JP7164971B2 - ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法 - Google Patents

ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7164971B2
JP7164971B2 JP2018101682A JP2018101682A JP7164971B2 JP 7164971 B2 JP7164971 B2 JP 7164971B2 JP 2018101682 A JP2018101682 A JP 2018101682A JP 2018101682 A JP2018101682 A JP 2018101682A JP 7164971 B2 JP7164971 B2 JP 7164971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
polyester
dtex
highly crimped
highly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018101682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019206768A (ja
Inventor
弘子 倉谷
徹治 大林
優子 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Trading Co Ltd
Original Assignee
Unitika Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Trading Co Ltd filed Critical Unitika Trading Co Ltd
Priority to JP2018101682A priority Critical patent/JP7164971B2/ja
Publication of JP2019206768A publication Critical patent/JP2019206768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7164971B2 publication Critical patent/JP7164971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

本発明は、ポリエステル高捲縮加工糸に関する。さらに本発明は、こうしたポリエステル高捲縮加工糸を含む織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法に関する。
従来、異形断面形状を有するマルチフィラメントを仮撚加工してなる加工糸が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2013-204196号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を用いた場合は、高級感のあるピーチ調触感(ピーチタッチ)に乏しい場合がある。ここで、ピーチタッチを向上させるためにマルチフィラメントの単糸繊度を細くすることが考えられる。しかし、細繊度のものを用いた場合は、ストレッチ性を向上させるために高い捲縮を付与すると、毛羽立ちが発生し風合いに劣るという問題がある。
本発明者は、上記の様な課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の断面形状を有する構成繊維からなる捲縮加工糸は、ピーチタッチに優れることを目的として構成繊維を細繊度ものにしているにもかかわらず、ストレッチ性を付与することを目的として高捲縮を付与しても、毛羽立ちが抑制され、風合いに優れることを知見し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の(1)~()を要旨とする。
(1)構成繊維の単糸繊度が0.20~1.20dtexであり、前記構成繊維の異形度が45~65%の範囲にあり、捲縮率が60%以上であり、強度が2.5cN/dtex以上であり、下記より測定された毛羽個数が、両端面で5個以下であることを特徴とする、ポリエステル高捲縮加工糸。
(毛羽個数の測定方法)
得られたポリエステル高捲縮加工糸を、円筒形状のチーズ(サイズ:径74mm×高さ180mm)に綾角13度、かつ捲き硬度75度の条件で、ストレート捲きにて、捲き量1kgで捲き取りとる。このチーズを暗室(幅90cm、高さ75cm、奥行き45cm)中で750ルクスの照明下で照らし、チーズの両端面の毛羽を目視にて観察し、その毛羽個数をカウントする。
(2)前記構成繊維が、単糸を繊維の長手方向に対して垂直に切断した断面形状が3~6個の突起部を有する異形断面形状を呈するものであることを特徴とする、(1)のポリエステル高捲縮加工糸。
