JP2008506521A - 郵便分別方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に配達順に基づいての郵便物の分別方法に関するものである。本発明に係る方法の特徴は、配達先の順序付け郵便物の配達先住所を行う前に郵便物に記した配達先住所を記録し、該配達先住所に基づいて、郵便物がどの配達先に宛てられているかを判断し、一通の郵便物も宛てられていない配達先住所については削除する。さらに、本発明は、配達先住所による分別にも配達先順による分別にも用いられる郵便物の分別装置に関するものである。この方法および装置は、特に、大型や特大の郵便物に好適である。

Description

本発明は、郵便物を受ける容器をそれぞれに配置した複数の搬出部を有する分別装置に郵便物を搬入すべく、少なくとも二つの分別パスを有する分別行程において、複数の配達先にわたる少なくとも一つの配達ルートにおける配達先順に郵便物を分別する郵便分別方法に関するものであって、最初の分別パスにおいては、該搬出部にて、郵便物に記した配達先住所に割り当てた該容器に対し郵便物を搬出し、該容器内の郵便物を搬入部に戻しては、その後の、少なくとも一つの分別パスへと通過させるものである。
さらに、本発明は、上記の方法を行うのに適した装置に関するものである。
配達ルートにおける配達先順序に郵便物を分別する手順として、一般に「パス」と称される分別手順を複数用いる、所謂、マルチパス法が公知となっている。
この行程では、最初のパスとして、複数の配達ルートにおける配達先を所定方法にて分別装置の搬出部に割り当てる。最初のパスでの処理中は、郵便物に記した配達先住所をもとに、配達先住所ごとに割り当てた搬出部に郵便物を集める。
その後のパスにて、配達先の、分別装置の搬出部への割り当てを繰り返し、前回のパスで一つの搬出部に配達先順序を割り当てた処理行程を適切な方法で全ての搬出部について実施する。
ここで、規定の順序で郵便物を仕分ける方法として、該分別装置を介し、前回のパスで郵便物を集めた搬出部の順に基づいて設定した順序により、各パスの分別装置へと郵便物を転送させるものである。
この方法によれば、最終のパスで、搬出部にて集められた郵便物を、その配達ルートにおける郵便配達人が配達先に順序よく配達することができるのである。
一般に、このような分別方法として、2パス法が用いられる。この方法では、郵便物を、分別装置の搬出部の平方数に上る数の配達先に分別することができる。
分別装置の能力を最大限引き出すべく、配達先順による分別では、通常、複数の配達ルート毎に郵便物を分別する必要があり、標準型や小型の郵便物の場合、郵便物は、分別装置で、山積みの状態で搬出される。
特許文献1や特許文献2においては、ある配達ルートに対する郵便物を含む郵便物の山について、区分ごとの境界を印すため、分割カードやステッカーを郵便物に付すという方法が開示されている。
米国特許第6943312号明細書 独国特許発明第10039419号明細書
標準型や小型の郵便物に対し、大型や特大の郵便物を分別、特には配達先順に分別する場合は、そのサイズのため、特に、郵便物ごとにバラバラの形態であるために、前記の分別装置では、郵便物を同一形態の均等な山にすることができない。
大型や特大の郵便物を分別する装置を配達先の順序付けにも用いることが、たとえば、特許文献3に開示されている。
国際公開第02/090006号パンフレット
この従来の分別装置の場合、複数の搬入部に郵便物を搬入し、その後、搬出部の容器へと搬出する分別機を有している。配達先の順序付けを行うため、この機械には収納部が備えられていて、ここに、一つのパスで満杯になった容器を溜めておき、また、これらを分別して、所定の順序で次のパスの搬入部へと転送できるようになっている。
この過程において、一つのパスで満杯になった容器は搬出部から収納部へと転送される一方、空の容器を搬出部に転送して、その搬出部に関連付けられた配達先住所の郵便物をこれに搬出するのである。
一つのパスが終わると、各搬出部で満杯になった容器を収納部で回収するものであり、このような回収を搬出部の順に行うのである。
標準型や小型の郵便物についての配達先の順序付けと同様に、大型や特大の郵便物についても、各パスにおいて、分別行程中に取り扱われる配達先毎に搬出部を割り当てることで分別マトリックスを構成するという分別手順で、配達先の順序付けが行われる。
特に、大型や特大の郵便物についての配達先の順序付けの場合、郵便物をできるだけ早く低コストに処理すべく、分別機に多くのパスを設ける方法よりも、二つだけのパスを構成する2パス法が好まれる。
十分な数の配達先について取り扱うためには、分別装置に相当な量のスペースが必要であり、そのため、非常に多くの搬出部が必要となる。
また、分別機に必要なサイズは、郵便業者の分別センターにおいて割り当てられるスペースからはみ出てしまうことが多い。
また、郵便物について配達先の順序付けを行う準備段階として、分別行程の対象となる配達ルートにて配達される郵便物のみを配達先の順序付けのための分別行程へと転送すべく、郵便物を仕向け先で分別しておく必要がある。
通常は、仕向け先に応じて分別するよう構成された最初の分別機がこの目的で用いられる。この分別機で分別された郵便物を、その後、配達先で順序付けすべく、分別装置に転送するのである。
このため、配達先の順序付け用の一つの分別装置が少なくとも二つの分別機を備えることとなり、このような機械単位での分別は非常に不経済なので、配達先の順序付けについては人手で行うのが現状である。
本発明は、以上の如き従来技術の不具合を解消し、特に、コンパクトで可能な限り簡素化した分別機を用いても郵便物の配達先の順序付けを実施可能とすることを目的とする。
本目的は、本発明における請求項1に係る方法を用いることで達成される。
また、その改良方法が、従属項の請求項2乃至18の要件として挙げられている。
また、前記目的は、本発明における請求項19に係る装置を用いることでも達成される。
さらにその改良装置が、従属項の請求項20乃至26の要件として挙げられている。
特に、本発明は、請求項1の前提部分に記述した方法を実施すべく、郵便物に記した配達先住所を検出し、検出した配達先住所から、どの配達先に郵便物が宛てられているかを確認し、搬出部と配達先との関連付けを通じて、郵便物が一つも宛てられていない配達先については削除する。
この方法の効果として、少なくとも一つの郵便物が宛てられている配達先のみが搬出部に割り当てられる。この方法により、特に、大部分の配達先には通常配達されないような大型や特大の郵便物を分別する際に、配達ルートの設定数も含めて、分別に用いられる搬出部の実態数を低減することができる。
この結果、分別装置において配達先の順序付けに要するスペースを、かなり少なくすることができる。
さらに、分別装置が小型化するので、郵便物の転送距離を短縮でき、結果として、分別に要する時間を短縮できる。
したがって、本発明のその他の効果として、後程の搬出部を増やすほど、それは分別装置の不調をもたらす要因となることから、本発明は、時間短縮と、分別装置のさらなる利便性の改善という効果をもたらすものである。
