モジュール131により編集されて構築されたヘルプ情報の集合体である。OS135は、マルチウインドウ・システムの機能を備え、デスクトップ画面に同時に複数のアプリケーション・ウインドウを開くことができる。
図4は、本実施の形態におけるヘルプ情報を表示する手順を示すマスター・フローチャートである。本実施の形態では、アプリケーション・ウインドウに組み込まれているヘルプ情報とは別に、ユーザがヘルプ情報を生成または収集する。ユーザはそれらを編集および蓄積してデータ・ベース209を構築し、そのデータ・ベース209を利用してアプリケーションの実行中にヘルプ情報を表示する。ブロック151では、ヘルプ情報を収集するために一つまたは複数のアプリケーションを実行する。ブロック153では、ユーザは印刷、送信、書式変更といったアプリケーションに関する特定の処理を行うためにアプリケーション・ウインドウに対して一連の操作を行い、操作単位ごとにヘルプ情報を記録する。
その操作は、アプリケーション・ウインドウのヘルプ情報を閲覧したり、他人に聞いたり、あるいは自ら試行錯誤を繰り返したりして行うことになる。その一連の操作は、特定の一つのアプリケーション・ウインドウに対してだけでなく、複数のアプリケーション・ウインドウに渡るものであってもよい。ブロック155では、ヘルプ情報を表示するのに都合がよいように、記録したヘルプ情報を編集し、ブロック157ではヘルプ情報を体系化してデータ・ベース209を構築する。ここまでの手順は特定の処理ごとに行い、一つの処理に対して処理項目という名称を与える。つづいて、ブロック159でヘルプ情報を利用するアプリケーション・ウインドウとヘルプ・ウインドウを同時に開き、ブロック161でアプリケーション・ウインドウの操作に必要なヘルプ情報をユーザの操作の進行に応じて自動的にヘルプ・ウインドウに順番に表示する。
図5は、コンピュータ100においてヘルプ情報のデータ・ベース209を構築する手順を示すフローチャートである。図6は、印刷処理を行うためにユーザが行った第1ステップから第7ステップまでの操作において操作単位ごとに記録されたヘルプ情報のファイルのデータ構造を示している。図5において、ユーザはあらかじめヘルプ情報を収集する対象とするアプリケーションを一つまたは複数HDD111からメイン・メモリ105に読み込んでディスプレイ109に表示しておく。ここでは、図1、図2で説明したアプリケーション・ウインドウ10を表示しておくものとする。ブロック181では、ユーザが記録モジュール129をHDD111からメイン・メモリ105に読み込んで起動する。記録モジュール129は、ディスプレイ109の最前面に記録ウインドウを表示し、記録することになるヘルプ情報をユーザが確認できるようになっている。
記録ウインドウに対してユーザが記録開始の操作をすると、記録モジュール129は内部に保有するカウンタをリセットしてカウント値nをゼロに設定する。つづいて、記録モジュール129はブロック185でカウント値nをn+1に設定する。カウント値nは、ユーザが行う操作のステップに対応しており操作単位ごとに増分される。ブロック187では、ユーザがアプリケーション・ウインドウ10に対して所定の処理のための操作を開始する。ユーザの行う操作は、前述の操作単位ごとに記録される。いま、ユーザは、図1、図2で説明したテキストエディタZというアプリケーションで作成したファイルの第3ページから第5ページを横向きで印刷するという処理を行うものとする。印刷は、ダイアログ・ボックス50、80に表示された複数の選択項目を設定した後にOKという操作対象83をクリックして実行する必要があるが、テキストエディタZは、各選択項目のディフォルト値を保有しておりユーザに対しては最初にディフォルト値を提示する。
テキストエディタZは、直近にユーザが選択した値をディフォルト値として提示する場合もある。いずれにしてもユーザは、メニュー・バー13やドロップダウン・メニュー29の操作対象をクリックしたりダイアログ・ボックス50、80の選択項目を確認したりし、必要に応じて選択項目を変更しながら目的とする処理を行う。ユーザは印刷のための最初の操作として、メニュー・バー13のファイル(F)という文字タイプの操作対象にマウス・カーソル31を当ててクリックする。
OS135とテキストエディタZのアプリケーション・ウインドウ10の間では、ウインドウ・メッセージとシステム・コールにより、ファイル(F)に対するクリックというイベントの処理が行われる。記録モジュール129はウインドウ・メッセージやシステム・コールといったイベントの処理に関連するイベント情報をフックすることができるように構成されている。