(3)伸縮復元率が40~55%の範囲である、(1)または(2)のポリエステル高捲縮加工糸。
(4)(1)~()の何れかのポリエステル高捲縮加工糸を含む織編物。
(5) (1)~(3)の何れかに記載のポリエステル高捲縮加工糸を製造する方法であって、
単糸繊度が0.25~1.80dtexであり、かつ異形度が20~60%であるポリエステル高配向未延伸糸を準備し、
前記ポリエステル高配向未延伸糸に対し、1.15~1.50倍の延伸倍率、31000~3000の仮撚係数、かつ160~220℃の温度で延伸仮撚加工する、高捲縮加工糸の製造方法。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、構成繊維が特定の断面を有するものであるために、ピーチタッチに優れることを目的として構成繊維を細繊度ものにしているにもかかわらず、ストレッチ性を付与することを目的として高捲縮を付与しても、毛羽立ちが抑制され、風合いに優れる。さらに、高い捲縮が付与され、単糸繊度が細く、特定の異形断面形状を有することの相乗効果により、いわゆる毛細管現象が発現するとともに、毛羽が抑制されることから水との接触が妨げられ難いために、長時間の吸水性にも優れる。また、本発明のポリエステル高捲縮加工糸の製造方法によれば、構成繊維が特定の断面形状を有するために、仮撚温度を過度に高くすることなく捲縮を付与することができる。
本発明の異形度の求め方を説明する模式図である。 本発明のポリエステル高捲縮加工糸の製造方法の一実施態様を示す概略工程図である。 実施例1における、供給糸としてのポリエステル高配向未延伸糸の断面写真(倍率:400倍)である。 実施例1で得られた本発明のポリエステル高捲縮加工糸の断面写真(倍率:400倍)である。 実施例2および3における、供給糸としてのポリエステル高配向未延伸糸の断面写真(倍率:400倍)である。 実施例2で得られた本発明のポリエステル高捲縮加工糸の断面写真(倍率:400倍)である。 実施例3で得られた本発明のポリエステル高捲縮加工糸の断面写真(倍率:400倍)である。
以下、本発明について詳細に説明する。
[ポリエステル高捲縮加工糸]
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、構成繊維の単糸繊度が0.20~1.20dtexであり、前記構成繊維の断面形状の異形度が45~65%の範囲にあるものである。本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、特定の捲縮率、および毛羽個数を満足する。
構成繊維の単糸繊度が0.20~1.20dtexであり、0.30~1.10dtexであることが好ましく、0.40~1.00dtexであることがさらに好ましい。0.20dtex未満であると、糸切れ等のトラブルが発生し易く加工性に乏しくなり、1.20dtexを超えると、ピーチタッチ、風合い、長時間の吸水性に乏しくなる。
構成繊維の総繊度は、特に限定されるものではないが、20~150dtexであることが好ましく、30~120dtexであることがより好ましい。20dtex以上であると、ハリコシ感のある風合いにいっそう優れるものとなり、150dtex以下であると、フィラメント同士が重なり過ぎることがなく、毛細管現象にいっそう優れるために長時間の吸水性により優れるものとなる。
構成繊維のフィラメント数は、特に限定されるものではないが、例えば12~750本であることが好ましい。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸の構成繊維が、単糸を繊維の長手方向に対して垂直に切断した断面形状が3~6個の突起部を有する異形断面形状を呈するものであることが好ましい。3~6個の突起部を有する異形断面形状であることにより、いっそう優れた風合い、ピーチタッチ、長時間の吸水性を発現させることができる。さらに本発明においては、突起部を有することにより、単糸繊度を細くしているにも関わらず、毛羽が抑制されるという効果が奏される。これは、例えば延伸仮撚工程時、製織編工程時または後加工時などにおいて、付与される外力が突起部へ分散され易いからであると推測される。なかでも、突起部の個数は3~4個であることが好ましく、3個であることがより好ましい。突起部の数が3個未満の場合は突起部が過少であり、一方突起部の数が6個を超えると丸断面に近くなることから、いっそう優れた風合い、ピーチタッチ、吸水性を達成し難くなる
構成繊維の横断面形状の異形度は45~65%であり、48~60%であることが好ましく、50~55%であることがより好ましい。構成繊維の異形度が45%未満であると、突起部の高さが低すぎて付与される外力が分散され難く、毛羽立ちが発生し、風合い、ピーチタッチ、長時間の吸水性に乏しく、65%を超えると表面の凹凸が出すぎてしまい、風合い、ピーチタッチに劣るものとなってしまう。
