JP2009025210A - 光ファイバ側方入射方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光ファイバ側面から信号光を効率よく入射させるローカルインジェクション技術を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る光ファイバ側方入射装置は、平面プレート18の表面に沿って所定の曲率半径10mmで曲げられた第一の光ファイバ4を保持する第一のファイバガイド15と、第二の光ファイバ14に所定の角度から第一の光ファイバ4の側面上の所定の位置に向けて心線対照用の信号光を出射させる第二のファイバガイド13と、を備える。光ファイバ側方入射方法では、第二の光ファイバ14からの信号光を、屈折率整合部材12を介して第一の光ファイバ4の側面に入射させる。所定の曲率半径、所定の位置及び所定の角度は、幾何学的及び実験的に特定可能であり、実験的には第一の光ファイバ4のコアを伝搬する信号光を屈折率整合部材12へ出射させることで特定できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバケーブル網の建設・保守に使用される光心線対照器、光パルス試験器あるいは光通信器に用いられる光ファイバ側方入射技術に関する。
光ファイバ通信網の建設や保守を行うにあたり、ケーブル内、あるいはユーザ宅の光ファイバを識別する必要性が作業現場で生じる。この作業を心線対照と呼ぶ。図8は、従来の心線対照例を示す概略構成図である。従来の心線対照では、対照を必要とする光線路(第一の光ファイバ)4の上部側に設置した心線対照用光源7から光カプラ3を介して信号光8を光線路4に入射する。光線路4では、曲げ部11を用いて、光ファイバに曲げを与え、信号光8を光ファイバ側面から放射させ、これを受光器10’で検出し、目的とする心線を特定する手法が一般的に用いられている(特許文献1参照。)。
また、図9に示すように、心線対照用光源7を光パルス試験器7’に置き換えることによって、光カプラ3を介して光線路4の品質検査や故障位置探査を実行している。
また、異なる複数の作業現場における作業者同士の連絡手段として、光ケーブル内の非現用心線の片端から光信号を入力し、作業現場で心線を切断することなく外部より歪みを加え、偏波特性の変化を利用したり、あるいは曲げにおる損失変化を強度変調に置き換えて音声信号を作り出したりして光通話を行っている(例えば、特許文献2及び3参照。)。
これらの作業はいずれも、目的に応じた信号光を安定的に、かつ、効率的に光ファイバに入力することが重要で、現在のところ、所内の光カプラ3か、もしくは非現用心線であることを前提にした屋外設備の光コネクタ部に限られている。なお、コネクタがない場合は心線を切断して簡易コネクタ等を現場で作製し、信号光を入力することもある。現状では、屋外設備の光コネクタからの信号光の入力はほとんど行われず、所内の光カプラ3が唯一の信号光入力手段として用いられていた。
また、近年、1本の光線路を光スプリッタによって複数本の線路に分岐させる通信方式が実用化され、この方式においては所内の光カプラ3からの入力では光スプリッタによりすべての分岐線路に信号光が分配されるため、心線対照や光パルス試験が実施できないという問題もあり、作業者が線路設備のいずれの場所からも自由に信号光を入射する技術が望まれていた。
上記問題を解消するため、これまでにも光ファイバの側面から入射したり出射したりする技術として、ローカルインジェクション装置とローカルディテクション装置が検討されてきた(特許文献2参照。)。
しかしながら、これら装置は入射効率や出射効率の低さが原因で、その適用領域の狭さや信頼性が光ファイバ側面からの入射・受光方式より劣ることから普及してこなかった。特に、ローカルインジェクション装置の場合、光ファイバ側面(最外被覆)の汚れや表面粗さが、信号光の効率的な入射を妨げたり、あるいは入射位置や入射角度が最適化されていないため、大幅に結合効率を下げてしまい、その調心に必要な機器の大きさや煩雑さにも問題があった。
特許3407812号公報 特開平7−38502号公報 特開平11−64691号公報
以上のべたように、光ファイバを側面からの入射は、その表面粗さが、信号光の散乱や乱回折を引き起こし、効率的な入射を妨げたり、あるいは最適な入射位置や入射角度からのずれかによって、結合効率が大幅に低下してしまうという問題があった。また、最適な入射位置や入射角度を調整するのに精密な機器が必要であるという問題があった。
本発明は、光ファイバ側面から信号光を効率よく入射させるローカルインジェクション技術を提供することにある。
本発明に係る光ファイバ側方入射装置は、平面プレートの表面に沿って所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバを保持する第一のファイバガイドと、第二の光ファイバを前記平面プレート上で保持し、特定波長の信号光を当該第二の光ファイバに所定の角度から前記第一の光ファイバの側面上の所定の位置に向けて出射させる第二のファイバガイドと、を備え、前記所定の曲率半径は、前記第二の光ファイバの端面から送出された前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面、前記第一の光ファイバの最外被覆とクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドとコアのいずれの面においても全反射せずに前記第一の光ファイバのコアに入射する曲率半径であり、前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの直線領域をシングルモードで伝搬してきた前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に最初に到達する位置であり、前記所定の角度は、前記第一の光ファイバを伝搬し、前記所定の位置に到達した前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆から出射する角度であることを特徴とする。
