JP3836107B2 - 印刷機の絵柄色調制御方法および装置 - Google Patents

印刷機の絵柄色調制御方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3836107B2
JP3836107B2 JP2004012992A JP2004012992A JP3836107B2 JP 3836107 B2 JP3836107 B2 JP 3836107B2 JP 2004012992 A JP2004012992 A JP 2004012992A JP 2004012992 A JP2004012992 A JP 2004012992A JP 3836107 B2 JP3836107 B2 JP 3836107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dot area
color
area ratio
halftone
halftone dot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004012992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005205661A (ja
Inventor
衆一 竹本
郁夫 尾崎
範文 田阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004012992A priority Critical patent/JP3836107B2/ja
Publication of JP2005205661A publication Critical patent/JP2005205661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3836107B2 publication Critical patent/JP3836107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

本発明は、印刷機の絵柄色調制御方法及び装置に関し、特に、IRGB濃度計を用いて色調を制御する絵柄色調制御方法及び装置に関する。
従来行われていた印刷機の絵柄の色調制御の方法として、絵柄とともに印刷シートの余白部分に色調検査用のカラーパッチを印刷し、このカラーパッチの分光反射率を分光計にて測定して、その測定結果から絵柄の色調の目標とする色調からのずれを検出して各色のインキ供給量を制御する方法がある。しかしながら、この方法では、印刷シートにカラーパッチを印刷するための余白が必要なため、余白の分だけ紙を無駄にしてしまう。
この問題に対し特許文献1及び特許文献2には、カラーパッチを用いることなく、絵柄自体の絵柄の色調制御を行う方法が提案されている。これらの文献に開示された方法は、要約すると次のような手順となる。
まず、各色の印刷ユニットで印刷された絵柄の分光反射率を分光計にて測定する。そして、インキキーのキーゾーン毎に分光反射率(キーゾーン全体の平均分光反射率)を演算し、さらに各キーゾーンの分光反射率を国際照明委員会が提唱する色座標値(L***)に変換する。各色のインキ供給量を調整して試印刷を行い、所望の色調を有する印刷シート(以下、OKシートという)が得られたら、OKシートの各キーゾーンの色座標値を目標色座標値に設定する。次に、本印刷を開始してキーゾーン毎にOKシートと印刷シート(以下、本印刷で得られた印刷シートを本刷りシートという)との色座標値の差(色差)を算出し、色差に対する各印刷ユニットのインキキーの開度の増減量を計算して、色差がゼロになるように各印刷ユニットの各インキキーの開度をオンライン制御によって調整する。
特開2001−18364号公報 特開2001−47605号公報
しかしながら、上記特許文献に開示された方法には、以下のような課題がある。まず、上記方法では、計測手段として分光計を用いているが、分光計はコストが高く、さらに、分光計は新聞用輪転機のように計測対象(この場合は印刷シート)が極めて高速で移動する場合には処理能力上追従することができない。また、上記方法では、OKシートが印刷されてから色調制御が開始されることになるため、立ち上がりからOKシートが印刷されるまでの間に多くの損紙が発生してしまう。また、客先からの注文には、絵柄中の特定の注目点について特に厳しい色調管理を要求される場合があるが、このように特定の注目点について色調制御したい場合には、基準となる画像データとして上流の製版工程からCIP3データ〔CIP3(Cooperation for Integration of Prepress, Press, Postpress)規格のPPF(Print Production Format)データ〕等のデータをもらわなければならない。
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、分光計よりもコストが低いIRGB濃度計を用いて、OKシートが印刷されるのを待つまでもなく印刷開始直後から印刷依頼元等が所望する色調に正確、且つ容易に色合わせできるようにした、印刷機の絵柄色調制御方法および装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の本発明の印刷機の絵柄色調制御方法は、外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと色調の基準になる基準印刷機のICCプロファイルとを取得するステップと、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データから網点面積率を求めるステップと、上記基準印刷機のICCプロファイルと自機のICCプロファイルとを用いて上記網点面積率から上記自機に対応した各インキ色の目標網点面積率を求めるステップと、予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標単色網濃度を求めるステップと、IRGB濃度計を用いて、印刷された本刷りシートの実混色網濃度を求めるステップと、予め設定した網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき、上記実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求めるステップと、上記の予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記実網点面積率に対応する実単色網濃度を求めるステップと、予め設定した網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率のもとでの上記目標単色網濃度と上記実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求めるステップと、上記ベタ濃度偏差に基づき上記自機のインキ供給量を調整するステップとを実行することを特徴としている。
なお、目標網点面積率については、実網点面積率のように毎回求める必要はなく、外部から取得する印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データが変わらない限りは一度求めておけばよく、目標単色網濃度についても、実単色網濃度のように毎回求める必要はなく、目標網点面積率が変わらない限りは一度求めておけばよい。
また、インキ供給装置のインキ供給単位幅とは、インキ供給装置がインキキー装置である場合には各インキキーのキー幅(キーゾーン)のことであり、インキ供給装置がデジタルポンプ装置である場合には各デジタルポンプのポンプ幅のことである。
請求項2記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項1記載の方法において、上記基準印刷機のICCプロファイルは上記基準印刷機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであるとともに、上記自機のICCプロファイルは上記自機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであり、上記目標網点面積率を求めるステップでは、上記基準印刷機のICCプロファイルを用いて上記網点面積率に対応する色座標値を求めた後、上記自機のICCプロファイルを用いて上記色座標値に対応する網点面積率を求めることを特徴としている。
