JP2020132317A - シート積載装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの排出不良を抑制できる構成を提供する。【解決手段】スタックトレイ171は、束排出部材78により排出されたシートが積載される。パドル75aは、束排出部材78によるシートの排出開始時に、束排出部材78のシート排出方向に関して束排出部材78よりも下流側に位置する。また、パドル75aは、束排出部材78により排出されるシートの厚さ方向に関して、シート排出方向に沿った直線(処理トレイ74の載置面74a)に対し所定距離離間した規制位置で、束排出部材78により排出されるシートSの上面を規制可能である。【選択図】図5

Description

本発明は、シートを積載するシート積載装置、及び、画像形成装置及びシート積載装置を備えた画像形成システムに関する。
シート積載装置として、シートにコシ付けをしてトレイに排出する構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の構成の場合、排出ローラ対の下流に配置されたコシ付け部材は、排出ローラ対によるシート排出方向に沿った直線(ローラ対のニップ面の延長線)よりも下方に突出することでシートにコシ付けしている。
特開2009−190839号公報
シートのコシが弱いと、シートをトレイ(積載手段)に排出する際に、シートとトレイとの摩擦によりシートが撓んで膨らんでしまう場合がある。そして、このようにシートが膨らんで排出されると、シートの排出不良が生じ易い。ここで、特許文献1に記載のように、コシ付け部材を排出ローラ対のニップ面よりも下方に突出するように設けた場合、シートの搬送抵抗が大きくなる虞がある。
本発明は、シートの排出不良を抑制できる構成を提供することを目的とする。
本発明のシート積載装置は、シートを排出する排出手段と、前記排出手段により排出されたシートが積載される積載手段と、前記排出手段によるシートの排出開始時に、前記排出手段のシート排出方向に関して前記排出手段よりも下流側に位置し、且つ、前記排出手段により排出されるシートの厚さ方向に関して、前記シート排出方向に沿った直線に対し所定距離離間した規制位置で、前記排出手段により排出されるシートの上面を規制可能な規制手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、シートの排出不良を抑制できる。
第1の実施形態に係る画像形成システムの概略構成断面図。 第1の実施形態に係るシート処理装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る画像形成システムの制御ブロック図。 (a)コシの弱いシートが処理トレイに排出された状態を、(b)コシの弱いシートを処理トレイから排出する状態を、それぞれ示すシート処理装置の概略構成断面図。 第1の実施形態において、シートを処理トレイから排出する際の状態を示すシート処理装置の概略構成断面図。 (a)第1の実施形態において、(b)第1の実施形態の変形例の第1例において、それぞれシートを処理トレイから排出している状態を示すシート処理装置の概略構成断面図。 第1の実施形態において、(a)シートを積載トレイに排出した状態を、(b)シートを積載トレイに排出した後にパドルと束排出部材をホームポジションに戻す状態を、それぞれ示すシート処理装置の概略構成断面図。 (a)第1の実施形態において、(b)第1の実施形態の変形例の第2例において、コシの強いシートを処理トレイから排出する状態を、それぞれ示すシート処理装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る束だし処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る、(a)規制部材が退避位置にある状態の、(b)規制部材が規制位置にある状態の、それぞれシート積載装置の概略構成断面図。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図9を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成システムの概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成システム]
図1は、本実施形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示している。同図に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置101と、これに併設されるシート処理装置102とから構成される。画像形成装置101は、給送ユニット10と、画像形成ユニット20と、画像読取ユニット30とで構成される。シート処理装置102は、中継搬送ユニット60と後処理ユニット70とで構成される。
[画像形成装置]
まず、画像形成装置101について説明する。画像形成装置101の給送ユニット10は、画像形成装置101の下部に設けられており、それぞれ異なるサイズの画像形成用シートを収納する複数のカセット機構10a,10b,10c,10d及び大容量カセット10eで構成され、例えば、ユーザなどの操作者が入力部86(図3)により指定したサイズのシートを給送経路P1に繰り出す。また、給送ユニット10は、手差しトレイ10fも含む。各カセット機構10a,10b,10c,10dは、装置ハウジング1から着脱可能に設置され、それぞれ内部のシートを1枚ずつ分離する分離機構と、シートを繰り出す給送機構とが内蔵されている。
給送経路P1には、大容量カセット10eと、手差しトレイ10fとが接続されている。この大容量カセット10eと手差しトレイ10fとは、装置ハウジング1の一方側の側方(図1における右側)に設けられており、装置ハウジング1には各々に対応するシート供給口(給送開口)16,17が設けられている。大容量カセット10eは、大量に消費するサイズのシートを収納するオプションユニットで構成される。手差しトレイ10fは、分離給送が困難な厚紙シート、コーティングシート、フィルムシートなどの特殊シートを供給可能なように構成される。つまり、本実施形態において用いられるシートには、印刷用の普通紙以外の種々のシート材が含まれる。シート材の例としては、薄紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シートのようなプラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材が挙げられる。
給送経路P1には、各カセット機構10a,10b,10c,10dおよび大容量カセット10eから給送経路P1a,P1b,P1eを経由して供給されるシートを下流側に給送する搬送ローラ対11と、レジストレーションローラ対12とが設けられている。レジストレーションローラ対12は、給送経路P1の終端部に設けられ、シート先端(搬送方向の下流端)に当接することでシートの斜行を補正した後、画像形成ユニット20へ向けてシートを送り出す。また、手差しトレイ10fから供給されるシートは、給送経路P1fを経由してレジストレーションローラ対12に送られる。
なお、各カセット機構10a,10b,10c,10dおよび大容量カセット10eにはそれぞれ給送機構の例であるピックアップローラ13と分離機構の例である搬送ローラ対14とが設けられており、これらによってシートを1枚ずつ給送経路P1に供給する。装置ハウジング1内で手差しトレイ10fのシート供給口17の近傍には、搬送ローラ対15が設けられており、ユーザによって手差し供給されたシートをレジストレーションローラ対12に向けて搬送する。
