JP2008284790A - 印刷機の色合わせ方法及び色合わせ装置 - Google Patents

印刷機の色合わせ方法及び色合わせ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成で色合わせに要する無駄な印刷用紙を減らしつつ、モニタ画像の色合いに印刷された印刷画像の色合いを容易迅速に一致させることができる。
【解決手段】表示データを修正して所望の表示にしてこの時の修正された管理用グレー値を目標にして印刷するために、制御部Sは、表示モニタ1に映し出される画像のグレーからLab値を取得するLab値取得手段4と、表示モニタ1に映し出される画像を印刷機にて印刷した印刷物のグレーパッチを測定し取得したLab値とLab値取得手段4にて取得した表示モニタ画像のLab値とを比較して差を算出する差分算出手段6と、差分算出手段6にて算出された差に基づいて、表示モニタに映し出される表示画像を印刷の目標として複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、モニタに映し出される画像の色合いと該画像を印刷したときの印刷画像の色合いとを一致させるための印刷機の色合わせ方法及び色合わせ装置に関する。
従来から、ユーザーが作成した画像データを印刷することなく、事前にモニタ上にて印刷用紙に形成される印刷画像を予想した予想データを作成して表示させることが行われていた。これを行うため、事前に特定の印刷パラメータを元に印刷した印刷物を測定して印刷機の特性を求め、この特性データを元にして予想画像データを作成し、モニタ上に予想画像を表示していた。これにより、特性データを作成した時の印刷パラメータを使用し印刷すると、モニタ表示に合った印刷物を得ることが出来る。しかしながら、ここで印刷画像を予想できるのは特性データを作成した印刷パラメータの時だけであり、ここから色合いを変えた印刷物を得ようとすると、従来通り印刷機オペレータの熟練度に任せて多数の印刷パラメータを変更していく必要があり、印刷機オペレータの技術に依存していた。そこで、設定された印刷パラメータを元に印刷用紙上で形成される印刷画像を予測して表示を行い、この調整されていない設定された印刷パラメータで印刷を行うことでモニタの印刷予想画面と印刷物を合わせるものが提案されている。例えば、インキ供給量、湿し水供給量などの印刷パラメータを入力しておき、画像データと印刷パラメータとに基づいて、印刷される印刷用紙上に形成される印刷画像を予想して予想画像データを作成し、その予想画像データに基づいて予想画像をモニタに表示し、その予想画像から、調整をしていない印刷パラメータを使用することによって、予想画像の色合いに印刷機にて印刷される印刷物の画像の色合いを合わせるようにしている。(引用文献1参照)
特開2001−347645号公報
画像データと印刷パラメータとに基づいて、印刷される印刷用紙上に形成される印刷画像を予想した予想画像データを作成するためには、印刷パラメータとしてインキツボキーの開度だけでなく、印刷する画像のイメージ配置データや画像面積率のデータなどの多数のデータを考慮する必要があるだけでなく、それらを全て入力することも煩雑で困難になるものであり、複雑なものであった。
又、予想画像を作成した印刷パラメータでの印刷だけでは、実際に印刷したときの印刷物の画像の色合いとモニタに映し出されている予想画像の色合いとが一致しない可能性があり、改善の余地があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、簡素な構成で色合わせに要する無駄な印刷用紙を減らしつつ、モニタ画像の色合いに印刷された印刷画像の色合いを容易迅速に一致させることができる印刷機の色合わせ方法及び色合わせ装置を提供することを課題とする。
本発明の印刷機の色合わせ方法は、目標とする印刷画像を映し出すための表示モニタと、該表示モニタに映し出された画像に基づいて複数のインキツボからのインキ供給量を調整するための複数のインキツボキーを操作して印刷を行うための制御部を備えてなる印刷機において、前記表示モニタに映し出される画像のグレーからLab値を取得し、前記表示モニタに映し出される画像を印刷機にて印刷した印刷物のグレーのLabを測定し、その測定した印刷物のLab値と前記表示モニタ画像のLab値とを比較して差を算出し、その差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整することを特徴としている。
