JP2008287064A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主被写体に対して非合焦な撮影画像を取得する確率を低下させることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】撮像装置1Aは、撮影光学系から入射される被写体像に関する撮影画像を取得する2枚の撮像素子5,7と、撮影画像における主被写体を検出する主被写体検出部122と、撮影領域に設定された測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて合焦制御を行う位相差AF制御部121と、測距エリアに主被写体が存在するか否かを判定する判定部123と、判定部123によって測距エリアに主被写体が存在しないと判定された場合は、主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御を行う警告制御部126とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に関する。
デジタルカメラにおいては、撮像素子から取得される画像信号に基づいてコントラスト方式による自動合焦(AF)動作(「コントラストAF」とも称する)を実行する技術が存在する。例えば、特許文献1には、撮影画面内における被写体の顔領域を特定し、当該顔領域を含む測距エリアにおける画像信号に基づいてコントラストAFを実行する技術が記載されている。
一方、近年、急速に普及しているデジタル一眼レフカメラ(DSLR)では、AF手法として、位相差検出方式のAF手法(以下、「位相差AF」とも称する)が採用されている。
位相差AFは、画角内すなわち撮影領域に設定された測距エリアにおける被写体光に基づいて、フォーカスレンズの合焦位置を算出するものである。
特開2006−227080号公報
しかしながら、上記の位相差AFの測距エリアは、撮影領域において予め定められた領域に固定的に設定されているため、撮影者(「ユーザ」とも称する)によって決定された構図において、測距エリアに主被写体が含まれない場合は、上記特許文献1の技術のように主被写体に合焦した適切な撮影画像を取得することができない可能性がある。
また、このような問題は、デジタル一眼レフカメラだけでなく、AF手法として位相差AFを備えるデジタルカメラにおいて一般的に発生し得る。
そこで、本発明は、主被写体に対して非合焦な撮影画像を取得する確率を低下させることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、撮像装置であって、被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、合焦対象として設定されている主被写体を前記撮影画像から検出する被写体検出手段と、撮影領域の所定位置に設定された測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて位相差合焦制御を行う第1の合焦手段と、前記被写体検出手段で前記主被写体が検出された場合において、前記測距エリアに前記主被写体が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記測距エリアに前記主被写体が存在しないと判定された場合は、前記主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の側面は、撮像装置であって、被写体像に関する第1の撮影画像を本撮影時に取得する第1の撮像素子と、前記被写体像に関する第2の撮影画像を本撮影前に取得する第2の撮像素子と、合焦対象として設定されている主被写体を前記第2の撮影画像から検出する被写体検出手段と、撮影領域の所定位置に設定された測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて位相差合焦制御を行う第1の合焦手段と、前記被写体検出手段で前記主被写体が検出された場合において、前記測距エリアに前記主被写体が存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記測距エリアに前記主被写体が存在しないと判定された場合は、前記主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影画像における主被写体を検出し、位相差検出信号が取得される測距エリアに当該主被写体が存在するか否かが判定される。そして、測距エリアに主被写体が存在しないと判定された場合は、主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御を行うので、主被写体に対して非合焦な撮影画像を取得する確率を低下させることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1Aは、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(交換レンズ)3が着脱可能である。
