JP5480479B2 - 形状測定装置および形状測定装置の校正方法 - Google Patents
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Description
また、測定対象物に対して光を斜め方向に照射することによって、光を直角方向に照射する場合よりも測定範囲を広げることができ、うねりの大きな面や粗面の平面度などを測定できる形状測定装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。この測定装置は斜入射干渉計とも呼ばれている。
これらの干渉縞の解析方法としては、従来、参照面を変位させるなどの方法で干渉縞の位相をシフトさせて、取得された複数枚の干渉縞から表面形状を測定する位相シフト法が一般的に用いられる。
しかし、このような位相シフト法では、複数枚の干渉縞を取得する間に参照面を変位させるなどの動作があるため、測定時間が長くなるという問題があった。
この手法によれば、位相シフト法で演算処理するために必要な複数枚の干渉縞を瞬時に取り込むことで、形状測定の高速化を図ることができる。
しかしながら、実際には、プリズムの分割強度誤差や、4分の1波長板の進相軸および遅相軸の設置誤差などにより、3枚の干渉縞のバイアスおよび振幅はそれぞれ異なっている。また、偏光板の透過軸の設置角度の誤差により、光学的に付与される位相シフト量は設計値どおりとなっていない。
従って、取得される3枚の干渉縞は、原理に則した設計値どおりに位相シフトされた干渉縞ではなく、バイアス、振幅および位相シフト量などのパラメータが異なる干渉縞となっており、これらの干渉縞をそのまま用いると測定精度が低下してしまうという第1の課題があった。
ことを特徴とする。
この構成によれば、干渉縞の位相シフト量が2π以上となるように、光路差(Δl)を設定することで、波長可変光源として、例えば、比較的安価な半導体レーザを採用することができる。なお、半導体レーザを採用する際には、波長の変化による発光強度の変化を所定範囲内に抑えるため、波長の可変範囲を比較的狭くしなければならない点に注意を要する。しかし、このように使用可能な波長(λ)の変化量(Δλ)に制限がある場合であっても、干渉光学系の光路差(Δl)を適宜設定することで、干渉縞の位相シフト量(2π/λ2×ΔlΔλ)を2π以上にすることができ、測定装置の校正を実施できる。従って、波長の変化による発光強度の変化の影響を受けずに、比較的安価な半導体レーザを採用できる。
ここで、光路差調整機構としては、参照光または試料光の光路長を可変とする機構を用いてもよく、あるいは、参照光または試料光の光路上に光の速度を変化させる媒体を設置することで光路差を調整する機構でもよい。
なお、後述する第2実施形態以降において、以下に説明する第1実施形態での構成部材と同じ構成部材および同様な機能を有する構成部材には同一符号を付し、説明を簡単にあるいは省略する。
図1は、本実施形態の形状測定装置1の全体構成図である。
図1に示すように、形状測定装置1は、主に、照射部10、検出部30および測定制御部40を備えて構成された、いわゆる斜入射干渉計である。
照射部10は、光源11と、レンズ12,13と、光束分割素子14と、偏光面を回転させる光学素子である1/2波長板15と、光束合成素子(合成部)16とを備える。ここで、光源11からの一部の光は、レンズ12,13、及び光束分割素子14を介して、測定対象物20の測定面の法線方向に所定角度をもって、照射されるように配置されている。第1実施形態においては、光源11から発せられる光Bの一部は、光束分割素子14で進路を変えて透過し、1/2波長板15に照射される。このように測定対象物20に照射されない光を参照光B1と呼ぶ。一方、光源からの光Bの一部は、光束分割素子14で進路を変えることなく透過し、測定対象物20に照射される。この測定対象物20からの反射光を試料光B2と呼ぶ。