画像形成ユニット20は、カセット機構10aの上方で、搬送パスP2上に設けられており、例えばインクジェット方式の印刷ヘッドを有する画像形成部21を備えている。画像形成部21は搬送パスP2を挟んで搬送ベルト22と対向する位置に設けられている。画像形成部21は搬送パスP2に沿って搬送ベルト22に支持されて搬送されるシートにインクなどの液体を噴射することによりシートに液体を付着させて印刷する。本実施形態の画像形成部21は、シートの搬送方向と交差する方向(特に、搬送方向に直交する幅方向)の所定範囲に亘ってインクを同時に噴射可能なラインヘッドで構成されている。
なお、本開示の画像形成部はインクジェット方式に限定されることはなく、例えば回転する感光ドラムと、その周囲に配置された、レーザ発光器やLED発光器などの発光器、現像器、クリーナーとを備えた電子写真ユニットとしてもよい。その場合、感光ドラムに発光器で光学的に潜像を形成し、この潜像に現像器を用いてトナーを付着させる。この感光ドラムに画像形成するタイミングに合わせて、搬送パスP2にシートを搬送し、転写チャージャーで感光ドラムから該シート上にトナー像を転写する。転写チャージャーのシート搬送方向下流側に配置されている定着ローラは、シートに転写されたトナー像に対して、ハロゲンヒータ等の熱源が発する熱を加えてトナーを溶融させる。その後、温度低下に伴ってトナーがシートに固着することにより、シートに定着した画像が得られる。
画像形成ユニット20によって画像形成処理が施されたシートは、シート反転パスP3か、第1排出部40aに排出するための搬送パスP4か、中継搬送ユニット60に搬送するための搬送パスP5に搬送される。経路切換部23は、シートの搬送先に応じて不図示の切換部材が移動し、シートを搬送パス(P3,P4,P5)のいずれかに案内する。
シート反転パスP3は、シートの表裏を反転させるための搬送パスで、両面印刷の際に使用したり、片面印刷でも、フェイスダウン(シートの印刷面を下に向けた状態)で後述する後処理ユニット70に搬送したりする場合に用いる。
搬送パスP4はシートを第1排出部40aに排出するための搬送パスである。シートを第1排出部40aに排出する場合は、経路切換部23により搬送パスP2から搬送パスP4にシートが受け渡され、シートの印刷面(両面印刷の場合は2回目に印刷した面)が下方を向いたフェイスダウンの状態でシートがシート載置面(載置部)41に排出される。搬送パスP4は、略水平の搬送パスP2から経路切換部23を起点に上方に湾曲(円弧を描くように)しており、湾曲部の終端から装置ハウジング1に設けられたシート排出口24に向かうように形成されている。
シートが中継搬送ユニット60に搬送される場合は、経路切換部23による経路の切り替えは行わず、シートは搬送パスP2に沿ってストレートに搬送される。なお、シートを中継搬送ユニット60に搬送する際に、フェイスアップ(シートの印刷面を上に向けた状態)で搬送する場合はシート反転パスP3による反転処理は行わずに、フェイスダウンで搬送する場合はシート反転パスP3を用いてシートの表裏を反転してから搬送する。
画像読取ユニット30は、第1排出部40aおよび搬送パスP4の上部に設けられており、原稿の画像を読み取る画像読取部33と、給送される原稿を載置する原稿給送トレイ31と画像読取部33で読取済みの原稿が排出される原稿排出トレイ32とで構成される。画像読取ユニット30は画像読取部33で読み取った原稿画像を画像データに光電変換して、電気信号として画像形成ユニットへ出力する。なお、原稿を載置するプラテンと、プラテンに沿って往復動するキャリッジと、キャリッジに設けられた画像読取部33とを用いて原稿の画像を読み取ってもよい。
[シート処理装置]
次に、シート処理装置102について説明する。シート処理装置102の中継搬送ユニット60は、画像形成ユニット20で画像形成処理されたシートを後処理ユニット70に搬送するためのユニットで、経路切換部61を有している。経路切換部61は、シートを後処理ユニット70の積載手段としてのスタックトレイ171に排出するための搬送パスP5(搬送路)と、シートを後処理ユニット70のユニットハウジング71上面のシート載置面71aに排出するための搬送パスP6と、で搬送パスを切り替える。搬送パスP5を通過するシートは排出ローラ62によって後処理ユニット70に向けて排出され、搬送パスP6を通過するシートは排出ローラ63によって後処理ユニット70のシート載置面71aに向けて排出される。後処理ユニット70のシート載置面71aは画像形成システム100の第2排出部40bを構成し、スタックトレイ171は画像形成システム100の第3排出部40cを構成する。
シート処理装置102のシート排出先をスタックトレイ171とシート載置面71aとのどちらにするかは、シートに対して綴じ処理等の後処理を行うか否かで切り替える。本実施形態では、シート載置面71aに対してシートをストレートに排出するため、シートをフェイスダウンで排出したい場合は第1排出部40aに、フェイスアップで排出したい場合は第2排出部40bに排出するようにモード分けしてもよい。なお、搬送パスP6に設けられた排出ローラ63がシート搬送方向と直交する幅方向に移動可能に構成された場合は、第2排出部40bではシートを幅方向にシフトさせることでジョグ排出をすることができる。
後処理ユニット70は、中継搬送ユニット60から受け取ったシートに対して綴じ処理等の後処理を施すユニットである。本実施形態の後処理ユニットは、搬送された複数のシートを部揃え集積してシート束を形成し、そのシート束に対して綴じ処理をするシート綴じ処理機構が搭載されている。
なお、本実施形態では、画像形成装置101と後処理ユニット70との間に中継搬送ユニット60が介在する構成を説明するが、後処理ユニット70を画像形成装置101に直接連結してもよい。つまり、後処理ユニット70は、中継搬送ユニット60を組み合わされていない単独のユニットでも処理装置として機能する。また、後処理ユニット70は、シートに後処理を施す機能を有するか否かに関わらず、画像形成装置等から受け取ったシートを積載するシート積載装置の例でもある。
図2を用いて、シート積載装置としての後処理ユニット70の構成を説明する。後処理ユニット70はユニットハウジング71内に、シート供給口72、搬送パスP5、排出ローラ73a、73b、載置手段としての処理トレイ74、シート搬入部材(75a、75b)、ステープル綴じ処理部76、規制部としてのシート端規制部材77、幅方向端部規制手段としての幅整合部材79、および、排出手段としての束排出部材78が格納され、シート供給口72の反対側に上下動可能な、積載手段としてのスタックトレイ171が設けられている。
シート搬入部材は、規制手段、搬送手段又は回転体としてのパドル75aと、搬送手段としてのローレットベルト75bとで構成され、処理トレイ74上のシートの端部、本実施形態では後端(排出ローラ73bにより搬送されるシートの搬送方向上流端)をシート端規制部材77に突き当てる方向にシートを搬送するための部材である。即ち、中継搬送ユニット60及びシート供給口72を介して画像形成装置101から受け取ったシートは、排出ローラ73a、73bにより搬送され、処理トレイ74に載置される。処理トレイ74は、複数のシートをシート束として載置可能である。この際、パドル75a及びローレットベルト75bにより、排出ローラ73bによる搬送方向と逆方向にシートを搬送し、シートの端部をシート端規制部材77に突き当てる。
