JP2009063537A - 干渉計、及び形状測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光強度が変動するような場合でも高精度に測定できる干渉計及び形状測定方法を提供する。
【解決手段】干渉計は、光源101と、光源101からの光を測定対象物Wに照射する測定光と参照面に照射する参照光とに分割し、それらの光を合成するビームスプリッタ105と、参照面107は、参照光の一部を第1の輝度とすると共に参照光の一部を除く参照光を第1の輝度よりも高い第2の輝度とするコーティング107bが表面になされている。さらに、干渉計は、第2の輝度とした参照光と干渉しない非干渉領域を形成するように測定光を遮光する遮光部材106と、合成光により形成される干渉領域及び非干渉領域を撮像するCCDカメラ111とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象物の形状を測定するための干渉計、及び形状測定方法に関する。
従来、平面形状を高精度に測定する装置に干渉計がある。この干渉計は、基準となる参照面への照射光(以下、参照光)からの反射光と、測定対象物への照射光(以下、測定光)からの反射光により干渉縞を発生させ、参照面に対する形状を測定する装置である。
干渉縞から測定対象物の形状を算出するには、精度及び処理の簡便さから位相シフト法と呼ばれる方法が広く用いられている。これは、参照光の反射光の位相を測定光の位相に対して相対的にシフトさせた干渉縞を複数枚撮像し、干渉縞を解析する方法である。
このような方法では、形状の算出に必要な位相シフトさせた複数枚の干渉縞を撮像している間は、光源の強度は一定であることが前提である。しかし、参照面を移動させ、位相シフトさせた干渉縞を複数枚撮像するには一定の時間がかかるため、その間に光源の強度が変化する可能性は高い。光源の強度変化により干渉縞ごとに画像強度が異なると、正確な形状算出処理ができない。
上記問題を解決すべく特許文献1においては、1回の撮像で干渉縞のほかに参照光強度のみを撮像できる領域を設け、測定した参照光の画像強度を用い、干渉縞の画像強度を補正する方法が開示されている。これにより、画像強度を測定するための新たなセンサを付加することなく、位相シフト時の複数枚の干渉縞の画像強度補正が可能になる。また、特許文献1によれば、事前測定と測定時の干渉縞画像強度を補正し、より正確な測定が可能になる。
特開2003−148933
しかしながら、特許文献1記載の構成であると、実際には、参照光の強度は、干渉縞の強度の最大値に対して、極めて低くなってしまう。例えば、参照光と測定光との強度が等しく、理想的な条件の場合でも、干渉強度の最大値を1とすれば、そのときに観測される参照光の強度は、1/4となる。干渉縞のS/N比をよりよく撮像しようとすると、撮像素子のダイナミックレンジに対し、参照光の画像強度は低くなる。図10に、従来の干渉計による画像強度のプロファイルの例を示す。図10(a)は、CCDカメラにより撮像した画像強度の2次元プロファイルであり、図10(b)は、図10(a)のC−C’線上の画像強度を示す図である。図10(a),図10(b)に示すように、CCDカメラには、参照面からの参照光と測定対象物からの測定光との干渉により生じる干渉縞が撮像される干渉領域Aと、参照光のみが撮像される非干渉領域Bが形成される。
このCCDカメラにより撮像された画像には、観測したい強度情報に加えて、撮像素子が原因で発生する電気的なノイズや、光学的に発生する不要な反射光によるノイズ等が含まれている。そのため、参照光の画像強度が低ければ、S/N比は下がり、参照光の高精度の測定は困難になる。その結果、正確な画像強度補正が行えない。
そこで、本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、光強度が変動するような場合でも高精度に測定できる干渉計及び形状測定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る干渉計は、光源と、該光源からの光束の一部を参照面に照射する参照光とし、残りの光束を被検面に照射する測定光とするための第1の光束分割手段と、前記参照光及び前記測定光を重ね合わせた光束により形成される干渉領域及び前記参照光または前記測定光のいずれか一方により形成される非干渉領域を撮像する撮像手段とを備える干渉計であって、前記参照光の一部を第1の輝度にて反射すると共に前記参照光の一部を除く参照光又は前記測定光の一部を前記第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する光輝度変換手段と、前記撮像手段上に前記干渉領域及び前記非干渉領域を形成するため、前記第1の輝度にて反射された参照光に干渉し、前記第2の輝度第2の輝度にて反射された参照光又は測定光に干渉しないように前記測定光の一部を遮光する第1の遮光手段とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、参照面の一部に反射率の異なる領域を設けることにより、高強度で非干渉領域を撮像することができる。したがって、この非干渉領域の強度変化に応じて、光源の変動に依存することなく、より正確に干渉領域の干渉縞強度を測定することが可能である。