本発明によれば、所定の曲率半径で第一の光ファイバを曲げ、所定の位置へ所定の角度から信号光を入射することができる。よって、第一の光ファイバの側面から第一の光ファイバのコアに、信号光を効率よく入射させることができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射装置では、前記第一の光ファイバの側面と前記第二の光ファイバの端面との間に、第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を充填させる機構が前記平面プレート上に設けられており、前記所定の角度は、前記第一の光ファイバを伝搬し、前記所定の位置に到達した光が、前記第一の光ファイバの最外被覆から前記屈折率整合部材中に出射する角度であることが好ましい。本発明によれば、信号光を密着させた屈折率整合部材から第一の光ファイバの最外被覆に効率よく透過させることができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射装置は、平面プレートの表面に沿って所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバを保持する第一のファイバガイドと、第二の光ファイバを前記平面プレート上で保持し、特定波長の信号光を当該第二の光ファイバに所定の角度から前記第一の光ファイバの側面上の所定の位置に向けて出射させる第二のファイバガイドと、を備え、前記所定の曲率半径は、数1を用いて算出される入射角ζ、ζ、ζがいずれもπ/2より小さくなる曲率半径ρであり、前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面における、数2、数3及び数4を用いて算出される方向変化角δ、δ及びδの総和(δ+δ+δ)の角度上の位置であり、前記所定の角度は、数1を用いて算出される前記所定の位置への入射角ζであることを特徴とする光ファイバ側方入射装置。
Figure 2009025210
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ただし、ρは、前記所定の曲率における曲率中心から前記第一の光ファイバのコア中心までの距離である。2x、2x及び2xは各々、前記第一の光ファイバのコア、クラッド及び最外被覆の外径である。ζ、ζ、ζ、ψ、ψ及びψは各々、前記第一の光ファイバのコアとクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドと最外被覆、及び、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面での、前記信号光の入射角および屈折角である。δは前記第一の光ファイバがファイバガイドによって曲がり始めた位置から前記信号光が前記コアと前記クラッドの境界層に到達する位置(C点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角である。δは当該C点から前記信号光が前記第一の光ファイバのクラッドと最外被覆の境界面に到達する位置(B点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角である。δは当該B点から前記信号光が前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に到達する位置(A点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角である。n、n、n及びnは各々、前記第一の光ファイバのコア、クラッド、最外被覆及び最外被覆と前記第二の光ファイバのコアとの間の媒介物質の屈折率である。θは前記第一の光ファイバのコアにおける波長λを有する前記信号光のシングルモード伝搬角である。
本発明によれば、所定の曲率半径で第一の光ファイバを曲げ、所定の位置へ所定の角度から信号光を入射することができる。第一の光ファイバの側面から第一の光ファイバの最外被覆に効率よく透過し、その後、最外被覆からクラッドへ、クラッドからコアへともっとも短い光路で、かつ、全反射することなく入射させ、かつ、第一の光ファイバのコアに信号光をシングルモードで伝搬させることができる。よって、第一の光ファイバの側面から第一の光ファイバのコアに、信号光を効率よく入射させることができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射装置では、前記第一の光ファイバの側面と前記第二の光ファイバの端面との間に、第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を充填させる機構が前記平面プレート上に設けられており、前記所定の角度は、前記屈折率整合部材を通過した前記信号光が数1を用いて算出される前記所定の位置への入射角ζであることが好ましい。本発明によれば、密着させた屈折率整合部材から第一の光ファイバの最外被覆に効率よく透過させることができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射装置では、前記第一のファイバガイドは第一のV溝であり、前記第二のファイバガイドは第二のV溝又はフェルールガイドであり、前記第一のV溝と前記第二のV溝又は前記フェルールガイドとによって、前記第一の光ファイバ及び前記第二の光ファイバのコア同士を前記平面プレート上から同一高さにある同一平面上に保持することが好ましい。本発明によれば、第一の光ファイバと第二の光ファイバの光軸を同一平面上に設置させ、軸ずれを防止することができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射装置では、前記屈折率整合部材は、前記第一の光ファイバの側面のマイクロメートルオーダ以下の凹凸を隙間なく埋めるゲル状の屈折率整合剤又は弾性力のあるプラスチック若しくは合成樹脂であることが好ましい。本発明によれば、第一の光ファイバの側面すなわち最外被覆の表面粗さによって引き起こされる信号光の散乱や乱回折を防止することができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射方法は、平面プレート上に所定の曲率半径で形成されているファイバガイドに第一の光ファイバを設置する光ファイバ設置手順と、前記光ファイバ設置手順で所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバの前記曲げにおける凸部の所定の位置に、当該第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を密着させる屈折率整合部材密着手順と、前記第一の光ファイバのコアの前記平面プレートからの高さと同一高さの同一平面上にコアがある第二の光ファイバの端面を、当該屈折率整合部材内の前記所定の位置に、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面の法線方向を基準とした所定の角度の方向から近接させる光ファイバ近接手順と、前記第二の光ファイバの端面から送出された特定波長の信号光を、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面から前記第一の光ファイバのコアへ入射させる光入射手順と、を有する光ファイバ側方入射方法であって、
