JP2009006455A - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】主軸に対する大重量の工具を把持した工具ホルダの交換作業を容易に行うことができる工作機械を提供する。
【解決手段】保護カバー31の内側面に工具交換装置32を装着する。工具交換装置32を構成するシリンダ33によって、工具パレット36を上方の退避位置から下方に移動し、工具パレット36の下面に設けた第1及び第2係合凹部47,48を前記テーブル25の上面に設けた第1及び第2取付台座45,46に嵌合する。工具パレット36をテーブル25の上面の使用位置に受け渡した後、テーブル25を工具パレット36とともに前記主軸装置16側に移動して、空の第2ホルダ把持具39により使用済み工具ホルダ18Aを受け取り、第1ホルダ把持具38に装着された新工具ホルダ18Bを主軸17に装着する。
【選択図】図1
【解決手段】保護カバー31の内側面に工具交換装置32を装着する。工具交換装置32を構成するシリンダ33によって、工具パレット36を上方の退避位置から下方に移動し、工具パレット36の下面に設けた第1及び第2係合凹部47,48を前記テーブル25の上面に設けた第1及び第2取付台座45,46に嵌合する。工具パレット36をテーブル25の上面の使用位置に受け渡した後、テーブル25を工具パレット36とともに前記主軸装置16側に移動して、空の第2ホルダ把持具39により使用済み工具ホルダ18Aを受け取り、第1ホルダ把持具38に装着された新工具ホルダ18Bを主軸17に装着する。
【選択図】図1
Description
本発明は、工作機械に係り、詳しくは主軸への工具ホルダの交換を容易に行うことができる工作機械に関する。
工作機械として、ベッドに左右方向及び前後方向の往復動可能に装着されたテーブルにワークを支持し、前記ベッドの後部上面に立設されたコラムに対し主軸装置を昇降可能に装着し、該主軸装置の主軸に装着された工具によりワークを加工するようにしたものが用いられている。工作機械には、ワークの加工時間が長くなったり、工具が折損したりして工具を交換するため、あるいは異種の工具と交換するため、工具交換装置が設けられている。この工具交換装置は、主軸から使用済み工具を工具ホルダとともに取り外し、一方、工具マガジンにストックされた新工具を備えた工具ホルダを取り出して主軸まで移動して、該主軸に工具ホルダを装着すように構成されている。(特許文献1参照)
前記工具マガジンにストックされる多数の工具ホルダは、全ての工具ホルダの脱着交換が同じ工具交換装置で行えるように全て同じ形状及び寸法の同一規格になっている。これらの標準的な工具ホルダには、例えばドリルやタップのような比較的軽量の工具が装着されている。
前記工具マガジンにストックされる多数の工具ホルダは、全ての工具ホルダの脱着交換が同じ工具交換装置で行えるように全て同じ形状及び寸法の同一規格になっている。これらの標準的な工具ホルダには、例えばドリルやタップのような比較的軽量の工具が装着されている。
ところで、ワークに対する加工作業には、例えば、ワークの上面をフライス加工する場合がある。この場合には、主軸装置の主軸にフライスを保持した工具ホルダが装着される。このフライスはドリルやタップと比較して大型かつ大重量であるため、工具マガジンにストックしようとすると、工具マガジンを大型化しなければならないばかりでなく、工具ホルダのストック個数が少なくなる。このため、フライス等の大型の工具は、作業者の手作業によって、主軸装置の主軸に脱着されるようになっている。
特開2006−123045号公報
前述したようにワークを支持するテーブルが左右方向及び前後方向に往復動される場合には、ベッドの前端面と主軸装置との間の前後方向の距離、つまり作業者と主軸装置までの距離が長くなる。このため、前述したフライス等の大重量の工具を把持した工具ホルダの手作業による交換作業がベッドの前方において作業者が両手で工具ホルダを保持して、両腕を主軸装置に伸ばすようにして行う必要があるので、工具ホルダの脱着作業が非常に煩わしくやりにくいという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、主軸に対する大重量の工具を保持した工具ホルダの交換作業を容易に行うことができる工作機械を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ベッドの上面にワークを支持するテーブルを左右方向及び前後方向の往復動可能に装着し、前記ベッドの後部上面にコラムを設け、該コラムに主軸装置を上下方向の往復動可能に装着した工作機械において、前記テーブルに対し、工具ホルダを把持可能なホルダ把持具を有するパレットを取り付け、前記テーブルと一体に前記ホルダ把持具を前記主軸装置と対峙する位置に移動させることにより、前記主軸装置との間で工具交換可能にしたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記パレットは前記テーブルの左右いずれかの端部に取り付けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記パレットと前記テーブルは脱着手段を介して脱着可能に構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記パレットと前記テーブルは脱着手段を介して脱着可能に構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記脱着手段は、前記テーブルの上面に設けられた係合凸部又は係合凹部と、前記パレットの下面に設けられ、かつ前記係合凸部又は係合凹部に係合される係合凹部又は係合凸部とにより構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3において、前記脱着手段は、前記テーブルの上面に設けられたクランプ機構と、前記パレットの下面に設けられ、かつ前記クランプ機構によりクランプされる被クランプ部材とにより構成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3において、前記パレットは前記テーブルを左右方向に案内移動する案内レールにより左右方向の往復動可能に装着され、前記脱着手段は、前記テーブルの左右方向の端面に設けられたクランプ機構と、前記パレットの左右方向の端面に設けられ、かつ前記クランプ機構によりクランプされる被クランプ部材とにより構成されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項において、前記パレットは不使用時には前記テーブルから取り外されて、所定位置に設けられた保持手段により退避位置に保持されていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7において、前記保持手段には、前記パレットを退避位置と、テーブルへの装着位置との間で位置の切り換えを行う位置切換機構が設けられていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8において、前記位置切換機構は、前記パレットを昇降動作させる昇降機構と、該昇降機構により昇降動作される係止具と、前記パレットに設けられ、かつ前記係止具により係止される被係止具とにより構成されていることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項において、前記パレットにはホルダ把持具が複数個に設けられていることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10のいずれか一項において、前記ベッド及びコラムの少なくともいずれか一方には、ワークの加工領域を覆う保護カバーが装着され、該保護カバーの内側面に前記保持手段が設けられていることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10のいずれか一項において、前記ベッド及びコラムの少なくともいずれか一方には、ワークの加工領域を覆う保護カバーが装着され、該保護カバーの内側面に前記保持手段が設けられていることを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11において、前記保護カバーには前記主軸装置側の加工空間と前記保持手段の収容空間とを区画する遮蔽カバーが設けられ、該遮蔽カバーには前記パレットを通過させる開口が設けられ、該開口は開閉手段により開閉されるようになっていることを要旨とする。
(作用)
請求項1記載の発明は、ホルダ把持具を有するパレットをテーブルに取り付けた状態で該テーブルとともに水平方向に一体に移動して、該パレットに装着された空のホルダ把持具を、主軸装置の主軸に装着された使用済み工具ホルダと対応させて、該工具ホルダを前記ホルダ把持具により把持する。主軸側のクランプ機構による前記工具ホルダのクランプを解除した後、主軸を上方に移動して、工具ホルダをホルダ把持具に受け渡す。前記テーブルがパレット及びホルダ把持具とともに前方の作業者の近くに移動され、作業者によりホルダ把持具から工具ホルダが取り外される。この空のホルダ把持具に新工具を把持した工具ホルダを把持させた後、テーブルをパレット及び工具ホルダとともに水平方向に移動し、工具ホルダを主軸と対応させた後、主軸を下方に移動し、工具ホルダを主軸に嵌合し、クランプ機構により工具ホルダをクランプする。さらに、テーブルを水平方向に移動して、工具ホルダからホルダ把持具を分離し、主軸に工具ホルダを装着する。テーブルの移動によってホルダ把持具は主軸と対応する位置から離れる。
(作用)