前記撮像手段にて撮像した前記非干渉領域の画像強度に基づき、前記撮像手段にて撮像した前記干渉領域の画像強度を補正する補正手段を備える構成としてもよい。
前記参照光と測定光との間に相対的な位相差を付与する位相シフト手段と、前記撮像手段により異なる位相差を持つ複数の干渉縞を撮像し、当該複数の干渉縞から位相シフト法により前記被検面の形状を算出する形状算出部とを備える構成としてもよい。
前記位相シフト手段は、前記参照面を前記参照光に対して前後方向に移動させる参照面移動手段とする構成としてもよい。
前記参照光と測定光とを重ね合わせた光束を複数の光束に分割するための第2の光束分割手段を備え、前記位相シフト手段は、前記第2の光束分割手段により分割された光束に異なる位相差を付与し、前記撮像手段は分割された複数の光束の干渉縞をそれぞれ撮像するために複数配置された構成としてもよい。
前記光輝度変換手段は、前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第1の輝度にて反射する第1反射面と、前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第2の輝度にて反射する第2反射面とを備える構成としてもよい。また、前記光輝度変換手段は、前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第1の輝度にて反射する第1反射面と、前記第1の光束分割手段に設けられ且つ前記参照光の一部を前記第2の輝度にて反射する第2反射面とを備える構成としてもよい。また、前記光輝度変換手段は、前記第1の光束分割手段と前記参照面との間に設けられ且つ前記参照光の一部を遮光する第2の遮光手段と、前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第1の輝度にて反射する第1反射面と、前記第1の遮光手段の前記測定光の一部を遮光する領域に設けられ且つ前記測定光の一部を前記第2の輝度にて反射する第2反射面とを備える構成としてもよい。
前記光輝度変換手段により変換された第2の輝度は、複数の異なる輝度を有する構成としてもよい。このような構成とすることにより、複数の反射率の異なる被検面に対応できるので、参照面の反射率を変える手間が低減される。
前記光輝度変換手段は、光を偏光させる第1の偏光部と、該第1の偏光部と独立して回転可能な光を変更させる第2の偏光部とを備える参照面とする構成としてもよい。第1及び第2の偏光部の回転により、非干渉領域の光の強度を連続的に変化させることが可能となる。
また、本発明に係る形状測定方法は、光源からの光束の一部を参照面に照射する参照光とし、残りの光束を被検面に照射する測定光とするための光束分割工程と、前記参照光及び前記測定光を重ね合わせた測定光束により形成される干渉領域及び前記参照光または前記測定光のいずれか一方により形成される非干渉領域を撮像する撮像工程とを備える形状測定方法であって、前記参照光の一部を第1の輝度にて反射すると共に前記参照光の一部を除く参照光又は前記測定光の一部を前記第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する光輝度変換工程と、前記撮像工程にて前記干渉領域及び前記非干渉領域を形成するため、前記第1の輝度にて反射された参照光に干渉し、前記第2の輝度にて反射された参照光又は測定光に干渉しないように前記測定光の一部を遮光する遮光工程とを備える。
本発明によれば、光強度が変動するような場合でも高精度に測定できる干渉計及び形状測定方法を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る干渉計について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る干渉計1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、干渉計1は、主に、干渉部100と、干渉部100の制御及び干渉部100からの情報に基づき測定対象物Wの形状を算出する制御演算部200とからなる。
干渉部100は、光源101、集光レンズ102、ピンホール103、コリメートレンズ104、ビームスプリッタ105、遮光部材106、参照面107、その参照面を移動させる圧電素子108、結像レンズ109、ミラー110、及びCCDカメラ111を備えている。