又、目標とする印刷画像を映し出すための表示モニタと、該表示モニタに映し出された画像に基づいて複数のインキツボからのインキ供給量を調整するための複数のインキツボキーを操作して印刷を行うための制御部を備えてなる印刷機において、前記制御部は、前記表示モニタに映し出される画像のグレーからLab値を取得するLab値取得手段と、前記表示モニタに映し出される画像を印刷機にて印刷した印刷物のグレーパッチを測定して得られたLab値と前記Lab値取得手段にて取得した表示モニタ画像のグレーのLab値とを比較して差を算出する差分算出手段と、この差分算出手段にて算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段とを備えた印刷機の色合わせ装置であってもよい。
本願発明者は、表示モニタにて表示される画像の色と表示モニタにて表示された画像を印刷したときの印刷画像の色のうち、少なくとも3色以上からなるグレーが一致するように表示モニタのグレーに印刷物の印刷画像のグレーを合わせることによって、表示モニタにて表示される画像の色合いと印刷画像の色合いとを一致させることができると考え、それら2つの画像のグレーのLab値の差を求め、その差に基づいて複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整することによって直ちに2つの画像の色合いを一致させることができるという結論に至ったのである。尚、前記表示モニタにて表示される画像の色は、表示モニタに実際に表示される表示色の他、モニタ内部にデータとして記憶しているものを指す。
前記表示モニタにおいて、該モニタに表示するために使用する画像データと、該モニタへの表示を変更するために該画像データを変更する表示データ修正手段とを備え、前記Lab値取得手段が、該表示データ修正手段にて変更が加えられた分と同じだけ変化したグレーに対応するCMYK値からLab値を取得する手段であり、この変更されたグレーに対応するLab値と、前記印刷物のグレーパッチのLab値との差を前記差分算出手段にて算出し、変更後のグレーに前記グレーパッチが合うように印刷機の複数のインキツボキー毎のインキ量を調整してもよい。
前記表示モニタの表示領域を前記複数のインキツボキーに対応させて分割し、それら分割された表示領域部分毎に前記2つのLab値の差を前記差分算出手段にて算出し、その算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整してもよい。
表示モニタにて表示される画像のグレーと表示モニタにて表示された画像を印刷したときの印刷画像のグレーとが一致するように両者のLab値の差を求めて、その差に基づいて複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整するだけの簡素な構成で、表示モニタにて表示される画像の色合いと表示モニタにて表示された画像を印刷したときの印刷画像の色合いとを容易迅速に一致させることができ、色合わせを行うために必要となる印刷用紙を減らすことができ、インキ供給量の制御を行うにあたり、印刷機オペレータの熟練度が必要なく色合わせができる印刷機の色合わせ方法及び色合わせ装置を提供することができる。
前記表示モニタにおいて、該モニタに表示するために使用する画像データと、該モニタへの表示を変更するために該画像データを変更する表示データ修正手段とを備え、前記Lab値取得手段が、該表示データ修正手段にて変更が加えられた分と同じだけ変化したグレーに対応するCMYK値からLab値を取得する手段であり、この変更されたグレーに対応するLab値と、前記印刷物のグレーパッチのLab値との差を前記差分算出手段にて算出し、変更後のグレーに前記グレーパッチが合うように印刷機の複数のインキツボキー毎のインキ量を調整することによって、グレーの色合いが変更された場合でも、その変更された度合いに合わせて印刷物のグレーパッチの色合いを調整することができる。
前記表示モニタの表示領域を前記複数のインキツボキーに対応させて分割し、それら分割された表示領域部分毎に前記2つのLab値の差を前記差分算出手段にて算出し、その算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整することによって、細かくインキ供給量を調整することができ、モニタの表示画像に印刷画像を更に精度よく近づけることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の構成を示す制御ブロック図であり、目標とする印刷画像を映し出すための表示モニタ1からの画像データと、該表示モニタに映し出された画像を印刷機2にて印刷した印刷物3の印刷画像の画像データとに基づいて、インキ供給量を制御するための制御部Sの構成を示している。