記録モジュール129は、ファイル(F)という操作対象がクリックされたことを示すイベント情報を検知すると、イベントが発生した瞬間のヘルプ情報を操作単位に基づいて記録する。記録されたヘルプ情報のデータ構造を図6に示す。ヘルプ情報は、特定の処理項目に対する一つのファイルがそれぞれステップ、画像操作情報、画像位置情報、テキスト情報のフィールドを備える複数のレコードで構成される。各レコードは上述の操作単位ごとに生成されている。ステップは、特定の処理のために順番に行われるユーザの操作に対して操作単位ごとに割り当てた連続番号である。
画像操作情報は、イベントを生成したマウス・カーソルまたはキーボード・カーソルの位置を中心とする240ドット×180ドット程度のアプリケーション・ウインドウ10の画像である。画像操作情報はマウス・カーソルまたはキーボード・カーソルを中心とするその周辺の画像で構成されているため、ヘルプ情報としてわかりやすい内容になる。すなわち、ユーザが初心者であっても操作に必要なほとんどの情報を瞬間的に画像操作情報から得ることができる。また、画像操作情報だけを表示するようにすれば、ヘルプ・ウインドウのスペースが小さくてもよいため、ヘルプ情報のスペース効率を高めることができる。
画像位置情報は、画像操作情報のウインドウ枠27の中における位置を示す画像である。テキスト情報は、操作に関する情報で、ウインドウ名、操作対象、操作方法、および選択項目で構成されている。ウインドウ名は、ウインドウのタイトル・バーに表示された名称である。操作対象は、ファイル(F)といった操作対象の名称と、メニュー、ボタン、選択ボックス、ラジオ・ボタンといった操作対象のタイプで構成される。ユーザは、テキスト情報だけからでも操作に必要なヘルプ情報を得ることができる。
操作方法は、クリック、キー入力、またはドラッグといったマウス117またはキーボード119の操作方法を示す。クリックはさらに左クリック、シングル・クリックというように詳細に表示してもよい。これらのヘルプ情報のデータは記録モジュール129が操作単位ごとにOS135から受け取る。
ブロック187及び189では、記録モジュール129は最初に第1ステップの操作に関するヘルプ情報を記録する。つづいて、ブロック191に移行しヘルプ情報の記録が終了したか否かが判断される。記録の終了は、ユーザが記録モジュール129の記録ウインドウに対して終了の操作をすることで実行される。ブロック191で記録が終了していなければ、ブロック185に戻ってユーザの次のステップの操作を待って同様にヘルプ情報を記録する。記録したヘルプ情報は一旦メイン・メモリ105に記録の順番に記憶しておく。
図6において第1ステップは、メニュー・バー13のファイル(F)という操作対象をクリックしたときのヘルプ情報のレコードである。第2ステップは、ドロップダウン・メニュー29の印刷(P)という操作対象をクリックしたときのヘルプ情報である。第3ステップは、ダイアログ・ボックス50のページ指定(G)という操作対象に対応するラジオ・ボタンをクリックしたときのヘルプ情報である。第4ステップは、ダイアログ・ボックス50のページ指定という操作対象に選択項目として3−5とキーボードで入力したときのヘルプ情報である。
ここでは、入力ボックスの中に、マウス・カーソルではなく、数字の5の右側にキーボード・カーソルが表示されている。第5ステップは、ダイアログ・ボックス50のプロパティという操作対象をクリックしたときのヘルプ情報である。第6ステップは、ダイアログ・ボックス80の横(L)という操作対象であるラジオ・ボタンをクリックしたときのヘルプ情報である。第7ステップは、ダイアログ・ボックス80のOKという操作対象83をクリックしたときのヘルプ情報である。
第7ステップまで実行するとユーザは、目的とする内容の印刷が実行できたことになり、ブロック191では、記録モジュール129の記録ウインドウに対してこの処理に関する記録を終了する操作をする。ブロック191までで、ヘルプ情報の記録作業が終了する。ヘルプ情報は、ひとつのアプリケーションに対してなされる操作のみに限定されず、複数のアプリケーションにまたがって操作を行う場合であってもよい。また、記録モジュール129は、通常の作業でアプリケーションを操作している間常に動作させ、メイン・メモリ105に先入れ先出し方式(FIFO)で操作単位ごとにヘルプ情報のレコードを100個程度記憶させ、ユーザがヘルプ情報として残しておきたい操作を行った場合に、次に述べる手順でデータ・ベース209に組み入れるようにしてもよい。
