JP2009069543A - シート処理装置と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー像によるシート同士の接着を防止することにある。
【解決手段】シート処理装置は、処理トレイ205に積載されたシートのシート搬送方向の上流端を整合する後端整合板242と、処理トレイ上のシートを把持して、シート搬送方向の下流側に移動し、把持を解除してシートを排出するグリッパ241と、トナー像に関する画像形成状態情報に基づいてグリッパの排出動作を制御するCPU100と、を備えている。CPUは、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しにくいという情報のとき、処理トレイにシートが束状に積載整合されてから、グリッパに該シート束を排出させる動作をさせる。CPUは、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しやすい情報のとき、処理トレイにシートが1枚積載される度に、グリッパに該1枚のシートを排出させる動作をさせるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートを処理トレイに積載して形成したシート束の縁を揃えるシート処理装置と、シート処理装置を装置本体に接続若しくは内蔵して備えた画像形成装置とに関する。
画像形成装置は、シートに画像を形成する装置である。画像形成装置には、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。画像形成装置は、シートに画像を形成する装置本体に、シート処理装置が、内蔵されるか、あるいは購入選択肢(いわゆるオプション)として接続されて設けられていることがある。シート処理装置は、シート束の縁を揃える(以下、「整合」という)処理、シート束を綴じるステープル処理、綴じられたシート束を折り曲げる折り曲げ処理等の少なくとも1つの処理を行うようになっている(特許文献1)。
シート束の整合処理をするシート処理装置は、装置本体から送り込まれてきたシートを整合して束状にしてから、把持手段としてのグリッパでシート束を把持して排出するようになっている。一方、画像形成装置の装置本体は、シートにトナー像を形成して、シートを加熱してトナー像をシートに定着し、熱を帯びたシートをシート処理装置に送り込むようになっている。このため、トナー像が固化していない状態で、グリッパがシート束を把持すると、シート同士が付着して排出されることがあった(排紙接着)。
特開2007−153465号公報
しかし、従来のシート処理装置は、トナー像が固化していない状態で、グリッパがシート束を把持するため、シート同士が付着して排出されることがあり、このようなシート同士を剥がすと、シートが裂けたり、トナー像が欠損したりすることがあった。
また、このようなシート処理装置を備えた画像形成装置は、裂けたシートの枚数分、あるいはトナー像が欠損したシートの枚数分を、再度、画像形成しなければならず、画像形成効率が低かった。
本発明は、トナー像によるシート同士の接着を防止したシート処理装置を提供することにある。
本発明は、トナー像によるシート同士の接着を防止したシート処理装置を備えて、画像形成効率を向上させた画像形成装置を提供することにある。
本発明のシート処理装置は、トナー像を形成されたシートが積載される積載手段と、前記積載手段に積載されたシートのシート搬送方向の上流端を整合する整合手段と、前記積載手段に積載されたシートを把持して、前記シート搬送方向の下流側に移動し、前記把持を解除してシートを排出する排出手段と、トナー像に関する画像形成状態情報に基づいて前記排出手段の排出動作を制御する排出制御手段と、を備え、前記排出制御手段は、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しにくいという情報のとき、前記積載手段にシートが束状に積載整合されてから、前記排出手段に該シート束を排出させる動作をさせ、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しやすいという情報のとき、前記積載手段にシートが1枚積載される度に、前記排出手段に該1枚のシートを排出させる動作をさせる、ことを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によってトナー像を形成されたシートを処理する処理装置と、を備え、前記処理装置は、上記に記載のシート処理装置であることを特徴としている。
本発明のシート処理装置は、シート同士がトナー像によって接着しやすいシートのとき、そのシートを1枚ずつ排出するようになっているので、シート同士の接着を防止することができる。このため、ユーザがシートを分離するとき、シートが裂けたり、トナー像が欠損したりすることがない。
本発明の画像形成装置は、シート同士の接着を防止するシート処理装置を備えているので、裂けたシートの枚数分、あるいはトナー像が欠損したシートの枚数分を、再度、画像形成する必要がなく、画像形成効率を向上させることができる。
