JP6417190B2 - 印刷システム及び印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷の色調を適正状態に制御するために用いて好適な、印刷システム及び印刷方法に関するものである。
印刷技術に関して、印刷品質の向上と印刷速度の向上とが求められている。例えば、新聞印刷の場合、ニュース紙面についてはより新しい情報を読者に届けることが要求され、広告紙面については注文主の要求に適切に応じた色調であることが要求される。新聞印刷用の輪転印刷機(新聞輪転機)に限らず、このような印刷品質や印刷速度の向上を目的として、印刷機に関する種々の技術が開発されている。
例えば、特許文献1,2には、輪転印刷機の印刷直後の印刷物の発色濃度をインラインで検出可能なセンサを設置して、検出した発色濃度と基準の発色濃度(目標濃度)との差が縮小するように、各インキキーの開度を調整してインキ供給量を制御する技術が開示されている。
目標濃度については、特許文献1では、試し刷りした印刷結果と見本とをオペレータが見比べて両者の色が一致したと判断したらこのとき検出した発色濃度を目標濃度とする。また、特許文献2では、予め作成された対応関係を用いて各インキ色のキーゾーン毎の画線率に対応した濃度を目標濃度に設定する。この対応関係は、各インキ色の網点面積率(画線率に対応する)と濃度とを関連付けたもので、基準の印刷物を印刷し、濃度計で実測したデータ〔標準色の網点面積率と濃度の対応関係(プロファイル)を規定した変換テーブル〕を基準にして作成される。また、各インキ色のキーゾーン毎の画線率は製版データから得ることが開示されている。
また、特許文献3には、輪転印刷機の印刷部の直下流に印刷物を撮影するカメラを設置して、検出した印刷物の画像と原画情報とを比較して印刷の良否を検査する技術が開示されている。さらに、特許文献4には、印刷機の外部で(オフラインで)印刷した色の発色濃度を検出して、検出した発色濃度と基準の発色濃度との差が縮小するように、インキ供給量を制御する技術が開示されている。
特許文献5には、第1の印刷機の網点面積率と濃度の対応関係(第1のプロファイル)と、第2の印刷機の網点面積率と濃度の対応関係(第2のプロファイル)と、を予め作成し、第1のプロファイルを用いて、第1の印刷機で印刷する印刷物の各色の刷版を作製するための各部の網点面積率からこれに対応した濃度(色彩値)を求めて、第2のプロファイルを用いて、これら各濃度から第2の印刷機で印刷する刷版を作製するための各網点面積率を求めて製版をすることにより、第2の印刷機で印刷した印刷物の濃度を、第1の印刷機で印刷した印刷物と一致させる技術が開示されている。
特開2002−154193号公報 特許3790490号公報 特開平6−115050号公報 特開2001−353852号公報 特許第4515610号公報
ところで、上記新聞印刷のように、より新しい情報を読者に届けるためには、短時間に大量に印刷できることが必要になる。このためには、印刷機の印刷速度を高めることができればよいが、印刷速度を高めるにも限度がある。そこで、新聞輪転機の場合、同時に並行して同一紙面を印刷して、短時間で大量に印刷する要求に応える場合がある。
新聞輪転機では、例えば4頁幅のウェブ(連続紙)に対して両出しモードと片出しモードとを選択して頁を割り付けるが、短時間に大量に印刷するには、両出しモードを採用し、同一ウェブに対して、同じ紙面を操作側・駆動側で一度に2部製作することができ、2倍の生産速度が実現する。また、複数の印刷機を併用して同じ新聞を刷ることでも短時間に大量に印刷することができ、こうした方式を利用する場合もある。
一方、短時間で大量に印刷できるようにしながら、印刷の色調を適切なものに操作するには、特許文献1,2のように、印刷物の発色濃度をセンサによりインラインで検出し、検出した発色濃度と目標濃度との差が縮小するようにインキ供給量を自動で制御することが有効である。ただし、目標濃度を適正に設定しなければ適切な色調制御はできない。
特許文献2の技術は製版データから目標濃度を設定することができるが、画線率と目標濃度との対応関係として膨大なデータベースを用意することが必要であり、データベースの作成に多大な時間や労力を要し、大きな準備コストを要する。しかも、印刷用紙やインキなどの印刷資材が1つでもデータベースに含まれなければデータベースを増強させる必要があり、さらなるコストを要する。
一方、特許文献1の技術のようにオペレータが目視により目標濃度を設定すれば、こうしたデータベースを用意する準備コストは不要であり、コスト面で適用しやすい。また、熟練したオペレータによる目標濃度の設定は、実際の印刷結果をインキ供給量にフィードバックさせるため、データベースを用いたフィードフォワード制御よりも目標濃度を適正に設定することが可能である。このため、特許文献2の技術を用いる場合も、印刷開始後はオペレータによる目標濃度の修正を加えることが有効である。
しかし、同時に並行して同一紙面を印刷する状況下で、オペレータが目視により目標濃度を設定又は修正(以下、設定等と呼ぶ)する手法を適用すると、複数のオペレータが並行して印刷される同一紙面をそれぞれ目視しながら目標濃度の設定等を行なうか、あるいは、一人のオペレータが並行して印刷される同一紙面を、時間差をおいてそれぞれ目視しながら目標濃度の設定等を行なうことになる。
後者の場合、時間差をおいてから目標濃度の設定等がされる印刷物は、目標濃度が適正でない(即ち、色調が適正でない)状態が時間差分だけ発生することになるので色調を適正に行なえず好ましくない。特に、印刷状況を監視しながら目標濃度の設定等を行なう場所は互いに離れている場合も多く、色調を適正に行なえない状況が長く続くことになり、より一層好ましくない。
