JP2004306185A - 工作機械における工具取出し装置及び工具取出し方法 - Google Patents

工作機械における工具取出し装置及び工具取出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの加工中に、工具取出し部材に加工屑やクーラントがかかるのを防止することができるとともに、工具の取り替え操作を容易に行うことができる工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械全体を覆うカバー18の内側に、隔壁19により工具取出し室20を区画形成する。隔壁19には工具取出し室20をカバー18内の加工室22に開口するための第1の開口部21を設ける。工具取出し室20内には主軸14に装着された工具15が寿命等により使用不適切になったとき、その工具15を主軸14から取り外して新しい工具15と取り替えるための工具取出し部材23を、第1の開口部21から加工室22側へ出没可能に配設する。第1の開口部21には第1の開閉扉36を工具取出し部材23の出没動作に連動して開閉動作されるように配設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主軸に装着された工具が、例えば寿命等により使用不適切になったとき、その工具を主軸から取り外して新しい工具と取り替えることができるようにした工作機械における工具取出し装置及び取出し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の工作機械としては、例えば、特許文献1に開示されるような構成のものが提案されている。この従来構成においては、工作機械の加工室を覆うカバー内にアーム部が、カバーの側面内側に近接した工具排出位置と、主軸に対応する工具着脱位置との間で揺動可能に配設されている。そして、主軸に装着された工具の取替え時には、アーム部が工具着脱位置に揺動された状態で、旧工具が主軸から抜き取られてアーム部の工具把持部に把持された後、アーム部が工具排出位置に揺動される。この状態で、作業者がカバーの窓部を開いて、その窓部から工具把持部上の旧工具を新工具と取り替える。その後、アーム部が工具排出位置から工具着脱位置に揺動され、工具把持部に把持されている新工具が主軸に取り付けられるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−334635号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の工作機械においては、アーム部がカバー内に配設され、主軸によるワークの加工中に、その加工環境に晒されるようになっている。このため、ワークの加工時に発生する加工屑やクーラントがアーム部に付着して、アーム部による工具の取り替え作業に支障を来たしやすいという問題があった。
【0005】
また、工具取り出しの取り出しに際しては、その作業を容易かつ安全に行うことが求められる。
これらのような問題に対処するため、例えばカバー内にアーム部を収容するための工具取出し室を区画形成し、アーム部が工具取出し室の隔壁に形成された開口部から加工室側に出没して揺動されるように構成することも考えられる。しかしながら、このように構成した場合でも、主軸に装着された工具の取り替え時に、アーム部の揺動とは別に、隔壁の開口部を覆う開閉扉を開閉しなければならないため、その作業が面倒になるという新たな問題が生じた。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、ワークの加工中に、工具取出し部材に加工屑やクーラントがかかるのを防止することができるとともに、工具の取り替え作業を短時間で容易かつ安全に行うことができ、しかも構成が簡単な工作機械を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、主軸上の工具によりワークが加工される加工室を覆うカバーを設けた工作機械において、該カバーの内側には隔壁により工具取出し室を区画形成するとともに、その隔壁には工具取出し室と前記加工室とを連通する第1の開口部を設け、前記工具取出し室内には上端に工具把持部を備えた工具取出し部材を前記第1の開口部を介して工具取出し室と加工室との間を移動可能に配設するとともに、前記第1の開口部には第1の開閉扉を工具取出し部材の移動動作に連動して開閉されるように設け、さらに、前記カバーには工具取出し室から工具を取り出すための第2の開口部を設けるとともに、その第2の開口部を開閉可能な第2の開閉扉を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