請求項3記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項1又は2記載の方法において、上記網点面積率を求めるステップでは、印刷対象絵柄をインキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときの上記インキ供給単位幅毎の網点面積率を求め、上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記インキ供給単位幅毎に実混色網濃度を求め、上記インキ供給量を調整するステップでは、上記インキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整することを特徴としている。
請求項4記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項3記載の方法において、上記取得ステップと上記網点面積率を求めるステップとの間に、上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ選定するステップをさらにそなえ、上記網点面積率を求めるステップでは、上記注目画素の網点面積率を求め、上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記注目画素の実混色網濃度を求めることを特徴としている。
請求項5記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項4記載の方法において、上記注目画素を選定するステップでは、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データに基づいて印刷対象絵柄の画像を表示装置に表示し、上記表示された印刷対象絵柄の画像から上記注目画素を選定することを特徴としている。
請求項6記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項4又は5記載の方法において、上記注目画素を選定するステップでは、インキ供給単位幅毎に、一画素,連続する一塊の複数画素,全画素の何れかを上記注目画素として選定することを特徴としている。
請求項7記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項6記載の方法において、上記注目画素を選定するステップで、連続する一塊の複数画素、又は、全画素を上記注目画素として選定した場合、上記網点面積率を求めるステップでは、上記の複数の画素からなる画素群の平均網点面積率を求め、上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記画素群の実平均混色網濃度を求めることを特徴としている。
請求項8記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項4記載の方法において、上記注目画素を選定するステップでは、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を自動抽出することを特徴としている。
請求項9記載の印刷機の絵柄色調制御方は、請求項4記載の方法において、上記注目画素を選定するステップでは、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素とその周辺の複数の画素からなる画素群を自動抽出し、上記網点面積率を求めるステップでは、上記画素群の平均網点面積率を求め、上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記画素群の実平均混色網濃度を求めることを特徴としている。
請求項10記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項4〜9の何れか1項に記載の方法において、予め設定した網点面積率と色座標値との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標色座標値を求めるステップと、予め設定した混色網濃度と色座標値との対応関係に基づき、上記IRGB濃度計で計測された上記注目画素の実混色網濃度に対応する実色座標値を求めるステップと、上記目標色座標値と上記実色座標値との色差を求めるステップと、上記実色座標値及び上記色差の少なくとも1つを表示装置に表示するステップとをさらに実行することを特徴としている。
請求項11記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項1〜10の何れか1項に記載の方法において、上記取得ステップでは、記憶媒体又はネットワークを介して、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと上記基準印刷機のICCプロファイルとを取得することを特徴としている。
請求項12記載の印刷機の絵柄色調制御方法は、請求項1〜11の何れか1項に記載の方法において、上記取得ステップでは、最初に印刷対象絵柄のビットマップデータを取得して、上記ビットマップデータをCIP3データ相当の低解像度データに変換したものを上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データとして用いることを特徴としている。
請求項13記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと色調の基準になる基準印刷機のICCプロファイルとを受信する受信手段と、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データから網点面積率を求める網点面積率演算手段と、上記基準印刷機のICCプロファイルと自機のICCプロファイルとを用いて上記網点面積率から上記自機に対応した各インキ色の目標網点面積率を求める目標網点面積率演算手段と、予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標単色網濃度を求める目標単色網濃度演算手段と、印刷シートにインキを供給するインキ供給装置と、印刷された本刷りシートの走行ライン上に配置されたIRGB濃度計と、上記IRGB濃度計により得られた計測情報から上記本刷りシートの実混色網濃度を求める実混色網濃度演算手段と、予め設定した網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき、上記実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求める実網点面積率演算手段と、上記の予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記実網点面積率に対応する実単色網濃度を求める実単色網濃度演算手段と、予め設定した網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率のもとでの上記目標単色網濃度と上記実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求めるベタ濃度偏差演算手段と、上記ベタ濃度偏差に基づき上記インキ供給装置のインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段とを備えたことを特徴としている。
請求項14記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項13記載の装置において、上記基準印刷機のICCプロファイルは上記基準印刷機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであるとともに、上記自機のICCプロファイルは上記自機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであり、上記目標網点面積率演算手段は、上記基準印刷機のICCプロファイルを用いて上記網点面積率に対応する色座標値を求めた後、上記自機のICCプロファイルを用いて上記色座標値に対応する網点面積率を求めることを特徴としている。