本発明における異形度について、図1を参照して説明する。すなわち異形度とは、異形断面形状における外接円の直径Rと内接円の直径rの比から、下記式より求める。ここで、異形断面形状において、形状の外部の点に接し(外接し)て描ける円のうち、最も多くの点に外接して描ける円であって、最も直径の小さい円を外接円とし、形状の内部に3点以上接し(内接し)て描ける円のうち、最も直径の大きい円を内接円という。本発明における異形度は、全構成繊維の平均値が採用される。
(異形度)(%)=[(R-r)/R]×100(%)
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、仮撚加工が施されている。仮撚加工が施されていることにより、原糸の状態と比較して、捲縮が付与されることで嵩高性およびストレッチ性に富むという効果が奏される。一方で、単糸繊度を細いものとし、これに高い捲縮を付与した場合は、毛羽立ちが発生となる問題があるが、本発明においては、構成繊維が特定の異形断面形状を有するために、付加される応力が分散され易くなり、毛羽立ちが抑制されるという効果が奏される。
さらに、本発明においては、ポリエステル高捲縮加工糸が異形断面形状であることにより、仮撚捲縮糸であることと単繊維の断面形状との相乗効果により、ピーチタッチ、風合い、長時間の吸水性とすることができる。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸を構成するポリエステルとしては、特に限定されるものではないが、例えば、エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられる。詳しくは、例えば、PET中では、繰り返し単位としてエチレンテレフタレートが、全繰り返し単位に対し90モル%以上占めることが好ましい。本発明の目的を損なわない範囲で、第三成分(共重合成分)として、各種ジカルボン酸成分、各種脂肪族グリコールなどが共重合されていてもよい。または、使用後回収されたポリエステルから得られた再生ポリエステルであってもよい。
ポリエステル高捲縮加工糸の捲縮率は55%以上であり、60%以上であることが好ましい。捲縮率が55%以上であることで、嵩高性、ストレッチ性に優れるものとなる。なお、捲縮率の上限は特に限定されるものではないが、70%以下であると過度に高捲縮とならないために、加工糸の毛羽の発生など加工工程での問題をいっそう抑制でき、さらにストレッチ性が過度に高くならないために、しなやかさにより優れるために好ましい。捲縮率の測定方法については、実施例において後述する。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、毛羽の発生が抑制されるために、毛羽個数がチーズ両端面で5個以下の範囲を充足する。毛羽個数は3個以下であることが好ましく、0個であることがより好ましい。毛羽の発生が抑制されるために風合い、ピーチタッチに優れる。さらに、毛羽が抑制されると、後述のような本発明の織編物において微起毛タッチが抑制されて、水と織編物との接触面積が低減され難く表面張力が発現し難いために、長時間の吸水性にも優れるという効果が奏される。毛羽個数の測定方法については、実施例にて後述する。
本発明のポリエステル高撚捲縮加工糸には、本発明の効果を損なわない範囲で、酸化チタン等の艶消し剤、または各種添加剤(例えば、帯電防止剤、抗菌剤、消臭剤等)が含有されていてもよい。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、上記したように、ストレッチ性に優れるものであり、たとえば、伸縮復元率が40~55%の範囲であることが好ましく、45~50%の範囲であることがより好ましい。伸縮復元率が40%以上であると、ストレッチ性にいっそう優れるものとなり、55%以下であるとストレッチ性が過度に高くならず、しなやかさにいっそう優れる。伸縮復元率の測定方法については、実施例において後述する。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は強度に優れるものであり、その強度は2.5cN/dtex以上であることが好ましい。従来技術においては、フィラメントに高捲縮を付与する場合の加工温度を高くした場合は、構成繊維の単糸繊度が細繊度であると強度に乏しく、毛羽が発生し易い傾向にある。しかし、本発明のポリエステル高捲縮加工糸においては、構成繊維の単糸繊度が細繊度であるために、例えば丸断面のものと比較すると捲縮が付与されやすいことから、加工温度を過度に高くする必要がなく、強度低下、毛羽発生が抑制される。
[織編物]
本発明の織編物は、上記のような本発明のポリエステル高捲縮加工糸を含むものであり、全構成繊維中に20質量%以上含んでなることが好ましく、50質量%以上含むことがより好ましく、80質量%以上含むことがさらに好ましく、100質量%含むことが特に好ましい。
本発明の織編物は上記のような本発明のポリエステル高捲縮加工糸を含むために、長時間の吸水性に優れる。本発明の織編物において、JIS-L1018Bのバイレック法に従って測定された吸水性が、3分後で8秒以上、かつ10分後で12秒以上であることが好ましく、3分後で9秒以上、かつ10分後で13秒以上であることがより好ましい。吸水性の測定方法については、実施例において後述する。
