JP2009115396A - ループ型ヒートパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却性能が高く、ドライアウトの発生が抑制されたループ型ヒートパイプを提供することを目的とする。
【解決手段】 発熱体から受熱し液相の作動流体を蒸発させる蒸発部100と、放熱により、蒸気相の作動流体を凝縮させる凝縮部と、蒸発部100と上記凝縮部との間で作動流体を循環させる管とを備え、上記蒸発部100が、上記凝縮部から流入してきた液相の作動流体を分岐させる分岐部110と、分岐部110で分岐された液相の作動流体を受け入れ蒸気相に相変化させて送り出す、銅パイプ121内に多孔質の筒型のウィック123が挿入された二重管構造の、横に並べられた3つの蒸発器120と、3つの蒸発器120から流出してきた蒸気相の作動流体を一つに集束させる集束部130と、3つの蒸発器120を収容する蒸発器収容体140と、蒸発器収容体140の上面を覆う断熱材150とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、コンピュータなどの電子機器内の発熱素子を冷却するために用いられるループ型ヒートパイプに関する。
ヒートパイプは、内部に封入した作動流体の相変化を利用して熱を輸送する伝熱装置であり、コンビュータなどの電子機器内の発熱素子を冷却するために広く用いられている。
このヒートパイプの一種として、外部からの熱を受熱し液相の作動流体を蒸発させて蒸気相の作動流体に相変化させる蒸発部と、放熱により、蒸気相の作動流体を凝縮させて液相の作動流体に相変化させる凝縮部と、前記蒸発部と前記凝縮部との間で作動流体を循環させる管とを備えたループ型ヒートパイプが知られている。このループ型ヒートパイプは、主として人工衛星や宇宙ステーションなどの熱輸送装置として開発が進められている。
図9は、従来のループ型ヒートパイプの一例を示す概略構成図である。
図9には、外部からの熱を受熱し液相の作動流体を蒸発させて蒸気相の作動流体に相変化させる蒸発部10と、放熱により、蒸気相の作動流体を凝縮させて液相の作動流体に相変化させる凝縮部20と、蒸発部10と凝縮部20との間で作動流体を循環させる管30とを備えたループ型ヒートパイプ1が示されている(特許文献1参照。)。
このループ型ヒートパイプ1の蒸発部10には円筒形の蒸発器11が備えられており、その蒸発器11の内壁には軸方向に延びた溝形状の複数の蒸気通路13が形成されている。そして、この蒸気通路13の先端部に接するように多孔質の円筒形のウィック12が挿入されている。
管30からウィック12内に送り込まれた液相の作動流体はウィック12の内壁の微細な孔からウィック12外へと浸透して蒸気通路13に到り、蒸発器11の内壁に触れて加熱され蒸気相の作動流体に気化する。
上記の特許文献1に限らず、一般に、ループ型ヒートパイプの蒸発器11の断面は円筒形状となっているが、それは、蒸発器の製造のし易さや、蒸発部10に戻ってきた液相の作動流体のウィック12外への浸透のしやすさ、およびウィック12外へ染み出した作動流体の気化が円周方向に均一に行われやすいなどの理由によるものと考えられる。
このような形状の蒸発器を備えたループ型ヒートパイプは、主に宇宙空間での使用に適するように考えられたものであるため、例えば、このタイプのループ型ヒートパイプをコンピュータのCPU(Central Processing Unit)などの発熱素子を冷却するために適用しようとしても、高い冷却性能を発揮することができないという問題がある。
図10は、従来のループ型ヒートパイプを電子部品の発熱素子の冷却装置として適用した例を示す図である。
図10には、コンピュータのCPUなどの発熱部品40の冷却装置として、従来のループ型ヒートパイプを適用した例が示されている。
CPUやLSI(Large Scale Integration)などの電子部品は、一般に平板状のデバイスである。このような平板状のデバイスを、図10に示す従来のループ型ヒートパイプ1で冷却しようとすると、次のような不具合が生じる。すなわち、発熱部品40の熱を、ループ型ヒートパイプ1の熱伝導材料14に一旦伝えた後、この熱伝導材料14に熱的に接合された円筒状の蒸発器11に熱を伝える必要がある。しかし、図10に示すような構造の蒸発部10では、発熱部品40に近い蒸発器11の下部の温度は高くなるが、発熱部品40から離れた蒸発器11の上部の温度は低い。このような温度分布を持つ蒸発器11では、蒸発器11の上部には熱が十分に供給されないため内部の作動流体は十分に気化されにくい。