従って、この請求項1に記載の発明によれば、ワークの加工中には、工具取出し部材が工具取出し室内に収容配置されるとともに、開閉扉が開口部を閉鎖する位置に配置される。よって、加工中に発生する加工屑やクーラントが工具取出し部材にかかるおそれを確実に防止することができる。また、工具取り出し時には、作業者は安全な状態で、第2の開閉扉を開けるだけで、容易に工具を取り出すことができる。さらに、主軸に装着された工具の取り替え時には、工具取出し部材の工具取出し室と加工室との間の移動が開閉扉の開閉動作とが連動して行われるため、工具の取り替え作業を短時間で行うことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の開閉扉が工具取出し部材に固定されていることを特徴とするものである。
従って、請求項2に記載の発明においては、第1の開閉扉を開閉させる機構と工具取出し部材を回動させる機構とを兼用させることができるため、構成が簡単で、小型化を達成できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第2の開閉扉を閉鎖状態にロックするためのロック機構を設け、工作機械の停止を条件として前記ロック機構のロックを解除させる制御装置を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第2の開閉扉を閉鎖状態にロックするためのロック機構を設け、第1の開閉扉により第1の開口部が閉鎖された状態を条件として前記ロック機構のロックを解除させる制御装置を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の工作機械において、工作機械の制御装置により工具取出し指令が出されたときには、加工室において工具取出し部材の工具把持部に主軸工具を受け渡し、主軸が工具取出し部材から遠ざかった後に、工具取出し部材が前記開口部を通って工具取出し室に工具を取出すことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、前面側を加工室22とした工作機械50のベース11上にはコラム12が図示しない駆動装置によって前後方向及び左右方向へ移動可能に配設され、そのコラム12には主軸ヘッド13が上下方向へ移動可能に支持されている。主軸ヘッド13には主軸14が回転可能に支持され、その先端にはドリル等の工具15が着脱可能に装着されている。そして、主軸14が前記加工室22内の図示しないテーブル上のワークに対応配置された状態で、その主軸14が回転されながらワークに向かって移動されて、工具15によりワークに対して穿孔等の所定の加工が施されるようになっている。
【0014】
前記コラム12を跨ぐように、ベース11上にはフレーム16が立設されている。主軸14の上方において、フレーム16上には工具マガジン17が水平軸線を中心に回転可能に支持され、その外周には工具15を把持するための複数の工具把持部17aが所定ピッチで設けられている。そして、主軸14が図1に鎖線で示す上下左右方向の移動範囲R内における上端の工具交換位置P1aに移動された状態で、工具マガジン17が割り出し回転されて、選択された空の工具把持部17aが主軸14に対応する。次いで、主軸14が自身の軸線に沿って前後方向へ移動されることにより、工具15が空の工具把持部17aに把持される。次いで、工具マガジン17が割り出し回転されて、選択された工具15を有する工具把持部17aに対応する。そして、主軸14が自身の軸線に沿って前後方向へ移動されることにより、工具15が工具把持部17aから主軸14に移し換えられる。このようにして、主軸14と工具把持部17aとの間で工具15が脱着交換される。
【0015】
図1〜図3に示すように、前記フレーム16の外側にはカバー18が取り付けられ、このカバー18により前記加工室22を含む工作機械50の全体が覆われている。カバー18の一側内部には隔壁19が所定間隔をおいて配設され、この隔壁19によりカバー18の内側に工具取出し室20が区画形成されている。隔壁19には第1の開口部21が形成され、この第1の開口部21を介して工具取出し室20とカバー18内の加工室22とが連通されるようになっている。
【0016】
前記工具取出し室20内において、ベース11上には工具取出し部材23がブラケット24及び回動軸25を介して垂直面内において回動可能に配設され、その工具取出し部材23の先端(上端)には工具15を把持するための工具把持部26が設けられている。この工具把持部26は一対の開閉可能な工具把持爪26aを備え、通常はバネ27により工具15を把持する方向に付勢されている。一方の工具把持爪26aには解除レバー28が突設され、この解除レバー28により、工具把持爪26aをバネ27の付勢力に抗して、工具15の把持状態から解除動作させることができるようになっている。
