JP4942512B2 - シート折り方法及び後処理装置並びに画像形成システム - Google Patents

シート折り方法及び後処理装置並びに画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置から搬出されたシートをステープル綴じ或いは所定の折り目位置で折り合わせる後処理装置及びこれに用いるシート折り方法に係わり、連続して搬出されるシートを効率的にシート折り処理することが可能な装置及び方法の改良に関する。
一般に、画像形成装置から搬出されるシートを部揃えしてステープル綴じ、或いは冊子状に折り合わせる後処理装置は広く知られている。これらの後処理装置においてシートを後処理するため複数のシート集積手段を備えた装置も例えば第1のシート集積手段ではシートを束状に集積してステープル綴じし、第2のシート集積手段では束状に集積したシートを冊子状に折り合わせる装置構成として知られている。
例えば特許文献1には画像形成装置からのシートを上方の第1シート集積手段と、下方の第2シート集積手段に分岐する経路でそれぞれに選択的に搬出する装置が開示されている。そして同公報には第1シート集積手段及び第2のシート集積手段に至るシートの経路中に2つのステープル装置を配置し、このステープル位置にシートを集積し、第1のステープルでシート端部を端面綴じし、第2のステープルでシート中央を中綴じしている。従って2つに分岐した経路の一方にステープル位置を設けてシートを綴じ合わせ、その後に第1と第2のトレイに搬出している。このとき下方に位置する第2のシート集積手段にはステープル綴じしたシートを冊子状に折り合わせて搬出収納する装置構成が開示されている。
同様に特許文献2には画像形成装置からのシートを搬入経路からスイッチバックさせてシート集積手段に集積し、このシート束をトレイに配置したステープル装置で端面綴じしてトレイ後方側の収納スタッカに収容する。一方トレイ上のシート束の中央を中綴じしてトレイ前方側に案内し、このシート束を前方側の折り経路で冊子状に折り合わせて収納スタッカに集積する装置構成が開示されている。
このように上述の特許文献1及び2のものはいずれもステープル装置を配置した経路(或いはトレイ)にシートを部揃え集積し、ステープル綴じ後に第1のトレイ及び第2のトレイに振り分け搬出する装置構成を採用している。また、特許文献3には画像形成装置からのシートを互いに分岐した第1の経路及び第2の経路に導き、各経路で部揃え集積とステープル綴じを施し、その一方はその状態で排紙スタッカに搬出し、他方はステープル綴じしたシート束を冊子状に折り合わせて排紙スタッカに搬出する装置構成が提案されている。
上述のように構成された後処理装置ではステープル綴じ処理位置で綴じ動作(ステープル綴じ動作及び綴じシートをトレイに搬出する排紙動作)中にも上流側の画像形成装置では後続する処理のために後続シートに画像形成が継続して行われているのが一般的である。そこで特許文献3には後処理動作の実行中に画像形成された後続シートをシート搬入経路に一時的に待機させる装置構成が提案されている。
同公報にはステープル綴じのためにシートを集積する処理トレイとシート搬入口との間に待機経路を設け、この待機経路に後続するシートを一時的に待機させる経路構成が開示され、この待機経路はスイッチバック経路で構成されている。また、処理トレイに至るシートを一時的に待機させ、このシートと後続して送られた次シートとを重ね合わせて処理トレイに送る装置が例えば特許文献4に開示されている。
特開2000−63031号公報 特開2000−169028号公報 特開2004−269249号公報 特開2001−58739号公報
上述のように画像形成装置などから連続して搬出されるシートを部揃え集積してステープル綴じ、冊子折り、パンチ孔開けなどの後処理を施す装置において、この後処理動作中に画像形成装置から後続するシートが送られることがある。このような場合に従来は、画像形成装置の画像形成を中断させて後処理動作が終了した後に後続するシートを後処理装置に搬出するシステム制御を採用している。このような制御構成ではシステム全体の稼働効率が劣る問題と、システム制御が複雑となる問題が知られている。
そこで前掲特許文献3及び4に開示されているように後処理装置のシート搬入口と後処理部との間の経路中にシートを一時的に滞留させる待機経路を設け、この待機経路に画像形成装置からのシートを一時的に保持することが提案されている。ところがこのようにシートの経路中に待機経路を配置すると、この経路にシートを滞留させるためのシート搬送機構とその制御が複雑となり、勢い装置の大型化と搬送構成の複雑化を招く問題が新たに発生する。
そこで本発明者は、画像形成装置からのシートを搬入するシート搬入経路と、この経路から分岐してシートを反転搬送するスイッチバック経路を設け、このスイッチバック経路の下流側にシート集積部を配置する装置構成を採用し、このシート搬入経路の分岐点の上流側にシートを一時的に保持する待機経路を設け、分岐点の下流側にシートを正逆反転搬送可能な搬送手段を配置するとの知見に至った。これにより正逆転可能な搬送手段の制御によってシートの待機と、待機したシートを集積部に搬送する搬送機構を簡素化することが出来、その制御も容易となる。
従って、本発明は搬入口からシートを後処理集積部に移送する際に、後処理動作中に後続するシートの待機と、この待機シートを集積部に移送する機構が簡単でその制御も容易である後処理装置の提供をその主な課題としている。
また、本発明は順次供給されるシートを待機させて集積部に移送する際にページ順が狂うことのない後処理装置の提供をその課題としている。
更に本発明は画像形成装置などから送られるシートを部揃え集積して折り合わせる後処理装置において後処理動作中に送られる後続シートを待機させた後、集積部に移送する際にページ順が狂うことのないシート折り方法の提供をその課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。
シートを束状に集積して折り処理する後処理装置であって、搬入口を有し略々水平方向に配置したシート搬入経路と、上記シート搬入経路から分岐し、搬入口からのシートの搬送方向を反転して下流側に案内するスイッチバック経路と、上記スイッチバック経路の下流側に配置し、シートを束状に集積するシート集積手段と、上記シート集積手段で集積されたシートに折り処理を施すシート折り手段とを備える。
上記シート搬入経路には、(1)上記スイッチバック経路の分岐点の上流側に配置され、搬入口から送られたシートの少なくとも後端を経路上方に退避させる待機経路と、(2)この待機経路にシート後端を案内するフラッパ手段と、(3)上記分岐点の下流側に配置された正逆転可能な搬送ローラ手段と、を設ける。
上記搬送ローラ手段は、互いに圧接・離間自在のローラ対と、このローラ対を圧接離間する作動手段とで構成し、上記制御手段は、搬入口からのシートを上記待機経路に退避させるときには上記ローラ対を互いに圧接し、上記待機経路に保持したシートと後続シートとを重ね合わせるときには上記ローラ対を離間させ、この重ね合わせたシートを上記スイッチバック経路に搬送するときには上記ローラ対を互いに圧接させる。
前記シート搬入経路には、前記フラッパ手段の上流側に搬入口からのシートを下流側に搬送する搬入ローラ対が、前記スイッチバック経路の分岐点に経路切換手段をそれぞれ配置し、上記搬入ローラ対の下流側に、フラッパ手段、経路切換手段、搬送ローラ手段をこの順に配置する。
前記シート搬入経路には搬入口からのシートを積載収納する排紙トレイを配置し、この排紙トレイに前記搬送ローラ手段からシートを順次搬出する。
順次シート上に画像形成する画像形成装置と、上記画像形成装置からのシートを束状に部揃えして折り合わせる後処理装置とから構成し、上記後処理装置は上述のいずれかの構成を備える。