撮影レンズユニット3は、主として、鏡胴101、ならびに、鏡胴101の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り(不図示)等によって構成される。レンズ群37には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズユニット3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズユニット3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイアル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイアル86を備えている。モード設定ダイアル82を操作することによって、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、および連続撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイアル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮影者が把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば4本の単3形乾電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカード90(図5参照)が着脱可能に収納されるようになっている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子(または「主撮像素子」とも称する)5(後述)を用いて被写体像に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、モニタ12が設けられている。モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカード90に記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。
カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓10が設けられている。ファインダ窓10には、撮影レンズユニット3からの被写体像が導かれ、撮影者は、ファインダ窓10を覗くことによって、主撮像素子5によって取得される被写体像と等価な像を視認することができる。具体的には、撮影光学系に入射された被写体像は、ミラー機構6(図3参照)で上方に反射され、接眼レンズ67を介して視認される。このように、撮影者は、ファインダ窓10を覗くことによって構図決めを行うことが可能である。なお、レリーズボタン11のS2状態の検出によって本撮影画像の撮影動作が開始されると、ミラー機構6は被写体像を形成する光の光路から待避し、撮影レンズユニット3からの光(被写体像を形成する光)が主撮像素子5に到達し、被写体に係る撮影画像(画像データ)が得られる。
光学ファインダ10の下部には、接眼検知センサ13が設けられている。接眼検知センサ13は、近接物体の有無を検知するセンサであり、撮影者によるファインダ使用の有無を検知する。
モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は、2点のスライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、撮像装置1Aの電源がオフになり、接点を右方の「ON」位置に設定すると、撮像装置1Aの電源がオンになる。
モニタ12の右側には方向選択キー84と表示切替スイッチ9とが設けられている。方向選択キー84は、円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
表示切替スイッチ9は、3点のスライドスイッチからなる。表示切替スイッチ9の接点が上段の「光学」位置に設定されるとOVFモードが選択され、光学ファインダ視野内に被写体像が表示される。これにより、撮影者は、ファインダ窓10を介して光学ファインダ視野内の表示を視認して、構図決め操作(「フレーミング」とも称する)を行うことが可能になる。
また、表示切替スイッチ9の接点が下段の「液晶」位置に設定されるとEVFモード(後述)が選択され、モニタ12において被写体像に係るライブビュー画像が動画的態様にて表示される。これにより、撮影者は、モニタ12に表示されるライブビュー画像を視認することによって、フレーミングを行うことが可能になる。
また、表示切替スイッチ9の接点が中段の「自動」位置に設定されると、ファインダ窓10への接眼の有無に応じて、光学ファインダ視野内の表示とライブビュー画像とが自動的に切り替えられる。これにより、撮影者は、光学ファインダ視野内の表示、或いはライブビュー画像のいずれかを視認することによって、フレーミングを行うことが可能となる。
モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
次に、撮像装置1Aの内部構成について説明する。図3および図4は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの断面図である。
図3に示すように、撮像装置1Aの内部には、ファインダ部102(ファインダ光学系),ミラー機構6,位相差AFモジュール(以下、単にAFモジュールとも称する)20,シャッタ4,主撮像素子5および副撮像素子7などが備えられている。
主撮像素子(ここではCCDセンサ(単にCCDとも称する))5は、撮影レンズユニット3が備えているレンズ群37の光軸L上において、光軸Lに対して垂直な平面内に配置される。主撮像素子5は、その撮像面で受光された被写体像を光電変換作用により電気的信号に変換して、本撮影画像に係る画像信号を生成する。
また、主撮像素子5の直前には、シャッタ4が配置されている。このシャッタ4は、上下方向に移動する幕体を備え、光軸Lに沿って主撮像素子5に導かれる被写体光の光路開口動作及び光路遮断動作を行うメカニカルフォーカルプレーンシャッタである。
上記の光軸L上において、被写体光をファインダ部102へ向けて反射する位置には、ミラー機構6(反射板)が配置されている。撮影レンズユニット3を通過した被写体光は、ミラー機構6(後述の主ミラー61)によって上方へ反射され、焦点板63(ピントグラス)に結像される。
ファインダ部102は、ペンタミラー65とハーフミラー68と接眼レンズ67と副撮像素子7とファインダ窓10とを備えている。ペンタミラー65は、反射によって被写体像の天地左右を入れ替えて正立像にする。ハーフミラー68は、ペンタミラー65と接眼レンズ67との間に配置され、被写体光を分離(分岐)させる。分離された一方の被写体光は、接眼レンズ67と副撮像素子7とにそれぞれ導かれる。接眼レンズ67は、分離された被写体光をファインダ窓10の外側に導く。これにより、撮影者は、ファインダ窓10を介して被写体像を視認することが可能になる。このように、ファインダ部102は、撮影待機時において被写界を確認するための光学ファインダ(OVF)として機能する。
また、副撮像素子7は、分離された他方の被写体光を受光し、被写体像に係る撮影画像を順次に取得する。取得された撮影画像は、モニタ12に動画的態様にて順次に表示(ライブビュー表示)される。このように、ファインダ窓10から視認可能な被写体像は、副撮像素子7によって取得され、撮影者は、モニタ12において被写体像に関するライブビュー画像を視認することが可能となる。
ミラー機構6は、主ミラー61とサブミラー62とから構成されており、主ミラー61の背面側において、サブミラー62が主ミラー61の背面に向けて倒れるように回動可能に設けられている。主ミラー61は、例えばハーフミラーとして構成され、被写体光の一部を透過させる。主ミラー61を透過した被写体光の一部はサブミラー62によって反射され、AFモジュール20に入射される。
上記のミラー機構6は、所謂クイックリターンミラーとして構成されており、レリーズボタン11のS2状態が検出された露光時には上方に向けて跳ね上がり、焦点板63の下方位置で停止する(図4参照)。これにより、撮影レンズユニット3からの被写体光がミラー機構6によって遮られることなく主撮像素子5上に届き、当該主撮像素子5が露光される。露光が終了すると、ミラー機構6は元の位置(図3に示す位置)に復帰する。
AFモジュール20は、被写体のピント情報を検出する測距素子等からなる所謂AFセンサとして構成されている。具体的には、AFモジュール20は、撮影領域に設定された測距エリア(「フォーカスエリア」または「AFエリア」とも称する)における被写体からの光(詳細にはミラー機構6を介して進入してきた光)を受光して、被写体像の合焦度合いに応じた位相差検出信号を出力する位相差検出機能を有している。
<1−2.機能ブロック>
次に、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図5は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。図6は、副撮像素子7によって取得された撮影画像(「補助画像」とも称する)における測距エリアと顔エリアとの関係を示す図である。
図5に示すように、撮像装置1Aは、位相差AFモジュール20、操作部80、全体制御部101,ミラー機構6,シャッタ4,主撮像素子5,A/D変換回路52,デジタル信号処理回路50および画像メモリ56等を備える。
操作部80は、レリーズボタン11(図1参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対するユーザの入力操作に応答して、全体制御部101が各種動作を実現する。