表示データを修正して所望の表示にしてこの時の修正された管理用グレーのLab値を目標にして印刷するために、前記制御部Sは、前記表示モニタ1に映し出される画像のグレーのLab値を取得するLab値取得手段4と、前記表示モニタ1に映し出される画像を印刷機2にて印刷した印刷物3のグレーのLab値を測定する測定手段5と、前記測定手段5にて測定した印刷画像のLab値と前記Lab値取得手段4にて取得した表示モニタ画像の目標Lab値とを比較して差を算出する差分算出手段6と、この差分算出手段6にて算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段7とを備えている。
前記表示モニタ1(ディスプレイなども含む)等の表示系では、赤(R)、緑(G)、青(B)の所謂光の3原色であるRGBのデータにより表示され、印刷機(プリンタを含む)等の印刷系では、シアン(c)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の「色の3原色のCMY」に加えて黒(K)を加えたCMYKのデータが用いられる。もっとも、表示モニタ1に表示された表示画像データの元データは、CMYKによるデータであり、CMYK画像データをLab空間の色データに変換するCMYK/Lab変換手段によりLab値が取得される。
図2(a)に示すように、前記表示モニタ1の表示領域15を前記複数のインキツボキーKに対応させて分割し、それら分割された縦長状の表示領域部分15A〜15G(ここでは7つであるが、何個であってもよいが、インキツボキーKの個数に一致させた個数とする方が制御がし易い利点がある)毎に前記2つのLab値の差を前記差分算出手段6にて算出し、その算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキーK毎のインキ供給量を調整することによって、細かくインキ供給量を調整することができ、表示モニタ1の表示画像に印刷画像を更に精度よく近づけることができる利点がある。
前記印刷機2は、互いに異なる複数の基本色の印刷インキ、例えば、シアン色(C)、マゼンタ色(M)、イエロー色(Y)、ブラック色(K)の4色の基本色インキ(場合によってはCMYからなる3色であってもよい)でそれぞれ形成されるC、M、Y、Kの基本色画像を印刷用紙に順次印刷して該印刷用紙にカラー印刷画像を印刷するものであり、図示していない給紙部、4つの印刷ユニットを備えた印刷部及び排紙部などを備えているが、他の構成であってもよい。
前記各印刷ユニットは、図示していないが、汎用のものであり、それぞれ版胴、ゴム胴及び圧胴を主要構成要素の一組として構成されるものであり、各印刷ユニットにおいて、版胴には印刷用の版が配設される。この版にはインキ及び水が供給され、版に従ってインキがゴム胴に転写される。そしてゴム胴に転写されたインキがゴム胴及び圧胴に挟持されつつ搬送されてくる印刷用紙にさらに転写される。これにより、給紙部から供給される印刷用紙に対して、版胴にそれぞれ設けられた版にて印刷を行うことができる。ここでの各版は、例えば、印刷用紙に非印刷領域を空けてC、M、Y,Kの基本色画像を印刷するとともに、図6に示すように、前記非印刷領域に印刷用紙と直交する方向にカラーバー(この場合CMYKの各4色+グレー(CMY)のカラーパッチから構成される。本発明ではこのグレーパッチを使用)3Bを印刷することができるものである。
又、各印刷ユニットは、前記した版胴、ゴム胴及び圧胴の他、図3(a)に示すように、インキ供給装置9及び揺動装置70、インキ元ローラ10、インキツボキーK等を備えている。
図3(a)はインキ供給装置9の要部及びその周辺部分を拡大した模式図であり、図3(b)はインキ供給装置9における後述するインキツボキーKのインキ元ローラ10との間隔Gの様子を誇張して表した一部模式図である。インキ供給装置9は、印刷用インキ11を、図示を省略したインキローラ群等を介して、版胴の刷版に供給することができる。
インキ供給装置9は、図3(a)に示すように、インキツボ12、インキ元ローラ10、複数のインキツボキーK、ローラ駆動装置80及びインキツボキー移動装置90を備えている。
前記インキツボ12は、インキ11を収容でき、インキ元ローラ10及びインキツボキーKが設けられている。インキ元ローラ10は、インキツボ12の底部において回転自在に配設されており、ローラ駆動装置80に接続されている。ローラ駆動装置80は、インキ元ローラ10を所定方向(図中矢印反時計方向W)に回転駆動することができるように構成されている。これにより、インキ元ローラ10は、インキツボ12に収容されるインキ11を表面に付着しつつ回転駆動されることで、該表面のインキ11をインキ送りローラ16に供給することができる。なお、ローラ駆動装置80は、インキ元ローラ10を回転駆動できるものであれば、従来周知の各種装置を適用でき、ここでは構成等の詳しい説明は省略する。