本発明の織編物が織物である場合、そのカバーファクター(CF)は、特に限定されるものではないが2000~3500であることが好ましい。カバーファクター(CF)とは、織編物の粗密を数値化したものであり、以下の式により算出される。ここで、式中、Dは経糸の総繊度を示す。Eは緯糸の総繊度を示す。
CF=D1/2×経糸密度(本/2.54cm)+E1/2×緯糸密度(本/2.54cm)
本発明の織編物が編物である場合、表面密度は、特に限定されるものではないが、30~80コース/2.54cmかつ30~70ウェール/2.54cmであることが好ましい。
織編物の組織としては特に限定されず、適宜の組織(織物であれば平織、綾織、朱子織、必要に応じて多重組織、編物であれば丸編の天竺、スムース、経編のトリコット、必要に応じて多重組織)を採用することができる。
本発明の織編物においては、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の繊維(例えば、綿又は麻などの天然繊維、ナイロンなどの合成繊維、レーヨン等の再生繊維などを混用することができる。特に風合いの観点からは、綿又は麻との混用が好ましく、杢調をより向上させるためには弾性糸との混用が好ましい。また本発明の織編物には、柔軟剤、制電剤、又は撥水剤等を用いた各種の加工が施されてもよい。
[高捲縮加工糸の製造方法]
本発明の高捲縮加工糸の製造方法の一例について、以下に述べる。本発明の製造方法は、単糸繊度が0.25~2.80dtexであり、かつ異形度が20~60%であるポリエステル高配向未延伸糸を準備し、前記ポリエステル高配向未延伸糸に対し、1.15~1.50倍の延伸倍率、26000~38000の仮撚係数、かつ160~220℃の温度で延伸仮撚加工するものである。
供給糸としてのポリエステル高配向未延伸糸は、単糸を繊維の長手方向に対して垂直に切断した断面形状が、異形度が20~60%、好ましくは20~55%、さらに好ましくは25~40%であるマルチフィラメントである。ポリエステル高配向未延伸糸は、単糸を繊維の長手方向に対して垂直に切断した断面形状が、好ましくは3~6個、さらに好ましくは3~4個、より好ましくは3個の突起部を有する異形断面形状を呈するものである。
ポリエステル高配向未延伸糸を得る手法としては特に限定されないが、例えばPETなどのポリエステルを用い、単糸断面が上記のような突起部を有する異形断面形状となる特殊ノズルを用い、紡糸温度270~300℃で紡糸し、冷却した後、その表面に油剤を付与し、紡速2,000~4,000m/分の速度で引き取りローラに引取るような紡糸方法により得られる。PETには、必要に応じて酸化チタン等の微粒子を含有させてもよい。また、供給糸としてのポリエステル高配向未延伸糸の異形断面形状は、回転対称形であることが好ましい。
ポリエステル高配向未延伸糸の単糸繊度は、ポリエステル仮撚捲縮糸の単糸繊度を上記範囲(0.20~1.20dtex)とするためには、0.25~1.80dtexであり、0.35~1.70dtexが好ましく、0.50~1.60dtexがより好ましい。また、総繊度は特に限定されるものではないが、ポリエステル仮撚捲縮糸の総繊度を上記範囲(20~150dtex)とするために、24~255dtexであることが好ましく、22~200dtexであることがより好ましい。
次いで、ポリエステル高配向未延伸糸に延伸仮撚加工を施す。
延伸倍率は、1.15~1.50倍が好ましく、1.25~1.40倍がより好ましい。延伸倍率が1.15倍未満であると糸切れが発生し、1.50倍を超えると毛羽発生を抑制することができない。
延伸仮撚加工におけるヒーター温度は、160~220℃であり、170~200℃であることが好ましい。ヒーター温度が上記範囲未満であると、十分な捲縮が付与し難く、また上記範囲を超えると、毛羽発生を抑制することができず、風合いが悪くなるとともに、得られたポリエステル高捲縮加工糸の強度が低下する。
延伸仮撚加工の加工速度は、特に限定されるものではないが、90~200m/分が好ましい。
加撚の度合い、すなわち仮撚係数は26000~38000であり、27000~37500が好ましく、29000~37000がより好ましく、30000~36000であることがさらに好ましい。
仮撚係数とは、K=T×D1/2なる式で算出されるものである。なお、式中において、Kは仮撚係数、Tは仮撚数(T/M)、Dはポリエステル高配向未延伸糸の総繊度(dtex)である。
本発明においては、仮撚係数が上記範囲であることで、高捲縮が付与できるにも関わらず毛羽立ちを抑制することができ、風合いおよびピーチタッチに優れ、長時間の吸水性を維持することができる。つまり、仮撚係数が26000未満であると、捲縮が低く、風合いおよびピーチタッチに劣る。さらに、構成繊維同士間の空隙が低減されるために、長時間の吸水性を維持することができない。一方、仮撚係数が38000を超えると、毛羽立ちが発生しやすく、風合いおよびピーチタッチに劣る。
