JP2008274155A - ポリプロピレン系樹脂発泡体及びその製造方法 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂発泡体及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、外観、柔軟性、緩衝性及び断熱性に優れたポリプロピレン系樹脂発泡体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法は、メルトフローレイトが0.2〜5g/10分であるポリプロピレン系樹脂100重量部及びメルトフローレイトが0.2〜5g/10分のエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマー10〜100重量部を含有する熱可塑性樹脂組成物を押出機に供給して発泡剤の存在下にて溶融混練して押出機から押出発泡させることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリプピレン系樹脂発泡体及びその製造方法に関する。
従来から、ポリプロピレン系樹脂発泡体は、高強度で柔軟性に優れていることら、緩衝材、包装材、パッキング材として広く用いられている。このようなポリプロピレン系樹脂発泡体を製造するためのポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物として、特許文献1,2には、ポリオレフィン系樹脂とゴムおよび/または熱可塑性オレフィン系エラストマーからなるポリマー成分と、パウダー粒子を含むポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物であって、溶融張力又は伸長粘度が所定範囲内にあるポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物が提案されている。
しかしながら、上記ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物を用いて得られたポリプロピレン系樹脂発泡体は、厚みが厚くてクッション性に優れているものの、発泡体の気泡を微細にするために多量のパウダー粒子を用いているために破泡が多数、発生し、発泡体の表面にムラや皺が生じて外観が低下し、更に、混練性に優れた二軸押出機などで予め混練しておく必要があり、生産性が悪いといった問題点を有していた。
特開2004−250529号公報 特開2005− 68203号公報
本発明は、外観、柔軟性、緩衝性及び断熱性に優れたポリプロピレン系樹脂発泡体及びその製造方法を提供する。
本発明のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法は、メルトフローレイトが0.2〜5g/10分であるポリプロピレン系樹脂100重量部及びメルトフローレイトが0.2〜5g/10分のエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマー10〜100重量部を含有する熱可塑性樹脂組成物を押出機に供給して発泡剤の存在下にて溶融混練して押出機から押出発泡させることを特徴とする。
先ず、ポリプロピレン系樹脂及びエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーを含有する熱可塑性樹脂組成物について説明する。この熱可塑性樹脂組成物を構成するポリプロピレン系樹脂としては、メルトフローレイトが0.2〜5g/10分であれば、特に限定されず、ホモポリプロピレン、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体などが挙げられ、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体が好ましい。このプロピレンと他のオレフィンとの共重合体は、ランダム共重合体又はブロック共重合体の何れであってもよいが、耐熱性に優れていることから、ブロック共重合体が好ましい。
なお、プロピレンと共重合する他のオレフィンとしては、例えば、エチレンの他に、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセンなどの炭素数が4〜10であるα−オレフィンが挙げられる。
又、ポリプロピレン系樹脂としては、上述の樹脂の他に、電子線架橋などにより分子構造中に自由末端長鎖分岐を有している高溶融張力ポリプロピレン(HMS−PP)であってもよく、この高溶融張力ポリプロピレンは、特許第2521388号公報や特開2001−226510号公報にて開示されている。なお、高溶融張力ポリプロピレンは、サンアロマー社から商品名「Pro−faxPF−814」として、日本ポリプロ社から商品名「ニューフォーマーFB5100」として市販されている。
そして、ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイト(MFR)は、低いと、押出機の負荷が大きくなって生産性が低下し、或いは、熱可塑性樹脂組成物が金型内を円滑に流れることができなくなって、得られるポリプロピレン系樹脂発泡体の表面にムラが発生して外観が低下する一方、高いと、金型内において内部発泡が生じて破泡が急激に生じ、発泡性が低下し、得られる発泡体の外観も低下するので、0.2〜5g/10分に限定され、0.25〜4g/10分が好ましく、0.3〜3g/10分がより好ましい。
なお、ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイトは、JIS K7210:1999のB法に準拠して、試験温度230℃、試験荷重21.18Nにて測定されたものをいう。
ここで、ポリプロピレン系樹脂は二種以上を混合して用いられてもよく、この場合、ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイトは、下記の要領で算出されたものをいう。
ポリプロピレン系樹脂がn種類のポリプロピレン系樹脂の混合物であるとした場合、ポリプロピレン系樹脂1のメルトフローレイトをMFR1、ポリプロピレン系樹脂2のメルトフローレイトをMFR2、・・・ポリプロピレン系樹脂nのメルトフローレイトをMFRとすると共に、ポリプロピレン系樹脂中におけるポリプロピレン系樹脂1の含有割合をC1、ポリプロピレン系樹脂2の含有割合をC2・・・ポリプロピレン系樹脂nの含有割合をCnとする。なお、ポリプロピレン系樹脂nの含有割合は、ポリプロピレン系樹脂nの重量をポリプロピレン系樹脂全体の重量で除したものとする。