シート端規制部材77は、後述する束排出部材78によりシートの排出方向に関して、処理トレイ74の上流端部に位置し、処理トレイ74に載置されたシートの上流端部を規制可能である。パドル75aおよびローレットベルト75bはそれぞれシートから離間した退避位置とシートに接触して回転する作動位置(搬送位置)との間で移動可能に構成され、搬送位置において図2における反時計回り方向(所定方向)に回転することでシートを搬送する。即ち、パドル75a及びローレットベルト75bは、それぞれ、シートに当接して回転することでシートを搬送可能な回転体であり、シートを搬送可能な搬送位置において所定方向に回転することで処理トレイ74に載置されたシートを、シート端規制部材77に向けて搬送する。
幅整合部材79は、後処理ユニット70におけるシート幅方向(束排出部材78によるシートの排出方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向))にそれぞれの移動可能な一対の整合部材で構成され、シート幅方向に関して、処理トレイ74に載置されたシートの端部位置を規制する。幅整合部材79は、シートの側端(シート幅方向の端縁)から離間した退避位置と、シート幅方向に関してシートを整合する際の目標位置(整合位置)に対応する作動位置との間で移動可能に構成される。幅整合部材79は、少なくとも一方の整合部材が、シートの側端に接触しながら退避位置から作動位置に移動することで、処理トレイ74に排出されたシートを整合位置に整合させる。なお、必ずしも両側の整合部材が移動する必要はなく、いずれか一方の整合部材は後処理ユニット70の枠体に対して固定の規制部材で、他方の整合部材のみが移動して固定の規制部材に対してシート幅方向の整合動作を行うようにしてもよい。また、他方の整合部材はシート幅方向の端縁に接触して移動する必要はなく、シート上面に接触してシート幅方向に移動可能な部材や、シート幅方向にシートを搬送するローラ部材を設けることでシート幅整合動作は可能である。
ステープル綴じ処理部76は、処理トレイ74上でシート搬送方向およびシート幅方向において整合・集積されたシート束に対して綴じ処理を行うものである。ステープル綴じ処理部76はシート幅方向において移動可能に構成され、シート束のコーナ部やシート端規制部材77に接触するシート端縁の所望の位置に綴じ処理が可能である。なお、本実施形態ではステープル針を用いた針綴じ機構を採用しているが、ステープル針を用いない針無し綴じ機構を採用してもよく、針綴じ機構と針無し綴じ機構とをそれぞれ後処理ユニット70のフロント側(画像形成システム100の正面側、図1の手前側)とリア側(図1の奥側)にそれぞれ設けて、ユーザの設定に応じて針綴じと針無し綴じとを切り替えるようにしてもよい。
束排出部材78はシート束の後端縁を押し出すことで処理トレイ74上のシート束をスタックトレイ171に排出する。束排出部材78は、シート束が形成されるまでは処理トレイ74の下方に退避しており、処理トレイ74上でシート束が形成された後に(綴じ処理を行う場合は綴じ処理を行った後)ガイド部材78aに沿って移動することでシート束の後端縁に接触して、シート束をスタックトレイ171に向けて押し出すように構成されている。なお、束排出部材78は、上述のようにステープル処理されたシート束以外に、ステープル処理されていないシート束も排出可能である。
なお、ここまで記載した排出ローラ73a、73b、処理トレイ74、シート搬入部材(75a、75b)、ステープル綴じ処理部76、シート端規制部材77、幅整合部材79、および束排出部材78の構成の詳細は、例えば特開2015−16970号公報等に記載されており、針綴じのみならず、針無し綴じやパンチ(穴あけ)、折り処理等のさまざまな後処理ユニットを適用することが可能である。また、綴じ処理を行わずにシートをシート幅方向にシフトしてスタックトレイ171に排出することもでき、これも後処理に含めることができる。シートを幅方向にシフトさせる場合は、幅整合部材79で整合する位置を変更するか、排出ローラ73a、73bがシート幅方向にシフトする機構によりシートの排出位置を変更することで達成できる。
図1に示すように、本実施形態の後処理ユニット70(および中継搬送ユニット60)は、画像形成装置101の側方で置台50の上に設置されている。置台50は設置部51と脚部52と開口53とで構成され、画像形成装置101の側方に設けられたフック部材54を開口53に引っかけることで固定する。設置部51は不図示のスライドレールが設けられており、後処理ユニット70は図1の左右方向にスライド移動可能に構成されている。後処理ユニット70(および中継搬送ユニット60)が画像形成装置101から離間することで、シートが詰まった際のジャム解消処理を行うことができる。
後処理ユニット70が設置部51の先端側へ移動した際は、置台50に対して反時計回り方向に力がかかるが、脚部52がフック部材54と画像形成装置101の側面部1cに支えられるため、置台50が倒れることはない。
[排出構成]
本実施形態では、処理されたシートを排出する排出部が複数設けられている。第1排出部40aは、上述した通り、画像形成部21によって画像形成処理されたシートをフェイスダウンでストレート排出するか、シート反転パスP3でシートの表裏を反転してフェイスアップで排出するための排出部である。第1排出部40aは画像形成装置101の所謂胴内排出部であって、装置ハウジング1の立ち面1a、天井面1bおよび載置面41で区画された空間で構成される。
第2排出部40bは、後処理ユニット70のユニットハウジング上面(71a)を用いた排出部で、画像形成部21によって画像形成処理されたシートをフェイスアップでストレート排出するか、シート反転パスP3でシートの表裏を反転してフェイスダウンで排出する。つまり、第1排出部40aと第2排出部40bとはユーザの設定によってどちらにも排出可能にされるが、生産性を考えると、フェイスダウンの場合は第1排出部40aへ、フェイスアップの場合は第2排出部40bへ排出することが望ましい。
また、画像形成部21による画像形成処理によってシートに付着するインクの量によって(例えば、後述の画像比率に関する情報に基づいて)第1排出部40aに排出するか第2排出部40b排出するかを振り分けることも可能である。例えば、画像比率が低い場合はシートに付着したインクを乾燥させる必要が無いので、上述の通りフェイスダウンの場合は第1排出部40aへ、フェイスアップの場合は第2排出部40bへそのまま排出する。しかし、画像比率が高い場合はシートに付着したインクを乾燥させる必要があるため、一旦シート反転パスP3にシートを搬送して排出までの時間を稼ぐことでシートを乾燥させる。シートをシート反転パスP3で搬送した後は第1排出部40aへはフェイスアップのシートが排出され、第2排出部40bへはフェイスダウンのシートが排出される。なお、シート反転パスP3にファン等の乾燥部材を設けるとより乾燥効果を高めることができる。
第3排出部40cは後処理ユニット70のスタックトレイ171で、後処理ユニット70で後処理されたシートが排出される。このスタックトレイ171は昇降可能に構成されており、シート積載量に応じて昇降する。また、本実施形態の後処理ユニット70はシートを幅方向にシフトさせる機構を有しているため、ステープル綴じ処理をしなくてもスタックトレイ171上でシートを幅方向にシフトさせた状態で排出させることができる。
なお、本実施形態では、画像比率に関する情報に基づいて後処理ユニット70による後述の処理が行われる。しかし、例えば、後処理ユニット70による処理に適した範囲の限度を超えた高い画像比率の画像が形成されたシート(例えば、濃い色の全面ベタ画像等が印刷されたシート)は、第1排出部40aか第2排出部40bに排出されるようにしてもよい。
また、後処理ユニット70で後処理を行う場合はストレート排出に比べて生産性が落ちてしまう。よって、生産性重視のモードの場合も第1排出部40aか第2排出部40bに排出するようにしてもよい。
[制御構成]