本方法の実施様態として好ましくは、搬出部に配置した容器が完全に満杯になってから、その搬出部での郵便物の搬出をそれ以上行わないとするものである。
したがって、次の分別パス用の分別装置の搬入部には、各搬出部からの容器を一つだけ転送すればよいのであって、容器の保管や分別のために複雑な施設を設けずにすむ。
容器の転送は単純に、搬出部の物理的な配列に基づく順序で搬入部に転送してもよい。
一つの好適例として、特定の搬出部における容器が満杯になると、その搬出部に割り当てた配達先住所を記した郵便物についてはオーバーフロー手段に搬出するものである。
オーバーフロー手段に割り当てた搬出部で満杯になった容器は分別装置の領域より転送され、その分別行程ではそれ以上取り扱われることはない。
或いはその他の推奨例として、分別行程が開始するまでに各配達先に宛てられる郵便物の数を設定する。
この方法により、分別装置には容器に収納可能な分だけの郵便物が搬入されることとなり、オーバーフロー手段が不要になる。
好ましくは、オーバーフロー手段に搬出されたかまたは分別装置に搬入されなかったことにより最初の分別行程で扱われなかった郵便物については、次の分別行程で配達先順序に応じて分別する。
複数の分別行程にわたって、郵便物の総量をいくつかの分量に分けて分別する場合、特に、郵便物の分別中の論理的事情を考慮するものである。
このように、配達先順序に応じて分別される郵便物については、郵便業者の分別センタで全てが一時に荷卸しされるのではなく、一定時間かけて荷卸しされることとなる。
この結果、最初の分別行程で取り扱わなかった郵便物が、最初の分別行程の開始後に荷卸しされた郵便物とともに、配達先順序に応じて分別される。
最後の郵便物を受け取ってから一つの分別行程で全部の郵便物を分別する方法と比べると、複数の分量に分けて郵便物を分別する場合は、前記の一定時間内で、配達先の順序づけに、全体的により多くの時間を当てることができる。
好ましくは、もう一つの分別行程として、一つの配達ルートについての、配達先の順序に応じて分別した郵便物の束を合わせて、配達先順に分別した一つの郵便物の束を構成するものである。
この行程は、別にそれ用の自動の分別行程を構成してもよいし、たとえば郵便配達人によって、手作業で行うものとしてもよい。
分別の効率をさらに高めるための推奨例の一つとして、複数の配達ルートについての配達先を一つの搬出部に割り当ててもよい。
これにより、分別行程において容器の満杯状態を適正化することができ、まだ余裕があるのに満杯とされる容器を大幅に減らすことができる。したがって、与えられた搬出部の数に対し、分別行程で取り扱われる配達ルートの数をさらに増やすことができる。
郵便物を様々な配達ルートごとに簡単に分割できるように、分別の間に、いくつかの配達ルートの郵便物を入れた容器においては、一つの配達ルート宛の最後の郵便物のあとに分割カードを入れることが好ましい。
以上の配達先順による郵便物の分別は、郵便物の仕向け先近くの集配センターで行うのが好ましい。
また、郵便物を発送した場所で郵便物に記した配達先住所を検出してもよい。
この検出に際しては、郵便物と正確に関連付けられた識別コードをその郵便物に付与する。
この関連付けは、郵便物を分別する際に用いられるユニットに記憶しておくのが好ましい。この推奨例として、識別コードの作用により、分別装置の搬出部における郵便物の搬出を行うものである。
分別中は、郵便物の寸法および/または重量についても検出することが好ましい。寸法および/または重量をチェックした後、形態や重量が分別にかけられない郵便物については、その郵便物の流れから排除される。
また、好ましくは、郵便物に印した料金別納証印をチェックするものであり、上記と同様に、有効な証印のない郵便物については、その郵便物の流れから排除するものである。
また、本発明に係る郵便物分別装置は、郵便物を搬入する少なくとも一つの搬入部と、郵便物に記した配達先住所を検出して、少なくとも仕向け先および配達先を記憶し、郵便物に明確に関連付けた識別コードを郵便物に付与するものとした少なくとも一つの識別部と、郵便物に対する識別コードの関連について記憶する手段と、該識別コードの作用により郵便物を容器に搬出する複数の搬出部と、該容器を該搬出部から該搬入部へと転送する少なくとも一つの転送手段とよりなるものである。
そして、この装置の特徴として、該装置は、第一作動状態と第二作動状態とに切り換えられる作動手段を有し、該第一作動状態においては、割り当て手段により、少なくとも一つの仕向け先を各搬出部に割り当て、該仕向け先への識別コードの照合作用により、郵便物をそれぞれの対象の搬出部に搬出し、満杯になった容器を該搬出部から該分別装置の外部へと取り出すものであり、該第二作動状態においては、配達先の順序付け分別行程における第一の分別パスで、該割り当て手段により、配達先を各搬出部に割り当て、該配達先への前記識別コードの照合作用により、郵便物をそれぞれの対象の搬出部に搬出し、該転送手段により、満杯になった容器を該搬出部から該搬入部へと転送し、配達先の順序付け分別行程における第二の分別パスで、該割り当て手段により、配達先を各搬出部に割り当て、該配達先への前記識別コードの照合作用により、郵便物をそれぞれの対象の搬出部に搬出するものである。
このように、この分別装置は、配達先順のみならず、仕向け先に応じて郵便物を分別するものとしても利用することができる。
なお、仕向け先という用語は、目標区域、配達区域群、および/または個々の配達区域を意味するものとして用い得るものであり、すなわち、配達先の順序付けに対して用意しておくべき分別の容量を示すものである。
したがって、二つの作動状態で操作可能な一つの機械で、郵便物の分別作業の全てを行うことができる。
この装置の推奨例としては、前記第二作動状態において、前記搬出部に対する配達先の割り当てに際し、前記割り当て手段は、郵便物が一つも宛てられていない配達先については削除するものである。
また、該分別装置において、好ましくは、前記容器に分割カードを挿入する手段を備えるものである。この手段は、該第二作動状態において配達先の順序付けを行う際に、複数の配達区域に宛てた郵便物を一つの容器に入れる場合には特に有効であり、分別の後、該分割カードにより、異なる配達区域ごとに郵便物を分割することができる。
また、好ましくは、少なくとも一つの搬出部についてはオーバーフロー行程に割り当て、それぞれの郵便物の配達先に割り当てた該搬出部の容器が満杯になった場合に、該オーバーフロー行程に割り当てた搬出部に郵便物を搬出するものである。
或いは、好ましくは、該分別装置に、前記容器の識別属性を検出する手段と、該識別属性の作用により該容器の転送を制御する制御部とを備えるものである。
このことにより、該分別装置には、容器に収納可能な分だけの郵便物を搬入することができ、前記のオーバーフロー手段は不要である。
この場合の特に実用的な様態としては、該識別属性を容器に入れた郵便物に割り当てる手段を設けるものである。
また、好ましくは、該識別属性を、容器に付与した識別コードとするものである。