前記所定の曲率半径は、前記第二の光ファイバの端面から送出された前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面、前記第一の光ファイバの最外被覆とクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドとコアのいずれの面においても全反射せずに前記第一の光ファイバのコアに入射する曲率半径であり、前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの直線領域をシングルモードで伝搬してきた前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に最初に到達する位置であり、前記所定の角度は、前記第一の光ファイバを伝搬し、前記所定の位置に到達した前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆と前記屈折率整合部材の境界面から前記屈折率整合部材中へ出射する角度であることを特徴とする。
本発明によれば、所定の曲率半径で第一の光ファイバを曲げ、所定の位置へ所定の角度から信号光を入射することができる。密着させた屈折率整合部材から前記第一の光ファイバの最外被覆に効率よく透過し、その後、最外被覆からクラッドへ、クラッドからコアへともっとも短い光路で、かつ、全反射することなく入射させ、かつ、前記第一の光ファイバのコアに信号光をシングルモードで伝搬させることができる。よって、第一の光ファイバの側面から第一の光ファイバのコアに、信号光を効率よく入射させることができる。
本発明に係る光ファイバ側方入射方法は、平面プレート上に所定の曲率半径で形成されているファイバガイドに第一の光ファイバを設置する光ファイバ設置手順と、前記光ファイバ設置手順で所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバの前記曲げにおける凸部の所定の位置に、当該第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を密着させる屈折率整合部材密着手順と、前記第一の光ファイバのコアの前記平面プレートからの高さと同一高さの同一平面上にコアがある第二の光ファイバの端面を、当該屈折率整合部材内の前記所定の位置に、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面の法線方向を基準とした所定の角度の方向から近接させる光ファイバ近接手順と、前記第二の光ファイバの端面から送出された特定波長の信号光を、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面から前記第一の光ファイバのコアへ入射させる光入射手順と、を有する光ファイバ側方入射方法であって、
前記所定の曲率半径は、数1を用いて算出される入射角ζ、ζ、ζがいずれもπ/2より小さくなる曲率半径ρであり、前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面における、数2、数3及び数4を用いて算出される方向変化角δ、δ及びδの総和(δ+δ+δ)の角度上の位置であり、前記所定の角度は、数1を用いて算出される前記所定の位置への入射角ζであることを特徴とする。
本発明によれば、所定の曲率半径で第一の光ファイバを曲げ、所定の位置へ所定の角度から信号光を入射することができる。密着させた屈折率整合部材から前記第一の光ファイバの最外被覆に効率よく透過し、その後、最外被覆からクラッドへ、クラッドからコアへともっとも短い光路で、かつ、全反射することなく入射させ、かつ、前記第一の光ファイバのコアに信号光をシングルモードで伝搬させることができる。よって、第一の光ファイバの側面から第一の光ファイバのコアに、信号光を効率よく入射させることができる。
本発明によれば、第一の光ファイバの側面から第一の光ファイバのコアに、第二の光ファイバの出射した信号光を効率よく入射させることができる。これによって、作業現場において簡便に、かつ、線路設備に比較的制約されることなく心線対照や光パルス試験及び光通話が可能となる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
本発明の光ファイバ側方入射方法を心線対照に適用した例について説明する。図1は、本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を心線対照に適用したシステムを示す概略構成図である。図1において、1は所内装置、2及び2’は試験光遮断フィルタ、4は光線路(第一の光ファイバ)、5は所外装置、7は心線対照用光源、8は心線対照用光源から出射された信号光、9は光側面入射部、10及び10’は受光器、11は曲げ部を示す。
図1(a)では、光線路4に光側面入射部9を設置し、光線路4のもう片端に受光器10を設置する。受光器10は、光側面入射部9から入射された信号光8を受信して、その受光の有無によって目的とする心線の特定をする。図1(b)は、光線路4に光側面入射部9を設置し、光線路4のもう片端に光線路4を曲げた曲げ部11を設け、曲げ部11に受光器10’を設置する。受光器10’は、光側面入射部9から入射された信号光8の曲げ部11における光線路4の側面からの漏洩光を受信して、その受光の有無によって目的とする心線の特定をする。
次に、図2は、上記心線対照に用いた光側面入射部の一例である。図2において、4は光線路(第一の光ファイバ)、8は信号光、9は光側面入射部、12は屈折率整合部材、13はフェルールガイド(第二のファイバガイド)、14は入射用光ファイバ(第二の光ファイバ)、15はファイバガイド(第一のファイバガイド)、16は光線路4の側面への信号光8の入射角すなわち所定の角度、17は光線路4が曲がり始めた位置に対する曲率中心における方向変化角(δ+δ+δ)、18は平面プレートである。
光ファイバ側方入射装置は、ファイバガイド15と、フェルールガイド13とを備える。ファイバガイド15は、平面プレート18の表面に沿って所定の曲率半径(図3に示すρ)で曲げられた光線路4を保持し、凸部を形成する。ファイバガイド15のうちの凸部ではない部分、すなわち、光線路4が曲がり始めるまでのE部分は入射された信号光が多モード変換や損失を受けないように直線状であることが好ましい。また、ファイバガイド15は心線対照信号光の効率的な入射位置が曲がり始めた位置から方向変化角17(δ+δ+δ)の位置にあることから、設計上のマージンから、その方向変化角17よりやや大きく曲げることが好ましい。
フェルールガイド13は、入射用光ファイバ14を平面プレート18上で保持し、入射用光ファイバ14は所定の角度(図3に示すζ)から光線路4の側面上の所定の位置(図3のA点)に向けて信号光を出射する。所定の角度については後述する。
ファイバガイド15とフェルールガイド13は、光線路4及び入射用光ファイバ14の光軸の軸ずれを防止するため、光線路4及び入射用光ファイバ14のコア同士を平面プレート18上から同一高さにある同一平面上に保持することが好ましい。例えば、フェルールガイド13を設置する平面プレート18上からの深さと、ファイバガイド15のV溝の深さを調節することで、ファイバガイド15とフェルールガイド13のコアの高さを調節する。入射用光ファイバ14を保持する手段はフェルールガイドに限られず、入射用光ファイバ14を保持する第2のV溝としてもよい。
