JP2008312216A - しきい値設定が高速決定されるponバーストモード受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ信号が論理1であるか、又は論理0であるかを判定するための改善された技術を提供する。
【解決手段】受信機がGPON光ファイバシステムで光パルスから導き出されたアナログ信号をエラーの無いデジタル電気信号に変換する。光検出器及びトランスインピーダンス増幅器(TIA)が光パルスをアナログ電気信号に変換する。GPONシステムで媒体アクセスコントローラ(MAC)により生成されたリセット信号が新たなデータのバーストの開始を示す。受信機はアナログ信号が論理1であるか論理0であるかを判定するための閾値電圧を設定する切替可能なローパスフィルタを有する。新たなバーストの開始時にローパスフィルタが高速時定数を有するようになり、バーストの閾値電圧を迅速に設定する。バースト中のより遅い時点において、ローパスフィルタは低速の時定数を有するように切り替えられ、相対的に安定した閾値電圧を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、受動的光ネットワーク(PON)などにおいて用いられるバーストモードデジタル受信機に関し、特に、遷移レベルが未知である信号を生成する複数の加入者側光回線終端装置(ONU)又は別の送信機から毎秒ギガビットの信号を受信する受信機に関する。
PONは、ポイント・ツー・マルチポイント通信の用途に用いられる。図1は、PON10の単純な例を示す図である。局側光回線終端装置(OLT)12がPONの「ヘッド側端部」に接続されており、このOLTは、通常、ローカルな電話交換局(中央局)内に位置する。OLT12は、共有されるPONへのアクセスを制御し、PONをより幅広い通信ネットワークと相互に接続する。PONに接続される外部サービスの例としては、ケーブルテレビ(CATV)14、インターネット網16(VoIP及びデータ用)、その他の任意の広域ネットワーク(WAN)18が考えられる。コネクタバス又はスイッチ19が各種サービスからの信号をOLT12のポートに接続する。OLT12は、周知の形式のシリアル又はパラレル電気信号を利用してバス19と通信を行う。
OLT12は、外部ソースからの着信データを管理し、このデータを光パルスに変換し、1又はそれ以上の光ファイバケーブルを介して、上記データを複数の加入者側光回線終端装置(ONU)20、21、22へ送信する。このONUは、典型的にはOLT12から10kmまで下流の、PONのユーザ側の終端である。ONUは、有線を介して最終ユーザ23〜25に接続される。OLT12は、ONU20〜22から外部ネットワークへの光送信も管理する。ファイバが、家又はオフィスビルまでずっと伸びている場合、光加入者線終端装置(ONT)が必要となる。終端装置がONUであるか、又はONTであるかは本発明には無関係である。
光ファイバネットワークでは受動スプリッタ28のみが利用されるため、PONは非常に効率的なものとなる。このスプリッタ28は、OLT12からの光ファイバケーブル34を、ONU20〜22につながる個々の光ファイバケーブル30〜32に結合する。PONシステムでは、単一の光ファイバケーブルからの光信号を、64又はそれ以上のファイバに分割することができる。
PONの規格については、ITU−T−G.984(ギガビットPON)などの様々な文献に記載がある。これらの適用可能な規格はすべて当業者にとって周知であり、引用により組み入れられる。
OLT12内の送信機36は、レーザダイオードを利用して電気的データを光パルスに変換する。光は、1つの波長でOLT12によりONUへ送信され、次いで異なる波長でONUによりOLTへ返送されるため、PON内には波長分割多重方式(WDM)が存在する。
PON内の受信機38は、ONUから受信した光信号を電気信号に変換する。
媒体アクセスコントローラ(MAC)40は、PONを介した通信、及び(パケット化、デパケット化、シリアルパラレル変換などの)データのフォーマット設定を制御する。ONUからOLT12への、データのPONを介した「上流へ」の受け渡しは、通常、時分割多元接続(TDMA)技術に基づいて多重化され、この技術により、データチャネルは割り当てられたタイムスロットを使用して時間的に分離されるようになり、OLT12側における衝突が回避されることになる。OLT12は、通常、ブロードキャスト方式を利用して外部ネットワークからのデータをONUへ送信し、この送信時に指定された宛先アドレスを有する特定のONUが、その後データの処理を行う。アドレス指定されていないONUはこの送信を無視する。セキュリティのために暗号化方式が利用される。
ONUから着信するデータは、或る一定のプロトコル規格を利用してパケットの形で送信される。PON上で共有される容量への、ONUの上り方向のアクセスを制御するために、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルとして知られている様々なプロトコルが開発されている。MACプロトコルは、上り方向においてTDMA多重化方式を実行することが可能であり、或いは、特別高速データレート、又は可変レートでの非対称データの転送により適した別のパケットベースのデータ転送方式を利用することも可能である。