そして、ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイトは、下記式によって算出されたものをいう。
ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイト(g/10分)
=(MFR1C1×(MFR2C2×・・・×(MFRnCn
更に、上記熱可塑性樹脂組成物には、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーが含有されている。このエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは、ハードセグメントにポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂を用い、ソフトセグメントにエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)を用いて混合したものであり、ポリオレフィン系エラストマーに分類される。
なお、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムを構成するジエン成分としては、例えば、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエンなどが挙げられる。
上記エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは、結晶性が低いことから、結晶性の高いポリプロピレン系樹脂における溶融粘度の温度依存性を緩和して、熱可塑性樹脂組成物の発泡適正温度領域を広げる作用を奏し、熱可塑性樹脂組成物の発泡性を向上させている。特に、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは、ソフトセグメントのエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムに第三成分としてジエン成分を含有しており、このジエン成分はポリプロピレン系樹脂の結晶化をより効果的に抑制し、熱可塑性樹脂組成物の発泡性の向上に寄与している。
そして、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーには、(1)ハードセグメントとなるモノマーと、ソフトセグメントとなるモノマーの重合を多段階で行い、重合反応容器内において製造される重合タイプのエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマー、(2)バンバリーミキサーや二軸押出機などの混練機を用いてハードセグメントとなるポリオレフィン系樹脂と、ソフトセグメントとなるエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)とを物理的に分散させて製造されたブレンドタイプのエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマー、(3)バンバリーミキサーや二軸押出機などの混練機を用いてハードセグメントとなるポリオレフィン系樹脂と、ソフトセグメントとなるエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)とを物理的に分散させると同時に、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)を架橋剤によって動的架橋させて製造される動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーが挙げられ、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーが好ましい。
上記エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーの中でも、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは、そのハードセグメントであるポリオレフィン系樹脂のマトリックス中に、ソフトセグメントであるエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)が粒子状に微分散してなる海島構造を有しており、熱可塑性樹脂組成物を構成しているポリプロピレン系樹脂に対して優れた分散性を有している。
従って、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは、ゴム的性質に優れていると共に、ポリプロピレン系樹脂の耐熱性を損なうことがなく、よって、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーを用いることによって、熱可塑性樹脂組成物に優れた発泡性を付与し、高強度にして低圧縮永久歪みを有するポリプロピレン系樹脂発泡体を得ることができる。
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイト(MFR)は、低いと、押出機の負荷が大きくなって生産性が低下し、或いは、熱可塑性樹脂組成物が金型内を円滑に流れることができなくなって、得られるポリプロピレン系樹脂発泡体の表面にムラが発生して外観が低下する一方、高いと、金型内において内部発泡が生じて破泡が急激に生じて発泡性が低下し、得られる発泡体の外観や機械的強度が低下するので、0.2〜5g/10分に限定され、0.25〜4g/10分が好ましく、0.3〜3.1g/10分がより好ましい。なお、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイトは、JIS K7210:1999のB法に準拠して、試験温度230℃、試験荷重21.18Nにて測定されたものをいう。
ここで、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは二種以上を混合して用いられてもよく、この場合、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイトは、上述したポリプロピレン系樹脂の場合と同様の要領で算出されたものをいい、ここでの説明は省略する。
そして、熱可塑性樹脂組成物中におけるエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーの含有量は、少ないと、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーによる気泡の微細化効果が発現しない一方、多いと、熱可塑性樹脂組成物のゴム弾性が強くなり過ぎて熱可塑性樹脂組成物の伸びが低下して発泡性が低下するので、ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して10〜100重量部に限定され、20〜98重量部が好ましく、30〜96重量部がより好ましい。
