JP2009120134A - 診断機能を有する車輌空調用制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 イグニッションスイッチ22の閉成により給電されるマイクロコンピュータ21を備える車輌空調用制御装置において、前記マイクロコンピュータ21が備える複数の記憶手段のうち空調制御プログラムを格納する特定の記憶手段には、前記した複数の記憶手段の記憶状態を診断し、不良診断時には外気導入モードに移行させる診断プログラム手段を設けた構成となっている。
【選択図】図2
Description
この結果、イグニッションスイッチを閉成すれば、上記バックアップデータに基づいて空調制御を再開させることができる。
そこで、この従来の車輌空調用制御装置では、マイクロコンピュータのRAMにチェックデータを設けておき、ROMに予め格納しておいたチェックデータとRAMのチェックデータとを比較し、それらのチェックデータが一致することによりRAMのバックアップデータが正常であると診断する構成となっている。
このことから、最近では、車輌が使用されるときに空調を自動で制御する構成の車輌空調用制御装置が提案されている。
なお、イグニッションスイッチの操作位置は、OFF位置、ACC位置、ON位置、START位置があるが、本出願の説明では、イグニッションスイッチの閉成とは、「ON位置」に操作されたことを言い、イグニッションスイッチの開放とは、「ON位置」以外に操作されたことを言う。
前記診断プログラム手段には、前記いずれかの記憶手段の不良診断にしたがい前記表示手段を点滅させて不良表示し、さらに、診断プログラムの実行を停止させるプログラム手段を含むことを特徴とする診断機能を有する車輌空調用制御装置を提案する。
すなわち、イグニッションスイッチが閉成され、マイクロコンピュータが給電されると、空調制御のメインプログラムに入る前に診断プログラムが実行され、先ず、診断プログラムや空調制御プログラムが設けてある特定の記憶手段の格納データが診断される。
上記の診断で、特定の記憶手段の格納データが不良のときは、外気導入モードに移る。
他の記憶手段が正常のときは、空調制御のメインプログラムを実行する。
他の記憶手段が不良のときは、外気導入モードに移る。
図1は車輌空調用制御装置の操作ノブとプッシュノブを備えた操作パネルの正面図、図2は車輌空調用制御装置の装置回路を示したブロック図である。
また、プッシュノブ14、15、16には、各スイッチの動作を示すLEDなどからなる光学的な表示灯14a、15a、16aが設けてある。
図示するように、この装置回路20のマイクロコンピュータ21は、イグニッションスイッチ22の閉成下に車輌搭載のバッテリー23に接続され、バッテリー23により給電される。
すなわち、イグニッションスイッチ22を閉成させると、バッテリー電源電圧(例えば、12V)が電圧変換回路24によって電圧変換され、その変換電圧(例えば、5V)がマイクロコンピュータ21に印加される。
この充放電回路25は、イグニッションスイッチ22のチャタリングなどによって電圧変換回路24の出力電圧が低下し、マイクロコンピュータ21がリセットすることを防止すること、また、イグニッションスイッチ22の開放に伴い信号電源回路26を介して切換スイッチ信号回路27に信号電源電圧を供給する働きをする。
マイクロコンピュータ21はファンスイッチ28のON/OFFを認識し、ON信号の入力時にはエアコンなどの空調機構部を制御する。
なお、ファンスイッチ28のON動作によってブロワモータが始動し、また、このファンスイッチ28を連動する操作ノブ12の回動操作にしたがって選択抵抗が選択され、ブロワモータの回転数制御が行われる。
これらRrDEF、A/C、REC/FRSの各スイッチ信号がSW信号入力回路30を介してマイクロコンピュータ21に入力される。
また、これらRrDEF、A/C、REC/FRSの各スイッチの操作に応じて上記した表示灯14a、15a、16aを点灯させるインジケータLED回路31が設けてある。
この場合、表示部15aが点灯状態となる。
この場合、表示部14aが点灯状態となる。
この場合、表示部16aが点灯状態となる。
すなわち、マイクロコンピュータ21の特定の記憶手段であるROMには、空調制御するメイン処理のプログラムの他、マイクロコンピュータ21のROMや、読み出し/書き込みが可能な他の記憶手段であるRAMの良否を診断する診断プログラムが設けてあり、マイクロコンピュータ21が図3〜図8に示すフローチャートの動作にしたがってROM、RAMを診断する。
すなわち、イグニッションスイッチ22の閉成によってマイクロコンピュータ21が給電さると、マイクロコンピュータ21の初期化に続いてROMのチェック動作が行われる。(ST301、ST302)
RAMの読み出し/書き込みに異常がないときはRAMをクリアした後、EEPROMの読み込みに進む。(ST304)
続いて、仕向け地設定回路41の出力データなどをデジタルデータとして入力してRAMデータとして書き込む。(ST306)
このチェックでは、先ず、ROMの格納データを読み出すために、データの読み出し先のアドレスにROMの先頭アドレスをセットし、さらに、RAMに記憶されているROMの読み出しデータの加算値であるサム値をクリアする。(ST401、ST402)
そして、このように読み出して加算した読み出しデータサム値は、予めROMに格納してあるチェックサム値と比較し、この比較において所定値となれば、ROMの格納データは良好と判断し、また、所定値とならないときは、格納データが破壊されていると判断する。(ST407、ST408、ST409)