【0017】
前記工具把持部26に対応して、工具取出し部材23の先端には近接センサ等よりなる工具検出センサ29が配設されている。そして、工具把持部26の工具把持爪26a間に工具15が把持されたとき、この工具検出センサ29から図4に示す制御装置41に対して検出信号が出力されるようになっている。
【0018】
前記ブラケット24上には回動用シリンダ30が配設され、そのピストンロッド30aが連結金具31及び回動レバー32を介して回動軸25に連結されている。そして、この回動用シリンダ30が突出または収容動作されることにより、連結金具31及び回動レバー32を介して回動軸25が回動される。これにより、図2に実線及び鎖線で示すように、工具取出し部材23が工具取出し室20内の工具取替位置P2aと、隔壁19の第1の開口部21から加工室22側へ突出した工具受取位置P2bとの間を回動可能である。
【0019】
前記ブラケット24には、一対の近接センサ等よりなる位置検出センサ33,34が上下方向に所定間隔をおいて配設されている。位置検出センサ33,34と対応するように、連結金具31の外面にはドグ35が突設されている。そして、回動用シリンダ30により、工具取出し部材23が工具取替位置P2aと工具受取位置P2bとに回動配置されたとき、ドグ35が一方の位置検出センサ33,34に対応して、それらの位置検出センサ33,34から前記制御装置41に対して検出信号が出力されるようになっている。制御装置41は、位置検出センサ33,34からの信号に基づき、工具取出し部材23の位置や、第1の開口部21が第1の開閉扉36によって閉鎖されているか否か等を判別する。
【0020】
前記制御装置41には、作業者によって操作される操作パネル44から操作信号が入力される。また、制御装置41は、前記回動用シリンダ30に供給される作動流体の流れを切り換えるためのソレノイド42に対して切換信号を出力する。そして、操作パネル44上の所定のキーが操作されると、ソレノイド42が切換られて、回動用シリンダ30のロッド側またはピストン側のいずれかに作動流体が供給されて、回動用シリンダ30のピストンロッドが突出または没入動作され、工具取出し部材23が回動される。
【0021】
前記隔壁19の第1の開口部21に開閉可能に対応するように、工具取出し部材23の内側面には第1の開閉扉36が取付板37を介して一体回動可能に固定されている。そして、図2に実線及び鎖線で示すように、工具取出し部材23が工具取替位置P2aと工具受取位置P2bとに回動されるとき、それに連動して第1の開閉扉36が第1の開口部21を閉鎖する位置と開放する位置とに回動配置されるようになっている。
【0022】
前記カバー18の一側面には第2の開口部38が形成され、その第2の開口部38には第2の開閉扉39が開閉操作可能に取り付けられている。そして、工具取出し部材23が工具取替位置P2aに回動配置された状態で、作業者により第2の開閉扉39が開放操作されて、第2の開口部38から工具把持部26上の旧工具15を新工具15と取り替えることができるようになっている。
【0023】
図2に示すように、前記第2の開閉扉39にはロック機構40が設けられ、工作機械の加工運転時に、このロック機構40により第2の開閉扉39が閉鎖位置にロックされるようになっている。すなわち、図4に示すように、前記制御装置41は、ロック機構40のロック動作及びロック解除動作を行うためのソレノイド43に対して切換信号を出力するようになっている。そして、主軸14に装着された工具15の取り替えに際して、前記各検出センサ29,33,34からの検出信号により、工具把持部26に工具15が把持されるとともに、工具取出し部材23が工具取替位置P2aに回動配置された状態が確認される。この確認に基づき、制御装置41により工作機械50の全ての動作が停止された後に、ロック機構40が解除動作される。これにより、作業者による第2の開閉扉39の開放操作が許容されるようになっている。従って、ロック機構40は、工具取出し部材23が工具取替位置P2aに回動配置された状態、すなわち第1の開閉扉36により第1の開口部21が閉鎖された状態、及び工作機械50の停止を条件としてロック解除される。
【0024】
次に、前記のように構成された工作機械の動作を説明する。