図3は、本実施形態の画像形成システム100の制御構成を示した図である。画像形成装置101とシート処理装置102とはそれぞれ制御CPU81,87を有しており、相互に情報をやりとりすることができる。画像形成装置101の第1制御CPU81は、画像形成制御部82と、第1駆動制御部83と、読取制御部84と第1信号制御部85に接続されている。読取制御部84は、画像読取ユニット30の画像読取部33が読み取った画像データを取得し、印刷データとして第1制御CPU81に送る。第1制御CPU81は読取制御部84から受け取った印刷データを画像形成制御部82に送り、画像形成制御部82は画像形成部21を制御して画像形成処理を行う。また、第1制御CPU81は第1信号制御部85に接続された各種センサからの入力情報(シート端部の検知等)に応じて第1駆動制御部83に命令を出し、シートを搬送するローラの駆動モータ(搬送駆動モータ)や切換部材駆動部を制御してシートを搬送する。また、第1制御CPU81は、ユーザからの印刷モード、排出モード、後処理モード等の情報を入力する入力部86と接続されており、入力された情報に応じて各制御部を制御し、またシート処理装置102の第2制御CPU87にモード情報を送信する。
入力部86からは「画像形成モード」と「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードはカラー・モノクロ印刷、両面・片面印刷などのモード設定と、シートサイズ、シート種類(シートの坪量、材質、鍬目等)、プリントアウト部数、拡大・縮小印刷、などの画像形成条件を設定する。また「後処理モード」は、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ処理モード」「エコ綴じ処理モード」「ジョグ仕分けモード」などに設定する。また、処理トレイ74に載置され、束排出部材78が1回の動作により排出するシート束の枚数(束形成枚数)も設定可能である。なお図示の装置には「マニュアル綴じモード」が設けられ、このモードは画像形成装置101の第1制御CPU81とは別にオフラインでシート束の綴じ処理動作を実行する。
シート処理装置102の第2制御CPU87は後処理ユニット70に設けられており、この第2制御CPU87で後処理ユニット70だけではなく中継搬送ユニット60の動作も制御する。第2制御CPU87は、第2駆動制御部88と第2信号制御部89とに接続されており、第2制御CPU87は第2信号制御部89に接続された各種センサからの入力情報(シート端部の検知等)に応じて第2駆動制御部88に命令を出し、シート処理装置102の動作を制御する。第2駆動制御部88は、第2制御CPU87の命令に基づき、シートを搬送するローラを駆動する搬送駆動モータM1や、中継搬送ユニット60の経路切換部61に配置された切換部材を駆動する切換部材駆動部M2を制御してシートを搬送させる。また、第2駆動制御部88は、ステープル綴じ処理部76を駆動するステープル駆動部M3、幅整合部材79を駆動する幅整合駆動部M4、並びにパドル75aを昇降させるパドル昇降モータM52(移動手段)及びローレットベルト75bを昇降させるローレット昇降モータM51とも接続されており、これらの駆動部を制御することで後処理ユニット70に後処理動作を実行させる。
また、第1制御CPU81は第2制御CPU87に後処理モードとシート枚数情報(束形成枚数)、部数情報及び画像形成するシートのサイズや厚さ等のシート種類情報などのデータを転送する。これに加えて、第1制御CPU81は画像形成処理を終了する都度、ジョブ終了信号を第2制御CPU87に転送する。また、本実施形態では、印刷情報、特にシートの画像比率に関する情報(例えば、インクの吐出量)を第1制御CPU81が第2制御CPU87に転送する。印刷情報は、シートの画像比率に関する情報の他に、画像読取ユニット30で読み取った画像情報、もしくはその画像情報から算出したインク吐出量等が含まれる。
ここで、「画像比率(印字率)」とは、シートの画像形成可能な全領域の面積に対して画像が形成される領域の面積の比率である。例えば、シートに対して画像形成部21が画像形成可能な全領域に最大濃度の画像を形成する全面ベタ画像は、画像比率100%である。インクジェット方式の画像形成装置の場合、画像比率が高いと、そのシートに形成する画像に使用するインクの量も多くなる。なお、以下の説明において、画像比率に基づく動作の制御に用いられる、画像比率に関する情報の種類は特に限定されない。画像比率に関する情報の例としては、インクジェット方式におけるインクの吐出量を積算したカウント値、電子写真方式において画素毎のドットの有無を指定する信号を積算したカウント値(ビデオカウント値)が挙げられる。また、シートの搬送方向に関して、画像形成部21の下流、排出ローラ73bの上流のシートの搬送パスの何れかの箇所に、画像形成部21でシートに形成された画像を読み取り可能なCISなどセンサを設け、このセンサの情報を画像比率に関する情報としても良い。このセンサは、画像形成装置101又はシート処理装置102の何れにあっても良い。
[ローレットベルトについて]
次に、ローレットベルト75bの詳細について、図2を用いて説明する。ローレットベルト75bは、処理トレイ74の上方に昇降自在に配置されており、図示の例では、シート幅方向に2個間隔をあけて配置されている。ローレットベルト75bは、例えば、ゴムなどの柔軟性を有し、且つ、摩擦力の高い無端状のベルト部材であり、駆動ローラ75b1と、アイドルローラ75b2との間にニップ支持されている。本実施形態のローレットベルト75bは、表面に細かい凹凸が形成されている。駆動ローラ75b1は、搬送駆動モータM1により回転駆動され、これにより、ローレットベルト75bも回転駆動される。
また、ローレットベルト75bは、ローレット昇降モータM51により図2の上下方向に昇降自在に移動可能である。ローレット昇降モータM51は、パルスモータであり、パルス数によりローレットベルト75bの昇降方向の位置を調整可能である。
[パドルについて]
次に、パドル75aの詳細について、図2を用いて説明する。パドル75aは、束排出部材78によるシートの排出方向に関し、ローレットベルト75bの下流側に配置されている。また、パドル75aは、装置のフレームに対し、支持軸751で揺動自在に支持されたアーム750の先端部に回転可能に支持されている。アーム750には、パドル昇降モータM52(図3)に駆動連結されており、パドル昇降モータM52の駆動により支持軸751を中心に揺動可能である。そして、アーム750の先端部に設けられたパドル75aの昇降位置、即ち、束排出部材78により排出されるシートの厚さ方向に関する位置を調整可能である。なお、パドル昇降モータM52も、パルスモータであり、パルス数によりパドル75aの昇降方向の位置を調整可能である。
また、パドル75aは、搬送駆動モータM1により回転駆動される。本実施形態では、搬送駆動モータM1は正逆回転が可能であり、所定方向(図2における反時計回り方向)及び所定方向とは逆方向に回転可能である。なお、パドル75aは、搬送駆動モータM1とは別の駆動モータにより駆動し、この別の駆動モータを正逆回転可能としても良い。この場合、搬送駆動モータM1は、一方向にのみ回転するようにしても良い。パドル75aは、例えば、処理トレイ74のシート幅方向の中央(シートセンタ)を基準に所定距離離れて左右対称に一対配置されている。なお、パドルは、シートセンタとその両サイドに計3個配置しても、或いはシートセンタに1つを配置してもよい。また、パドル75aは、ゴム質の板状部材、プラスチックの羽根部材などフレキシブルな回転体で構成されている。なお、このような回転体としては、このパドル以外に、ローラ、ベルトなどの摩擦回転部材で構成することも可能である。
[ローレットベルト及びパドルの動作]
次に、処理トレイ74上におけるシートの整合時のローレットベルト75b及びパドル75aの動作について、図2を用いて簡単に説明する。