典型的なPONの構成では、ONUが互いに直接通信を行うことは許可されず、MAC40が送信の順序及び送信の時刻を決定することが要求される。
GPONに関するITU規格に記載されている1つのポピュラーなタイプのMACプロトコルでは、衝突防止のためにパケットのセル間に最低32ビットのガード時間を設けることと、ビット同期には44ビットの交互に現れる1と0のプリアンブルを設けること、及び、着信ペイロードデータの開始を示すために20ビットのデリミタを設けて、固定長又は可変長のペイロードデータを後続させることが指定されている。ペイロードデータにはアドレス及び一次データ情報が含まれる。上記プロトコルの単純化バージョンを図2に示す。
個々のONU20〜22はOLT12から異なる距離に存在するため、パケットのラウンドトリップタイムは個々のONUで異なるものとなる。OLT12内のMAC40は、着信デジタル信号の処理に利用される安定した基準クロックを有する。すべてのONUからのビットは、OLT12により同じ位相で受信されることが重要であるため、MAC40には、個々のONUに対して位相補正が取り入れられ、この位相補正を送信時に利用することにより、すべてのONUに対するラウンドトリップの遅延は均等に一定に等化されることになる。これはレンジングと呼ばれるものである。
GPONシステムにおけるMAC40は、パケットバーストの終了後すぐにプログラム可能なリセット信号を送出して、プロトコルのシーケンスと、リセットを必要とする他の任意の回路とをリセットする。このリセットパルスはプリアンブルの直前に終了する。このリセットパルスはデータのバースト間のガード時間中に生じる。上記のようなMACはよく知られており、商業的に実用可能である。
毎秒1.25ギガビット及び2.5ギガビットのデータレートで、かつ、個々のONUからの異なる光パルスの振幅で、この光パルスをエラーのない電気的デジタル信号に変換することは非常に困難である。PON受信機において、光検出器は、光パルスの振幅を、比例するアナログ電流に変換する。この電流は、トランスインピーダンス増幅器(TIA)によりアナログ電圧に変換され、このトランスインピーダンス増幅器の出力は、アナログ信号が論理1ビットであるか、又は論理0ビットであるかを判定する(比較器などの)制限増幅器に印加される。(論理1ビット及び論理0ビットの振幅は、送信機の距離の違いに起因して変動するため、送信されたデータがデジタルであっても、本明細書では「アナログ」という用語が用いられる。)次いで、この制限増幅器はエラーの無い有効なデジタル信号を出力する。
OLTにより受信された光パルスの振幅は個々のONUに関して変動するため、光パルスが論理1であるか、又は論理0であるかを判定するために制限増幅器が利用するアナログ信号のしきい値電圧を迅速に設定するのは困難なことである。このしきい値電圧は、理想的に論理1と論理0との電圧振幅間の中点値となる。
例えば、図2は、「近距離の」ONU20及び「遠距離の」ONU22に対して、トランスインピーダンス増幅器により別々に出力された2つの単純化したアナログ信号44及び46を示す図である。信号が論理1であるか、又は論理0であるかを判定するための最適しきい値電圧レベル48は、理想的にピーク電圧と最低電圧との間の中点値である。しきい値電圧を非常な高速で中点値に迅速に設定するのは非常に困難なことである。なぜなら、多くの場合、この設定は、最低値及びピーク値を検出するために2つのピーク検出器と抵抗分圧器とを用いて行われるからである。しきい値を中点値に設定しないと、ビットエラーの生じる可能性が大きくなる。
別の可能性ある技術では、時間経過に伴うアナログパルスの平均振幅を取得することにより、アナログ信号が論理1であるか、又は論理0であるかを判定するためのしきい値電圧を得ることができる。(RC時定数を有するキャパシタ及び抵抗器などの)ローパスフィルタを用いてこの平均値を取得し、データストリームの(平均値をとると仮定される)直流成分を抽出することができる。アナログ信号がデータストリームの平均値を上回る場合には、この信号は論理1をとると仮定される。しかしながら、1又は0の連続がしきい値電圧を大幅に変動させるのを防止するために、ローパスフィルタの時定数は、相対的に長い/低速のものとする必要がある。フィルタキャパシタの電圧は、異なるONUから出力された前回のバーストの結果生じる任意の電圧から開始するため、長いRC時定数は、平均値を設定するのにパケットのセルの最初から開始する相対的に長い時間を結果としてもたらすことになる。この結果、キャパシタ電圧が安定するまで高いエラー率が生じることになる。
そこで、高速データレートPONシステム、又は他のデジタルバーストモードシステムにおいて、アナログ信号が論理1であるか、又は論理0であるかを判定するための改善された技術が必要となる。
本発明の1つの実施形態では、受信機が、光ファイバシステムにおける光パルスから導き出されるアナログ信号を2進電気信号に変換する。この受信機は、GPONシステムでの使用に特に適用可能であり、このGPONシステムでは、アナログ信号のピーク振幅が、送信機と受信機との間の距離と共に変動する。本発明の説明に用いられる例では、この受信機はOLT内に存在する。