光源101は、例えば、単一縦モードのレーザ光を発するように調整されたレーザ光源である。光源101からの光は、レンズ102で集光されてピンホール103に投影される。ピンホール103で規制された点光源からの光は、コリメータレンズ104により平行光とされてビームスプリッタ105に入射される。ビームスプリッタ105に入射した平行光は、その一部が反射され、参照面107方向に入射され、参照光となる。また、ビームスプリッタ105に入射した平行光の一部は、ビームスプリッタ105を透過し、遮光部材106に入射される測定光となる。すなわち、ビームスプリッタ105は、光源からの光束を参照光と測定光とに分割する機能を有する。遮光部材106は、例えば、円板状に形成されており、光軸を中心として所定範囲に設けられた光透過部106aと、その外縁に設けられた遮光部106bとを有している。この遮光部材106を透過した測定光は、測定対象物Wの表面において反射される。つまり、遮光部材106により、測定光の照射領域は、参照光の照射領域よりも小さくなる。
参照面107で反射した参照光と、測定対象物Wの表面で反射した測定光とは、ビームスプリッタ105で合成され、その合成光は結像レンズ109により集光される。この後、集光された光は、ミラー110により反射され、合成光による干渉縞画像がCCDカメラ111の撮像面に形成され、干渉縞画像が撮像される。
制御演算部200は、CCDカメラ111を制御し、干渉縞画像を撮像させ、その情報を格納する機能を有する。また、制御演算部200は、圧電素子108に印加する電圧を制御し、参照面107の位置を移動させる機能を有する。さらに、制御演算部200は、格納した干渉縞画像を補整し、補正を施した干渉縞画像に基づき測定対象物Wの表面形状を算出する機能を有する。
次に、本実施形態に用いられる参照面107の構造を詳細に説明する。
参照面107は、図2に示すように、例えば、円板状の形状である。この円板状の参照面107の中心軸から所定の半径で囲まれた第1の領域107aには、測定対象物Wの反射率と略等しくなるようにコーティングが施されている。また、第1の領域107aよりも外径に位置する参照面107の縁部であるドーナツ状の第2の領域107bには、第1の領域107aよりも反射率の高いコーティングが施されている。したがって、第1の領域107aは、参照光の一部を第1の輝度にて反射し、第2の領域107bは、参照光の一部を除く参照光を第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する。つまり、第1の領域107a,及び第2の領域107bは、光輝度を変換する機能を有する。
図3に、本実施形態による干渉縞の画像強度のプロファイルを示す。参照面107を用いることにより、上記した従来例(参照面に反射率の異なる2つの領域を設けていない構成)の画像強度のプロファイル(図9(b))と比較し、非干渉領域Bの画像強度が強くなり、ほぼ干渉光領域Aのピーク値と等しくなる。つまり、S/N比の良い、十分な画像強度の参照光に基づく信号が得られる。
従来、干渉計では、コントラストの高い干渉縞を得るため、参照面に測定対象物Wの反射率に合わせた反射率コートが施されていた。例えば、測定対象物がガラス面であれば、特別な反射コートを施さない場合であっても、約4%の反射光強度が得られる。
そして、CCDなどの撮像素子により撮像すると、受光された反射光を電気信号に変換して出力する際に、ランダムなノイズや暗電流と呼ばれる定常的なノイズが発生する。通常、その量は受光する強度に関わらず、撮像素子の全階調を1とした場合に、数パーセントのノイズが含まれる。このノイズが従来の干渉計の測定精度を低減させるものであった。例えば、参照面107の第2の領域107bからの反射率が4%で画像強度が50階調程度になるように干渉計を調整したとする。この条件で、撮像素子のノイズ成分が10階調程度発生する場合には、受光した参照光の画像強度の50階調に対して、20%のノイズが含まれていることになる。このような状況では、たとえ参照光のみを受光して光源の強度変化を測定したとしても、正確に測定することは困難であった。
一方、本実施形態のように非干渉領域Bにおける画像強度のみを高く設定できれば、画像強度に依存せずに発生するノイズの相対的な割合は小さくなる。例えば、第2の領域107bの反射率を高くし、非干渉領域Bの画像強度を200階調程度に設定した場合には、ノイズの割合は5%まで低減できる。なお、干渉縞のコントラストを最大とするため、第1の領域107aの反射率は、測定対象物の反射率と等しくなるように、決定されている。
なお、上記の例において、より具体的には、本実施形態の参照面107の第2の領域107bの反射率は、以下の式(1)から求められるように、約20%(厳密には、19%)とすればよい。
次に、本実施形態に用いる位相シフト法について説明する。