請求項1記載の発明は、ホルダ把持具を有するパレットをテーブルに取り付けた状態で該テーブルとともに水平方向に一体に移動して、該パレットに装着された空のホルダ把持具を、主軸装置の主軸に装着された使用済み工具ホルダと対応させて、該工具ホルダを前記ホルダ把持具により把持する。主軸側のクランプ機構による前記工具ホルダのクランプを解除した後、主軸を上方に移動して、工具ホルダをホルダ把持具に受け渡す。前記テーブルがパレット及びホルダ把持具とともに前方の作業者の近くに移動され、作業者によりホルダ把持具から工具ホルダが取り外される。この空のホルダ把持具に新工具を把持した工具ホルダを把持させた後、テーブルをパレット及び工具ホルダとともに水平方向に移動し、工具ホルダを主軸と対応させた後、主軸を下方に移動し、工具ホルダを主軸に嵌合し、クランプ機構により工具ホルダをクランプする。さらに、テーブルを水平方向に移動して、工具ホルダからホルダ把持具を分離し、主軸に工具ホルダを装着する。テーブルの移動によってホルダ把持具は主軸と対応する位置から離れる。
請求項3に記載された発明は、テーブルからパレットが取り外された状態でテーブルに支持されたワークの加工作業が行われる。
請求項1又は2に記載の発明によれば、テーブルに取り付けられたパレットのホルタ把持具をテーブルとともに水平方向に移動して、主軸に対応させることができ、又、前方の作業者に接近する位置に移動させることができるので、主軸に対する大重量の工具を把持した工具ホルダの交換作業を容易に行うことができる。
請求項3〜12のいずれか一項に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、テーブルからパレットが取り外された状態でワークの加工作業が行われるので、パレットがワーク加工時の障害となるのを防止することができる。
以下、本発明を具体化した工作機械の一実施形態を図1〜図14に従って説明する。
図2に示すように、ベッド11の後部上面には、コラム12が一体に立設され、そのコラム12の前面には、二本のZ軸案内レール13が平行に敷設され、両Z軸案内レール13には、Z軸サドル14がサーボモータ、ボールネジ及びボールネジナットを備えたZ軸移動機構15によって、Z軸(上下)方向の往復動可能に装着されている。前記Z軸サドル14の前面には主軸装置16が装着され、この主軸装置16の主軸17には、テーパ状をなす取付孔17aが形成され、該取付孔17aには例えばフライス等の大重量の工具Tを装着した工具ホルダ18Aのテーパシャンク18aが嵌合された状態で、主軸17内に設けた図示しないクランプ機構によって、取り外し可能に装着されている。
図2に示すように、ベッド11の後部上面には、コラム12が一体に立設され、そのコラム12の前面には、二本のZ軸案内レール13が平行に敷設され、両Z軸案内レール13には、Z軸サドル14がサーボモータ、ボールネジ及びボールネジナットを備えたZ軸移動機構15によって、Z軸(上下)方向の往復動可能に装着されている。前記Z軸サドル14の前面には主軸装置16が装着され、この主軸装置16の主軸17には、テーパ状をなす取付孔17aが形成され、該取付孔17aには例えばフライス等の大重量の工具Tを装着した工具ホルダ18Aのテーパシャンク18aが嵌合された状態で、主軸17内に設けた図示しないクランプ機構によって、取り外し可能に装着されている。
図1に示すように、前記ベッド11の上面には二本のY軸案内レール21がY軸(前後:紙面直交)方向に平行に敷設され、Y軸案内レール21には、Y軸移動テーブル22がサーボモータ、ボールネジ及びボールネジナットを備えたY軸駆動機構23によって、Y軸方向の往復動可能に装着されている。前記Y軸移動テーブル22の上面には、二本のX軸案内レール24がX軸(左右)方向に平行に敷設され、該X軸案内レール24にはテーブル25がサーボモータ、ボールネジ及びボールネジナットを備えたX軸駆動機構26によってX軸方向の往復移動可能に装着されている。
前記ベッド11及びコラム12には、テーブル25の上面に支持されたワークを前記主軸装置16の工具Tによって加工する際に、切屑やクーラントが飛散するのを防止するための保護カバー31が装着されている。この保護カバー31の前面には、図示しないが開口が形成され、開閉ドアにより開閉可能になっている。
次に、この発明の要部構成の工具交換装置32の構成について説明する。
図1に示すように前記保護カバー31の左側の内側面には、シリンダ33が下向きに取り付けられ、このシリンダ33のピストンロッド33aの下端ねじ部には、係止具34が上下二つのナット35によって締め付け固定されている。前記係止具34には、垂直板部36a、上部水平板部36b及び下部水平板部36cによって構成された工具パレット36が係脱可能に装着されている。工具パレット36の前記垂直板部36aの背面には、前記係止具34のフック34aに係止されるL字状の被係止具37が溶接等によって取り付けられている。前記係止具34には、前記保護カバー31の内側面に摺接される案内板部34bが湾曲形成され、該案内板部34bにより係止具34がピストンロッド33aを中心に回動しないようにしている。この実施形態では、前記シリンダ33、係止具34及び被係止具37等により工具パレット36を、退避位置に保持する保持手段、工具パレット36の位置を退避位置とテーブル25への装着位置との間で切り換える位置切換機構及び工具パレット36の昇降機構が構成されている。