或いは、該分別装置の搬出部において、該搬出部に配置した容器が満杯となるレベルを確認する満杯レベル制御機構を備えるものとしても、同様の効果を得られる。
この結果、前記郵便物分別装置において、容器が満杯となった搬出部にはそれ以上郵便物が搬出されず、これらの搬出されない郵便物については、たとえば、オーバーフロー行程に割り当てた搬出部に転送するという制御がなされる。
本発明のその他の効果や実用的な改良については、以下の、請求の範囲、および図面を参照しての推奨例の説明のとおりである。
図1は、大型・特大の郵便物についての分別装置の平面略図、図2aは、第一の分別パスにおける分別マトリクスを示す図、図2bは、第二の分別パスにおける分別マトリクスを示す図である。
分別対象の大型郵便物(GBf)として、最大寸法で353mm×250mm×20mm、最大重量で500グラムのものを、また、特大郵便物(MBf)として、最大寸法で353mm×250mm×50mm、最大重量で1000グラムのものを、以下に例示する。
なお、本発明において、分別対象をこのような形態の大型郵便物・特大郵便物に限定するものではなく、要は、少々の変容があっても、本発明の方法を用いて分別できるのであれば、どのような形態または重量であってもよい。
郵便業者の顧客は、たとえは該郵便業者の分局、発送地の郵便箱、大量の郵便物を扱う場合には直接に郵便業者の分別局等といった発送地で、郵便物を投函できる。
分局や郵便箱に投函された郵便物は、郵便業者により回収され、その郵便物を発送した区域内の分別センタへと転送される。この発送センタ(BZA)においては、郵便物の目標区域と、該目標区域にある転送先センタ(BZE)に応じて郵便物を分別する。
発送センタでの分別後、郵便物は転送先センタに転送され、ここで綿密に分別されるものであり、可能ならば、該センタ領域内の配達ルートにおける配達先順で郵便物を分別するものである。最終的に、郵便物は、郵便配達人により配達されるか、或いは、私書箱に入れられる。通常、私書箱への郵便物を配達ルートの配達先順で分別することはない。
分別センタの分別装置は、発送センタでも転送先センタでも分別作業ができるように構成されている。すなわち、仕向け先による分別と、配達先の順序付けの二通りの作動状態にできるようになっている。
投函地の発送センタでの分別については、分別センタに郵便物を転送しておいて正午にスタートさせる。発送センタで仕向け先によって分別された多量の郵便物が三々五々搬入される。これは、目標区域で分別した場合にも、目標区域内での配達区域群で分別した場合にも適用される。
分別行程の前段階として、まず、投函された郵便物を分離して、それが、機械で分別されるべきか、それとも特殊な形態や特殊な包装等の理由で手作業を必要とするかをチェックする。
機械による分別に適した郵便物については、図1に示す如き、大型・特大郵便物用の郵便分別機(FSQM(平坦分別・順序付け機))へと転送される。分別センタには一台以上のFSQMが設置されている。
図1には、手動または機械で郵便物が搬入される搬入部の例として、四つの搬入部10〜10が示されている。機械式搬入の場合、好ましくは容器に入った郵便物を、転送手段(図示せず)にて搬入部へと転送し、ここで、反転・分散される。搬送手段の構成としては、たとえばローラコンベアがある。
搬入部10〜10で空にした容器は、転送手段90にて、空容器の収納部50に転送される。
郵便物は、まず、FSQMに一体に設けられた搬送手段20〜20により、該搬送手段20〜20上に配置した識別部30〜30に転送される。なお、識別手段は搬送手段20上に一つだけ設けるものとしてもよいが、処理速度が落ちるので推奨されるものではない。
搬送手段20〜20は、たとえば一連のコンベアベルトのように構成されている。
識別部30〜30はそれぞれ、住所読取機を備え、これにより、郵便物に記された、少なくとも配達先住所を含む配達用データを、検出・分析するものである。
郵便物の受取証における名前および住所を含めて、郵便物自体に付随されるデータを包含するデータ記録にて記憶される。住所には、町名、家番号、郵便番号、および市名が含まれている。
配達先住所の検出においては、その記載された市名が郵便番号と一致するかどうかのチェックも行われる。郵便番号が記載された市名に合っていないことがわかると、郵便番号は無視して、記載された市名をもとにその目標区域が確定される。これは、発送者が、郵便番号を書き間違えることはあっても、市名を書き間違えることはあまりないからである。
配達先および発送者の住所を機械的に読み取るため、OCR(光学式文字認識)装置が用いられる。この装置で配達先住所が認識できない場合は、ビデオコーディングを用いて配達先住所をコード化する。この行程においては、スキャナを用いて、配達先住所が記された郵便物表面の画像を記録し、この画像を、ビデオコード化職員に表示する。該職員は、画像から配達先住所を認識し、入力装置を介してこれを入力する。
発送センタでの分別の限界を画定する分別容量によるが、ビデオコード化職員の認識・入力は、最初の二桁の数字については必ず行うものとし、該分別容量に応じて、それ以後の桁の数字についても行うものとする。郵便番号の最初の二桁は郵便物の目標区域を表しており、それ以後の桁に配達区域群がコード化されている。
発送地の分別で認識する必要のない配達先住所の他の要素については、その後に、発送センタから転送先センタへの郵便物の転送時にコード化される。このコード化を、住所の二次コード化と呼ぶこととする。
この方法により、発送センタでの分別を迅速化することができ、かなり大きな分別容量を得ることができる。
識別部30〜30において、郵便物にはさらに、好ましくはバーコードのような識別コードが付される。この識別コードに対し、郵便物付随のデータを包含するデータ記録が割り当てられ、これにより、郵便物の確実な識別が可能となる。
ここで、郵便物の反射率を確認するため、郵便物を光沢スキャニングにかける。反射率に基づき、その郵便物の表面が識別コードを直接に印刷できるものなのか、或いは、まずラベル貼り機で郵便物にラベルを貼り、このラベルにコードを印刷する方がよいのか、判断する。プラスチックのラップをかけた郵便物等には、後者の方法を用いなければならない。
さらに、各識別コード30〜30において、識別コードを検出する手段を設けている。これらの読み取り手段で、郵便物に付した識別コードの可読性をチェックすることができる一方、郵便物の識別も可能であり、この読み取り結果をもとに、郵便物をFSQMの搬出部40〜40に割り当て、これらを搬出部に搬出するものである。
ここで、各識別部30〜30については、識別コードを検出するのに、二つの読み取り手段を備えている。このうち一つは、OCR装置の上流側に配置されており、郵便物に識別コードが付与されていてこれをもとに処理できる状態か否か、或いは、郵便物のデータをさらに検出する必要があるのか否かをチェックすることができるものとなっている。
識別部301〜304には、さらに、長さ、幅、高さを含む郵便物の形態、および重量について、判定する手段を設けることができる。検出した郵便物の形態は、さらに、郵便物付随のデータを包含するデータ記録に追加することができる。