さて、この工作機械の加工運転時には、図1及び図2に実線で示すように、工具取出し部材23が工具取出し室20内の工具取替位置P2aに回動配置されるとともに、第1の開閉扉36が第1の開口部21を閉鎖する位置に配置されている。よって、この状態でワークの加工が行われて、加工室22内で加工屑やクーラントが発生しても、その加工屑やクーラントが工具取出し室20内の工具取出し部材23にかかるおそれはない。
【0025】
そして、この加工運転に伴って、主軸14に装着された工具15が寿命や折損等により使用不適切になったとき、制御装置41から工具15の取り替えを指示する信号が出力される。すなわち、工具15の使用時間または使用回数が予め設定された所定値に達したとき、あるいは図示しない折損検出装置により工具15の折損状態が検出されたとき、制御装置41からの指示信号により、図示しない表示装置に工具15の取り替えを指示するメッセージが表示される。
【0026】
そして、このメッセージの表示に基づいて、作業者が操作パネル44上のキー操作により工具15の取り替え動作を指示すると、制御装置41から工具取出し指令が出力され、それに応じて主軸14が図1に鎖線で示す移動範囲R内の工具受渡位置P1bに移動される。それとともに、回動用シリンダ30が収容動作されて、工具取出し部材23が図1及び図2に実線で示す工具取替位置P2aから時計方向に回動される。これにより、同図に鎖線で示すように、第1の開閉扉36が第1の開口部21を開放する位置に回動されるとともに、その第1の開口部21を介して工具取出し部材23が加工室22側へ突出する工具受取位置P2bに回動配置される。そして、この状態で主軸14が工具取出し部材23の工具把持部26に対して接近移動されるとともに、自身の軸線に沿って工具把持部26から遠ざかる方向に移動されて、主軸14から工具把持部26に旧工具15が受け渡される。
【0027】
その後、主軸14が工具把持部26から遠ざかった後に、回動用シリンダ30が突出動作されて、工具取出し部材23が工具受取位置P2bから反時計方向に回動される。これにより、図1及び図2に実線で示すように、工具取出し部材23が工具取出し室20内の工具取替位置P2aに回動配置されて、工具把持部26に把持されている旧工具15がカバー18の第2の開口部38の内側近傍に配置される。それとともに、第1の開閉扉36が第1の開口部21を閉鎖する位置に回動配置されて、第1の開口部21が閉鎖される。他方、工作機械50の動作が停止されるとともに、第2の開閉扉39のロック機構40が解除動作される。よって、この状態で作業者が第2の開閉扉39を開放させて、第2の開口部38から工具把持部26上の旧工具15を新工具15と容易かつ安全に取り替えることができる。
【0028】
この工具15の取り替え後に、第2の開閉扉39が閉鎖される。次いで、作業者による操作パネル44上のキー操作に基づいてロック機構40がロック状態(施錠状態)になるとともに、回動用シリンダ30が動作される。この回動用シリンダ30の動作により、第1の開閉扉36が開放回動されながら、工具取出し部材23が工具取出し室20内の工具取替位置P2aから加工室22内の工具受取位置P2bに回動される。そして、この状態で主軸14が工具把持部26に接近移動されるとともに、自身の軸線に沿って前後方向へ相対移動されて、工具把持部26から主軸14に新工具15が受け渡される。その後、回動用シリンダ30の突出動作により、工具取出し部材23が加工室22内の工具受取位置P2bから工具取出し室20内の工具取替位置P2aに復帰回動されるとともに、第1の開閉扉36が第1の開口部21を閉鎖する位置に回動されて、工具15の取り替え動作が完了する。
【0029】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この工作機械においては、工作機械全体を覆うカバー18の内側に、隔壁19により工具取出し室20が区画形成されている。隔壁19には工具取出し室20をカバー18内の加工室22に開口するための第1の開口部21が設けられている。工具取出し室20内には主軸14に装着された工具15を新しい工具15と取り替えるための工具取出し部材23が、第1の開口部21を介して工具取出し室20と加工室22との間を移動可能に配設されている。第1の開口部21には第1の開閉扉36が工具取出し部材23の移動動作に連動して開閉動作するように配設されている。
【0030】
このため、ワークの加工中には、工具取出し部材23が工具取出し室20内に収容配置されるとともに、第1の開閉扉36が第1の開口部21を閉鎖する位置に配置されている。よって、加工中に発生する加工屑やクーラントが工具取出し部材23にかかるおそれを確実に防止することができる。このため、作業者が工具取出し部材23上の工具15を新旧交換する場合、その交換作業が加工屑やクーラント等によって支障をきたすようなおそれを防止できる。工具取り出し時には、作業者は安全な状態で、第2の開閉扉39を開けるだけで、容易に工具を取り出すことができる。