本発明のシート処理装置と、このシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置とを図に基づいて説明する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。画像形成装置150は、シートに画像を形成する装置である。画像形成装置150には、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。画像形成装置150は、シートに画像を形成する装置本体150Aと、画像が形成されたシートを処理するシート処理装置300とで構成されている。
シート処理装置300は、画像形成装置の装置本体150Aに購入選択肢(いわゆるオプション)として接続されている。なお、シート処理装置300は、装置本体150Aに内蔵されていてもよい。シート処理装置300は、シート束の縁を揃える(以下、「整合」という)処理をするようになっている。
画像形成装置150の装置本体150Aは、外部からの情報を画像処理部144で受けて画像処理した後、感光ドラム264にトナー像を形成して、そのトナー像をシートに転写し、画像を形成されたシートを提供するようになっている。
装置本体150Aは、下部に、シートを収納したシートカセット151を図1の右方向に引き出し自在に備えている。シートカセット151のシートSは、ピックアップローラ261によってシートカセット151から送り出される。シートSは、搬送ローラ対262、レジストローラ対263によって、画像形成手段である例えば感光ドラム264と転写ローラ265との間に送り込まれる。感光ドラム264には、予めトナー像が形成されている。このため、感光ドラム264のトナー像がシートに転写される。トナー像を転写されたシートSは、定着器266によって加熱され、トナー像を定着されてから、排紙ローラ対153によって、シート処理装置300に送り込まれる。シート処理装置300が設けられていない場合には、排紙ローラ対153から排出されたシートは、トレイ154に排出されて積載される。
画像形成装置150の装置本体150Aは、両面反転パス158を用いて両面に画像を形成するようになっている。上記プロセスを経て画像が形成されたシートは、両面反転切替部材155を通過すると、排紙ローラ対153の逆転によりスイッチバック搬送されて、両面パスローラ対156,157に送り込まれる。そして、シートは、レジストローラ対263の手前で印字パス159に合流し、裏面にトナー像を形成される。
装置本体150Aとシート処理装置300は、装置本体150Aに設けられた操作パネル152をユーザが操作することによって、作動するようになっている。装置本体150Aの制御は、制御部140によって行われる。
(シート処理装置)
図2は、本発明の実施形態におけるシート処理装置のシート搬送方向に沿った断面図である。図3は、本発明の実施形態におけるシート処理装置を装置本体150Aのトレイ154側から見た図である。
なお、実施形態の説明において、シート搬送方向とは、図1の左右方向(図2、矢印D,C方向、矢印X方向)のことである。シート排出方向とは、図1の左から右への方向(図2、矢印C方向)を言う。シートの後端とは、シート搬送方向上流側の縁のことであり、上流端と言う場合もある。シートの先端とは、シート搬送方向下流側の縁のことであり、下流端と言う場合もある。シートの側端とは、シート搬送方向に沿った縁のことである。シートの幅方向とは、シート搬送方向に対して直角でシートの表面に沿った方向(図2,矢印E,F方向、矢印Y方向)のことである。上下方向とは、図1の上下方向(図2、矢印A,B方向、矢印Z方向)のことである。なお、各図において、矢印Xはシート搬送方向を示している。矢印Yはシートの幅方向を示している。矢印Z方向は上下方向を示している。
シート処理装置300は、装置本体150Aの排出手段である例えば排紙ローラ対153から排出されたシートが積載される排出シート積載手段である例えばトレイ154に載置されている。
シート処理装置300は、装置本体150Aからシート受入部201で受け入れたシートSを、処理トレイ205上でシートSの後端と側端とを整合して束状にしてから、装置本体150A上のトレイ154(図1)に排出するようになっている。処理トレイ205は、トナー像を形成されたシートが積載される積載手段の一例である。
図2において、シート受入部201は、装置本体150Aの排紙ローラ対153(図1)から排出されたシートSを受け取る部分である。このシート受入部201に排出されたシートSは、搬送パス268を通過しながら、入口センサ202に検知された後、搬送ローラ対203、及び処理ローラ204に搬送されて、処理トレイ205上で縁を整合されて積載されるようになっている。
シートを処理トレイ205に排出する搬送ローラ対203は、駆動ローラ203aと、従動ローラ203bとで構成されている。駆動ローラ203aは、搬送モータ206から、不図示の搬送プーリギア、搬送ベルトを介して回転力を得て、回転するようになっている。処理ローラ204は、円筒部材で構成されて、外周部がゴム若しくは発泡体等ゴムに近い弾性を持った弾性体で形成されている。処理ローラ204は、処理ローラホルダ211に保持されている。