搬入口を有するシート搬入経路から分岐したスイッチバック経路に配置されたシートの集積部にシートを搬送し、この集積部に配置されたシート折り手段で折り処理するシート折り方法であって、上記搬入口からの先行シートを上記シート搬入経路に搬送方向後端を経路上方に退避させて一時的に保持する先行シート保持ステップと、先行シートが上記シート搬入経路に保持された状態で上記搬入口に搬入された後続シートを先行シートの下側に差し込み搬送するシート重ねステップと、上記シート重ねステップで重ね合わされた複数シートを上記スイッチバック経路の集積部に搬入するシート集積ステップと、次いで上記集積部に集積された複数シートを先行シートが内向きに織り込まれるようにシート折りするシート折りステップとを備える。
前記シート搬入経路は略々水平方向に配置し、前記先行シート保持ステップでは、搬入口からの先行シートを前記スイッチバック経路の分岐点の上流側に一時的に保持し、前記シート重ねステップでは、上記分岐点の上流側で先行シートの下側に後続シートを差し込み搬送する。前記シート集積ステップでは、互いに重ね合わせた先行シートと後続シートとを同時に下流側に搬送させた後、搬送方向を反転させて前記スイッチバック経路に移送して前記集積部に搬送する。
前記シート折りステップでは集積部に集積されたシートを綴じ合わせた後シート折りする。
搬入口を有するシート搬入経路から分岐したスイッチバック経路に配置されたシートの集積部にシートを搬送し、この集積部に配置されたシート折り手段で折り処理するシート折り方法であって、上記搬入口からシート搬入経路に送られたシートを順次上記スイッチバック経路に搬送し、このスイッチバック経路の集積部に束状に集積したシートに折り処理を施す第1の動作モードと、上記搬入口からのシートを上記シート搬入経路に一時的に保持して後続シートと重ね合わせて集積部に移送する第2の動作モードを備え、上記第2の動作モードは上述の構成を備える。
本発明は、シート搬入経路から分岐して搬送方向を反転するスイッチバック経路にシートを部揃え集積する集積部を設け、このシート搬入経路の分岐点の上流側に待機経路とこの待機経路にシート後端を案内するフラッパ手段を配置し、分岐点の下流側に正逆転可能な搬送ローラ手段を配置したものであるから次の効果を奏する。
搬入口からのシートは分岐点の下流側に配置された搬送ローラ手段を逆転することによってシート後端を待機経路に移送することが出来る。これと同時にこの搬送ローラ手段で待機シートと後続する次シートとを重ね合わせてスイッチバック経路に搬送すること出来る。従って待機経路にシートを移送するための特別な搬送機構を必要とすることなくスイッチバック経路にシートを搬送する搬送ローラ手段で待機経路にシートを移送することができシート搬入経路を簡単な構造で安価に構成することが可能となる。
また、待機経路をシート搬入経路に送られたシートの後端を経路上方に退避させることによって経路構成を簡素化することが可能である。これと共に搬入口から後続するシートを先行シートの下側に差し込み搬送し、複数のシートを重ね合わせて集積部に集積することが出来る。この為、集積部で先行シートの上に順次後続シートを積み重ね集積する場合にページ順が狂うことがない。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示し、図2は後処理装置の全体構成の説明図を、図3Aはシート折りユニットの詳細構成を示す説明図である。そこで図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aと後処理装置Bで構成され、後処理装置Bにはユニットとしてシート折り装置Cが組み込まれている。
[画像形成装置の構成]
図1に示す画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、本体排紙口3からシートを搬出する。給紙部1は複数のサイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。このように画像形成されたシートは本体排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、本体スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートは本体スイッチバック経路10で表裏反転された後本体排紙口3から搬出される。
図示11は画像読取装置であり、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査し、図示しない光電変換素子で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部14に転送され、前記レーザ発光器5に画像信号を送る。また、図示15は原稿送り装置であり、スタッカ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。
上記構成の画像形成装置Aには図9に示す制御部(コントローラ)が設けられ、コントロールパネル18から画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などのプリントアウト条件が設定される。一方、画像形成装置Aには上記スキャンユニット13で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ貯蔵部17に蓄積され、このデータ貯蔵部17から画像データはバッファメモリ19に転送され、このバッファメモリ19から順次レーザ発光器5にデータ信号が移送されるように構成されている。
上記コントロールパネル18からは画像形成条件と同時に後処理条件も入力指定される。この後処理条件は例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じモード」「シート束折りモード」などが指定される。そして画像形成装置Aは画像形成条件及び後処理条件に応じてシート上に画像形成する。この画像形成の態様を図5に基づいて説明すると、画像形成条件として「片面印刷」、後処理条件として「プリントアウトモード」又は「ステープル綴じモード」が設定されると、画像形成部2で指定されたシート上に所定の画像を形成し、このシートを本体スイッチバック経路10で表裏反転した後本体排紙口3に搬出する。
従って画像形成装置Aでは一連のシートを1ページからnページ目に順次画像形成する。後述する後処理装置Bでは1ページ目からフェースダウンの状態で搬出されたシートを受け取り、「プリントアウトモード」のときには後処理装置Bに配置した第1排紙トレイ21に順次積載収納し、「ステープル綴じモード」のときには後処理装置Bに配置された第1集積部29に積載収納する。そしてこのトレイ上に集積されたシートはジョブ終了信号で後述する端面綴じステープル装置33で綴じ合わされ、第1排紙トレイ21に収納される。
また、画像形成条件で両面印刷と2in1印刷が指定され、後処理として「シート束折りモード」が設定されると、図5に示すように画像形成装置Aでは最終ページがnページのときには、最初のシートの表面側に(n/2)ページ目の画像と(n/2+1)ページ目の画像を、その裏面側に(n/2−1)ページ目の画像と(n/2+2)ページ目の画像を形成して本体排紙口3から搬出する。すると後述する後処理装置Bはこのシートをシート搬入経路P1から第2集積部35にシートを収納する。次いで画像形成装置Aは次のシートの表面に(n/2−2)ページ目の画像と(n/2+3)ページ目の画像を印刷し、その裏面側に(n/2−3)ページ目の画像と、(n/2+4)ページ目の画像を印刷して本体排紙口3から搬出する。すると後処理装置Bはこのシートを先のシートの上に積み重ね集積する。このように後処理装置Bの集積トレイ構造に適合した順序で画像形成装置Aは画像形成する。このようなページ順序はデータ貯蔵部17からバッファメモリ19に画像データを転送する際に印刷順位を算出して印字ヘッド(レーザ発光器)5を制御する。