請求項15記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項13又は14記載の装置において、上記網点面積率演算手段は、印刷対象絵柄をインキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときの上記インキ供給単位幅毎の網点面積率を求め、上記実混色網濃度演算手段は、上記インキ供給単位幅毎に実混色網濃度を求め、上記インキ供給量調整手段は、上記インキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整することを特徴としている。
請求項16記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項15記載の装置において、上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ設定する注目画素設定手段をさらにそなえ、上記網点面積率演算手段は、上記注目画素の網点面積率を求め、上記実混色網濃度演算手段は、上記注目画素の実混色網濃度を求めることを特徴としている。
請求項17記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項16記載の装置において、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データに基づいて上記印刷絵柄の画像を表示する表示装置と、上記インキ供給単位幅毎に、一画素,連続する一塊の複数画素,全画素の何れかを選定するための入力手段とをそなえ、上記注目画素設定手段は、上記入力手段を介して選定された画素を上記注目画素として設定することを特徴としている。
請求項18記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項17記載の装置において、上記注目画素設定手段により、連続する一塊の複数画素、又は、全画素が上記注目画素として設定されると、上記網点面積率演算手段は、上記の複数の画素からなる画素群の平均網点面積率を求め、上記実混色網濃度演算手段は、上記画素群の実平均混色網濃度を演算することを特徴としている。
請求項19記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項16記載の装置において、上記注目画素設定手段は、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を自動抽出することを特徴としている。
請求項20記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項16記載の装置において、上記注目画素設定手段は、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素とその周辺の複数の画素からなる画素群を自動抽出し、上記網点面積率演算手段は、上記画素群の平均網点面積率を求め、上記実混色網濃度演算手段は、上記画素群の実平均混色網濃度を演算することを特徴としている。
請求項21記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項16〜20の何れか1項に記載の装置において、予め設定した網点面積率と色座標値との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標色座標値を求める目標色座標値演算手段と、予め設定した混色網濃度と色座標値との対応関係に基づき、上記IRGB濃度計で計測された上記注目画素の実混色網濃度に対応する実色座標値を求める実色座標値演算手段と、上記目標色座標値と上記実色座標値との色差を求める色差演算手段と、上記実色座標値及び上記色差の少なくとも1つを表示する表示装置とをそなえたことを特徴としている。
請求項22記載の印刷機の絵柄色調制御装置は、請求項16〜21の何れか1項に記載の装置において、上記受信手段は、記憶媒体又はネットワークを介して、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと上記基準印刷機のICCプロファイルとを取得することを特徴としている。
本発明の印刷機の絵柄色調制御方法及び装置によれば、分光計ではなくIRGB濃度計を用いて色調制御を行うことができるので、計測手段にかかるコストが低減できるとともに新聞輪転機のような高速印刷機にも十分に対応することができる。また、印刷依頼元等の外部から得た印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと基準印刷機のICCプロファイルと、さらに自機のICCプロファイルとを用いて色調を制御するので、OKシートが印刷されるのを待つまでもなく、印刷開始直後から、印刷依頼元等が所望する色調に正確、且つ容易に色合わせすることができる。さらに、従来行われている校正刷りと比較しながらの色合わせに比較して、より効率よく色調制御を行なうことができ、OKシートが得られるまでの損紙の発生量を大幅に低減することもできる。
特に、印刷開始前に絵柄の特定の注目点を設定しておけば、この注目点について正確に色調制御を行うことが可能になる。また、各色・各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を注目点として設定する場合には、センシング感度が向上するため、所望の色調に速やかに合わせることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は多色刷りの両面印刷機であり、印刷シート8の搬送経路に沿って、インキ色〔墨(k)、藍(c)、紅(m)、黄(y)〕毎に印刷ユニット2a,2b,2c,2dが設置されている。本実施形態では、印刷ユニット2a,2b,2c,2dは、インキキー7とインキ元ローラ6とからなるインキキー式のインキ供給装置を備えている。この形式のインキ供給装置では、インキキー7のインキ元ローラ6に対する隙間量(以下、この隙間量をインキキー開度という)によりインキ供給量を調整することができる。また、インキキー7は印刷幅方向に複数並置されており、インキキー7の幅単位(以下、インキキー7によるインキ供給単位幅をキーゾーンという)でインキ供給量を調整することができる。インキキー7により供給量を調整されたインキは、インキローラ群5内で適度に練られ、薄膜を形成した後に版胴4の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴3を介して絵柄として印刷シート8に転写される。なお、図1中では省略しているが、本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dには、印刷シート8の搬送経路を挟むようにして一対のブランケット胴3,3が備えられ、各ブランケット胴3に対して版胴4やインキ供給装置が設けられている。
本実施形態の新聞用オフセット輪転機は、最下流の印刷ユニット2dのさらに下流にラインセンサ型IRGB濃度計(IRGB濃度計)1を備えている。ラインセンサ型IRGB濃度計1は印刷シート8上の絵柄の色を印刷幅方向ライン状にI(赤外光)、R(赤)、G(緑)、B(青)の反射濃度(混色網濃度)として計測する計測器であり、印刷シート8全体の反射濃度を計測したり、任意の位置の反射濃度を計測したりすることが可能である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、ラインセンサ型IRGB濃度計1は印刷シート8の搬送経路を挟むようにして表裏両側に配置され、表裏両面の反射濃度を計測できるようになっている。
ラインセンサ型IRGB濃度計1により計測された反射濃度は演算装置10に送信される。演算装置10はインキ供給量の制御データを演算する装置であり、ラインセンサ型IRGB濃度計1で計測された反射濃度に基づいて演算を行い、印刷シート8の絵柄の色を目標色に一致させるためのインキキー7の開度を演算している。ここで、図2は本発明の一実施形態にかかる新聞用オフセット輪転機の絵柄色調制御装置の概略構成を示す図であると同時に、演算装置10の色調制御機能に着目した機能ブロック図である。