複数のインキツボキーKは、それぞれが元ローラ8に対しローラ軸線方向であってインキツボキーの幅方向(図中矢印X’方向)に沿って並設されるとともにインキツボキー幅方向X’を横切る移動方向(図中矢印Y’方向)に沿って移動可能に臨設される。このインキツボキーKの開放端部Rが、複数のインキツボキーKの開放端部Rを移動方向Y’に沿ってそれぞれ移動させることができるように構成されるインキツボキー移動装置90に接続されている。なお、インキツボキー移動装置90は、複数のインキツボキーKを移動方向Y’に沿ってそれぞれ移動させることができるものであれば、従来周知の各種装置を適用でき、ここでは構成等の詳しい説明は省略する。
図3(a)に示すインキ供給装置9では、インキツボ12に収容される印刷用インキ11が、インキ元ローラ10とインキツボキーKとの間の間隔Gから流出し、回転するインキ元ローラ10の外周面に供給される。前記間隔Gは、インキツボキー移動装置90によって、インキツボキーKを移動方向Y’にそれぞれ移動させることで調節可能となっており、インキツボキーKの開き度が大きくなると間隔Gが広がり、インキツボ12から出ていくインキ量が増加する一方、インキツボキーKの開き度が小さくなると間隔Gが狭くなってインキツボ12から出ていくインキ量が少なくなる。
インキ送りローラ16は、図3(a)に示すように、インキ元ローラ10とインキローラ17との間に揺動自在に配置されており、インキ送りローラ16を、インキ元ローラ10に近接するように(Z1方向に移動させる)又はインキ元ローラ10から離反してインキローラ17に近接するように(Z2方向に移動させて)、選択的に配置することができるように構成される揺動装置70に接続されている。
このようにして、インキツボ12内のインキ11は、インキ元ローラ10からインキ送りローラ16、インキローラ17へと移動し、図示を省略したインキローラ群等を介して、刷版に供給される。
かくして印刷部は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー),K(ブラック)の4色の印刷用インキをそれぞれ収容する4つのインキツボ12から該各インキツボ12においてインキツボキーの幅方向X’に沿ってそれぞれがインキ供給量を調整可能に並設された複数のインキツボキーKにてインキ供給量が該複数のインキツボキーK毎に調整された該基本色インキを該インキツボ12に対応して設けられた、C、M、Y,Kの基本色画像をそれぞれ形成する4つの印刷版(図示せず)にそれぞれ供給している。
前述のように構成された制御部Sにて表示モニタ1の表示画像の色合いに印刷機2にて印刷される印刷物3の印刷画像の色合いを一致させるまでの制御を図4のフローチャートに基づいて説明する。
まず、目標とする印刷画像データの入力を行う(ステップS1)。この画像データを表示モニタに表示するための印刷機のプロファイルを作成するには、予め決まったカラーチャート(図6参照、符号3A)を印刷機で印刷し、その印刷物を測定して作ることになるが、予め作成され、データ化されたプロファイルを入力してもよいし、カラーチャートをスキャナー等を用いて読み取り、その読み取った画像データをデータ化(プロファイル)して入力してもよい。前記印刷画像データの入力後に印刷機のプロファイルを使用して画面上に画像が表示される(ステップS2)。前記表示画像には、図2(a)に示すように、前述のようにグレーパッチ18が表示領域部分15A〜15G毎に表示されるようになっており、各グレーパッチ18のデータが制御部Sに記憶され、そのグレーパッチ18のデータを抽出することができるようになっているか、モニタ1の内部にグレーパッチのCMYの値を記憶している。このCMYの値から前記表示モニタ1において、印刷物とのカラーマッチングのために設定してある印刷機のプロファイルからグレーのLab値を取得する。次に、前記表示モニタ1に表示された表示画像を目標にして印刷機2にて印刷する(ステップS3)。前記表示モニタ1の画像の色合い変更の要望があるか否かを判断し(ステップS4)、要望がある場合には、表示モニタ1に表示している画像データ(又はプロファイル)を変更して表示画像の色合いを変更する(ステップS5)。このとき、図2(a)に示すように、表示領域部分15A〜15G毎に色合いを変更してもよいし、表示画像全体の色合いを一挙に変更する構成であってもよい。又、CMYの色毎であってもよい。尚、前記色合いの変更の要望がない場合には、ステップS7に移行する。前記表示画像の色合いを変更する度に、表示モニタ1の表示画像が要望の色合いになっているかどうかを確認し(ステップS6)、要望の色合いになるまで前記変更を行う。色合いの変更が終わる又は前記色合いの変更の要望がない場合には、表示モニタ1の表示画像のグレーパッチデータを抽出し、Lab値を求めるとともに印刷した印刷物の印刷画像のグレーパッチのLab値を例えば分光測色計を備えたスキャナーにて読み取ったLab値を制御部Sに記憶させる(ステップS7)。前記色合いの変更後には、ツボ毎のグレーのCMYKがどう修正されたかを見るとともに、その修正値と印刷機のプロファイルによりそれに対応するLab値を取得する(この場合も前記のように、CMYKの修正値から演算式を用いて変換する又は予め記憶している対比表等から取得することになる)。そして、それぞれの分割単位毎にそれら表示画像のグレーパッチデータ(Lab値)と印刷画像のグレーパッチデータ(Lab値)の差を演算して色差を求める(ステップS7)。前記色差に基づいて各インキツボキーKの角度を調整して(ステップS8)、表示画像に印刷画像の色合いを合わせるための制御を終了する。