そこで、複数のオペレータが同一紙面に対して個別に目標濃度の設定等を行なうことになるが、オペレータのスキルや感覚の相違で目標濃度の設定等に差が生じることがある。目標濃度に差が生じれば、検出濃度が目標濃度に近づくように適切にインキ供給量を制御できても、同一紙面が違った色合いで印刷されることになってしまう。特に、インラインセンサで印刷中に検出する情報に基づく目標濃度の設定等は速やかに行わなくてはならず、オペレータの高いスキルが要求されるため、個人差によって目標濃度の設定等に差が生じ易い。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、オペレータによって目標濃度等の色目標値を設定又は修正し、インラインに装備された濃度センサ等の測色手段により検出された色が色目標値になるようにインキ供給量を制御する印刷機を用いて、同一紙面を並行して印刷可能な印刷システムにおいて、並行して印刷した同一紙面が何れも適正な色調になるように制御することができるようにした、印刷システム及び印刷方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の印刷システムは、インラインで印刷後の色の色調を計測する測色手段と、インキ供給量を調整するインキ供給量調整手段と、前記インキ供給量調整手段を制御する制御手段とを有し、ウェブに印刷する新聞輪転機を備え、同一絵柄を含んだ別々の刷版を装備した各印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷可能な印刷システムであって、複数の前記印刷ルートのそれぞれに、オペレータにより印刷した絵柄の目視に基づいて当該絵柄の色目標値を設定又は修正してこの色目標値を絵柄と紐付した色目標値情報として登録部に登録可能な色目標値設定手段と、前記色目標値設定手段により登録された前記色目標値情報を他の前記印刷ルートに送信する送信手段と、他の前記印刷ルートの前記送信手段から送信された前記色目標値情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記色目標値情報から自身の印刷ルートの対応する絵柄に対する色目標値情報を自身の前記登録部に登録する自動登録手段とを備え、前記それぞれの印刷ルートの前記制御手段は、同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷する際に、同一絵柄に対しては共通の色目標値情報に基づいて前記インキ供給量調整手段を制御するように構成されている。
(2)前記測色手段の測色情報を随時表示する表示手段を有する印刷監視装置を備え、前記色目標値設定手段は前記印刷監視装置に付設されていることが好ましい。なお、表示手段に表示する測色情報は、印刷した画像の色の特徴を示す情報であればよく、印刷した画像の色とその画像の色目標値との差異を示す情報を例えばグラフ表示やテーブル表示や数値表示として表示したり、印刷した画像そのものを色情報として色彩表示したりしても良い。
(3)前記新聞輪転機は、両出し可能に構成され、前記別々の印刷ルートは、両出しされるウェブの一方のルート及び他方のルートであることが好ましい。
(4)前記新聞輪転機を複数備え、前記別々の印刷ルートは、前記複数の新聞輪転機のそれぞれのウェブのルートであることも好ましい。
(5)前記複数の新聞輪転機は、別々の印刷工場に設置されていることが好ましい。
(6)前記絵柄とは、印刷紙面全体又は印刷紙面内の一部の絵柄であることが好ましい。
(7)前記色目標値の値は、前記絵柄の一部に対して設定されることが好ましい。
(8)前記表示手段に、印刷頁内の絵柄のうち、前記色目標値情報が登録された絵柄と前記色目標値情報が登録されていない絵柄とを識別可能に表示するように構成されていることが好ましい。
(9)前記制御手段は、前記色目標値設定手段に登録された前記色目標値情報を、その後に当該絵柄を印刷する際の色目標値情報として使用することが好ましい。
(10)前記色目標値設定手段は、当該絵柄の製版データに基づいて当該絵柄の印刷開始前の色目標値を設定する印刷前色目標値設定手段を備え、オペレータによる前記色目標値情報の登録は、前記印刷開始前の色目標値の修正として行うことが好ましい。
(11)前記制御手段は、前記色目標値情報が修正又は登録されるまでは、前記印刷開始前の色目標値に基づいて又は手動操作に応じて前記インキ供給量調整手段を制御することが好ましい。
(12)前記印刷システム全体を管理する管理装置を備え、前記管理装置は、情報を受信する受信手段及び情報を送信する送信手段と、前記印刷ルートのそれぞれの前記送信手段から送信され受信手段で受信した各絵柄の前記色目標値情報を記憶する記憶手段と、を有していることが好ましい。
(13)本発明の印刷方法は、上記の印刷システムを備え、同一絵柄を含んだ別々の刷版を装備した各印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷する印刷方法であって、複数の前記印刷ルートの何れかにおいて、オペレータによる印刷した絵柄の目視に基づいて当該絵柄の色目標値を設定又は修正してこの色目標値を絵柄と紐付した色目標値情報として登録部に登録する色目標値設定ステップと、前記色目標値設定ステップにより登録された前記色目標値情報を複数の前記印刷ルートのうちの他の印刷ルートに送信する送信ステップと、前記他の印刷ルートにおいて前記送信ステップで送信された前記色目標値情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した前記色目標値情報から自身の印刷ルートの対応する絵柄に対する色目標値情報を自身の前記登録部に登録する自動登録ステップと、を備え、前記それぞれの印刷ルートにおいて、同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷する際に、同一絵柄に対しては共通の色目標値情報に基づいて前記インキ供給量調整手段を制御するように構成されている。
(14)前記測色手段の測色情報を随時表示する表示手段を有する印刷監視装置を備え、前記色目標値設定ステップでは、前記表示手段に表示された印刷結果の情報を目視して各紙面の色目標値を設定又は修正することが好ましい。表示手段に表示する測色情報については、前記と同様に、印刷した画像の色の特徴を示す情報であればよく、印刷した画像の色とその画像の色目標値との差異を示す情報を例えばグラフ表示やテーブル表示や数値表示として表示したり、印刷した画像そのものを色情報として色彩表示したりしても良い。
(15)前記新聞輪転機は、両出し可能に構成され、前記別々の印刷ルートは、両出しされるウェブの一方のルート及び他方のルートであることが好ましい。
(16)前記新聞輪転機を複数備え、前記別々の印刷ルートは、前記複数の新聞輪転機のそれぞれのウェブのルートであることも好ましい。
(17)前記複数の新聞輪転機は、別々の印刷工場に設置されていることが好ましい。
(18)前記絵柄とは、印刷紙面全体又は印刷紙面内の一部の絵柄であることが好ましい。
(19)前記色目標値を、前記絵柄の一部に対して設定することが好ましい。
(20)前記表示手段に、印刷頁内の絵柄のうち、前記色目標値情報が登録された絵柄と前記色目標値情報が登録される前の絵柄とを識別可能に表示することが好ましい。
(21)前記制御手段は、色目標値設定手段に登録された前記色目標値情報を、その後に当該絵柄を印刷する際の色目標値情報として使用することが好ましい。
(22)当該絵柄の製版データに基づいて当該絵柄の印刷開始前の色目標値を設定する印刷前色目標値設定ステップを備え、オペレータによる前記色目標値情報の登録は、前記印刷開始前の色目標値の修正として行なうことが好ましい。