本発明においては、供給糸として、構成繊維の特定の異形断面形状を有するものを使用するとともに、特定条件の延伸仮撚加工を施すことが肝要である。これにより、構成繊維の各々が上記特定の異形度を有するものとなり、毛羽立ちが抑制され、風合い、ピーチタッチ、長時間の吸水性に優れた本発明のポリエステル高捲縮加工糸を得ることができる。詳しくは、本発明の製造方法における延伸仮撚加工条件は、異形度が低い供給糸に延伸仮撚加工を施した場合は異形度が増加し難いという穏やかな条件であるが、特定範囲の異形度を有する供給糸に延伸仮撚加工を施した場合は、構成繊維の異形度が適切に増して45~65%という特定範囲の異形度を達成することができ、上記したように、延伸仮撚加工時などに表面付与される外力が分散され易くなるために毛羽立ちが抑制され、風合い、ピーチタッチ、長時間の吸水性に優れた本発明のポリエステル高捲縮加工糸を得ることができる。
次に、本発明のポリエステル高捲縮加工糸の製造方法を、図2に基づいて説明する。図2は、本発明の製造方法の一実施態様を示す工程概略図である。供給糸(ポリエステル高配向未延伸糸)に対しては、供給ローラ1と第1引取ローラ4との間で、ヒーター2と仮撚装置3を用いて、上記の特定の延伸仮撚条件下で捲縮加工が施され、本発明のポリエステル高捲縮加工糸が得られる。次いで、第1引取ローラを経て巻取ローラ5によりパッケージ6に巻き取られる。
仮撚装置としては、特に限定されるものではないが、主にピン仮撚装置が挙げられる。
本発明のポリエステル高捲縮加工糸は、ストレッチ性、毛羽が抑制された良好な風合い、ピーチタッチ、長時間の吸水性が要望されるような衣料分野(例えば、スポーツウェア、レディース、ユニフォームのような一般衣料など)において好適に用いられ、特に春夏用の衣料用途に好ましく用いられる。
以下、実施例に従って本発明を具体的に説明する。本発明はこの実施例に限定されない。本発明の実施例における測定方法、又は評価方法は、以下の通りである。
繊度
JIS L1013 8.3.1のB法(簡便法)に従って測定した。
異形度
オリンパス株式会社製「BH2-UMF」を用いて、フィラメントの断面形状を観察した(倍率400倍)。異形断面形状において、形状の外部の点に接し(外接し)て描ける円であって、最も直径の小さい円を外接円とし、形状の内部に接し(内接し)て描ける円であって、最も直径の大きい円を内接円とした。そして、下記式により異形度を求めた。全構成繊維の平均値を異形度とした。
(異形度)(%)=[(R-r)/R]×100
R:異形断面形状における外接円の直径、r:異形断面形状における内接円の直径
毛羽個数
得られたポリエステル高捲縮加工糸を、円筒形状のチーズ(サイズ:径74mm×高さ180mm)に綾角13度、かつ捲き硬度75度の条件で、ストレート捲きにて、捲き量1kgで捲き取った。このチーズを暗室(幅90cm、高さ75cm、奥行き45cm)中で750ルクスの照明下で照らし、チーズの両端面の毛羽を目視にて観察し、その毛羽個数をカウントした。
捲縮率
枠周1.125mの検尺機を用いて巻き数5回で試料をカセ取りした後、カセを室温下フリー状態でスタンドに一昼夜吊り下げた。次に、カセに0.000147cN/dtexの荷重を掛けたまま沸水中に投入し30分間湿熱処理し、その後カセを取り出し、水分を濾紙で軽く取り、室温下フリー状態で30分間放置した。そして、カセに0.000147cN/dtexの荷重及び0.00177cN/dtexの荷重を掛け、長さXを測定する。続いて、0.000147cN/dtexの荷重は掛けたまま、0.00177cN/dtexの荷重に代えて0.044cN/dtexの荷重を掛け、長さYを測定した。その後、捲縮率(%)=(Y-X)/Y×100なる式に基づき、算出した。捲縮率の測定は、試料の5本について行い、それぞれの平均をその糸の捲縮率とした。
伸縮復元率
JIS L-1013に準じ、90℃×30分湿熱処理を施したものを測定した。
強度
JIS L-1013に準じ、定速伸長形オートグラフ(島津製作所製 商品名「AGS-5KNG」)を用いて試験条件試料長200mm、引張りスピード200mm/分で測定した。
伸度
JIS L-1013に準じ、定速伸長形オートグラフ(島津製作所製 商品名「AGS-5KNG」)を用いて試験条件試料長200mm、引張りスピード200mm/分で測定した。
吸水性評価(バイレック法)
JIS-L1018Bに準じ、下記のようにして得られた巾2.5cmの筒編地の一端を水に浸し3分後、10分後に吸い上げた水の高さを測定した。3分後、10分後の測定結果を対比することで、長時間の吸水性を評価した。
<筒編生機作成法>
英光産業社製の筒編機(釜径:3.5インチ、針本数:260N)を用いて約40cm程度の筒編生機を作成し下記条件で精練を行い、吸水性評価を行った。
(精練条件)
精練剤:サンモールFL(日華化学株式会社製)1g/L
処理条件:80℃×20分
官能評価(風合い)
