JP2008297646A - 芯鞘構造複合紡績糸及び布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗ピリング性及びソフト感に優れる芯鞘構造複合紡績糸、並びに、毛羽が発生しにくい、ソフトな風合いの布帛を提供すること。
【解決手段】芯が少なくとも2本以上のフィラメント糸の合撚糸であり、鞘が短繊維からなる、芯鞘構造複合紡績糸であり、好適には、2本以上のフィラメント糸の合撚糸を、短繊維と引き揃えた後、2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向とは逆方向の撚り方向に撚り合わせてなる、芯鞘構造複合紡績糸。該芯鞘構造複合紡績糸を用いた布帛。
【選択図】なし

Description

本発明は糸の抗ピリング性に優れ、更には糸の抗ピリング性及び均整性に優れる芯鞘構造複合紡績糸及び該芯鞘構造複合紡績糸を用いた布帛に関する。
従来、フィラメントと短繊維の長短複合糸に関しては数々の研究・開発が行われており、その中で、ストレッチ性を付与した長短複合糸としては、例えば、ポリウレタン弾性糸を芯にした短繊維からなる鞘との複合糸(コアスパン糸)(特許文献1、2等)や、ポリトリメチレンテレフタレート層とポリエチレンテレフタレート層とからなるポリエステル系長繊維を芯とし、鞘が短繊維からなる複合糸(特許文献3等)等があげられる。
しかしながら、このような長短複合糸は、その糸構造上、芯成分(フィラメント糸)と鞘成分(短繊維)との絡合性、拘束性に欠け、糸に平行方向への摩擦力が生じた場合、鞘を構成する短繊維がずれて、不均整になりやすく、また、毛羽が発生しやすいという問題がある。また、この問題は特に撚り数が少ない場合に顕在化するため、かかる長短複合糸の撚りを通常よりも高めに設定する必要があり、鞘成分と芯成分との収束が強くなり、布帛とした際にソフトな風合いが損なわれるという問題もあった。
特開平10−077538号公報 特開2002−155442号公報 特開2000−45141号公報
本発明は、上記のような事情に鑑み成されたものであり、その解決しようとする課題は、抗ピリング性及びソフト感に優れる芯鞘構造複合紡績糸、及び、該芯鞘構造複合紡績糸を用いた、毛羽が発生しにくい、ソフトな風合いの布帛を提供することである。
また、特に、抗ピリング性及びソフト感に優れるとともに、伸長率及び回復率がともに良好な優れたストレッチ性を有する芯鞘構造複合紡績糸、及び、該芯鞘構造複合紡績糸を用いた、毛羽が発生しにくく、ソフトな風合いで、伸長率及び回復率がともに良好な布帛を提供することである。
本発明者等は、上記の課題を解決すべく鋭意研究をした結果、芯を2本以上のフィラメント糸の合撚糸とし、該合撚糸を短繊維と引き揃えて、合撚糸の撚り方向とは逆方向の撚り方向に撚り合わせることで、短繊維が合撚糸の2本以上のフィラメント糸の間に巻き込まれて拘束されることから、短繊維のずれによる毛羽の発生を抑制できることを見出し、かかる知見に基いて更に研究を進めることにより、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、
(1)芯が少なくとも2本以上のフィラメント糸の合撚糸であり、鞘が短繊維からなることを特徴とする、芯鞘構造複合紡績糸、
(2)2本以上のフィラメント糸の合撚糸を、短繊維と引き揃えた後、前記2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向とは逆方向の撚り方向に撚り合わせてなる、上記(1)記載の芯鞘構造複合紡績糸、
(3)上記(1)又は(2)記載の芯鞘構造複合紡績糸であって、芯がポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸との合撚糸からなるストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸、
(4)ポリエステル系複合長繊維糸が、ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層とポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層とからなる複合長繊維である、上記(3)記載のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸、
(5)鞘がセルロース系短繊維からなり、該セルロース系短繊維の含有率が重量比率で60%以上である、上記(3)又は(4)記載のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸、
(6)英式綿番手で5〜30番手の紡績糸である、上記(3)〜(5)のいずれかに記載のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸、
(7)当該芯鞘構造複合紡績糸の撚り係数Kが3.6〜5.0の範囲である、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の芯鞘構造複合紡績糸、及び