(23)前記制御手段は、前記色目標値設定ステップで前記色目標値情報が修正又は登録されるまでは、前記印刷前色目標値設定ステップで設定された当該絵柄の印刷開始前の色目標値に基づいて又は手動操作に応じて前記インキ供給量調整手段を制御することが好ましい。
(24)前記印刷システム全体を管理する管理装置を備え、前記管理装置は、情報を受信する受信手段及び情報を送信する送信手段と、前記印刷ルートのそれぞれの前記送信手段から送信され受信手段で受信した各絵柄の前記色目標値情報を記憶する記憶手段と、を有し、複数の前記印刷ルートの何れかにおいて、前記制御手段は、印刷を開始する前に前記記憶手段にアクセスして、印刷する絵柄に対応する色目標値情報があるかを検索して、前記色目標値情報がある場合は、印刷開始時からこの検索した色目標値情報に基づいて前記インキ供給量調整手段を制御することが好ましい。
本発明によれば、別々の印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ紙面を複数部並行して印刷する場合に、何れかの印刷ルートにおいて、オペレータが印刷した絵柄を目視しこれに基づいて当該絵柄の色の色調の目標値である色目標値を設定又は修正してこの色目標値を絵柄と紐付した色目標値情報として登録すると、この色目標値情報が、同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷する他の印刷ルートに送信されて、自身の(他の印刷ルートの)当該絵柄の色目標値情報としても登録されるので、同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷する各印刷ルートにおいて、同一絵柄に対しては共通の色目標値情報に基づいてインキ供給量が制御される。
したがって、並行して印刷される各同一絵柄の色調が何れも同一の色目標値に向けて制御される。特に、一人の或いは少ない人数のオペレータにより、多くの印刷ルートの同一紙面の色目標値を同時に又は略同時に設定することができ、全体としての作業負担が軽減される。そして、優れたオペレータの技量を共用しながら、何れの印刷ルートの同一絵柄をも適正な色調になるように制御することができるようになる。
本発明の一実施形態にかかる印刷システムの主要構成を説明するブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷システムの印刷色調制御装置を示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷システムにおける色目標値の設定を説明する図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷システムのインキ供給量制御を説明する図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる新聞輪転機を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、輪転印刷機として新聞輪転機を例示して説明する。
なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
なお、本実施形態では、測色手段として、IRGB濃度計を例示し、測色値としてはIRGBの4次元のパラメータで規定されるIRGB濃度値としているが、測色手段及び測色値はこれに限定されるものではない。つまり、測色手段は、印刷した色の色調を計測するもので、色調とは光学的に検出可能な色、即ち、色彩である。この測色手段で計測される色の値(測色値)は、色彩の差異を計測できる指標であればどのような値でも適用できる。この測色値には、例えば、RGBIの4次元で規定される濃度値やRGBの3次元で規定される濃度値や、或いは、ISOで規格化されたStatus−T,E,I等のフィルタでフィルタリングされた白板基準の濃度値や、CIE(国際照明委員会)推奨の色座標システムL*a*b*,L*u*v*,XYZ等の色彩値や、反射率や反射光量等が含まれる。
したがって、測色手段には、上記の各濃度にかかる濃度計や、色座標システムL*a*b*,L*u*v*,XYZ等を測色値として検出するセンサ、あるいは反射率や反射光量等を検出するセンサ等が含まれる。
また、「色目標値」とは、色調或いは色彩の目標値であり、上記の各測色値にかかる目標値である。
[新聞輪転機の概略構成]
図6は新聞輪転機の一例を示す構成図である。図6に示すように、新聞輪転機100は、複数の印刷ユニット(タワーユニット)T1〜T6,ウェブパス部14及び折加工部15と図6では図示略の排紙部とが、ウェブ(印刷用連続紙)10の走行経路にこの順にそなえて構成される。
各タワーユニットT1〜T6には、ウェブローラ(巻取紙)11aを装着された給紙部11と、インフィード部12と、表裏それぞれ適宜の数の版胴131及びブランケット胴132を備えた印刷部13とがこの順に設けられている。
ウェブパス部14は、制御要素としてのコンペンセータローラ等によりウェブパスルートの長さを調整し、ウェブパスルート変更機構により種々の組み合わせで各ウェブ10の重ね合わせ順を変更することができる。なお、新聞輪転機の場合、通常ウェブパス部14において、スリッタ(図示略)により必要に応じてウェブ10が幅方向に2分割されるため、より複雑なウェブパスルートが形成されることとなる。
また、ウェブパス部14と折加工部15との間には、複数のウェブ10を集合させて重合させるウェブ集合部(側面視形状から「スズラン」とも称する)16を有し、複数のウェブ10はこのウェブ集合部16で設定された重なり順に集められ次第に接近して重ね合わされて折加工部15のフォーマ(三角板)15aに進入するようになっている。
折加工部15では、フォーマ15aにより集合したウェブを縦折りしながら図示しない折機で折り畳む。図6では、両出しされる操作側ウェブシート10aのシート群10Aを加工する折加工部15のみを示しているが、駆動側ウェブシート10bのシート群10Bを加工する折加工部も図示しないが同様に装備されている。
上記のように、新聞輪転機の場合、ウェブ10が幅方向に2分割されるため、より複雑なウェブパスルートが形成されるが、第1の搬送ルートを用いれば片出し方式となって2分割される操作側のウェブと駆動側のウェブとが同一の冊子を構成し、第2の搬送ルートを用いれば両出し方式となって2分割される操作側のウェブシートと駆動側のウェブシートとが別々の冊子を構成するようになっている。
以下の印刷システムでは、第2の搬送ルートを用いた両出し方式を採用し、操作側のウェブシート10aを断裁し横折りしてできたシート群10Aからなる冊子を第1の排紙部から排紙する一方で、駆動側のウェブシート10bを断裁し横折りしてできた第2のシート群10Bからなる冊子を第2の排紙部から排紙するようにしている。