主撮像素子5は、タイミング制御回路(不図示)から入力される駆動制御信号(蓄積開始信号および蓄積終了信号)に応答して、受光面(撮像面)に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。
また、副撮像素子7は、基本的には主撮像素子5と同様の機能を有し、ファインダ光学系に導かれた被写体像の露光を行い、ライブビュー表示用の画像に関する画像信号を取得する。
主撮像素子5で取得された画像信号(アナログ信号)は、A/D変換回路52によってデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、デジタル信号処理回路50に入力される。
デジタル信号処理回路50は、A/D変換回路52から入力される画像信号に対してデジタル信号処理を施す。具体的には、黒レベル補正処理、ホワイトバランス(WB)処理、γ補正処理等の信号処理を行う。当該信号処理後の画像信号(画像データ)は、画像メモリ56に格納される。
画像メモリ56は、生成された画像データを一時的に記憶するための、高速アクセス可能な画像メモリであり、複数フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有する。
本撮影時には、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部101において適宜画像処理(圧縮処理等)が施された後、メモリカード90に記憶される。
また、副撮像素子7によって取得された画像データは、A/D変換回路52およびデジタル信号処理回路50において所定の処理が実行され画像メモリ56に一旦記憶された後、モニタ12に表示される。
全体制御部101は、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU,メモリおよびROM等を備える。全体制御部101は、ROM内に格納されるプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種機能を実現する。
全体制御部101は、上述のプログラムの実行によって、位相差AF制御部121,主被写体検出部122,判定部123,駆動制御部124,表示制御部125,警告制御部126およびミラー制御部127等を機能的に実現する。
位相差AF制御部121は、位相差方式による自動合焦(AF)動作(位相差AF)を行う。具体的には、位相差AF制御部121は、AFモジュール20から出力される位相差検出信号に基づいて、合焦時の撮影レンズ(より詳細にはフォーカスレンズ)の位置(レンズ合焦位置)を特定するレンズ合焦位置特定動作を行う。また、位相差AF制御部121は、駆動制御部124と協働して、当該レンズ合焦位置に撮影レンズ(フォーカスレンズ)を移動するレンズ駆動動作をも実行する。
主被写体検出部122は、副撮像素子7によって取得された撮影画像(補助画像)において、合焦対象として設定されている主被写体を特定する。ここでは、人物の顔(「顔領域」とも称する)を合焦対象として設定し、当該顔領域を補助画像から検出するものとする。顔領域の検出手法としては、例えば、撮影画像における各画素の画素値に基づいて、画像の肌色部分を抽出し、この肌色部分の面積が予め設定された閾値以上であった場合に、その肌色部分を人物の顔として検出する手法を採用してもよい。或いは、周知のパターン認識技術を用いて、目や口などの顔の特定部分を抽出することで、人物の顔を検出する手法を採用してもよい。
また、判定部123は、主被写体検出部122により撮影画像において検出された主被写体(ここでは、顔領域)が測距エリアに存在するか否かを判断する。詳細は、後述する。
駆動制御部124は、レンズ駆動を制御する制御部である。駆動制御部124は、位相差AF制御部121と協働して、実際に撮影レンズを駆動する。
具体的には、位相差AF制御部121は、駆動制御部124を介して撮影レンズユニット3のレンズ側制御部31に制御信号を伝達し、レンズ駆動部38を駆動させ、撮影レンズユニット3のレンズ群37に含まれるフォーカスレンズをその光軸方向において移動させる。また、フォーカスレンズの位置は、撮影レンズユニット3のレンズ位置検出部39によって検出され、フォーカスレンズの位置を示すデータがレンズ側制御部31から本体側の全体制御部101に送られる。
表示制御部125は、モニタ12などの表示部における表示内容を制御する。
警告制御部126は、主被写体である顔領域が測距エリアに存在しない旨の警告を発する制御部である。警告制御部126は、例えば表示制御部125と協働してモニタ12に警告表示を出力する。具体的には、図6に示されるように、顔領域を含む顔エリアFGが測距エリアRS1〜RS3に存在しない場合は、測距エリアに顔領域が存在しない旨の警告表示KHを副撮像素子7によって取得された撮影画像(ライブビュー画像)に重畳して表示させる。操作者は、この警告によって、測距対象が合焦対象の主被写体に設定されていないため、合焦動作が適切に実行されないことを認識することができる。