位相シフト法による干渉縞の撮像は、制御演算部200から圧電素子108(例えば、ピエゾ素子等)に制御信号を入力し、その圧電素子108の体積を変化させながら行う。つまり、圧電素子108の体積変化によりビームスプリッタ105と参照面107との距離を変え、参照光と測定光の光学距離差を変化させながら、干渉縞を撮像する。
このような撮像により得られる干渉縞画像強度は、次式で表される。
測定中に光源の強度が、強度比でν倍になったとき,干渉縞画像強度は、次式で表される。
ν(x,y)は、位相シフト法に基づく撮像ステップ数n(>=3)の内、ある回の画像強度を基準とした受光強度比である。例えばn=1の前記非干渉領域Bの画像強度a(x,y)を基準とし、n回目の受光強度比ν(x,y)は、前記非干渉領域Bの画像強度a(x,y)を用いると、次式で表すことができる。
すなわち第nステップの干渉縞画像強度I’(x,y)は、受光強度比ν(x,y)を用い、基準とする干渉縞画像強度に補正することが可能である。
そこで、本実施形態の干渉計1では、上述したように、干渉縞領域Aに加え、非干渉領域Bの画像強度を精度良く観測可能なように、遮光部材106及び参照面107を設け、非干渉領域Bにおいて画像強度を観測し、画像強度から各受光強度比νを求める構成としている。本実施形態の干渉計1においては、測定毎に、受光強度比νを求め、変動する光源の強度の影響を取り除くことを可能としている。つまり、干渉計1は、非干渉領域Bの画像強度に基づき、干渉領域Aの画像強度の補正を実行可能に構成されている。
次に、図4を参照して上述した干渉計1を用いた測定対象物Wの形状測定方法を説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る干渉計を用いた形状測定方法を示すフローチャートである。
先ず、ユーザの操作により制御演算部200は、光源101から、光を照射させる(ステップS101)。次に、ビームスプリッタ105は、照射された光束を参照光と測定光とに分割する(ステップS102)。そして、参照面107は、参照光を2つの反射輝度を有するように変換する(ステップS103)。また、遮光部材106は、測定光の一部を遮光し、残りの測定光を透過させ、測定対象物Wに導光する(ステップS104)。
つづいて、制御演算部200は、CCDカメラ111を制御し、測定光と参照光とにより形成された干渉領域A及び参照光のみにより形成された非干渉領域Bを撮像し(ステップS105)、干渉領域A及び非干渉領域Bの画像情報を格納する(ステップS106)。続いて、制御演算部200は、予め設定された所定数の撮像を実行したか否かを判断する(ステップS107)。ここで、制御演算部200が、所定数の撮像を実行していないと判断すると(ステップS107,N)、制御演算部200は、圧電素子108に電圧を印加し、参照面107を移動させ(ステップS109)、再び、ステップS105〜ステップS106の制御を実行する。一方、制御演算部200が、所定数の撮像を実行したと判断すると(ステップS107,Y)、制御演算部200は、格納された干渉領域A及び非干渉領域Bの画像情報を読み出し、得られた非干渉領域Bの画像強度に基づき、干渉領域Aの画像強度を補正する(ステップS108)。そして、制御演算部200は、補正を施した複数の干渉領域Aに基づき、測定対象物Wの形状を算出する(ステップS110)。
以上のように、2領域に異なる反射率を有する参照面107を用いることにより、測定時と同時間、同環境において、非干渉領域BにおいてS/N比の高い信号の測定が可能になる。また、参照光を測定するため、本来、干渉計に不要なセンサを新たに、付加する必要もないので、装置は安価に製作可能である。
[第2実施形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係る干渉計2を説明する。図5に示すように、第2実施形態に係る干渉計2は、ビームスプリッタ105’及び参照面107’の構造のみが、第1実施形態と異なる。その他、干渉計2の構成は、第1実施形態の干渉計1と同様である。以下、第1実施形態と同様の構成要素は、図5において、第1実施形態と同様の符号を付し、その説明は省略する。
ビームスプリッタ105’において、参照面107’に対向する面の中心軸を中心に所定の範囲で囲まれた第1の領域105’aは、光を透過させる光透過部として構成されている。また、第1の領域105’aよりも外径に位置するビームスプリッタ105’の縁部である第2の領域105’b(第2反射面)には、参照面107’(第1反射面)よりも反射率の高いコーティングが施されている。したがって、参照面107’は、参照光の一部を第1の輝度にて反射し、第2の領域105’bは、参照光の一部を除く参照光を第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する。つまり、参照面107’、及び第2の領域105’bは、光輝度を変換する機能を有する。