演算装置10は、印刷機とは離れて設置されたDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ。注目画素設定手段,網点面積率演算手段,実混色網濃度演算手段に相当する機能を有する)11とPC(パソコン)12とから構成され、PC12には色変換部(目標網点面積率演算手段,目標単色網濃度演算手段,実網点面積率演算手段,実単色網濃度演算手段,ベタ濃度偏差演算手段に相当する機能を有する)14,インキ供給量演算部15,オンライン制御部16,キー開度リミッタ演算部17及び受信部(受信手段)18としての機能が割り当てられている。演算装置10の入力側には、ラインセンサ型IRGB濃度計1が接続され、出力側には印刷機内蔵の制御装置20が接続されている。制御装置20は、インキキー7のキーゾーン毎にインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段として機能するものであり、インキキー7を開閉させる図示しない開閉装置を制御しており、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dのインキキー7毎に独立してキー開度を調整することができる。また、演算装置10には表示装置としてのタッチパネル(入力手段の機能も有する)30が接続されている。
図3,図4は演算装置10による色調制御の処理フローを示す図である。以下、図3,図4を中心に演算装置10による色調制御の処理内容について説明する。
本実施形態では、受信部18により記憶媒体やネットワーク(有線,無線の何れでもよい)などを介して、外部(例えば、印刷会社に対する印刷依頼元、新聞社の印刷工場に対する新聞社の本社、等)から、新聞紙の紙面情報(印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データ)と、紙面の色情報を作成した入力装置のICC(International Color Consortium)プロファイル(以下、基準印刷機のICCプロファイルという)とを取得するようになっている。ここでは、新聞社の本社から新聞紙の紙面情報がビットマップデータ(1bit−Tiff製版用データ)の形式で印刷工場に送信されてくるものとする。上記ICCプロファイルは、今回の印刷において色調の基準となる基準印刷機の網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルである。
まず、DSP11は、ステップT10として、受信部18を介して取得したビットマップデータを印刷機のフォーマットに応じたCIP3データ相当の低解像度データに変換し、この低解像度データを網点面積率データとして用いる。この解像度の変換処理は一般的なCIP3データとの共用を図るためであるが、後の処理においてビットマップデータそのものを網点面積率データとして用いることも可能である。また、DSP11にはタッチパネル30に接続されており、このタッチパネル30には、送信されたビットマップデータに基づいて新聞紙面の絵柄画像が表示されるようになっている。
ステップT20では、タッチパネル30に表示された絵柄画像に直接手で或いはタッチペンなどを使って、キーゾーン毎に各インキ色に対応する特定の注目点(注目画素)をそれぞれ設定する。注目点は、タッチパネル30に表示された絵柄画像上の特定点を任意に選択することで指定され、演算装置10のDSP11へ入力される。注目点とは印刷シート8上の特に色を一致させたい絵柄の位置であり、キーゾーン毎に、特定の一画素、又は、連続する一塊の複数画素、又は、全画素を指定することができる。オペレータにより注目点が指定されていないキーゾーンについては、DSP11が注目点を自動設定する。この自動設定は、各色・各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を演算して自動抽出することにより行なう。具体的には、例えば、シアンの自己相関感度Hcは、網点面積率データ(k,c,m,y)を用いて、“Hc=c2/(k+c+m+y)”で表すことができ、この自己相関感度Hcの値が最も高い画素がシアンの注目点となる。同様に他のインキ色についても自己相関感度が最も高い画素を演算し、その画素を注目点として設定する。また、例えばオペレータが指定した任意の絵柄ポイント中に無い色及び絵柄面積の少ない色は自動で設定することも可能である。
なお、1つのキーゾーンについて、連続する一塊の複数画素、又は、全画素が注目点として指定されて注目点が複数画素の集合である場合には、DSP11はこれら注目点を構成する複数画素で平均処理する。また、例えば、オペレータにより任意の一画素が選択されたり、最も自己相関感度の高い画素が自動選択されたら、その周辺の画素も含めた画素群を注目点として選定し、この画素群の網点面積率を平均処理するようにしてもよい。注目点に含める周辺画素の画素数やその選択パターンは固定(例えば、選択或いは自動抽出された画素を囲む周辺8画素)してもよいが、好ましくは、選択或いは自動抽出された画素の絵柄内での位置等を考慮して外乱の影響が抑制されるように設定する。これによれば、印刷紙面の蛇行や天地ずれによって計測データが変動することが少なくなるので、安定したフィードバック制御が可能になる。
次に、色変換部14は、ステップT30として、DSP11から入力された注目点の網点面積率ki,ci,mi,yiを、新聞社の本社から送信された基準印刷機のICCプロファイルを用いて色座標値L,a,bに変換するようになっている。また、この変換の後、ステップT40として、予め用意された自機のICCプロファイルを用いて上記色座標値L,a,bを網点面積率k’,c’,m’,y’に変換するようになっている。自機のICCプロファイルとは、今回の印刷において制御対象となる印刷機の網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルである。このように基準印刷機のICCプロファイルと自機のICCプロファイルとを用いることで、印刷対象絵柄の網点面積率から自機に対応した網点面積率を求めることができる。
さらに、色変換部14は、ステップT50として、網点面積率k’,c’,m’,y’を目標網点面積率ko,co,mo,yoとして設定するようになっている。つまり、このようにして設定した目標網点面積率ko,co,mo,yoを用いれば、自機の色調を基準印刷機の色調に合わせることが可能となる。
以上のように目標網点面積率ko,co,mo,yoが設定されたら、印刷を開始して図4に示すフローチャートのステップU10以降の処理を繰り返し実行する。まず、ステップU10として、ラインセンサ型IRGB濃度計1が印刷シート8全面の一画素毎の反射光量i’,r’,g’,b’を計測する。ラインセンサ型IRGB濃度計1で計測された各画素の反射光量i’,r’,g’,b’はDSP11に入力される。ただし、フロー開始時には印刷シートは白紙であるため、ライセンサ型IRGB濃度計1は白紙の反射光量を計測し、この計測した白紙の反射光量をDSP12に入力する。
DSP11は、ステップU20として、各画素の反射光量i’,r’,g’,b’について所定の印刷枚数単位で移動平均を行うことで、ノイズ成分を除去した各画素の反射光量i,r,g,bを算出する。そして、ステップU30として、反射光量i,r,g,bをキーゾーン毎に平均処理し、白紙部分の反射光量を基準とする混色網濃度(実混色網濃度)I,R,G,Bを演算する。例えば、白紙部分の赤外光の反射光量をipとし、キーゾーン内の赤外光の平均反射光量をikとすると、赤外光の実混色網濃度IはI=log10(ip/ik)として求められる。DSP11で演算されたキーゾーン毎の実混色網濃度I,R,G,Bは、PC12の色変換部14に入力される。
色変換部14は、ステップU40,U50及びU60の処理を行う。まず、ステップU40として、ステップU30で演算された実混色網濃度I,R,G,Bに対応する各インキ色の網点面積率をそれぞれ演算する。PC12の色変換部14は、各インキ色の網点面積率と混色網濃度とを関連付けるデータベース141を備えている。データベース141は、ISO/TC130国内委員会が制定した新聞印刷JapanColor基準の印刷物を印刷し、ラインセンサ型IRGB濃度計1で実測したデータ〔標準色の網点面積率(k,c,m,y)と混色網濃度(I,R,G,B)と色座標値(L,a,b)の対応関係を規定した変換テーブル〕を基準にして作成されている。この演算にはデータベース141を用い、データベース141に記憶された対応関係に基づき、実混色網濃度I,R,G,Bに対応する各インキ色の網点面積率を実網点面積率k,c,m,yとして演算する。