図1に示すように前記保護カバー31の左側の内側面には、シリンダ33が下向きに取り付けられ、このシリンダ33のピストンロッド33aの下端ねじ部には、係止具34が上下二つのナット35によって締め付け固定されている。前記係止具34には、垂直板部36a、上部水平板部36b及び下部水平板部36cによって構成された工具パレット36が係脱可能に装着されている。工具パレット36の前記垂直板部36aの背面には、前記係止具34のフック34aに係止されるL字状の被係止具37が溶接等によって取り付けられている。前記係止具34には、前記保護カバー31の内側面に摺接される案内板部34bが湾曲形成され、該案内板部34bにより係止具34がピストンロッド33aを中心に回動しないようにしている。この実施形態では、前記シリンダ33、係止具34及び被係止具37等により工具パレット36を、退避位置に保持する保持手段、工具パレット36の位置を退避位置とテーブル25への装着位置との間で切り換える位置切換機構及び工具パレット36の昇降機構が構成されている。
図4に示すように、前記工具パレット36の上部水平板部36bには、フライス等の大重量の新工具Tを有する工具ホルダ18B(以下、新工具ホルダ18Bと言う)を把持するための第1ホルダ把持具38及び前記主軸17に装着された工具ホルダ18A(以下、使用済み工具ホルダ18Aと言う)を受け取るための第2ホルダ把持具39がY軸方向に所定の間隔をおいて装着されている。両ホルダ把持具38,39は同じ構成であるため、第1ホルダ把持具38の構成について説明する。図5(a)に示すように第1ホルダ把持具38は、前記工具パレット36の上部水平板部36bの上面に取付固定される支持金具40に対し、一対の把持アーム41,42が連結ピン43によって、往復回動可能に装着されている。前記把持アーム41,42の基端部には、コイルばね44が介在されている。前記把持アーム41,42の先端部には、前記新工具ホルダ18Bの外周面に形成した環状溝18bに係合される円弧突条部41a,42aが形成されている。この円弧突条部41a,42aによって、図5(a)に示すように新工具ホルダ18Bの環状溝18bが挟着された状態において、把持アーム41,42によって、新工具ホルダ18Bが保持されるようになっている。そして、前記新工具ホルダ18Bを円弧突条部41a,42aの間から強制的に引き出すことによって、把持アーム41,42が連結ピン43を中心に回動されて前記コイルばね44が圧縮され、円弧突条部41a,42aが一時的に離隔される方向に変位され、図5(b)に示すように新工具ホルダ18Bが第1ホルダ把持具38の先端部から分離される。なお、前記第1ホルダ把持具38に対する新工具ホルダ18Bの取り付け動作は上述の取り外し動作と逆の動作により行われる。
図4に示すように、前記テーブル25の上面には、Y軸方向に所定間隔をおいて、第1取付台座45及び第2取付台座46が取り付けられている。第1取付台座45及び第2取付台座46の上端部には、小径の係合ピン45a,46aが一体に形成されている。一方、前記工具パレット36の下部水平板部36cの下面には、前記第1及び第2取付台座45,46の係合ピン45a,46aを係合可能な第1係合凹部47及び第2係合凹部48が形成されている。
図1及び図3に示すように、前記保護カバー31には、前記工具交換装置32による工具交換動作が停止された状態において、工具交換装置32を主軸装置16側の加工領域から遮蔽するための遮蔽カバー51が装着されている。この遮蔽カバー51について説明すると、前記保護カバー31にはカバー本体52が図3に示すようにY軸方向に指向するように取り付けられている。前記カバー本体52の下部には、図1に示すように前記工具交換装置32の工具パレット36がX軸方向に通過可能な開口部52aが形成されている。カバー本体52の上部側面には、シリンダ53が取り付けられ、そのピストンロッド54には前記開口部52aを開閉するための開閉手段としての開閉カバー55が連結されている。そして、前記シリンダ53が作動されてピストンロッド54が昇降動作されると、開閉カバー55が昇降動作されて、カバー本体52の開口部52aが開閉されるようにしている。
以上のように構成された工作機械には、図示しないが主軸17に装着された工具Tによりワークの加工動作を予め設定されたプログラムに基づいて制御するためのコンピュータを備えた制御装置が設けられている。そして、この制御装置には、前記工具交換装置32の動作を予め設定されたプログラムに基づいて制御する機能も備えられていて、次に述べる工具の交換動作が行われるようになっている。
なお、この工作機械には、図示しないが、比較的軽量の通常の工具を保持した工具ホルダの交換動作を行うことができる工具マガジンや交換アームからなる周知の工具交換装置も装着されている。
次に、前記のように構成された工作機械の工具交換装置32の動作について説明する。