[印刷システムの概略構成]
本実施形態にかかる印刷システムは、このような新聞輪転機100に適用され、同一絵柄を含んだ別々の刷版を装備した各印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ紙面を複数部並行して印刷可能に構成されている。印刷ルートとは、印刷後に別々の新聞を構成するウェブ又はウェブの一部が搬送されるルートである。新聞印刷の場合、上記のように、1枚のウェブ10に対して幅方向に片面で4頁が割り当てられ、これを機械の操作側と駆動側とで2頁ずつに分けて、別々の新聞を構成するように振り分ける両出し方式を採用する場合があるが、この場合は、1枚のウェブであって同一の印刷ユニットを通過しても、その駆動側と操作側とはウェブパス部14のスリッタを通過した後は別々の搬送ルートとなり別々の印刷ルートとなる。
もちろん、はじめからウェブが異なっていれば、別々の印刷ユニットを通過し、これらは当然別々の印刷ルートとなる。この場合、同一の印刷工場内の別々の印刷ユニットも対象になるが、別々の印刷工場内の各印刷ユニットも別々の印刷ユニットの対象になる。
ここでは、両出し方式で印刷する場合の操作側で印刷されるルートと駆動側で印刷されるルートとを、別々の印刷ルートとして例示する。
両出し方式では、多くの場合、操作側と駆動側とで同一紙面を印刷するため、同一紙面は同一絵柄を含んでいるが、新聞の場合、その日の初版から最終版に向けて刻々と紙面構成が変わっていくので、紙面構成が異なると同一絵柄であっても印刷箇所が同一紙面内で移動する場合や別の紙面(別の頁)に移動する場合もありうる。「同一絵柄を含んだ紙面」はこのように別の頁であっても、互いに同一絵柄を含んでいる紙面をも対象とする。
各印刷ルートには、印刷した紙面の色調(即ち、色彩)を目標値(色目標値)に近づけるようにして印刷色調を目標の色調に制御する印刷色調制御装置が備えられている。両出し方式の場合、印刷色調制御装置の多くが操作側印刷ルートと駆動側印刷ルートとで共用されるが、後述のオペレーションターミナル3自体、或いはオペレーションターミナル3のディスプレイ(表示手段)3aや色目標値設定にかかる操作手段は、各印刷ルートで別々に設けられている。
以下、1つの印刷ユニットTに着目して印刷色調制御装置について説明する。
本実施形態の場合、輪転印刷機は新聞輪転機100であり、図2に示すように、1つの印刷ユニットTはタワー型に構成される。
本実施形態の印刷ユニットTは多色刷りの両面印刷ユニットであり、図2に示すように、給紙部11とインフィード部(図示略)と印刷部13とウェブパス部14と折加工部15と排紙部17とをそなえ、給紙部11から供給されるウェブ(連続紙、以下、印刷シートとも言う)10に印刷部13で印刷を行ない、ウェブパス部14を経て折加工部15でウェブ10を切断して折りを行なって排紙部17において排紙する。印刷部13には、走行するウェブ10の印刷部分の絵柄の色調を検出する測色計(測色手段)18、印刷部13におけるインキ供給量(具体的にはインキキー)と湿し水とを制御する輪転機制御装置19とを備えている。本実施形態では、測色計18に色調としての色の濃度(実濃度)を検出するIRGB濃度計(濃度センサとも言う)が用いられている。
このような新聞輪転機100に対して設けられた品質制御装置画像サーバ2は、客先の製版側CTPサーバから、印刷データとして高解像度の紙面イメージデータを例えばTiff形式で、ジョブ情報を例えばXML形式で、それぞれ送信され、紙面イメージデータは、印刷機で扱える低解像度イメージデータに変換する。なお、図示しないが、客先製版側CTPサーバ1からの紙面イメージデータに基づいてCTPにより刷版が製版される。
図2に示すように、新聞輪転機100には、オペレーションターミナルパソコン3、CCSパソコン4、品質制御装置(制御手段)5、品質制御装置画像サーバ2が付設されている。このうち、オペレーションターミナルパソコン3及び品質制御装置5から印刷自動制御装置8が構成されている。以下にこれらを説明する。
オペレーションターミナルパソコン(操作端末)3は、品質制御装置画像サーバ2で所定の規格に変換された紙面イメージデータとジョブ情報及びCCSパソコンからの運転条件情報とに基づいて、輪転機の所定のユニットにインキ供給量をプリセットしたり制御したりするためのもので、インキ供給量調整により後述の色調制御を行なう際にオペレータが監視や指令等を行なうために用いられる印刷監視装置として機能する。ここでは、タッチディスプレイ3aと演算装置3bとをそなえ、タッチディスプレイ3aの画面を見ながら、監視及び指令等を行なうことができる。
CCSパソコン4は、輪転機側の管理システムに供えられ、品質制御装置画像サーバ2で所定の規格データに変換された紙面イメージデータのページを輪転機印刷ユニットの版胴のどの位置に割り付けるか等の処理や他の運転条件の入力などの処理を行なうためのものである。
品質制御装置5は、印刷時の自動制御を行なうためのもので、各印刷機のIRGB濃度計18から出力される紙面画像信号に基づいて各印刷機の色調自動制御にかかる制御量を算出するための演算装置5aと、これらの演算装置5aからの制御量情報や輪転機の状態信号や排紙部17からのエンコーダ信号を入力され、色調自動制御にかかるインキキー制御信号,湿し水制御指令や、欠陥紙面排紙指令を出力し、各制御を行なう輪転機インターフェース5bとからなる。品質制御装置5のこれらの機能のうち、インキキー制御による色調自動制御に関する機能要素が、本実施形態にかかる印刷色調制御装置に相当し、輪転機制御装置19のインキキーを開閉操作してインキ供給量を調整する機構が本実施形態にかかるインキ供給量調整機構(インキ供給量調整手段)に相当する。
なお、オペレーションターミナルパソコン3では、タッチディスプレイ3aに、IRGB濃度計18の測色情報をリアルタイムで随時表示すると共に、タッチ操作するためのスイッチ類を表示することができ、タッチディスプレイ3aの表示情報を参照しながら、品質制御装置5によって行なう制御に関する各種の設定を行なうことができるようになっている。表示する測色情報は、印刷した色の特徴を示す情報であればよく、印刷した画像の要部又は各部の色とそれらに対応した箇所の色目標値との差異を示す情報を例えばグラフ表示やテーブル表示や数値表示として表示したり、印刷した画像そのものの全体や要部等を色情報として色彩表示したりしても良い。