特に、ループ型ヒートパイプの場合には、円筒状の蒸発器11の内部にウィック12、蒸気通路13などの空間を確保する必要があるため、蒸発器11の直径は一般的なヒートパイプや冷却水配管などに比べて大きくなり、高さが高くなるため、上下方向の温度差が大きくなりやすい。その結果、蒸発器11の上部の作動流体の気化が十分に行われないので、凝縮部に供給される蒸気相の作動流体が少なくなり、従って、凝縮部で液化する作動流体も少なくなる。そのため、凝縮部から受熱部に供給される液相の作動流体の量が少なくなり、最後には作動流体の循環が停止してドライアウト、すなわち受熱部に液相の作動流体が無くなる現象が発生し、電子部品は過熱状態となり誤動作を生ずるに至るという問題がある。
米国特許第4765396号明細書
本発明は、上記事情に鑑み、冷却性能が高く、ドライアウトの発生が抑制されたループ型ヒートパイプを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のループ型ヒートパイプは、発熱体から受熱し液相の作動流体を蒸発させて蒸気相の作動流体に相変化させる蒸発部と、放熱により、蒸気相の作動流体を凝縮させて液相の作動流体に相変化させる凝縮部と、上記蒸発部と上記凝縮部との間で作動流体を循環させる管とを備えたループ型ヒートパイプであって、上記蒸発部が、上記凝縮部から流入してきた液相の作動流体を複数に分岐させる分岐部と、上記分岐部で分岐された液相の作動流体それぞれを受け入れ蒸気相に相変化させて送り出す、金属管内に多孔質の筒型のウィックが挿入された二重管構造の、横に並べられた複数の蒸発器と、上記複数の蒸発器から流出してきた蒸気相の作動流体を一つに集束させて上記凝縮部に送り出す集束部と、上記複数の蒸発器を収容し発熱体の熱を下面から受熱し受熱した熱を内部に拡散して上記複数の蒸発器に伝熱する蒸発器収容体と、上記蒸発器収容体の上面を覆って該蒸発器収容体からの外部への放熱を抑制する断熱材とを備えたことを特徴とする。
本発明のループ型ヒートパイプによれば、蒸発部を、複数の蒸発器を横に並べた構造としたために、蒸発器の高さを低くすることが可能となり、その結果、上下の温度差が少なくなり、かつ、蒸発器収容体の上面に備えられた断熱材によって外部への放熱が抑制されるので、蒸発器内の温度差が少なくなり、その結果、蒸発部における蒸気の発生効率がよくなり、ドライアウトの発生が抑制される。
ここで、上記蒸発器収容体が、内部空間を有し、該内部空間に発熱体からの受熱により蒸気相に相変化し上記蒸発器への伝熱により液相に相変化する第2の作動流体が封入された箱体であってもよい。
本実施形態のループ型ヒートパイプを上記のように構成した場合は、第2の作動流体の蒸発・凝縮により発熱体から蒸発器への熱輸送が行われるので蒸発器内の温度差が少なくなり、その結果、蒸発部における蒸気の生成効率がさらによくなるのでドライアウトの発生を効果的に抑制することができる。
また、上記蒸発器収容体が、上記複数の蒸発器それぞれの外壁面と接する複数の空洞を有し該複数の蒸発器それぞれが該複数の空洞それぞれに収容された金属ブロックであってもよい。
本実施形態のループ型ヒートパイプを上記のように構成した場合は、金属ブロックによる発熱体から蒸発器への熱伝導が行われるので蒸発器内の温度差が少なくなり、その結果、蒸発部における蒸気の生成効率がさらによくなるのでドライアウトの発生を効果的に抑制することができる。
本発明のループ型ヒートパイプによれば、蒸発部における蒸気の生成効率がよいため凝縮部に多量の熱を輸送することが可能で、ドライアウトの発生が抑制された、例えば、コンピュータのCPUなどの冷却に適したループ型ヒートパイプを実現することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のループ型ヒートパイプが組み込まれたコンピュータの透視図である。
図1には、主要な発熱部であるCPU51と、補助記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)52と、電源部53とを有するコンピュータ50、およびこのコンピュータ50に組み込まれた、CPU51を冷却するループ型ヒートパイプが示されている。