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載の芯鞘構造複合紡績糸を少なくとも一部に用いてなることを特徴とする布帛、に関する。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して説明する。
本発明の芯鞘構造複合紡績糸(以下、単に「複合紡績糸」ともいう)は、芯が少なくとも2本以上のフィラメント糸の合撚糸であり、鞘が短繊維からなる、複合紡績糸であり、好適には、2本以上のフィラメント糸の合撚糸を、短繊維と引き揃えた後、該2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向とは逆方向の撚り方向に撚り合わせてなる複合紡績糸である。
従来から、長短複合糸は、紡績糸がもたらすナチュラルな手触り、外観と、長繊維がもたらす好ましい腰・反撥性とを同時に発現できる繊維素材として開発されてきた。しかし、2本以上のフィラメント糸の合撚糸を芯に用いた芯鞘構造の複合紡績糸は提案されていない。本発明の芯鞘構造複合紡績糸は、芯が2本以上のフィラメント糸の合撚糸であることにより、1本のフィラメント糸(長繊維)を芯にした従来の芯鞘構造の複合紡績糸では達成困難であった要求特性を満たす芯鞘構造の複合紡績糸を得ることができ、また、鞘成分の短繊維が芯成分の2本以上のフィラメント糸の間に巻き込まれて拘束されて、毛羽の発生が抑制されることから、抗ピリング性に優れた複合紡績糸を実現することができる。また、撚り数を比較的低く設定できるので、ソフト感に優れる複合紡績糸を実現できる。さらに、本発明の芯鞘構造複合紡績糸は、芯成分が2本以上のフィラメント糸の合撚糸であることから、外力を受けたときの芯成分と鞘成分(短繊維)間の摩擦力が大きく、鞘成分(短繊維)の糸の平行方向(軸線方向)へのずれが生じにくい、均整性の高い紡績糸になるという利点もある。
本発明の芯鞘構造複合紡績糸においても、芯成分となるフィラメント糸は、目的の複合紡績糸に腰・反発性を付与するという基本特性を備えるものであれば、特に制限されず、種々のフィラメント糸を使用することができる。例えば、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、水(熱水)不溶性のポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維等の合成繊維;アセテート繊維などの半合成繊維;レーヨン、キュプラなどの再生繊維等から選ばれる1種の繊維からなる単独フィラメント糸、2種以上の繊維からなる混合フィラメント糸が挙げられる。
本発明では、2本以上のフィラメント糸(通常、2〜3本)の複合特性が目的の複合紡績糸の用途や該複合紡績糸を用いた布帛の用途に適した特性となるように、2本以上のフィラメント糸を選択し、撚り合わせる。
2本以上のフィラメント糸における各フィラメント糸の太さは特に限定はされないが、複合紡績糸が衣料用である場合、20〜150dtx程度が一般的であり、また、2本以上の複数のフィラメント糸の糸間での糸の太さの差は、合糸した場合の取り扱い、精紡機での取り扱いの点から60dtx以下であるのが好ましい。また、2本以上のフィラメント糸の撚り合わせは、リング精紡機、ダブルツイスター等の通常の撚糸手段にて行えばよい。
2本以上のフィラメント糸の撚り方向は、S方向、Z方向のいずれでもよいが、一般的にはS方向である。また、撚り数(インチ当たり回数)は、撚り合せるフィラメント糸の種類によっても異なるが、撚り数が少な過ぎると、撚り合せるフィラメント糸間で剥離が生じやすくなって、後工程での取り扱いが困難となる傾向となり、また、撚り数が多過ぎると、後工程において、合撚糸と鞘を構成する短繊維との交絡度合いが低くなって、芯と鞘のずれが多くなり、毛羽が発生しやすい傾向となる。従って、一般的には2本以上のフィラメント糸の撚り数は5〜20回(好ましくは8〜16回)程度である。
かかる芯成分となる合撚糸の具体例としては、例えば、(a)伸長率及び回復率がともに良好な優れたストレッチ性を有する複合紡績糸を実現するための、ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸とからなる合撚糸、(b)織物引き裂き強度に優れたストレッチ性を有する複合紡績糸を実現するための、ポリエステル長繊維とポリウレタン系弾性糸とからなる合撚糸、(c)帯電防止機能を持ち、ストレッチ性を有する複合紡績糸を実現するための、制電機能付きポリエステル長繊維とポリウレタン系弾性糸とからなる合撚糸等が挙げられる。
なお、芯成分となる合撚糸において、それを構成する2本以上のフィラメント糸の重量比率は、目的の複合紡績糸の用途に応じてその比率を調整すればよく、一般的には、各フィラメント糸は合撚糸全体の少なくとも5重量%以上の構成比率となる範囲内で適宜調整される。例えば、2本のフィラメント糸で構成される場合、5/95〜95/5の重量比率の範囲内で調整される。