光検出器及びバーストモード・ケーブル・トランスインピーダンス増幅器(TIA)が、ONUから受信した光パルスをアナログ電気信号に変換する。
GPONプロトコル規格では、連続するデータ(パケットのセル)のバースト間に指定されたガード時間が存在し、ビット同期用のプリアンブルでは、パケットは、44ビットの交互に現れる1と0とから開始される。
図3の1つの実施形態では、ONUから出力される新たなデータのバーストの開始を意味する、OLT内のMACにより生成されるリセット信号が受信機により利用される。この受信機は、TIAから出力されるアナログ信号に結合された切り替え可能なローパスフィルタを有する。用いられている例では、この切り替え可能なローパスフィルタはキャパシタ及び切り替え可能な抵抗を備える。ローパスフィルタは、アナログ信号が論理1であるか、又は論理0であるかを判定するためのしきい値電圧を設定する。OLTが新たなONU送信を受信しようとする、新たなパケットの開始時に、(リセット1として示される)MACからのリセット信号を利用することにより生成された(リセット2として示される)リセット信号が、ローパスフィルタキャパシタに(10オームなどの)低い抵抗を結合するスイッチに印加されて、ローパスフィルタが高速のRC時定数を有するようになる。これにより、このキャパシタは、44ビットのプリアンブルビットを用いて平均電圧を迅速に設定することが可能となる。
次いで、上記平均値(実質的にDC電圧)は制限増幅器の反転入力部に印加される。制限増幅器は、所定のハイ及びローのレベルでデジタル電圧を出力する比較器として動作する。本明細書で使用されるように、制限増幅器という用語は、その差動入力信号がほぼ交差して、所定のハイ及びローのレベルでデジタル信号を出力する際にトリガを行う任意の回路を意味する。この制限増幅器はヒステリシスを有する場合もある。
TIAから出力されるアナログ信号は、バーストモード対応制限増幅器の非反転入力部に直接印加される。アナログ信号による平均値の交差により、例えば、PECLレベルにおいて、制限増幅器がデジタル値1を出力するか、又はデジタル値0を出力するかが判定される。
データの周波数成分が非常に低いことに起因して、ペイロードデータにおける1又は0の長い文字列は、平均電圧に著しく影響を与えることになるため、高速のRC時定数は、非プリアンブルデータの平均電圧を導き出すには短かすぎるということになる。従って、プリアンブル中に一度平均値が安定化すると、スイッチは使用不能になり、フィルタキャパシタに(1Kオームなどの)相対的に高い抵抗を結合させ、時定数を大幅に上昇させて、ペイロードデータに対して相対的に安定したしきい値電圧を生み出すことができるようにする。
この結果、パケットのプリアンブル段階中にしきい値電圧が迅速に設定され、ペイロードデータが受信される前にしきい値電圧は非常に安定したものとなる。
本発明は、デジタルデータのバーストを受信する任意の受信システムのいずれにも適用することができ、その場合、しきい値を迅速に設定し、その後にしきい値を安定化させることにより利益が得られるようにするものである。制御可能な時定数を有する任意の種類のローパスフィルタを利用することができる。
本明細書に記載の、スイッチ信号を供給する特定のタイミング生成器は、5つの構成部品しか使用していないため、非常に小型でかつ効果的なものとなる。
様々の図において同じ参照番号が付された要素は、同一のものである。
図3は、受信機50の1つの実施形態を示しており、この受信機は、図1のGPONシステム10における受信機38の代替となる受信機であると考えることができる。
光ファイバケーブル34が光検出器54のすぐ近くで終端している。図3では、光検出器54は逆バイアス構造の形で接続された光検出器ダイオードである。光検出器54に印加された光信号は、この光検出器54に、光信号の強度に比例する電流を導通させる。光ファイバケーブル34は、図1の様々なONUからデータのバーストを受信するために結合され、この場合、ONUは、図1のMAC40により定められた割り当てられたタイムスロットで送信を行うものと仮定する。
光検出器54の中を通るアナログ電流のパルスは、トランスインピーダンス増幅器(TIA)56の入力部に印加される。TIA56は、その出力部において電流をシングルエンド電圧又は差動アナログ電圧に変換する高速バーストモードのTIAである。TIAは周知の機器である。本例のTIA56は差動信号出力部を有する。TIA56の反転出力部は使用されず、適切な動作を行うために負荷抵抗器58に接続される。本例で利用される特定のバーストモードのTIAは負荷抵抗器を必要とするが、別のTIAは負荷抵抗器を必要としない場合もある。バーストモード対応であり、かつ、直流結合インタフェースをサポートする他の高速TIAも作動する。