光線路4の側面と入射用光ファイバ14の端面との間に、光線路4の最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材12を充填させることが好ましい。なぜなら、光線路4の表面粗さによって引き起こされる信号光の散乱や乱回折を防止するためである。例えば、光線路4の側面と入射用光ファイバ14の端面との間に屈折率整合部材12を充填させる機構が平面プレート上に設けられており、その屈折率整合部材12は、光線路4の側面のマイクロメートルオーダ以下の凹凸を隙間なく埋めるゲル状の屈折率整合剤又は弾性力のあるプラスチック若しくは合成樹脂であることが好ましい。屈折率整合部材12を充填させる機構は、例えば、屈折率整合部材12がゲル状であれば、光線路4の側面と入射用光ファイバ14の端面との間を囲む柵又は溝である。あるいは、屈折率整合部材12の表面張力によって平面プレート18上で屈折率整合部材12を留めてもよい。
本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法は、光ファイバ設置手順と、屈折率整合部材密着手順と、光ファイバ近接手順と、光入射手順と、を順に有する。ファイバガイド設置手順では、光側面入射部9の平面プレート18上に所定の曲率半径(図3に示すρ)で形成されているファイバガイド15に光線路4を設置する。これによって光線路4をファイバガイド15の曲率半径で湾曲させることができる。
屈折率整合部材密着手順では、所定の曲率半径(図3に示すρ)で曲げられた光線路4の曲げにおける凸部の所定の位置(図3に示すA点)に、光線路4の最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材12を密着させる。これによって光線路4の側面すなわち最外被覆の表面粗さによって引き起こされる信号光の散乱や乱回折を防止することができる。
光ファイバ近接手順では、所定の曲率半径(図3に示すρ)で曲げられた光線路4の
最外被覆の側面に、入射用光ファイバ14の端面を、当該A点の法線方向に対する所定の角度(図3に示すζ)で近接させる。光入射手順では、入射用光ファイバ14の端面から送出された信号光8を、光線路4の最外被覆の側面から光線路4のコアへ入射させる。
このとき、ファイバガイド15及びフェルールガイド13は、光線路4と入射用光ファイバ14とのコア同士が同一平面上で接近できるようになっている。光線路4のコアへ向けて、信号光を所定の位置に安定して入射することができる。例えば、ファイバガイド15のV溝の深さ、フェルールガイド13の高さ、及び、入射用光ファイバ14のフェルールガイド13からの突き出し量を、光線路4と入射用光ファイバ14とのコア同士が同一平面上で接近できるように設計している。
また、本実施例では、入射用光ファイバ14の端面の先端を凸レンズ状とすることによって、入射用光ファイバ14の端面から出射された光を集光させ、コアに入射されるまでの光の広がりを抑えるようにしてもよい。
図3は、光線路の素線が曲げられた凸部の拡大図である。図3において、4は光線路(第一の光ファイバ)、12は屈折率整合部材、14は入射用光ファイバ(第二の光ファイバ)、19は光線路の最外被覆、20は光線路のクラッド、21は光線路のコアを示す。また、A点は光線における屈折率整合部材12と最外被覆19との境界点であり、B点は光線における最外被覆19とクラッド20との境界点、C点は光線におけるクラッド20とコア21との境界点を示す。xはコア21の半径を示す。xはクラッド20の半径を示す。xは最外被覆19の半径を示す。図3では、コア21、クラッド20、最外被覆19の外径を各々2x、2x、2xと示した。
また、光線路4の曲率半径(光線路4の素線の曲率中心からコア中心までの距離)をρ、A点、B点及びC点での信号光の入射角を各々ζ、ζ、ζとした。A点、B点及びC点での信号光の屈折角を各々ψ、ψ、ψとした。また、光線路4がファイバガイドによって曲がり始めたD点からC点まで、C点からB点まで、B点からA点までの各方向変化角を各々、δ、δ、δとした。また、コア21でのシングルモード伝搬角をθ、コア21、クラッド20、最外被覆19、屈折率整合部材12の屈折率を各々n、n、n、nとした。
図3は、所定の曲率半径ρで曲げられた光線路4の側面に対して、入射用光ファイバ14から信号光を入射する際の各層の境界面で透過(屈折)と反射される様子を光線学的に示している。入射用光ファイバ14からのビームの中心が通るパスを表している。ビームの中心は光エネルギーが最も集中しており、ビームの中心で光線の軌跡を代表している。
所定の曲率半径ρは、数1を用いて算出される入射角ζ、ζ、ζがいずれもπ/2より小さくなる必要がある。すなわち、所定の曲率半径ρは、入射用光ファイバ14の端面から送出された信号光が、屈折率整合部材12と光線路4の最外被覆19、光線路4の最外被覆19とクラッド20、光線路4のクラッド20とコア21のいずれの面においても全反射せずに光線路4のコア21に入射する曲率半径である。例えば、JIS記載の「シングルモード光ファイバ素線」の構造パラメータであるθ=3.56°(1.65μm)、n=1.465、n=1.461、n=1.47、2x=9.0μm、2x=125μm、2x=400μmと、屈折率整合部材12として最外被覆19と同じ程度の屈折率n=1.47を用いれば、曲率半径ρは10mmとして算出される。
所定の位置A点は、光線路4の最外被覆19の側面における、数2、数3及び数4を用いて算出される方向変化角δ、δ及びδの総和(δ+δ+δ)の角度上の位置である。また、所定の角度ζは、数1を用いて算出される所定の位置A点への入射角ζである。例えば、JIS記載の「シングルモード光ファイバ素線」であれば、信号光の波長λを1.65μm、曲げ半径ρを10mmとして、所定位置A点の方向変化角の総和(δ+δ+δ)は19.8°、入射角ζ(=ψ)は68.6°となる。なお、光ファイバ素線の種別(ファイバパラメータ)、曲率半径ρ、及び、信号光の波長λにより、所定の位置A点の方向変化角(δ+δ+δ)や入射角ζ(=ψ)が異なっていることは言うまでもない。所定の位置A点及び所定の角度ζの原理については後述する。密着させた屈折率整合部材12からの最外被覆19に効率よく透過し、その後、最外被覆19からクラッド20へ、クラッド20からコア21へと最も短い光路で、かつ、全反射することなく入射させ、かつ、コア21に入射用光ファイバ14からの信号光をシングルモードで伝搬させることができる。
光線路4の側面より入射された光がコア21内をシングルモードで伝搬するということは、光線学上、光の可逆性を考えれば、シングルモードで伝搬してきた光が、ある曲がり部分においてコア21からクラッド20へ、クラッド20から最外被覆19へ、さらに最外被覆から屈折率整合部材12へと放射される経路とまったく同じである。したがって、コア21から曲げ部分に放射されていく経路を考察することで、所定の位置や所定の角度の根拠を説明できる。