郵便物の形態が大型郵便物や特大郵便物として規格した寸法を超えてしまっている場合、所定の容器内にうまく搬出できるかどうかが確認できないため、この郵便物については排出部に転送して分別機の領域から取り除く。
識別部30〜30にはさらに、郵便物の料金をチェックするのに用いられる検出器を備えることができる。必要な郵便料金については、特に、その郵便物の形態をもとに判断できる。
発送センタでの郵便物の分別においては、郵便物の配達先住所に含まれる仕向け先が評価される。通常、これは郵便番号の作用によるものであって、郵便番号においては、最初の二桁が郵便物の目標区域を、それ以後の桁が特に郵便物の配達区域群を表示するものとなっている。
発送センタでの分別においては、可能な限り、転送先センタで行われる分別についても実施され、この結果、郵便物について、転送先センタで行われる配達先順による分別が、すでに発送センタ内でなされてしまっていて、この郵便物を、転送先センタで、配達区域群内の配達区域における配達ルート上での配達先順序付けを第一のパスとして、これに直接搬入することができるのである。
配達先の順序付けに基づく分別中は、一つ以上の配達区域群をFSQMの搬出部40〜40N−mに割り当て、郵便番号に基づき、それぞれの搬出部40〜40N−mにおいて配置した各容器に郵便物を搬出するものである。
搬出部のうち、m箇所の搬出部40N−m1〜40については、排除行程に割り当てる。すなわち、これらの搬出部には、郵便物の中で、たとえば配達先住所が読み取りにくくてその他の搬出部への割り当てができなかったもの、或いは、たとえば規定の郵便料金が払われていないためにどの搬出部にも割り当てられなかったものが搬出される。
図1のFSQMの平面図においては、例として、37箇所の搬出部が図示されている。分別センタの規模によるが、通常、FSQMには、200〜500、好ましくは280〜400の搬出部が備えられている。
搬出部40〜40に配される容器は転送手段60にて転送され、その搬出部の搬出機構の下に配置される。該転送手段60は、空容器の収納部50より空の容器を搬出部40〜40へと転送するのである。好ましくは、この転送手段60をロールコンベアにて構成するものである。
容器にはその容器を確実に識別できる識別コードが付与されている。この識別コードは恒久的にその容器に割り当てられたものであって、好ましくはバーコードの形式とされる。
容器をFSQMに納入する際は、この識別コードが検出され、その容器を振り分ける搬出部の情報とともに記憶される。識別コードを検出するため、転送手段60には、該コードを読み取るスキャナを備えた容器識別部が設けられている。
搬出部401〜40Nにおいて、郵便物はシュートへと搬送され、このシュートを介して、搬出機構の下方に配した容器に到達する。なお、別個のシュートがいらなければ、郵便物を直接に分別部における搬送部から搬出してもよい。
大型郵便物および特大郵便物は、容器内で横向けになって次々と積み重なるように搬出されるものであって、これらの容器に約52通の大型および/または特大郵便物を収納できる。
容器の満杯レベルは、満杯レベル表示器を使って判断できるものであって、好ましくは、振り入れられた郵便物の数とその厚みとをもとに判断されるものである。
また、郵便物の山積みの様子をモニタする装置を設けており、容器の縁からはみ出したもの等、うまく山積みされていない郵便物を検出し、山積みの様子に不具合が見つかれば警告信号を発するものである。
発送センタでの分別におけるその対象の分別パスで満杯となった容器は、分別装置のエリアから満杯の容器を転出するための転送手段70により転送される。そして、この搬出部には、別の空容器を備えて、この搬出部で搬出すべき郵便物を収容するのである。
配達先順での分別を通しても郵便番号の最初の二桁しか判読できないような郵便物は、目標区域の配達区域群に割り当てた搬出部のうちの一つに搬出される。これにより、その目標区域には確実に郵便物を転送できる。
通常の容器、すなわち、排除行程に割り当てていない搬出部の容器であって、満杯になったものについては、発送センタの委託作業部に移され、ここで適宜組み合わされて委託先へのグループ分けがなされ、所謂、本流郵送にて転送される。この本流郵送では、夜間航空便ネットワークやトラック等の輸送手段により、目標区域へと輸送される。
発送センタ自体の区域に宛てられた郵便物、すなわち、これらの郵便物については発送センタであると同時に転送先センタとしても位置付けられるものについては、委託作業部において他の郵便物とは別に保管される。
発送センタで受け取った郵便物については、午後9時頃までに上記の方法で分別がなされる。分別が終了すると、分別中に認識できなかった住所については、ビデオコード化部局にて二次コード化される。分別後なので、郵便物についての処理を何ら遅らせることなく、かなり多くの時間を配達先住所および/または発送人の住所を確認することができる。
二次コード化で認識した配達先住所は、その郵便物用に作ってある、該郵便物付随のデータを包含するデータ記録に追加する。
発送センタと転送先センタは、ネットワークで結ばれていて、郵便物に関する情報をやりとりできるようになっている。これにより、特に、郵便物付随のデータおよび発送センタで検出したデータを転送先センタ内の装置で検索することができる。
この過程において、データ記録については、全ての分別センタからアクセス可能な中央のサーバに記憶するか、或いは、携帯式のデータ送信手段によって、発送センタから、その郵便物をさらに処理する関連の転送先センタへと送信される。
転送先センタにおいて、郵便物はそのデータ記録に基づいて再分別される。特にこの分別については、その目標区域における配達区域内での配達ルート上の配達先順に応じての分別にまで及ぶものである。
このため、その割り当て手段については、配達先の順序付け用に郵便物の配達先をFSQMの搬出部に割り当てるので、郵便物付随のデータにアクセスできる能力を備えている。
発送センタでの分別に用いたものと同じFSQMを、この配達先の順序付けにも用いる。この配達先の順序付けを自動で行うべく、FSQMにはさらに、搬出部40〜40からの容器を搬入部10〜10へと転送できる転送手段80が備えられている。
配達先の順序付けを可能とするため、このFSQMにおいては、その分別を実行するのに適した作動状態を選択できるようにしなければならない。
ここで、配達先の順序付けにはマルチパス法を用いるものである。さらにできるだけ迅速かつ低コストに郵便物を処理できるようにするには、郵便物を二回FSQMに通過させるだけですむ2パス法が望ましい。分別パスが二回よりも多いマルチパス法と比べて、郵便物の処理を緩和できる。
2パス法を実行するためには、両方のパスについて搬出部と配達先との関連付けがなされるように分別プランを作成する。
こうして、前記の適した作動状態において、割り当て手段に分別プランをロードし、該割り当て手段によりこれを実行するものとする。