処理ローラホルダ211には、処理ローラ204が設けられている。処理ローラホルダ211は、処理ローラホルダ211の軸212を中心にして、上下方向(矢印A,B方向)に回動するようになっている。また、処理ローラホルダ211は、処理ローラ204と共に、シートを一旦下流側へ移動させた後、上流側に移動させてシートSの後端を後端規制板242に突き当てて、後端を整合するようになっている。このため、処理ローラホルダ211は、シート搬送方向に往復移動できるようになっている。さらに、処理ローラホルダ211は、処理ローラ204と共に、シートをシートの幅方向へ移動させてシートの側端を幅方向規制板243に突き当てて側端を整合するようになっている。このため、処理ローラホルダ211は、シート幅方向(矢印E,F方向)に往復移動するようになっている。
処理ローラホルダ211の上下方向への回動動作、シートの搬送方向とシートの幅方向とへの移動動作は、TDモータ216と、駆動力伝達機構217とによって行われるようになっている。駆動力伝達機構217は、不図示の整合モータギア、紙押さえカム、後端整合スライダ、側端整合スライダ、整合カム等で構成されている。
処理ローラホルダ211、処理ローラ204、TDモータ216、駆動力伝達機構217、及び後端規制板242等は、処理トレイ205に積載されたシートのシート搬送方向の上流端を整合する整合手段を構成している。
シートが束状に積載される処理トレイ205のシート幅方向に一端に設けられた幅方向規制板243の傍には、後端と側端とを整合されたシート束を必要に応じて綴じるステープラ254が設けられている。
グリッパ241は、クランプソレノイド240がオフし、不図示のばねによって閉じてシート束を把持し、TDモータ216と不図示のスライダギアによりシート排出方向へシート束と共に移動する。そして、グリッパ241は、把持を解除してシート束をトレイ154に排出するようになっている。
グリッパ241、クランプソレノイド240、TDモータ216等は、処理トレイ205に積載されたシートを把持して、シート排出方向に移動し、把持を解除してシートを排出する排出手段を構成している。
処理ローラ204と処理ローラホルダ211の作動は、TDモータ216の正転によって行われ、グリッパ241の移動は、TDモータ216の逆転によって行われる。
トレイ紙押さえ251は、処理トレイ205上に整合されたシート束がグリッパ241によって、処理トレイ205上を滑ってトレイ154に排出されるまで、トレイ154上に先に積載されているシート束をトレイ154に押圧するようになっている。この押圧は、先に積載されているシート束が、後から排出されるシート束に追従して移動するのを防止して、先に積載されているシート束の位置ずれを防止するために行われる。
(制御ブロック図)
図4は、本実施形態のシート処理装置300における制御部の構成を示すブロック図である。CPU100は、内部にROM110を有している。ROM110には、制御手順に対応するプログラム等が格納されている。CPU100は、このプログラムを読み出しながら各部の制御を行うようになっている。
CPU100は、作業用データや入力データが格納されたRAM121も有している。CPU100は、前述プログラム等に基づいてRAM121に収納されたデータを参照して制御を行うようになっている。さらに、CPU100の入力ポートには、入口センサ202(図2)、処理ローラ位置センサ、TDスライダ位置センサが接続されている。
また、CPU100の出力ポートには、搬送モータ206、TDモータ216、クランプソレノイド240、ステープラ254が接続されている。CPU100は、これらのセンサ状態に基づき、前述プログラム等にしたがって出力ポートに接続された各種モータ、ソレノイド等を制御するようになっている。
また、CPU100は、シリアルインターフェイス部(I/O)130を介して装置本体150Aの制御部140と、制御データの授受を行うと共に、制御部140から送られてくる制御データを基にして各部の制御を行うようになっている。制御部140は、トナー像がシートの片面と両面とのいずれに形成されているかのトナー像形成面情報をシート処理装置の排出制御手段である例えばCPU100に報せるトナー像形成面判定手段である例えばトナー像形成面判定部141を備えている。
CPU100は、グリッパ241のシート排出動作を制御するようになっている。CPU100は、後述する画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しにくいという情報のとき、処理トレイ205にシートが束状に積載整合されてから、グリッパ241に該シート束を排出させる動作をさせるようになっている。また、CPU100は、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しやすいという情報のとき、処理トレイ205にシートが1枚積載される度に、グリッパ241に該1枚のシートを排出させる動作をさせるようになっている。
なお、CPU100と制御部140とは、いずれか一方が他方に組み込まれていて、一体化されていてもよい。
(動作説明)
画像形成装置の動作を、図1乃至3の構成図と、図4の制御部ブロック図と、図5のフローチャートとに基づいて説明する。