[後処理装置の構成]
上述の画像形成装置Aに連結された後処理装置Bは、画像形成装置Aの本体排紙口3から画像形成されたシートを受け入れ、(1)このシートを第1排紙トレイ21に収容するか(前述の「プリントアウトモード」)(2)本体排紙口3からのシートを束状に部揃えしてステープル綴じした後、第1排紙トレイ21に収納するか(前述の「ステープル綴じモード」)(3)本体排紙口3からのシートを束状に部揃えした後、冊子状に折り畳んで第2排紙トレイ22に収納(前述の「シート束折りモード」)するように構成されている。
このため、後処理装置Bは図2に示すようにケーシング20に上記第1排紙トレイ21と第2排紙トレイ22を備え、本体排紙口3に連なる搬入口23を有するシート搬入経路P1が設けられている。このシート搬入経路P1はケーシング20に略々水平方向の直線経路で構成されている。そしてこのシート搬入経路P1から分岐しシートを反転方向に移送する第1スイッチバック搬送路SP1と第2スイッチバック搬送路SP2が配置されている。そして第1スイッチバック搬送路SP1が経路下流側で、第2スイッチバック搬送路SP2が経路上流側でそれぞれシート搬入経路P1から分岐され、両搬送路は互いに距離を隔て対置に配置されている。
[シート搬入経路の構成]
上記シート搬入経路P1は図3Aにその全体を、図3Bにその要部を示すように搬入口23と排紙口25とを備え、装置ハウジングに略々水平方向に配置されている。そしてこの搬入口23と排紙口25との間には搬入ローラ24と排紙ローラ30とが配置されている。またこのシート搬入経路P1にはシートを一時的に待機させる待機経路P3が配置されている。上記搬入ローラ24は互いに圧接した一対のローラ対で構成され、駆動モータM1(不図示)に連結され搬入口23からのシートを排紙口25に移送する。上記排紙ローラ30は互いに圧接した駆動ローラ30aとピンチローラ30bで構成され、駆動ローラ30aには正逆転モータM2に連結されている。
排紙ローラ30を構成する駆動ローラ30aとピンチローラ30b(以下これらを「正逆転ローラ30」という)とは正逆転モータM2に連結され搬送方向を反転してシートをスイッチバック搬送するように構成されている。そしてこのピンチローラ30bは図3Bに示すように駆動ローラ30aと圧接する位置(同図実線)と、これから離間した退避位置(同図鎖線)との間で移動自在に構成されている。図示30cはローラ支持レバーであり、軸30xを中心に揺動自在に支持され、このローラ支持レバー30cにはピンチローラ30bを駆動ローラ30a側に付勢する付勢スプリング30pが装置フレームとの間に架け渡してある。またこのローラ支持レバー30cには作動ソレノイド30Sが連結してあり、この作動ソレノイド30Sに通電することによってピンチローラ30bを駆動ローラ30aから離間(同図鎖線状態)させることが出来るようになっている。
上記シート搬入経路P1には後述する第2スイッチバック搬送路SP2の分岐点に経路切換片(経路切換手段)27と、その上流側にこの第2スイッチバック搬送路SP2に至るシートを一時的に保持する待機経路P3が設けられている。この待機経路P3はシート搬入経路P1に送られたシートを一時的に待機させるためシート搬入経路P1の上部ガイドPgを上方に膨出させた待機エリアと、この待機エリアにシート後端を偏向保持するフラッパガイド(フラッパ手段)26とから構成されている。フラッパガイド26はシート搬入経路P1内に送られたシート後端を上記待機エリアに案内するように経路内に進入した掬上げ姿勢(図3B鎖線)位置と、シート搬入経路P1から上方に退避しシート後端を待機エリア内に保持する待機姿勢(同図実線)位置との間で揺動自在に構成されている。図示26xは揺動軸であり、26pは待機姿勢に付勢する付勢バネであり、図示26Sは掬上げ姿勢に変移させる作動ソレノイドである。
またシート搬入経路P1には搬入口23と搬入ローラ24との間に搬入口23からのシートに捺印処理するスタンプ手段、或いは穿孔処理するパンチ手段などの後処理ユニット28(図3A参照)が設けられている。図示の後処理ユニット28はケーシング20に装置仕様によって着脱装着可能なように搬入口23で、搬入ローラ24の上流側に配置してある。
[第1スイッチバック搬送路SP1の構成]
上述したようにシート搬入経路P1の下流側(装置後端部)に配置された第1スイッチバック搬送路SP1は次のように構成されている。シート搬入経路P1にはその出口端に排紙ローラ(正逆転ローラ;以下同様)30と排紙口25が設けられ、この排紙口25と段差を隔てた下方に第1集積部29が設けられている。この第1集積部29は排紙口25からのシートを積載支持するトレイ(以下「集積トレイ29」という)で構成されている。この集積トレイ29の上方には正逆転ローラ30がトレイ上のシートと接する位置と離間した待機位置(図3A鎖線位置)との間で昇降自在に配置されている。この正逆転ローラ30には正逆転モータM2が連結され集積トレイ29上にシートが進入する際は同図時計方向に回転し、シート後端がトレイ上に進入した後は反時計方向に回転するように制御される。
従って上記集積トレイ29上に第1スイッチバック搬送路SP1が構成されている。図示31はキャタピラベルトであり、排紙ローラ30の駆動ローラ30aの駆動軸31aにプーリ軸が設けられ、このプーリ軸を中心に先端プーリ側が集積トレイ29に垂下するように揺動自在に軸支持されている。
上述の第1スイッチバック搬送路SP1の下流側には第1排紙トレイ21が配置され、この第1排紙トレイ21は第1スイッチバック搬送路SP1及び第2スイッチバック搬送路SP2に導かれるシートの先端を支持するように構成されている。
以上の構成によって排紙口25からのシートは集積トレイ29上に進入し正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向って移送され、シート後端が排紙口25から集積トレイ29上に進入した後は正逆転ローラ30を逆回転(図示反時計方向)させると集積トレイ29上のシートは排紙方向と逆方向に移送される。このときキャタピラベルト31は正逆転ローラ30と協働してシート後端を集積トレイ29に沿ってスイッチバック搬送することとなる。
上記集積トレイ29の排紙方向後端部には、シート後端を位置規制する後端規制部材32と端面綴じステープル装置33が配置されている。図示のステープル装置33は端面綴じステープラで構成され、トレイ上に集積されたシート束の後端縁の1個所若しくは複数個所にステープル綴じする。また上記後端規制部材32はステープル綴じされたシート束を集積トレイ29の下流側に配置された第1排紙トレイ21に搬出する機能を兼用するため集積トレイ29に沿って排紙方向に往復動自在に構成されている。図示の後端規制部材32の搬出機構はシート束を把持するグリップ爪32aとシート後端を突き当て規制する後端規制面32bを備え、装置フレームに設けたガイドレールに沿って図示左右方向に移動可能に構成されている。図示34aはこの後端規制部材32を往復動する駆動アームであり、排紙モータM3に連結されている。
また上記集積トレイ29にはトレイ上に集積されたシートの幅方向を整合するサイド整合板34bが設けてあり、このサイド整合板34bはセンター基準でシートを整合するように左右(図3A前後)一対の整合板で構成されシート中央に接近及び離反するように構成され図示しない整合モータに連結されている。