前記表示モニタ1の表示画像のグレーパッチデータは、前述のように印刷特性データからCMYK/Lab変換手段にてCMYKデータからLabデータへ変換され、他方の印刷物の印刷画像のグレーパッチを、分光測色計を備えたスキャナーにて読み取りLabデータを得る。そして、これら2つのLabデータの差を演算し、その求めた差分のLabデータと各インキツボキーKの角度との関係を示すグラフから、例えばテーブル化し、そのテーブル化したデータの中から抽出することによって、各インキツボキーKの角度を求めることができるようにしているが、他の異なる方法で各インキツボキーKの角度(開度)を求めるようにしてもよい。
図5に、表示モニタ1の画面を構成する縦横に並べられた画素(ピクセル)にて該表示モニタ1の表示画像の色合いを示す修正曲線19を表示したものを示し、この修正曲線19を構成する曲線ラインのうちの各インキツボキーKに対応する曲線ライン部分毎に平均化し、その平均値を各インキツボキーKに対応する角度(開度)として求めてもよい。又、表示モニタ1に映し出すために対象となる表示データの各画素に対する変更割合を任意に変更することができるようにしてもよい。例えば、各画素に対する入力が50%の場合の出力を例えば70%に変更することによって、入出力の関係を1:1ではなくて、任意の割合で入力に対して±することで出力を変更設定することになる。具体的には、図8(a),(b)で示す変換カーブで表示データの各画素を修正するようにしている。図8(a)では、入力と出力とが同一の割合になっているのに対して、図8(b)では、入力が50%の場合の出力が70%となり、その付近から前後では徐々に入力と出力との差が緩やかになるように描いた変換カーブを示している。尚、前記変換カーブは図8(b)に示すものに限定されるものではなく、任意に変更可能である。
実際には、前記表示モニタ1に映し出される画像は、印刷物3の画像とのカラーマッチングを予め行ったものであり、これは、モニタプルーフと呼ばれ、RGB/Labのモニタプロファイルと、CMYK/Labの印刷機のプロファイルとに基づいて、表示モニタ1上に印刷物に対しカラーマッチングされたものを表示することである。これは、前記CMYK/Labの印刷機のプロファイルから、目標のグレー値(C:70、M:60、Y:60)のLabを求め、このLabを目標値として印刷を行い、印刷物3の画像とのカラーマッチングを行うことになる。このことは、図1では省略している。つまり、図7に示すように、それぞれの測定工程21,22にて印刷物3の画像、つまり図6で示す印刷物3のカラーチャート3Aを測定し、印刷機のプロファイルを作成するとともに、表示モニタ1の画像を測定し、モニタプロファイルを作成する(例えば表示モニタ1に表示される画像を色センサ等を用いてLabを測定する、又は表示モニタ1内に記憶されているプロファイルを取り込む)。測定終了後、表示モニタ1のカラーマッチング工程23にて、モニタプロファイルと印刷機のプロファイルを使用して、表示モニタ1のカラーマッチングを済ませておくことになる。
前記表示モニタ1のカラーマッチングを完了した状態からは、図7に示すように、グレー値入力手段20にて予め入力(記憶)されているグレー値(例えば、C:70、M:60、Y:60)は表示画像の色合いの変更に伴い変更される表示データが、表示データ修正手段24にて修正され、表示モニタ1が所望の色に調整されたときには、その修正値からその時のグレー値が算出される。前記修正は、印刷物の送り方向単位で行い、表示モニタ1の表示画像を所望の色にすることになる。すなわち、前記修正に伴い、基準のグレーのCMY成分は変化する。この変化したグレー値(修正後のグレー値)をLab値取得手段4にて演算式を用いてLab値に変換し、その変換したLab値を新たな目標値として前記差分算出手段6に入力する。一方、表示モニタ1が所望の色に調整された後に印刷された印刷物3のグレーパッチのLab値を、前記と同様に測定手段5にて測定し、グレーパッチのLab値を取得する(符号14)。そして、このグレーパッチのLab値が、前記差分算出手段6に入力され、モニタに表示されているグレーのLabと印刷物のグレーパッチのLabとの差分の演算がインキツボ毎に行われる。