ローレットベルト75b及びパドル75aは、排出ローラ73a、73bが回転している間は所定方向に回転している。即ち、画像形成装置101からシート供給口72を介して受け取ったシートは、排出ローラ73a、73bにより処理トレイ74に向けて搬送されるが、この際、ローレットベルト75b及びパドル75aは所定方向に回転している。そして、回転している状態のローレットベルト75b又はパドル75aが下降して処理トレイ74上のシートに当接することで、シートをシート端規制部材77に向けて搬送する(掻き込む)。一方、ローレットベルト75b又はパドル75aが上昇して処理トレイ74から離間することで、処理トレイ74上のシートに作用しなくなる。
上述したように、ローレットベルト75bは、搬送駆動モータM1により回転駆動され、ローレット昇降モータM51により昇降方向に移動する。また、パドル75aは、搬送駆動モータM1により回転駆動され、パドル昇降モータM52により昇降方向に移動する。但し、ローレットベルト75bとパドル75aの少なくとも一方は、搬送駆動モータM1とは別の駆動モータにより駆動するようにしても良い。以下で説明する動作は、シート処理装置102の第2制御CPU87が、搬送駆動モータM1、ローレット昇降モータM51、パドル昇降モータM52の駆動を制御することで行われる。
まず、ローレットベルト75b及びパドル75aは、画像形成システムが画像形成ジョブを実行していない状態では、ホームポジション(HP)に位置する。即ち、ローレットベルト75b及びパドル75aは、装置の起動時又は画像形成装置101から1枚目のシートを受け取る前は、処理トレイ74から離間した退避位置の一例であるホームポジションに位置している。
次に、画像形成装置101で画像形成された複数のシートを処理トレイ74に載置してシート束とするシート束整合処理を含む画像形成ジョブを実行する。ジョブが入力されると、画像形成装置101の第1制御CPU81からシート処理装置102の第2制御CPU87(図3)にシートの情報が通知される。
すると、ローレットベルト75bが下降して処理トレイ74の上面又は処理トレイ74に既に載置されているシートの上面に当接する。即ち、画像形成ジョブが実行され、且つ、1枚目のシートが処理トレイ74に載置される前に、一度、ローレットベルト75bを当接させる動作(イニシャル時の当接動作)を行う。イニシャル時の当接動作は、シート又はシート束が処理トレイ74に既にある場合に、シート又はシート束のズレを防止するための動作である。なお、シートが処理トレイ74になければ、ローレットベルト75bが処理トレイ74に接触することになる。
次に、1枚目又は次のシートSが処理トレイ74に載置される前に、ローレットベルト75bが処理トレイ74から離れる方向に移動する離間動作を行う。このような離間動作は、ローレットベルト75bの下方位置にシートSを受け入れるために行う。即ち、ローレットベルト75bは、シートが処理トレイ74に載置されることを待機している状態では、処理トレイ74から離れた待機位置に位置する。
そして、シートSが排出ローラ73bから抜け出て処理トレイ74上に排出されたら、パドル75aを下降させ、処理トレイ74に載置されたシートSをシート端規制部材77に向けて搬送する。パドル75aは、排出ローラ73bによるシートSの搬送方向に関してローレットベルト75bの下流側に設けられており、回転することで処理トレイ74に載置されたシートSを、待機位置にあるローレットベルト75bの下方位置まで搬送する。
次に、シートSが処理トレイ74に載置された場合に、ローレットベルト75bは、シートSの上面に当接し、シートSの端部(後端)がシート端規制部材77に突き当たるようにシートSを搬送する。即ち、パドル75aによりシートSがシート端規制部材77に向けて搬送されたら、ローレットベルト75bを下降させ、シートSの上面に当接させる。この際、パドル75aはホームポジションまで上昇させる。
そして、ローレットベルト75bによりシートSを更に搬送し、シートSの後端をシート端規制部材77に突き当てる。次に、幅整合部材79によるシートSの幅方向の端部位置の規制を行う。
次に、ローレットベルト75bを再度シートSに上面に当接させ、シートSの端部(後端)がシート端規制部材77に突き当たるようにシートSを搬送する。即ち、シートSの幅方向の整合後、再度、シートSの後端をシート端規制部材77に突き当てるべく、ローレットベルト75bを下降させる。そして、ローレットベルト75bによりシートの搬送を行う。
以上が、1枚目のシートSなどでイニシャル動作を行った際に処理トレイ74上にあったシートSの後端及び幅方向の整合を行う処理である。次に、2枚目のシート又はイニシャル動作後の次のシートを受け入れる場合には、次のような動作を行う。即ち、排出ローラ73bから2枚目又は次のシートが処理トレイ74に排出されると、ローレットベルト75bが待機位置に移動し、パドル75aが下降してシートを掻き込む。そして、ローレットベルト75bを下降させてシートを更に掻き込み、シートの後端をシート端規制部材77に突き当てる。その後、ローレットベルト75bを若干上昇させて、処理トレイ74上に載置されたシート(又はシート束)と今回搬送されたシートにより形成されるシート束の幅整合を行い、ローレットベルト75bを再度下降させて、このシート束の後端をシート端規制部材77に突き当てる。そして、次のシートが搬送されるのを待機する。
このような動作をそのジョブで指定されたシートの枚数分繰り返し、処理トレイ74上に所望のシート枚数のシート束を得る。そして、ステープル綴じ処理を行うなど、シート束に所望の処理を行って、或いは、処理を行わずにそのまま、シート束を束排出部材78(図2)によりスタックトレイ171に排出する。
[コシの弱いシートの排出について]
ここで、図4(a)に示すように、処理トレイ74上にコシの弱いシート又はシート束(以下、単にシートSと記載する)が載置されると、処理トレイ74からスタックトレイ171に突出したシートSの一部がスタックトレイ171に垂れ下がる。そして、シートSとスタックトレイ171との接触面積が大きくなる。この状態で、図4(b)に示すように、束排出部材78により処理トレイ74上のシートSを排出すると、スタックトレイ171上のシートSの一部がスタックトレイ171との摩擦により移動しにくくなっているため、シートSが撓んで上方に膨らんでしまう場合がある。このようにシートSが膨らんで排出されると、シートの排出不良が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態では、シートSの排出時にパドル75aによりシートSの上面を規制して、シートの膨らみを抑制するようにしている。以下、この点について、図5ないし図8を用いて説明する。
[シート排出時のパドルの位置について]
図5に示すように、規制手段としてのパドル75aは、束排出部材78によるシートSの排出開始時に、束排出部材78のシート排出方向に関して束排出部材78よりも下流側に位置する。即ち、本実施形態では、束排出部材78がシート排出方向に沿って移動し、最終的にパドル75aよりも下流側まで移動する。このため、パドル75aは、束排出部材78によるシートSの排出開始時、例えば、束排出部材78がシートSを移動させるべくホームポジションからの移動を開始した時には、束排出部材78の下流側に位置することになる。
そして、パドル75aは、束排出部材78により排出されるシートの厚さ方向、即ち、昇降方向に関して、シート排出方向に沿った直線に対し所定距離離間した規制位置で、束排出部材78により排出されるシートの上面を規制可能である。ここで、本実施形態では、シート排出方向に沿った直線は、処理トレイ74のシートが載置される載置面74aである。