また、本実施形態にかかる印刷色調制御装置では、印刷結果の情報の一つである、実際の印刷を行なった際の印刷絵柄等を表示する表示用モニタとして、オペレーションターミナル3のタッチディスプレイ3aが兼用されている。もちろん、表示用モニタとして専用のものを装備してもよいが、タッチディスプレイ3aを兼用することにより設備コストを抑制できる。一方、表示用モニタとして専用のディスプレイを使用する場合、モニタープルーフとして機能するように印刷した画像を高精度に表示すれば、オペレータはこの表示画像を参照して、色調を制御することができる。
もちろん、基本的には、オペレータは印刷後の冊子を抜き取って色見本と比較して色調を制御する。
また、色調を制御する場合、例えば、タッチディスプレイ3aに表示されるスイッチ類を操作しインキ供給量をリアルタイムで調整しながら、色調制御を行なうことができる。
[印刷絵柄の画像表示装置の構成]
ここで、本実施形態にかかる印刷絵柄の画像表示装置を説明すると、図3に示すように、演算装置3bには、画像表示装置の機能として、印刷絵柄の発色状態の情報を入力される発色情報入力部31,表示画像情報を生成する表示画像情報生成部32の各機能がそなえられ、さらに、印刷色調制御の機能として、色目標値設定手段としての色目標値設定部33がそなえられている。なお、本実施形態では、色(色彩)の差異を示す指標として濃度を用いているので、色目標値として目標濃度値を用いている。そこで、色目標値設定部33については目標濃度設定部とも呼ぶ。
なお、色目標値設定部33は、後述のOKボタン(OKスイッチ)3cと連動し、オペレータは所定の絵柄の所定領域の印刷色調制御を完了させたらOKボタン3cをタッチ操作する。これにより、このときの所定領域における濃度センサ18の測色値がこれと対応する絵柄(又は、絵柄の一部)と紐付けされて色目標値情報として、色目標値設定部33の図示しないメモリ及び品質制御装置5の図示しないメモリに登録され、又、色目標値情報は、印刷システム全体を管理する管理装置300のデータベース(記憶部)300Dにも登録される。
発色情報入力部31には、測色計としてのIRGB濃度計18により検出(測色)された測色情報、即ち、印刷ユニットTで所定の印刷絵柄を印刷された印刷物の色調を示す、印刷絵柄各部のIRGB検出データや、かかる印刷絵柄の製版データに対応した色調を示す、印刷絵柄各部のIRGBデータが入力される。
なお、製版データは各インキ色[k(ブラック;墨),c(シアン;藍),m(マゼンタ;紅),y(イエロー;黄)]の印刷絵柄の各部の網点面積率情報k,c,m,yであるのに対して、色調を示す測色値は各色光[I(赤外光)、R(赤)、G(緑)、B(青)]の反射濃度情報I,R,G,Bとして与えられる。
したがって、製版データに対応した刷版により印刷機100で印刷した場合にIRGB濃度計(測色計)18によって検出される色調としての反射濃度I,R,G,Bは、例えば、IRGB濃度計18のセンサ値I,R,G,Bと色空間座標L*a*b*との関係を示すデバイスプロファイル(ICCプロファイル1)と、製版データk,c,m,yと色空間座標L*a*b*との関係を示す印刷機6のデバイスプロファイル(ICCプロファイル2)とを用意すれば、製版データk,c,m,yからこれに応じた色反射濃度I,R,G,Bを得ることができる。
このように、種々のデバイスプロファイルを用いて、製版データから得られる反射濃度I,R,G,Bを印刷前の目標濃度(印刷前の色目標値)I,R,G,Bとして設定することができ、この機能が印刷前目標濃度設定手段(印刷前色目標値設定手段)に相当する。ここでは、このようにして製版データk,c,m,yから得られた反射濃度I,R,G,Bを印刷前の目標濃度(印刷前の色目標値)として、発色情報入力部31に入力する。目標濃度(色目標値)としては、製版データk,c,m,yに基づく以外に、印刷見本(持込ゲラ)をIRGB濃度計18により計測して得ることもできる。ただし、この場合、別途、計測作業が必要になる。
表示画像情報生成部32では、発色情報入力部31に入力された各発色状態、つまり、IRGB濃度計18による測色情報と、目標濃度(色目標値)の情報とを表示する。この表示には、検出画像(IRGB濃度計18により検出された色調を示す画像)のみ或いは目標画像(色目標値での色調を示す画像)のみを単独で表示するモードと、検出画像と目標画像とを対比して表示するモードとを選択できるようになっている。
[印刷色調制御]
ここで、本実施形態にかかる印刷色調制御装置による制御、つまり、品質制御装置5の色調自動制御のインキキー制御に関して説明すると、この色調制御では、検出した印刷絵柄の発色状態である実濃度と色目標値である目標濃度とを比較して、実濃度が目標濃度に近づくようにインキ供給量(インキキー開度)を制御する。
例えば図4に示すように、印刷されたウェブ10に対してIRGB濃度計18により検出された実濃度に基づいてディスプレイ3aに表示した紙面200Bと印刷見本をディスプレイ3aに表示した紙面200Aとを対比して表示し、オペレータはこれらを比較しながらCMYKの各インキキーを制御し、実濃度を目標濃度に近づける。このとき、各紙面200A,200B全体を比較するのではなく、各紙面200A,200Bの特定の絵柄やその絵柄の一部などの最も色調を合わせたい要部201A,201Bを比較することが好ましい。この際、要部領域に対応したインキキー幅内を升目状に区切りその全体の平均値で比較することが好ましい。
なお、IRGB濃度計18により検出される検出濃度(測色値)も、目標濃度(色目標値)も、各色(各反射色)I,R,G,Bが混在するものであるが、これらを例えばセンサデバイスプロファイルや印刷機のデバイスプロファイル等を用いて、各単色のインキ色濃度に変換した上で、各単色のインキ色濃度をベタ濃度値に変換し、検出濃度にかかるベタ濃度値と目標濃度にかかるベタ濃度値との差分をとって、検出発色濃度にかかるベタ濃度値が目標濃度にかかるベタ濃度値よりも小さければ当該インキの供給量を増加させ、検出発色濃度にかかるベタ濃度値が目標濃度にかかるベタ濃度値よりも大きければ当該インキの供給量を減少させるように制御する。
そして、品質制御装置5による色調自動制御のほか、オペレータが手動により色調制御を行なえるように、品質制御装置5には、その端末であるオペレーションターミナル3によって、色調自動制御モードと色調手動制御モードとを選択できるようになっている。特に、色調手動制御モードでは、オペレーションターミナル3のディスプレイ3aを印刷絵柄の色調を示す画像を表示しながらこれを参照してディスプレイ3aに表示される入力操作部3d(図1参照)を通じて手動操作することができるようになっている。この手動操作によって印刷色調制御が完了したら、オペレータはディスプレイ3aに表示されるOKボタン3cをオン操作することになる。
[印刷システム]