そして、測定制御部は、撮像部35A〜35Cで取得される干渉縞画像に基づき測定対象物20の表面形状を測定する。
図2は、形状測定装置1の制御系の全体構成を示すブロック図である。
図2に示すように、測定制御部40は、主に、光源制御部41、校正用制御部42、パラメータ記憶部43、干渉縞解析部(解析部)44、および、解析された測定値を表示する測定データ表示部45を備えて構成されている。
校正用制御部42は、測定対象物20として所定の校正用基板20Aを用いて予め干渉縞のバイアス、振幅および位相の各情報を校正する際に、各撮像部35A〜35Cで取得された干渉縞の強度情報に基づき、干渉縞のバイアス、振幅および位相の各情報を各撮像部35A〜35Cの画素ごとに算出して、校正用のパラメータとしてパラメータ記憶部43に出力する。校正用基板20Aには、測定対象物20と同じ材質のものを用いる。なお、校正用制御部42は、光源11の波長をN回分変化させて、各所定の変化量Δλごとに干渉縞の強度情報を取得する。
パラメータ記憶部43は、算出されたパラメータの補正テーブルを作成して各撮像部35A〜35Cの画素ごとに記憶する。
干渉縞解析部44は、形状測定の際に、撮像部35A〜35Cで取得された干渉縞の強度情報に基づき、パラメータ記憶部43のパラメータを参照して、位相シフト法に準じた演算処理を実施し、測定対象物20の表面形状情報を解析する。そして、解析された測定データを測定データ表示部45へ出力する。
撮像部35A〜35Cで取得された干渉縞の強度情報に基づき、形状測定装置1のパラメータ(バイアス、振幅、位相シフト量)を算出する方法について説明する。
取得される干渉縞強度Ii(x,y,λ)は、式(1)により示される。なお、数式中の(x,y)の表示は、撮像部35A〜35Cの画素に対応する点をX-Y座標で表示したもので、この(x,y)が付された変数は、画素ごとの数値を示すものとする。また、λは、光源11の光の波長を表示し、iは、複数の撮像部35A〜35Cを区別する番号を示す。本実施形態では3台の撮像部35A〜35Cをi=1,2,3で示している。
図3は、図1の部分拡大図である。上記の式(1)におけるΔl(x,y)は光路差を示し、図3にて光束分割素子14で分割されてから光束合成素子16で再び重ね合わされるまでの参照光B1の光路長l1と、試料光B2の光路長l2と(ここで、l2=l21+l22)との差を示す。δφi(x,y)は光学的に付与される干渉縞の位相シフト量で、本実施形態では三分割プリズム33と撮像部35A〜35Cとの間に配置される偏光板34A〜34Cによって付与される位相シフト量を表す。
式(2)は、測定光B3の位相Fi(x,y)、および、波長λを所定単位量だけ変化させた場合の位相変化率G(x,y)を用いて、式(3)のように示すことができる。なお、測定光B3の位相Fi(x,y)は、光路差Δl(x,y)に基づく位相に位相シフト量δφi(x,y)を加算したものである。また、波長λの変化に基づく位相シフト量は、G(x,y)Δλjで表される。
本発明では、波長λを変化させて、撮像部35A〜35Cごとに3枚以上の位相シフトされた干渉縞を取得すればよいが、本実施形態では、一例として、式(4)に示すように、波長λの変化に基づく位相シフト量G(x,y)Δλjが干渉縞の位相1周期分(2π)を等分割したN個の各点の値となるように設定された場合を説明する。
例えば、形状測定装置1においてパラメータの再測定が必要になった際、あるいは、定期的に校正を実施する際、次のようにしてパラメータの校正を行う。ここでは、測定対象物として校正用基板20A(図1)を用いる場合を説明する。
図4は、校正の手順を示すフローチャートである。
まず、校正用制御部42にて波長λの変化量Δλjを設定する(Δλjの設定工程、ステップ11、以下ステップを「S」と略す)。そして、光源制御部が変化量Δλjに応じて光源11を制御して、変化量Δλjの光を校正用基板20Aに照射する(照射工程S12)。
