JP2008305913A - 熱電変換素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝導率を十分に低減させ、特性を大きく向上させた熱電変換素子の製造方法を提供する。
【解決手段】平均粒子径が1〜100nmであるセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子とpH調整材とをアルコール中で混合してセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子のアルコール分散液を調製した後、このセラミックス粒子及び熱電材料粒子を凝集させ、次いで焼結する工程を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、絶縁材料としてのセラミックスを含有する熱電変換素子の製造方法に関する。
熱電変換材料は、熱エネルギーと電気エネルギーを相互に変換することができる材料であり、熱電冷却素子や熱電発電素子として利用される熱電変換素子を構成する材料である。この熱電変換材料はゼーベック効果を利用して熱電変換を行うものであるが、その熱電変換性能は、性能指数ZTと呼ばれる下式(1)で表される。
ZT=α2σT/κ (1)
(上式中、αはゼーベック係数を、σは電気伝導率を、κは熱伝導率を、そしてTは測定温度を示す)
上記式(1)から明らかなように、熱電変換材料の熱電変換性能を高めるためには、用いる材料のゼーベック係数α及び電気伝導率σを大きくし、熱伝導率κを小さくすればよいことがわかる。ここで材料の熱伝導率κを小さくするために、熱電変換材料の出発原料の粒子に熱電変換材料の母材と反応しない微粒子(不活性微粒子)を添加することがある。これにより、不活性微粒子が熱電変換材料における熱伝導の主要因であるフォノンを散乱させて、熱伝導率κを低減することができる。
しかしながら、従来の熱電変換材料では、不活性微粒子が偏在することによって、不活性微粒子によるフォノンの散乱効果よりも不活性微粒子の偏在による電気抵抗率等の他の物性値の悪化の影響が大きく、熱電変換材料の性能向上が妨げられている。この問題を解消するため、例えば、出発原料を微粒子とし、それに母材と反応しないセラミックス等の微粒子を均一に分散させて焼結してなる熱電変換材料が開示されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2000−261047号公報 特開平3−148879号公報
上記開示技術は、出発原料と不活性微粒子の両者を微粒子とすることで、不活性微粒子が熱電変換材料の母材全体に分散し易くなり出発原料の粒子間に存在する確率が高くなるので、母材の粒子同士の結晶化を防止することができるというものである。また粒径比がほぼ1の同等の大きさの粒子となるように出発原料と不活性微粒子とを調製するため、不活性微粒子は熱電変換材料中に偏在することなく均一に分布して存在でき、不活性微粒子の偏在による電気抵抗率等の他の物性値の悪化を抑えることができるとしている。
しかしながら、粒径がナノオーダーである粒子は比表面積が大きいため、ファンデルワールス力等によって凝集しやすく、従って従来の方法のように熱電変換材料粒子と不活性微粒子を混合するのみでは、図1に示すように不活性微粒子2が凝集してミクロサイズになってしまい、熱電変換材料1中に不活性微粒子2をナノオーダーで分散させることができない。その結果、不活性材料同士の間隔がフォノンの平均自由行程より大きくなってしまい、熱伝導率を十分に低減することができない。
また、上記従来技術では、不活性微粒子を均一に分散させて、電気抵抗率など上記式(1)に直接関係しない他の物性値の調整を行っているが、式(1)中、性能指数ZTに直接関係する電気伝導率σ及び熱伝導率κについての検討はなされていない。そのため、上記従来技術での不活性微粒子は、ミクロンスケールの粒径を有するものである。また、不活性微粒子の分散状態について、精密な検討はなされていない。
なお、熱電変換材料中に含まれるキャリア(電子または正孔(ホール))は熱及び電気を共に伝えることができるため、電気伝導率σと熱伝導率κとは比例関係にある。さらに、電気伝導率σとゼーベック係数αとは反比例関係にあることが知られている。そのため、一般的に、電気伝導率σを向上させたとしても、それに伴い熱伝導率κの上昇及びゼーベック係数αの低下が起きてしまう。また、有効質量と移動度とは反比例関係にあるため、移動度を向上させようとすると有効質量が減少してしまう。