上述のように構成された第1スイッチバック搬送路SP1は前記「ステープル綴じモード」のときには排紙口25からのシートを集積トレイ29上に部揃えし、このシート束を端面綴じステープル装置33で後端縁の1個所又は複数個所をステープル綴じする。また前記「プリントアウトモード」のときには排紙口25からのシートをスイッチバック搬送することなく、集積トレイ29に沿って送られたシートを駆動ローラ30aとピンチローラ30bとの間で第1排紙トレイ21に搬出する。このように図示のものはステープル綴じするシートを集積トレイ29と第1排紙トレイ21とでブリッジ支持することによって装置をコンパクトに構成することを特徴としている。
[第2スイッチバック搬送路の構成]
前記シート搬入経路P1から分岐された第2スイッチバック搬送路SP2の構成について説明する。この第2スイッチバック搬送路SP2は図4に示すように装置ケーシング20に略々鉛直方向に配置され、経路入口に搬送ローラ36が、経路出口に搬送ローラ37が配置されている。また第2スイッチバック搬送路SP2の下流側にはこの搬送路から送られたシートを部揃えする第2集積部35が設けられている。図示の第2集積部35はシートを移送する搬送ガイド(集積ガイド)で構成されている(以下「集積ガイド35」という)。この集積ガイド35には中綴じステープル装置40と折ロール手段45が配置されている。以下順次これらの構成について説明する。
上記第2スイッチバック搬送路SP2の経路入口に配置された搬送ローラ36は正逆転可能に構成され、下流側の第1スイッチバック搬送路SP1に搬入されるシートを一時的にこの第2スイッチバック搬送路SP2に保持(滞留)するようになっている。これは先行するシートを集積トレイ29に集積し、ジョブ終了信号でステープル綴じ処理し、次いでこのシート束を第1排紙トレイ21に搬出する間に画像形成装置Aからシート搬入経路P1に送られたシートを第2スイッチバック搬送路SP2に一時的に保持し、先行シートの処理が終了した後、この待機シートを第1スイッチバック搬送路SP1から集積トレイ29上に搬送する為である。その作用については後述する。
まず集積ガイド35はシートの搬送をガイドするガイド部材で形成され、このガイド上にシートを積載収納するように構成されている。図示の集積ガイド35は第2スイッチバック搬送路SP2に連なり、装置ケーシング20の中央部に略々鉛直方向に配置されている。これによって装置を小型コンパクトに構成している。この集積ガイド35は内部に最大サイズシートを収納する長さ形状に形成され、特に図示のものは後述する中綴じステープル装置40と折ロール手段45を配置する側に突出するように湾曲又は屈曲した形状に構成されている。
上記集積ガイド35の搬送方向後端側には前述の第2スイッチバック搬送路SP2の出口端とオーバラップするスイッチバック進入路35aが連設されている。これは第2スイッチバック搬送路SP2の搬送ローラ37から送られる搬入(後続)シートの先端とこの集積ガイド35に支持されている積載済(先行)シートの後端をオーバラップさせることによって集積するシートのページ順位を確保するためである。また集積ガイド35にはシート先端を規制する先端規制部材38がガイド下流側に配置してあり、この先端規制部材38は集積ガイド35に沿って移動可能にガイドレールなどに支持され、シフト手段MS(図示せず)で図示Sh1とSh2とSh3との間で位置移動するように構成されている。
そして先端規制部材38を図示位置Sh3に位置させると集積ガイド35に支持されたシート(束)の後端はスイッチバック進入路35aに進入し、この状態で第2スイッチバック搬送路SP2から送られる後続シートは確実に集積済みシートの上方に積み重ねられることとなる。また先端規制部材38を図示位置Sh2に位置させると後述する中綴じステープル装置40の綴じ位置Xに集積ガイド35に支持されたシート(束)の中央を位置決めする。同様に先端規制部材38を図示位置Sh1に位置させるとステープル綴じされ集積ガイド35に支持されたシート束の中央を後述する折ロール手段45の折り位置Yに位置決めするようになっている。従って図示位置Sh1、Sh2、Sh3はシートサイズ(搬送方向長さ)に応じてそれぞれ最適の位置に設定されている。
上記集積ガイド35にはシート搬送方向下流側にシート側縁整合部材39が配置されている。このシート側縁整合部材39は集積ガイド35に搬入され先端規制部材38に支持されたシートの幅方向位置を基準に合わせるように整合する。つまり先端規制部材38が前記Sh3の位置に位置しシート全体が集積ガイド35に支持された状態でシート側縁をこのシート側縁整合部材39で幅寄せ整合する。図示の装置はシートをセンター基準で幅寄せ整合する関係でシート側縁整合部材39は左右一対の整合板で構成され、この一対の整合板がシートセンタを基準に等距離することによって集積ガイド35に支持されたシート束を幅寄せ整合する。このためシート側縁整合部材39には図示しない整合モータM5に連結されている。
[中綴じステープル装置の構成]
上述の集積ガイド35に沿って上流側に綴じ位置X、下流側に折り位置Yが設定され、綴じ位置Xには中綴じステープル装置40が配置されている。この装置はドライバユニット40Aとアンビルユニット40Bで構成され、それぞれのユニットは集積ガイド35を挟んで対向する位置に分離して構成されている。ドライバユニット40Aには針カートリッジが装着され、このカートリッジには帯状に連結された針が内蔵されている。そして上方の上死点と下方の下死点との間で上下動するドライバ部材によって先端の針をフォーマ部材でコの字状に折曲げ、次いでこの針をシート束に刺入するように構成されている。従ってドライバユニット40AにはドライブモータMとドライバ部材を上下動する駆動アームとこのアームを駆動する駆動カムなどが備えられている。
一方アンビルユニット40Bはシート束に刺入されたステープル針の先端を折り曲げる折曲溝(不図示)が設けられている。このように構成された中綴じステープル装置40はドライバユニット40Aとアンビルユニット40Bが分離して互いに対向するように構成され、両者の間をシート束が通過できるようになっている。従ってシート束の中央部、その他任意の位置をステープル綴じすることが可能となる。
[折ロール手段の構成]
上述のステープル装置40の下流側に配置された折り位置Yにはシート束を折り合わせる折ロール手段45とこの折ロール手段45のニップ位置NPにシート束を挿入する折ブレード46が備えられている。折ロール手段45は図6(a)に示すように互いに圧接したロール45a、45bで構成され、各ロールは略々最大シートの幅長さに形成されている。この一対のロール45a、45bは互いに圧接するように回転軸45ax、45bxを装置フレームの長溝に嵌合され、圧縮スプリング45aS、45bSで圧接方向に付勢されている。尚このロールは少なくとも一方が圧接方向に移動可能に軸支持され、その一方に付勢スプリングを掛け渡す構造であっても良い。
上記一対のロール45a、45bはゴムローラなどの比較的摩擦係数の大きい材料で形成されている。これはゴムなどの軟質材によってシートを折曲げながら回転方向に移送する為であり、ゴム質材をライニング加工することによって形成しても良い。この折ロール手段45は図6(b)に示すような凹凸形状に形成されシート値幅方向にギャップ45gが形成してある。このギャップ45gは後述する折ブレード46の凹凸と一致するように配置してあり、折ブレード先端がロールニップ間に進入し易いように配慮してある。同時にこのギャップ45gはシート束を綴じ合わせるステープル綴じ個所と一致する幅位置に配置してある。つまり一対の互いに圧接したロール45a、45bにはシート幅方向に間隙(ギャップ45g)を有する凹凸形状に形成され、この間隙にシートのステープル綴じ個所と、同様に凹凸形状に形成した折ブレード46の刃先が進入するようになっている。