つづいてブロック193では、ユーザは編集モジュール131を起動して、デスクトップ画面に編集ウインドウを開く。図7(A)は、編集ウインドウに表示されるヘルプ情報のファイル201を示す。ここでは、ファイル201は、ユーザが目的とした処理をするために行われた14個の操作単位に対応するレコードと、処理項目、ステップ、フラグ、画像操作情報、画像位置情報、テキスト情報、およびコメントという7個のフィールドで構成されている。なお、説明の便宜上ファイル201のレコードは、図6のファイルのレコードとは関連していない。フィールドの中で、画像操作情報、画像位置情報、およびテキスト情報は、図6に示したものと同じデータ構造である。処理項目、ステップ、フラグ、およびコメントのフィールドは、編集モジュール131が新たに用意したものである。
処理項目は、処理に関連した名称をユーザが自由に記入するフィールドである。ここではユーザが、後日の処理のために参照し易いように横印刷というテキスト情報を入力している。フラグは、1を入力して設定することで特定のレコードを非表示にするために使用する。図5のブロック181からブロック191までの手順でヘルプ情報を記録すると、操作単位ごとに記録したヘルプ情報のレコードが後にヘルプ・ウインドウに表示する情報としては冗長的になる場合がある。
たとえば、図2(A)の選択ボックス61に対して、アップ・ボタンを2回だけ左クリックして印刷部数として3を選択したときには、上述の操作単位によれが、選択ボックスに1、2、3がそれぞれ表示された3つのヘルプ情報のレコードが記録される。1と2が表示された状態は、表示するヘルプ情報には含めない方が都合がよいと考えられる場合があるので、編集モジュール131は、そのようなレコードにユーザがフラグを設定してヘルプ・ウインドウに表示するヘルプ情報から削除することができるようになっている。
コメントは、各レコードとして記録されたヘルプ情報だけではヘルプ・ウインドウに表示するヘルプ情報として不十分な場合に、ユーザが追加情報をテキストで記録できるように設けている。たとえば、図2(A)の入力ボックス53では、複数の印刷装置の中から所望の対象を選択するが、カラー印刷の場合と白黒印刷の場合で選択すべき印刷装置の名称が異なるような場合に、コメント・フィールドに印刷装置の名称とカラーまたは白黒の区別を記録しておくことができる。
図7(B)は、ファイル201をさらに編集モジュール131を用いてユーザが編集したファイル203のデータ構造である。ファイル201は、一つの処理項目に対する複数のレコードで構成されており、画像操作情報および画像位置情報も含んでいる。ファイルの数が多くなるとヘルプ情報を記憶しておくためにHDD111に用意するスペースが大きくなる。一方、処理項目ごとのファイルは、共通した画像操作情報および画像位置情報を含む。たとえば、印刷に関する処理項目の複数のファイルには、図6の第1ステップと第2ステップのレコードをいずれも含むことになる。
したがって、画像操作情報および画像位置情報は、それぞれ画像ファイル205および位置ファイル207に統合して編成しておき、画像ポインタおよび位置ポインタのフィールドにそれぞれ当該レコードの画像操作情報および画像位置情報の論理アドレスを記録して関連づけておけば、画像操作情報および画像位置情報を各ファイルに重複して記録する必要がなくなる。ユーザがフラグを設定し、さらに必要なコメントを記録して編集モジュール131がファイル203、205、207を形成するとブロック195の編集作業が終了する。
つぎに、ブロック197で、ファイル203、画像ファイル205、位置ファイル207をHDD111に格納されているすでに作成したヘルプ情報のデータ・ベース209に追加して記憶する。図8にHDD111に格納されているデータ・ベース209のデータ構造を示す。データ・ベース209は、A〜Kの11個のファイルで構成されたメイン・ファイル211と画像ファイル213と位置ファイル215で構成されている。ファイル203は、メイン・ファイル211に追加され、画像ファイル205は画像ファイル213に追加され、位置ファイル207は位置ファイル215に追加される。メイン・ファイル211は、さらに、処理項目をグループ化および階層化してヘルプ情報を表示する際に、ユーザが目的とする処理に対応する処理項目を容易に探すことができるようにしてもよい。なお、ヘルプ情報のファイルはユーザが必要とする処理項目に対応するファイルの単位で生成したり、他のコンピュータで生成したものを受け取ってデータ・ベース209に追加したり、他のコンピュータにネットワーク経由で送信して配布したりして、複数のユーザ間で共有することができる。