一例として、8kバイトのROMを備えたとする。
そして、加算したデータの下位1ワードのデータについて、2の補数(反転+1)をとり、その1ワードのデータ値をチェックサム値とする。
このチエックサム値は、車輌を工場出しする前に、ROMのテーブルデータ保存領域に保存する。
したがって、この読み出しデータサム値とチエックサム値とを加算した値が、所定値(例えば、0x10000)となれば、ROMの格納データが正常であることがわかる。
また、前記の所定値以外となるときは、ROMの格納データが破壊されていることになる。
図示する如く、ROMの格納データが破壊されている場合は、エアコン出力回路32、リアデフ出力回路35、内外気アクチュエータ駆動回路(内気循環)37をOFF出力(回路の非動作)とし、また、内外気アクチュエータ駆動回路(外気導入)38を固定出力させる。(ST501、ST502、ST503、ST504)
したがって、前述のステップST501〜ST504を行い、車輌もしくは車乗者にとって安全な状態となるよう空調制御する。
このインジケータLED回路31の動作により、表示灯14a、15a、16aが10回点滅し、ROMが異常であることを表示する。(ST505、ST506、ST507、ST508)
なお、LED点滅回数カウンタが10カウントし、表示灯14a、15a、16aが10回点滅することによって診断プログラムが停止する。(ST509)
このように行われる異常処理は、次にイグニッションスイッチ22が閉成され、マイクロコンピュータ21が再びROMまたは後述するRAMの診断を行い、正常と診断されるまで繰り返す。
この診断は、図6に示すフローチャートのように、RAMの読み出し/書き込みに異常がないか否かをチェックする。
すなわち、チェック対象のアドレスにRAM先頭アドレスをセットし、続いて、アドレスに所定値Yを書き込み、また、その書き込み値を読み出す。(ST601、ST602、ST603)
このようにしてRAMの最終アドレスまでチェックし、RAMの読み出し/書き込みに異常がなければ、RAMをクリアするステップに移る。(ST607、ST608)
なお、RAMの汎用レジスタ領域はチェックせず、汎用レジスタ領域を除いた所定の領域のチェックを行う。
また、ST604では、所定値Y(例えば、0xAA)を書き込み、また、読み出しデータが0xAAと一致するか否かを判断する。
なお、0xAAでチェックした後、同様なデータ値として、例えば、0x55を書き込み、また、読み出して一致照合チェックを行ってもよい。
この異常処理は図7のフローチャートに示すように、既に述べたところのROMの異常処理(図5)とほぼ同様となる。
ただ、このRAMの異常処理では、LED点滅回数カウンタを5回のカウントに設定し、このカウントにしたがってインジケータLED回路31を動作させる。
このように、表示灯を5回点滅させてRAMの異常を報知させることで、表示灯を10回点滅させるROMの異常報知と区別できるようにしてある。
なお、前述のROMの異常処理と同様に、このRAMの異常処理は、次にイグニッションスイッチ22が閉成して、マイクロコンピュータ21が再びROMまたはRAMの診断を行い、正常と診断されるまで繰り返される。
RAMのクリアは、上記したRAMのチェックと併せて行うことで二重の診断を行いRAMの信頼性を向上させる。
なお、ST804において読み出し値が初期値「0x00」と一致しないときは、RAMの異常処理に進み、図7に示すフローチャートと同様のフローチャートにしたがって処理動作する。
また、チェック異常時には既に述べたところのRAMの異常処理(図7)と同様の処理を行ってもよい。
14、15、16 プツシユノブ
14a、15a、16a 表示灯
20 装置回路
21 マイクロコンピュータ
22 イグニッションスイッチ
23 バッテリー
24 電圧変換回路
38 内外気アクチュエータ駆動回路(外気導入駆動回路)
39 内外気アクチュエータ
Claims (3)
- イグニッションスイッチの閉成により給電され、当該イグニッションスイッチの開放により給電が遮断されるマイクロコンピュータを備える車輌空調用制御装置において、
前記マイクロコンピュータが備える複数の記憶手段のうち空調制御プログラムを格納する特定の記憶手段には、前記した複数の記憶手段の記憶状態を診断し、不良診断時には外気導入モードに移行させる診断プログラム手段を設けたことを特徴とする診断機能を有する車輌空調用制御装置。 - 請求項1に記載した車輌空調用制御装置において、
前記マイクロコンピュータが備える記憶手段は、ROM、RAM及び/又はEEPROM等の複数の記憶手段を含み、診断プログラム手段が空調制御プログラムと共に特定の記憶手段である前記ROMに設けられていることを特徴とする診断機能を有する車輌空調用制御装置。 - 請求項1または2に記載した車輌空調用制御装置において、
空調動作状態を光学的に点灯表示する表示手段を設けると共に、
前記診断プログラム手段には、前記いずれかの記憶手段の不良診断にしたがい前記表示手段を点滅させて不良表示し、さらに、診断プログラムの実行を停止させるプログラム手段を含むことを特徴とする診断機能を有する車輌空調用制御装置。
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2007
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