得られた織物に対し、目視と触感より下記の基準で風合いを評価した。
○:毛羽立ちとしなやかさに優れ良好である。
△:毛羽立ちとしなやかさはふつうである。
×:毛羽立ちとしなやかさの少なくとも一方が劣る。
官能評価(ピーチ調触感)
得られた織物に対し、触感により下記の基準で風合いを評価した。
○:ピーチ触感に優れ良好である。
△:ピーチ触感は普通である。
×:ピーチ触感に劣る
なお、上記の官能評価は、以下のようにして得られた織物に対して行った。すなわち、得られたポリエステル高捲縮加工糸に対し、Z-500T/Mの追撚を施した。そして、実施例1~3および比較例1、比較例4~7においては、経糸密度190本/2.54cmかつ緯糸密度140本/2.54cm、比較例2においては、経糸密度215本/2.54cmかつ緯糸密度153本/2.54cm、比較例8においては、経糸密度130本/2.54cmかつ緯糸密度95本/2.54cmで、ツイル織物を試作した。
得られた生機を80℃×20分間精練した後、分散染料(ダイスター社製「Dianix Blue UN-SE」)を用いて1.0%omf、130℃×30分間の条件で染色し、170℃で20秒間仕上げセットして評価用の織物を得た。
(実施例1)
伸度100%、単糸繊度1.0dtex、異形度が55%であり、三つの突起部を有する断面形状のポリエステル高配向未延伸糸72(dtex72フィラメント)を供給糸条として用い、図2に示す工程に従い、表1の糸加工条件下で本発明のポリエステル高捲縮加工糸(56dtex72フィラメント)を得た。なお、図3は実施例1の供給糸の断面写真であり(オリンパス株式会社製「BH2-UMF」を用いて、400倍で撮影)、図4は、実施例1で得られた本発明のポリエステル高捲縮加工糸の断面写真である。
(実施例2)
実施例1の素材をリサイクルPETに変えて伸度100%、単糸繊度1.0dtex、異形度が55%であり、三つの突起部を有する断面形状のポリエステル高配向未延伸糸(72dtex72フィラメント)を供給糸条として用いた以外は、実施例1と同じ加工法及び仮撚条件下で本発明の高捲縮加工糸(56dtex72フィラメント)を得た。なお、リサイクルPETとして、回収されたPETボトルをリペットすることにより得られたリサイクルポリエステルチップ(「ウツミリサイクルシステムズ株式会社製 商品名:UK-31」)を用いた。
なお、図5は実施例2および後述の実施例3の供給糸の断面写真であり、図6は、実施例2で得られた本発明のポリエステル高捲縮加工糸の断面写真である。断面写真は、オリンパス株式会社製「BH2-UMF」を用いて、400倍で撮影した。
(実施例3)
実施例2と同じ供給糸条及び加工法を用い、表1に示した条件下にて、ポリエステル高捲縮加工糸(56dtex72フィラメント)を得た。図7は、実施例3で得られた本発明のポリエステル高捲縮加工糸の断面写真である(オリンパス株式会社製「BH2-UMF」を用いて、400倍で撮影)。
Figure 0007164971000001
(比較例1)
表1に示したように、仮撚時の仮撚温度を高く設定する以外は、実施例3と同じ条件で56dtex72フィラメントの捲縮加工糸を得た。
(比較例2)
表1に示したように、仮撚時の延伸倍率を高く設定する以外は、実施例3と同じ条件で45dtex72フィラメントの捲縮加工糸を得た。
(比較例3)
表1に示したように、仮撚時の延伸倍率を低く設定する以外は、実施例3と同じ加工条件でおこなった。
(比較例4)
表1に示したように、仮撚時の仮撚数を高く設定する以外は、実施例3と同じ条件下で56dtex72フィラメントの捲縮加工糸を得た。
(比較例5)
表1に示したように、仮撚時の仮撚数を低く設定する以外は、実施例3と同じ条件下で捲縮加工糸(56dtex72フィラメント)を得た。
(比較例6)
伸度100%、単糸繊度1.0dtexの丸断面のポリエステル高配向未延伸糸(72dtex72フィラメント)を供給糸条として用いた以外は、実施例1と同じ加工法及び仮撚条件下で捲縮加工糸(56dtex72フィラメント)を得た。
(比較例7)
伸度100%、単糸繊度2.0dtex、異形度が35%であり、三つの突起部を有する断面形状のポリエステル高配向未延伸糸(72dtex36フィラメント)を供給糸条として用い以外は(突起部の高さを実施例1より低くした)、表1に示したように実施例1と同じ加工法及び仮撚条件下(但し、仮撚係数を同じにしたことで仮撚数は減少)で捲縮加工糸(56dtex36フィラメント)を得た。
(比較例8)
単糸繊度を3.5dtex、異形度が59%で、あり、三つの突起部を有する断面形状のポリエステル高配向未延伸糸(167dtex48フィラメント)を供給糸条として用い以外は、表1に示したように実施例1と同じ加工法及び仮撚条件下(但し、仮撚係数を同じにしたことで仮撚数は減少)で捲縮加工糸(120dtex48フィラメント)を製造した。
表1に評価結果をまとめて示す。