上記ロール45a、45bはそれぞれがロール駆動手段RMに連結されている。図示のロール駆動手段RMは、図7(a)に示すようにロール駆動モータM6と伝動機構(伝動手段)47Vとで構成されている。図示の伝動手段47Vはロール駆動モータM6の回転を減速して伝動軸47Xに伝達する伝動ベルトで構成されている。この伝動軸47Xと第1の折ロール45aの回転軸45axとの間にクラッチ手段45cが配置してある。また同様に第2の折ロール45bの回転軸45bxとの間にもクラッチ手段45cが配置してある。このクラッチ手段45cは電磁クラッチ、一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)、スベリ摩擦クラッチ(バネクラッチ)などでロール駆動モータM6の駆動回転を第1の折ロール45a及び第2の折ロール45bにON、OFF出来るように構成する。
図示のクラッチ手段45cはワンウェイクラッチで構成され、前記伝動軸47Xと伝動カラー47Zとの間に伝動軸47Xの回転を伝動カラー47Zに一方向のみ伝達するように構成されている。そしてこの伝動カラー47Zに第1の折ロール45aが歯車連結され、第2の折ロール45bはベルト連結されている。このようにロール駆動モータM6にクラッチ手段45cを介して連結された第1折ロール45a、第2の折ロール45bにはモータの回転の一方向のみが伝達され、同時にロールはシート繰り出し方向に自由回転可能に構成されている。
上述の一対のロール45a、45bは前記集積ガイド35の湾曲又は屈曲した突出側に位置し、集積ガイド35に支持されたシート束に対して図8(a)に示す距離hを隔てた位置に配置されている。つまり集積ガイド35に支持されたシート(束)とロール表面が接することのない位置に距離hを隔てて配置されている。そしてシート束を挟んで対向する位置にナイフエッジを有する折ブレード46が設けられている。この折ブレード46は図8(a)の待機位置から同図(c)のニップ位置との間で往復動可能に装置フレームに支持されている。折ブレード46にはブレード駆動手段BMが連結されている。そして折ブレード46は集積ガイド35に支持されたシート束から退避した待機位置から折ロール手段45の圧接間のニップ位置NPとの間でブレード駆動モータM7で往復動するように構成されている。この折ブレード46は金属などの比較的摩擦係数の小さい材料で板状に形成され、その形状は図7(b)に示すように先端は凹凸面に形成されている。このブレード先端は前述したようにロールのキャツプ45gに進入する形状に形成されている。
そこで図示のものは第1折ロール45a、第2の折ロール45bとシートとの間の摩擦係数ν1、シート相互間の摩擦係数ν2、シートと折ブレード46との間の摩擦係数ν3との関係は「ν1>ν2>ν3」の関係に設定してある。従って図8(c)に示すシート束を折ブレード46で第1の折ロール45aと第2の折ロール45bとの間に挿入した状態では両折ロール45a、45bに作用する圧接力がロールとシート束と折ブレードに等しい力としてそれぞれに及ぶ。このとき摩擦係数が上記の関係に設定されているから、シート束はスムーズに繰り出し方向(同図左側)に送り出されることとなる。
次に折ブレード46のブレード駆動手段BMの構成について説明すると、図7(b)に示すように、前記折ブレード46は装置フレームにガイドレール46gでシート折り方向に移動自在に支持されている。そしてこの折ブレード46は前記集積ガイド35に支持されたシートから退避した待機位置と前記折ロール手段45のニップ位置NPとの間で往復動可能に支持されている。この折ブレード46を往復動するブレード駆動手段BMはブレード駆動モータM7と、その回転を伝動する伝動手段46V、図示のものは伝動ベルトで伝動回転軸46Xに伝動している。この伝動回転軸46Xには伝動ピニオン46Pが設けられ、折ブレード46に一体的に取り付けたラック歯車46Lと歯合されている。
従ってブレード駆動モータM7を正逆回転すると折ブレード46はガイドレール46gに沿って待機位置とニップ位置NPとの間を往復動することとなる。この折ブレード46はシート幅方向にナイフエッジを有する板状部材で構成され、その先端は図示のように凹凸形状に形成されている。
次に上述の構成の折ロール手段45及び折ブレード46によるシート折り状態を図8(a)乃至(d)に基づいて説明する。まず前記集積ガイド35に束状に支持されたシート束は同図(a)の状態で先端規制部材38に係止され、その折り目位置をステープル綴じされた状態で折り位置Yに位置決めされる。このシート束のセット終了信号を得て、駆動制御手段(後述のシート折り動作制御部;以下同様)64dは、前記クラッチ手段45cをOFFする。図示のワンウェイクラッチの構成にあってはロール駆動モータM6を停止するか、又は折ブレード46の移動速度より低速で回転する。これは後述するように折ブレード46でニップ位置に挿入するシート束によって第1折ロール45a、第2の折ロール45bが従動回転する条件を作る為である。
そこで駆動制御手段64dは折ブレード46を待機位置からニップ位置NPに向かって所定速度で移動する。この移動速度VBに対し折ロール手段45の回転周速度VRはゼロ又はVB>VRに設定されている。そこで図8(b)の状態にシート束は折り目位置を折ブレード46によって屈曲されロール間に挿入される。このとき第1の折ロール45aと第2の折ロール45bは折ブレード46によって移動するシートに連なって従動回転する。そして駆動制御手段64dはシート束が所定のニップ位置に到達する見込み時間の後、ブレード駆動モータM7を停止し、折ブレード46を同図(c)の位置で静止させる。これと前後して駆動制御手段64dはクラッチ手段45cをON状態に切換えて第1折ロール45a、第2の折ロール45bを駆動回転する。するとシート束は繰り出し方向(同図左側)に送り出される。その後、駆動制御手段64dは同図(d)の状態にロールによるシート束の繰り出しと並行してニップ位置NPに位置する折ブレード46を待機位置に向けて移動復帰させる。
このように折り合わされたシート束は、まず一対のロール45a、45b間に喰え込まれる際に、ロール表面と接するシートが回転するロールによってロール間に引き込まれることがない。つまり折ロール手段45は挿入される(押し込まれ)シートに追随(従動)して回転するため、ロールと接するシートのみが先に巻き込まれることがない。またこの挿入されるシートに折ロールが追随して従動回転するため、ロール表面とこれと接するシートが擦れることがなく、画像擦れを招くことがない。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図9のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)50と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)60を備えている。本体制御部50は画像形成制御部51と給紙制御部52と入力部53を備えている。そしてこの入力部53に設けられたコントロールパネル18から「画像形成モード」「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードは前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして本体制御部50はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部及び給紙制御部を制御し、所定のシートに画像形成した後本体排紙口3からシートを順次搬出する。
これと同時にコントロールパネル18からの入力で後処理モードが設定される。この後処理モードは、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ仕上げモード」「シート束折り仕上げモード」等に設定される。そこで本体制御部50は後処理制御部60に後処理の仕上げモードとシート枚数、部数上方と綴じモード(1個所止綴じか2個所以上複数綴じか)情報を転送する。これと同時に本体制御部は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部60に転送する。