【0031】
(2) この工作機械においては、前記工具取出し部材23が工具取出し室20内に回動可能に配設され、前記第1の開閉扉36が工具取出し部材23に固定されている。このため、構造が簡単であるとともに、主軸14に装着された工具15の取り替え時には、工具取出し部材23の加工室22側への出没動作と第1の開閉扉36の開閉動作とを確実に連動させることができる。このため、工具15の取り替えに際して、工具取出し部材23の動作の外に第1の開閉扉36を開閉動作させる必要がない。従って、第1の開閉扉36を開閉動作させる駆動機構が不要になって、構成が簡単になるとともに、工具取出し部材23と第1の開閉扉36とを同時に回動させることができ、工具15の取り替えに要する時間を短くすることができる。
【0032】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、第1の開閉扉36を工具取出し部材23に固定することなく、隔壁19の第1の開口部21に回動可能に取り付け、工具取出し部材23の回動に伴い連動部材等を介して第1の開閉扉36が開閉されるように構成すること。
【0033】
・ 前記実施形態において、工具マガジン17と主軸14との間に工具交換アームを配設し、この工具交換アームを介して工具15の交換が行われるように構成すること。
【0034】
【発明の効果】
以上、実施形態で例示したように、この発明においては、ワークの加工中に、工具取出し部材に加工屑やクーラントがかかるのを防止することができる。また、工具の取り替えのための構成を簡単にできるとともに、取り替えに要する時間を短縮でき、しかも工具の取り替えを容易にかつ安全に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の工作機械を示す断面図。
【図2】図1の一部を拡大して示す部分断面図。
【図3】図2の3−3線における部分断面図。
【図4】実施形態の電気的構成を示すブロック図。
【符号の説明】
14…主軸、15…工具、17…工具マガジン、17a…工具把持部、18…カバー、19…隔壁、20…工具取出し室、21…第1の開口部、22…加工室、23…工具取出し部材、25…回動軸、26…工具把持部、30…回動用シリンダ、36…第1の開閉扉、38…第2の開口部、39…第2の開閉扉、40…ロック機構、41…制御装置、50…工作機械、P2a…工具取替位置、P2b…工具受取位置。

Claims (5)

  1. 主軸上の工具によりワークが加工される加工室を覆うカバーを設けた工作機械において、該カバーの内側には隔壁により工具取出し室を区画形成するとともに、その隔壁には工具取出し室と前記加工室とを連通する第1の開口部を設け、前記工具取出し室内には上端に工具把持部を備えた工具取出し部材を前記第1の開口部を介して工具取出し室と加工室との間を移動可能に配設するとともに、前記第1の開口部には第1の開閉扉を工具取出し部材の移動動作に連動して開閉されるように設け、さらに、前記カバーには工具取出し室から工具を取り出すための第2の開口部を設けるとともに、その第2の開口部を開閉可能な第2の開閉扉を設けたことを特徴とする工作機械における工具取出し装置。
  2. 前記第1の開閉扉が工具取出し部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械における工具取出し装置。
  3. 前記第2の開閉扉を閉鎖状態にロックするためのロック機構を設け、工作機械の停止を条件として前記ロック機構のロックを解除させる制御装置を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械における工具取出し装置。
  4. 前記第2の開閉扉を閉鎖状態にロックするためのロック機構を設け、第1の開閉扉により第1の開口部が閉鎖された状態を条件として前記ロック機構のロックを解除させる制御装置を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械における工具取出し装置。
  5. 請求項1〜4の工作機械において、工作機械の制御装置により工具取出し指令が出されたときには、加工室において工具取出し部材の工具把持部に主軸工具を受け渡し、主軸が工具取出し部材から遠ざかった後に、工具取出し部材が前記開口部を通って工具取出し室に工具を取出すことを特徴とする工作機械における工具取出し方法。
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