JP2009086915A - 電子フォームの部品管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品の管理が容易であるとともに、部品に問題が発生した場合であっても、利用されている電子フォームの特定を容易に行うことが可能な電子フォームの部品管理システムを提供する。
【解決手段】 事前に用意された部品データを配置したサンプルフォームが表示された状態で、利用者が、利用したい部品データを選択してシート上に配置すると、部品選択手段20は、選択された部品を、電子フォームの構成部品として認識するとともに、選択された部品を、電子フォーム内のテキストデータとして組み込む。作成後、電子フォーム登録手段30が電子フォームを電子フォーム記憶手段40に登録すると、利用先登録手段50は、その電子フォームに用いられている部品と対応付けて、その電子フォームの名称を部品記憶手段10に登録する。
【選択図】 図1
【解決手段】 事前に用意された部品データを配置したサンプルフォームが表示された状態で、利用者が、利用したい部品データを選択してシート上に配置すると、部品選択手段20は、選択された部品を、電子フォームの構成部品として認識するとともに、選択された部品を、電子フォーム内のテキストデータとして組み込む。作成後、電子フォーム登録手段30が電子フォームを電子フォーム記憶手段40に登録すると、利用先登録手段50は、その電子フォームに用いられている部品と対応付けて、その電子フォームの名称を部品記憶手段10に登録する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、いわゆる電子フォームを構成する部品を管理するための技術に関する。
コンピュータネットワークの発展により、従来、用紙に記入して提出していたものを、コンピュータ上の電子フォームに入力して送信することにより、手続きを行うことが可能になってきている。
このような電子フォームでは、異なる手続きに用いられるものであっても、入力される情報には、氏名や住所等、手続きによらず共通のものがある。このため、電子フォームを作成する際にも、あらかじめ用意した共通部品を利用することが行われている。このように、ソフトウェアを部品単位で登録・管理する手法は特許文献1において提案されている。
特開平4−48330号公報
電子フォームを部品単位で管理する場合、共通の機能を持つものを単位とするのが再利用し易く開発効率が良いが、その場合、かなりの部品がほとんどの電子フォームに利用されるということが考えられ、部品単位で登録・管理する手法はかえって煩雑になると考えられる。また、上記従来の手法では、部品に問題が発生した場合、その部品がどの電子フォームに利用されているかの特定が困難となる。
そこで、本発明は、部品の管理が容易であるとともに、部品に問題が発生した場合であっても、利用されている電子フォームの特定を容易に行うことが可能な電子フォームの部品管理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明第1の態様では、電子フォームの構成要素となる部品を、その機能別に記録した部品記憶手段と、前記部品記憶手段に記憶されている部品のうち、作成対象とする電子フォームに利用するものを選択する部品選択手段と、作成した電子フォームを登録する処理を行った際に、当該電子フォームの構成要素として決定された部品に対応付けて、当該電子フォームを特定する情報を前記部品記憶手段に登録する利用先登録手段を有する電子フォームの部品管理システムを提供する。
本発明第1の態様によれば、あらかじめ用意された部品を選択することにより、電子フォームを作成し、その電子フォームを登録する際に、利用された部品を、その電子フォームを特定する情報と対応付けて記録するようにしたので、部品に問題が発生した場合であっても、利用されている電子フォームの特定を容易に行うことが可能となる。
また、本発明第2の態様は、本発明第1の態様において、前記部品選択手段が、複数の部品を配置したサンプルフォームを提示し、このサンプルフォームから選択された部品を電子フォームの構成部品として認識するとともに、選択された部品を、電子フォーム内のテキストデータとして組み込むものであることを特徴とする。
本発明第2の態様によれば、サンプルフォームから部品を選択することにより、電子フォームの構成部品として認識され、電子フォームのテキストデータに組み込まれるため、電子フォームへの部品の組み込みを容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、部品に問題が発生した場合であっても、利用されている電子フォームの特定を容易に行うことが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(1.システム構成)
図1は、本発明に係る部品管理システムの一実施形態を示す構成図である。図1において、10は部品記憶手段、20は部品選択手段、30は電子フォーム登録手段、40は電子フォーム記憶手段、50は利用先登録手段である。
(1.システム構成)
図1は、本発明に係る部品管理システムの一実施形態を示す構成図である。図1において、10は部品記憶手段、20は部品選択手段、30は電子フォーム登録手段、40は電子フォーム記憶手段、50は利用先登録手段である。
部品記憶手段10は、電子フォームを構成する部品を記憶した記憶手段である。部品選択手段20は、電子フォームを作成する際に、その電子フォームに用いる部品を、部品記憶手段10に記憶された部品の中から選択する機能を有している。電子フォーム登録手段30は、完成した電子フォームを正式なものとして電子フォーム記憶手段40に登録する機能を有している。電子フォーム記憶手段40は、作成された電子フォームを記憶する機能を有している。利用先登録手段50は、電子フォームが登録された際に、その電子フォームの構成要素として用いられる部品に対応付けて、その電子フォームを特定する情報を、部品記憶手段10に登録する機能を有している。図1に示した部品管理システムは、表示装置、記憶装置等を備えたコンピュータに、専用のプログラムを組み込むことにより実現される。また、部品記憶手段10、電子フォーム記憶手段40はハードディスク等の記憶装置で実現される。