パドル75aは、上述したように、パドル昇降モータM52により、処理トレイ74に載置されたシートをシート端規制部材77に向けて搬送する搬送位置と、ホームポジションである退避位置との間で昇降可能である。規制位置は、パドル75の昇降方向に関し、退避位置と搬送位置との間である。即ち、規制位置は、搬送位置よりも載置面74aから退避した(上方の)位置であり、退避位置は、規制位置よりも載置面74aから退避した(上方の)位置である。
パドル75aは、処理トレイ74にシート束の最終シート(処理トレイ74に載置されるシートが1枚の場合は1枚のシート)が載置され、シートS(シート束又は1枚のシート)の後端及び幅整合が終了した時点では、退避位置に位置している。そして、この状態からシートSを排出すべく束排出部材78が動作を開始すると、パドル75aが規制位置まで移動する。このパドル75aの規制位置への移動のタイミングは、束排出部材78が移動を開始する前のタイミングでも良いし、束排出部材78が移動を開始したタイミングでも良いし、束排出部材78がシート束の後端に当接するタイミングでも良い。要は、束排出部材78がシート束の後端に当接するまでの間にパドル75aが規制位置へ移動していることが好ましい。なお、束排出部材78がシートを排出し始めてからパドル75aが規制位置へ移動するようにしても良いが、この場合、シート束が規制位置まで膨らむ前にパドル75aが規制位置に位置するように、パドル75aの移動を行うことが好ましい。本実施形態では、これらの何れかのタイミングをシートの排出開始時とする。
また、本実施形態の場合、図6(a)に示すように、パドル75aは、規制位置において束排出部材78により排出されるシートS(シート束又は1枚のシート)の上面に当接した場合に、該シートSに対して該シートSが排出される方向に搬送力を付与するように回転する。即ち、パドル75aは、規制位置において前述の所定方向(シートを掻き込む方向)とは逆方向(図6(a)の矢印α方向)に回転する。これにより、束排出部材78により排出されている最中に膨らんだシートの上面にパドル75aが当接しても、パドル75aが回転しているため、パドル75aがシート排出の抵抗となることが抑制される。
ここで、パドル75aの周速度V1は、束排出部材78によりシートを排出する速度V2以上(V1≧V2)とすることが好ましい。これにより、パドル75aがシートの排出を促し、シートの排出をより円滑に行って排出不良を抑制できる。なお、パドル75aの矢印α方向への回転開始は、パドル75aが規制位置に移動する前でも良いし、移動の開始と同時でも良いし、その後でも良い。但し、束排出部材78により排出されたシートの上面がパドル75aに接触する前にパドル75aの回転を開始させることが好ましく、パドル75aが規制位置に位置するまでにパドル75aの回転を開始していることがより好ましい。
また、パドル75aの規制位置及び周速度V1は、束排出部材78の位置によって可変にしても良い。例えば、束排出部材78がシート排出方向に関して第1の位置にある場合にパドル75aの規制位置を第1の位置とし、束排出部材78が第1の位置よりも下流に位置する場合にパドル75aを第1の位置よりも載置面74aから離れた側(上方)としても良い。これは、シートSの排出動作時に束排出部材78が下流側に移動する程シートの膨らみが大きくなる傾向となる可能性があり、このときにパドル75aを更に下方に移動させると、パドル75aによりシートを押さえつける力が強くなってシートの搬送抵抗が大きくなるからである。このため、シートの排出動作時に束排出部材78が下流側に移動する程、パドル75aの規制位置を上方に移動させることが好ましい。
また、パドル75aの周速度を第1の位置では第1の速度とし、第2の位置では第1の速度よりも速い第2の速度としても良い。これは、シートSが排出される程スタックトレイ171との接触面積が大きくなり、搬送抵抗が大きくなるためである。したがって、束排出部材78が下流に移動する程、パドル75aの周速度を高くすることで、パドル75aによるシートSの排出動作のアシスト力を高くすることが好ましい。
なお、本実施形態では、束排出部材78によるシートの排出時にパドル75aを規制位置で回転させたが、図6(b)に示すように、シートの排出時にパドル75aを規制位置で回転させなくても良い。この場合であっても、膨らんだシートの上面がパドル75aにより規制されるため、排出不良を抑制できる。
パドル75aは、図7(a)に示すように、束排出部材78によるシートSの排出が完了するまで規制位置に位置することが好ましい。そして、シートSの排出が完了すると、図7(b)に示すように、束排出部材78及びパドル75aが、それぞれホームポジションへ移動を開始する。なお、パドル75aが規制位置からホームポジション(退避位置)へ移動を開始するタイミングは、少なくとも、排出されるシートの後端がパドル75aの位置を超えた後とすることが好ましいが、シートの排出が概ね完了した時点(例えば、シートの排出方向の長さの4/5以上がスタックトレイ171上に排出された時点)でパドル75aの退避位置への移動を開始しても良い。
また、本実施形態では、シートのコシの強さに応じて、シートの排出時にパドル75aを規制位置に位置させるようにしている。即ち、図8(a)に示すように、シートSのコシが強い場合、束排出部材78によるシートSの排出時にシートSがほぼ膨らまずに排出される場合がある。このため、本実施形態では、シートSのコシが強い場合には、シートSの排出時であってもパドル75aを退避位置に位置させたままとしている。
このために本実施形態では、取得手段としての第2制御CPU87は、束排出部材78により排出されるシートのコシに関する情報を取得可能である。シートのコシに関する情報は、例えば、シートの坪量、鍬目、画像形成装置101でシートに画像形成された画像の画像比率に関する情報、シートの水分量、束排出部材78により排出されるシート束のシートの枚数(束形成枚数)の何れか1つ或いは複数、更には全部である。なお、シートのコシに関する情報として、これらのうちの使用しない情報については、第2制御CPU87が取得しないような構成としても良い。
第2制御CPU87は、これらの情報を第1制御CPU81から取得可能である。なお、シートの水分量については、例えば、画像形成装置101が備える環境センサにより検知した温度及び湿度から算出するようにしても良い。
制御手段でもある第2制御CPU87は、取得したシートのコシに関する情報が所定の条件を満たす場合には、束排出部材78によるシートの排出開始時にパドル75aを規制位置に位置させるようにパドル昇降モータM52を制御する。一方、第2制御CPU87は、取得したシートのコシに関する情報が所定の条件を満たさない場合には、束排出部材78によるシートの排出開始時にパドル75aを退避位置に位置させるようにパドル昇降モータM52を制御する。
次に、所定の条件を満たす場合と満たさない場合の具体例について説明する。まず、シートのコシに関する情報がシートの坪量である場合について説明する。この場合には、取得したシートの坪量が所定量以下の場合に所定の条件を満たし、取得したシートの坪量が前記所定量よりも大きい場合には所定の条件を満たさない。即ち、シートの坪量が所定量以下の場合、シートのコシが弱いと判断する。所定量は、例えば、60g/mである。
次に、シートのコシに関する情報がシートの鍬目である場合について説明する。この場合には、取得したシートの鍬目が束排出部材78によるシートの排出方向に交差する方向(即ち、横目)である場合に所定の条件を満たし、取得したシートの鍬目が束排出部材78によりシートの排出方向に沿った方向(即ち、縦目)である場合には所定の条件を満たさない。即ち、シートが横目である場合、シートのコシが弱いと判断する。