更に、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイトとポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイトの比(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイト/ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイト)は、大きくても小さくても、ポリプロピレン系樹脂とエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーとの間におけるメルトフローレイト差が大きくなり、押出機内においてポリプロピレン系樹脂とエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーとの混合が不充分となることがあるので、0.5〜10が好ましく、0.7〜8がより好ましい。
なお、上記エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーは、例えば、三井化学社から商品名「ミラストマー」、三菱化学社から商品名「サーモラン」、JSR社から商品名「エクセリンク」、エーイーエス・ジャパン社から商品名「サントプレーン」にて市販されている。
更に、上記熱可塑性樹脂組成物中には、その物性を損なわない範囲内において、気泡核剤、耐候性安定剤、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、顔料;滑り性及びアンチブロッキング性の付与を目的とした界面活性剤;無機充填剤の分散性の向上を目的とした高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル又は高級脂肪酸アミドなどの添加剤を添加してもよい。
上記気泡核剤としては、例えば、タルク、炭酸カルシウム、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ガラスビースなどの無機化合物、ポリテトラフルオロエチレン、アゾジカルボンアミド、炭酸水素ナトリウムなどの有機化合物などが挙げられ、タルクが好ましい。なお、気泡核剤は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
そして、気泡核剤の量は、少ないと、得られるポリプロピレン系樹脂発泡体の気泡数を増加させることが困難となり、得られるポリプロピレン系樹脂発泡体の外観や表面平滑性が低下することがある一方、多いと、押出発泡における気泡の成長時の気泡壁強度が低下する結果、連続気泡化してポリプロピレン系樹脂発泡体の発泡倍率や外観が低下することがあるので、熱可塑性樹脂組成物100重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、0.1〜5重量部がより好ましい。
上述のポリプロピレン系樹脂及びエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーを含有する熱可塑性樹脂組成物を押出機に供給して溶融混練する。なお、押出機としては、単軸押出機、二軸押出機、タンデム型押出機の何れであってよいが、押出条件を調整し易いことから、タンデム型押出機が好ましい。
又、発泡剤は押出機の途中から溶融状態の熱可塑性樹脂組成物中に圧入されて均一に混合される。なお、発泡剤としては、従来から押出発泡に用いられているものであれば、特に限定されず、例えば、水、炭化水素、各種フロン、ジメチルエーテル、塩化メチル、塩化エチル、窒素、二酸化炭素、アルゴンなどが挙げられ、気泡の微細化効果を考慮すると、窒素、二酸化炭素、アルゴンが好ましく、発泡性に優れていることから、二酸化炭素がより好ましい。
押出機内に圧入される発泡剤の量は、ポリプロピレン系樹脂発泡体の発泡倍率に応じて適宜、調整されればよいが、少ないと、得られるポリプロピレン系樹脂発泡体の発泡倍率が低くなり、軽量性及び断熱性が低下することがある一方、多いと、金型内において発泡を生じ、破泡を生じたり、或いは、ポリプロピレン系樹脂発泡体中に大きな空隙が生じることがあるので、熱可塑性樹脂組成物100重量部に対して2〜15重量部が好ましく、3〜12重量部がより好ましく、4〜10重量部が特に好ましい。
そして、押出機内において発泡剤が混合されて発泡性が付与された熱可塑性樹脂組成物を押出機の先端に取り付けた金型から押出発泡させて所望形態を有するポリプロピレン系樹脂発泡体を得ることができる。なお、金型としては、特に限定されず、例えば、フラット金型、サーキュラ金型、ノズル金型などが挙げられる。
得られたポリプロピレン系樹脂発泡体の平均気泡径は、小さいと、破泡が多くなり、ポリプロピレン系樹脂発泡体の見掛け密度が大きくなることがある一方、大きいと、ポリプロピレン系樹脂発泡体の柔軟性やクッション性が低下することがあるので、0.01〜0.15mmが好ましい。
なお、ポリプロピレン系樹脂発泡体の平均気泡径は、ASTM D2842−69の試験方法に準拠して測定されたものをいう。具体的には、ポリプロピレン系樹脂発泡体をMD方向(押出方向)及びTD方向(押出方向に直交する方向)に沿って切断し、それぞれの切断面の中央部を走査型電子顕微鏡を用いて20倍(場合により100倍)に拡大して撮影する。なお、走査型電子顕微鏡は、例えば、日立製作所から商品名「S−3000N」にて市販されているものを用いることができる。
次に、撮影した画像をA4用紙上に印刷し、画像上に長さ60mmの直線を一本、描く。なお、MD方向に切断した切断面についてはMD方向に平行に、TD方向に切断した切断面についてはTD方向に平行に直線を描く。
上記直線上に存在する気泡数から気泡の平均弦長(t)を下記式により算出する。
平均弦長t=60/(気泡数×写真の倍率)
なお、直線を描くにあたっては、できるだけ直線が気泡に点接触することなく貫通した状態となるようにする。又、一部の気泡が直線に点接触してしまう場合には、この気泡も気泡数に含め、更に、直線の両端部が気泡を貫通することなく、気泡内に位置した状態となる場合には、直線の両端部が位置している気泡も気泡数に含める。
そして、算出された平均弦長tに基づいて次式により気泡径を算出する。