実施例1から3で得られた筒編染色地及び織物は、本発明を満足する糸質特性を備えた仮撚加工糸であることから、単糸繊度が細いにも関わらず、強度低下せず、単糸切れすることなく毛羽立ちが抑制されていた。さらに、織物の風合いがしなやかでピーチ触感と高いストレッチ性を表現でき、長時間の吸水性にも優れるものであった。
図4、6および7から理解できるように、実施例3においては、実施例1および2と比較すると、仮撚係数が好ましい範囲で高いために、構成繊維の異形度が高く、繊維間の空隙も大きいものであった。そのため、長時間の吸水性にいっそう優れるものであった。
比較例1は仮撚温度が高すぎたため、多少の単糸切れが発生し、さらにチーズ毛羽が発生した。さらに織物にした際に風合いに劣るものであった。
比較例2は延伸倍率が高すぎたため、多少の単糸切れが発生し、さらにチーズ毛羽が発生した。さらに織物にした際に風合い劣るものであった。
比較例3は延伸倍率が低すぎたため、糸切れが多発し、加工糸を採取することができなかった。
比較例4は仮撚係数が高すぎたため、毛羽立ちが発生し、風合い、ピーチタッチに劣るものとなった。
比較例5は仮撚係数が低すぎたため、捲縮率が低くなり、伸縮復元率も低くなった。さらに毛羽立ちが発生し、ピーチタッチにも乏しく、長時間の吸水性にも劣るものであった。
比較例6は断面形状が丸断面である供給糸を用いたため、得られた加工糸は異形度が0%となり、単糸繊度は細いが凹凸感に欠け、毛羽立ちにも劣るものであった。さらに長時間の吸水性にも劣るものであった。
比較例7は単糸繊度が太すぎ、異形度が過小であったため、ストレッチ感もなく平たくきしみ感がありピーチタッチにも劣った。さらに長時間の吸水性にも劣るものであった。
比較例8は異形度が過大であり、単糸繊度のバラツキも大きすぎたため、きしみ感がありピーチタッチにも劣った。
1 供給ローラ
2 ヒーター
3 仮撚装置
4 第1引取ローラ
5 巻取ローラ
6 パッケージ

Claims (5)

  1. 構成繊維の単糸繊度が0.20~1.20dtexであり、
    前記構成繊維の異形度が45~65%の範囲にあり、
    捲縮率が60%以上であり、
    強度が2.5cN/dtex以上であり、
    下記より測定された毛羽個数が、両端面で5個以下であることを特徴とする、ポリエステル高捲縮加工糸。
    (毛羽個数の測定方法)
    得られたポリエステル高捲縮加工糸を、円筒形状のチーズ(サイズ:径74mm×高さ180mm)に綾角13度、かつ捲き硬度75度の条件で、ストレート捲きにて、捲き量1kgで捲き取りとる。このチーズを暗室(幅90cm、高さ75cm、奥行き45cm)中で750ルクスの照明下で照らし、チーズの両端面の毛羽を目視にて観察し、その毛羽個数をカウントする。
  2. 前記構成繊維が、単糸を繊維の長手方向に対して垂直に切断した断面形状が3~6個の突起部を有する異形断面形状を呈するものであることを特徴とする、請求項1に記載のポリエステル高捲縮加工糸。
  3. 伸縮復元率が40~55%の範囲である、請求項1または2に記載のポリエステル高捲縮加工糸。
  4. 請求項1~の何れかに記載のポリエステル高捲縮加工糸を含む、織編物。
  5. 請求項1~3の何れかに記載のポリエステル高捲縮加工糸を製造する方法であって、単糸繊度が0.25~1.80dtexであり、かつ異形度が20~60%であるポリエステル高配向未延伸糸を準備し、
    前記ポリエステル高配向未延伸糸に対し、1.15~1.50倍の延伸倍率、31000~3000の仮撚係数、かつ160~220℃の温度で延伸仮撚加工する、高捲縮加工糸の製造方法。
JP2018101682A 2018-05-28 2018-05-28 ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法 Active JP7164971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018101682A JP7164971B2 (ja) 2018-05-28 2018-05-28 ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018101682A JP7164971B2 (ja) 2018-05-28 2018-05-28 ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019206768A JP2019206768A (ja) 2019-12-05
JP7164971B2 true JP7164971B2 (ja) 2022-11-02

Family

ID=68768368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018101682A Active JP7164971B2 (ja) 2018-05-28 2018-05-28 ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7164971B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166119A (ja) 2001-11-26 2003-06-13 Teijin Ltd ポリエステルマルチ繊維