図3を用いて上述の説明根拠に従うと、直線領域E部分のコア21内をシングルモード(伝搬角θ)で反射してきた波長λの信号光は、光線路4の曲がり始めた位置のコア21とクラッド20との境界で屈折し、C点へ角度ψ1で入射する。角度ψ1はπ/2よりも小さくなっており、信号光はクラッド20へ角度ζ1で入射する。クラッド20へ入射した信号光はB点へ角度ψで入射する。角度ψはπ/2よりも小さくなっており、信号光は最外被覆19へ角度ζで入射する。最外被覆19へ入射した信号光はA点へ角度ψで入射する。角度ψはπ/2よりも小さくなっており、信号光は屈折率整合部材12へ角度ζで入射する。曲がりによってコア21、クラッド20、最外被覆19及び屈折率整合部材12の各境界面(C点、B点、A点)で臨界角を超えるとその一部がコア21からクラッド20へ、クラッド20から最外被覆19へ、最外被覆19から屈折率整合部材12へと透過される。最終的には、この屈折率整合部材12の中の放射光路の屈折角が、側面入射における入射角ζ(図2の符号16)と同じになる。ただし、伝搬角θは、開口数に応じてある許容された角度Δθを有することから、入射角ζにおいてもΔζ分の変動を許すことになる。
上記より、所定の位置A点は、光線路4の直線部分E部分をシングルモードで伝搬してきた信号光が、光線路4の最外被覆19の側面に最初に到達する位置として計算によって特定することができる。また、所定の角度ζは、光線路4の直線部分E部分を伝搬し、所定の位置A点に到達した信号光が、光線路4の最外被覆19から出射する角度ζを計算することによって特定することができる。なお、所定の角度ζは、光線路4を伝搬し、所定の位置A点に到達した光が、光線路4の最外被覆19から屈折率整合部材12中に出射する角度である。これら所定の位置A点及び所定の角度ζは実験によっても確かめることができるので、ファイバガイド(図2の符号15)に誤差が生じた場合でも、その誤差を実験的に補正し、もっとも効率のよい所定の位置及び所定の角度で信号光を入射することができる。
ここで、図3において、点Cで反射された(コア21内にとどまった)信号光は、幾何光線学的には、次のコア21とクラッド20との境界点から、点Cと同じ割合で透過され、最終的には別の位置で最外被覆19の外部へ漏洩されていく。曲げ部分が続けば、同じ挙動が複数回繰り返されることになる。このとき、2回目以降の漏洩においても同じ透過率と反射率の割合で屈折が生じることから、最初に漏洩される光の絶対的な透過量が最大となり、2回目以降の放射光は順次小さくなる。
上記では、信号光が漏れる挙動を光線学的に述べたが、入射された光についてもまた同様であり、曲がり部分で複数回の反射と屈折を繰り返し、損失を累積するよりは、各境界面において1回の反射と屈折を経た後、直線領域をシングルモードで伝搬させたほうが、より多くの信号光をコアへ入射することができる。したがって、漏れ光の強度が最大となる最初に到達する位置が、信号光を入射させる所定の位置(A点)として最適である。
次に、図1及び図2を用いて心線対照手順について説明する。まず、特定したい光線路(第一の光ファイバ)4に光側面入射部9を設置する。次に、この光側面入射部9を介して信号光8を光線路4に入射する。信号光は心線対照用光源7によって送出され、通信光よりも波長の長いFP−LD(Fabry Perot Laser Diode)、またはDFB−LD(Distributed Feedback Diode Laser)などの光に、270Hz程度の強度変調を加え、信号化したものを用いている。通信波長とは異なる波長であることと同時に、長波長光を用いていることから、光側面入射部9で作る曲げ径を緩和し、通信光に対する曲げ損失を最小限にとどめながら信号光8を光線路4のコアに効率的に入射することができる。また、試験光遮断フィルタ2と2’と合わせればインサービス状態においても心線対照することができる。このようにして入射された信号光8を、例えば、光線路4途中のクロージャ内において、心線に所定の曲げを作り(曲げ部11)、光線路4の側面から信号光8を放射させて受光器10’で検出したり、あるいはユーザ近くの端末に受光器10を設置して信号光8を検出したりする。
図4は、本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法又は光ファイバ側方入射装置を用いて得られた信号光の検出結果の一例である。28は受光器10で検出された信号光、29は受光器10’で検出された信号光である。図4(a)は、図2における光線路4の側面から光側面入射部9を用いて信号光8を入射し、光線路4の片端(端末)から受光器10で信号光8を受信している。また、図4(b)は、光線路4の線路途中に曲げを作り(曲げ部11)、その側面からの信号光8を受光器10’で受信している。本図のとおり、いずれも270Hz(3.7ms周期)の信号光11が、確実に検出できていることが分かる。なお、このときの光線路4の線路長は3kmで、光側面入射部9における結合損失はいずれも約38dBであった。
続いて、図5及び図2を用いて、光パルス試験を行う手順について説明する。図5は、本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を光パルス試験に適用したシステムを示す概略構成図である。光パルス試験においても、心線対照と同様に、まず、試験したい光線路4に側面入射部9を設置する。次に、この光側面入射部9を介してパルス試験光8’を光線路4に入射する。パルス試験光8’は光パルス試験器7’によって送出され、心線対照同様、通信光よりも波長の長いFP−LDまたはDFB−LDなどの光を用いている。通信波長とは異なる波長であることと同時に、長波長光を用いていることから、パルス試験光8’を効率的に入射することができる。また、試験光遮断フィルタ2と2’と合わせれば、インサービスも可能である。このようにして入射されたパルス試験光8’によって、光ファイバの故障位置探査や光線路とユーザ端末との設備故障切り分け等の試験を行うことができる。
図6は、本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を用いて測定されたOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)波形例である。信号光の波長は1.65μm、信号光のパルス幅は1μs、平均化回数は216回で行った。本図から分かるように、光線路4の損失分布は、図3に示すA点(数100m)の反射が大きいため、OTDRの受光部が飽和し、数100mにわたってすそを引いて、実際の損失分布より大きく測定されている。しかしながら、試験光遮断フィルタ2’からの反射位置を示すピーク30によって、光線路4の長さである3kmを正確に測定していることが分かる。光線路設備とユーザ端末との設備故障切り分け試験に適用が可能であることが分かる。