気泡径(mm)D=t/0.616
得られたMD方向の気泡径(DMD)とTD方向の気泡径(DTD)との相加平均値をポリプロピレン系樹脂の平均気泡径とする。
平均気泡径(mm)=(DMD+DTD)/2
又、ポリプロピレン系樹脂発泡体の見掛け密度は、小さいと、ポリプロピレン系樹脂発泡体の機械的強度が低下することがある一方、大きいと、ポリプロピレン系樹脂発泡体の断熱性、クッション性又は柔軟性が低下することがあるので、20〜100kg/m3が好ましい。
なお、ポリプロピレン系樹脂発泡体の見掛け密度は、JIS K6767:1999「発泡プラスチック及びゴム−見掛け密度の測定」に記載の方法で測定されたものをいう。
本発明のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法は、上述のように、所定のメルトフローレイトを有するポリプロピレン系樹脂に、所定のメルトフローレイトを有するエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーを所定割合にて含有させており、結晶性の低いエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーによって、ポリプロピレン系樹脂における溶融粘度の温度依存性を緩和し、発泡適正温度領域を広げて発泡性の改善を図っており、微細な気泡を有し、発泡倍率が高くクッション性、断熱性及び柔軟性に優れ且つ表面にムラや皺が少なくて外観に優れたポリプロピレン系樹脂発泡体を安定的に連続して効率良く製造することができる。
そして、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーが動的架橋されたものである場合には、ハードセグメントであるポリオレフィン系樹脂のマトリックス中に、ソフトセグメントであるエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)が粒子状に良好に微分散しており、ゴム的性質に優れていると共に、ポリプロピレン系樹脂中に良好に分散させることができ、よって、熱可塑性樹脂組成物の発泡性をより向上させて、更に高強度にして低圧縮永久歪みを有するポリプロピレン系樹脂発泡体を得ることができる。
又、 エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイトとポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイトの比(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイト/ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイト)が0.5〜10である場合には、ポリプロピレン系樹脂とエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーとをより均一に分散混合させることができ、よって、熱可塑性樹脂組成物の発泡性をより向上させて、更に高強度にして低圧縮永久歪みを有するポリプロピレン系樹脂発泡体を得ることができる。
(実施例1)
口径が50mmの第一押出機の先端に口径が65mmの第二押出機を接続してなるタンデム型押出機を用意した。このタンデム型押出機の第一押出機に、ポリプロピレン系樹脂A(プライムポリマー社製 商品名「E110G」、メルトフローレイト:0.3g/10分)100重量部及び動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーA(三井化学社製 商品名「ミラストマーM4400N」、メルトフローレイト:0.6g/10分)67重量部からなる熱可塑性樹脂組成物を供給して溶融混練し、第一押出機の途中から押出機内に発泡剤として液体状態の二酸化炭素14.5重量部を圧入して、溶融状態の熱可塑性樹脂組成物と二酸化炭素とを均一に混合、混練した上で、熱可塑性樹脂組成物を第二押出機に連続的に供給して溶融混練しつつ発泡に適した樹脂温度に冷却した後、第二押出機の先端に取り付けた口径が1.5mmで且つランド長が7mmのノズル金型から10kg/時間の吐出量でストランド状に押出発泡してポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(実施例2)
動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAを67重量部の代わりに33重量部とし、二酸化炭素を14.5重量部の代わりに11.6重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(実施例3)
熱可塑性樹脂組成物にタルク3重量部を添加したこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(実施例4)
ポリプロピレン系樹脂として、ポリプロピレン系樹脂A(プライムポリマー社製 商品名「E110G」、メルトフローレイト:0.3g/10分)と高溶融張力ポリプロピレンB(サンアロマー社製 商品名「Pro−faxPF−814」、メルトフローレイト:3g/10分)とが重量比2:1の割合で混合されてなるポリプロピレン系樹脂(メルトフローレイト:0.64g/10分)を用い、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAを67重量部の代わりに90重量部としたこと、二酸化炭素の量を14.5重量部の代わりに16.5重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(実施例5)
ポリプロピレン系樹脂として、ポリプロピレン系樹脂C(サンアロマー社製 商品名「PB170A」、メルトフローレイト:0.35g/10分)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(実施例6)
二酸化炭素を14.5重量部の代わりに10.7重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(比較例1)
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーとして、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーB(三菱化学社製 商品名「サーモラン:3981N」、メルトフローレイト:5.5g/10分)を用い、二酸化炭素を14.5重量部の代わりに10.7重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