ミラー制御部127は、ミラー機構6が光路から退避した状態(ミラーアップ状態)とミラー機構6が光路を遮断した状態(ミラーダウン状態)との状態切替を制御する。ミラー制御部127は、ミラー切り替え用モータ(不図示)を駆動制御することによって、ミラーアップ状態とミラーダウン状態とを切り替える。
<1−3.合焦動作>
次に、本実施形態に係る撮像装置1AのAF動作について説明する。図7は、第1実施形態に係る撮像装置1AのAF動作に関するフローチャートである。図8は、副撮像素子7によって取得された撮影画像における測距エリアと顔エリアとの関係を示す図である。図9は、警告表示部201を有する撮像装置1Aの外観構成を示す図である。
図7に示されるように、レリーズボタン11のS1状態が検出される(ステップSP10)と、ステップSP11では、主被写体検出部122において、副撮像素子7によって取得された撮影画像(補助画像)の中から人物の顔(顔領域)が検出される。そして、顔領域が検出された場合は、当該顔領域を含む矩形領域が顔エリアFGとして特定される。なお、顔領域の検出には、例えば、レリーズボタン11のS1状態が検出される直前に副撮像素子7によって取得され、画像メモリ56に格納された撮影画像が用いられる。
ステップSP12では、補助画像の中から人物の顔が検出されたか否かが判定される。人物の顔が検出された場合は、ステップSP13へと移行し、人物の顔が検出されなかった場合は、ステップSP16へと移行する。
ステップSP13では、判定部123において、撮影領域に設定された測距エリアで捕らえた被写体の中に、検出された顔領域を含む顔エリアFGが存在するか否かが判定される。
具体的には、AFモジュール20において予め設定された測距エリアを補助画像上で表した場合の測距エリア(「対応測距エリア」または「換算測距エリア」とも称する)が特定され、補助画像上の対応測距エリアに含まれる各画素の座標値と補助画像上の顔エリアFGに含まれる各画素の座標値とをそれぞれ比較して、顔エリアFGに含まれる画素が、対応測距エリアに含まれる画素であるか否かが判断される。なお、対応測距エリアは、撮像装置1Aの製造時点において予め特定され、撮像装置1AのROM(不図示)等に記憶されているものとする。
このようにステップSP13では、補助画像において顔エリアFGを構成する画素の一部が対応測距エリア内に存在する場合は、撮影領域に設定された測距エリアには顔エリアFGが存在し、測距エリアと顔エリアFGとは合致(一致)するものと判定される。
ステップSP13で、測距エリアに顔エリアFGが存在する(測距エリアと顔エリアFGとが一致する)と判定されると、ステップSP14へ移行する。
ステップSP14では、測距エリアが固定される。具体的には、レンズ合焦位置を特定する際に用いられる位相差検出信号は、予め設定された複数の測距エリアのうち、顔エリアFGが存在すると判定された特定の測距エリアから取得されるように、位相差検出信号取得用の測距エリアが固定(設定)される。例えば、図8に示されるように、測距エリアRS1に顔エリアFGが存在する場合は、3つの測距エリアRS1,RS2,RS3のうち、測距エリアRS1から取得される位相差検出信号を用いてレンズ合焦位置が演算(特定)される。
一方、ステップSP13で、測距エリアに顔エリアFGが存在しない(測距エリアと顔エリアFGとが一致しない(不一致である))と判定されると、ステップSP15へ移行する。
ステップSP15では、測距エリアに顔エリアFGが存在しない旨の警告が行われる。警告の態様としては、例えば、図6に示されるように、モニタ12に警告表示KHを表示させる態様がある。また、図9に示すように、モニタ12の下部に警告表示部201を新たに設けて、警告の際には、当該警告表示部201を点灯させるようにしてもよい。また、音発生部を設けて、音声もしくはブザー音等によって警告してもよい。
ステップSP16では、AFモジュール20から取得される位相差検出信号に基づいて、位相差AFが実行される。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置1Aは、副撮像素子7によって取得される補助画像から合焦対象として設定されている主被写体を検出し、位相差検出信号が取得される測距エリアに当該主被写体が存在するか否かを判定する。そして、測距エリアに主被写体が存在しないと判定された場合は、主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御(ここでは、撮影者への警告)を行う。これによれば、主被写体に対して非合焦な撮影画像を取得する確率を低下させることが可能になる。すなわち、撮影者は、主被写体が測距エリアに存在しない旨の警告を受けて、主被写体への非合焦状態を容易に回避して、撮影動作を実行することが可能になる。