図9は、コンピュータ100においてヘルプ情報の表示をする手順を示すフローチャートである。ユーザはあらかじめヘルプ情報を参照して操作する対象となるアプリケーションを一つまたは複数HDD111からメイン・メモリ105に読み出して起動し、ディスプレイ109にアプリケーション・ウインドウを表示しておく。ここでは図1、図2に示したアプリケーション・ウインドウ10を表示しておくものとする。
ブロック251で、ユーザが表示モジュール133をHDD111からメイン・メモリ105に読み出して起動する。表示モジュール133は、アプリケーション・ウインドウ10に対してユーザがマウス117やキーボード119で行った操作に関するイベント情報をOS135から受け取ることができるようになっている。図10(A)は、ディスプレイ109に表示されたヘルプ・ウインドウを示す。表示モジュール133は起動されるとディスプレイ109に表示されるデスクトップ画面110の右下の隅にヘルプ・ウインドウ300を表示する。
ヘルプ・ウインドウ300は、大きなヘルプ・ウインドウ301と小さなヘルプ・ウインドウ303にサイズが変化するように構成されている。ヘルプ・ウインドウ303は、1つの操作に必要なヘルプ情報を表示するのに必要な600ドット×100ドット程度の小さなウインドウ枠で形成される。デスクトップ画面110にタスク・バーが表示されている場合は、右下の隅の位置はタスク・バーには重ならないように決定する。アプリケーション・ウインドウ10が全画面モードではなくウインドウ・モードで表示されているときには、ヘルプ・ウインドウ303とアプリケーション・ウインドウ10とが重ならない場所がデスクトップ画面110にあるときは、図10(B)に示すようにその場所にヘルプ・ウインドウ303を表示する。また複数のアプリケーション・ウインドウが表示されている場合であっても、表示モジュール133は、図10(C)に示すようにヘルプ・ウインドウ303を常に最前面に表示する。
起動直後はヘルプ・ウインドウ301が最初に表示される。表示モジュール133は、データ・ベース209から抽出した処理項目のリストをヘルプ・ウインドウ301に表示する。ブロック255では、ユーザが目的とする処理に対応する処理項目を選択すると、表示モジュール133は、HDD111から選択された処理項目のファイルをメイン・メモリ105に読み出す。つづいて表示モジュール133は、ヘルプ・ウインドウ300のサイズを変更してヘルプ・ウインドウ303を表示する。ブロック257では、表示モジュール133が内部に保有するカウンタをリセットしてカウント値nをゼロに設定する。
ブロック259で表示モジュール133は、カウント値nをn+1に設定する。カウント値nは、図7(B)のステップの番号ではなく、ファイルの中に順序づけられて編成されて表示されるレコードの順番に対応している。ブロック261では、表示モジュール133は、ユーザが選択した処理項目のファイル中の第n番目のレコードを表示する。なお、最初は1番目のレコードが表示される。各レコードは、図7(B)のファイル203、205、207のように構成されている。表示モジュール133は、ヘルプ・ウインドウ303に第n番目のレコードだけに含まれる画像操作情報、画像位置情報、テキスト情報、およびコメントを表示する。ここで、ヘルプ・ウインドウ303は、1つのレコードだけを表示できる大きさになっているためアプリケーション・ウインドウ10の操作がしやすくなる。
あるいは、表示モジュール133は、第n番目のレコードに加えて、それ以降に連続する1〜2個のレコードを同時に表示してもよい。この場合もヘルプ・ウインドウ303の大きさは、必要なレコードの数だけを表示できる大きさにするとよい。また、表示モジュール133は、各レコードのヘルプ情報の中でテキスト情報とコメントだけを表示したり、位置情報を除いて表示したりしてもよい。さらには、画像操作情報だけを表示するようにしてもよい。さらには、ヘルプ・ウインドウ303を操作して表示するヘルプ情報の項目を変更できるようにし、かつ、ヘルプ・ウインドウ303の大きさも表示するヘルプ情報の量に応じて変更できるようにすることも可能である。ブロック263では、ユーザがアプリケーション・ウインドウ10に対して第n番目の操作を実行する。このとき、ユーザは、ヘルプ・ウインドウ303に表示されたヘルプ情報を閲覧することができる。表示モジュール133は、ユーザが第n番目の操作を行ったイベントに関連してOS135とアプリケーション・ウインドウ10との間で交換されているイベント情報をフックする。