TIA56の非反転出力部は、負荷抵抗器60と、制限増幅器62の非反転入力部(In)とに接続されている。増幅器62はバーストモードの差動増幅器であり、この差動増幅器は、MAC、及び、クロック及びデータ回復(CDR)回路、レジスタ、直並列変換器、デコーダ、デパケタイザなどの、OLT内で利用される別の周知の回路によりさらに処理される予定の差分信号(Dout及び/Dout)を出力する。制限増幅器は周知の機器である。
TIA56の非反転出力部も、(1Kオームなどの)相対的に高い値の抵抗器64を介して増幅器62の反転入力部(/In)に結合される。MOSFETスイッチ68を閉じ、並列抵抗値が約10オームになるようにした場合、(10オームなどの)低い値の抵抗器66が抵抗器64と並列に結合される。第2のMOSFETスイッチ70を増幅器62の差動入力部の間に結合し、増幅器62の入力部が一時的に同じ電圧を有するようにして、さらに高速なしきい値の獲得を可能にする。
(800pFなどの)ローパス(LP)フィルタキャパシタ72は、増幅器62の反転入力部に結合されて、抵抗器64に結合されている(スイッチ68はオフである)ときは、相対的に低速のRC時定数を作成し、或いは、抵抗器66に結合されている(スイッチ68はオンである)ときは、高速のRC時定数を作成する。
スイッチ70は、GPONのMAC40(図1)により生成されたプログラム可能な従来型のリセット1信号に結合された制御端子を有し、新たなパケットバーストの開始をシグナリングする。このリセット1信号は、前回のパケットの終了時と次回のパケットのおよその開始時との間のある時点まで続く継続時間を有するパルスである。リセット1信号パルスは、プロトコルに従って、パケット間の所定のガード時間中に発生する。リセット1信号は、OLT内部の任意の回路により利用され、典型的には異なるONUから出力される新たなデータのバースト処理に備えて、プロトコルのアルゴリズム及び他の任意の回路をリセットする。リセット1信号は、ビット同期の設定に利用されるプリアンブルビット(GPONでは44ビット)の開始直前又はそれに最も近い時点でMACによりデアサートされる。
スイッチ68は、伸長リセット信号(リセット2)に接続された制御端子を有し、この伸長時間により、リセット2信号は、リセット1信号パルスがデアサートされた後、所定の時間アサート状態を保持することになる。リセット2信号は、しきい値電圧が安定化してビット同期が可能となった後、プリアンブル時間内のある時点でデアサートされる。
リセット信号2は、リセット1信号がアサートされた時点のほぼ直後にアサートされる。
パルス伸長回路76は、MOSFETのスイッチ78をオンにするリセット1信号をMAC40から受信する。抵抗器80は(1Kオームなどの)相対的に高い値のプルアップ低抗器である。スイッチ78の作動によりスイッチ82は即座にオフになる。次いで、プルアップ低抗器84は高いリセット2信号をアサートし、スイッチ68をオンにして、高速のRC時定数ローパスフィルタを作成する。上記は、リセット1信号がアサートされるのとほぼ同時に、寄生容量に起因して生じたリセット2信号のアサーション時の任意の遅延とほぼ同時に行われる。
リセット2信号は制限増幅器62のイネーブル端子(/EN)に結合される。従って、ローパスフィルタがしきい値電圧を設定する前にデータにエラーが生じると仮定されるため、リセット2信号をアサートすることにより、制限増幅器62は作動不能となる。
回路76のパルス伸長機能は、以下のように動作する。リセット1信号がデアサートされ、スイッチ78がオフになると、抵抗器80を介したキャパシタ92の(2pFなどの)充電によりスイッチ82の作動が遅れることになる。キャパシタ92及び抵抗器80の値によりこの遅れが決定される。キャパシタ92は、或る一定レベルまで充電されると、このキャパシタ電圧によりスイッチ82がオンになり、リセット2信号をデアサートするようになる。
従って、リセット1パルスがデアサートされた後、伸長リセット2信号はアサート状態を保持することになる。この結果、リセット1信号がデアサートされるとすぐスイッチ70はオフになって、同時に制限増幅器62の入力端子が短絡するのを阻止し、制限増幅器62は、高い/EN信号により作動不能状態を保持し、ローパスフィルタは高速時定数を有するようになる(高いリセット2信号によりスイッチ68はオンになっている)。
次いで、TIA56は、プリアンブルビットから始まるパルスの新たなパケットをONUから受信する。キャパシタ72は、抵抗器66を介して高速のRC時定数でローパスフィルタを形成し、プリアンブルビットの平均レベルまで急速に充電を行って、制限増幅器62に対してDCしきい値を設定する。キャパシタ72の電圧が上昇する間、制限増幅器62はリセット2信号により作動不能にされるため、ビットエラーが生じることはない。
回路76はスイッチ制御信号用のタイミング生成器として動作し、この場合、タイミングはバーストインジケータの信号(リセット1信号)によりトリガされる。回路76は最低数の構成部品しか有していないため、極めて小型のものとなる。伸長パルス信号を必要とする任意の用途でこの回路76を使用することができる。