図9に示すカラースケールをパソコン内に予め記憶しておき、このカラースケールを画面表示し、キー毎もしくは複数のキー毎に所望の色(黄、赤、青、緑、マゼンタ)及び明るさを画面上の任意の位置でクリックすることによって、所望の色と明るさを指示することができるにしている。このようにカラースケールを用いて感応的な指定を行うことで、好みの色に合わせることを単なるCMYの数値で合わせていく場合に比べて、CMYを同時に迅速に修正(変更)することができるようになっている。実際には、図9で示す表示モニタ1に表示される右側の円環状の領域26に、各種の色を円周に沿って表示し、左側の上下の帯状領域27に上側に向かうほど明るい色になるように示されてもよい。
色合わせを行うための制御ブロック図である。 (a)はインキ供給装置の要部及びその周辺部分を拡大した模式図であり、(b)はインキ供給装置における後述するインキツボキーのインキ元ローラとの間隔の様子を誇張して表した一部模式図である。 (a)は表示モニタの画面を示す正面図、(b)は印刷物の印刷面を示す正面図である。 色合わせ制御を示すフローチャートである。 別の表示モニタの画面を示す正面図である。 印刷物のカラーチャートとカラーバーを示す概略の正面図である。 色合わせを行うための別の制御ブロック図である。 (a),(b)は入力と出力の変換カーブを示すグラフである。 Lab表色系色度図(カラースケール)を示す正面図である。
符号の説明
1…表示モニタ、2…印刷機、3…印刷物、3A…カラーチャート、3B…カラーバー、4…Lab値取得手段、5…測定手段、6…差分算出手段、7…インキ供給量調整手段、8…インキ元ローラ、9…インキ供給装置、10…インキ元ローラ、11…印刷用インキ、12…インキツボ、15…表示領域、15A〜15G…表示領域部分、16…インキ送りローラ、17…インキローラ、18…グレーパッチ、19…修正曲線、20…グレー値入力手段、21,22…測定工程、23…カラーマッチング工程、24…表示データ修正手段、26…領域、27…帯状領域、70…揺動装置、80…ローラ駆動装置、90…インキツボキー移動装置、G…間隔、K…インキツボキー、R…開放端部、S…制御部、X,Y…方向

Claims (4)

  1. 目標とする印刷画像を映し出すための表示モニタと、該表示モニタに映し出された画像に基づいて複数のインキツボからのインキ供給量を調整するための複数のインキツボキーを操作して印刷を行うための制御部を備えてなる印刷機において、
    前記表示モニタに映し出される画像のグレーからLab値を取得し、前記表示モニタに映し出される画像を印刷機にて印刷した印刷物のグレーのLabを測定し、その測定した印刷物のLab値と前記表示モニタ画像のLab値とを比較して差を算出し、その差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整することを特徴とする印刷機の色合わせ方法。
  2. 目標とする印刷画像を映し出すための表示モニタと、該表示モニタに映し出された画像に基づいて複数のインキツボからのインキ供給量を調整するための複数のインキツボキーを操作して印刷を行うための制御部を備えてなる印刷機において、
    前記制御部は、
    前記表示モニタに映し出される画像のグレーからLab値を取得するLab値取得手段と、前記表示モニタに映し出される画像を印刷機にて印刷した印刷物のグレーパッチを測定して得られたLab値と前記Lab値取得手段にて取得した表示モニタ画像のLab値とを比較して差を算出する差分算出手段と、この差分算出手段にて算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段とを備えたことを特徴とする印刷機の色合わせ装置。
  3. 前記表示モニタにおいて、該モニタに表示するために使用する画像データと、該モニタへの表示を変更するために該画像データを変更する表示データ修正手段とを備え、前記Lab値取得手段が、該表示データ修正手段にて変更が加えられた分と同じだけ変化したグレーに対応するCMYK値からLab値を取得する手段であり、この変更されたグレーに対応するLab値と、前記印刷物のグレーパッチのLab値との差を前記差分算出手段にて算出し、変更後のグレーに前記グレーパッチが合うように印刷機の複数のインキツボキー毎のインキ量を調整することを特徴とする請求項2記載の印刷機の色合わせ装置。
  4. 前記表示モニタの表示領域を前記複数のインキツボキーに対応させて分割し、それら分割された表示領域部分毎に前記2つのLab値の差を前記差分算出手段にて算出し、その算出された差に基づいて、前記複数のインキツボキー毎のインキ供給量を調整することを特徴とする請求項2又は3記載の印刷機の色合わせ装置。
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