このループ型ヒートパイプは、発熱体であるCPU51から受熱し液相の作動流体を蒸発させて蒸気相の作動流体に相変化させる蒸発部(受熱部)100と、放熱により、蒸気相の作動流体を凝縮させて液相の作動流体に相変化させる凝縮部(放熱部)200と、蒸発部100と凝縮部200との間で作動流体を循環させる銅管300とを備えている。
図2は、第1の実施形態のループ型ヒートパイプの蒸発部(受熱部)の構造を示す斜視図である。
この蒸発部(受熱部)100は、図1に示すコンピュータに組み込まれ、インテークマニホールド(分岐部)110と、3つの蒸発器120と、エキゾーストマニホールド(集束部)130と、蒸発器収容体140と、断熱材150とを備えている。
インテークマニホールド(分岐部)110は、凝縮部200(図1参照)から送られてきて液入口110aから流入した液相の作動流体を3つに分岐させるものである。
3つの蒸発器120は、インテークマニホールド110で分岐された液相の作動流体それぞれを受け入れ蒸気相に相変化させて送り出す、銅パイプ121内に多孔質の筒型のウィック123が挿入された二重管構造の、横に並べられた管状の部材である。
エキゾーストマニホールド(集束部)130は、上記3つの蒸発器120から流出してきた蒸気相の作動流体を一つに集束させて蒸気出口130aから凝縮部200(図1参照)へと送り出すものである。
蒸発器収容体140は、上記3つの蒸発器120を収容しCPU51の熱を下面から受熱し受熱した熱を内部に拡散させて3つの蒸発器120に伝熱するものである。
断熱材150は、蒸発器収容体140の上面を覆って該蒸発器収容体140からの外部への放熱を抑制し受熱部内の温度を均一に保つためのものである。
なお、本実施形態における銅管300は、本発明にいう管の一例に相当するものであり、また、本実施形態における銅パイプ121は、本発明にいう金属管の一例に相当するものであるが、これらの管および金属管の材料は銅に限られるものではなく、熱伝導性が高いものであればどのような材料を用いてもよい。
CPU51の蒸発部100(受熱部)側の面は、縦30mm×横30mmの正方形であり、蒸発部100の外形サイズ(インテークマニホールド110およびエキゾーストマニホールド130は含まず)は縦50mm×横50mm×高さ20mmである。蒸発器収容体140は、厚さ2mmの銅板製の、内部が空洞の箱体である。
この蒸発器収容体140の内部には、平面方向に貫通する3本の蒸発器120が等間隔で並列に設置されている。3本の蒸発器120は、それぞれ、外径14mm、厚さ2mmの銅パイプ121とその銅パイプ121内に挿入された多孔質のウィック123とからなる二重管構造となっている。
蒸発器収容体140と銅パイプ121の外壁とによって蒸発器収容体140内の空洞は密閉されており、この空洞に第2の作動流体である水が封入されている。第2の作動流体は水の飽和水蒸気圧に保たれている。
また、3本の銅パイプ121の内壁には、軸方向に深さ1mmの溝形状の蒸気通路122が2mmピッチで等間隔に形成されている。銅パイプ121内壁に形成された蒸気通路122の先端部に接するように外径10mm、内径4mmの筒型のウィック123が挿入されている。この銅パイプ121の内壁に形成された蒸気通路122は、蒸気相の作動流体が流通する通路として機能する。
ウィック123は、銅粉末を焼結して形成した多孔質の円筒であり、ウィック123の内側と外側とは10μm〜50μm径の微細孔によって連通しており、ウィック123内の第1の作動流体が毛細管現象によりウィック123の外に染み出すようになっている。
3本の銅パイプ121の両端部には、凝縮部200(図1参照)から流入してきた第1の作動流体を3本のウィック123に分岐させるインテークマニホールド(分岐部)110と、3本のウィック123の蒸気通路122から流出してきた蒸気相の第1の作動流体を一つに収束させて凝縮部200に送り出すエキゾーストマニホールド(集束部)130とが接合されており、第1の作動流体が漏れ出さないようになっている。
蒸発部100(受熱部)のエキゾーストマニホールド130と凝縮部200とは、銅管300により連結されており、さらに、凝縮部200と蒸発部100のインテークマニホールド110とは、銅管300により連結されており、第1の作動流体が循環するようになっている。