次に、色変換部14は、ステップU50として、図3に示すフローチャートのステップT50で設定された目標網点面積率ko,co,mo,yo、及び実網点面積率k,c,m,yに対応する各インキ色の単色網濃度をそれぞれ演算する。この演算には、図5に示すようなマップを用いる。図5は網点面積率を変化させた場合に実測される単色網濃度を特性曲線としてプロットしたマップの一例であり、事前に測定されたデータにより作成されている。ここでは、網点面積率が大きくなるにつれて単色網濃度の増加率がしだいに大きくなるマップを用いている。図5に示す例では、墨色の目標網点面積率ko、実網点面積率kをマップに照らし合わせることで、マップ中の特性曲線からそれぞれ目標単色網濃度Dakoと実単色網濃度Dakとが求められている。このようにして、色変換部14は、各インキ色の目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとを求める。
次に、色変換部14は、ステップU60として、目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとの偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyを演算する。なお、ベタ濃度は網点面積率にも依存しており、同単色網濃度に対しては、網点面積率が高いほどベタ濃度は低くなる。そこで、色変換部14は、図6に示すようなマップを用いて演算を行う。図6は単色ベタ濃度を変化させた場合に実測される単色網濃度を網点面積率毎に特性曲線としてプロットしたマップの一例であり、事前に測定されたデータにより作成されている。ここでは、各網点面積率について、ベタ濃度が大きくなるにつれて単色網濃度が線形又は略線形に増加するマップを用いている。色変換部14は、各インキ色について目標網点面積率ko,co,mo,yoに対応する特性曲線を図6に示すマップから選択し、選択した特性曲線に目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとを対応させることにより、ベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyを求める。図6に示す例では、墨色の目標網点面積率koが75%の場合に、目標単色網濃度Dako、実単色網濃度Dakをマップに照らし合わせることで、マップ中の75%特性曲線から墨色のベタ濃度偏差ΔDskが求められている。
色変換部14で演算された各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyは、インキ供給量演算部15に入力される。インキ供給量演算部15は、ステップU70として、ベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyに対応するキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを演算する。キー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyは、各インキキー7の現在のキー開度Kk0,Kc0,Km0,Ky0(前回のステップU100の処理で印刷機の制御装置20に出力したキー開度Kk,Kc,Km,Ky)に対する増減量であり、インキ供給量演算部15は、公知のAPI関数(オートプリセットインキング関数)を用いて演算を行う。API関数は基準濃度にするため各キーゾーンの網点面積率(k,c,m,y)とキー開度K(Kk,Kc,Km,Ky)との対応関係を示した関数である。網点面積率は、新聞社の本社から送信されたビットマップデータを用いることができる。具体的には、基準濃度Ds(Dsk,Dsc,Dsm,Dsy)に対するベタ濃度偏差ΔDs(ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsy)の比率kd(kd=ΔDs/Ds)を求めるとともに、網点面積率に対する基準濃度にするためのキー開度KをAPI関数を使って求め、これらの積としてベタ濃度偏差ΔDsをゼロにするためのキー開度偏差量ΔK(ΔK=kd×K)を求める。
次に、オンライン制御部16は、ステップU80として、色変換部14で演算されたキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dからラインセンサ型IRGB濃度計1までの無駄時間、時間あたりのインキキー7の反応時間、及び印刷速度を考慮して補正する。この補正は、キー開度信号が入力されてからインキキー7が動き、キー開度が変更されて印刷シートに供給されるインキ量が変化し、IRGB濃度計1に反射光量の変化として検出されるまでの時間遅れを考慮したものである。このようなむだ時間の大きいオンラインフィードバック制御系としては、例えばむだ時間補償付PI制御、ファジー制御、ロバスト制御等が最適である。オンライン制御部16は、補正後のキー開度偏差量(オンライン制御用キー開度偏差量)ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyに現在のキー開度Kk0,Kc0,Km0,Ky0を加算したオンライン制御用キー開度Kk1,Kc1,Km1,Ky1をキー開度リミッタ演算部17に入力する。
キー開度リミッタ演算部17は、ステップU90として、オンライン制御部16で演算されたオンライン制御用キー開度Kk1,Kc1,Km1,Ky1に対して上限値を規制する補正を行う。これは、特に低画線部における色変換アルゴリズム(ステップU40,U50,U60の処理)の推定誤差によりキー開度が異常に増大することを規制するための処理である。そして、キー開度リミッタ演算部17は、ステップU100として、上限値を規制したキー開度Kk,Kc,Km,Kyをキー開度信号として印刷機の制御装置20に送信する。
印刷機の制御装置20は、ステップU110として、演算装置10から送信されたキー開度信号Kk,Kc,Km,Kyに基づき各印刷ユニット2a,2b,2c,2dの各インキキー7の開度を調節する。これにより、各インキ色のインキ供給量は、キーゾーン毎に目標とする色調に見あったものにコントロールされることとなる。
上述したように、本実施形態に係る色調制御方法及び装置によれば、印刷依頼元等から得た印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと基準印刷機のICCプロファイルと、さらに自機のICCプロファイルとを用いて色調を制御するので、OKシートが印刷されるのを待つまでもなく、印刷開始直後から、印刷依頼元等が所望する色調に正確、且つ容易に色合わせすることが可能になる。また、従来行われている校正刷りと比較しながらの色合わせに比較して、より効率よく色調制御を行なうことができ、OKシートが得られるまでの損紙の発生量を大幅に低減することもできる。
特に、印刷開始前に絵柄の特定の注目点を設定しておけば、この注目点について正確に色調制御を行うことが可能になる。また、各色・各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を注目点として設定する場合には、センシング感度が向上するため、所望の色調に速やかに合わせることが可能になる。
また、注目点を一画素、又は、連続する一塊の複数画素で選定したときには、計測値をキーゾーン全体で平均化しないので、キーゾーン内の絵柄の網点面積率が低くても(例えば、キーゾーン内に1ポイントの小さな絵柄が存在しても)、ラインセンサ型IRBG濃度計1の計測誤差が少なく、安定した色調制御を行うことができる。
さらに、従来使用されていた分光計ではなくIRGB濃度計を用いて色調制御を行なうことができるので、計測手段にかかるコストが低減できるとともに新聞輪転機のような高速印刷機にも十分に対応することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、各インキ色の網点面積率と混色網濃度とを関連付けるデータベース141を備える方法の他、各インキ色の網点面積率と混色網濃度との対応関係を規定した公知のノイゲバウアーの式を記憶しておき、この式に各インキ色の網点面積率を当てはめることで混色網濃度を算出する方法を採ることもできる。