部品記憶手段10には、テキストファイル形式の部品データ、部品情報を表形式で記録した部品一覧、部品の利用先を示す利用先テーブル、サンプル用の電子フォームであるサンプルフォームが記録されている。ここで、部品一覧の一例を図2に示す。図2に示すように、部品一覧には、部品名、機能及び条件、部品ID、部品グループの各項目が記録されている。部品名とは、利用者が理解できるように、表示等の際に用いる部品の名称である、機能および条件は、その部品を用いて実現できる機能および条件を示している。部品IDは、その部品を特定するためのIDである。部品グループは、その部品が属するグループを示すものであり、制御対象の種別により分類されている。また、部品記憶手段10には、その実体である部品データが、部品IDと対応付けて記憶されている。部品データは、テキストファイルであり、ファイル名は、部品IDに“.txt”を付したものとなっている。例えば、部品ID“chk_Zenkaku”の実データはのファイル名は“chk_Zenkaku.txt”となっている。
部品記憶手段10内では、部品グループ単位でフォルダが形成され、このフォルダ内に、その部品グループに属する部品データと、サンプルフォームが記録されている。サンプルフォームには、その部品グループに属する部品データが配置されており、利用者は、このサンプルフォーム上の部品データを選択し、基材シート上に配置することにより、電子フォームを作成することが可能となる。
ここで、文字列制御グループのサンプルフォームの一例を図3に示す。図3に示すように、サンプルフォームには、そのグループに属する部品がテキストフィールドとして配置されているとともに、ボタンが配置されている。本実施形態では、電子フォームはPDF(登録商標)形式で作成される。したがって、サンプルフォームも同様である。図3に示したサンプルフォームは、文字列制御グループについて用意されたものであるので、そのファイル名は“文字列制御.pdf”となっている。
(2.処理動作)
次に、図1に示した部品管理システムの処理動作について説明する。利用者は、電子フォームを作成する際、まず、部品ライブラリの表示指示を部品管理システムに対して行う。すると、部品管理システムは、部品記憶手段10に記憶された情報を部品ライブラリとして提示する。具体的には、部品ライブラリの情報を、階層構造で表示する。利用者は、表示された階層構造の中から、目的とするグループの部品フォルダを開いた後、サンプルフォームを指定する。すると、サンプルフォームが画面に表示される。例えば、“文字列制御”の部品フォルダ内のサンプルフォームを指定した場合には、図3に示したようなサンプルフォームが表示されることになる。
次に、図1に示した部品管理システムの処理動作について説明する。利用者は、電子フォームを作成する際、まず、部品ライブラリの表示指示を部品管理システムに対して行う。すると、部品管理システムは、部品記憶手段10に記憶された情報を部品ライブラリとして提示する。具体的には、部品ライブラリの情報を、階層構造で表示する。利用者は、表示された階層構造の中から、目的とするグループの部品フォルダを開いた後、サンプルフォームを指定する。すると、サンプルフォームが画面に表示される。例えば、“文字列制御”の部品フォルダ内のサンプルフォームを指定した場合には、図3に示したようなサンプルフォームが表示されることになる。
一方、利用者が電子フォーム作成の指示を行うと、部品管理システムは、電子フォーム作成画面を表示させる。電子フォーム作成画面には、部品が全く配置されていない状態のシートが表示される。すなわち、この時点で、表示装置には、電子フォーム作成用のシートと、サンプルフォームの2つが表示されていることになる。この状態で、利用者は、使用したいと思う部品をサンプルフォーム上から選択し、電子フォームのシート上に貼り付ける動作を行う。具体的には、サンプルフォーム上の部品データ上にカーソルを移動させ、マウスの右ボタンを押し、いわゆるドラッグ操作をして、マウスの右ボタンを、シートの配置位置で離す動作を行う。この際、部品選択手段20は、サンプルフォーム上で、マウスの右ボタンが押された位置を認識し、その位置と対応付けて記録された部品データを認識する。例えば、図3に示したサンプルフォームでは、4つのテキストフィールドのうち、上から二番目のテキストフィールドにカーソルを合わせ、マウスの右ボタンを押すと、部品選択手段20は、部品データ“Kana_Only”が選択されたことを認識する。
そして、電子フォームのシート上でマウスの右ボタンの押す動作が終わると、部品選択手段20は、選択された部品データを、電子フォームに組み込む処理を行う。具体的には、テキストフィールドをシート上に表示させるとともに、テキストデータである部品データを、電子フォームのPDF内の文書レベルのJava(登録商標)Scriptに書き込む処理を行う。
ここで、部品データ“Kana_Only”の内容を図4に示す。部品データ“Kana_Only”はテキストデータであるので、図4に示すようなものとなっている。部品データ“Kana_Only”は、図4に示したような処理を実行するための関数である。上記のように、ドラッグ操作を行うと、部品選択手段20は、このテキストデータを、そのままJavaScriptの一部として書き込む処理を行う。そして、部品選択手段20は、シートに配置した“Kana_Only”のテキストフィールドの位置と対応付けて、この関数function Kana_Only()を呼び出す命令を、JavaScriptの一部として書き込む処理を行う。
同様の処理を行い、サンプルフォームから部品データをシートにドラッグすることを繰り返すことにより、図5に示したような電子フォームが完成する。図5の例では、部品データ“Kana_Only”に対応したテキストフィールドが2箇所設けられているが、この電子フォームのJavaScriptには、部品データ“Kana_Only”は1つだけ書き込まれ、それぞれのテキストフィールドから同一の関数function Kana_Only()が呼び出されるようになっている。