このような構成とすることにより、第1実施形態と同様に、非干渉領域BにおいてS/N比の高い信号の測定が可能となる。
[第3実施形態]
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態に係る干渉計3を説明する。図6に示すように、第3実施形態に係る干渉計3は、遮光部材106’の構造が、第2実施形態と異なる。更に、参照面107’の前面には、遮光部材112が備えられている。遮光部材112は、第1及び第2実施形態の遮光部材106と同様の構成である。その他、干渉計3の構成は、第1実施形態の干渉計1と同様である。以下、第1実施形態と同様の構成要素は、第1実施形態と同様の符号を付し、その説明は省略する。
遮光部材106’は、その外縁の遮光部106bのビームスプリッタ105と対向する面に少なくとも参照面107’(第1反射面)よりも反射率の高いコーティング106c(第2反射面)が施されている。したがって、参照面107’は、参照光の一部を第1の輝度にて反射させ、コーティング106cは、測定光の一部を第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する。つまり、遮光部材112、参照面107’、及びコーティング106cは、光輝度を変換する機能を有する。
このような構成とすることにより、第1実施形態と同様に、非干渉領域BにおいてS/N比の高い信号の測定が可能となる。
[第4実施形態]
次に、図7を参照して、本発明の第4実施形態に係る干渉計を説明する。図7に示すように、第4実施形態に係る干渉計は、参照面107’’の構造が第1実施形態と異なる。なお、図示は省略するが、参照面107’’を除き、第4実施形態に係る干渉計の構成は、第1実施形態の干渉計1の構成(図1)と同一である。
参照面107’’の構造は、第1実施形態と同様の第1の領域107aと、第2の領域107bとを備える。そして、第2の領域107bには、各々反射率の異なる基板107’’c1〜107’’c4が配置されている。このように反射率の異なる基板107’’c1〜107’’c4を配置しておけば、測定対象物Wの反射率に応じて光源の光強度を変えたり、シャッタースピードを変えたりした場合であっても、それに適した基板107’’c1〜107’’c4からの反射光を選択することにより、高いS/N比で参照光強度を測定することが可能になる。
例えば、高反射率の測定対象物を測定時、撮像素子が飽和するため、シャッタースピードを早くして干渉縞を撮像する場合がある。仮に、シャッタースピードを2倍にした場合、得られる画像強度は半分になり、高反射率の測定対象物の干渉縞も良好に撮像できる。しかし、参照面からの反射光強度は変わらないため、干渉に寄与しない非干渉領域Bの画像強度は半分になり、正確な測定はさらに困難になる。そこで図7に示すように、基板107’’c1〜107’’c4のうち一つの反射率を、第2の領域107bの2倍にしておけば、参照光強度を良好に測定可能になる。このように、反射率の異なる複数種の基板107’’c1〜107’’c4を付加しておくことにより、測定対象物Wに応じて参照面の反射率を変える必要がなく、高いS/N比で画像強度を測定することが可能になる。
[第5実施形態]
次に、図8を参照して、本発明の第5実施形態に係る干渉計を説明する。図8に示すように、第5実施形態に係る干渉計は、参照面107’’’の構造が第1実施形態と異なる。なお、図示は省略するが、参照面107’’’を除き、第5実施形態に係る干渉計の構成は、第1実施形態の干渉計1の構成(図1)と同一である。
参照面107’’’は、偏光板が設けられた円板状の第1部材107’’’aと、この第1の領域107’’’aの外周を摺動可能に形成された、偏光板が設けられたリング状の第2部材107’’’bとからなる。
ここで、光源101から、例えば水平偏光した光を干渉計に入射する。そして、測定対象物Wの反射率に応じ偏光板を回転させ、参照光と測定光の強度を略等しくする。次に、第1部材107’’’aと第2部材107’’’bとを独立に回転させることにより、非干渉領域Bのうち干渉に寄与しない領域の画像強度を連続的に変化させ、高いS/N比で測定することが可能である。
[第6実施形態]
上記第1〜第5実施形態においては、所謂、トワイマン・グリーン型の干渉方式を説明したが、第6実施形態の干渉計6のようにフィゾー型の干渉方式においても適応可能である。この実施形態の干渉計6は、図9に示すように、第1〜第5実施形態と異なり、光学的に異なる位相差の干渉縞を同時に取得して位相シフト法を実行する干渉計である。なお、図9において、両側矢印の記号は、紙面に平行な直線偏光成分を模式的に示したものであり、二重丸の記号は、紙面に垂直な直線偏光成分を、丸矢印記号は、左右の円偏光成分を示したものである。
図9に示すように、干渉計6は、主に、干渉部300と、干渉部300の制御及び干渉部300からの情報に基づき測定対象物Wの形状を演算する制御演算部400とからなる。