図4は省略された模擬グラフを示す図である。図4のパケットにおけるパルスの回数は、実際のGPONパケットにおけるパルスの回数とは一致しない。図4は、リセット1信号パルス及び伸長リセット2信号パルス対時間のグラフ86を示している。すべての回路は傾斜する波形の中点でトリガを行うものと仮定する。グラフ90は、2つのONUから出力された2つのシーケンシャルなバーストに関する、制限増幅器62の非反転入力部(In)におけるアナログ信号91を示すものである。0.00から10ナノ秒までの時間はバースト間のガード時間である。プリアンブルビットは10ナノ秒から開始し、(ペイロードデータを後に伴う)デリミタビットは約40ナノ秒から開始する。リセット1信号は約10ナノ秒でデアサートされ、キャパシタ72によりローパスフィルタリングが開始される。
グラフ90は、フィルタキャパシタ72における電圧92も示しており、この電圧は、制限増幅器62の反転入力部(/In)に印加されるしきい値電圧である。このしきい値電圧は約25ナノ秒で安定したものになる。伸長リセット2信号は、しきい値電圧が安定した後短時間でリセット2信号をデアサートするように設定される。
リセット2信号をデアサートすることにより、制限増幅器62が作動可能となり(/ENが低くなり)、スイッチ68がオフになる。スイッチ68をオフにすることにより、低抵抗値の抵抗器66がフィルタから切り離され、高抵抗値の抵抗器64によりRC時定数が決定されることになる。従って、ローパスフィルタは非常に安定したものとなり、パケット内の1又は0の長い文字列により著しい影響を受けることはなくなる。
図4のグラフ86及び90に見られるように、リセット2信号はプリアンブル中のある時点において約25ナノ秒でデアサートされる。リセット2信号が低値に切り替わるとすぐに、低速のRC時定数及び制限増幅器62が作動する。回路の切り替えはリセット2信号の振幅のほぼ中点で行われるものと仮定する。
図4のグラフ96に示されているように、制限増幅器62が作動すると、制限増幅器62から出力される正確なDoutデジタル信号及び反転したDout(/Dout)デジタル信号が生成される。
本発明は、高速時定数を有するローパスフィルタを用いて正確なしきい値電圧を非常に高速に生成し、その後、しきい値が設定されると、低速のRC時定数に切り替えて、非常に安定したしきい値電圧の生成を可能とするものである。回路も、安定したしきい値電圧が設定されるまで制限増幅器62を作動不能にする。
図4のグラフ90では、約100ナノ秒でパケットが終了し、約110ナノ秒においてガード時間及び別のパケットが後続する。第2のパケットは、はるかに離れた距離に在るONUから発生するため、TIA56から出力された光信号及び比例電気信号は、より低い振幅を有するようになる。前回のように、リセット1信号及び伸長リセット2信号により、より低いしきい値電圧92がプリアンブルビットの開始直後に迅速に設定される。グラフ96に示されるように、リセット2信号をデアサートすることにより、約125ナノ秒で安定したしきい値電圧(低速のRC時定数)が供給され、制限増幅器62が作動可能になる。別の実施形態では、正確なしきい値が最初に設定されている限り、RC時定数が低速にされた直前又は直後に制限増幅器62は作動可能になる。
図5は、上述の処理をステップ101〜107に要約した自明のフローチャートである。
本明細書に記載の概念をそのまま用いながら、ローパスフィルタ、パルス伸長回路、スイッチング回路、及び増幅器を実装する多くの方法が存在する。例えば、複数のローパスフィルタを用いて選択的にスイッチを入れるようにしたり、或いは複数のスイッチが様々な抵抗器のスイッチを切り替えたりするようにしてもよい。スイッチドキャパシタ又はインダクタを用いて時定数を制御するようにしてもよい。フィルタが、キャパシタ及びインダクタ以外の構成部品を利用することさえ可能である。
回路例で利用される特定の制限増幅器は、Micrel社の、バーストモード1.25GbpsのPECL制限増幅器、SY88903ALである。この装置は、高速信号回復、高速信号紛失インジケータを特徴とし、他のスタンドアロン型バーストモードTIAと直接インタフェース接続することができる。制限増幅器、又は同様の機能を有する別のタイプの比較器も好適である。
例にはNMOSトランジスタが示されているが、任意のタイプのMOSFET又は別のトランジスタをわずかに変更して、回路において利用してもよい。さらに、リセット2信号の代わりにリセット1信号を利用して、スイッチ68のスイッチをオンにすることもできる。本発明は、高速データレートであるために、特にGPONシステムに適用可能であるが、本発明を他の任意の光学システム又は非光学システムにおいて利用することが可能であり、その場合、しきい値電圧を迅速に設定し、その後、低速の時定数を有するローパスフィルタを用いてしきい値電圧を安定化させる必要がある。
種々の構成部品の非反転入力部及び反転入力部に印加された信号を極性反転させることが可能であり、受信機は、それでも尚、最終的に反転する必要があるかどうかわからないデジタル信号を、信号の所望の極性に応じてそのまま生成する。
図6及び図7は、本発明を実現するさらに一般的なタイプの回路を示す図である。