そこで本発明では、上記従来の問題を解決し、優れた性能指数を有する熱電変換素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために本発明によれば、平均粒子径が1〜100nmであるセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子とpH調整材とをアルコール中で混合してセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子のアルコール分散液を調製した後、このセラミックス粒子及び熱電材料粒子を凝集させ、次いで焼結する工程を含む、熱電変換熱電素子の製造方法が提供される。
本発明によれば、平均粒子径が1〜100nmであるセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子の分散液中でセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子を凝集させることにより、セラミックス同士の距離がフォノンの平均自由行程以下になり、セラミックスとの界面においてフォノン散乱が活発になるため、格子熱伝導率が大幅に低減し、熱電変換素子の性能が向上する。
まず、性能指数ZTと熱電変換素子の組織構成との関係について、図2を参照しながら詳細に説明する。図2に示すように、熱電変換素子の組織寸法が、フォノンの平均自由行程の長さを起点にこれよりも小さくなるにつれて、熱電変換素子の熱伝導率κは徐々に減少する。したがって、組織寸法がフォノンの平均自由行程よりも小さくなるように設計すると、性能指数ZTが向上する。
一方、熱電変換素子の組織寸法がフォノンの平均自由行程を起点にこれより小さくなっても、熱電変換素子の電気伝導率σは減少せず、概ねキャリアの平均自由行程以下の粒径となった場合に減少する。このように、熱伝導率κが減少し始める熱電変換素子の組織寸法と、電気伝導率σが減少し始める熱電変換素子の組織寸法とが異なることを利用し、電気伝導性の減少率よりも熱伝導率κの減少率が大きい熱電変換素子の組織寸法となるように、熱電変換素子の組織寸法をキャリアの平均自由行程以上フォノンの平均自由行程以下とすることで、上記式(1)で表される性能指数ZTをよりいっそう高めることができる。
ここで、熱電変換素子の組織寸法を規定するのは、熱電変換素子中に分散される絶縁材料であるセラミックス粒子の粒径、又はセラミックス同士の分散間隔である。そこで、本発明では、セラミックス同士の分散間隔を、上記効果が得られるように制御する。
すなわち、本発明において、まず平均粒子径が1〜100nmであるセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子とpH調整材とをアルコール中で混合してセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子のアルコール分散液を調製する。
セラミックスとしては、アルミナ、ジルコニア、チタニア、マグネシア、シリカ、セリア等の一般に用いられている材料を用いることができる。これらの中でも、熱伝導率の低さの観点から、シリカ、ジルコニア、チタニアであることが好ましい。また、用いるセラミックス粒子の種類は単一種であっても、二種以上を併用してもよい。セラミックスの比抵抗は1000μΩmよりも大きいことが好ましく、106μΩm以上であることがより好ましく、1010μΩm以上であることが更に好ましい。比抵抗が1000μΩm以下の場合には、熱伝導が高いためZT向上の妨げとなる場合がある。
熱電変換材料はP型であってもN型であってもよい。P型熱電変換材料の材質としては特に制限なく、例えば、Bi2Te3系、PbTe系、Zn4Sb3系、CoSb3系、ハーフホイスラー系、フルホイスラー系、SiGe系などを用いることができる。N型熱電変換材料の材質としても特に制限なく公知の材料を適用することができ、例えば、Bi2Te3系、PbTe系、Zn4Sb3系、CoSb3系、ハーフホイスラー系、フルホイスラー系、SiGe系、Mg2Si系、Mg2Sn系、CoSi系などを用いることができる。
本発明において用いる熱電変換材料は、出力因子が1mW/K2よりも大きいことが好ましく、2mW/K2以上であることがより好ましく、3mW/K2以上であることが更に好ましい。出力因子が1mW/K2以下の場合には、あまり大きな性能向上が期待できない。また、熱電変換材料の熱伝導率κは、3W/mKよりも大きいことが好ましく、5W/mK以上であることがより好ましく、10W/mK以上であることが更に好ましい。熱伝導率κが3W/mKよりも大きい場合に、特に本発明の効果が著しく呈される。つまり、熱電変換素子の組織寸法について本発明に規定するナノオーダーで制御を行った場合の効果は、熱伝導率κが大きい熱電変換材料を用いるほど熱伝導率κの低下が著しくなる傾向にあり、特に熱伝導率κが3W/mKよりも大きい熱電変換材料を用いた場合に、熱伝導率κの減少効果が大きく現れる。