また、撮影者は、主被写体への合焦の成否を警告の有無によって容易に把握することが可能になる。これによれば、人物の顔に測距エリアを配置して予めレンズ合焦位置を決定し、その後、構図を振るなどの置きピンの手法を使って、撮影者は、所望の構図で主被写体に合焦した撮影画像を取得することが可能になる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態に係る撮像装置1Aは、2枚の撮像素子(詳細には主撮像素子5と副撮像素子7)を備え、副撮像素子7から取得される撮影画像に基づいて人物の顔を検出し、顔エリアを特定していたが、第2実施形態に係る撮像装置1Bは、1枚の撮像素子を備え、当該1枚の撮像素子から取得される撮影画像に基づいて人物の顔を検出し、顔エリアを特定する。図10および図12は、第2実施形態に係る撮像装置1Bの断面図である。図11は、レリーズボタン11の押下状態と撮像装置1Bの動作状態との関係を示す図である。
第2実施形態に係る撮像装置1Bは、撮像装置1Aとほぼ同様の構造(図1および図2参照)および機能を有しているが、図10に示されるように、副撮像素子7とハーフミラー68とを有しない点で、撮像装置1Aと相違する。以下では、第1実施形態と相違する点を中心に詳述する。
撮像装置1Bは、撮像装置1Aと同様にライブビュー表示機能を備え、モニタ12に表示されるライブビュー画像を視認することによって、フレーミングを行うモード(EVFモード)を有している。以下では、EVFモードにおける撮像装置1Bの動作概要について図11を参照して説明する。
図11に示されるように、EVFモードにおいてレリーズボタン11が無操作状態であった場合は、ミラー機構6は被写体光の光路から退避した状態になる(図10参照)。このようなレリーズボタン11の無操作におけるミラーアップ状態では、撮像装置1Bは、撮像素子5において被写体光を受光し、被写体像に係る撮影画像を順次に取得する。そして、撮像装置1Bは、取得した撮影画像をモニタ12に動画的態様にて順次に表示する。
次に、レリーズボタン11が押下されてS1状態になると、ミラー機構6が光路を遮断した状態になる(図12参照)。レリーズボタン11のS1状態におけるミラーダウン状態では、被写体光の一部は、サブミラー62によって反射され、AFモジュール20に導かれる。そして、撮像装置1Bは、AFモジュール20から出力される位相差検出信号に基づいて、位相差方式のAF動作を実行する。
レリーズボタン11がさらに押下されてS2状態になると、再びミラーアップ状態となり(図10参照)、本撮影画像の撮影動作(本撮影動作)が実行される。
レリーズボタン11の押下状態に応じて上述のような動作を行う撮像装置1Bでは、撮像装置1Aと同様に、位相差方式のAF動作を実行する際に、測距エリアに顔領域(詳細には顔エリアFG)が存在するか否かが判定される。
具体的には、撮像装置1Bは、主被写体検出部122(図5)を有し、レリーズボタン11のS1状態の検出に応答して、撮像素子5によって取得された撮影画像の中から人物の顔(顔領域)を検出する(図7のステップSP11)。撮像素子5によって取得された撮影画像としては、例えば、レリーズボタン11のS1状態が検出される直前に撮像素子5によって取得された撮影画像が用いられる。
そして、判定部123において、測距エリアに属する(含まれる)被写体の中に、検出された顔領域を含む顔エリアFGが存在するか否かが判定される(ステップSP13)。
測距エリアに顔エリアFGが存在する場合は、測距エリアが固定され、固定された特定の測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて位相差AFが実行される(ステップSP14,SP16)。一方、測距エリアに顔エリアFGが存在しない場合は、存在しない旨の警告が行われる(ステップSP15)。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置1Bは、1枚の撮像素子によって取得される撮影画像から合焦対象として設定されている主被写体を検出して、測距エリアに主被写体が存在するか否かを判定するとともに、当該1枚の撮像素子を用いて本撮影画像を取得する。これによれば、2枚の撮像素子を備える構成と比較して省スペース化を図ることが可能となる。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記第1実施形態に係る撮像装置1Aは、位相差方式によるAF動作を実行していたが、第3実施形態に係る撮像装置1Cは、コントラストAF制御部128をさらに有し、顔領域が検出された場合において測距エリアに顔エリアFGが存在しないときには、位相差方式によるAF動作に代えてコントラスト方式によるAF動作(コントラストAF)を実行させる。図13は、第3実施形態に係る撮像装置1Cの機能構成を示すブロック図である。