図1は前記主軸装置16の主軸17に使用済み工具ホルダ18Aが装着されるとともに、前記工具パレット36が係止具34によって支持され、シリンダ33のピストンロッド33aが上限位置に移動されて、工具パレット36が上方の退避位置に保持され、第1ホルダ把持具38に新工具ホルダ18Bが把持され、第2ホルダ把持具39が空の状態(図2参照)を示す。又、図1はテーブル25がX軸方向左方に移動されて、前記第1及び第2取付台座45,46が、前記工具パレット36の第1及び第2係合凹部47,48と上下方向に関して対応する位置に停止された状態を示す。この状態において、前記主軸17側の使用済み工具ホルダ18Aを、新工具Tを保持した新工具ホルダ18Bと交換する動作が次のように行われる。
図1は前記主軸装置16の主軸17に使用済み工具ホルダ18Aが装着されるとともに、前記工具パレット36が係止具34によって支持され、シリンダ33のピストンロッド33aが上限位置に移動されて、工具パレット36が上方の退避位置に保持され、第1ホルダ把持具38に新工具ホルダ18Bが把持され、第2ホルダ把持具39が空の状態(図2参照)を示す。又、図1はテーブル25がX軸方向左方に移動されて、前記第1及び第2取付台座45,46が、前記工具パレット36の第1及び第2係合凹部47,48と上下方向に関して対応する位置に停止された状態を示す。この状態において、前記主軸17側の使用済み工具ホルダ18Aを、新工具Tを保持した新工具ホルダ18Bと交換する動作が次のように行われる。
最初に、図1において、遮蔽カバー51のシリンダ53が作動されて、図6に示すようにピストンロッド54によって開閉カバー55が引き上げられ、カバー本体52の開口部52aが開放される。又、図1において、シリンダ33が作動されてピストンロッド33a、係止具34及び工具パレット36が下方に移動され、図6に示すように前記第1及び第2取付台座45,46に、工具パレット36の第1及び第2係合凹部47,48が係合される。さらに前記ピストンロッド33a及び係止具34が下方に移動されると、被係止具37から係止具34が離脱されて、係止状態が解除され、工具パレット36がテーブル25上の装着位置に受け渡される。
この状態において、前記X軸駆動機構26及びY軸駆動機構23が作動されて、テーブル25が工具パレット36とともに、X軸方向及びY軸方向に移動される。又、Z軸移動機構15が作動されて図7に示すように前記工具パレット36の空の第2ホルダ把持具39と、前記主軸装置16に装着された使用済み工具ホルダ18Aの環状溝18bとが同じ高さ位置となるように、かつX軸方向に関して、同一直線上に位置するように、前記テーブル25及び主軸17がX,Z,Y軸方向に移動される。この図7に示す状態において、前記テーブル25が工具パレット36とともに、X軸方向右方に移動されることにより、図8に示すように空の第2ホルダ把持具39が主軸17に装着された使用済み工具ホルダ18Aの環状溝18bに係合される。この図8に示す状態で、主軸装置16の主軸17に内蔵したクランプ機構のクランプ状態が解除されるとともに、Z軸移動機構15が作動されて、Z軸サドル14及び主軸装置16が上方に移動されると、図9及び図10に示すように第2ホルダ把持具39に使用済み工具ホルダ18Aが受け渡される。
図9及び図10に示す状態において、前記Y軸駆動機構23が作動されて、テーブル25が工具パレット36と共に、Y軸方向に移動され、第1ホルダ把持具38に保持されていた新工具ホルダ18Bが図11に示すように主軸装置16の主軸17とZ軸方向に関して同一直線上に移動されて停止される。この状態で、前記Z軸移動機構15が作動されて、Z軸サドル14及び主軸装置16が下方に移動され、主軸17の取付孔17aに、図12に示すように新工具ホルダ18Bのテーパシャンク18aが嵌合され、図示しないクランプ機構によって、新工具ホルダ18Bがクランプされる。この状態において、前記X軸駆動機構26が作動されて、テーブル25及び工具パレット36が図13に示すようにX軸方向左方に移動されることにより、主軸17に装着された新工具ホルダ18Bから第1ホルダ把持具38が引き離される。
その後、前記テーブル25がさらにX軸方向左方に移動されて、図14に示すように工具パレット36の被係止具37が前記係止具34と対応する位置まで移動されると、テーブル25が停止される。この状態において、前記シリンダ33が作動されて、ピストンロッド33a及び係止具34が引き上げられ、係止具34のフック34aが被係止具37に係合され、係止具34の上昇によって工具パレット36が上方向に移動される。そして、第1及び第2係合凹部47,48が、テーブル25の第1及び第2取付台座45,46から引き離され、工具パレット36が退避位置に移動される。さらに、シリンダ53が作動されて、ピストンロッド54及び開閉カバー55が下方に移動されて、カバー本体52の開口部52aが開閉カバー55によって閉鎖される。