この分別プランは、たとえば図2aおよび図2bに示すような、分別マトリックスの形態にして視認できるようにしてもよい。
この分別方法の依拠する原理について説明する。例として、A〜Dの四つの配達区域用に、FSQMの搬出部を50箇所用いた配達先の順序付けについて図示している。たとえば、配達ルートAは620の配達先、配達ルートBは710の配達先、配達ルートCは530の配達先、配達ルートDは640の配達先にわたるものである。
配達先については、その配達区域の郵便物について指定され、番号が振られている。この番号は、その配達ルートの郵便配達人の到達順に合わせてある。通常、この番号は、一街路上の家番号の順序とは合っていない。
図2aにおける分別マトリックス表では、搬出部40〜4050に対する、配達先の順序付けについての第一パスにおける配達先の割り当てが示されており、表の一番上の行に搬出部40〜4050の番号が振られている。
図示された分別マトリックスによれば、配達ルートAの配達先A1、A51、A101、・・・A601等が搬出部40に割り当てられており、また、配達先A2、A52、A102、・・・A602等が搬出部40に割り当てられている。その他の搬出部についても、それぞれ、配達先の割り当てがなされている。
総じて言うと、N箇所の搬出部40〜40において、第a番の配達先が搬出部40k(kはa/Nの余り、1=N<k)に割り当てられ、a/Nの余りが0の時は、第a番の配達先は搬出部40に割り当てられる。
配達ルートBについては、それが配達ルートAに連続しているように搬出部40〜4050への割り当てがなされる。
すなわち、配達先B1は搬出部4021に、配達先B1は搬出部4022に、と割り当ててゆき、この配達ルートにおける最後の配達先B710は搬出部4030に割り当てられる。
配達ルートC・Dの配設先に関しても、類似の方法で、それ以前の配達ルートに連続する形で割り当てがなされている。
このように分別マトリックスを構成することで、配達ルートA〜Dがあたかも一つの大きな配達ルートで繋がっている形となる。
これにより、それぞれの配達ルートの各配達先に一つの搬出部が割り当てられるものであり、そうでない場合に生じるであろう、一部の容器に偏って郵便物が溜まる、という問題が解消される。この効果は、第二パスの分別マトリックスとの連係によってさらに高められる。
第一パスでは、郵便物は全く未整理の状態でFSQMに到達するものであり、分別プランにしたがって搬出部で容器が満杯になったとしても、それは、所定の配達先の分の郵便物を収容しているだけであって、中身の郵便物の順序はバラバラである。
このため、2パス法の場合には、第一パスで一つの搬出部に割り当てられた配達先を、第二パスで、二重の割り振りが生じないように全ての搬出部に振り分けている。
すなわち、全部でN箇所の搬出部について、最大N箇所の配達先が一つの搬出部に割り当てられ、したがって、この分別をとおして、最大N箇所の配達先を扱うことができる。
第一パスで満杯になった容器を第二パスに回す際に、その順序を決めておけば、第二パスを通じて、容器内には、最初の配達先宛ての郵便物は底に、第二の配達先宛ての郵便物はその上に、と順に重なって、各配達先が容器内にて確実に位置決めされる。
図2bは第二パス用の分別マトリックスを例示している。
このマトリックスによれば、第二分別パスにおいて、配達先A1〜A50が搬出部40に、配達先A51〜A100が搬出部40に、というように割り当てられていき、最後の配達先A601〜A620が搬出部4013に割り当てられる。
第二分別パスにおいて、配達ルートBは再び配達ルートAに連続する形に扱われる。すなわち、配達先B1〜B30も搬出部4013に割り当てられ、その後の50箇所の配達先B31〜B80が搬出部4014に、搬出部B81〜B130が搬出部4015に、と割り当てられていき、最後の配達先B681〜B710が搬出部4027に割り当てられる。
配達ルートC・Dについても、その前の配達ルートに続く形で取り扱われる。こうして、図2bに示す如く、これらの配達ルートにおける配達先が各搬出部に割り振られる。
第二パスに対して、容器をFSQMに搬出部の逆の順で搬入すると、すなわち、搬出部4050で満杯になった容器を最初に搬入し、その後、搬出部40で満杯になった容器を最後として搬出部4049で満杯になった容器から順に搬入していくと、容器内の郵便物の山は、結果的に図2bに示すように配列される。すなわち、配達先A1宛ての郵便物が搬出部40の容器の一番下に入れられ、その上に配達先A2宛ての郵便物が重ねられ、という具合に順に郵便物が重ねられる。
第二パスが終わると、搬出部4013、4027、4038の各容器には、二つの異なる区域または配達ルートの郵便物が入っていることとなる。
分別のあとの処理行程で、これらの郵便物は手作業で分割される。特に簡単な分割方法としては、第二パスにおいて、容器内の異なった配達区域に宛てた郵便物同士の間に分割カードを挿入するものである。この分割カードについては、図2bにおいて二重線で表示されている。
第二パスの分別プランではまた、配達先A1宛ての郵便物を搬出部4050の容器に割り振ってその中の一番上に配し、その下に配達先A2宛ての郵便物を配し、配達先A50宛ての郵便物まで次々と下に積んでいくというようにしてもよい。配達先A51宛ての郵便物は搬出部4049の容器内の一番上に配置され、その下に配達先A52宛ての郵便物を配し、以後同様に積んでいく。
このもう一つの分別プランは非常に実用的であって、図2bに示した分別プランを鏡で反転したイメージとすればよい。
以上の両分別プランにより、個々の配達ルートの配達先全てを取り扱うが、通常、大型・特大の郵便物については、あらゆる配達先に毎日宛てられるというものではない。
したがって、これらの分別プランは、郵便物を実際に配達することを想定した配達先についてのみ取り扱えばよいのであって、これらの配達先については、発送センタまたは転送先センタの分別中に検出した郵便物付随のデータをもとに識別することが可能である。
この結果、郵便物の配達先順の分別プランが、転送先センタだけで通用するようなものではなく、ケース毎の分別行程に応じたものとなる。
したがって、たとえば、配達ルートAにおける、それぞれ少なくとも一つの郵便物が宛てられた最初の配達先、51番目の配達先、101番目の配達先等が、第一パスの搬出部40に割り振られ、また、少なくとも一つの郵便物が宛てられた配達ルートAの最後の配達先の搬出部の次の搬出部に、配達ルートBにおける、少なくとも一つの郵便物が宛てられた最初の配達先が割り振られる。
第二パスの分別マトリックスについても同様の手法で設定できる。
こうして、所定の数の配達ルートに関する大型および特大郵便物について、配達先の順序付けに要する搬出部の数を低減することができる。
一つの配達区域について全ての郵便物を配達先順で分別するには、この分別行程をこの配達区域に宛てた全ての郵便物について実行しなければならないので、その配達区域に宛てた郵便物の最後が届いてからでないと処理を実行できない。