一方、本発明の芯鞘構造複合紡績糸の鞘成分である短繊維は複合紡績糸の用途に応じて適宜選択することができる。例えば、綿、麻等の天然セルロース系繊維;綿、麻、キュプラ、ビスコースレーヨン、ポリノジックレーヨン等の再生セルロース系繊維;アセテート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン、アクリル等の各種人造繊維;ウール等の獣毛繊維等の種々の短繊維を使用することができる。また、短繊維の断面形状は特に限定されず、丸であっても、多角形、H型、中空などの異形断面であっても良い。短繊維の繊度についても特に限定されないが、紡積性を考慮すると3.0〜5.8マイクロネアが好ましい。繊維長については各種紡績方法に応じた繊維長にするのがよい。
本発明の芯鞘構造複合紡績糸は、2本以上のフィラメント糸の合撚糸を精紡機にて、所定のテンションを加え、精紡機のフロントローラーから供給し、その周りを上記の短繊維にてカバーリングして紡績することによって得られる。精紡機にて芯鞘構造複合紡績糸に加える撚りは、2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向とは逆方向の撚りを加えることが重要である。すなわち、2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向がS方向である場合、Z方向に撚りを加え、2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向がZ方向である場合、S方向に撚りを加える。また、芯鞘構造複合紡績糸の太さは、当該複合紡績糸の用途や当該複合紡績糸を用いた布帛の用途に応じて適宜決定される。
撚り数(実撚りの回数)は、紡績糸の太さ(英式綿番手)との関係から、下記式(1)で定義される、撚り係数Kが3.6〜5.0となる範囲となる撚り数とする。
Figure 2008297646
紡績糸に加える撚りの方向を合撚糸の撚り方向と逆方向にすることで、精紡機にてフロントローラーより出た直後の撚り合わせ時に、合撚糸の撚りが解撚され、無撚状態となった部分に短繊維フリースが挟み込まれ、さらに撚りが加えられ、芯鞘構造複合紡績糸が得られる。従って、芯を構成する合撚糸と鞘を構成する短繊維の交絡度合いが高くなって、芯と鞘がずれにくい、毛羽の発生が起こりにくい複合紡績糸となる。撚り係数Kが3.6未満である場合、糸に抵抗力が加わった場合に芯と鞘のずれが大きくなる傾向となり、5.0を超えると、製品とした場合の風合いが堅くなる傾向となる。
本発明の芯鞘構造複合紡績糸において、複合紡績糸中の鞘を構成する短繊維の含有率は、重量比率で60%以上であり、好ましくは70〜97%である。鞘を構成する短繊維の含有率が重量比率で97%を超える場合、鞘糸の巻き付き構造が顕著で綺麗な外観を呈するが、芯成分(長繊維)の特徴が低下する傾向となり、重量比率で60%未満の場合は、糸加工性が低下し、糸形態も鞘糸の巻き付き構造が緩くなるため、布帛を得る際の製編工程や製織工程での通過性が低下する傾向となる。
本発明はストレッチ性の長短複合糸の改良に特に好適であり、前述したように、ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸とからなる合撚糸を芯にし、鞘に短繊維を用いた芯鞘構造複合紡績糸を得ることで、伸長率及び回復率がともに良好な優れたストレッチ性の複合紡績糸を実現することができる。以下、かかるストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸の好ましい態様について説明する。
芯となる合撚糸の一方のフィラメント糸であるポリエステル系複合長繊維糸としては、少なくとも一層としてポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層を含むサイドバイサイド型複合または偏芯シースコア型複合のポリエステル系複合長繊維糸が好ましく、より好ましくは、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層と、ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層とがサイドバイサイド型または偏芯シースコア型に複合されたポリエステル系複合長繊維糸であり、とりわけ好ましくは、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層と、ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層とがサイドバイサイド型に複合されたポリエステル系複合長繊維糸である。
ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層は、エチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするエステルポリマーの層であり、エチレンテレフタレート単位以外の他のエステル結合を形成可能な共重合成分を20モル%以下の割合で含まれていてもよい。共重合可能な化合物として、たとえば、イソフタル酸、セバシン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、アジピン酸、シュウ酸、デカンジカルボン酸などのジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ε−カプロラクトンなどのヒドロキシカルボン酸、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ハイドロキノン、ビスフェノールAなどのジオール類が挙げられる。また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料などが添加されていてもよい。
ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層は、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするエステルポリマー(すなわち、テレフタル酸を主たる酸成分とし、1,3プロパンジオールを主たるグリコール成分として得られるポリエステル)の層であり、トリメチレンテレフタレート単位以外の他のエステル結合を形成可能な共重合成分が20モル%以下の割合で含まれていてもよい。共重合可能な化合物として、例えば、イソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマー酸、セバシン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などのジカルボン酸類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのジオール類が挙げられる。また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料などが添加されていてもよい。
その単糸断面形状は、サイドバイサイド型複合の場合、丸断面でもよいが、変形断面形状であることが好ましい。変形断面形状としては、まゆ形や雪だるま形のような非円形形状や、長円のような変形円形状が挙げられる。まゆ形や雪だるま形断面形状の場合には、略丸形状の各ポリマー層が連接された複合形状がとられる。
かかるポリエステル系複合長繊維糸におけるポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層/ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層の重量比率は、30/70〜70/30の範囲であることが好ましい。また、単糸繊度は、44〜145dtx程度が好ましい。
かかるポリエステル系複合長繊維糸は、潜在捲縮性を有することから、伸縮性(ゴム弾性)を有し、特に、回復率、耐薬品性、長期耐久性、寸法安定性がポリウレタン系弾性糸に比べて優れている。
一方、合撚糸の他方のフィラメント糸であるポリウレタン系弾性糸は、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレタンなどのポリウレタン系弾性材料からなり、通常の紡糸手段で得られたものが使用され、糸の太さは44〜145dtx程度が好ましい。ポリウレタン系弾性糸は極めて良好な伸長性を有するが、ポリエステル系複合長繊維糸に比べて、耐薬品性、長期耐久性、寸法安定性が劣る。
ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸とからなる合撚糸は、ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸を3〜5倍に伸長した状態で撚り数(インチ当り回数)5〜20回(好ましくは8〜16回)にて撚り合わせるのが適当である。また、撚り方向は、通常、S方向である。撚り数が5〜20回であれば、ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸間のすべりを高いレベルで防止でき、また、後工程(紡績工程)での芯を構成する当該合撚糸と鞘を構成する短繊維の交絡度合いが好ましい状態となり、ソフト感に優れた紡績糸が得られる。
なお、合撚糸におけるポリエステル系複合長繊維糸/ポリウレタン系弾性糸の重量比率は、布帛とした場合の伸長率、回復率の観点から、70/30〜95/5であるのが好ましく、より好ましくは80/20〜90/10である。
このようにして得られた合撚糸を、精紡機にて、1.1倍以上のテンションを加え、精紡機のフロントローラーから供給し、その周りを短繊維にてカバーリングして紡績する。このとき、紡績糸に加える撚りの方向をポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸の合撚糸の撚りの方向と逆方向(通常、Z方向)とすることで、抗ピリング性及びソフト感のいずれもが良好で、伸長率及び回復率がともに良好な優れたストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸を実現できる。