後処理制御部60は、指定された仕上げモードに応じて後処理装置Bを動作させる制御CPU61と、動作プログラムを記憶したROM62と、制御データを記憶するRAM63を備えている。そしてこの制御CPU61は、搬入口23に送られたシートの搬送を実行する搬送制御部64aと、シートの集積動作を実行する集積動作制御部64bと、シート綴じ処理を実行する綴じ動作制御部64cと、シートの束折り動作を実行するシート折り動作制御部64dを備えている。
上記搬送制御部64aは前述のシート搬入経路P1の搬送ローラ24、正逆転ローラ30の駆動モータM1の制御回路に連結され、またこのシート搬送経路P1に配置されたシートセンサSe1からの検知信号を受信するように構成されている。また、上記集積動作制御部64bは、第1集積部(集積トレイ)29にシートを集積するために前記正逆転ローラ30の正逆転モータM2、後端規制部材32の排紙モータM3の駆動回路に結線されている。更に上記綴じ動作制御部64cは、第1集積部29の端面綴じステープル装置33と第2集積部(集積ガイド)35の中綴じステープル装置40に内蔵された駆動モータMの駆動回路に結線されている。
上記シート折り動作制御部64dは、前記第1折ロール45a、第2の折ロール45bを駆動回転するロール駆動モータM6の駆動回路と、前記クラッチ手段45cの駆動回路に結線されている。またこのシート折り動作制御部64dは前述の第2スイッチバック搬送路SP2の搬送ローラ36、37及び集積ガイド35の先端規制手段38を所定位置に移動制御するシフト手段MSの制御回路に結線され、これらの経路に配置したシートセンサから検知信号を受信するように結線されている。
上述のように構成された制御部は後処理装置に次の処理動作を実行させる。
「プリントアウトモード」
このモードでは画像形成装置Aは一連の文書を例えば第1ページから画像形成し、本体排紙口3から順次フェースダウンで搬出する。そこで後処理装置Bはシート搬入経路P1のフラッパガイド26を図3A上方に退避させ、経路切換片27を図3A実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P1に送られたシートは正逆転ローラ30に導かれる。そこで排紙口25でシート先端を検出した信号でシート先端が集積トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、搬送制御部64aは正逆転ローラ30を上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図3B時計方向に回転する。すると集積トレイ29上に進入したシートはこの正逆転ローラ30で第1排紙トレイ21に向けて搬出され、このトレイ上に収納される。このように順次後続するシートを第1排紙トレイ21に搬出し、このトレイ上に堆積収納する。
従ってこのプリントアウトモードでは画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理装置Bのシート搬入経路P1を経て、第1排紙トレイ21に収容され、例えばフェースダウンの姿勢で1ページから順次nページの順に上方に積載収納されることとなる。このモードでは前述の第1スイッチバック搬送路SP1と第2スイッチバック搬送路SP2にはシートは導かれない。
「ステープル綴じ仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aは前述のモードと同様に一連の文書を第1ページからnページの順に画像形成し、フェースダウンの状態で本体排紙口3から搬出する。そこで後処理装置Bは先のモードと同様にシート搬入経路P1のフラッパガイド26を図3A上方に退避させ、経路切換片27を図3A実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P1に送られたシートは正逆転ローラ30に導かれる。そこで排紙口25でシート先端を検出した信号でシート先端が集積トレイ29の正逆転ローラ30に到達する見込み時間の後、搬送制御部64aは正逆転ローラ30を上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ30を図3B時計方向に回転する。次いで搬送制御部64aはシート後端がトレイ29上に搬入した見込み時間の後正逆転ローラ30を図3A反時計方向に回転駆動する。すると排紙口25から進入したシートは第1スイッチバック搬送路SP1に沿って集積トレイ29上にスイッチバック搬送される。このシート搬送を繰り返すことによって集積トレイ29に一連のシートがフェースダウンの状態で束状に集積される。
尚上述の集積トレイ29上へのシートの集積の都度、制御CPU61はサイド整合板34bを動作させ集積するシートの幅方向位置を整合させる。次いで制御CPU61は画像形成装置Aからのジョブ終了信号で端面綴じステープル装置33を動作させトレイ上に集積されたシート束の後端縁を綴じ合わせる。このステープル動作の後、制御CPU61は束搬出手段を兼用する後端規制部材32を図3A実線位置から同鎖線位置に移動する。するとステープル綴じされたシート束は第1排紙トレイ21上に搬出収納される。これによって画像形成装置Aで画像形成した一連のシートをステープル綴じして第1排紙トレイ21に収納することとなる。
このように本発明は略々直線形状のシート搬入経路P1に、その下流側に第1スイッチバック搬送路SP1を、上流側に第2スイッチバック搬送路SP2を設ける。そして第1スイッチバック搬送路SP1に第1処理部(前述の集積トレイ)29を、第2スイッチバック搬送路SP2に第2処理部(前述の集積ガイド)35を配置する。
[先行シートの待機動作]
上述のように第1スイッチバック搬送路SP1で後処理動作中にシート搬入経路P1に2枚目の後続シートが搬入された場合には次のように搬送制御する。この場合には図11(a)に示すようにシート搬入経路P1に送られた先行シートSA1は搬入ローラ24で排紙ローラ(正逆転ローラ)30に向けて送られる。このとき経路切換片27とフラッパガイド26は同図実線状態にシートを排紙ローラ側に案内する。
次に搬送制御手段64aは図11(b)に示すように先行シートSA1の後端をシートセンサSe1が検出した信号からこのシート後端がフラッパガイド26を通過するタイミングで排紙ローラ30を停止する。これと同時に搬送制御手段64aはフラッパガイド26を同図破線状態(退避位置)から実線位置(掬上げ位置)に移動する。このフラッパガイド26の移動は作動ソレノイド26Sへの通電で行う。そして搬送制御手段64aは排紙ローラ30を反対方向に逆転し先行シートを同図右側にバックさせる。この先行シートSA1のバック量は予め設定されている。
次いで搬送制御手段64aは先行シートSA1を所定量バックさせ図12(c)に示すようにシート後端がフラッパガイド26にスイッチバックした状態でフラッパガイド26を同図実線の待機位置に復帰させる。するとシート搬入経路P1に搬入された先行シートSA1は、その後端が待機経路P3に進入した状態で、フラッパガイド26で保持される。この状態で搬送制御手段64aは排紙ローラ30を離間させる。この排紙ローラ30の離間はピンチローラ30bを作動ソレノイド30Sで上方に退避させる。これによって後続シートSA2は先行シートSA1の下側に進入し、排紙ローラ30に送られる。
次いで搬送制御手段64aは後続シートSA2の後端が搬入ローラ24から離脱した段階で作動ソレノイド30Sへの通電を断ち、排紙ローラ30を互いに圧接させ、図13(e)に示すように排紙ローラ30で先行シートSA1と後続シートSA2を同時にシート後端が経路切換片27を通過する位置まで搬送し、排紙ローラ30を停止する。