干渉部300は、図8に示すように、光源301、集光レンズ302、ピンホール303、ビームスプリッタ304,310A,310B、コリメータレンズ305、参照面306、1/4波長板307,309、遮光部材308、ミラー310C、偏光板311A〜311C、CCDカメラ312A〜312Cを備えている。
レーザなどの光源301からの水平偏光(光軸に垂直でかつ紙面に対して平行な偏光)した光は、レンズ302及びピンホール303を介して、ビームスプリッタ304に導かれる。ビームスプリッタ304を透過した光の一部は、レンズ305によりコリメートされ、参照面306に達する。参照面306において、一部の光は、参照光として反射し、残りの光を測定光として透過させる。すなわち、参照面306は、光源からの光束を参照光と測定光とに分割する機能を有する。参照面306を透過した光は、λ/4波長板307を透過し円偏光とされる。円偏光とされた光は、測定対象物Wにおいて反射され、再びλ/4波長板307を透過し、垂直偏光(光軸に対して垂直で且つ紙面に対して垂直な偏光)になる。そして、参照光及び測定光は、λ/4波長板309を透過し、互いに左右逆回りの円偏光になる。これらの光束は、無偏光ビームスプリッタ310A,310B、及びミラー309Cで複数に分割し、偏光板311A〜311Cを透過させCCDカメラ311A〜311Cにより撮像する。このとき偏光板311A〜311Cの透過軸の方向により干渉縞の位相が決まる。
制御演算部400は、CCDカメラ312A〜312Cを制御し、干渉縞画像を撮像させ、後述するように干渉縞画像の強度を補正し、その情報を格納する機能を有する。また、制御演算部400は、格納した干渉縞の情報に基づき、測定対象物Wの表面形状を算出する機能を有する。
なお、参照面306は、中心軸から所定の半径で囲まれた第1の領域306aは、所定の透過率及び反射率を有するコーティングがなされている。また、第1の領域306aよりも外径に位置する参照面306の縁部の第2の領域306bには、第1の領域306aよりも反射率の高いコーティングが施されている。
このような構成とすることにより、同時に複数枚の干渉縞を計測することができるので、瞬時に測定対象物Wの形状を算出することが可能となる。
以上、実施の形態を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、例えば、第6実施形態(図9)に係るフィゾー型の干渉計で機械的な位相シフトを行ってもよい。または、第1〜第5実施形態に係るトワイマン・グリーン型の干渉計(図1,図5,図6)で光学的な位相シフトを行うものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係る干渉計の概略構成を示す図である。 図1の参照面を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る干渉計により測定される画像強度を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る干渉計を用いた形状測定方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る干渉計の概略構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る干渉計の概略構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る干渉計の概略構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る干渉計の概略構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る干渉計の概略構成を示す図である。 従来の干渉計により測定される干渉縞を説明する図である。
符号の説明
101,301…光源、103,303…ピンホール、102,104,110,302,305…レンズ、105,105’,204…ビームスプリッタ、106,106’,308…遮光部材、107,107’,107’’,107’’’,306…参照面、107a…第1の領域、107b…第2の領域、107c’’1〜107c’’4…基板、108…圧電素子、310A,310B…無偏光ビームスプリッタ、310C…ミラー、111,312A〜312C…CCDカメラ、W…測定対象物、307,309…λ/4波長板、311A〜311C…偏光板、200,400…制御演算部。

Claims (11)

  1. 光源と、
    該光源からの光束の一部を参照面に照射する参照光とし、残りの光束を被検面に照射する測定光とするための第1の光束分割手段と、
    前記参照光及び前記測定光を重ね合わせた光束により形成される干渉領域及び前記参照光または前記測定光のいずれか一方により形成される非干渉領域を撮像する撮像手段と