芯を構成するポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸の合撚糸に精紡機で加えるテンションが1.1倍未満であると、ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸との剥離が起こった状態で、精紡機のフロントローラーへ供給されるおそれがあり、かかる剥離状態でのフロントローラーへの供給がなされると、カバーリング状態の悪化や染めムラの原因となり、布帛とした場合の伸長率、回復率にも影響するため好ましくない。なお、精紡機で加えるテンションが高すぎる場合、精紡機のドラフト部にかかる負担が大きくなり、部品の消耗がおこり、品質不良の原因となるため、当該テンションは1.2倍以下であるのが好ましい。
前述したように、本発明の芯鞘構造複合紡績糸において、鞘を構成する短繊維は、特に限定はされないが、当該ストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸は、その伸長率及び回復率がともに良好な優れたストレッチ性を有するので、衣料用(特に、ジーンズ)に好適であり、従って、鞘を構成する短繊維は、綿、麻等の天然セルロース系繊維や、麻、キュプラ、ビスコースレーヨン、ポリノジックレーヨン等の再生セルロース系繊維等のセルロース系短繊維が好ましく使用される。
また、前述のとおり、本発明の複合紡績糸中の鞘を構成する短繊維の含有率は、適度な糸ムラ(鞘成分(短繊維)の特徴の発現性)と布帛を得る際の製編工程や製織工程での操業性の点から、重量比率で60%以上(好ましくは70〜97%)であるが、当該ストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸の場合、伸長率、回復率の点から、複合紡績糸中のセルロース系短繊維の含有率は重量比率で70〜90%がより好ましい。
当該ストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸の太さは、通常、英式綿番手で5〜30であり、好ましくは7〜30、より好ましくは8〜20である。また、当該ストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸の撚り数(実撚りの回数)は、基本的には、前記の式(1)で定義される撚り係数Kが前記の3.6〜5.0の範囲となる撚り数であるが、好ましくは、前記の式(1)で定義される撚り係数Kが4.0〜4.6の範囲となる撚り数である。
本発明の布帛は、本発明の芯鞘構造複合紡績糸を少なくともその一部に用いた布帛である。本発明でいう「布帛」とは、繊維より構成されたシート状物の総称であり、織物だけでなく、編物、不織布等も含む概念である。布帛は本発明の芯鞘構造複合紡績糸単独で構成されていても、本発明の芯鞘構造複合紡績糸と他の糸とで構成されていてもよい。なお、ポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸の合撚糸を芯とするストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸は織物に特に衣料用織物に最適である。
以下、実施例と比較例を示して本発明をより具体的に説明する。なお、本発明の範囲は下記の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例で得られた織物(布帛)の物性評価は次の方法で行った。
1.洗い前巾、重量、タテ縮率及びヨコ縮率
JIS L 1042 F−2T法(旧JIS規格)
2.タテ引張、ヨコ引張、タテ引裂、ヨコ引裂
JIS L 1096 ストリップ法(洗濯後)
3.伸長率(60秒後)、回復率(1時間後)
JIS L 1096 定荷重法(洗濯後)
4.抗ピリング性
複合紡績糸(長短複合繊維)を筒編みにしてJIS L 1076 A法(ICI形)にて試験
(実施例1)
ポリエステル系複合長繊維糸として、ポリトリメチレンテレフタレート層/ポリエチレンテレフタレート層=50/50のサイドバイサイド型複合繊維(56dtx 24フィラメント、東レ株式会社製のT−400)を用意し、ポリウレタン系弾性糸として、オペロンテックス社製スパンデックス(LYCRA、T127C、44dtx)を用意した。また、セルロース系短繊維として、綿100%の短繊維粗糸(紡出ゲレン 20.0g/30yd)を用意した。
まず、村田製作所社製合糸機608を用いて、スパンデックスを3.5倍にドラフトしたものと、ポリトリメチレンテレフタレート層/ポリエチレンテレフタレート層のサイドバイサイド型複合繊維(T−400)を引き揃えて合糸し、ダブルツイスターを用いてS方向に実撚9.5回/inchの撚りを加えて複合合撚糸とした。
この複合合撚糸を精紡工程におけるフロントローラー部へ1.19倍のテンションを加えて供給し、綿100%の短繊維粗糸(繊度:4.8マイクロネア)をバックローラーからフロントローラーへ供給し、Z方向へ、撚り係数K=4.5にて撚りを加え、英式綿番手で10番手のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸を製造した。
得られたストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸を緯糸に使用し、緯密度58の3/1R組織にて織物を作製した。