本印刷システムにかかる各印刷ルートには、上記の印刷色調制御装置がそれぞれ備えられており、本印刷システムでは、それぞれの印刷ルートの品質制御装置5は、同一絵柄を含んだ紙面を複数部並行して印刷する際に、同一絵柄に対しては共通の目標濃度情報(即ち、色目標値情報)に基づいてインキ供給量調整機構を制御するように構成されている。
つまり、図1に示すように、同一絵柄を含んだ紙面を複数部並行して印刷するために、印刷ルートA及び印刷ルートBが装備されているものとする。なお、印刷ルートAは図2のウェブ10のうち操作側のウェブシート10aのルートであり、印刷ルートBは図2のウェブ10のうち駆動側のウェブシート10bのルートであるものとする。また、各印刷ルートに装備される測色計は同一の検出特性が得られるように予めキャリブレーションされているものとする。
印刷ルートA及び印刷ルートBには、何れも上記のオペレーションターミナルパソコン3、CCSパソコン4、品質制御装置5、品質制御装置画像サーバ2が付設されている。ただし、これらの装置のうち、例えばCCSパソコン4や品質制御装置5等については、各印刷ルートA,Bで、ハードウエア的には同一であるがソフトウェア的に機能分化して備えられるという場合もある。
ここで、操作側の印刷ルートAにおいて、オペレータが入力操作部3dを通じて手動により色調制御を行ない、この手動操作によって印刷色調制御が完了してOKボタン3cをオン操作すると、このオン操作の時点で、IRGB濃度計18により検出された測色値である検出濃度が目標濃度(色目標値)とされ、この目標濃度がその絵柄と紐付されて目標濃度情報(色目標値情報)として品質制御装置5Aの登録部(メモリ)51に登録される。これと同時に、同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷する印刷ルートBの品質制御装置5Bの登録部(メモリ)51にも目標濃度情報(色目標値情報)が送信され自動で登録される(この機能が自動登録手段に相当する)。これにより、印刷ルートAと印刷ルートBとで、同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷する際に、同一絵柄に対しては共通の目標濃度情報(色目標値情報)に基づいてインキ供給量を制御することができる。
このように同一絵柄に対して共通の色目標値情報を利用するために、各品質制御装置5には、各品質制御装置5間で色目標値情報を授受する送信機能(送信手段)及び受信機能(受信手段)をそれぞれ有している。なお、ハードウエア的には同一であるがソフトウェア的に機能分化して印刷ルートAの品質制御装置5Aと印刷ルートBの品質制御装置5Bとが構成される場合にも、ソフトウェア的に情報を授受できる構成(送信手段及び受信手段)を有している。
なお、上記のように、印刷前の色目標値が設定されていれば、オペレータにより目標濃度情報を登録されるまでは、印刷前の色目標値にしたがってインキ供給量を制御する。この場合は、オペレータにより色目標値の設定登録は印刷前の色目標値に対する修正となる。印刷前の色目標値が適正であればオペレータにより色目標値の修正量は僅かなものとなる。
また、印刷前の色目標値が設定されていなければ、オペレータにより目標濃度情報登録されるまでは、インキ供給量をデフォルト状態(供給するインキ膜厚が基準膜厚となる状態)に制御する。この場合は、オペレータにより目標濃度の設定登録は目標濃度の新規登録となる。
〔インキ供給量の自動制御〕
色目標値に基づくインキ供給量の自動制御は、実濃度(測色値)を目標濃度(色目標値)と比較して実濃度が目標濃度に近づくように各インキ色の濃度の差分(濃度偏差)を求めてこの濃度の差分が所定値以内になるようにインキ供給量を制御するが、このため、例えば測色値と色目標値との差を各インキ色のベタ濃度値偏差に変換する必要がある。
この変換は、例えば、予め取得されているプロファイルを用いて色目標値である目標濃度(Io,Ro,Go,Bo)を各インキ色の目標網点面積率ko,co,mo,yoに変換し、同じプロファイルを用いてIRGB濃度計18が計測した印刷絵柄の測色値(I,R,G,B)を各インキ色の実網点面積率k,c,m,yに変換する。
そして、目標網点面積率ko,co,mo,yo及び実網点面積率k,c,m,yに対応する各インキ色の単色網濃度をそれぞれ演算して、さらに、各色の目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとの偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsk1,ΔDsc1,ΔDsm1,ΔDsy1を演算する。
さらに、ベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyに対応するキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを演算し、キー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyに対応してインキキー開度を調整する。この測色値と色目標値から各インキ色のベタ濃度値偏差を求める演算は各品質制御装置5のインキ供給量制御部(制御手段)52により行なう。これにより、実濃度(測色値)を目標濃度(色目標値)に近づけることができる。
[作用及び効果]
本実施形態にかかる印刷システムは、上述のように構成されるので、以下のようにして印刷を実施することができる。ここでは、色目標値を目標濃度とし、色目標値情報を目標濃度情報として、具体的に説明する。
つまり、図5(a)に示すように、ある印刷ルート(例えば印刷ルートA)で印刷を実施し(ステップA10)、IRGB濃度計18により実濃度を測色する(ステップA20)。この実濃度は画像としてディスプレイ3aに見本の画像と共に表示され、オペレータは検出された実濃度(検出濃度)と見本の濃度とを比較して(ステップA30)、実濃度が適正(十分に見本の濃度に近い)か否かを判定する(ステップA40)。実濃度が適正でなければ、インキ供給量を手動で操作して実濃度を適正にする(ステップA50)。
こうして、実濃度が適正になったら、目標濃度値を設定または修正する(ステップA60)。具体的には、オペレータはOKボタン3cを操作する。これにより、目標濃度値は絵柄と紐付され目標濃度情報として自身の品質制御装置5の登録部(メモリ)51に自動で登録する(ステップA70)。そして、この目標濃度情報は同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷している他の印刷ルート(例えば印刷ルートB)に自動で送信される。