また、図6に示すようなマップを用いて目標単色網濃度と実単色網濃度との偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差を求める方法の他、網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係を規定した公知のユールニールセンの式を記憶しておき、この式に目標網点面積率、実網点面積率及び単色網濃度を当てはめることでベタ濃度偏差を算出する方法もある。
また、実施形態では、ラインセンサ型のIRGB濃度計1を用いているが、スポット型のIRGB濃度計を用いて印刷シート上を2次元的に走査するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態の色調制御に、図7のフローチャートに示す方法を付加的に適用することもできる。すなわち、図7に示すように、ステップS401では、データベース141に記録された変換テーブルを用いて目標網点面積率ko,co,mo,yoを色座標値Lo,ao,boに変換する(目標色座標値演算)。また、ステップS402では、同じく変換テーブルを用いて実混色網濃度I,R,G,Bを色座標値L,a,bに変換する(実色座標値演算)。そして、ステップS403では、ステップS401で求めた目標色座標値Lo,ao,boとステップS402で求めた実色座標値L,a,bとの色差ΔE*(=√{(Lo−L)2+(ao−a)2+(bo−b)2}を演算し(色差演算)、ステップS404では、実色座標値L,a,bと色差ΔE*とを表示装置32に表示する。上記の目標色座標値演算,実色座標値演算,色差演算は、色変換部14に目標色座標値演算手段,実色座標値演算手段,色差演算手段に相当する機能をそなえることで行なうことができる。L***表色系は人間の色刺激に対して座標がリニアになっている表色系であるので、本方法のように注目点の色を色座標値L,a,bで表したり、注目点の目標色に対する色差ΔE*を表示することで、オペレータに対して色がどれだけのレベルで合っているか直感的に分かりやすくすることができる。したがって、本方法を上記実施形態の色調制御に追加実施することで、オペレータの判断を補助してより正確な色合わせが可能になる。
本発明の一実施形態に係る新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る演算装置の色調制御機能に着目した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る色調制御の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る色調制御の処理フローを示すフローチャートである。 単色網濃度を網点面積率に対応づけるマップである。 ベタ濃度を網点面積率と単色網濃度とに対応づけるマップである。 本発明の一実施形態に付加的に適用しうる色調制御の処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ラインセンサ型IRGB濃度計
2a,2b,2c,2d 印刷ユニット
3 ブランケット胴
4 版胴
5 インキローラ群
6 インキ元ローラ
7 インキキー
8 印刷シート
10 演算装置
11 DSP
12 PC
14 色変換部
15 インキ供給量演算部
16 オンライン制御部
17 キー開度リミッタ演算部
18 受信部
20 印刷機内蔵の制御装置
30 タッチパネル
32 表示装置

Claims (22)

  1. 外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと色調の基準になる基準印刷機のICCプロファイルとを取得するステップと、
    上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データから網点面積率を求めるステップと、
    上記基準印刷機のICCプロファイルと自機のICCプロファイルとを用いて上記網点面積率から上記自機に対応した各インキ色の目標網点面積率を求めるステップと、
    予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標単色網濃度を求めるステップと、
    IRGB濃度計を用いて、印刷された本刷りシートの実混色網濃度を求めるステップと、
    予め設定した網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき、上記実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求めるステップと、
    上記の予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記実網点面積率に対応する実単色網濃度を求めるステップと、
    予め設定した網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率のもとでの上記目標単色網濃度と上記実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求めるステップと、
    上記ベタ濃度偏差に基づき上記自機のインキ供給量を調整するステップとを実行する
    ことを特徴とする、印刷機の絵柄色調制御方法。
  2. 上記基準印刷機のICCプロファイルは上記基準印刷機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであるとともに、上記自機のICCプロファイルは上記自機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであり、
    上記目標網点面積率を求めるステップでは、上記基準印刷機のICCプロファイルを用いて上記網点面積率に対応する色座標値を求めた後、上記自機のICCプロファイルを用いて上記色座標値に対応する網点面積率を求める
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  3. 上記網点面積率を求めるステップでは、印刷対象絵柄をインキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときの上記インキ供給単位幅毎の網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記インキ供給単位幅毎に実混色網濃度を求め、
    上記インキ供給量を調整するステップでは、上記インキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  4. 上記取得ステップと上記網点面積率を求めるステップとの間に、上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ選定するステップをさらにそなえ、
    上記網点面積率を求めるステップでは、上記注目画素の網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記注目画素の実混色網濃度を求める
    ことを特徴とする、請求項3記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  5. 上記注目画素を選定するステップでは、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データに基づいて印刷対象絵柄の画像を表示装置に表示し、上記表示された印刷対象絵柄の画像から上記注目画素を選定する
    ことを特徴とする、請求項4記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  6. 上記注目画素を選定するステップでは、インキ供給単位幅毎に、一画素,連続する一塊の複数画素,全画素の何れかを上記注目画素として選定する
    ことを特徴とする、請求項4又は5記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  7. 上記注目画素を選定するステップで、連続する一塊の複数画素,全画素の何れかを上記注目画素として選定した場合、