以下に、本発明の実施形態に用いた数値について説明する。所定の位置A点及び所定の角度ζの原理について説明する。信号光の波長λを1.65μmとし、所定の曲率半径(図3のρ)を10mmとした場合には、所定の位置(図3のA点)が光線路4の凸部の曲がり始める点から19.8°であり、また、所定の角度(図3のζ)が光線路4の凸部の法線方向から68.6°であることの根拠について説明する。
いま、曲率半径ρに対するA点、B点、C点での透過率Tと反射率Rは、数6と数7で表すことができる(例えば、「光波光学」、コロナ社p.29〜42)。ただし、信号光の電界面が入射面に垂直である場合を考察する。
Figure 2009025210
Figure 2009025210
また、図3による幾何学的な計算から、ψとψは、数8で与えられ、
Figure 2009025210
また、図3による幾何光学的な計算から、δとδ(i=2、3)は曲率半径ρの関数として数9と数10で表される。
Figure 2009025210
Figure 2009025210
また、屈折の法則より、ζは、数11で与えられる。
Figure 2009025210
ただし、添字i(i=1〜3)はそれぞれA点、B点及びC点に対応している。
また、入射用光ファイバ14から入射する信号光の波長λとコア21でのシングルモード伝搬角θとの関係は、グース・ヘンシェンシフトの条件より、数12で与えられる。
Figure 2009025210
本実施形態では、所定の曲率半径ρで曲げられた光線路4の凸部の所定の位置(A点)に、光線路4の最外被覆19とほぼ同じ屈折率の屈折率整合部材12を密着させ、屈折率整合部材12中において、光線路4の凸部と同一平面上にある入射用光ファイバ14の端面を、所定の位置(A点)における法線方向より所定の角度ζで光線路4の凸部の側面に近接させ、入射用光ファイバ14の端面から送出した信号光8を光線路4のコア21に対して入射させる。所定の曲率半径ρを、入射用光ファイバ14端面から送出される信号光8に対して、光線路4のコア21とクラッド20、クラッド20と最外被覆19、および最外被覆19と屈折率整合部材12のいずれの境界面においても信号光8が全反射しない曲率半径ρを数1から数5より算出し、光線路4の凸部の所定の位置A点となる方向変化角(δ+δ+δ)上の位置、すなわち、光線路4の直線領域をシングルモードで伝搬してきた光が光線路4の凸部の各境界領域で透過(屈折)され、光線路4の最外被覆に最初に到達する位置を数4及び数5より算出し、所定の角度ζを数1より算出し、最終的に光線路4の側面からコア21に入射した信号光がシングルモードで伝搬するように、所定の曲率半径ρと、光線路4の凸部の所定の位置A点と、所定の角度ζとを、すべてにおいて解を有するように、数1から数5に基づいて決める。
図7は、光線路4の曲率半径ρに対する透過率Tと反射率Rとの計算結果の一例である。数6から数8を用いて、屈折率整合部材12と最外被覆19(点A、i=3)、最外被覆19とクラッド20(点B、i=2)、及び、クラッド20とコア21(点C、i=1)における曲率半径ρに対する透過率T及び反射率Rの計算を行った。図7において、22はA点の透過率曲線(破線)、23はB点の透過率曲線(破線)、24はC点の透過率曲線(破線)、25はA点の反射率曲線(実線)、26はB点の反射率曲線(実線)、27はC点の反射率曲線(実線)である。コア21内の信号光パワーは、規格化されている。なお、計算では、JIS記載のシングルモードファイバ素線の構造パラメータであるθ=3.56°(信号光の波長λは1.65μm)、n=1.465、n=1.461、n=1.47、2x=9.0μm、2x=125μm、2x=400μmを用いた。また、屈折率整合部材12として最外被覆19と同じ程度の屈折率n=1.47とした。
本図より、例えば通信波長1.55μm帯において、ほとんど損失が生じない10mm程度の曲げに対して、1.65μm帯では点Cの透過率曲線(破線)より10%程度の放射(透過)が見込まれる。その他、A点とB点については、各層の屈折率がほぼ同じであることから、10mm程度の曲げに対しては95%を超える割合で透過させることが分かる。したがって、コア21とクラッド20との境界(C点)に注意を払えばよい。さらに、曲率半径ρを小さくすれば、その透過率は劇的に大きくなるが、一般的に曲率半径ρが7mmをきる辺りから通信波長1.55μm帯への曲げ損失を考慮して、曲率半径ρを10mm程度に設定し、このときの信号光の光線路(図3の符号4)の凸部に入射する所定位置と入射角(図3の符号ζ)を求める。
ここで、所定の位置は、光線路(図3の符号4)の直線領域をシングルモードで伝搬してきた信号光が、光線路(図3の符号4)の凸部において、最外被覆19と屈折率整合部材12との境界(A点)に最初に到達する位置であり、光線路(図3の符号4)の凸部の曲がり始めてからの角度、すなわち、信号光がコア21から屈折率整合部材12に到達するまでに反射や屈折される各境界層(A点、B点、C点)間の角度の和(方向変化角:δ+δ+δ)として求めることができる。
また、最外被覆19への入射率を高めるため、最外被覆19と同じ程度の屈折率(n≒n)をもつ屈折率整合部材12を境界面(A点)に密着させた場合、信号光は屈折率整合部材12側から最外被覆19へほぼ直進する(ζ≒ψ)。このとき、光入射用ファイバ14を点Aの法線方向に対してψだけ傾ければ、入射用光ファイバ14から送出された信号光は、効率よく最外被覆19へと入射されると同時に、コア21内をシングルモードで伝搬する。
以上、数6から数8を用いて、曲率半径ρが10mmのときの信号光の所定の位置の方向変化角(δ+δ+δ)と入射角(ζ≒ψ)を求めると、各々19.8°及び68.6°が最適であった。このように所定の位置A点及び所定の角度ζを算出することで、図6及び図7に示すような、心線対照信号光の波形やOTDR波形を得ることができた。
光ファイバケーブル網の建設・保守における光心線対照又は光パルス試験に利用することができる。
本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を心線対照に適用したシステムを示す概略構成図である。 心線対照に用いた光側面入射部の一例である。 光線路の素線が曲げられた凸部の拡大図である。 本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を用いて測定された心線対照信号光の波形例である。 本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を光パルス試験に適用したシステムを示す概略構成図である。 本実施形態に係る光ファイバ側方入射方法を用いて測定されたOTDR波形例である。 曲率半径ρに対する透過率Tと反射率Rとの計算結果の一例である。 従来の心線対照例を示す概略構成図である。 従来の光パルス試験例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 所内装置
2、2’ 試験光遮断フィルタ
3 光カプラ
4 光線路(第一の光ファイバ)
5 所外装置
6 試験光入出力ポート
7 心線対照用光源
7’ 光パルス試験器