次に、発生した異なる位相差を付与された3枚の干渉縞を撮像部35A〜35Cが撮像する(撮像工程S13)。そして、干渉縞強度を検出し、校正用制御部42に出力する(強度情報の検出工程S14)。校正用制御部42にて次の変化量Δλjがあるかどうかを判定し(S15)、設定されたすべての変化量Δλjにて、Δλjの設定工程S11から強度情報の検出工程S14までを繰り返し実行する。このようにして、所定の波長λの変化量Δλjごとに、N枚の干渉縞を取得する。
次に、校正用制御部42にて取得した複数の干渉縞強度情報からパラメータを算出し(パラメータ算出工程S16)、パラメータ記憶部43に記憶させる(パラメータの記憶工程S17)。
これにより、パラメータの校正が完了する。
校正用基板20Aの代わりに測定対象物20を設置して、干渉縞の測定を以下の手順で実施する。
図5は、形状測定の手順を示すフローチャートである。
まず、所定の波長λの光を測定対象物20に照射する(照射工程S21)。
次に、発生した異なる位相差を付与された3枚の干渉縞を撮像部35A〜35Cが撮像する(撮像工程S22)。そして、干渉縞強度を検出し、干渉縞解析部44に出力する(強度情報の検出工程S23)。
次に、干渉縞解析部44にて取得した3枚の干渉縞強度情報を、予め記憶してあるパラメータを参照して(パラメータの参照工程S24)、解析し、測定対象物20の形状情報となる光路差Δl(x,y)を算出する(形状算出工程S25)。
これにより、測定対象物20を形状測定が完了する。
次に、本実施形態に適用可能な波長可変光源(光源11)および光路差Δlの選定方法について説明する。
光源11には、一般的に波長λの発振波長域と、その波長λの微小な変化量Δλの可変範囲である波長可変範囲との性能条件において種々のものがある。
本実施形態では、図3に示す所定の光路差Δl(x,y)の光学系に所定仕様の光源11を用いている。すなわち、波長λおよび変化量Δλを調整することによって、位相シフト量G(x,y)Δλを干渉縞の1周期分以上(2π以上)に設定可能な光源11を選定している。具体的には、式(6),式(7)中の正弦、余弦関数内の位相項である位相シフト量G(x,y)Δλ(=−2π/λ×Δl(x,y)Δλ)が、干渉縞の1周期分以上の位相(2π以上)になる発振波長域および波長可変範囲の性能を備えた光源11を、光路差Δl(x,y)に合わせて選定したものである。
図6〜図8は、光源11の波長λを450,650,780nmとした場合の、光路差Δl(x,y)ごとの波長λの変化量Δλに対する干渉縞の位相(位相シフト量G(x,y)Δλ)の関係を示すグラフである。
これらの図中において、位相シフト量G(x,y)Δλが2π以上変化するような、光源11あるいは光路差Δlを有する干渉光学系を選定すれば、式(4)を満たす位相シフト量G(x,y)Δλjを設定でき、本実施形態の方法での校正を実施できる。
具体的には、波長λが638nmの半導体レーザを使用する場合、半導体レーザの温度を0.5℃だけ変化させれば、波長λが0.075nmぶん変化する。波長λの変化量Δλを0.075nmの場合に、位相シフト量G(x,y)Δλを2π以上にするには、光路差Δlを5.4mmに設定する必要がある。従って、図3に示す参照光B1の光路長l1と試料光B2の光路長l2とを調整して光路差Δlが5.4mmとなる干渉光学系を構成することで、温度変化によって波長λを変化させる方法を実施できる。
本実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)異なる位相差(位相シフト量δφ)が付与された複数の干渉縞におけるバイアス、振幅および位相の各情報を、校正用のパラメータとして容易に取得することができ、干渉縞間のバイアスおよび振幅のばらつきや、干渉縞間の位相シフト量の設計値に対する偏差により発生する誤差を低減させて、測定精度の向上を図ることができる。具体的には、撮像部35A〜35Cごとに、異なる波長λの光による複数の干渉縞を取得することによって、干渉縞のバイアス、振幅および位相の各情報をそれぞれ個別に算出することができる。この際、光の波長λを変えられる波長可変光源を用いているので、バイアス、振幅および位相のパラメータを容易に校正できる。よって、高精度な光学素子を用いて干渉光学系を構成しなくて済み、高価な装置を必要とせず、また、高度な調整も必要としない。従って、高精度な測定装置において必要となる定期的な再調整作業を、ユーザ自身が実施できるようになり、また、再調整(校正)のためだけに必要な装置を用意する必要がなく、再調整作業にかかる時間や費用を低減できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る形状測定装置1Aについて図面に基づいて説明する。前述の第1実施形態の形状測定装置1では、構成した干渉光学系(光路差Δlなど)に対して使用可能な波長可変光源11が限定されたり、あるいは、使用する光源11に対して構成する干渉光学系の設計上の制約が生じたりする場合がある。これに対して本実施形態の形状測定装置1Aでは、使用する光源11の波長λの変化量Δλに応じて、光路差Δlが調整可能に構成されており、使用可能な波長可変光源11の選択の自由度を高めることができるようになっている。
図9に示すように、参照光B1の光軸上に、光路差調整機構としての光路長可変部50が設けられている。光路長可変部50は、一対のミラー51,52および可動型直角ミラー53を有する。可動型直角ミラー53は、直交する2枚の反射面を有し、入射光に対し平行な反射光を形成するようになっている。光源側の光束分割素子14からの参照光B1は、一方のミラー51により可動型直角ミラー53へ反射され、さらに可動型直角ミラー53にて他方のミラー52に向かって反射される。そして他方のミラー52で反射された参照光B1は、光束合成素子16に入射する。このように光路長可変部50によって参照光B1の遅延光路が形成され、かつ、遅延光路の光路長を可変にすることができる。つまり、可動型直角ミラー53を任意の位置に移動させることで、光路差Δlを任意の長さに調整することができる。
なお、光路長可変部50を試料光B2の光路上に配置しても同様の効果が得られる。
(5)形状測定装置1Aが光路長可変部50を備えることで、光路差Δlを任意の長さに調整することができ、光源11において使用可能な波長λの変化量Δλに制限がある場合であっても、干渉光学系の光路差Δlを適宜変更することで、干渉縞の位相シフト量(2π/λ2×ΔlΔλ)を2π以上にすることができ、形状測定装置1Aの校正を実施できる。例えば、一旦構成した干渉光学系に対して、使用可能な波長可変光源11の選択の自由度を高めることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、パラメータ(バイアス、振幅、位相シフト量)の情報を予め算出する際に、測定対象物の代わりに校正用基板を使用する方法を説明したが、測定対象物をそのまま使用してパラメータを算出しても構わない。
また、前記各実施形態では、入射角度可変機構を備えた形状測定装置について説明したが、本発明の形状測定装置としては、必ずしも、入射角度可変機構を必要としない。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
11…光源(波長可変光源)
16…光束合成素子(合成部)
20…測定対象物
20A…校正用基板
33…三分割プリズム(測定光分割部)
34A〜34C…偏光板(偏光部)
35A〜35C…撮像部
40…測定制御部
41…光源制御部
42…校正用制御部
44…干渉縞解析部(解析部)
50…光路長可変部(光路差調整機構)。
Claims (5)
- 測定対象物を照射する光を発するとともに、前記光の一部が前記測定対象物に照射されずに参照光となる光源と、
前記測定対象物から反射される試料光および前記参照光を重ね合わせて測定光とする合成部と、
前記測定光を複数に分割して分割測定光とする測定光分割部と、
前記分割測定光の光軸上にそれぞれ設けられ、当該分割測定光に異なる位相差を付与して干渉縞を発生させる偏光部と、
前記分割測定光ごとに前記干渉縞を撮像する複数の撮像部と、
撮像された前記複数の干渉縞に基づき、前記撮像部ごとに予め校正された干渉縞のバイアス、振幅および位相の各情報を用いて、前記測定対象物の形状を測定する測定制御部と、を備える形状測定装置であって、
前記光源は、発する光の波長を変えられる波長可変光源であり、
前記測定制御部は、
前記光源からの光の波長を変化させる光源制御部と、
前記干渉縞のバイアス、振幅および位相の各情報を予め校正する際に、前記撮像部ごとに前記光源の波長を変化させて取得された複数の干渉縞に基づき、当該バイアス、振幅および位相の各情報を校正する校正用制御部と、
前記測定対象物の形状を測定する際に、前記撮像部で同時に取得され異なる位相差を付与された複数の干渉縞と、予め校正された前記バイアス、振幅および位相の各情報とに基づいて、前記測定対象物の形状情報を解析する解析部と、を有して構成され、
当該形状測定装置は、前記参照光の光路長と前記試料光の光路長との光路差(Δl)を調整可能な光路差調整機構を備え、
前記光路差(Δl)は、前記光源の波長(λ)を変化量(Δλ)だけ変化させた際の前記干渉縞の位相シフト量(2π/λ 2 ×ΔlΔλ)が2π以上となるように、設定されている
ことを特徴とする形状測定装置。 - 請求項1に記載の形状測定装置において、
前記光源から前記測定対象物に照射される光の入射角を変更できる入射角度可変機構を備えていることを特徴とする形状測定装置。 - 請求項1または請求項2に記載の形状測定装置において、
前記校正用制御部は、前記測定対象物を用いて取得される干渉縞に基づいて、前記バイアス、振幅および位相の各情報を予め校正することを特徴とする形状測定装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の形状測定装置において、
前記校正用制御部は、前記測定対象物と同じ材質の校正用基板を用いて取得される干渉縞に基づいて、前記バイアス、振幅および位相の各情報を予め校正する
ことを特徴とする形状測定装置。 - 測定対象物を照射する光を発するとともに、前記光の一部が前記測定対象物に照射されずに参照光となる光源と、
前記参照光の光路長と前記試料光の光路長との光路差(Δl)を調整可能な光路差調整機構と、
前記測定対象物から反射される試料光および前記参照光を重ね合わせて測定光とする合成部と、
前記測定光を複数に分割して分割測定光とする測定光分割部と、
前記分割測定光の光軸上にそれぞれ設けられ、当該分割測定光に異なる位相差を付与して干渉縞を発生させる偏光部と、
前記分割測定光ごとに前記干渉縞を撮像する複数の撮像部と、
撮像された前記複数の干渉縞に基づき、前記撮像部ごとに予め校正された干渉縞のバイアス、振幅および位相の各情報を用いて、前記測定対象物の形状を測定する測定制御部と、を備える形状測定装置における前記バイアス、振幅および位相の各情報の校正方法であって、
前記光源は、発する光の波長を変えられる波長可変光源であり、
前記光路差(Δl)は、前記光源の波長(λ)を変化量(Δλ)だけ変化させた際の前記干渉縞の位相シフト量(2π/λ 2 ×ΔlΔλ)が2π以上となるように、設定されており、
前記光源からの光の波長の変化量を設定する設定工程と、
設定された前記変化量で前記測定対象物を照射する照射工程と、
前記波長の変化量ごとに発生する干渉縞を、前記複数の撮像部でそれぞれ撮像する撮像工程と、
撮像された前記干渉縞に基づいて前記バイアス、振幅および位相の各情報を算出する算出工程と、を有して構成されることを特徴とする形状測定装置の校正方法。
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