得られたポリプロピレン系樹脂発泡体は、破泡が大量に生じており、平均気泡径を算出することができなかった。
(比較例2)
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAの代わりに、エチレン−プロピレン共重合体エラストマーC(エクソンモービル社製 商品名「ビスタマックスVM3000」、メルトフローレイト:8g/10分)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
得られたポリプロピレン系樹脂発泡体は、破泡が大量に生じており、平均気泡径を算出することができなかった。
(比較例3)
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAの代わりに、エチレン−プロピレン共重合体エラストマーD(エクソンモービル社製 商品名「ビスタマックスVM1100」、メルトフローレイト:3g/10分)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(比較例4)
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAの代わりに、エチレン−プロピレン共重合体エラストマーE(プライムポリマー社製 商品名「プライムTPO R110E」、メルトフローレイト:1.5g/10分)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(比較例5)
ポリプロピレン系樹脂として、高溶融張力ポリプロピレンB(サンアロマー社製 商品名「Pro−faxPF−814」、メルトフローレイト:3g/10分)を用い、二酸化炭素を14.5重量部の代わりに6.4重量部としたこと、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(比較例6)
動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーAを67重量部の代わりに5重量部とし、二酸化炭素を14.5重量部の代わりに9.1重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
(比較例7)
ポリプロピレン系樹脂として、ポリプロピレン系樹脂D(サンアロマー社製 商品名「PM600A」、メルトフローレイト:7.5g/10分)を用い、二酸化炭素を14.5重量部の代わりに10.7重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
得られたポリプロピレン系樹脂発泡体は、破泡が大量に生じており、平均気泡径を算出することができなかった。
(比較例8)
ポリプロピレン系樹脂として、ポリプロピレン系樹脂C(サンアロマー社製 商品名「PB170A」、メルトフローレイト:0.35g/10分)を用い、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーA67重量部の代わりに、エチレン−プロピレン共重合体エラストマーC(エクソンモービル社製 商品名「ビスタマックスVM3000」、メルトフローレイト:8g/10分)122重量部を用い、二酸化炭素を14.5重量部の代わりに14.2重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂発泡体を得た。
得られたポリプロピレン系樹脂発泡体は、破泡が大量に生じており、平均気泡径を算出することができなかった。
得られたポリプロピレン系樹脂発泡体の見掛け密度及び平均気泡径を上述の要領で、ポリプロピレン系樹脂発泡体の収縮を下記の要領で測定し、その結果を表1,2に示した。なお、表1,2の二酸化炭素量の欄において、括弧内の数値は、熱可塑性樹脂組成物100重量部に対する二酸化炭素の量である。
(収縮)
ポリプロピレン系樹脂発泡体の収縮を目視観察し下記基準に基づいて判断した。
○・・・ポリプロピレン系樹脂発泡体は収縮が少なく且つ表面に生じた収縮皺が3本未
満であった。
△・・・ポリプロピレン系樹脂発泡体は収縮が少なく且つ表面に生じた収縮皺が3本以
上であった。
×・・・ポリプロピレン系樹脂発泡体に大きな収縮があった。
Figure 2008274155

Figure 2008274155

Claims (5)

  1. メルトフローレイトが0.2〜5g/10分であるポリプロピレン系樹脂100重量部及びメルトフローレイトが0.2〜5g/10分のエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマー10〜100重量部を含有する熱可塑性樹脂組成物を押出機に供給して発泡剤の存在下にて溶融混練して押出機から押出発泡させることを特徴とするポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法。
  2. エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーが、動的架橋されたエチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーであることを特徴とする請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法。
  3. エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイトとポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイトの比(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体エラストマーのメルトフローレイト/ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレイト)が0.5〜10であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法。
  4. 発泡剤が二酸化炭素であることを特徴とする請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法によって製造されたポリプロピレン系樹脂発泡体であって、平均気泡径が0.01〜0.15mmで且つ見掛け密度が20〜100kg/m3であることを特徴とするポリプロピレン系樹脂発泡体。
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