CPU100は、画像形成装置150の装置本体150Aの制御部140から、シリアル通信によりシリアルインターフェイス部(I/O)130を介して、シートに関するシート情報を受ける。シート情報には、シートサイズ、ステープルするか否かの情報、画像形成状態情報である例えばトナー像が片面と両面とのいずれに形成されているかのトナー像形成面情報等がある。なお、CPU100は、制御部140からシート束を綴じるシート情報を受けていないものとする。このため、ステープラ254(図3)は、シート束を綴じる動作をしない。
装置本体150Aから送られてきたシートは、搬送ローラ対203により処理トレイ205上に排出される(S510)。処理ローラ204と処理ローラホルダ211は、TDモータ216と駆動力伝達機構217により、そのシートをシート排出方向に所定量送る(S520、S530)。
その後、処理ローラ204と処理ローラホルダ211は、後端規制板242にシートが突き当たるまで上流方向(矢印D方向)にシートを搬送し、シートの後端整合を行う。その後、処理ローラ204と処理ローラホルダ211は、TDモータ216と駆動力伝達機構217により、幅方向規制板243にシートの側端が突き当たるまで図3の左方向(矢印E方向)にシートを移動させて、シートの側端整合を行う(S540)。なお、側端整合は、必ずしも行う必要がない。
その後、処理ローラホルダ211は、矢印A方向に上昇し、処理ローラ204をシートから離し、処理ローラ204と処理ローラホルダ211は所定の位置に退避する。
整合された1枚のシートが、両面にトナー像が形成されているシートである場合(S550でNO)、整合された後、後続シートが送り込まれてくるまでに、トレイ154に排出される。すなわち、グリッパ241は、クランプソレノイド240がオフになり、不図示のばねによって閉じて、シートを把持する。そして、グリッパ241は、TDモータ216と不図示のスライダギアとによって、シート排出方向にシート束を把持したまま移動して、処理トレイ205の下流端まで移動すると、把持を解除してシートを放す。この結果、シートはトレイ154に落下して積載される(S570)。そして、CPU100は、ジョブの残りのシートが無くなるまで(S580でNO)、以上の動作を繰り返す。
なお、トレイ154に積載されたシートは、トレイ154の傾斜によって、シート搬送方向の上流側に滑降して、シート処理装置の下流端部に形成された後端整合部である例えば後端規制壁160に受け止められ、後端を整合される。このため、シートは1枚ずつ排出されることがあっても、後端は整合される。後端規制壁160にシートの後端を整合できるのであれば、処理トレイ205上でシートの後端整合をする必要がないかもしれないが、トナー像によって接着するおそれのないシートをグリッパで1枚ずつ排出するのは、非能率的であり、また、動作音が問題になる。このため、トナー像によって接着するおそれのないシートは、処理トレイ205上で束状にしてから、グリッパ241で把持してまとめて排出して、排出効率を高め、かつ動作音の発生を少なくしている。トレイ154は、シート搬送方向の上流端が下流端よりも低く形成されて傾斜している。
整合された1枚目のシートが、片面にしかトナー像が形成されていないシートである場合(S550でYES)、整合された後、後続のシートが積載される。積載される枚数は、あらかじめ設定されており、所定枚数(例えば、5枚。5枚に限定されない)積載されるまで、整合動作が繰り返される(S560、S590、S510〜S550)。
なお、処理トレイ205にシートが積載されるとき、処理トレイ205にすでに積載されている先行シートは、後から排出されてくる後続シートが重なるため、後続シートに追従して、シート排出方向に多少なりと移動して、後端整合が乱れるおそれがある。このため、後続シートが処理トレイ205上に排出されている間、先行シートは、シート排出方向に移動しないように、グリッパ241に把持されている。
あらかじめ定められた枚数(例えば、5枚)に達すると、クランプソレノイド240がオフになり、グリッパ241は、不図示のばねによって閉じて、シート束を把持する。そして、グリッパ241は、TDモータ216と不図示のスライダギアとによって、シート排出方向にシート束を把持したまま移動して、処理トレイ205の下流端まで移動すると、把持を解除してシートを放す。この結果、シートはトレイ154に落下して積載される(S570)。CPU100は、1つのジョブの残りのシートが無くなるまで(S580でNO)、以上の動作を繰り返す。
ただし、1つのジョブのシート枚数によっては、所定枚数毎に排出して、端数が出る場合がある。例えば、1つのジョブのシート枚数が11枚の場合、5枚ずつ排出し、1枚が端数として残る。この場合、CPU100は、所定枚数(所定枚数未満)に達していなくても(S560でNO,S590でYES)、端数の1枚だけを排出して終了する(排出可能になっている。)(S570,S580でNO)。
最後、CPU100は、グリッパ241がホームポジションに戻るまでTDモータ216を駆動し続けて、搬送モータ206を停止させる。これにより、シート処理装置300は、一連の処理を終了したことになる。