JP2005188003A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Kanebo Ltd 透明芯地用基布およびその製造方法
JP2017218698A (ja) 2016-06-08 2017-12-14 東レ株式会社 極細扁平仮撚糸
WO2017221934A1 (ja) 2016-06-21 2017-12-28 三菱ケミカル株式会社 扁平断面捲縮糸、該捲縮糸の製造方法及び該捲縮糸を含む織編物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51130321A (en) * 1975-05-08 1976-11-12 Teijin Ltd A process for manufacturing crimped polyester filaments
JP2575533B2 (ja) * 1990-11-27 1997-01-29 帝人株式会社 非毛羽状吸水性極細仮撚加工糸
JP3842895B2 (ja) * 1997-08-26 2006-11-08 日本エステル株式会社 ポリエステル極細マルチフィラメントの溶融紡糸方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166119A (ja) 2001-11-26 2003-06-13 Teijin Ltd ポリエステルマルチ繊維
JP2005188003A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Kanebo Ltd 透明芯地用基布およびその製造方法
JP2017218698A (ja) 2016-06-08 2017-12-14 東レ株式会社 極細扁平仮撚糸
WO2017221934A1 (ja) 2016-06-21 2017-12-28 三菱ケミカル株式会社 扁平断面捲縮糸、該捲縮糸の製造方法及び該捲縮糸を含む織編物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019206768A (ja) 2019-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2562299A1 (en) Bulking yarn and wound yarn for production of woven or knit fabric, woven or knit fabric, and production method for same
JPWO2018216572A1 (ja) 多層構造布帛および繊維製品
JP5222492B2 (ja) 芯鞘構造複合紡績糸及び布帛
JP2008248402A (ja) 長短複合紡績糸の製造方法
JP2009046795A (ja) 織物とそれを用いた衣服
JP2005179849A (ja) 保温性に優れた織物及びユニフォーム
JP2021183732A (ja) ポリエステル仮撚糸および編織物
JP7164971B2 (ja) ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法
KR100616223B1 (ko) 신축성 복합가연사 및 그 제조방법
JP6247414B1 (ja) 混繊交絡糸、その製造方法、及び混繊交絡糸を用いた織編物
JP4497648B2 (ja) 複合弾性糸及びその製造方法
JP7193912B2 (ja) 吸水性編物
JP6014010B2 (ja) 抗ピリング性に優れた双糸およびそれを用いた編物
JP4418281B2 (ja) ポリアミド混繊糸及び織編物
JP7144168B2 (ja) ポリエステル混繊糸、織編物、及びポリエステル混繊糸の製造方法
JP7367407B2 (ja) 複合仮撚加工糸及びそれからなる織編物
JPH05125635A (ja) 縫 糸
JP2018062714A (ja) 吸水速乾性織編物
JP5298553B2 (ja) 混繊糸及びそれを用いた織編物
JP2009299244A (ja) 仮撚加工糸及びその製造方法
JP4395948B2 (ja) 低収縮ポリエステル糸およびそれからなるポリエステル混繊糸
JP5183179B2 (ja) 複合加工糸の製造方法
JP4189288B2 (ja) 特殊断面仮撚加工糸の製造方法
JP4228504B2 (ja) 混繊糸からなる織編物
JP2006283215A (ja) ポリ乳酸系複合混繊糸及び織編物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7164971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150