しかし、本流郵送で転送先センタに郵便物が到達するのは午前4時半頃までであり、また、郵便物をその日に配達できるようにするには、遅くとも午前7時頃までには配達先の順序付けをしておかなければならない。したがって、通常、全ての郵便物について順序付けを行うまでの時間がない。
このため、三々五々転送先センタに届いた郵便物は、配達先順による分別行程をいくつかの連続行程にして分別される。この行程では、ある配達区域に宛てた郵便物については配達先で分別した後、他の分と組み合わせる必要があるが、機械式または集積所の郵便配達人による手作業で他のパスにかけることで、これを簡単かつ迅速に行うことができる。
ところで、この配達先の順序付けについては、搬出部40〜40の容器で収容できる郵便物の分量が限られるという問題がある。たとえば、図示の場合のように、50箇所の配達先が搬出部に割り振りされていて、これらの容器の郵便物の収容分量が約52通であるとした場合、各配達先について平均約1.04通の郵便物しか容器に収納できない。
なお、実際に郵便物が宛てられている配達先についてのみ分別するものとすれば、通常、各配達先宛ての郵便物の平均数は増加する。
このため、一つのパスで満杯にした容器を通常は収納部に移し、空の容器を搬出部へと転送するのであり、また、第一パスが終わると、第二パスに合った順序でFSQMに容器を転送できるように、これらの容器を分別しなければならない。
しかし、このように容器を取り扱うには、非常に複雑な収納・分別部を必要とするので、かなりのスペースを必要とし、また、FSQMの作動上の不具合をもたらす要因を増やすこととなる。
このため、配達先順の分別行程毎に、搬出部40〜40の容器で収納できる分だけの郵便物を分別するのである。
そして、余った郵便物については、オーバーフロー行程等に割り当てた所定の搬出部に搬出するか、または分別自体をしないようにFSQMに入れない。発送センタでの分別中に確認された郵便物に付随するデータを使えば、後者の方法も可能である。
一つの分別行程で扱われなかった郵便物は、次の分の郵便物と一緒に次の分別行程にかけるように保管しておく。
このため、いくつかの分量にわけての郵便物の配達先順序付けについて、分別に要する時間をより効率的に利用できるだけでなく、各搬出部40〜40において容器を一つしか配置できない中で分別を実行できるので、容器の収納部を複雑にする必要がないのである。
分別行程にかける郵便物の束の中で、ある配達先に宛てた郵便物が多い場合は、それに向けて分別プランを以下のようなものとする。
一つの分別行程で分別できる一つの配達先宛ての郵便物の数を増やすには、上述のコンセプトで一つの搬出部に割り振った複数の配達先を、順に並べたいくつかの搬出部に振り分ける手がある。
しかし、これでは、ほんのわずかの配達先に非常に多くの大型・特大郵便物が宛てられている場合に、増やせる搬出部はごくわずかである。
そこで、前述の方法をもとにした以下の如き方法で転送先センタでの郵便物の分別を行うものである。
転送先センタには、一定の時間内にいくつかの分量にわけて郵便物が届く。全ての郵便物を配達先順での分別行程にかけるとすれば、最後の郵便物を受け取るまで分別を開始できない。しかし、最後の郵便物が届いたとしても、その後、全ての郵便物を分別する時間が十分にないので、この方法は無理がある。
このため、転送先については郵便物をいくつかの分量に分けて配達先順での分別を行うのである。この結果、一つの配達区域について、それぞれ配達先で分別すべきいくつかの郵便物の山が形成され、これらは次の作業行程で一つの山に組み合わされるのである。なお、この組み合わせ作業は手作業であれ自動であれ簡単に行うことができる。
こうして、これらの山は、たとえば郵便配達人が配達ルートに出る前に組み合わせることができる。この組み合わせ作業は、転送先センタからの郵便物の山を集積する集積所で行うのが好ましい。
さらに、いくつかの分量に分けて分別することによって、一つの分別行程中に各搬出部にて満杯にする容器が一つですむ可能性がある。容器が完全に満杯になると、この搬出部に割り当てた配達先住所を記した郵便物についてはオーバーフロー手段に搬出し、次の分別行程内で処理にかける。
或いは、その他の実施例として、このようなオーバーフロー手段を用いず、分別プラン作成時において個々の郵便物をあらかじめ搬出部に割り振るものとしてもよく、これにより、容器の満杯状況を最適化できるものである。その後の分別行程では、あらかじめ搬出部に割り当てた郵便物だけをFSQMにかけるので、オーバーフロー手段は必要ないのである。
こうして、FSQMには、複雑な容器収納部を不要とすることができる。
また、この場合の配達先順序付けのコンセプトによれば、転送先センタで以下の如き作業が行われることとなる。
発送センタで配達区域群により分別した大型・特大郵便物が転送先センタに配送されるが、転送先センタにはオーバータイムで三々五々これらが到着する中、その日に配達するには最後の郵便物が遅くとも午前4時半頃までには転送先センタに届いていなければならない。
容器が転送先センタに届くと、容器の識別コードが検出され、演算装置に送信される。このコードをもとに、到着済みの容器にどこ宛ての郵便物が入っているかが確認できる。
分別センタ自体からの地方郵便物については手元においておく。
転送先センタで郵便物が配達先の順序付けにかけられるまでに分別プランが作成される。これは転送先センタで受け取った郵便物の情報、或いは発送センタですでに得られた情報をもとになされる。発送センタからの輸送ルーチンと輸送時間がわかっていれば、発送センタを出てから転送先センタに届くまでに情報を確認することも可能である。
分別プランを作成すべく、転送先センタの演算装置においては、データのトラッキングがなされるのであれば、郵便物のトラッキングについてのデータにアクセス可能なものとする。
分別プランを作成している間、個々の分別行程で配達先の順に分別すべき郵便物の分量が限定される。転送先センタに届いた郵便物の情報のみをもとにプランを作成する場合には、各分別行程の分別プランについては、所定の時刻までに転送先センタに届いている郵便物を想定して作成される。
配達先順序付けのための最初の分別行程は午後10時頃に開始するよう設定される。特に、この最初の分別行程において、発送センタ自体からの地方郵便物については同じ区域に宛てるものとする。なお、この行程の開始時刻については、その分別センタの能力をフルに活かしきれるぐらい十分な量の郵便物が届いているような時刻が設定される。
典型的な規模の分別センタにおいては、それぞれ280の搬出部を有する少なくとも二つのFSQMが備えられているものである。配達先の順序付けを行うため、これらのFSQMは分割、すなわち、個々に配達先の順序付けが行われるいくつかの部分に区分されている。典型的な区分方法としては、たとえば、それぞれ70の搬出部を備える区分を四つ構成するものである。
各区分の搬出部の一つには排除機能を備えるものとし、有効に認識できる配達先を記していない郵便部間、或いは誤った宛先の郵便物をこの搬出部に搬出するものとする。
さらに、この搬出部、或いはその他の搬出部をオーバーフロー手段としてもよく、ここに、その分別プランでは搬出すべき対象となっている搬出部の容器が満杯になって一つのパスでは搬出できなくなった郵便物を搬出するものである。