第1の実施形態では、第1の作動流体と第2の作動流体とは互いに異なる個所に封入されている。第1および第2の作動流体には、ともに水が用いられているが、水以外の流体であってもよく、また、互いに異なる材料の作動流体を用いても差し支えない。第1の作動流体および第2の作動流体を封入する際には、水の飽和蒸気圧となるよう水圧が調節される。
図3は、図2に示す蒸発部を蒸発器の軸方向に切断した断面図であり、図4は、図2に示す蒸発部を蒸発器の軸方向を縦断する方向に切断した断面図である。
図3および図4に示すように、蒸発部100は、金属製の蒸発器収容体140で覆われ、蒸発器収容体140の下面140aにはサーマルグリースが塗布されており、そのサーマルグリースを介して発熱体であるCPU51が蒸発器収容体140の下面140aに熱的に接触するようになっている。
第1の実施形態では、上記蒸発器収容体140は内部空間141を有しり、この内部空間141に、発熱体からの受熱により蒸気相に相変化し、蒸発器120への伝熱により液相に相変化する第2の作動流体180が封入された箱体として構成されている。
次に、この蒸発部100の作用について説明する。
蒸発器収容体140の下面140aがCPU51によって加熱されることにより、蒸発器収容体140の内部空間141に封入された第2の作動流体180が加熱されて沸騰し、気化する。
気化した蒸気相の第2の作動流体180は温度の低い銅パイプ121表面に触れて凝集し液化することにより、CPU51からの熱は銅パイプ121に伝えられる。
銅パイプ121に伝えられた熱は、銅パイプ121内側のウィック123内の第1の作動流体160に伝えられ、第1の作動流体160が沸騰し気化する。
気化した蒸気相の第1の作動流体160はウィック123内を通り抜けエキゾーストマニホールド130を経て蒸気出口130aから送り出され、銅管300(図1参照)を通って凝縮部200(図1参照)に供給される。
凝集部200は、放熱面積を増加させるために、銅管300に複数の放熱フィン21(図1参照)が半田付けされた構造となっており、その放熱フィン21に向けた送風ファン22からの送風により、銅管300内の蒸気相の第1の作動流体160の熱は空気中に放散される。こうして凝集部200を通過する間に蒸気相の第1の作動流体160は熱を放出して凝集し液化する。
こうして液相となった第1の作動流体160は、再び銅管300を通って液入口110aからインテークマニホールド110に流入し、インテークマニホールド110により3つの銅パイプ121に流入し、蒸発部100においてCPU51の熱を受け取り、蒸気相の第1の作動流体160となって凝集部200に送られる。
次に、本発明の第2の実施形態のループ型ヒートパイプについて説明する。
図5は、第2の実施形態のループ型ヒートパイプの蒸発部(受熱部)の構造を示す斜視図である。
この蒸発部(受熱部)500は、図1に示すコンピュータに組み込まれ、発熱体であるCPU51の冷却装置として用いられるループ型ヒートパイプの主要部であり、凝縮部200(図1参照)から送られてきて液入口510aから流入した液相の作動流体を3つに分岐させるインテークマニホールド(分岐部)510と、インテークマニホールド510で分岐された液相の作動流体それぞれを受け入れ蒸気相に相変化させて送り出す、銅パイプ521内に多孔質の筒型のウィック523が挿入された二重管構造の、横に並べられた3つの蒸発器520と、これら3つの蒸発器520から流出してきた蒸気相の作動流体を一つに集束させて蒸気出口530aから凝縮部200(図1参照)へと送り出すエキゾーストマニホールド(集束部)530と、3つの蒸発器520を収容しCPU51の熱を下面から受熱し受熱した熱を内部に拡散させて3つの蒸発器520に伝熱する蒸発器収容体540と、蒸発器収容体540の上面を覆って該蒸発器収容体540からの外部への放熱を抑制し受熱部内の温度を均一に保つための断熱材550とを備えている。
なお、本実施形態における銅パイプ121は、第1の実施形態におけるものと同じものである。
CPU51の蒸発部500(受熱部)側の面は、縦30mm×横30mmの正方形であり、蒸発部500の外形サイズ(インテークマニホールド110およびエキゾーストマニホールド130は含まず)は縦50mm×横50mm×高さ16mmである。
第2の実施形態の蒸発部500は、第1の実施形態における蒸発器収容体140とは異なり、蒸発器収容体540は銅製のブロック580であり、内部に、3つの蒸発器520それぞれの外壁面と接する3つの空洞581を有し、該3つの空洞581それぞれに上記3つの蒸発器520それぞれが収容されている。