    を備える干渉計であって、
    前記参照光の一部を第1の輝度にて反射すると共に前記参照光の一部を除く参照光又は前記測定光の一部を前記第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する光輝度変換手段と、
    前記撮像手段上に前記干渉領域及び前記非干渉領域を形成するため、前記第1の輝度にて反射された参照光に干渉し、前記第2の輝度にて反射された参照光又は測定光に干渉しないように前記測定光の一部を遮光する第1の遮光手段と
    を備えることを特徴とする干渉計。
  2. 前記撮像手段にて撮像した前記非干渉領域の画像強度に基づき、前記撮像手段にて撮像した前記干渉領域の画像強度を補正する補正手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の干渉計。
  3. 前記参照光と測定光との間に相対的な位相差を付与する位相シフト手段と、
    前記撮像手段により異なる位相差を持つ複数の干渉縞を撮像し、当該複数の干渉縞から位相シフト法により前記被検面の形状を算出する形状算出部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の干渉計。
  4. 前記位相シフト手段は、前記参照面を前記参照光に対して前後方向に移動させる参照面移動手段であることを特徴とする請求項3記載の干渉計。
  5. 前記参照光と測定光とを重ね合わせた光束を複数の光束に分割するための第2の光束分割手段を備え、
    前記位相シフト手段は、前記第2の光束分割手段により分割された光束に異なる位相差を付与し、前記撮像手段は分割された複数の光束の干渉縞をそれぞれ撮像するために複数配置されたことを特徴とする請求項3記載の干渉計。
  6. 前記光輝度変換手段は、
    前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第1の輝度にて反射する第1反射面と、
    前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第2の輝度にて反射する第2反射面と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の干渉計。
  7. 前記光輝度変換手段は、
    前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第1の輝度にて反射する第1反射面と、
    前記第1の光束分割手段に設けられ且つ前記参照光の一部を前記第2の輝度にて反射する第2反射面と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の干渉計。
  8. 前記光輝度変換手段は、
    前記第1の光束分割手段と前記参照面との間に設けられ且つ前記参照光の一部を遮光する第2の遮光手段と、
    前記参照面に設けられ且つ前記参照光を前記第1の輝度にて反射する第1反射面と、
    前記第1の遮光手段の前記測定光の一部を遮光する領域に設けられ且つ前記測定光の一部を前記第2の輝度にて反射する第2反射面と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の干渉計。
  9. 前記光輝度変換手段により変換された第2の輝度は、複数の異なる輝度を有することを特徴とする請求項1〜8記載のいずれか1項記載の干渉計。
  10. 前記光輝度変換手段は、
    光を偏光させる第1の偏光部と、
    該第1の偏光部と独立して回転可能な光を変更させる第2の偏光部と
    を備える参照面であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の干渉計。
  11. 光源からの光束の一部を参照面に照射する参照光とし、残りの光束を被検面に照射する測定光とするための光束分割工程と、
    前記参照光及び前記測定光を重ね合わせた光束により形成される干渉領域及び前記参照光または前記測定光のいずれか一方により形成される非干渉領域を撮像する撮像工程と
    を備える形状測定方法であって、
    前記参照光の一部を第1の輝度にて反射すると共に前記参照光の一部を除く参照光又は前記測定光の一部を前記第1の輝度よりも高い第2の輝度にて反射する光輝度変換工程と、
    前記撮像工程にて前記干渉領域及び前記非干渉領域を形成するため、前記第1の輝度にて反射された参照光に干渉し、前記第2の輝度にて反射された参照光又は測定光に干渉しないように前記測定光の一部を遮光する遮光工程と
    を備えることを特徴とする形状測定方法。
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