このようにして、電子フォームを作成したら、利用者は、電子フォームの名称を付すとともに、プロジェクト名(案件名)を指定して登録指示を行う。登録指示を行うと、電子フォーム登録手段30は、登録指示された電子フォームを、その名称と対応付けて電子フォーム記憶手段40に登録する。
電子フォーム登録手段30が電子フォームを電子フォーム記憶手段40に登録したら、利用先登録手段50が、その電子フォームの構成要素である部品に対応付けて、その電子フォームの名称、プロジェクト名を部品記憶手段10内の利用先テーブルに登録する。例えば、図5に示した“○○_CC_mousikomi01.pdf”を登録した場合、利用先登録手段50は、“○○_CC_mousikomi01.pdf”に用いられている部品“chk_Zenkaku”、“Kana_Only”、“chkTel_keta”について、プロジェクト名“○○銀行キャッシュ&クレジット申込”と電子フォーム名“○○_CC_mousikomi01.pdf”を利用先テーブルに登録することになる。
このようにして、登録された利用先テーブルの状態を図6(a)に示す。図6(a)に示すように、図4の電子フォームに利用されていた各部品について、同一のプロジェクト名、電子フォーム名が登録される。このようにして、電子フォームを作成し、登録が行われると、利用された部品に対応して利用先テーブルにプロジェクト名、電子フォーム名が登録されていくことになる。複数の電子フォームについて登録された場合の、利用先テーブルの状態を図6(b)に示す。図6(a)に示すように、作成された電子フォームが登録されるたびに、各部品に対応付けてプロジェクト名、電子フォーム名が登録される。
例えば、利用先テーブルが図6(b)に示すようになっている状態で、部品“chk_Zenkaku” に不具合が生じた場合を考えてみる。この場合、部品“chk_Zenkaku”自体を修正するとともに、既に部品“chk_Zenkaku”が利用されている電子フォームの修正も行わなければならないが、部品記憶手段10の利用先テーブルを参照することにより、部品“chk_Zenkaku”が用いられている電子フォーム名がすぐに特定できることになる。なお、部品と対応付けて登録するのは、必ずしもプロジェクト名、電子フォーム名の組とする必要は無く、電子フォームのID等、電子フォームを特定できる情報であれば良い。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、部品管理システムを単体のコンピュータで実現した場合を例にとって説明したが、電子フォームを作成する各開発担当者が、自身の端末からネットワークを介して、部品管理システムにアクセスするような構成であっても良い。また、開発担当者の各端末に、部品選択手段20、電子フォーム登録手段30、利用先登録手段50を実現するためのプログラムを搭載し、部品記憶手段10から抽出した部品を利用して電子フォームを作成するような構成としても良い。
10・・・部品記憶手段
20・・・部品選択手段
30・・・電子フォーム登録手段
40・・・電子フォーム記憶手段
50・・・利用先登録手段
20・・・部品選択手段
30・・・電子フォーム登録手段
40・・・電子フォーム記憶手段
50・・・利用先登録手段
Claims (2)
- 電子フォームの構成要素となる部品を、その機能別に記録した部品記憶手段と、
前記部品記憶手段に記憶されている部品のうち、作成対象とする電子フォームに利用するものを選択する部品選択手段と、
作成した電子フォームを登録する処理を行った際に、当該電子フォームの構成要素として決定された部品に対応付けて、当該電子フォームを特定する情報を前記部品記憶手段に登録する利用先登録手段と、
を有することを特徴とする電子フォームの部品管理システム。 - 前記部品選択手段は、複数の部品を配置したサンプルフォームを提示し、このサンプルフォームから選択された部品を電子フォームの構成部品として認識するとともに、選択された部品を、電子フォーム内のテキストデータとして組み込むものであることを特徴とする請求項1に記載の電子フォームの部品管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254518A JP2009086915A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 電子フォームの部品管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254518A JP2009086915A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 電子フォームの部品管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009086915A true JP2009086915A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40660282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254518A Withdrawn JP2009086915A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 電子フォームの部品管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009086915A (ja) |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007254518A patent/JP2009086915A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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