他の印刷ルートでは、図5(b)に示すように、目標濃度情報を受信したら(ステップB10)、自身の品質制御装置5の登録部(メモリ)51に、対応する絵柄の目標濃度情報として自動で登録される(ステップB20)。
したがって、ある印刷ルートでオペレータが目標濃度値を設定または修正したら、これと同一の絵柄を並行して印刷する印刷ルートのそれぞれが、大きなタイムラグなしに目標濃度値を共有してインキ供給量を制御することができる。
このインキ供給量制御は、図5(c)に示すように、IRGB濃度計18により実濃度を測色し(ステップC10)、同一の絵柄(絵柄の一部または全部)について、検出した実濃度の値と目標濃度の値とを比較し(ステップC20)、これらの差分が所定値以下か否かを判定し(ステップC30)、これらの差分が所定値以上であれば、差分が減少する方向にインキ供給量を制御する(ステップC40)。そして、これらの差分が所定値以下になれがこのインキ供給状態を保持する。なお、図5(c)は所定周期で繰り返される。
このようにして、本実施形態の印刷システム,印刷方法によれば、別々の印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ紙面を複数部並行して印刷する場合に、何れかの印刷ルートにおいて、オペレータが印刷した絵柄を目視しこれに基づいてその絵柄の目標濃度の値を設定又は修正してこの目標濃度値(色目標値)を絵柄と紐付した目標濃度情報(色目標値情報)として登録すると、この目標濃度情報(色目標値情報)が、同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷する他の印刷ルートに送信されて、他の印刷ルートにおいて、自身の該当する絵柄の目標濃度情報(色目標値情報)としても登録されるので、同一絵柄を含んだ紙面を並行して印刷する各印刷ルートにおいて、同一絵柄に対しては共通の目標濃度情報(色目標値情報)に基づいてインキ供給量が制御されることになる。
したがって、熟練したオペレータがある印刷ルートにおいて目標濃度(色目標値)を適正に設定すれば、並行して印刷される各同一絵柄の発色濃度が何れも同一の目標濃度(色目標値)に向けて制御される。特に、一人の或いは少ない人数の熟練したオペレータにより、多くの印刷ルートの同一紙面の目標濃度(色目標値)を同時に又は略同時に設定することができ、全体としての作業負担が軽減される。そして、優れたオペレータの技量を共用しながら、何れの印刷ルートの同一絵柄をも適正な色調になるように制御することができるようになる。
したがって、短時間で大量に印刷する要求に答えながら、より新しい情報をより適正な印刷色調で読者に届けることができる。
なお、管理装置300では、図示しない送信部(送信手段),受信部(受信手段)を通じて、データベース300Dに登録された目標濃度情報(色目標値情報)を、その後、同一の絵柄を印刷する印刷ルートに対して必要に応じて取り出して送信して印刷制御に使用させることもでき、これにより、登録された目標濃度情報(色目標値情報)を有効に利用することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、インキ供給量調整手段をインキキー方式のものにしているが、インキポンプ方式を適用するなど、インキ供給量調整手段は限定されない。
上記の実施形態では、印刷前に製版データから色目標値を取得し使用しているが、本発明は印刷前の色目標値は必須でなく、印刷前の色目標値の取得に必要な各種の対応関係(プロファイル)は不要となり、この場合、これらの対応関係の生成にかかる膨大な作業やコストを削減することができる。
なお、色目標値に基づくインキ供給量のフィードバック制御にも、センサデバイスプロファイルや印刷機のデバイスプロファイル等の対応関係(プロファイル)を用いる場合があるが、色目標値の取得に要求される対応関係ほど厳密である必要はなく、これらの対応関係の生成にかかる負担は印刷前の色目標値の取得に比べてはるかに小さい。
また、上記実施形態では、両出し方式を例示して説明したが、前述のように印刷システムを構成する別々の印刷ルートには種々あり、様々な態様で適用しうる。
また、本発明は新聞輪転機に好適であるが、その他の輪転印刷機にも適用することができる。
2 品質制御装置画像サーバ
2a 品質制御装置画像サーバ2のモニタ 3 オペレーションターミナル(操作端末)
3a タッチディスプレイ
3b 演算装置
3c OKボタン
4 CCSパソコン
5 品質制御装置
5a 演算装置
5b 輪転機インターフェース
8 印刷自動制御装置
10 ウェブ(印刷用連続紙)
11 給紙部
12 インフィード部
13 印刷部
14 ウェブパス部
15 折加工部
16 ウェブ集合部
17 排紙部
18 測色計としてのIRGB濃度計(発色状態検出部)
19 輪転機制御装置(インキ供給量調整手段)
31 発色情報入力部
32 表示画像情報生成部
33 色目標値設定部(色目標値設定手段)
51 登録部
52 インキ供給量制御部(制御手段)
100 新聞輪転機
300 管理装置
300D データベース(記憶部)
T1〜T6,T 印刷ユニット(タワーユニット)

Claims (24)

  1. インラインで印刷後の色の色調を計測する測色手段と、インキ供給量を調整するインキ供給量調整手段と、前記インキ供給量調整手段を制御する制御手段とを有し、ウェブに印刷する新聞輪転機を備え、同一絵柄を含んだ別々の刷版を装備した各印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷可能な印刷システムであって、
    複数の前記印刷ルートのそれぞれに、
    オペレータにより印刷した絵柄の目視に基づいて当該絵柄の色目標値を設定又は修正してこの色目標値を絵柄と紐付した色目標値情報として登録部に登録可能な色目標値設定手段と、
    前記色目標値設定手段により登録された前記色目標値情報を他の前記印刷ルートに送信する送信手段と
    他の前記印刷ルートの前記送信手段から送信された前記色目標値情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記色目標値情報から自身の印刷ルートの対応する絵柄に対する色目標値情報を自身の前記登録部に登録する自動登録手段とを備え、
    前記それぞれの印刷ルートの前記制御手段は、同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷する際に、同一絵柄に対しては共通の色目標値情報に基づいて前記インキ供給量調整手段を制御するように構成されている
    印刷システム。
  2. 前記測色手段の測色情報を随時表示する表示手段を有する印刷監視装置を備え、
    前記色目標値設定手段は前記印刷監視装置に付設されている