次いで搬送制御手段64aは経路切換片27を図13(f)の状態にシート後端を第2スイッチバック経路P2に案内するように移動する。そして排紙ローラ30を逆転する。すると先行シートSA1と後続シートSA2は重なり合った状態で第2スイッチバック経路SP2に案内される。
「シート束折り仕上げモード」
このモードでは画像形成装置Aは例えば図5に従って説明した順序でシート上に画像形成し、後処理装置Bで冊子状に仕上げる。この為後処理装置Bはシート搬入経路P1のフラッパガイド26を図3A上方に退避させ、経路切換片27を図3A実線の状態に移動する。これによりシート搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ30に導かれる。そこで制御CPU61はシートセンサSe1でシート後端を検出した信号を基準にシート後端が経路切換片27を通過したタイミングで排紙ローラ30を停止し、同時に経路切換片27を図3A破線位置に移動する。そして排紙ローラ30を逆転(図3A反時計方向)させる。すると搬入経路P1に進入したシートは搬送方向を反転され、経路切換片27から第2スイッチバック搬送路SP2に導かれる。そしてこの経路に配置された搬送ローラ36、37で集積ガイド35に案内される。
第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35にシートが搬入されるタイミングで制御CPU61はシート先端規制部材38を最下端のSh1位置に移動する。するとシートはその全体が集積ガイド35に支持される。この状態で制御CPU61は前述の側縁整合部材39を動作させシートを幅寄せ整合する。(尚この幅寄せ整合は最初のシートでは動作させなくても良く、またシート進入の都度動作させなくても良い)。
次いで制御CPU61は先端規制部材38をシート後端が前述のスイッチバック進入路35aに進入する位置Sh3に移動する。するとガイド35に支持されたシート後端はスイッチバック進入路35aに後退する。この状態で後続するシートを第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35上に送り、先行シートの上に後続シートを積み重ねる。そしてこの後続シートの搬入に合わせて先端規制部材38をSh3位置からSh1位置に移動する。
次いで先と同様にシート側縁整合部材39を動作させて搬入されたシートとガイド上に支持されたシートを幅寄せ整合する。このような動作を繰り返すことによって画像形成装置Aで画像形成されたシートは第2スイッチバック搬送路SP2を経て集積ガイド35上に部揃えされる。そこで制御CPU61はジョブ終了信号を受けると先端規制部材38を前記位置Sh2に移動し、シート中央を綴じ位置Xに位置決めセットする。
そこで制御CPU61は中綴じステープル装置40を動作させ、シート中央の1個所又は複数個所をステープル綴じする。この動作の完了信号で制御CPU61は先端規制部材38を前記位置Sh1に移動し、シート中央を折り位置Yに位置決めセットする。そこで前述した図8(a)乃至(d)に示すシーケンスでシート束に折り処理を施し、このシート束を第2排紙トレイ22に搬出する。
[第2スイッチバック搬送路SP2へのシートバッファ動作]
上述のシート束折り仕上げ処理を連続して実行する場合、制御CPU61は後続するシートをシート搬入経路P1に一時的に保持する。このシートバッファ動作について説明する。前述のようにシート搬入経路P1にはフラッパガイド26が設けられ、このフラッパガイド26は図12に示すようにシート搬入経路P1の上方に形成したシート待機部(エリア)にシート後端を係止する係止部材で構成されている。
そこで制御CPU61は上述のシート束折り処理を連続して実行する場合、シート搬入経路P1に送られた後続するシートを上記フラッパガイド26に一時的に保持する。その動作について説明すると、前述のように第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35にシートを集積し、画像形成のジョブ終了後にこのガイド上に集積されたシート束に中綴じステープル装置40で綴じ処理を実行させる。そしてこの綴じ処理後に折ブレード46と折ロール手段45を作動して集積ガイド35上のシート束を冊子状に折り合わせて第2排紙トレイ22に搬出する。
そこで制御CPU61は集積ガイド35上のシート束にステープル綴じ動作及び/又はシート束折り動作の実行中に画像形成装置Aから後続するシートが搬入された場合、これをシートセンサSe1で検知し、このシート後端がシート搬入経路P1のフラッパガイド26を通過した見込み時間の後、排紙ローラ30を停止する。これと同時に制御CPU61はフラッパガイド26を図11(b)の図示位置に移動し、その後排紙ローラ30を逆回転する。するとシート搬入経路P1のシート後端はフラッパガイド26に導かれる。次いで制御CPU61はシート後端がフラッパガイド26に到達する見込み時間の経過後、排紙ローラ35を停止する。するとシート搬入経路P1のシートはその後端をフラッパガイド26に係止された状態で停止する。
そして制御CPU61は集積ガイド35上のシート束が第2排紙トレイ22に排出された後、画像形成装置Aから後続するシートが搬入され、このシートが滞留(待機)シートと重なったタイミングで上記排紙ローラ30を図12(d)時計方向に回転させ、同時にフラッパガイド26を同図破線位置に移動する。すると上下に重なったシートは排紙ローラ30で下流側に送られ、次いで排紙ローラ30の逆転で第2スイッチバック搬送路SP2に導かれる。そしてこの上下に重ねられたシートは集積ガイド35に導かれ上下整然と整合される。これらの重ねられたシートに後続するシートは先と同様に順次シート搬入経路P1、第2スイッチバック搬送路SP2から集積ガイド35に積載収納される。このような動作によって画像形成装置Aを停止することなく後処理装置Bで連続してシート束折り処理を継続することが出来る。尚このシートの重ね合わせの場合には図12(c)に示すように排紙ローラ30を圧接・離間自在の一対のローラで構成し、排紙ローラ30に待機中のシートと同時に搬入口23からの後続シートを重ね合わせる場合には排紙ローラ30を電磁ソレノイドなどの作動手段で離間させる。
[連続する処理動作]
本発明は上述のようにシーと搬入経路P1に第1スイッチバック搬送路SP1、第2スイッチバック搬送路SP2とを、上下距離を隔てて配置し、第1スイッチバック搬送路SP1にはステープル綴じ処理する集積トレイ29を、第2スイッチバック搬送路SP2にはシートを束折り処理する集積ガイド35を配置してあるので、ステープル綴じ仕上げと束折り仕上げが前後に連続する場合、先行する後処理を待つことなく後続する後処理を実行することが出来る。また、これらの先行する後処理の実行中にジャムなどのトラブルが発生しても後続する後処理のためにシステム内で滞留するシートを後続する処理位置に搬送することが可能となる。
次に本発明のシート折り方法について説明する。先に説明したように、搬入口23からの先行シートSA1をシート搬入経路P1に搬送方向後端を経路上方(前述の待機経路P3)に退避させて一時的に保持する先行シート保持ステップと、先行シートSA1がシート搬入経路P1に保持された状態で搬入口23に搬入された後続シートSA2を先行シートSA1の下側に差し込み搬送するシート重ねステップと、このシート重ねステップで重ね合わされた複数シートを第2スイッチバック経路SP2の集積ガイド35に搬入するシート集積ステップと、次いで上記集積ガイド35に集積された複数シートを先行シートが内向きに織り込まれるようにシート折りするシート折りステップとをそれぞれ実行する。