第3実施形態に係る撮像装置1Cは、撮像装置1Aとほぼ同様の構造(図1,図2および図3参照)および機能を有しているが、図13に示されるように、コントラストAF制御部128とAF切替制御部129とを有する点で、撮像装置1Aと相違する。以下では、第1実施形態と相違する点を中心に詳述する。
図13に示されるコントラストAF制御部128は、副撮像素子7によって取得される画像信号に基づいてコントラスト方式による自動合焦(AF)動作を行う。具体的には、コントラストAF制御部128は、異なるレンズ位置にそれぞれ対応する複数の撮影画像について被写体像のコントラストに応じた評価値をそれぞれ求める評価値算出動作と、当該評価値を最適化(例えば最小化)するレンズ位置をレンズ合焦位置として特定するレンズ合焦位置特定動作とを実行する。また、コントラストAF制御部128は、駆動制御部124と協働して、当該レンズ合焦位置に撮影レンズ(フォーカスレンズ)を移動するレンズ駆動動作をも実行する。
また、AF切替制御部129は、AF方式を位相差AFとコントラストAFとの間で切り替える切替制御を行う。
次に、本実施形態に係る撮像装置1CのAF動作について説明する。図14は、第3実施形態に係る撮像装置1CのAF動作に関するフローチャートである。
図14に示されるように、撮像装置1Cでは、ステップSP20〜SP22においては、撮像装置1AのステップSP10〜SP12(図7)と同様の動作が実行され、副撮像素子7によって取得された撮影画像の中から人物の顔が検出され、顔エリアFGが特定される。
そして、ステップSP23において、測距エリアに顔エリアFGが存在すると判定されると、ステップSP24へ移行する。ステップSP24では、測距エリアが固定され、固定された特定の測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて位相差AFが実行される(ステップSP26)。
一方、ステップSP23において、測距エリアに顔エリアFGが存在しないと判定されると、ステップSP25へと移行する。ステップSP25では、AF切替制御部129においてAF方式が切り替えられ、副撮像素子7により取得される撮影画像において、検出された顔エリアFGにおける被写体像のコントラストに応じた評価値が取得され、当該評価値に基づいてコントラストAFが実行される。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置1Cは、顔領域が検出された場合に測距エリアに顔エリアFGが存在しなときには、位相差方式のAF動作に代えて当該顔エリアFGを測距エリアとするコントラスト方式のAF動作を実行する。このように、主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御として、AF方式の変更を行うことによれば、主被写体に対して非合焦な撮影画像を取得する確率を低下させるとともに、主被写体に合焦した所望の撮影画像を取得することが可能になる。
<4.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記第2実施形態では、レリーズボタン11の押下状態に応じてミラー機構6を動作させ、1枚の撮像素子5から取得される撮影画像に基づいて人物の顔を検出し、顔エリアを特定していたが、これに限定されない。図15は、変形例に係る撮像装置1Dの断面図である。
具体的には、図15に示されるように、撮像装置1Dでは、ミラー機構6によって上方へ反射された被写体像が結像される位置に撮像素子5が配置される。これによれば、レリーズボタン11の押下状態に応じてミラー機構6を動作させることなく、撮像素子5から取得される撮影画像に基づいて人物の顔を検出し、測距エリアに顔エリアFGが存在するか否かを特定することが可能になる。また、ミラー機構6の動作によって発生するタイムラグを取り除くことが可能になる。
またさらに、撮像装置1Dは、撮像素子5によって取得される撮影画像を用いて、コントラストAFを行うコントラストAF制御部128(図13)を有するようにしてもよい。これによれば、1枚の撮像素子5を備える撮像装置1Dにおいても、顔領域が検出された場合に測距エリアに顔エリアが存在しなときには、位相差AFに代えてコントラストAFを実行させることが可能になる。
また、上記各実施形態では、合焦対象の主被写体を「人物の顔」に設定していたがこれに限定されず、人体中の他の特定部位(例えば胴体部分)をも合焦対象に設定してもよい。図16は、補助画像における測距エリアと測距可能エリアとを示す図である。
具体的には、主被写体検出部122において、顔領域を補助画像から検出して顔領域を含む顔エリアFGを特定し、判定部123において、顔エリアFGが測距エリアRS1〜RS3または当該測距エリアの上部に設定されたエリア(「測距可能エリア」とも称する)QC1〜QC3(図16参照)に存在するか否かを判定する。ここで、測距可能エリアQC1〜QC3は、当該測距可能エリアに人物の顔が存在する場合は、測距エリアRS1〜RS3において当該人物の特定部位が存在する可能性が高いと想定される領域に設定される。なお、測距可能エリアの大きさ(範囲)は、検出された顔領域の大きさに応じて変更してもよい。