以上の動作により使用済み工具ホルダ18Aと新工具ホルダ18Bとの交換が終了する。なお、前述した工具ホルダの交換動作は、前記第1ホルダ把持具38に新工具ホルダ18Bを装着し、第2ホルダ把持具39を空にして行うようにしたが、第1ホルダ把持具38を空にし、第2ホルダ把持具39に新工具ホルダ18Bを把持して、使用済み工具ホルダ18A及び新工具ホルダ18Bの交換を行うようにしてもよい。
ところで、前記主軸17に使用済み工具ホルダ18Aが装着されず、工具パレット36の第1及び第2ホルダ把持具38,39にも新工具ホルダ18Bが装着されていない状態においては、保護カバー31の前面に設けられた図示しない開閉用窓が開放された状態で、前記テーブル25をX軸方向及びY軸方向に移動することにより工具パレット36の第1及び第2ホルダ把持具38,39を作業者に近い開閉用窓に接近した所定位置に停止させる。そして、両ホルダ把持具38,39に対し作業者が手作業により二つの新工具ホルダ18Bを装着する。その後、制御装置からの制御信号に基づいて、二つの新工具ホルダ18Bのうちの一方を主軸17へ装着した後、残りの新工具ホルダ18Bを工具パレット36とともに退避位置へ移動する。
上記実施形態の工作機械によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、前記ベッド11に対し、テーブル25をX軸方向及びY軸方向の往復移動可能に装着し、このテーブル25の上面に第1及び第2取付台座45,46を設け、一方、保護カバー31の内側面にシリンダ33を取り付けると共に、ピストンロッド33aの下端部に係止具34を取り付け、この係止具34に工具パレット36の背面に固着した被係止具37を係止するようにした。又、前記工具パレット36の上端部に第1及び第2ホルダ把持具38,39を装着し、工具パレット36の下面に前記第1及び第2取付台座45,46に係合される第1及び第2係合凹部47,48を形成した。このため、前記シリンダ33を作動して、工具パレット36を下方に移動し、前記第1及び第2取付台座45,46と、第1及び第2係合凹部47,48とを係合させることにより、工具パレット36をテーブル25の上面に装着することができる。この結果、テーブル25をX軸方向及びY軸方向に移動させて、工具パレット36の第1ホルダ把持具38又は第2ホルダ把持具39と、主軸装置16の主軸17とを対応させることができ、大重量の工具Tを保持した使用済み工具ホルダ18Aと新工具ホルダ18Bの交換動作を容易に行うことができる。
(1)上記実施形態では、前記ベッド11に対し、テーブル25をX軸方向及びY軸方向の往復移動可能に装着し、このテーブル25の上面に第1及び第2取付台座45,46を設け、一方、保護カバー31の内側面にシリンダ33を取り付けると共に、ピストンロッド33aの下端部に係止具34を取り付け、この係止具34に工具パレット36の背面に固着した被係止具37を係止するようにした。又、前記工具パレット36の上端部に第1及び第2ホルダ把持具38,39を装着し、工具パレット36の下面に前記第1及び第2取付台座45,46に係合される第1及び第2係合凹部47,48を形成した。このため、前記シリンダ33を作動して、工具パレット36を下方に移動し、前記第1及び第2取付台座45,46と、第1及び第2係合凹部47,48とを係合させることにより、工具パレット36をテーブル25の上面に装着することができる。この結果、テーブル25をX軸方向及びY軸方向に移動させて、工具パレット36の第1ホルダ把持具38又は第2ホルダ把持具39と、主軸装置16の主軸17とを対応させることができ、大重量の工具Tを保持した使用済み工具ホルダ18Aと新工具ホルダ18Bの交換動作を容易に行うことができる。
(2)上記実施形態では、工具パレット36に第1及び第2ホルダ把持具38,39を設けたので、一方の第1ホルダ把持具38に新工具ホルダ18Bを装着し、他方の第2ホルダ把持具39を空の状態にして、主軸17に装着された使用済み工具ホルダ18Aを第1ホルダ把持具38に装着された新工具ホルダ18Bと交換する作業を効率よく行うことができる。
(3)上記実施形態では、保護カバー31の内部に遮蔽カバー51を設けたので、テーブル25の上面に支持されたワークの加工作業中にクーラントや切屑が工具交換装置32に飛散するのを防止することができる。
(4)上記実施形態では、テーブル25からパレット36が取り外された状態でワークの加工作業が行われるので、パレット36がワーク加工時の障害となるのを防止することができる。又、パレット36にクーラントや切屑が付着し、工具の把持に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
次に、この発明の別の実施形態について説明する。