次に、シートのコシに関する情報が画像比率に関する情報である場合について説明する。この場合には、取得したシートの画像比率が所定比率以上の場合に所定の条件を満たし、取得したシートの画像比率が所定比率よりも小さい場合には所定の条件を満たさない。即ち、シートの画像比率が所定比率以上の場合、シートのコシが弱いと判断する。所定比率は、例えば、60%である。
次に、シートのコシに関する情報がシートの水分量である場合について説明する。この場合には、取得したシートの水分量が所定の水分量以上の場合に所定の条件を満たし、取得したシートの水分量が所定の水分量未満の場合には所定の条件を満たさない。即ち、シートの水分量が所定の水分量以上の場合、シートのコシが弱いと判断する。所定の水分量は、例えば、9%である。
次に、シートのコシに関する情報がシート束のシートの枚数(束形成枚数)である場合について説明する。この場合には、取得したシートの枚数が所定枚数以下の場合に所定の条件を満たし、取得したシートの枚数が所定枚数よりも多い場合には所定の条件を満たさない。即ち、シート束のシートの枚数が所定枚数以下の場合、シート束のコシが弱いと判断する。所定枚数は、例えば、5枚である。
本実施形態では、このように何れかの条件の少なくとも1つをシートのコシの弱さの判断基準とし、この判断基準を満たす場合に、シートのコシが弱いと判断し、パドル75aを規制位置に位置させて排出時のシートの膨らみを規制している。これにより、コシの弱いシートが膨らんで排出されることでシートの排出不良が発生することを抑制できる。
一方、上述の判断基準を満たさない場合には、シートのコシが強いと判断し、パドル75aを退避位置に位置させるようにしている。これにより、シートのコシが強い場合には、パドル75aを規制位置に移動させる動作をしないため、その分、装置の生産性を高くできる。但し、図8(b)に示すように、シートのコシが強くてもパドル75aを規制位置に位置させるようにしても良い。即ち、シートのコシに拘らず、束排出部材78によるシートの排出時にパドル75aを規制位置に位置させるようにしても良い。シートのコシが強い場合、シート排出時にシートが撓みにくいため、図8(b)に示すように、パドル75aが規制位置にあっても、パドル75aとシートとが接触しにくいためである。
[シート排出時の制御フロー]
次に、本実施形態のシート排出時(束だし時)における束排出部材78及びパドル75aの制御フローについて、図9を用いて説明する。まず、束だしが開始されると、まず、第2制御CPU87は、シートのコシが所定量より弱い、即ち、上述の所定の条件を満たすか否かを判断する(S1)。S1で所定の条件を満たさない、即ち、シートのコシが所定量よりも強い場合(S1のNo)、パドル75aを退避位置に位置させたまま束排出部材78により処理トレイ74に載置されたシートの排出を行う(S2)。この際の束排出部材78の動作を束だし往路動作という。そして、シートがスタックトレイ171に排出されると、束排出部材78をホームポジションへ戻す(S3)。この際の束排出部材78の動作を束だし復路動作という。
一方、S1で所定の条件を満たす、即ち、シートのコシが所定量よりも弱い場合(S1のYes)、パドル75aをシートを排出する方向(図5の矢印α方向(CW))に回転させる(S4)。次いで、パドル75aを規制位置まで下降させる(S5)。次いで、パドル75aを規制位置に位置させた状態で、束だし往路動作を行う(S6)。そして、シートがスタックトレイ171に排出されると、パドル75aの回転を停止し、束だし復路動作を行う(S7)。更に、束だし往路動作を開始してから200ms後に、パドル75aを退避位置(ホームポジション(HP))に移動させる(S8)。
このような本実施形態によれば、シートの排出不良を抑制できる。即ち、シートのコシが弱くてシート排出時にシートが膨らむような場合でも、パドル75aによりシートの上面を規制することでこのような膨らみを抑制できる。このため、シートの排出不良を抑制できる。また、パドル75aは、規制位置にあってもシートのコシの強さなどによっては排出されるシートがパドル75aと接触せず、このような場合にはシートの搬送抵抗となることはない。また、シートのコシが強く撓みによる排出不良が生じにくい場合には、パドル75aを退避位置に位置させたままシートを排出させるため、シートが排出時にパドル75aに当接することをより確実に抑制でき、搬送抵抗の増大を抑制できる。
なお、上述の説明では、規制手段がパドル75aである場合について説明したが、規制手段は、ローレットベルト75bであっても良いし、パドル75aとローレットベルト75bの両方であっても良い。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図10を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、本発明を処理トレイ74に載置されたシートを排出する構成に適用した場合について説明したが、本実施形態では、本発明を排出ローラ対201からスタックトレイ202にシートを排出する構成に適用したものである。例えば、図1における第1排出部40aなどの構成に本発明を適用したものである。シートの排出構成以外については、第1の実施形態の構成と同様である。
本実施形態では、排出手段及び一対の排出回転体としての排出ローラ対201は、ニップ部でシートを挟持搬送することで、ニップ部に形成されるニップ面に沿ってシートを排出する。また、シート排出方向に沿った直線は、このニップ面の延長線N(図10(b))である。なお、ニップ面は、排出ローラ対201のそれぞれのローラが当接する面であり、それぞれのローラの回転中心を結ぶ線と直交する面である。なお、一対の排出回転体は、ベルトであっても良い。
積載手段としてのスタックトレイ202は、画像形成装置やシート処理装置の搬送路から排出ローラ対201により排出されたシートが積載される。本実施形態では、規制手段としての規制部材203がスタックトレイ202の上方に配置されている。
規制部材203は、装置本体に対し支持軸203aにより回転自在に支持されており、移動手段としての駆動モータ204により駆動されることで、支持軸203aを中心に揺動可能である。これにより、規制部材203は、図10(a)に示す退避位置と、図10(b)に示す規制位置との間で昇降方向(シートの厚さ方向)に移動可能である。規制位置は、ニップ面の延長線Nに対し所定距離離間した位置である。退避位置(ホームポジション)は、規制位置よりもスタックトレイ202から離れた位置である。
このような本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に、排出されるシートSのコシが強い場合には、図10(a)に示すように、規制部材203は、シートSの排出時に退避位置に位置する。一方、排出されるシートSのコシが弱い場合には、図10(b)に示すように、規制部材203は、シートSの排出時に規制位置に位置する。これにより、シートのコシが弱くて膨らんでも、規制部材203に規制されるため、シートの排出不良を抑制できる。
なお、本実施形態では、規制部材203が規制位置でシートと接触してシートの上面を規制する規制面は、平面又は湾曲面としている。即ち、規制部材203は、回転しない構成としている。但し、第1の実施形態と同様に、規制部材をパドル、ローラ、ベルトなどの回転体として、接触したシートが更に排出される方向に搬送力を付与するように回転させても良い。
また、本実施形態の場合も、シートのコシに拘らず、シートの排出時に規制部材203を規制位置に位置させても良い。
<他の実施形態>