しかし、各分別行程で実際に取り扱い可能な分だけの郵便物をFSQMにかけるものとすれば、通常、このオーバーフロー手段についてはないものとする。
以上のような手法で、各区分の他の搬出部に対しても、分別において扱われる配達ルートの配達先が割り振られる。
分別プランを作成する場合、搬出部に配置した容器の満杯レベルの90%を目安にすればよい。すなわち、各容器における郵便物の収容量が52通であれば、47通の郵便物で満杯とするのである。したがって、分別行程の各区分において、約47×69=3243通の大型・特大郵便物を配達先順の分別にかけることができる。
配達先の搬出部への割り振りに際し、前述の如く、図2aの表にしたがえば一つの搬出部に割り振られる複数の配達先について、これらのうちの一つに非常に多くの郵便物が宛てられている場合は、連続に並べたいくつかの搬出部に振り分ける。
少なくとも最初の分別行程の分別プランを作成しておけば、転送先センタに、分別すべき全ての郵便物が届いた時に、郵便物をFSQMの搬入部に入れて、配達先の順序付けにかけるものである。
FSQMの識別部30〜30で郵便物に付した識別コードが検出され、このコードに割り当てられた配達先住所(この住所については、郵便物に付随するデータをもとに確認される)をもとに、最初のパスの分別プランで指定された搬出部に搬出される。
配達先住所の搬出部への割り当てについてはFSQMの割り当て手段にて記憶される。
こうしてFSQMに搬入した郵便物の全てについて処理が終わると、第二のパスのため、転送手段80・80により所定の順序で容器がFSQMの搬入部10〜10に転送され、ここで容器を空にする。空の容器は転送手段90により空容器収納部に転送される。
図1に示すように、二つの並列したゾーンに搬出部を設け、一つのゾーンからの容器を他のゾーンからの容器とは別の搬入部に転送するものとすれば、一つのゾーンからの容器と他のゾーンからの容器とを同時にFSQMに配置できる。ただし、一つのゾーンからの容器と他のゾーンからの容器とが別々の搬入部に属するようにFSQMが区分されていることが必要である。
排除機能を備えた搬出部で搬出した郵便物を入れた容器については、転送手段70により、FSQMのエリア外に転出される。
第二パスでは、郵便物の識別コードを識別部30〜30で検出し、その後、その配達先住所にしたがって、該第二パスの分別プランにおいてその配達先住所に割り当てた搬出部にて、郵便物を搬出する。
第二パスにおいても、前述と同様の手法で、その配達ルートの最後の郵便物が容器内に収容された後、該容器に分割カードを挿入することで、郵便物を配達ルート別に簡単に分割することができる。
第二パスで全ての郵便物が搬出されると、転送手段70にて容器がFSQMのエリア外に転出され、たとえば転送先センタの委託作業部のような適宜の箇所で集められる。
配達先によって分別すべき郵便物がまだある場合は、前記同様の方法で準備・実行される後程の分別行程でこれを分別する。
典型的な例では、転送先センタに届けられた大型・特大郵便物の全てについて配達先順の分別を行うためには、3〜4の個別の分別行程が必要である。
これらの行程については、最後の行程については完全に時間設定で終了するものとしておき、とくに最初の方の行程については、FSQMの能力を最大限引き出せるよう郵便物が十分に手元に届いてから行うものとするように、オーバータイムで時間を空けて順に行うものである。
転送先センタで受け取った大型・特大郵便物野全てが以上に述べた方法で配達先順に分別されると、各配達区域に対し、配達先順に基づいて分別された郵便物のいくつかの束が手元にある状態となる。
これらの郵便物が転送先センタから配達拠点へと移されると、郵便転送業者によりこれらの郵便物が手作業で組み合わせて、分別した郵便物を一つのボリュームにする。
なお、同様の組み合わせ作業は、転送先センタで自動に行うものとしてもよい。
この他、発送センタにおける分別容量が少なく、転送先センタではその後の分別を、転送されてきた全ての郵便物について実行するという場合は、以上の方法とは別の方法を用いる。
すなわち、発送センタでの分別を、配達区域群では行わず、それよりも広範囲の目標区域で行うものとする。
この結果、郵便物は目標区域毎の転送先センタに転送されることとなる。
郵便物の配達先順序付けのための分別行程では全ての配達区域を処理できない場合、配達区域群または配達群による分別を同様に行う必要がある。
この実施例では、この行程を転送先センタで行うものであり、また、配達先の順序付けと同様に、オーバータイムでいくつかの行程を逐次に行うものである。
設備の能力を最大限引き出せるぐらいに十分の郵便物が転送先センタに届けば、その配達区域または配達区域群により郵便物を分別する最初の分別行程を開始する。
発送センタで郵便物に識別コードが付されていない場合は、発送センタでの分別について前述した方法と同様の方法で分別を行うものとする。ただし、配達先住所の二次コード化については、分別行程の後に十分な時間をとれないため、行うことはない。
発送センタで識別コードが郵便物に付してある場合は、分別、そして、特に郵便物の搬出部に対する割り当てについては、このコードと、郵便物に付随する適宜のデータをもとに行うものである。
この分別行程が終了すると、配達先順序付けの最初の分別行程が前述と同じ方法で準備され、実行されるのである。
このように、配達先順についての第二分別行程と同様に、配達区域または配達区域群についての第二分別行程において、これらの手順が逐次行われ、このことにより、特に、最初の分別行程の最中に転送先センタに届いた郵便物についても取り扱うことができるのである。
全体的には、配達区域または配達区域群での分別には、3〜4の分別行程がこの方法で逐次行われ、こうして転送先センタで大型・特大郵便物の全量を処理するものである。
なお、郵便物をその日のうちに配達するには、これを遅くとも午前7時までに行う必要がある。
大型・特大の郵便物についての分別装置の平面略図である。 第一の分別パスにおける分別マトリクスを示す図である。 第二の分別パスにおける分別マトリクスを示す図である。
符号の説明
10 搬入部(k=1〜4)
20 転送手段(1=1〜5)
30 識別部(m=1〜4)
40 搬出部(N=1〜N)
50 空容器収納部
60 空容器搬入用の転送手段
70 満杯容器除去用の転送手段
80 搬出部から搬入部に容器を転送する転送手段(p=1、2)
90 搬入部より空容器収納部へと容器を転送する転送手段
BZA 発送センタ
BZE 転送先センタ
FSQM 郵便物分別装置
GBf 大型郵便物
MBf 特大郵便物
N 搬出部の数

Claims (26)

  1. 少なくとも二つの分別パスを備える分別行程において、複数の配達先にわたる少なくとも一つの配達ルートにおける配達先順に郵便物を分別する郵便物分別方法であって、
    それぞれに郵便物を受け入れる容器を配した搬出部を複数有する分別装置に郵便物を搬入し、