図15に示す実施形態は、前記テーブル25に対する工具パレット36の脱着手段を変更したものである。前記テーブル25の上面には穴25aが形成され、この穴25aにはクランプ機構61が装着されている。前記穴25aにはクランプ機構61の台座62が嵌着されている。この台座62の中心孔62aにはコレット63が複数箇所に収容され、ピストン64の往復移動によって、コレット63の爪63aがクランプ位置又はアンクランプ位置に切り換えられるようになっている。一方、前記工具パレット36の下部水平板部36cの下面には、前記コレット63の爪63aにクランプされる頭部65aを有する被クランプ部材としての頭付軸65が下向きに固定されている。前記下部水平板部36cの下面には前記頭付軸65を囲繞するように、受座66が取り付けられ、この受座66のテーパ面66aに、前記台座62の上端部に形成されたテーパ面62bが嵌合されることによりテーブル25に対する工具パレット36の水平方向の位置決めが行われる。
図15に示す実施形態は、前記テーブル25に対する工具パレット36の脱着手段を変更したものである。前記テーブル25の上面には穴25aが形成され、この穴25aにはクランプ機構61が装着されている。前記穴25aにはクランプ機構61の台座62が嵌着されている。この台座62の中心孔62aにはコレット63が複数箇所に収容され、ピストン64の往復移動によって、コレット63の爪63aがクランプ位置又はアンクランプ位置に切り換えられるようになっている。一方、前記工具パレット36の下部水平板部36cの下面には、前記コレット63の爪63aにクランプされる頭部65aを有する被クランプ部材としての頭付軸65が下向きに固定されている。前記下部水平板部36cの下面には前記頭付軸65を囲繞するように、受座66が取り付けられ、この受座66のテーパ面66aに、前記台座62の上端部に形成されたテーパ面62bが嵌合されることによりテーブル25に対する工具パレット36の水平方向の位置決めが行われる。
この実施形態においては、テーブル25に対して工具パレット36を確実に連結することができる。
図16に示す実施形態は、前記X軸案内レール24に対し工具パレット36をX軸方向の往復移動可能に装着するとともに、前記クランプ機構61の台座62をテーブル25のX軸方向の左側の端面に装着し、前記工具パレット36の下部水平板部36cのX軸方向の右側端面に前記頭付軸65及び受座66を装着するようにしている。
図16に示す実施形態は、前記X軸案内レール24に対し工具パレット36をX軸方向の往復移動可能に装着するとともに、前記クランプ機構61の台座62をテーブル25のX軸方向の左側の端面に装着し、前記工具パレット36の下部水平板部36cのX軸方向の右側端面に前記頭付軸65及び受座66を装着するようにしている。
この実施形態においては、前記工具パレット36を昇降動作させる機構が不要となるので、構造を簡素化して、部品点数を低減し、製造及び取付作業を容易に行うことができる。又、クランプ機構61がテーブル25の上面から上方に突出していないので、テーブル25の上面にワークを支持して加工する際にクランプ機構61が障害となることはない。
なお、前記各実施形態は以下のように具体化してもよい。
・ 図17(a)に示すように、前記工具交換装置32のシリンダ33、係止具34及び被係止具37を省略し、前記テーブル25の端面に工具パレット36をボルト71により締め付け固定してもよい。この場合には、作業者の手作業によりボルト71を外して工具パレット36の脱着を行うので、脱着作業に手間がかかるが、構造を簡素化して、部品点数を低減し、製造を容易に行い、コストを低減することができる。
・ 図17(a)に示すように、前記工具交換装置32のシリンダ33、係止具34及び被係止具37を省略し、前記テーブル25の端面に工具パレット36をボルト71により締め付け固定してもよい。この場合には、作業者の手作業によりボルト71を外して工具パレット36の脱着を行うので、脱着作業に手間がかかるが、構造を簡素化して、部品点数を低減し、製造を容易に行い、コストを低減することができる。
・ 図17(b)に示すように、テーブル25に対し工具パレット36をヒンジ機構72により実線で示す退避位置と鎖線で示す使用位置との間で位置の切り換えを行うようにしてもよい。なお、この位置の切り換えは図示しないが、例えばシリンダで行うことができる。
・ 工具パレット36を工作機械から離れた位置にストックしておき、工具ホルダの交換の際に、図17(c)に示すように、工具パレット36を作業者が前記テーブル25の上面に形成された係合孔25bに工具パレット36の下面に設けた係合凸部73を係合するようにしてもよい。
・ 図17(a)〜(c)において、工具パレット36をテーブル25の右側に装着してもよい。
・ 図示しないが、前記工具パレット36に第1ホルダ把持具38を一個又は三個以上装着してもよい。
・ 図示しないが、前記工具パレット36に第1ホルダ把持具38を一個又は三個以上装着してもよい。
・ 図示しないが、前記テーブル25に設けた第1及び第2取付台座45,46を係合凹部とし、前記工具パレット36の第1及び第2係合凹部47,48に代えて、係合凸部を設けてもよい。