上記熱電変換材料粒子及びセラミックス粒子の平均粒子径は、フォノンの平均自由行程以下であり、具体的には1〜100nm、好ましくは1〜20nmである。このような粒径を有する粒子を用いると、形成される熱電変換素子中に分散されるセラミックス同士の間隔が、熱電変換材料のフォノンの平均自由行程以下となり、熱電変換素子中でフォノンの散乱が充分に起こるため、熱電変換素子の熱伝導率κが減少し、性能指数ZTが向上する。
ここで、平均自由行程(MFP)は、以下の式を用いて計算される。
キャリアMFP=(移動度×有効質量×キャリア速度)/電荷素量
フォノンMFP=3×格子熱伝導率/比熱/音速
上式において、各々の値は文献値と温度特性の近似式から換算し、比熱のみ実測値を用いる。
ここで、Co0.94Ni0.06Sb3及びCoSb3について計算したキャリアMFPとフォノンMFPの結果を以下に示す。
このように、キャリアMFP及びフォノンMFPは材料及び温度によってきまる。本発明により得られる熱電変換素子は、少なくとも一部のセラミック粒子の分散間隔が、その熱電変換材料のパワーファクター(α2σ)が最高出力時のフォノンの平均自由行程以下であればよい。CoSb3系材料は400℃においてパワーファクター(α2σ)が最高出力を示すので、400℃時のフォノンの平均自由行程以下であればよい。
上記熱電変換材料粒子に対するセラミックス粒子の混合比は5〜40vol%とすることが好ましい。
pH調整材は、スラリー中でナノ粒子等が凝集するのを抑制するために用いられ、公知のものを適宜適用することができ、例えば、硝酸、アンモニア水、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)などを用いることができる。
アルコールは、上記熱電変換材料粒子及びセラミックス粒子を分散できるものであれば特に制限されないが、エタノールを用いることが好適である。
この分散液のpHとしては、3〜6又は8〜11に調製することが好ましく、4〜6又は8〜10であることがより好ましい。
こうしてセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子のアルコール分散液を調製した後、このセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子を凝集させる。この凝集は、例えばアルコール分散液のpHを変化させ、セラミックス粒子及び熱電変換材料粒子が凝集するpHとすることによって行う。具体的には、セラミックス粒子としてシリカ又はアルミナを用い、熱電変換材料粒子としてスクッテルダイト(CoSb3)を用いた場合、シリカの等電点はpH3であり、アルミナの等電点はpH6〜8であり、CoSb3の等電点はpH4〜7と考えられる。従ってCoSb3/アルミナ又はCoSb3/シリカの分散液はpH10としておくことにより分散状態を維持し、この分散液にHClを加えてpHを5〜7付近とすることによりCoSb3とアルミナ又はCoSb3とシリカを均一に凝集させることができる。
また、アルコール分散液の分散媒としてのアルコールは揮発性であり、従ってアルコール分散液からアルコールを蒸発させることによってセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子を凝集させてもよい。
こうして得られたセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子の凝集体を、必要に応じて洗浄・乾燥した後、一般的な焼結法により、例えば580℃においてSPS焼結することにより、熱電変換素子が得られる。
本発明の熱電変換素子の製造方法は、ナノオーダーでの組織寸法(絶縁材料の粒径や絶縁材料同士の分散間隔)の制御を可能とするものである。すなわち、平均粒子径が1〜100nmであるセラミックス粒子と熱電変換材料粒子の均一に分布した凝集体を調製することにより、熱電変換素子の組織寸法(セラミックス同士の分散間隔)が、フォノンの平均自由行程以下、好ましくはキャリアの平均自由行程以上フォノンの平均自由行程以下となり、熱電変換素子中のフォノンの散乱が充分に起こり、熱伝導率κを減少させることができる。この結果、式(1)で表される性能指数ZTが大きい熱電変換素子となる。このように、本発明の熱電変換素子の製造方法によれば、高い性能指数ZTを示す優れた熱電変換素子であって、従来では作製困難であった性能指数ZTが2を上回るような熱電変換素子を得ることもできる。
例1
平均粒径5〜20nmのCo0.94Ni0.06Sb3粒子1.7g及び平均粒径5〜10nmのSiO2粒子0.26gをエタノール100mLに加え、混合し、アンモニアによりpHを10に調整した。こうして得られたエタノール分散液にHClを加え、pHを7に調整した。すると、Co0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子が凝集した。ここでCo0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子の体積分率はCo0.94Ni0.06Sb3:SiO2=7:3であった。この凝集体のHAADF像とEDX測定結果を図3及び図4に示す。次いで、この凝集体を水+エタノール溶液300mLで洗浄し、乾燥させ、粉末を回収した。その後、500℃〜600℃においてSPS焼結することにより、φ10×1〜2mm程度のバルク焼結体が得られた。この焼結体のTEM像を図5に示す。