ブロック265では、表示モジュール133が、ユーザがアプリケーション・ウインドウ10に対して行った操作に関連するイベント情報と操作前にヘルプ・ウインドウ303に表示されていたヘルプ情報を比較する。比較のためにヘルプ情報からはテキスト情報が参照される。両者が一致していれば、ブロック271に移行して表示モジュール133はすべてのレコードの表示が終了したか否かを判断する。終了していない場合は、ブロック259に戻って表示モジュール133はカウント値nを1つだけ増加させて、メイン・メモリ105に読み出したデータ・ベース209のファイルの中で次に並んでいるレコードのヘルプ情報をヘルプ・ウインドウ303に表示する。このヘルプ情報は、ブロック261で次にユーザが行う操作に対応する。よって、ユーザは選択した処理項目の処理のためにアプリケーション・ウインドウ10を順番に操作していく間に、ヘルプ・ウインドウ303に順番に表示される次に行う操作のヘルプ情報を参照することができる。ブロック271で表示モジュール133がすべてのレコードのヘルプ情報を表示したと判断したときは、ユーザがブロック277でヘルプ・ウインドウ300を閉じて表示を終了する。
ブロック265でユーザがアプリケーション・ウインドウ10に対して行った操作に関連するイベント情報とその直前にヘルプ・ウインドウ303に表示されていたヘルプ情報が一致していない場合は、ブロック267に移行して表示モジュール133はそれ以降の表示を中止するか否かを判断する。図11には、表示を中止するか否かを判断するための論理表211を示す。論理表211では、判断項目として操作対象および選択項目、操作方法、およびタイトルの3種類を設定している。これらの判断項目の内容は、図6に示した各レコードのテキスト情報に含まれている。
3つの判断項目についてヘルプ情報とユーザの操作に関連したイベント情報が完全に一致していれば表示モジュール133は正常と判断してブロック265からブロック271に移行するが、完全に一致していない場合はその重要性を評価して注意レベルか誤操作レベルかを判断するためにブロック267に移行する。ブロック267において、表示モジュール133は操作対象および選択項目が一致しないと判断した場合は、他の判断項目の状態にかかわらず誤操作であると認定してブロック273に移行し、ヘルプ・ウインドウ303に警告を表示する。操作対象および選択項目は、ユーザがヘルプ情報に基づいて所定の処理を行う上で重要な内容を占めており、これが一致しない場合は表示モジュール133がもはやその選択項目では有用なヘルプ情報を提供できないと判断する。
警告の表示はヘルプ・ウインドウの色を変えたり、文字を表示したり、あるいは音声を利用したりして行うことができる。警告を受けたユーザは、アプリケーション・ウインドウ10に対する操作を変更することができる。あるいは、ユーザは警告を無視して操作を継続することができる。ユーザが何らかの操作をしたときに操作対象および選択項目に関するイベント情報とヘルプ情報とが一致しない間は、ブロック275からブロック273に移行するので、ブロック261に戻ることができない。そして、ヘルプ・ウインドウ303にはそれまでの表示が維持されて、つぎの操作に関するヘルプ情報は表示されない。操作対象および選択項目に関するユーザの操作と操作前に表示されていたヘルプ情報が一致した場合には、表示モジュール133はブロック275からブロック271に移行する。したがって、図7で説明したようにヘルプ情報の冗長的なレコードが削除されたときに、ユーザが実際のアプリケーション・ウインドウ10の操作においてその冗長的な操作をするような場合でも、やがてユーザの操作とヘルプ情報が一致してブロック261に戻ることができるため、表示モジュール13はつぎの操作のためのヘルプ情報を表示するようになる。
操作対象および選択項目が一致している場合であって、そのほかの判断項目が一致しない場合はブロック269でヘルプ・ウインドウ303に注意を表示してブロック271に移行する。たとえば操作方法が一致しない場合として、アプリケーション・ウインドウ10に対してキーボード操作でもマウスのクリック操作でもいずれでもよい場合がある。たとえば、図1(B)のプルダウン・メニュー29に表示された操作対象のいくつかには、対応するキー操作の内容も表示されている。あるいは、図2(B)のOKという操作対象に対する操作はマウス・ボタンのクリックでも、キーボードのEnterキーでも行うことができる。