・ 前記保護カバー31の内側面に前記工具パレット36の被係止具37を係止するための係止具34を取り付け固定し、この係止具34に工具パレット36を係止して退避位置に保持するようにしてもよい。この場合には、手作業によって工具パレット36がテーブル25に装着される。又、その工具パレット36の装着位置で同時に作業者によるホルダ把持具38への工具ホルダの脱着作業を行うこともできる。
・ 図1に示す工具パレット36の退避位置において、該工具パレット36の第1ホルダ把持具38への作業者による工具ホルダの取り付け又は取り外し作業を行うことができるようにしてもよい。この場合には、保護カバー31の前壁又は後壁に脱着専用の開閉窓を設ける。この実施形態ではワークを加工中において、工具ホルダの取り換え作業を行なえるメリットがある。
・ 前記工具交換装置32のシリンダ33に代えて、電磁ソレノイド又は他のアクチュエータを用いてもよい。
・ 前記テーブル25に工具パレット36を取り外し不能に溶接等により固定してもよい。この場合には、ワークの加工作業中に工具パレット36が工具Tと干渉しないようにするため、例えばテーブル25を大きしたり、工具パレット36の取り付け位置をテーブル25から離隔したりしてもよい。
・ 前記テーブル25に工具パレット36を取り外し不能に溶接等により固定してもよい。この場合には、ワークの加工作業中に工具パレット36が工具Tと干渉しないようにするため、例えばテーブル25を大きしたり、工具パレット36の取り付け位置をテーブル25から離隔したりしてもよい。
11…ベッド、12…コラム、16…主軸装置、18A…使用済み工具ホルダ、18B…新工具ホルダ、25…テーブル、31…保護カバー、34…係止具、36…パレット、37…被係止具、38,39…ホルダ把持具、51…遮蔽カバー、55…開閉手段としての開閉カバー、61…クランプ機構、73…係合凸部。
Claims (12)
- ベッドの上面にワークを支持するテーブルを左右方向及び前後方向の往復動可能に装着し、前記ベッドの後部上面にコラムを設け、該コラムに主軸装置を上下方向の往復動可能に装着した工作機械において、
前記テーブルに対し、工具ホルダを把持可能なホルダ把持具を有するパレットを取り付け、前記テーブルと一体に前記ホルダ把持具を前記主軸装置と対峙する位置に移動させることにより、前記主軸装置との間で工具交換可能にしたことを特徴とする工作機械。 - 請求項1において、前記パレットは前記テーブルの左右いずれかの端部に取り付けられていることを特徴とする工作機械。
- 請求項1又は2において、前記パレットと前記テーブルは脱着手段を介して脱着可能に構成されていることを特徴とする工作機械。
- 請求項3において、前記脱着手段は、前記テーブルの上面に設けられた係合凸部又は係合凹部と、前記パレットの下面に設けられ、かつ前記係合凸部又は係合凹部に係合される係合凹部又は係合凸部とにより構成されていることを特徴とする工作機械。
- 請求項3において、前記脱着手段は、前記テーブルの上面に設けられたクランプ機構と、前記パレットの下面に設けられ、かつ前記クランプ機構によりクランプされる被クランプ部材とにより構成されていることを特徴とする工作機械。
- 請求項3において、前記パレットは前記テーブルを左右方向に案内移動する案内レールにより左右方向の往復動可能に装着され、前記脱着手段は、前記テーブルの左右方向の端面に設けられたクランプ機構と、前記パレットの左右方向の端面に設けられ、かつ前記クランプ機構によりクランプされる被クランプ部材とにより構成されていることを特徴とする工作機械。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、前記パレットは不使用時には前記テーブルから取り外されて、所定位置に設けられた保持手段により退避位置に保持されていることを特徴とする工作機械。
- 請求項7において、前記保持手段には、前記パレットを退避位置と、テーブルへの装着位置との間で位置の切り換えを行う位置切換機構が設けられていることを特徴とする工作機械。
- 請求項8において、前記位置切換機構は、前記パレットを昇降動作させる昇降機構と、該昇降機構により昇降動作される係止具と、前記パレットに設けられ、かつ前記係止具により係止される被係止具とにより構成されていることを特徴とする工作機械。
- 請求項1〜9のいずれか一項において、前記パレットにはホルダ把持具が複数個に設けられていることを特徴とする工作機械。
- 請求項7〜10のいずれか一項において、前記ベッド及びコラムの少なくともいずれか一方には、ワークの加工領域を覆う保護カバーが装着され、該保護カバーの内側面に前記保持手段が設けられていることを特徴とする工作機械。
- 請求項11において、前記保護カバーには前記主軸装置側の加工空間と前記保持手段の収容空間とを区画する遮蔽カバーが設けられ、該遮蔽カバーには前記パレットを通過させる開口が設けられ、該開口は開閉手段により開閉されるようになっていることを特徴とする工作機械。
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