3つの蒸発器520は、第1の実施形態におけると同様、銅パイプ521とその銅パイプ521内に挿入された多孔質のウィック523とからなる二重管構造となっている。また、3本の銅パイプ521の内壁には、第1の実施形態におけると同様の蒸気通路522が形成されており、同様のウィック523が挿入されている。
ウィック523は、銅粉末を焼結して形成した多孔質の円筒であり、ウィック523の内側と外側とは10μm〜50μm径の微細孔によって連通しており、ウィック523内の作動流体が毛細管現象でウィック123の外に染み出すようになっている。
蒸発部500(受熱部)のインテークマニホールド510およびエキゾーストマニホールド530も、第1の実施形態と同様の構造を有している。
図6は、図5に示す蒸発器の軸方向に切断した断面図であり、図7は、図5に示す蒸発器の軸方向に交わる方向に切断した断面図である。
図6および図7に示すように、蒸発部500は、金属製の蒸発器収容体540で覆われており、蒸発器収容体540の下面540aにはサーマルグリースが塗布されており、そのサーマルグリースを介して発熱体であるCPU51が蒸発器収容体540の下面540aに熱的に接触している。
このように構成された蒸発部500の作用について説明する。蒸発器収容体540の下面540aがCPU51で加熱されることにより、CPU51からの熱は、蒸発器収容体540の銅ブロック580に伝えられ、さらに金属ブロック580を介して銅パイプ521に伝えられ、銅パイプ521内に挿入されたウィック523と銅パイプ521内壁の蒸気通路522にある第1の作動流体160が沸騰し、気化する。
気化した蒸気相の第1の作動流体160はウィック523内を通りエキゾーストマニホールド530を経て蒸気出口530aから送り出され、銅管300(図1参照)を通って凝縮部200(図1参照)に供給される。この凝縮部200は第1の実施形態において説明したものと同様である。蒸気相の第1の作動流体160はこの凝集部200を通過する間に熱を放出して凝集し液化する。
こうして液相となった第1の作動流体160は、再び銅管300を通って液入口510aからインテークマニホールド510に流入し、インテークマニホールド510により3つの銅パイプ521に流入し、蒸発部500においてCPU51の熱を受け取り、蒸気相の第1の作動流体160となって凝集部200に送られる。
次に、第1および第2の実施形態のループ型ヒートパイプの冷却性能を検証するため、図2〜図4に示す構造の蒸発部(受熱部)100を有するループ型ヒートパイプを図1に示すようにコンピュータに組み込み、その冷却性能と従来のループ型ヒートパイプの冷却性能との比較テストを行った。
図8は、第1および第2の実施形態のループ型ヒートパイプと従来のループ型ヒートパイプの冷却性能の比較テスト結果を示すグラフである。
図8に比較例として示すように、従来の受熱部10(図9,10参照)を用いた場合には、CPUの発熱量が100Wを超えた時点(×印)でドライアウト現象、すなわち、受熱部10の上部で作動流体の気化が十分に行われないために凝縮部20に供給される蒸気相の作動流体が少なくなり、そのため受熱部10に供給される作動流体の量が減少し、最後には作動流体の循環が停止して受熱部10に作動流体が無くなる現象が発生し、急激にCPUの温度が上昇する現象がみられた。
一方、本発明の第1の実施形態の場合には、CPUの発熱量が150Wを超えた場合でもCPU温度は60℃程度と安定しており、高い冷却性能が得られた。
このように、第1の実施形態のループ型ヒートパイプにより高い冷却性能が得られたのは次の理由によるものと考えられる。すなわち、
(1)蒸発部100が、3本の蒸発器120を横に並べた構造となっているため、蒸発器の上下方向のサイズが、図10に示す従来のループ型ヒートパイプにおける1本の蒸発器11と比較して小さくなっているので、蒸発器内の温度差が少なくなり、第1の作動流体の気化が効率よく行われること、
(2)蒸発部100が、蒸発器収容体140の上面を覆う断熱材150を備えているため、蒸発器収容体140からの外部への放熱が抑制されるので、蒸発器内の温度差が少なくなり、第1の作動流体の気化が効率よく行われること、および