    上記網点面積率を求めるステップでは、上記の複数の画素からなる画素群の平均網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記画素群の実平均混色網濃度を求めることを特徴とする、請求項6記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  8. 上記注目画素を選定するステップでは、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を自動抽出する
    ことを特徴とする、請求項4記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  9. 上記注目画素を選定するステップでは、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素とその周辺の複数の画素からなる画素群を自動抽出し、
    上記網点面積率を求めるステップでは、上記画素群の平均網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度を求めるステップでは、上記画素群の実平均混色網濃度を求める
    ことを特徴とする、請求項4記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  10. 予め設定した網点面積率と色座標値との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標色座標値を求めるステップと、
    予め設定した混色網濃度と色座標値との対応関係に基づき、上記IRGB濃度計で計測された上記注目画素の実混色網濃度に対応する実色座標値を求めるステップと、
    上記目標色座標値と上記実色座標値との色差を求めるステップと、
    上記実色座標値及び上記色差の少なくとも1つを表示装置に表示するステップとをさらに実行する
    ことを特徴とする、請求項4〜9の何れか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  11. 上記取得ステップでは、記憶媒体又はネットワークを介して、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと上記基準印刷機のICCプロファイルとを取得する
    ことを特徴とする、請求項1〜10の何れか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  12. 上記取得ステップでは、最初に印刷対象絵柄のビットマップデータを取得して、上記ビットマップデータをCIP3データ相当の低解像度データに変換したものを上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データとして用いる
    ことを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
  13. 外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと色調の基準になる基準印刷機のICCプロファイルとを受信する受信手段と、
    上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データから網点面積率を求める網点面積率演算手段と、
    上記基準印刷機のICCプロファイルと自機のICCプロファイルとを用いて上記網点面積率から上記自機に対応した各インキ色の目標網点面積率を求める目標網点面積率演算手段と、
    予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標単色網濃度を求める目標単色網濃度演算手段と、
    印刷シートにインキを供給するインキ供給装置と、
    印刷された本刷りシートの走行ライン上に配置されたIRGB濃度計と、
    上記IRGB濃度計により得られた計測情報から上記本刷りシートの実混色網濃度を求める実混色網濃度演算手段と、
    予め設定した網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき、上記実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求める実網点面積率演算手段と、
    上記の予め設定した網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記実網点面積率に対応する実単色網濃度を求める実単色網濃度演算手段と、
    予め設定した網点面積率と単色網濃度とベタ濃度との対応関係に基づき、上記目標網点面積率のもとでの上記目標単色網濃度と上記実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求めるベタ濃度偏差演算手段と、
    上記ベタ濃度偏差に基づき上記インキ供給装置のインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段とを備えた
    ことを特徴とする、印刷機の絵柄色調制御装置。
  14. 上記基準印刷機のICCプロファイルは上記基準印刷機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであるとともに、上記自機のICCプロファイルは上記自機での網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであり、
    上記目標網点面積率演算手段は、
    上記基準印刷機のICCプロファイルを用いて上記網点面積率に対応する色座標値を求めた後、上記自機のICCプロファイルを用いて上記色座標値に対応する網点面積率を求める
    ことを特徴とする、請求項13記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  15. 上記網点面積率演算手段は、印刷対象絵柄をインキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときの上記インキ供給単位幅毎の網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度演算手段は、上記インキ供給単位幅毎に実混色網濃度を求め、
    上記インキ供給量調整手段は、上記インキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整する
    ことを特徴とする、請求項13又は14記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  16. 上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ設定する注目画素設定手段をさらにそなえ、
    上記網点面積率演算手段は、上記注目画素の網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度演算手段は、上記注目画素の実混色網濃度を求める
    ことを特徴とする、請求項15記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  17. 上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データに基づいて上記印刷絵柄の画像を表示する表示装置と、
    上記インキ供給単位幅毎に、一画素,連続する一塊の複数画素,全画素の何れかを選定するための入力手段とをそなえ、
    上記注目画素設定手段は、上記入力手段を介して選定された画素を上記注目画素として設定する
    ことを特徴とする、請求項16記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  18. 上記注目画素設定手段により、連続する一塊の複数画素、又は、全画素が上記注目画素として設定されると、
    上記網点面積率演算手段は、上記の複数の画素からなる画素群の平均網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度演算手段は、上記画素群の実平均混色網濃度を演算する