したがって、画像形成装置は、両面にトナー像が形成されているシートの場合、1枚ずつ排出するようになっているので、シート同士の接着を防止することができる。このため、シートは、引き裂かれて分離されることがなく、シートの破損、トナー像の欠損が生じることがない。
以上の説明は、画像形成状態情報が、トナー像が片面と両面とのいずれに形成されているかのトナー像形成面情報の場合であり、トナー像が両面に形成されているシートは、1枚ずつトレイ154に排出され、片面のシートは、束状に排出されるようになっている。
しかし、制御部140のトナー像形成面判定部141の代わりに、シートに対するトナー像の印字率が所定の値以下か超えているかの印字率情報をシート処理装置のCPU100に報せる印字率判定手段である例えば印字率判定部142を備えてもよい。
この場合、CPU100は、印字率が所定の値以下であるという印字率情報を得たとき、処理トレイ205に該シートを積載整合してから束状にしてトレイ154に排出する。また、CPU100は、印字率が所定の値を超えているという印字率情報を得たとき、処理トレイ205に該シートが1枚積載される度に、トレイ154に該1枚のシートを排出する。印字率は、シートに画像形成することができる領域(画像形成領域)に載ったトナーを平均化した値である。例えば、印字率100%の場合、画像形成領域全体にトナー像が形成され、25%の場合、画像形成領域の25%にトナー像が形成されていることになる。また、カラー画像の場合、イエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの4色を重ねるが、例えば、イエロが25%、シアンが25%、マゼンタが25%、ブラックが25%の場合は、都合100%になる。
したがって、画像形成装置は、印字率が高く、シート同士が接着しやすいシートの場合、1枚ずつ排出するようになっているので、シート同士の接着を防止することができる。このため、シートは、引き裂かれて分離されることがなく、シートの破損、トナー像の欠損が生じることがない。
また、制御部のトナー像形成面判定部141の代わりに、シートのグリッパに把持される被把持部にトナー像が形成されているか否かの被把持部情報をシート処理装置のCPU100に報せる被把持部判定手段である例えば被把持部判定部143を設けてもよい。
この場合、CPU100は、シートの被把持部にトナー像が形成されていないという被把持部情報を得たとき、処理トレイ205に該シートを束状に積載整合してから、トレイ154に排出する。また、CPU100は、被把持部にトナー像が形成されているという被把持部情報を得たとき、処理トレイ205に該シートが1枚積載される度に、トレイ154に該1枚のシートを排出する。
したがって、画像形成装置は、被把持部にトナー像が形成されて、グリッパによって把持されたとき、シート同士が接着しやすいシートの場合、1枚ずつ排出するようになっている。このため、シートは、引き裂かれて分離されることがなく、シートの破損、トナー像の欠損が生じることがない。
以上の説明において、画像形成状態情報としては、トナー像形成面情報、印字率情報、及び被把持部情報がある。これらの、情報は、トナー像形成面判定部141、印字率判定部142、及び被把持部判定部143から得られるようになっているが、各判定部は、画像処理部144から画像形成状態に関する情報を報されるようになっている。
本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態における画像形成装置に設けられたシート処理装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 図2のシート処理装置をシート排出側から見た図である。 シート処理装置の制御ブロック図である。 束出し動作説明用のフローチャートである。
符号の説明
S シート
100 CPU(排出制御手段)
140 制御部
141 トナー像形成面判定部(トナー像形成面判定手段)
142 印字率判定部(印字率判定手段)
143 被把持部判定部(被把持部判定手段)
144 画像処理部
150 画像形成装置
150A 装置本体
153 排紙ローラ対(排出手段)
154 トレイ(排出シート積載手段)
160 トレイの後端規制壁(後端整合部)
204 処理ローラ(整合手段)
205 処理トレイ(積載手段)
211 処理ローラホルダ(整合手段)
216 TDモータ(整合手段)(排出手段)
217 駆動力伝達機構(整合手段)
240 クランプソレノイド(排出手段)
241 グリッパ(排出手段)
242 後端規制板(整合手段)
243 幅方向規制板
264 感光ドラム(画像形成手段)
266 定着器
300 シート処理装置

Claims (11)

  1. トナー像を形成されたシートが積載される積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシートのシート搬送方向の上流端を整合する整合手段と、
    前記積載手段に積載されたシートを把持して、前記シート搬送方向の下流側に移動し、前記把持を解除してシートを排出する排出手段と、
    トナー像に関する画像形成状態情報に基づいて前記排出手段の排出動作を制御する排出制御手段と、を備え、