図6では、データバーストの間のガード時間の終了時に、バーストがまさに開始されようとしていることが、外部ソースから出力されたバーストインジケータの信号110により示されている。この場合の例では、信号110は、ガード時間のすべて又は一部に対して「ハイ」となっており、この信号110の論理「ロー」への遷移は、バーストがまさに開始されようとしていることを示すものである。信号110はタイミング生成器112に印加される。ガード時間中、タイミング生成器112により生成されたリセット1信号は、同時にスイッチ114に差動増幅器116の入力部を短絡させ、実質的にローパスフィルタ118を開始レベルにリセットする(図7を参照のこと)。リセット1信号の利用は、特定の回路及び用途に依存したオプションであると考えることができる。1つの実施形態では、リセット1信号はバーストインジケータの信号110と同じ信号である。
タイミング生成器112はリセット2信号を出力するが、このリセット2信号は、ローパスフィルタ118を制御して、データのバースト開始時に高速時定数を有するようにするものである。図7の例では、リセット2信号はガード時間中に生成され、バースト開始後も短時間アサート状態を保持する。リセット2信号を利用して、ローパスフィルタ118が安定した電圧を出力するまで差動増幅器116を作動不能に保つこともできる。ローパス電圧が安定する間、下り方向の回路がバースト開始時のデータを無視できる場合、増幅器116の作動不能化はオプションであると考えることができる。
次いで、データのバーストが、(PONシステムのみに限定されない)任意のソースから入力端子120に印加される。端子120に印加されたデータは、バーストからバーストへと変動可能な広い範囲のDCオフセット値、DCしきい値、及びピーク・トゥ・ピーク振幅を有するものであってもよい。このデータは差動増幅器116の1つの入力部に印加される。ローパスフィルタ118は、データのバーストから得られるDCしきい値電圧を迅速に設定し、この決定しきい値電圧は、差動増幅器116のもう一方の入力部に印加される。程なくして、しきい値電圧は安定すると仮定される。この時点で、ローパスフィルタ118は、タイミング生成器112により生成されたリセット2信号によって、さらに大幅に低速の/長い時定数に切り替えられ、差動増幅器116は、例えば、このリセット2信号により作動可能になる。差動増幅器116は、次に、一定の電圧レベルを有する正確なデジタルデータを出力する。しきい値電圧は、データのバーストに1及び0の長い文字列が存在するにもかかわらず安定したものとなる。
タイミング信号は、任意の形式をとることが可能であり、例示の形状及び継続時間に限定されるわけではない。
本発明について詳細に説明したが、当業者であれば理解できるように、本開示が与えられた場合には、本明細書に記載の思想及び発明概念から逸脱することなく、本発明に対して変更を行うことが可能である。従って、本発明の範囲を、図示し、説明した特定の実施形態に限定する意図はない。
従来技術のPONシステムを示す図である。 PONにおいてファイバ及び分割数を通じて失われる信号に起因して、信号の振幅が一般にONUとOLTとの間の距離に逆比例する、2つのONUから出力されOLTにおいて受信された2つの異なるバーストを表す2つのアナログ波形の図である。 図1のPONシステムにおいて受信機として利用することができる、本発明の一実施形態による受信機の概略図である。 アナログ信号の上に重ねられたローパスフィルタ電圧値と共に、トランスインピーダンス増幅器から出力された、2つのシーケンシャルパケットに関するアナログ信号のサンプル波形を示す図である。 リセット1信号及びリセット2信号を示す図である。 制限増幅器によって出力されたデジタル信号を示す図である。 図3の受信機による、ONUからの新たなパケットの受信を記述するフローチャートである。 任意の好適な用途のための、より一般的な受信システムを示す図である。 図6の実施形態において利用可能なリセット1及びリセット2の波形を示す図である。

Claims (28)

  1. 2進情報のバーストを搬送する信号を受信し、前記2進情報の論理レベルを検出し、デジタル信号を出力する受信機であって、該受信機は、
    2進情報のバーストを受信する第1のノードと、
    前記第1のノードが結合された第1の入力端子と、第2の入力端子とを有し、所定の振幅を有するデジタル信号を出力する差動制限増幅器と、
    前記第1のノードと前記第2の入力端子との間に結合され、バースト時の前記2進情報をフィルタリングし、該2進情報の論理状態を判定するためのしきい値電圧を生成するローパスフィルタと、
    を備え、
    前記ローパスフィルタは、少なくとも第1の時定数と第2の時定数とを有し、前記第1の時定数は前記第2の時定数よりも高速であり、
    2進情報のバーストの開始を示す第1の信号を受信し、該第1の信号に応答して、前記第1の信号から前記ローパスフィルタに結合される少なくとも第2の信号を生成するタイミング生成器が設けられ、
    前記2進情報のバーストの第1の部分を受信する間に、前記ローパスフィルタが前記第1の時定数を有して前記制限増幅器のためのしきい値電圧を生成し、次いで、前記2進情報のバーストの第2の部分を受信する間に、前記タイミング生成器が前記第2の信号を生成して、前記ローパスフィルタが、前記しきい値電圧を安定化するための前記第2の時定数を有するようにする