    該容器は郵便物に記された配達先住所に対し割り当てられており、最初の分別パスにて、郵便物を、各搬出部の容器へと搬出し、
    該容器内の郵便物を該分別装置に戻して、その後の、少なくとも一つのさらなる分別パスにかけるものとした方法において、
    配達先の順序付けを行う分別行程に入る前に、郵便物に記された配達先住所を検出し、検出した配達先住所を用いて、郵便物がどの配達先に宛てられているかを確認し、郵便物が一つも宛てられていない配達先については削除することを特徴とする郵便物分別方法。
  2. 各配達先に対する郵便物の数を設定することを特徴とする請求項1記載の郵便物分別方法。
  3. 前記分別装置に対し、前記搬出部に配した容器に入る分だけの郵便物を搬入することを特徴する請求項1または2記載の郵便物分別方法。
  4. 残った郵便物について、その後の少なくとも一つの分別行程において、少なくとも一つの配達ルートにおける配達先順に分別を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  5. 前記の郵便物の配達先住所に割り当てた搬出部の容器が満杯の時は、該郵便物をオーバーフロー手段に搬出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  6. 一つの前記搬出部に、複数の配達ルートにおける配達先を割り当てることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  7. 複数の配達ルートについて配達先順に郵便物を分別する際、容器内の、対象となる配達ルートに属する郵便物のうち最後の郵便物のあとに、分割カードを挿入することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  8. 郵便物を投函した場所にて郵便物の配達先住所を検出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  9. 郵便物の仕向け先にて、各配達ルートにおける配達先順に郵便物を分別することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  10. 2パス法による二つの分別パスにて、配達先順に郵便物を分別することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  11. 郵便物に明確に関連付けた識別コードを郵便物に付与することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  12. 配達先の順序付けに際し、識別コードの作用により、該容器に郵便物を搬出することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  13. 前記郵便物の寸法および/または重量を検出することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  14. 前記郵便物に印した料金別納証印をチェックすることを特徴する請求項1乃至13のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  15. 寸法や重量が過剰な郵便物、および/または有効な証印のない郵便物について、その郵送の流れから排除することを特徴とする請求項13または14に記載の郵便物分別方法。
  16. 配達先の順序付けの際、一つの分別パスが終了すると、少なくとも一つの転送手段により、前記容器を、その搬出部から前記分別装置の搬入部に転送することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  17. 前記容器を、前記搬出部の順に前記分別装置へと転送することを特徴とする請求項16に記載の郵便物分別方法。
  18. 前記の少なくとも一つの搬入部にて、反転機構または傾倒させることにより、前記容器を空にすることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の郵便物分別方法。
  19. 郵便物を搬入する少なくとも一つの搬入部と、
    郵便物に記した配達先住所を検出して、少なくとも仕向け先および配達先を記憶し、郵便物に明確に関連付けた識別コードを郵便物に付与するものとした少なくとも一つの識別部と、
    郵便物に対する識別コードの関連について記憶する手段と、
    該識別コードの作用により郵便物を容器に搬出する複数の搬出部と、
    該容器を該搬出部から該搬入部へと転送する少なくとも一つの転送手段とよりなる郵便物分別装置であって、
    第一作動状態と第二作動状態とに切り換えられる作動手段を有し、
    該第一作動状態においては、割り当て手段により、少なくとも一つの仕向け先を各搬出部に割り当て、該仕向け先への識別コードの照合作用により、郵便物をそれぞれの対象の搬出部に搬出し、満杯になった容器を該搬出部から該分別装置の外部へと取り出すものであり、
    該第二作動状態においては、配達先の順序付け分別行程における第一の分別パスで、該割り当て手段により、配達先を各搬出部に割り当て、該配達先への前記識別コードの照合作用により、郵便物をそれぞれの対象の搬出部に搬出し、該転送手段により、満杯になった容器を該搬出部から該搬入部へと転送し、配達先の順序付け分別行程における第二の分別パスで、該割り当て手段により、配達先を各搬出部に割り当て、該配達先への前記識別コードの照合作用により、郵便物をそれぞれの対象の搬出部に搬出することを特徴とする郵便物分別装置。
  20. 前記第二作動状態において、前記搬出部に対する配達先の割り当てに際し、前記割り当て手段は、郵便物が一つも宛てられていない配達先については削除することを特徴とする請求項19に記載の郵便物分別装置。
  21. 前記容器に分割カードを挿入する手段を備えることを特徴とする請求項19または20に記載の郵便物分別装置。
  22. 少なくとも一つの搬出部についてはオーバーフロー行程に割り当てており、郵便物の配達先に割り当てた搬出部の容器が満杯になった場合に、該オーバーフロー行程に割り当てた搬出部に郵便物を搬出することを特徴とする請求項19乃至21のいずれかに記載の郵便物分別装置。
  23. 前記容器の識別属性を検出する手段と、該識別属性の作用により該容器の転送を制御する制御部とを備えることを特徴とする請求項19乃至22のいずれかに記載の郵便物分別装置。
  24. 前記の識別属性を前記容器に入れた郵便物に関連付ける手段を備えることを特徴とする請求項23に記載の郵便物分別装置。
  25. 前記の容器に付与した識別属性を識別コードとすることを特徴とする請求項23または24に記載の郵便物分別装置。
  26. 前記搬出部に配置した容器が満杯となるレベルを確認する満杯レベル制御機構を備えることを特徴とする請求項19乃至25のいずれかに記載の郵便物分別装置。
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