    前記排出制御手段は、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しにくいという情報のとき、前記積載手段にシートが束状に積載整合されてから、前記排出手段に該シート束を排出させる動作をさせ、画像形成状態情報が、シート同士がトナー像によって接着しやすいという情報のとき、前記積載手段にシートが1枚積載される度に、前記排出手段に該1枚のシートを排出させる動作をさせる、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記排出制御手段は、トナー像に関する画像形成状態情報に基づいて、前記積載手段にシートが束状に積載整合されてから、前記排出手段に該シート束を排出させる動作において、1つのジョブのシートの内、所定枚数のシートが前記積載手段に積載整合されたとき当該所定枚数のシートを排出し、最後、所定枚数未満のシートが前記積載手段に積載整合されたとき当該の所定枚数未満のシートを排出可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記画像形成状態情報は、トナー像がシートの片面と両面とのいずれに形成されているかのトナー像形成面情報であり、
    前記排出制御手段は、トナー像がシートの片面に形成されているトナー像形成面情報を得たとき、前記積載手段に片面シートが束状に積載整合されてから、前記排出手段に該片面シート束の排出動作をさせ、トナー像が両面に形成されているトナー像形成面情報を得たとき、前記積載手段に両面シートが1枚積載される度に、前記排出手段に該1枚の両面シートの排出動作をさせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記画像形成状態情報は、シートに対するトナー像の印字率が所定の値以下か超えているかの印字率情報であり、
    前記排出制御手段は、前記印字率が所定の値以下であるという印字率情報を得たとき、前記積載手段に該シートが束状に積載整合されてから、前記排出手段に該シート束の排出動作をさせ、前記印字率が所定の値を超えているという印字率情報を得たとき、前記積載手段に該シートが1枚積載される度に、前記排出手段に該1枚のシートの排出動作をさせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  5. 前記画像形成状態情報は、シートの前記排出手段によって把持される被把持部にトナー像が形成されているか否かの被把持部情報であり、
    前記排出制御手段は、前記被把持部にトナー像が形成されていないという被把持部情報を得たとき、前記積載手段に該シートが束状に積載整合されてから、前記排出手段に該シート束の排出動作をさせ、前記被把持部にトナー像が形成されているという被把持部情報を得たとき、前記積載手段に該シートが1枚積載される度に、前記排出手段に該1枚のシートの排出動作をさせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によってトナー像を形成されたシートを処理する処理装置と、を備え、
    前記処理装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段によってトナー像を形成されたシートを排出する排出手段と、
    前記排出手段によって排出されたシートが積載される排出シート積載手段と、を備え、
    前記シート処理装置は、前記排出シート積載手段に載置されて、前記排出手段から排出されたシートを受け入れて処理をし、前記排出シート積載手段に排出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記シート処理装置は、前記シート搬送方向の下流側に、前記排出シート積載手段に排出されたシートのシート搬送方向の上流端を受け止める後端整合部を備えた、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記シート処理装置は、請求項3に記載のシート処理装置であり、
    トナー像がシートの片面と両面とのいずれに形成されているかのトナー像形成面情報を前記シート処理装置の制御手段に報せるトナー像形成面判定手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  10. 前記シート処理装置は、請求項4に記載のシート処理装置であり、
    シートに対するトナー像の印字率が所定の値以下か超えているかの印字率情報を前記シート処理装置の制御手段に報せる印字率判定手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  11. 前記シート処理装置は、請求項5に記載のシート処理装置であり、
    シートの前記排出手段によって把持される被把持部にトナー像が形成されているか否かの被把持部情報を前記シート処理装置の制御手段に報せる被把持部判定手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
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