8 心線対照用光源からの信号光
8’ 光パルス試験器からのパルス試験光
9 光側面入射部
10、10’ 受光器
11 曲げ部
12 屈折率整合部材
13 フェルールガイド
14 入射用光ファイバ(第二の光ファイバ)
15 ファイバガイド
16 入射角(ζ
17 方向変化角(δ+δ+δ
18 平面プレート
19 光線路(第一の光ファイバ)の最外被覆
20 光線路(第一の光ファイバ)のクラッド
21 光線路(第一の光ファイバ)のコア
28 受光器10で検出された信号光
29 受光器10’で検出された信号光
30 試験光遮断用フィルタからの反射光
A点 光線における屈折率整合部材12と最外被覆19との境界点
B点 光線における最外被覆19とクラッド20との境界点
C点 光線におけるクラッド20とコア21との境界点
D点 光線路4がファイバガイドによって曲がり始めた点
E部分 光線路(第一の光ファイバ)の直線部分
ρ 光線路(第一の光ファイバ)の曲率半径(光線路4の素線の曲率中心からコア中心までの距離)
コア21の外径の半径
クラッド20の外径の半径
最外被覆19の外径の半径
ζ A点での信号光の入射角及び屈折角
ζ B点での信号光の入射角及び屈折角
ζ C点での信号光の入射角及び屈折角
ψ A点での信号光の屈折角
ψ B点での信号光の屈折角
ψ C点での信号光の屈折角
δ 曲がり始めてからC点までの各方向変化角
δ C点からB点までの各方向変化角
δ B点からA点までの各方向変化角
θ、コア21でのシングルモード伝搬角
コア21の屈折率
クラッド20の屈折率
最外被覆19の屈折率
屈折率整合部材12の屈折率

Claims (8)

  1. 平面プレートの表面に沿って所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバを保持する第一のファイバガイドと、
    第二の光ファイバを前記平面プレート上で保持し、特定波長の信号光を当該第二の光ファイバに所定の角度から前記第一の光ファイバの側面上の所定の位置に向けて出射させる第二のファイバガイドと、を備え、
    前記所定の曲率半径は、前記第二の光ファイバの端面から送出された前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面、前記第一の光ファイバの最外被覆とクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドとコアのいずれの面においても全反射せずに前記第一の光ファイバのコアに入射する曲率半径であり、
    前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの直線領域をシングルモードで伝搬してきた前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に最初に到達する位置であり、
    前記所定の角度は、前記第一の光ファイバを伝搬し、前記所定の位置に到達した前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆から出射する角度である
    ことを特徴とする光ファイバ側方入射装置。
  2. 前記第一の光ファイバの側面と前記第二の光ファイバの端面との間に、第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を充填させる機構が前記平面プレート上に設けられており、
    前記所定の角度は、前記第一の光ファイバを伝搬し、前記所定の位置に到達した前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆から前記屈折率整合部材中に出射する角度である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ側方入射装置。
  3. 平面プレートの表面に沿って所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバを保持する第一のファイバガイドと、
    第二の光ファイバを前記平面プレート上で保持し、特定波長の信号光を当該第二の光ファイバに所定の角度から前記第一の光ファイバの側面上の所定の位置に向けて出射させる第二のファイバガイドと、を備え、
    前記所定の曲率半径は、数1を用いて算出される入射角ζ、ζ、ζがいずれもπ/2より小さくなる曲率半径ρであり、
    前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面における、数2、数3及び数4を用いて算出される方向変化角δ、δ及びδの総和(δ+δ+δ)の角度上の位置であり、
    前記所定の角度は、数1を用いて算出される前記所定の位置への入射角ζである
    ことを特徴とする光ファイバ側方入射装置。
    Figure 2009025210
    Figure 2009025210
    Figure 2009025210
    Figure 2009025210
    Figure 2009025210
    ただし、ρは、前記所定の曲率における曲率中心から前記第一の光ファイバのコア中心までの距離であり、2x、2x及び2xは各々、前記第一の光ファイバのコア、クラッド及び最外被覆の外径、ζ、ζ、ζ、ψ、ψ及びψは各々、前記第一の光ファイバのコアとクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドと最外被覆、及び、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面での、前記信号光の入射角および屈折角であり、δは前記第一の光ファイバがファイバガイドによって曲がり始めた位置から前記信号光が前記コアと前記クラッドの境界層に到達する位置(C点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角であり、δは当該C点から前記信号光が前記第一の光ファイバのクラッドと最外被覆の境界面に到達する位置(B点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角であり、δは当該B点から前記信号光が前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に到達する位置(A点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角であり、n、n、n及びnは各々、前記第一の光ファイバのコア、クラッド、最外被覆及び最外被覆と前記第二の光ファイバのコアとの間の媒介物質の屈折率であり、θは前記第一の光ファイバのコアにおける波長λを有する前記信号光のシングルモード伝搬角である。
  4. 前記第一の光ファイバの側面と前記第二の光ファイバの端面との間に、第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を充填させる機構が前記平面プレート上に設けられており、