第1の実施形態では、シート処理装置102は第2制御CPU87により制御していたが、この第2制御CPU87を省略して、画像形成装置101の第1制御CPU81によりシート処理装置102も制御するようにしても良い。また、第2制御CPU87がある構成であっても、パドルや束排出部材の制御については、第1制御CPU81により行っても良い。
更に、本発明のシート積載装置は、上述の後処理ユニット以外にも、画像形成装置と一体に構成されたものであっても良い。
21・・・画像形成部/70・・・後処理ユニット(シート積載装置)/74・・・処理トレイ(載置手段)/74a・・・載置面/75a・・・パドル(規制手段、回転体、搬送手段)/75b・・・ローレットベルト/77・・・シート端規制部材(規制部)/78・・・束排出部材(排出手段)/87・・・第2制御CPU(取得手段、制御手段)/100・・・画像形成システム/101・・・画像形成装置/102・・・シート処理装置/171、202・・・スタックトレイ(積載手段)/201・・・排出ローラ対(排出手段、排出回転体対)/204・・・駆動モータ(移動手段)/M52・・・パドル昇降モータ(移動手段)/P5・・・搬送パス(搬送路)

Claims (13)

  1. シートを排出する排出手段と、
    前記排出手段により排出されたシートが積載される積載手段と、
    前記排出手段によるシートの排出開始時に、前記排出手段のシート排出方向に関して前記排出手段よりも下流側に位置し、且つ、前記排出手段により排出されるシートの厚さ方向に関して、前記シート排出方向に沿った直線に対し所定距離離間した規制位置で、前記排出手段により排出されるシートの上面を規制可能な規制手段と、を備えた、
    ことを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記排出手段により排出されるシートのコシに関する情報を取得可能な取得手段と、
    前記規制手段を、前記規制位置と、前記規制位置よりも前記シート排出方向に沿った直線から退避させた退避位置との間で移動可能な移動手段と、
    前記排出手段によるシートの排出開始時に前記規制手段を、前記取得手段により取得したシートのコシに関する情報が所定の条件を満たす場合には前記規制位置に位置させ、前記シートのコシに関する情報が所定の条件を満たさない場合には前記退避位置に位置させるように、前記移動手段を制御する制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記取得手段により取得するシートのコシに関する情報は、シートの坪量であり、
    前記取得手段により取得したシートの坪量が所定量以下の場合に前記所定の条件を満たし、前記取得手段により取得したシートの坪量が前記所定量よりも大きい場合には前記所定の条件を満たさない、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のシート積載装置。
  4. 前記取得手段により取得するシートのコシに関する情報は、シートの鍬目であり、
    前記取得手段により取得したシートの鍬目が前記排出手段によるシートの排出方向に交差する方向である場合に前記所定の条件を満たし、前記取得手段により取得したシートの鍬目が前記排出手段によりシートの排出方向に沿った方向である場合には前記所定の条件を満たさない、
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載のシート積載装置。
  5. 画像形成装置で画像形成されたシートを積載するシート積載装置であって、
    前記取得手段により取得するシートのコシに関する情報は、前記画像形成装置でシートに画像形成された画像の画像比率に関する情報であり、
    前記取得手段により取得したシートの画像比率が所定比率以上の場合に前記所定の条件を満たし、前記取得手段により取得したシートの画像比率が前記所定比率よりも小さい場合には前記所定の条件を満たさない、
    ことを特徴とする、請求項2ないし4の何れか1項に記載のシート積載装置。
  6. 前記取得手段により取得するシートのコシに関する情報は、シートの水分量であり、
    前記取得手段により取得したシートの水分量が所定の水分量以上の場合に前記所定の条件を満たし、前記取得手段により取得したシートの水分量が前記所定の水分量未満の場合には前記所定の条件を満たさない、
    ことを特徴とする、請求項2ないし5の何れか1項に記載のシート積載装置。
  7. 前記規制手段は、前記規制位置において前記排出手段により排出されるシートの上面に当接した場合に、該シートに対して該シートが排出される方向に搬送力を付与するように回転する回転体である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし6の何れか1項に記載のシート積載装置。
  8. シートが搬送される搬送路と、
    前記搬送路から排出されたシートが載置される載置手段と、を備え、
    前記シート排出方向に沿った直線は、前記載置手段のシートが載置される面であり、
    前記排出手段は、前記載置手段に載置されたシートを前記積載手段に排出する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7の何れか1項に記載のシート積載装置。
  9. シートが搬送される搬送路と、
    前記搬送路から排出されたシートが載置される載置手段と、
    前記載置手段に載置されたシートの端部を規制可能な規制部と、
    前記搬送路から排出されたシートを前記規制部に向けて搬送する搬送手段と、を備え、
    前記シート排出方向に沿った直線は、前記載置手段のシートが載置される面であり、
    前記排出手段は、前記載置手段に載置されたシートを前記積載手段に排出し、
    前記規制手段は、前記搬送手段であり、
    前記移動手段は、前記搬送手段を、前記載置手段に載置されたシートを前記規制部に向けて搬送可能な搬送位置に移動可能であり、
    前記規制位置は、前記厚さ方向に関し、前記退避位置と前記搬送位置の間である、
    ことを特徴とする、請求項2ないし6の何れか1項に記載のシート積載装置。
  10. 前記載置手段は、複数のシートをシート束として載置可能であり、
    前記取得手段により取得するシートのコシに関する情報は、前記排出手段により排出するシート束のシートの枚数であり、
    前記取得手段により取得したシートの枚数が所定枚数以下の場合に前記所定の条件を満たし、前記取得手段により取得したシートの枚数が前記所定枚数よりも多い場合には前記所定の条件を満たさない、
    ことを特徴とする、請求項9に記載のシート積載装置。
  11. 前記搬送手段は、シートに当接して回転することでシートを搬送可能な回転体であり、
    前記回転体は、前記搬送位置において所定方向に回転し、前記規制位置において前記所定方向とは逆方向に回転する、
    ことを特徴とする、請求項9又は10に記載のシート積載装置。
  12. 前記排出手段は、ニップ部でシートを挟持搬送することで、前記ニップ部に形成されるニップ面に沿ってシートを排出する一対の排出回転体であり、
    前記シート排出方向に沿った直線は、前記ニップ面の延長線である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7の何れか1項に記載のシート積載装置。
  13. シートに画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像形成されたシートを積載する、請求項1ないし12の何れか1項に記載のシート積載装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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