    請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記新聞輪転機は、両出し可能に構成され、
    前記別々の印刷ルートは、両出しされるウェブの一方のルート及び他方のルートである請求項1又は2記載の印刷システム。
  4. 前記新聞輪転機を複数備え、
    前記別々の印刷ルートは、前記複数の新聞輪転機のそれぞれのウェブのルートである
    請求項1〜3の何れか1項に記載の印刷システム。
  5. 前記複数の新聞輪転機は、別々の印刷工場に設置されている
    請求項4記載の印刷システム。
  6. 前記絵柄とは、印刷紙面全体又は印刷紙面内の一部の絵柄である
    請求項1〜5の何れか1項に記載の印刷システム。
  7. 前記色目標値は、前記絵柄の一部に対して設定される
    請求項6記載の印刷システム。
  8. 前記表示手段に、印刷頁内の絵柄のうち、前記色目標値情報が登録された絵柄と前記色目標値情報が登録されていない絵柄とを識別可能に表示するように構成されている
    請求項2を引用する請求項6又は7記載の印刷システム。
  9. 前記制御手段は、前記色目標値設定手段に登録された前記色目標値情報を、その後に当該絵柄を印刷する際の色目標値情報として使用する
    請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷システム。
  10. 前記色目標値設定手段は、当該絵柄の製版データに基づいて当該絵柄の印刷開始前の色目標値を設定する印刷前色目標値設定手段を備え、
    オペレータによる前記色目標値情報の登録は、前記印刷開始前の色目標値の修正として行う
    請求項1〜9の何れか1項に記載の印刷システム。
  11. 前記制御手段は、前記色目標値情報が修正又は登録されるまでは、前記印刷開始前の色目標値に基づいて又は手動操作に応じて前記インキ供給量調整手段を制御する
    請求項1〜10の何れか1項に記載の印刷システム。
  12. 前記印刷システム全体を管理する管理装置を備え、
    前記管理装置は、情報を受信する受信手段及び情報を送信する送信手段と、
    前記印刷ルートのそれぞれの前記送信手段から送信され受信手段で受信した各絵柄の前記色目標値情報を記憶する記憶手段と、を有している
    請求項1〜11の何れか1項に記載の印刷システム。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載の印刷システムを備え、同一絵柄を含んだ別々の刷版を装備した各印刷ルートを用いて同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷する印刷方法であって、
    複数の前記印刷ルートの何れかにおいて、オペレータによる印刷した絵柄の目視に基づいて当該絵柄の色目標値を設定又は修正してこの色目標値を絵柄と紐付した色目標値情報として登録部に登録する色目標値設定ステップと、
    前記色目標値設定ステップにより登録された前記色目標値情報を複数の前記印刷ルートのうちの他の印刷ルートに送信する送信ステップと、
    前記他の印刷ルートにおいて前記送信ステップで送信された前記色目標値情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した前記色目標値情報から自身の印刷ルートの対応する絵柄に対する色目標値情報を自身の前記登録部に登録する自動登録ステップと、を備え、
    前記それぞれの印刷ルートにおいて、同一絵柄を含んだ新聞紙面を複数部並行して印刷する際に、同一絵柄に対しては共通の色目標値情報に基づいて前記インキ供給量調整手段を制御するように構成されている
    印刷方法。
  14. 前記測色手段の測色情報を随時表示する表示手段を有する印刷監視装置を備え、
    前記色目標値設定ステップでは、前記表示手段に表示された印刷結果の情報を目視して各紙面の色目標値を設定又は修正する
    請求項13記載の印刷方法。
  15. 前記新聞輪転機は、両出し可能に構成され、
    前記別々の印刷ルートは、両出しされるウェブの一方のルート及び他方のルートである請求項13又は14記載の印刷方法。
  16. 前記新聞輪転機を複数備え、
    前記別々の印刷ルートは、前記複数の新聞輪転機のそれぞれのウェブのルートである
    請求項13〜15の何れか1項に記載の印刷方法。
  17. 前記複数の新聞輪転機は、別々の印刷工場に設置されている
    請求項16記載の印刷方法。
  18. 前記絵柄とは、印刷紙面全体又は印刷紙面内の一部の絵柄である
    請求項13〜17の何れか1項に記載の印刷方法。
  19. 前記色目標値を、前記絵柄の一部に対して設定する
    請求項18記載の印刷方法。
  20. 前記表示手段に、印刷頁内の絵柄のうち、前記色目標値情報が登録された絵柄と前記色目標値情報が登録される前の絵柄とを識別可能に表示する
    請求項14を引用する請求項18又は19記載の印刷方法。
  21. 前記制御手段は、前記色目標値設定手段に登録された前記色目標値情報を、その後に当該絵柄を印刷する際の色目標値情報として使用する
    請求項13〜20の何れか1項に記載の印刷方法。
  22. 当該絵柄の製版データに基づいて当該絵柄の印刷開始前の色目標値を設定する印刷前色目標値設定ステップを備え、
    オペレータによる前記色目標値情報の登録は、前記印刷開始前の色目標値の修正として行なう
    請求項13〜21の何れか1項に記載の印刷方法。
  23. 前記制御手段は、前記色目標値設定ステップで前記色目標値情報が修正又は登録されるまでは、前記印刷前色目標値設定ステップで設定された当該絵柄の印刷開始前の色目標値に基づいて又は手動操作に応じて前記インキ供給量調整手段を制御する
    請求項22記載の印刷方法。
  24. 前記印刷システム全体を管理する管理装置を備え、
    前記管理装置は、情報を受信する受信手段及び情報を送信する送信手段と、
    前記印刷ルートのそれぞれの前記送信手段から送信され受信手段で受信した各絵柄の前記色目標値情報を記憶する記憶手段と、を有し、
    複数の前記印刷ルートの何れかにおいて、前記制御手段は、印刷を開始する前に前記記憶手段にアクセスして、印刷する絵柄に対応する色目標値情報があるかを検索して、前記色目標値情報がある場合は、印刷開始時からこの検索した色目標値情報に基づいて前記インキ供給量調整手段を制御する
    請求項13〜23の何れか1項に記載の印刷方法。
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