そして、判定部123において、顔エリアFGが測距エリアRS1〜RS3または測距可能エリアQC1〜QC3に存在しないと判定された場合は、主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御(例えば、撮影者への警告)を行う。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の縦断面図である。 第1実施形態に係る撮像装置の縦断面図である。 第1実施形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 撮影画像における測距エリアと顔エリアとの関係を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の自動合焦動作に関するフローチャートである。 撮影画像における測距エリアと顔エリアとの関係を示す図である。 警告表示部を有する撮像装置の外観構成を示す図である。 第2実施形態に係る撮像装置の断面図である。 レリーズボタンの押下状態と撮像装置の動作状態との関係を示す図である。 第2実施形態に係る撮像装置の断面図である。 第3実施形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る撮像装置の自動合焦動作に関するフローチャートである。 変形例に係る撮像装置の断面図である。 補助画像における測距エリアと測距可能エリアとを示す図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D 撮像装置
5 撮像素子(主撮像素子)
6 ミラー機構
7 副撮像素子
11 レリーズボタン
12 モニタ
20 位相差AFモジュール
121 位相差AF制御部
122 主被写体検出部
123 判定部
126 警告制御部
RS1,RS2,RS3 測距エリア
FG 顔エリア

Claims (6)

  1. 撮像装置であって、
    被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
    合焦対象として設定されている主被写体を前記撮影画像から検出する被写体検出手段と、
    撮影領域の所定位置に設定された測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて位相差合焦制御を行う第1の合焦手段と、
    前記被写体検出手段で前記主被写体が検出された場合において、前記測距エリアに前記主被写体が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記測距エリアに前記主被写体が存在しないと判定された場合は、前記主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記主被写体は、人物の顔であることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記判定手段によって前記測距エリアに前記主被写体が存在しないと判定された場合は、警告を発することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮影画像の画像信号に基づいて合焦制御を行う第2の合焦手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記判定手段によって前記測距エリアに前記主被写体が存在しないと判定された場合は、前記第2の合焦手段を用いて合焦制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮影画像は、前記主被写体の検出に用いられるとともに、ライブビュー表示にも用いられることを特徴とする撮像装置。
  6. 撮像装置であって、
    被写体像に関する第1の撮影画像を本撮影時に取得する第1の撮像素子と、
    前記被写体像に関する第2の撮影画像を本撮影前に取得する第2の撮像素子と、
    合焦対象として設定されている主被写体を前記第2の撮影画像から検出する被写体検出手段と、
    撮影領域の所定位置に設定された測距エリアから取得される位相差検出信号に基づいて位相差合焦制御を行う第1の合焦手段と、
    前記被写体検出手段で前記主被写体が検出された場合において、前記測距エリアに前記主被写体が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記測距エリアに前記主被写体が存在しないと判定された場合は、前記主被写体への非合焦状態を回避する所定の制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
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