尚、本発明にあって中綴じステープル装置40は前述の集積ガイド35上の綴じ位置Xに配置する場合を示したが、シートの処理経路を集積ガイド、綴じ位置、折位置の順に配置し、集積ガイド手段、次いでステープル装置、その下流側にシート折り手段を配置する構成であっても良い。更にこの中綴じステープル装置で綴じ処理することなくシート束を折り合わせて第2排紙トレイ22に搬出することも可能である。
本発明に係わる画像形成システムの全体説明図。 本発明に係わるシート折り装置を備えた後処理装置の全体説明図。 図2の後処理装置の一部を示す詳細説明図。 図2の装置に於けるシート搬送手段を示し、(a)は要部構成図であり、(b)は排紙ローラの動作状態を示したフローチャート。 図2の後処理装置に組み込まれたシート折り装置の詳細説明図。 図1の装置における画像形成順序を示す説明図。 図4の折ロール手段の説明図であり、(a)は断面構造、(b)はシート幅方向平面の説明図。 (a)は折ロール手段の駆動機構の説明図、(b)は折ブレードの駆動機構の説明図、(c)はワンウェイクラッチの構造説明図。 図2の装置に於けるシート束折り動作の説明図であり、(a)はシート束を折位置に位置決めセットした状態図、(b)はシート束の折り動作の初期状態図、(c)はシート束を折ロール手段のニップ位置に挿入した状態図、(d)はシート束を折ロール手段で折り合わせる搬出状態図。 図1のシステムに於ける制御構成の説明図。 先行シートの搬入状態を示す態様の説明図。 図10に於ける先行シートの待機状態を示し、(a)は先行シートが排紙ローラに至った状態の説明図、(b)は先行シート後端が待機エリアに保持されている状態図。 図11に於ける先行シートの待機状態を示し、(c)は後続シートが搬入した状態図であり、(d)は先行シートと後続シートとが上下に重なって保持されている状態図。 図12に於ける先行シートと後続シートとの状態図を示し、(e)は排紙ローラにニップされた状態の説明図、(f)は第2スイッチバック搬送路に案内される説明図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 後処理装置
P1 シート搬入経路
P3 待機経路
SP1 第1スイッチバック搬送路
SP2 第2スイッチバック搬送路
21 第1排紙トレイ
22 第2排紙トレイ
23 搬入口
24 搬入ローラ
25 排紙口
26 フラッパガイド(フラッパ手段)
26S 作動ソレノイド
27 経路切換片(経路切換手段)
29 第1集積部(集積トレイ)
30 排紙ローラ(正逆転ローラ)
30a 駆動ローラ
30b ピンチローラ
30c ローラ支持レバー
31 キャタピラベルト
32 後端規制部材
33 端面綴じステープル装置
35 第2集積部(集積ガイド)
36 搬送ローラ
37 搬送ローラ
38 先端規制部材
40 中綴じステープル装置
45 折ロール手段
45a 第1の折ロール
45b 第2の折ロール
45g ギャップ
45c クラッチ手段
SA1 第1シート
SA2 第2シート

Claims (8)

  1. 順次給送されるシートを束状に集積して折り処理する後処理装置であって、
    搬入口を有するシート搬入経路と、
    上記シート搬入経路から分岐し、搬入口からのシートの搬送方向を反転して下流側に案内するスイッチバック経路と、
    上記スイッチバック経路の下流側に配置され、シートを束状に集積するシート集積手段と、
    上記シート集積手段で集積されたシートに折り処理を施すシート折り手段と、
    を備え、
    上記シート搬入経路には、
    上記スイッチバック経路の分岐点の上流側に配置され、搬入口から送られたシートの少なくとも後端を経路上方に退避させる待機経路と、
    この待機経路にシート後端を案内するフラッパ手段と、
    上記分岐点の下流側に配置された正逆転可能な搬送ローラ手段と、
    が設けられ、
    上記搬送ローラ手段は、互いに圧接・離間自在のローラ対と、このローラ対を圧接離間する作動手段と、上記作動手段を制御する制御手段と、
    で構成され、
    上記制御手段は、搬入口からのシートを上記待機経路に退避させるときには上記ローラ対を互いに圧接し、上記待機経路に保持したシートと後続シートとを重ね合わせるときには上記ローラ対を離間させ、この重ね合わせたシートを上記スイッチバック経路に搬送するときには上記ローラ対を互いに圧接させることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記シート搬入経路には、前記フラッパ手段の上流側に搬入口からのシートを下流側に搬送する搬入ローラ対が、前記スイッチバック経路の分岐点に経路切換手段がそれぞれ配置され、
    上記搬入ローラ対の下流側に、フラッパ手段、経路切換手段、搬送ローラ手段がこの順に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記シート搬入経路には搬入口からのシートを積載収納する排紙トレイが配置され、この排紙トレイに前記搬送ローラ手段からシートを順次搬出することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 順次シート上に画像形成する画像形成装置と、
    上記画像形成装置からのシートを束状に部揃えして折り合わせる後処理装置とから構成され、
    上記後処理装置は請求項1乃至3のいずれか項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  5. 搬入口を有するシート搬入経路から分岐したスイッチバック経路に配置されたシートの集積部にシートを搬送し、この集積部に配置されたシート折り手段で折り処理するシート折り方法であって、
    上記搬入口に送られた先行シートの搬送方向を反転させてシート後端部を経路上方に退避させて一時的に保持する先行シート保持ステップと、
    先行シートが上記シート搬入経路に保持された状態で上記搬入口に搬入された後続シートを先行シートの下側に差し込み搬送するシート重ねステップと、
    上記シート重ねステップで重ね合わされた複数シートを上記スイッチバック経路の集積部に搬入するシート集積ステップと、
    次いで上記集積部に集積された複数シートを先行シートが内向きに織り込まれるようにシート折りするシート折りステップとを備えたシート折り方法。
  6. 前記シート搬入経路は略水平方向に配置され、
    前記先行シート保持ステップでは、搬入口からの先行シートを前記スイッチバック経路の分岐点の上流側に一時的に保持し、
    前記シート重ねステップでは、上記分岐点の上流側で先行シートの下側に後続シートを差し込み搬送し、
    前記シート集積ステップでは、互いに重ね合わせた先行シートと後続シートとを同時に下流側に搬送させた後、搬送方向を反転させて前記スイッチバック経路に移送して前記集積部に搬送することを特徴とする請求項に記載のシート折り方法。
  7. 前記シート折りステップでは集積部に集積されたシートを綴じ合わせた後シート折りすることを特徴とする請求項又はに記載のシート折り方法。
  8. 搬入口を有するシート搬入経路から分岐したスイッチバック経路に配置されたシートの集積部にシートを搬送し、この集積部に配置されたシート折り手段で折り処理するシート折り方法であって、
    上記搬入口からシート搬入経路に送られたシートを順次上記スイッチバック経路に搬送し、このスイッチバック経路の集積部に束状に集積したシートに折り処理を施す第1の動作モードと、上記搬入口からのシートを上記シート搬入経路に一時的に保持して後続シートと重ね合わせて集積部に移送する第2の動作モードを備え、
    上記第2の動作モードは請求項乃至のいずれか項に記載の構成を備えていることを特徴とするシート折り方法。
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