例2
SiO2粒子に代えて、平均粒径20〜30nmのAl23粒子を0.58g用い、エタノール分散液にHClを加えてpHを3に調整することを除き、例1と同様にしてφ10×1〜2mm程度のバルク焼結体が得られた。なお、凝集体におけるCoSB3粒子とAl23粒子の体積分率はCo0.94Ni0.06Sb3:Al23=6:4であった。凝集体のTEM像を図6に、焼結体のTEM像を図7に示す。
例3
平均粒径5〜20nmのCo0.94Ni0.06Sb3粒子1.7g及び平均粒径5〜10nmのSiO2粒子0.26gをエタノール100mLに加え、混合し、アンモニアによりpHを10に調整した。こうして得られたエタノール分散液に超音波振動を加えながらN2不活性ガスフロー中にて2〜3時間常温乾燥させた。この際、溶媒の液面が低下していくにつれてCo0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子が凝集し、エタノールを完全に蒸発させることにより、Co0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子の凝集体を得た。ここでCo0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子の体積分率はCo0.94Ni0.06Sb3:SiO2=7:3であった。この凝集体のHAADF像とEDX測定結果を図8及び図9に示す。次いで、この凝集体を500℃〜600℃においてSPS焼結することにより、φ10×1〜2mm程度のバルク焼結体が得られた。この焼結体のTEM像を図10に示す。
例4
SiO2粒子に代えて、平均粒径20〜30nmのAl23粒子を0.58g用いることを除き、例1と同様にしてφ10×1〜2mm程度のバルク焼結体が得られた。なお、凝集体におけるCo0.94Ni0.06Sb3粒子とAl23粒子の体積分率はCo0.94Ni0.06Sb3:Al23=6:4であった。凝集体のTEM像を図11に、焼結体のTEM像を図12に示す。
得られた焼結体である熱電変換素子の性能を測定し、以下の表に結果を示す。
上記の結果から明らかなように、Co0.94Ni0.06Sb3粒子のみから製造した比較材よりも、本発明の方法により得られた素子においては性能指数ZTが向上している。
従来の方法による熱電変換材料の製造工程を示す略図である。 熱電変換材料の組織寸法と、ゼーベック係数α、電気伝導率σ又は熱伝導率κとの関係を示すグラフである。 Co0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子の凝集体のHAADF像である。 図3に示す凝集体のEDX測定結果を示すグラフである。 例1における焼結体のTEM像である。 Co0.94Ni0.06Sb3粒子とAl23粒子の凝集体のTEM像である。 例2における焼結体のTEM像である。 Co0.94Ni0.06Sb3粒子とSiO2粒子の凝集体のHAADF像である。 図8に示す凝集体のEDX測定結果を示すグラフである。 例3における焼結体のTEM像である。 Co0.94Ni0.06Sb3粒子とAl23粒子の凝集体のTEM像である。 例4における焼結体のTEM像である。

Claims (5)

  1. 平均粒子径が1〜100nmであるセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子とpH調整材とをアルコール中で混合してセラミックス粒子及び熱電変換材料粒子のアルコール分散液を調製した後、このセラミックス粒子及び熱電材料粒子を凝集させ、次いで焼結する工程を含む、熱電変換熱電素子の製造方法。
  2. 前記アルコール分散液のpHを変化させることによりセラミックス粒子及び熱電材料粒子を凝集させる、請求項1記載の熱電変換熱電素子の製造方法。
  3. 前記アルコール分散液からアルコールを蒸発させることによりセラミックス粒子及び熱電材料粒子を凝集させる、請求項1記載の熱電変換熱電素子の製造方法。
  4. 前記熱電変換材料がCoSb3系又はBi2Te3系である、請求項1記載の熱電変換素子の製造方法。
  5. 前記pH調整材がNaBH4、NaOH、又はNH3である、請求項1記載の熱電変換素子の製造方法。
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