    ことを特徴とする受信機。
  2. 前記2進情報のバーストを生成するトランスインピーダンス増幅器をさらに備え、該トランスインピーダンス増幅器は、電流を電圧に変換し、出力部が前記差動制限増幅器の前記第1の入力端子に結合された
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 前記ローパスフィルタは、少なくともフィルタキャパシタと、第1の抵抗と、第2の抵抗とを備え、前記第2の抵抗は前記第1の抵抗よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  4. 前記第1の抵抗は、前記2進情報のバーストの前記第1の部分の最中に前記第1のノードと前記キャパシタとの間に結合されて、前記第1の時定数を生み出し、そして、前記第2の抵抗は、前記2進情報の前記第2の部分の最中に前記第1のノードと前記フィルタキャパシタとの間に結合されて、前記第2の時定数を生み出す
    ことを特徴とする請求項3に記載の受信機。
  5. 前記第1の抵抗は、第2の値を示す第2の抵抗器と、該第2の抵抗器に並列接続された第1の値を示す第1の抵抗器からなり、前記第1の値は、前記第2の値の1/10よりも小さく、前記第2の抵抗は前記第2の抵抗器のみからなる
    ことを特徴とする請求項4に記載の受信機。
  6. 前記ローパスフィルタに接続されて、該ローパスフィルタが有する時定数を、前記第1の時定数と前記第2の時定数との間で切り替えるスイッチ回路をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  7. 2進情報のバーストの開始を示す前記第1の信号を生成する制御回路をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  8. 前記制御回路は、通信プロトコルを実行する媒体アクセスコントローラ(MAC)を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の受信機。
  9. 前記第1の信号は、2進情報のバースト間のガード時間中に生成されたパルスを有し、2進情報のバーストのほぼ開始時にデアサートされ、前記タイミング生成器により生成された前記第2の信号は、前記第1の信号がデアサートされた時点よりもある程度後の時点に制御された遅延を伴ってデアサートされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  10. 前記第1の信号は第1の継続時間を有するパルスであり、前記タイミング生成器は前記第1の信号を受信すると共に、前記第1の継続時間よりも長い第2の継続時間を有する前記第2の信号を出力するパルス伸長回路を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  11. 前記伸長回路はキャパシタ及び抵抗器を備え、これらの値が前記第2の信号の前記第2の継続時間を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の受信機。
  12. 前記制限増幅器はイネーブル制御端子を有し、該イネーブル端子が前記第2の信号を受信するように結合されており、前記第2の信号の遷移により、前記ローパスフィルタが前記第2の時定数を有するようにされる時点とほぼ同時に、前記制限増幅器が作動可能にされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  13. 前記制限増幅器の前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に結合され、前記2進情報のバーストの間に前記第1の入力端子と前記第2の入力端子を共に短絡させて、バーストの開始後に開放回路を構成するスイッチ回路をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  14. 前記制限増幅器の出力は所定の範囲を有する差動信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  15. 前記制限増幅器の前記出力はPECLレベルである
    ことを特徴とする請求項14に記載の受信機。
  16. 前記2進情報のバーストを生成し、電流を電圧に変換するトランスインピーダンス増幅器と、前記トランスインピーダンス増幅器の入力部に光学的に結合され、光ファイバケーブルの光出力を検出する光検出器とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  17. 前記光ファイバケーブルが前記光検出器と光学的に結合されており、該前記光ファイバケーブルは、受動的光ネットワーク(PON)の一部である
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信機。
  18. 前記受動的光ネットワーク(PON)はギガビットPONである
    ことを特徴とする請求項17に記載の受信機。