(3)蒸発器収容体140が、内部空間141を有し、該内部空間141に第2の作動流体180が封入され、第2の作動流体の蒸発・凝縮による熱輸送が行われるので蒸発器内の温度差が少なくなり、第1の作動流体の気化が効率よく行われること
などによるものと考えられる。
また、本発明の第2の実施形態の場合には、CPUの発熱量が150Wを超えた場合でもCPU温度は70℃程度と安定しており、第1の実施形態とほぼ同様の高い冷却性能が得られた。
このように、第2の実施形態のループ型ヒートパイプにより高い冷却性能が得られたのは次の原因によるものと考えられる。すなわち、
(1)第1の実施形態の、上記(1)と同様の理由、
(2)第1の実施形態の、上記(2)と同様の理由、および
(3)蒸発器収容体540が熱伝導率の高い金属ブロック580内の3つの空洞581にそれぞれ銅パイプ121が収容された構造となっているため、蒸発器内の温度差が少なくなり、第1の作動流体の気化が効率よく行われること、
などによるものと考えられる。
本発明の第1の実施形態のループ型ヒートパイプが組み込まれたコンピュータの透視図である。 第1の実施形態のループ型ヒートパイプの蒸発部(受熱部)の構造を示す斜視図である。 図2に示す蒸発部を蒸発器の軸方向に切断した断面図である。 図2に示す蒸発部を蒸発器の軸方向に交わる方向に切断した断面図である。 第2の実施形態のループ型ヒートパイプの蒸発部(受熱部)の構造を示す斜視図である。 図5に示す蒸発器の軸方向に切断した断面図である。 図5に示す蒸発器の軸方向に交わる方向に切断した断面図である。 第1および第2の実施形態のループ型ヒートパイプと従来のループ型ヒートパイプの冷却性能の比較テスト結果を示すグラフである。 従来のループ型ヒートパイプの一例を示す概略構成図である。 従来のループ型ヒートパイプを電子部品の発熱素子の冷却装置として適用した例を示す図である。
符号の説明
1 ループ型ヒートパイプ
10 蒸発部
11 蒸発器
12 ウィック
13 蒸気通路
21 放熱フィン
22 送風ファン
40 発熱部品
51 CPU
52 HDD
53 電源部
100,150 蒸発部(受熱部)
110,510 インテークマニホールド(分岐部)
110a,510a 液入口
120,520 蒸発器
121,521 銅パイプ
122,522 蒸気通路
123,523 ウィック
130,530 エキゾーストマニホールド(集束部)
130a,530a 蒸気出口
140,540 蒸発器収容体
141,541 内部空間
141a,541a 下面
150,550 断熱材
160 第1の作動流体
180 第2の作動流体
200 凝縮部(放熱部)
300 銅管
580 ブロック
581 空洞

Claims (3)

  1. 発熱体から受熱し液相の作動流体を蒸発させて蒸気相の作動流体に相変化させる蒸発部と、
    放熱により、蒸気相の作動流体を凝縮させて液相の作動流体に相変化させる凝縮部と、
    前記蒸発部と前記凝縮部との間で作動流体を循環させる管とを備えたループ型ヒートパイプであって、
    前記蒸発部が、
    前記凝縮部から流入してきた液相の作動流体を複数に分岐させる分岐部と、
    前記分岐部で分岐された液相の作動流体それぞれを受け入れ蒸気相に相変化させて送り出す、金属管内に多孔質の筒型のウィックが挿入された二重管構造の、横に並べられた複数の蒸発器と、
    前記複数の蒸発器から流出してきた蒸気相の作動流体を一つに集束させて前記凝縮部に送り出す集束部と、
    前記複数の蒸発器を収容し発熱体の熱を下面から受熱し受熱した熱を内部に拡散して前記複数の蒸発器に伝熱する蒸発器収容体と、
    前記蒸発器収容体の上面を覆って該蒸発器収容体からの外部への放熱を抑制する断熱材とを備えたことを特徴とするループ型ヒートパイプ。
  2. 前記蒸発器収容体が、内部空間を有し、該内部空間に発熱体からの受熱により蒸気相に相変化し前記蒸発器への伝熱により液相に相変化する第2の作動流体が封入された箱体であることを特徴とする請求項1記載のループ型ヒートパイプ。
  3. 前記蒸発器収容体が、前記複数の蒸発器それぞれの外壁面と接する複数の空洞を有し該複数の蒸発器それぞれが該複数の空洞それぞれに収容された金属ブロックであることを特徴とする請求項1記載のループ型ヒートパイプ。
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