    前記所定の角度は、前記屈折率整合部材を通過した前記信号光が数1を用いて算出される前記所定の位置への入射角ζである
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ側方入射装置。
  5. 前記第一のファイバガイドは第一のV溝であり、
    前記第二のファイバガイドは第二のV溝又はフェルールガイドであり、
    前記第一のV溝と前記第二のV溝又は前記フェルールガイドとによって、前記第一の光ファイバ及び前記第二の光ファイバのコア同士を前記平面プレート上から同一高さにある同一平面上に保持する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光ファイバ側方入射装置。
  6. 前記屈折率整合部材は、前記第一の光ファイバの側面のマイクロメートルオーダ以下の凹凸を隙間なく埋めるゲル状の屈折率整合剤又は弾性力のあるプラスチック若しくは合成樹脂である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光ファイバ側方入射装置。
  7. 平面プレート上に所定の曲率半径で形成されているファイバガイドに第一の光ファイバを設置する光ファイバ設置手順と、
    前記光ファイバ設置手順で所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバの前記曲げにおける凸部の所定の位置に、当該第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を密着させる屈折率整合部材密着手順と、
    前記第一の光ファイバの前記平面プレートからの高さと同一高さの同一平面上にコアがある第二の光ファイバの端面を、当該屈折率整合部材内の前記所定の位置に、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面の法線方向を基準とした所定の角度の方向から近接させる光ファイバ近接手順と、
    前記第二の光ファイバの端面から送出された特定波長の信号光を、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面から前記第一の光ファイバのコアへ入射させる光入射手順と、
    を有する光ファイバ側方入射方法であって、
    前記所定の曲率半径は、前記第二の光ファイバの端面から送出された前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面、前記第一の光ファイバの最外被覆とクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドとコアのいずれの面においても全反射せずに前記第一の光ファイバのコアに入射する曲率半径であり、
    前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの直線領域をシングルモードで伝搬してきた前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に最初に到達する位置であり、
    前記所定の角度は、前記第一の光ファイバを伝搬し、前記所定の位置に到達した前記信号光が、前記第一の光ファイバの最外被覆と前記屈折率整合部材の境界面から前記屈折率整合部材中へ出射する角度である
    ことを特徴とする光ファイバ側方入射方法。
  8. 平面プレート上に所定の曲率半径で形成されているファイバガイドに第一の光ファイバを設置する光ファイバ設置手順と、
    前記光ファイバ設置手順で所定の曲率半径で曲げられた第一の光ファイバの前記曲げにおける凸部の所定の位置に、当該第一の光ファイバの最外被覆の屈折率とほぼ等しい屈折率の屈折率整合部材を密着させる屈折率整合部材密着手順と、
    前記第一の光ファイバのコアの前記平面プレートからの高さと同一高さの同一平面上にコアがある第二の光ファイバの端面を、当該屈折率整合部材内の前記所定の位置に、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面の法線方向を基準とした所定の角度の方向から近接させる光ファイバ近接手順と、
    前記第二の光ファイバの端面から送出された特定波長の信号光を、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面から前記第一の光ファイバのコアへ入射させる光入射手順と、
    を有する光ファイバ側方入射方法であって、
    前記所定の曲率半径は、数6を用いて算出される入射角ζ、ζ、ζがいずれもπ/2より小さくなる曲率半径ρであり、
    前記所定の位置は、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面における、数7、数8及び数9を用いて算出される方向変化角δ、δ及びδの総和(δ+δ+δ)の角度上の位置であり、
    前記所定の角度は、数6を用いて算出される前記所定の位置への入射角ζである
    ことを特徴とする光ファイバ側方入射方法。
    Figure 2009025210
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    Figure 2009025210
    Figure 2009025210
    ただし、ρは、前記所定の曲率における曲率中心から前記第一の光ファイバのコア中心までの距離であり、2x、2x及び2xは各々、前記第一の光ファイバのコア、クラッド及び最外被覆の外径、ζ、ζ、ζ、ψ、ψ及びψは各々、前記第一の光ファイバのコアとクラッド、前記第一の光ファイバのクラッドと最外被覆、及び、前記第一の光ファイバの最外被覆の側面での、前記信号光の入射角および屈折角であり、δは前記第一の光ファイバがファイバガイドによって曲がり始めた位置から前記信号光が前記コアと前記クラッドの境界層に到達する位置(C点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角であり、δは当該C点から前記信号光が前記第一の光ファイバのクラッドと最外被覆の境界面に到達する位置(B点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角であり、δは当該B点から前記信号光が前記第一の光ファイバの最外被覆の側面に到達する位置(A点)までの前記第一の光ファイバの曲率中心における方向変化角であり、n、n、n及びnは各々、前記第一の光ファイバのコア、クラッド、最外被覆及び最外被覆と前記第二の光ファイバのコアとの間の媒介物質の屈折率であり、θは前記第一の光ファイバのコアにおける波長λを有する前記信号光のシングルモード伝搬角である。
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