  19. 前記受信機は、受動的光ネットワーク(PON)における光学的終端の一部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  20. 受動的光ネットワーク(PON)において受信機により実行される方法であって、
    2進情報を搬送する光パルスのバーストの開始を示す第1の信号を光ファイバケーブルから受信するステップと、
    前記光信号パルスを電気的入力信号に変換するステップと、
    トランスインピーダンス増幅器により前記入力信号を増幅して、前記トランスインピーダンス増幅器の出力部において出力信号を生成するステップと、
    前記トランスインピーダンス増幅器から出力される前記出力信号を、差動制限増幅器の第1の入力端子に印加するステップと、
    前記出力信号の論理状態を判定するためのしきい値電圧を供給するローパスフィルタの出力を、前記制限増幅器の第2の入力端子に印加するステップと、
    前記入力信号のバーストの開始の近傍で、前記ローパスフィルタが第1の時定数を有するようにするステップと、
    前記アナログ入力信号の前記バーストの開始からある程度の時間後に、前記ローパスフィルタが、前記第1の時定数よりも低速の第2の時定数を有するようにするステップと、
    を備え、
    前記第1の時定数は、前記バーストの第1の部分の間に、前記ローパスフィルタがしきい値電圧を生成するようにし、前記第2の時定数は、前記バーストの開始より後の時点で、前記ローパスフィルタが、さらに安定したしきい値電圧を前記バーストに生成するようにするものであり、
    前記出力信号及び前記しきい値電圧の相対的レベルにより決定されるデジタル信号を、前記制限増幅器により出力するステップをさらに含む
    ことを特徴とする方法。
  21. 入力信号のバーストの開始時に、前記ローパスフィルタが前記第1の時定数を有するようにするステップは、前記出力信号とローパスフィルタキャパシタとの間に第1の抵抗を結合するステップを含み、前記ローパスフィルタが前記第2の時定数を有するようにするステップは、前記出力信号と前記ローパスフィルタキャパシタとの間に、前記第1の抵抗よりも高い第2の抵抗を結合するステップを含む
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 光パルスのバーストの開始を示すための第1の信号を光ファイバケーブルから受信するステップは、通信プロトコルを実行する媒体アクセスコントローラ(MAC)からリセット信号パルスを受信するステップを含む
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  23. 前記ローパスフィルタが前記第1の時定数を有している間、前記制限増幅器を作動不能にし、前記第2の時定数の開始時に前記制限増幅器を作動可能にするステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  24. バーストの間に、前記制限増幅器の前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子を共に短絡させるステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  25. 前記制限増幅器の出力は所定の範囲を有する差動信号である
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  26. 前記制限増幅器の前記出力はPECLレベルである
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記受動的光ネットワーク(PON)はギガビットPONである
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  28. トリガ信号を受信し、伸長された信号を出力するタイミング生成器であって、
    トリガ信号を受信するように結合された制御端子を有する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの第1の電流流通端子と第1の電圧との間に接続された第1のプルアップ抵抗と、
    基準電圧に接続された前記第1のトランジスタの第2の電流流通端子と、
    前記第1のトランジスタの前記第1の電流流通端子に結合された制御端子を有する第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの第1の電流流通端子と前記第1の電圧との間に接続された第2のプルアップ抵抗と、
    を備え、
    前記第2のトランジスタの前記第1の電流流通端子が、タイミング生成器の伸長信号出力を供給するように構成され、
    前記第2のトランジスタの第2の電流流通端子が前記基準電圧に接続され、
    前記第1のトランジスタの前記第1の電流流通端子と前記基準電圧との間にキャパシタが接続された、
    ことを特徴とするタイミング生成器。
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