    ことを特徴とする、請求項17記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  19. 上記注目画素設定手段は、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を自動抽出する
    ことを特徴とする、請求項16記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  20. 上記注目画素設定手段は、上記注目画素としてインキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素とその周辺の複数の画素からなる画素群を自動抽出し、
    上記網点面積率演算手段は、上記画素群の平均網点面積率を求め、
    上記実混色網濃度演算手段は、上記画素群の実平均混色網濃度を演算する
    ことを特徴とする、請求項16記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  21. 予め設定した網点面積率と色座標値との対応関係に基づき、上記目標網点面積率に対応する目標色座標値を求める目標色座標値演算手段と、
    予め設定した混色網濃度と色座標値との対応関係に基づき、上記IRGB濃度計で計測された上記注目画素の実混色網濃度に対応する実色座標値を求める実色座標値演算手段と、
    上記目標色座標値と上記実色座標値との色差を求める色差演算手段と、
    上記実色座標値及び上記色差の少なくとも1つを表示する表示装置とをそなえた
    ことを特徴とする、請求項16〜20の何れか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
  22. 上記受信手段は、記憶媒体又はネットワークを介して、上記印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと上記基準印刷機のICCプロファイルとを取得する
    ことを特徴とする、請求項16〜21の何れか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御装置。
JP2004012992A 2004-01-21 2004-01-21 印刷機の絵柄色調制御方法および装置 Expired - Fee Related JP3836107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012992A JP3836107B2 (ja) 2004-01-21 2004-01-21 印刷機の絵柄色調制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012992A JP3836107B2 (ja) 2004-01-21 2004-01-21 印刷機の絵柄色調制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005205661A JP2005205661A (ja) 2005-08-04
JP3836107B2 true JP3836107B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=34899205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004012992A Expired - Fee Related JP3836107B2 (ja) 2004-01-21 2004-01-21 印刷機の絵柄色調制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3836107B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8488199B2 (en) 2009-12-14 2013-07-16 Ricoh Company, Limited Image output inspection system, image inspection apparatus, and computer program product

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7731342B2 (en) * 2006-07-21 2010-06-08 Xerox Corporation Image correction system and method for a direct marking system
JP4495132B2 (ja) * 2006-10-12 2010-06-30 三菱重工業株式会社 印刷システム及び印刷方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8488199B2 (en) 2009-12-14 2013-07-16 Ricoh Company, Limited Image output inspection system, image inspection apparatus, and computer program product

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005205661A (ja) 2005-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3825427B2 (ja) 印刷機の絵柄色調制御方法および印刷機
JP4183711B2 (ja) 印刷機の印刷前の色調確認方法及び装置,製版方法,印刷機の絵柄色調制御方法及び装置
US7755797B2 (en) Picture color tone controlling method and apparatus
JP2008213484A (ja) 印刷機の印刷摸擬方法及び装置、印刷機の絵柄色調制御方法及び装置、並びに、印刷機
US7755798B2 (en) Picture color tone controlling method and apparatus
US20060055948A1 (en) Picture color tone controlling method and apparatus
US20060050320A1 (en) Picture color tone controlling method and apparatus
US20090002767A1 (en) Picture Color Tone Controlling Apparatus and Picture Color Tone Controlling Method for a Printing Press
US7573613B2 (en) Method and apparatus for controlling picture color tone of printing press
JP2006076191A5 (ja)
JP2006068948A5 (ja)
JP2006239955A (ja) 印刷機の目標混色網濃度設定方法及び装置並びに印刷機の絵柄色調制御方法及び装置
JP2006239955A5 (ja)
JP4801700B2 (ja) 印刷機の絵柄色調の印刷前確認方法及び装置
JP3836107B2 (ja) 印刷機の絵柄色調制御方法および装置
JP4264429B2 (ja) 印刷機のインキ裏抜け推定方法及び装置
JP4723870B2 (ja) 印刷の色調制御用注目画素領域設定方法及び装置並びに印刷機の絵柄色調制御方法及び装置
JP2006341520A5 (ja)
JP2006142672A (ja) 印刷機の絵柄色調制御方法および装置
JP5184295B2 (ja) 印刷機の目標混色網濃度設定方法及び装置並びに印刷機の絵柄色調制御方法及び装置
JP4691116B2 (ja) 印刷機の印刷前の色調確認方法及び装置並びに製版方法
JP2007203718A (ja) 印刷機のインキ供給量プリセット方法及びプリセット装置並びに印刷システム
JP2006159904A (ja) 絵柄色調制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees