JP2009030637A - パーキング機構の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータの応答速度が遅い場合であっても、確実にパーキングレンジに切り替えることができるパーキング機構の制御装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド用電子制御ユニットのCPUは、ハイブリッド自動車が坂路にあると判定した場合(ステップS1でYESの場合)、パーキングギヤの回転位置を検出し(ステップS3)、パーキングギヤの回転位置に基づいて、出力した信号に応答してアクチュエータがパーキングポールをロック位置に移動させたときにパーキングギヤとパーキングポールが噛み合うようにモータを回転させる(ステップS4)。
【選択図】図3

Description

本発明は、パーキング機構の制御装置に関し、特に、車両の運転者の操作に応じて出力された信号に応答して車輪をロックさせるパーキング機構の制御装置に関する。
一般に、車両には、車輪をロックするためのパーキング機構が設けられており、このパーキング機構は、車輪の回転に伴って回転させられるパーキングギヤと、パーキングギヤと噛み合い車輪の回転を不能にするロック位置とパーキングギヤと噛み合わず車輪の回転を許容するアンロック位置との間を移動可能に設けられたパーキングポールと、を備え、シフトレバーが駐車位置へ移動操作されることにより、パーキングポールをロック位置へ移動させて、車輪をロックするようになっている。
従来、このようなパーキング機構の制御装置として、シフトレバーを駐車位置から他の操作位置へ移動操作しようとする運転者のP抜き意思を判断した場合に、パーキングギヤとパーキングポールとの噛合荷重が小さくなるように電動モータを作動させることにより、小さな操作力でP抜きシフト操作を行なうことができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、パーキング機構として、スライド式のシフトレバーが駐車位置に移動操作されることにより、パーキングポールをロック位置へ移動させるもののみならず、パーキングレンジに切り替えようとする運転者の操作がセンサやスイッチ等によって検出されたときに、パーキングポールをロック位置へ移動させるアクチュエータに信号が出力されることにより、パーキングポールをロック位置へ移動させる、いわゆる、シフト・バイ・ワイヤ方式のものがある。
このようなパーキング機構の制御装置として、車両の運転者により操作されたことに応じて、車両をパーキング状態とする信号を動力伝達機構に出力し、動力伝達機構が動力伝達状態にある場合に、車両をパーキング状態にする信号が出力されたことに応答して、パーキング機構がロックされるまでの間、動力伝達機構を動力遮断状態にすることにより、アクセル操作がされても動力遮断状態であるために、車両が動き出すことを防止することができるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−286312号公報 特開2005−69407号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたパーキング機構の制御装置においては、アクチュエータの応答速度が遅い場合、パーキングポールがロック位置に移動するまで時間がかかるため、坂路にある車両は下り落ちて加速してしまい、パーキングポールがロック位置に移動しようとするときにパーキングギヤの山の部分に弾かれ続ける状態、すなわち、ラチェッティング状態となり、パーキングポールがパーキングギヤと噛み合うことができなくなる可能性があった。この結果、確実にパーキングレンジに切り替えることができないという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、アクチュエータの応答速度が遅い場合であっても、確実にパーキングレンジに切り替えることができるパーキング機構の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るパーキング機構の制御装置は、上記目的を達成するため、(1)車輪を駆動する回転電機と、前記回転電機の出力軸に連結され、前記車輪の回転に伴って回転させられるパーキングギヤと、前記パーキングギヤと噛み合い前記車輪の回転を不能にするロック位置と前記パーキングギヤと噛み合わず前記車輪の回転を許容するアンロック位置との間で移動可能に設けられたパーキングポールと、前記ロック位置と前記アンロック位置との間で前記パーキングポールを移動させるアクチュエータと、を備えたパーキング機構の制御装置において、車両が坂路にあるか否かを判定する判定手段と、前記車両の運転者の操作に応じて、前記アクチュエータに前記パーキングポールを前記ロック位置に移動させるための信号を出力する信号出力手段と、前記判定手段により前記車両が坂路にあると判定された場合、前記信号出力手段により出力された信号に応答して前記アクチュエータが前記パーキングポールを前記ロック位置に移動させたときに前記パーキングギヤが前記パーキングポールと噛み合うように前記回転電機を回転させるよう制御する制御手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、車両が坂路にある場合、アクチュエータが運転者の操作に応じて出力された信号に応答してパーキングポールをロック位置に移動させたときに、パーキングギヤがパーキングポールと噛み合うことが可能な位置にあることになる。このため、パーキングギヤとパーキングポールとが噛み合わないことにより車両が下り落ちてしまうことを防止することができる。したがって、アクチュエータの応答速度が遅い場合であっても、確実にパーキングレンジに切り替えることができる。
また、本発明に係るパーキング機構の制御装置は、上記(1)に記載のパーキング機構の制御装置において、(2)前記パーキングギヤの回転位置を検出する回転位置検出手段を備え、前記制御手段が、前記回転位置検出手段により検出された前記パーキングギヤの回転位置に基づいて前記回転電機を回転させるよう制御する構成を有している。
この構成により、パーキングギヤをパーキングポールと噛み合う位置に回転させることができる。
また、本発明に係るパーキング機構の制御装置は、上記(2)に記載のパーキング機構の制御装置において、(3)前記車両の傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、前記傾斜角検出手段により検出された前記車両の傾斜角に基づいて、前記アクチュエータが前記パーキングポールを前記アンロック位置から前記ロック位置に移動させるまでに前記パーキングギヤが回転する角度を算出する算出手段と、を備え、前記制御手段が、前記回転位置検出手段により検出された前記パーキングギヤの回転位置および前記算出手段により算出された角度に基づいて、前記回転電機を回転させるよう制御する構成を有している。
この構成により、車両の傾斜角に応じて変化するパーキングギヤの回転角度に対応することができるため、より正確にパーキングギヤをパーキングポールと噛み合う位置に回転させることができる。
本発明によれば、アクチュエータの応答速度が遅い場合であっても、確実にパーキングレンジに切り替えることができるパーキング機構の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド自動車の概略構成図である。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド自動車1は、エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)2により運転制御されるエンジン3と、エンジン3のクランクシャフトにキャリアが接続されるとともに車輪4の車軸に連結された駆動軸にリングギヤが接続された遊星歯車機構5と、遊星歯車機構5のサンギヤに回転軸が接続された発電可能なモータMG1と、駆動軸に回転軸が接続された発電可能なモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット6とを備えている。なお、モータMG1、MG2はモータ用電子制御ユニット(モータECU)7によりその駆動回路としてのインバータ8、9のスイッチング素子をスイッチング制御することによってバッテリ10の充放電を伴って駆動される。なお、モータMG2は、本発明の回転電機を構成する。
ハイブリッド用電子制御ユニット6は、CPU11を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU11の他に、処理プログラムなどを記憶するROM12や一時的にデータを記憶するRAM13、図示しない入力ポート、出力ポートおよび通信ポートを有している。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット6には、車速センサ14、ジャイロセンサ15、P(パーキング)スイッチ16、ストップランプスイッチ17、レゾルバ18が接続されている。
車速センサ14は、ハイブリッド自動車1の車速Vを検出し、検出した車速Vに応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット6に出力するようになっている。
ジャイロセンサ15は、ハイブリッド自動車1の水平および垂直方向の重力加速度を検出し、検出した重力加速度に応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット6に出力するようになっている。ハイブリッド用電子制御ユニット6は、ジャイロセンサ15によって検出された重力加速度の水平および垂直方向の成分の変化に基づいて、車両勾配を表す傾斜角θを算出するようになっている。
Pスイッチ16は、パーキングレンジとパーキング以外のレンジとの間で切り替えるためのスイッチであり、Pスイッチ16が押下されると、それに応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット6に出力するようになっている。
ストップランプスイッチ17は、車両に設けられた図示しないブレーキペダルのオン/オフ状態を検知し、検知したオン/オフ状態に応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット6に出力するようになっている。
レゾルバ18は、モータMG2のロータの回転角度(以下、「ロータ回転角度」という。)を検出し、検出したロータ回転角度に応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット6に出力するようになっている。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット6には、車輪4のロックするためのパーキング機構19が接続されている。ハイブリッド用電子制御ユニット6のCPU11は、パーキング機構19を制御するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明のパーキング機構の制御装置を構成する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキング機構の概略構成図である。
図2に示すように、パーキング機構19は、パーキングギヤ20と、パーキングポール21と、アクチュエータ22とを有している。
パーキングギヤ20は、モータMG2の出力軸に連結され、車輪4の回転に伴って回転するようになっている。
パーキングポール21は、パーキングギヤ20と噛み合い車輪4の回転を不能にするロック位置とパーキングギヤ20と噛み合わず車輪4の回転を許容するアンロック位置との間を移動可能に設けられている。なお、図2においては、パーキングポール21は、アンロック位置にある。
アクチュエータ22は、ロック位置またはアンロック位置にパーキングポール21を移動させるようになっている。より詳細には、アクチュエータ22は、ハイブリッド用電子制御ユニット6からPスイッチ16が押下されたことを表す信号を受信すると、ロッド23を図3に示す矢印Aの方向に移動させるようになっている。これにより、ロッド23の先端に設けられたテーパ部がパーキングポール21とサポート部材24との間に入り込み、パーキングポール21が図3に示す矢印Bの方向に押し上げられる。また、アクチュエータ22は、例えば、パーキングレンジからパーキングレンジ以外のレンジに切り替えられたことを表す信号を受信すると、ロッド23を図2に示す矢印Aの方向とは反対の方向に移動させるようになっている。
なお、モータMG2、パーキングギヤ20、パーキングポール21、アクチュエータ22は、本発明のパーキング機構を構成する。
ハイブリッド用電子制御ユニット6のCPU11は、車両が坂路にあるか否かを判定するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明の判定手段を構成する。
CPU11は、Pスイッチ16が押下されると、アクチュエータ22にパーキングポール21をロック位置に移動させるための信号を出力するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明の信号出力手段を構成する。
CPU11は、車両が坂路にあると判定した場合、出力した信号に応答してアクチュエータ22がパーキングポール21をロック位置に移動させたときにパーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合うようにモータMG2を回転させるよう制御するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明の制御手段を構成する。
CPU11は、パーキングギヤ20の回転位置を検出するようになっている。より詳細には、CPU11は、レゾルバ18により検出されたモータMG2のロータ回転角度に基づいて、パーキングギヤ20の回転位置を算出するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明の回転位置検出手段を構成する。なお、パーキングギヤ20は、モータMG2の出力軸に連結されているため、モータMG2のロータ回転角度が決定すれば、パーキングギヤ20の回転位置をロータ回転角度に基づいて算出することができる。
ここで、モータMG2のロータ回転角度とパーキングギヤ20の回転位置との対応関係がずれてくる可能性があるため、ハイブリッド自動車1の電源がオンとなったときに、CPU11は、パーキングギヤ20の回転位置を学習するようになっていてもよい。より詳細には、まず、ハイブリッド自動車1の電源がオフとなった場合には、必ずパーキングレンジに入っていることとする。すなわち、パーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合う位置にあって、パーキングポール21がロック位置に移動させられている。そして、このときのモータMG2のロータ回転角度に基づいて算出されるパーキングギヤ20の回転位置が、パーキングギヤ20がパーキングポール21とが噛み合う位置にない場合には、モータMG2のロータ回転角度とパーキングギヤ20の回転位置との対応関係がずれているため、その対応関係を補正する。つまり、パーキングギヤ20の回転位置に対するモータMG2のロータ回転角度を補正する。
CPU11は、パーキングギヤ20の回転位置に基づいてモータMG2を回転させるよう制御するようになっている。
CPU11は、ハイブリッド自動車1の傾斜角θを検出するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明の傾斜角検出手段を構成する。
次に、動作について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るパーキング機構の制御装置の動作を示すフロー図である。以下に説明する処理は、予めROM12に記憶されているプログラムによって実現される。
図3に示すように、まず、ハイブリッド用電子制御ユニット6のCPU11は、車両が坂路にあるか否かを判定する(ステップS1)。例えば、CPU11は、ジャイロセンサ15によって検出された重力加速度に基づいて算出した傾斜角θが予め定められた角度θ1以上、または、予め定められた角度−θ1以下であるか否かを判定する。CPU11は、傾斜角θが角度θ1以上、または、角度−θ1以下であると判定した場合、車両が坂路にあると判定し、傾斜角θが角度θ1以上でなく、かつ、角度−θ1以下でないと判定した場合には、車両が坂路にないと判定する。
ここで、CPU11は、車両が坂路にないと判定した場合(ステップS1でNOの場合)、ステップS5に移行する。一方、CPU11は、車両が坂路にあると判定した場合(ステップS1でYESの場合)には、ブレーキがオンされており、かつ、車速センサ14によって検出された車速Vが予め定められた車速V1未満であるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、CPU11は、ストップランプスイッチ17からブレーキペダルのオン状態に応じた信号を受信した場合、ブレーキがオンされていると判定し、ストップランプスイッチ17からブレーキペダルのオフ状態に応じた信号を受信した場合には、ブレーキがオンされていないと判定する。
CPU11は、ブレーキがオンされていない、または、車速Vが予め定められた車速V1未満でないと判定した場合(ステップS2でNOの場合)、ステップS1に戻る。
一方、CPU11は、ブレーキがオンされており、かつ、車速Vが予め定められた車速V1未満であると判定した場合(ステップS2でYESの場合)には、パーキングギヤ20の回転位置を検出する(ステップS3)。
次に、CPU11は、モータMG2を制御する(ステップS4)。より詳細には、CPU11は、パーキングギヤ20の回転位置と、アクチュエータ22がパーキングポール21をアンロック位置からロック位置に移動させるまでにパーキングギヤ20が回転する角度を表すパーキングギヤ回転角度とに基づいて、パーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合う位置になるようにモータMG2を回転させる。ここで、パーキングギヤ回転角度は、傾斜角θが予め定められた角度θ1以上である場合と傾斜角θが予め定められた角度−θ1以下である場合とで異なる角度とする。
また、CPU11は、ステップS1において、車両が坂路にないと判定した場合、ブレーキがオンされており、かつ、車速センサ14によって検出された車速Vが予め定められた車速V1未満であるか否かを判定する(ステップS5)。ここで、ブレーキがオンされていない、または、車速Vが予め定められた車速V1未満でないと判定した場合(ステップS5でNOの場合)、ステップS1に戻る。一方、CPU11は、ブレーキがオンされており、かつ、車速Vが予め定められた車速V1未満であると判定した場合(ステップS5でYESの場合)には、ステップS6に移る。
次に、CPU11は、運転者によってPスイッチ16が押下されたか否かを判定する(ステップS6)。ここで、CPU11は、Pスイッチ16が押下されていないと判定された場合(ステップS6でNOの場合)、ステップS1に戻る。
一方、CPU11は、Pスイッチ16が押下されたと判定した場合(ステップS6でYESの場合)には、車速センサ14で検出した車速Vが予め定められた車速V1未満であるか否かを判定する(ステップS7)。ここで、CPU11は、車速Vが予め定められた車速V1未満でないと判定した場合(ステップS7でNOの場合)、ステップS1に戻る。
一方、CPU11は、車速Vが予め定められた車速V1未満であると判定した場合(ステップS7でYESの場合)には、アクチュエータ22を作動させる。より詳細には、CPU11は、アクチュエータ22にパーキングポール21をロック位置に移動させるための信号を出力する。これにより、アクチュエータ22は、CPU11からの信号に応答してパーキングポール21をロック位置に移動させる。そして、パーキングポール21がロック位置に移動したときにパーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合うことが可能な位置にあるため、パーキングギヤ20とパーキングポール21とが噛み合って車輪4を回転不能にロックすることになる。
なお、モータMG2の制御の際に、アクチュエータ22に信号を出力してからアクチュエータ22がパーキングポール21をロック位置に移動させるまでにパーキングギヤ20が回転することも考慮しているため、アクチュエータ22がパーキングポール21をロック位置に移動させるまでブレーキペダルがオンされている場合には、パーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合うことが可能な位置にないこともある。しかし、この場合には、パーキングポール21は、パーキングギヤ20と噛み合うための待機状態にあるため、ブレーキペダルがオフとなったときにハイブリッド自動車1が少し移動してパーキングギヤ20とパーキングポール21は速やかに噛み合うことになる。
以上のように、本実施の形態に係るCPU11によれば、ハイブリッド自動車1が坂路にある場合、アクチュエータ22が運転者の操作に応じて出力された信号に応答してパーキングポール21をロック位置に移動させたときに、パーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合うことが可能な位置にあることになる。このため、パーキングギヤ20とパーキングポール21とが噛み合わないことにより車両が下り落ちてしまうことを防止することができる。したがって、アクチュエータ22の応答速度が遅い場合であっても、確実にパーキングレンジに切り替えることができる。
また、本実施の形態に係るCPU11によれば、パーキングギヤ20をパーキングポール21と噛み合う位置に回転させることができる。
また、本実施の形態に係るCPU11によれば、アクチュエータ22の応答速度を遅くすることができるため、アクチュエータ22をより安価にし、かつ、小型化することができる。
なお、本実施の形態においては、本発明をシフト・バイ・ワイヤ方式のパーキング機構に適用したものとして説明しているが、スライド式のシフトレバーを操作してパーキングレンジに切り替えるパーキング機構に適用してもよい。この場合に、レンジ数が増加してパーキングレンジに切り替えるための時間が長くなったとしても、パーキングギヤ20をパーキングポール21と噛み合う位置にするため、確実にパーキングレンジに切り替えることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係るハイブリッド自動車1は、第1の実施の形態に係るハイブリッド自動車1とCPU11以外は同様な構成となっているため、CPU11以外の構成の説明は省略する。
CPU11は、ハイブリッド自動車1の傾斜角θに基づいて、アクチュエータ22がパーキングポール21をアンロック位置からロック位置に移動させるまでにパーキングギヤ20が回転する角度を表すパーキングギヤ回転角度α1〜α5を算出するようになっている。すなわち、CPU11は、本発明の算出手段を構成する。
CPU11は、パーキングギヤ20の回転位置およびパーキングギヤ回転角度α1〜α5に基づいて、モータMG2を回転させるようになっている。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るパーキング機構の制御装置の動作を示すフロー図である。
図4に示すように、まず、CPU11は、ジャイロセンサ15によって検出された重力加速度に基づいて算出した傾斜角θが予め定められた角度−θ2以下であるか否かを判定する(ステップS11)。ここで、CPU11は、傾斜角θが角度−θ2以下であると判定した場合(ステップS11でYESの場合)、パーキングギヤ回転角度α1を算出し(ステップS12)、ステップS21に移行する。
一方、CPU11は、傾斜角θが角度−θ2以下でないと判定した場合(ステップS11でNOの場合)には、傾斜角θが予め定められた角度−θ1以下であるか否かを判定する(ステップS13)。ここで、CPU11は、傾斜角θが角度−θ1以下であると判定した場合(ステップS13でYESの場合)、パーキングギヤ回転角度α2を算出し(ステップS14)、ステップS21に移行する。
一方、CPU11は、傾斜角θが角度−θ1以下でないと判定した場合(ステップS13でNOの場合)には、傾斜角θが予め定められた角度θ1以下であるか否かを判定する(ステップS15)。ここで、CPU11は、傾斜角θが角度θ1以下であると判定した場合(ステップS15でYESの場合)、パーキングギヤ回転角度α3を算出し(ステップS16)、ステップS21に移行する。
一方、CPU11は、傾斜角θが角度θ1以下でないと判定した場合(ステップS15でNOの場合)には、傾斜角θが予め定められた角度θ2以下であるか否かを判定する(ステップS17)。ここで、CPU11は、傾斜角θが角度θ2以下であると判定した場合(ステップS17でYESの場合)、パーキングギヤ回転角度α4を算出し(ステップS18)、ステップS21に移行する。
一方、CPU11は、傾斜角θが角度θ2以下でないと判定した場合(ステップS17でNOの場合)には、傾斜角θが予め定められた角度θ2より大きいか否かを判定する(ステップS19)。ここで、CPU11は、傾斜角θが角度θ2より大きいと判定した場合(ステップS19でYESの場合)、パーキングギヤ回転角度α5を算出し(ステップS20)、ステップS21に移行する。一方、CPU11は、傾斜角θが角度θ2より大きくないと判定した場合(ステップS19でNOの場合)には、ステップS11に戻る。
次に、CPU11は、パーキングギヤ20の位置を検出する(ステップS21)。
次に、CPU11は、モータMG2を制御する(ステップS22)。より詳細には、CPU11は、ステップS12、14、16、18、20で算出されたパーキングギヤ回転角度α1〜α5の何れかと、パーキングギヤ20の回転位置に基づいて、パーキングギヤ20がパーキングポール21と噛み合う位置になるようにモータMG2を回転させる。
次に、CPU11は、運転者によってPスイッチ16が押下されたか否かを判定する(ステップS23)。ここで、CPU11は、Pスイッチ16が押下されていないと判定された場合(ステップS23でNOの場合)、ステップS11に戻る。
一方、CPU11は、Pスイッチ16が押下されたと判定した場合(ステップS23でYESの場合)には、車速センサ14で検出した車速Vが予め定められた車速V1未満であるか否かを判定する(ステップS24)。ここで、CPU11は、車速Vが予め定められた車速V1未満でないと判定した場合(ステップS24でNOの場合)、ステップS11に戻る。
一方、CPU11は、車速Vが予め定められた車速V1未満であると判定した場合(ステップS24でYESの場合)には、アクチュエータ22を作動させる。より詳細には、CPU11は、アクチュエータ22にパーキングポール21をロック位置に移動させるための信号を出力する。
以上のように、本実施の形態に係るCPU11によれば、第1の実施の形態の作用効果に加えて、ハイブリッド自動車1の傾斜角θに応じて変化するパーキングギヤ20の回転角度α1〜α5に対応することができるため、より正確にパーキングギヤ20をパーキングポール21と噛み合う位置に回転させることができる。
以上、説明したように、本発明は、アクチュエータの応答速度が遅い場合であっても、確実にパーキングレンジに切り替えることができるという効果を有するものであり、車両の運転者の操作に応じて出力された信号に応答して車輪をロックさせるパーキング機構の制御装置に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド自動車の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパーキング機構の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパーキング機構の制御装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係るパーキング機構の制御装置の動作を示すフロー図である。
符号の説明
1 ハイブリッド自動車
6 ハイブリッド用電子制御ユニット
11 CPU(判定手段、信号出力手段、制御手段、回転位置検出手段、傾斜角検出手段、算出手段)
14 車速センサ
15 ジャイロセンサ
16 Pスイッチ
17 ストップランプスイッチ
18 レゾルバ
19 パーキング機構
20 パーキングギヤ
21 パーキングポール
22 アクチュエータ

Claims (3)

  1. 車輪を駆動する回転電機と、
    前記回転電機の出力軸に連結され、前記車輪の回転に伴って回転させられるパーキングギヤと、
    前記パーキングギヤと噛み合い前記車輪の回転を不能にするロック位置と前記パーキングギヤと噛み合わず前記車輪の回転を許容するアンロック位置との間で移動可能に設けられたパーキングポールと、
    前記ロック位置と前記アンロック位置との間で前記パーキングポールを移動させるアクチュエータと、を備えたパーキング機構の制御装置において、
    車両が坂路にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記車両の運転者の操作に応じて、前記アクチュエータに前記パーキングポールを前記ロック位置に移動させるための信号を出力する信号出力手段と、
    前記判定手段により前記車両が坂路にあると判定された場合、前記信号出力手段により出力された信号に応答して前記アクチュエータが前記パーキングポールを前記ロック位置に移動させたときに前記パーキングギヤが前記パーキングポールと噛み合うように前記回転電機を回転させるよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするパーキング機構の制御装置。
  2. 前記パーキングギヤの回転位置を検出する回転位置検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記回転位置検出手段により検出された前記パーキングギヤの回転位置に基づいて前記回転電機を回転させるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のパーキング機構の制御装置。
  3. 前記車両の傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、
    前記傾斜角検出手段により検出された前記車両の傾斜角に基づいて、前記アクチュエータが前記パーキングポールを前記アンロック位置から前記ロック位置に移動させるまでに前記パーキングギヤが回転する角度を算出する算出手段と、を備え、
    前記制御手段が、前記回転位置検出手段により検出された前記パーキングギヤの回転位置および前記算出手段により算出された角度に基づいて、前記回転電機を回転させるよう制御することを特徴とする請求項2に記載のパーキング機構の制御装置。
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