このときデータ・ベース209のヘルプ情報の操作方法がクリックであり、ヘルプ・ウインドウ303を表示しながらユーザがアプリケーション・ウインドウ10に対してEnterを操作したような場合は、一致しなくてもユーザが目的とする処理を行える確率が高いので、表示モジュール133は、ヘルプ・ウインドウ303に注意の表示をした後に、ブロック261でつぎの操作のヘルプ情報を表示する。注意の表示は内容を変えながら警告の表示と同じような形式で行うことができる。
タイトルには、アプリケーションが処理しているファイル名も含んでいる場合がある。したがって、あるアプリケーションでファイルを編集しているときに、同一のアプリケーションで異なるファイルから記録したヘルプ情報を利用するような場合は、タイトルが一致しないこともあるが、アプリケーションが同じ場合には、そのままヘルプ情報の表示を継続しても有用な場合が多いので、表示モジュール133は、操作方法が一致しない場合と同様に処理する。
なお、ユーザがアプリケーションを起動して何らかの操作を行っている間は、記録モジュール129も動作させておくことができる。そして、ブロック273、275で途中からユーザがヘルプ情報を無視した操作をして処理の目的を達成した場合などは、編集モジュール131を起動して、それまでFIFO方式でメイン・メモリに記憶されていたヘルプ情報から新たな処理項目に対するファイルを生成してデータ・ベース209に加えることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
10…アプリケーション・ウインドウ
13…メニュー・バー
29…ドロップダウン・メニュー
50、80…ダイアログ・ボックス
53、61、63、65…選択ボックス
57…ラジオ・ボタン
59…入力ボックス
67…チェック・ボックス
13…メニュー・バー
29…ドロップダウン・メニュー
50、80…ダイアログ・ボックス
53、61、63、65…選択ボックス
57…ラジオ・ボタン
59…入力ボックス
67…チェック・ボックス
Claims (17)
- 入力装置と表示装置を備えるコンピュータがアプリケーション・ウインドウに対する操作のためのヘルプ情報を表示する方法であって、
前記表示装置にアプリケーション・ウインドウを表示するステップと、
第1のレコードと該第1のレコードの次に表示される第2のレコードを含み表示の順番に関連づけられ複数のレコードで構成されたヘルプ情報を提供するステップと、
前記表示装置にヘルプ・ウインドウを表示するステップと、
前記ヘルプ・ウインドウに前記第1のレコードに含まれるヘルプ情報を表示するステップと、
前記アプリケーション・ウインドウに対する前記入力装置の操作により生成されたイベント情報を取得するステップと、
前記取得されたイベント情報に応答して前記ヘルプ・ウインドウに少なくとも前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示するステップと
を有する表示方法。 - 前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示するステップは、前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報だけを表示する請求項1に記載の表示方法。
- 前記ヘルプ・ウインドウは、1つのレコードに含まれるヘルプ情報だけを表示できる大きさで表示される請求項1または請求項2に記載の表示方法。
- 前記ヘルプ・ウインドウに表示されるヘルプ情報は前記アプリケーション・ウインドウに表示された操作対象に関連する画像操作情報を含む請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示方法。
- 前記画像操作情報はカーソルの位置を中心とした前記アプリケーション・ウインドウの小領域の画像である請求項4に記載の表示方法。
- 前記ヘルプ・ウインドウに表示されるヘルプ情報は前記画像操作情報の前記アプリケーション・ウインドウに対する表示位置を示す画像位置情報を含む請求項4または請求項5に記載の表示方法。
- 前記ヘルプ・ウインドウは前記表示装置上のすべてのアプリケーション・ウインドウに対して常に最前面に表示される請求項1〜請求項6のいずれかに記載の表示方法。
- 前記第1のレコードに含まれるヘルプ情報と前記取得されたイベント情報を比較するステップと、
前記比較するステップに応答してユーザに警告または注意をするステップと