織物の特性は表1に示すとおりであり、優れた抗ピリング性を有し(毛羽が発生しにくく)、ソフト感に優れ、伸長率及び回復率がともに良好であった。
(比較例1)
芯にポリトリメチレンテレフタレート層/ポリエチレンテレフタレート層のサイドバイサイド型複合繊維(300dtx、東レ株式会社製のT−400)のみを用い、鞘に綿100%の短繊維粗糸(紡出ゲレン 20.0g/30yd)を使用し、ポリトリメチレンテレフタレート層/ポリエチレンテレフタレート層のサイドバイサイド型複合繊維(T−400)を精紡工程におけるフロントローラー部へ1.19倍のテンションを加えて供給し、綿100%の短繊維粗糸をバックローラーからフロントローラーへ供給し、Z方向へ、撚り係数K=4.5にて撚りを加えて、英式綿番手で10番手のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸を製造した。
得られたストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸を緯糸に使用し、緯密度58の3/1R組織にて織物を作製した。
織物の特性は表1に示すとおりであり、毛羽を発生しやすく、また、回復率は良好であるが、伸長率が劣るものであった。
(比較例2)
芯にオペロンテックス社製スパンデックス(LYCRA、T127C、44dtx)のみを用い、鞘に綿100%の短繊維粗糸(紡出ゲレン 20.0g/30yd)を使用し、スパンデックスを精紡工程におけるフロントローラー部へ3.5倍のドラフトを加えて供給し、綿100%の短繊維粗糸をバックローラーからフロントローラーへ供給し、Z方向へ、撚り係数K=4.5にて撚を加えて、英式綿番手で10番手のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸を製造した。
得られたストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸を緯糸に使用し、緯密度58の3/1R組織にて織物を作製した。
織物の特性は表1に示すとおりであり、毛羽を発生しやすく、伸長率は良好であるが回復率に劣るものであった。
Figure 2008297646
本発明の芯鞘構造複合紡績糸は抗ピリング性及びソフト感に優れるので、毛羽が発生しにくい、ソフトな風合いの布帛を提供できる。
また、特に、芯にポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸との合撚糸を使用したストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸では、糸の均整性、抗ピリング性及びソフト感に優れるだけでなく、伸長率及び回復率がともに良好な優れたストレッチ性を有し、しかも、長期耐久性にも優れている。よって、ストレッチ性の芯鞘構造複合紡績糸から得られる布帛は毛羽が発生せず、また、バランスのよい伸長率及び回復率を有するため、履きごこち、着ごこちのよい衣料製品を提供することが可能となる。

Claims (8)

  1. 芯が少なくとも2本以上のフィラメント糸の合撚糸であり、鞘が短繊維からなることを特徴とする、芯鞘構造複合紡績糸。
  2. 2本以上のフィラメント糸の合撚糸を、短繊維と引き揃えた後、前記2本以上のフィラメント糸の合撚糸の撚り方向とは逆方向の撚り方向に撚り合わせてなる、請求項1記載の芯鞘構造複合紡績糸。
  3. 請求項1又は2記載の芯鞘構造複合紡績糸であって、芯がポリエステル系複合長繊維糸とポリウレタン系弾性糸との合撚糸からなるストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸。
  4. ポリエステル系複合長繊維糸が、ポリトリメチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層とポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル層とからなる複合長繊維である、請求項3記載のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸。
  5. 鞘がセルロース系短繊維からなり、該セルロース系短繊維の含有率が重量比率で60%以上である、請求項3又は4記載のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸。
  6. 英式綿番手で5〜30番手の紡績糸である、請求項3〜5のいずれか1項記載のストレッチ性芯鞘構造複合紡績糸。
  7. 当該芯鞘構造複合紡績糸の撚り係数Kが3.6〜5.0の範囲である、請求項1〜6のいずれか1項記載の芯鞘構造複合紡績糸。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の芯鞘構造複合紡績糸を少なくとも一部に用いてなることを特徴とする布帛。
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