を有する請求項1〜請求項7のいずれかに記載の表示方法。 - 前記警告または注意をするステップが、前記ヘルプ情報に含まれる操作対象および選択項目が一致しない場合に前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報の表示を中止するステップを含む請求項8に記載の表示方法。
- 前記ヘルプ情報の表示を中止するステップの後に前記入力装置の操作により生成されたイベント情報と前記第1のレコードに含まれるヘルプ情報とが一致した場合に前記ヘルプ・ウインドウに前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示するステップを有する請求項9に記載の表示方法。
- 前記警告または注意をするステップが、前記ヘルプ情報に含まれる操作方法またはタイトルの少なくともいずれか一方が一致しない場合にユーザに注意を促すステップを含む請求項8〜請求項10のいずれかに記載の表示方法。
- 前記ヘルプ情報を提供するステップが、ユーザが目的とする処理に対応するヘルプ情報を選択するための処理項目のリストを前記ヘルプ・ウインドウに表示するステップを含む請求項1〜請求項11のいずれかに記載の表示方法。
- 前記ヘルプ情報を提供するステップが、
アプリケーション・ウインドウを表示するステップと、
前記アプリケーション・ウインドウに対する特定の処理のための前記入力装置による一連の操作に関する情報を操作単位ごとに記録して表示の順番に編成したレコードを生成するステップと
を有する請求項1〜請求項12のいずれかに記載の表示方法。 - 入力装置と表示装置を備えオペレーティング・システムが実装されたコンピュータにアプリケーション・ウインドウに対する操作のためのヘルプ情報を表示させるプログラムであって、
第1のレコードと該第1のレコードの次に表示される第2のレコードを含み表示の順番に関連づけられ複数のレコードで構成されたヘルプ情報を生成する機能と、
前記表示装置にヘルプ・ウインドウを表示する機能と、
前記ヘルプ・ウインドウに前記第1のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する機能と、
前記アプリケーション・ウインドウに対する前記入力装置の操作により生成されたイベント情報を取得する機能と、
前記取得されたイベント情報に応答して前記ヘルプ・ウインドウに少なくとも前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する機能と
を実現させるプログラム。 - 表示装置と記憶装置と入力装置とを備えオペレーティング・システムが実装されたコンピュータであって、
前記記憶装置が、前記表示装置にアプリケーション・ウインドウが表示された前記コンピュータに、
第1のレコードと該第1のレコードの次に表示される第2のレコードを含み表示の順番に関連づけられた複数のレコードで構成されたヘルプ情報を提供する機能と、
前記表示装置にヘルプ・ウインドウを表示する機能と、
前記ヘルプ・ウインドウに前記第1のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する機能と、
前記アプリケーション・ウインドウに対する前記入力装置の操作により生成されたイベント情報を取得する機能と、
前記取得されたイベント情報に応答して前記ヘルプ・ウインドウに少なくとも前記第2のレコードに含まれるヘルプ情報を表示する機能と
を実現させるプログラムを格納するコンピュータ。 - 表示装置と記憶装置と入力装置とを備えオペレーティング・システムが実装されたコンピュータであって、
ヘルプ情報のデータ・ベースを格納する記憶装置と、
ヘルプ・ウインドウにヘルプ情報を表示する表示モジュールと、
を有し、前記表示モジュールが、前記表示装置にアプリケーション・ウインドウが表示された前記コンピュータに、
前記表示装置にヘルプ・ウインドウを表示する機能と、
前記ヘルプ・ウインドウに前記データ・ベースの中から選択されたヘルプ情報を表示する機能と、
前記ヘルプ情報に対応する前記入力装置の操作により生成されたイベント情報を収集する機能と、
前記収集したイベント情報に応答して前記ヘルプ・ウインドウにつぎの操作に関するヘルプ情報を表示する機能と
を実現させるコンピュータ。 - さらに前記コンピュータに、
特定の処理のために行われたアプリケーション・ウインドウに対する前記入力装置の一連の操作に関する情報を操作単位ごとに記憶して前記データ・ベースに追加する機能を実現させる記録モジュールを有する請求項16に記載のコンピュータ。
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