JP2008273466A - 電気式動力舵取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操舵状態に応じてオルタネータの発電電圧を制御してモータに供給することにより電圧制御における損失を低減し得る電気式動力舵取装置を提供する。
【解決手段】ECU50は、操舵角速度ωが第1角速度ω以上である場合に当該操舵角速度ωが大きくなるほど、または、操舵角速度ωと操舵トルクTとの乗算値に基づいて算出される操舵負荷Pが第1操舵負荷P以上である場合に当該操舵負荷Pが大きくなるほど、オルタネータ61の発電電圧を増加させるようにレギュレータ62を制御する。そしてこの増加された発電電圧をアシストモータ40に供給することにより操舵状態に応じたアシスト力を発生させるとともに、上記増加された発電電圧を降圧回路50bにより発電電圧値Vodに降圧してバッテリ70または外部負荷80に供給する。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータのアシスト力により操舵を補助する電気式動力舵取装置に関するものである。
従来より、モータのアシスト力により操舵を補助する電気式動力舵取装置として、下記特許文献1に示す、車両用パワーステアリングシステムが知られている。この車両用パワーステアリングシステムは、車載バッテリからのバッテリ電圧(12V)を100Vに昇圧して出力する昇圧回路と、100V仕様のモータとを採用することにより、通常の12V仕様のモータに比べて小さな電流で大きなトルクを出力している。そして、操舵しない時間や車速に応じて昇圧回路にて昇圧されて出力される出力電圧を低くすることにより、昇圧回路での昇圧動作が抑制されて昇圧回路におけるエネルギー消費が必要最低限となり省エネを図っている。
特開平08−127350号公報
しかしながら、上述の車両用パワーステアリングシステムでは、操舵しない時間や車速に応じて昇圧回路にて昇圧されて出力される出力電圧を低くしているものの、昇圧回路により車載バッテリからの電圧を高い電圧に昇圧する昇圧動作を行う場合もあるため、この場合には昇圧回路において昇圧損失が発生するという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、操舵状態に応じてオルタネータの発電電圧を制御してモータに供給することにより電圧制御における損失を低減し得る電気式動力舵取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の電気式動力舵取装置では、車両のステアリングホイール(21)による操舵状態に応じてオルタネータ(61)の発電電圧をモータ(40)に供給することにより操舵を補助可能なアシスト力を発生する電気式動力舵取装置(10)であって、前記ステアリングホイールの操舵における操舵角速度(ω)を検出する角速度検出手段(30)と、前記ステアリングホイールの操舵における操舵トルク(T)を検出するトルク検出手段(30)と、前記操舵角速度が高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態に対応する所定の角速度閾値(ω)以上である場合に当該操舵角速度が大きくなるほど、または、前記操舵角速度と前記操舵トルクとの乗算値に基づいて算出される操舵負荷(P)が大きなアシスト力を必要とする操舵状態に対応する所定の負荷閾値(P)以上である場合に当該操舵負荷が大きくなるほど、前記発電電圧を増加するように制御する発電電圧制御手段(50、62)と、前記増加された発電電圧を前記モータに供給してアシスト力を発生させるモータ制御手段(50)と、前記増加された発電電圧を所定の電圧値(Vod)に降圧する降圧手段(50b)と、前記降圧手段により降圧された発電電圧を電源(70)または外部負荷(80)に供給する供給手段(50)と、を備えることを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、発電電圧制御手段は、操舵角速度が上記所定の角速度閾値以上である場合に当該操舵角速度が大きくなるほど、または、操舵角速度と操舵トルクとの乗算値に基づいて算出される操舵負荷が上記所定の負荷閾値以上である場合に当該操舵負荷が大きくなるほど、オルタネータの発電電圧を増加させる。そしてこの増加された発電電圧をモータ制御手段によりモータに供給して操舵状態に応じたアシスト力を発生させるとともに、上記増加された発電電圧を降圧手段により所定の電圧値に降圧して電源またはブロアモータやワイパー用モータなどの外部負荷に供給手段により供給する。
このように、高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態である場合に操舵角速度が大きくなるほど、または、大きなアシスト力を必要とする操舵状態である場合に操舵負荷が大きくなるほど、オルタネータの発電電圧を増加させるように制御してモータに供給するので、上記操舵状態に対応し得るアシスト力をモータにより発生することができる。
また、この発電電圧の増加により、増加前の発電電圧をモータに供給する場合と比較して、オルタネータとモータとを接続する配線を流れる電流の電流値が低下するので、配線の線径を細くするとともに配線における損失を低減することができる。
さらに、この増加させた発電電圧を降圧手段により所定の電圧値、例えば、電源の定格電圧程度の電圧値に降圧して電源または外部負荷に供給手段により供給するので、上述のようなバッテリ電圧(電源電圧)を昇圧する昇圧回路を設ける必要もなく、また昇圧損失が発生するようなこともない。
一方、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合には、オルタネータの発電電圧を増加させることなく、例えば、電源の定格電圧程度の低い電圧に制御してモータに供給するとともにこの低い発電電圧を供給手段により電源または外部負荷に供給することとなるので、降圧手段を動作させることもなく降圧損失が発生することもない。
したがって、操舵状態に応じてオルタネータの発電電圧を制御してモータに供給することにより電圧制御における損失を低減することができる。
請求項2の発明では、発電電圧制御手段は、操舵角速度が上記所定の角速度閾値未満かつ操舵負荷が上記所定の負荷閾値未満であって電源の電源電圧値が当該電源の定格電圧より高い所定の電圧閾値以下である場合には、オルタネータの発電電圧を定格電圧よりも高くなるように制御する。そして、モータ制御手段は上記定格電圧よりも高い発電電圧をモータに供給してアシスト力を発生させ、供給手段は上記定格電圧よりも高い発電電圧を電源または外部負荷に供給する。
このように、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合であっても電源の電源電圧が低下して上記所定の電圧閾値以下になった場合には、オルタネータの発電電圧を電源の定格電圧よりも高くして電源に供給(充電)するので、電源電圧が低下して電圧不足になるようなこともない。
請求項3の発明では、発電電圧制御手段は、操舵角速度が上記所定の角速度閾値未満かつ操舵負荷が上記所定の負荷閾値未満であって所定時間内における電源の入力電流値の積算値が出力電流値の積算値以下である場合には、オルタネータの発電電圧を電源の定格電圧よりも高くなるように制御する。そして、モータ制御手段は上記定格電圧よりも高い発電電圧をモータに供給してアシスト力を発生させ、供給手段は上記定格電圧よりも高い発電電圧を電源または外部負荷に供給する。
このように、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合であっても所定時間内における電源の入力電流値の積算値が出力電流値の積算値以下になった場合には、オルタネータの発電電圧を電源の定格電圧よりも高くして電源に供給(充電)するので、電源電圧が低下して電圧不足になるようなこともない。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電気式動力舵取装置10の構成概要を示す説明図である。図2は、電気式動力舵取装置10のECU50の制御構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、電気式動力舵取装置10は、主に、ステアリングホイール21、ステアリング軸22、ピニオン軸23、ラック軸24、トルクセンサ30、アシストモータ40、モータレゾルバ42、ボールねじ機構44等を備える操舵機構20と、この操舵機構20のアシストモータ40を駆動制御するとともにオルタネータ61の発電電圧を制御する機能等を備えるECU(Electronic Control Unit )50とから構成されている。
電気式動力舵取装置10は、後述するようにトルクセンサ30等により検出された操舵状態等に基づいて、アシストモータ40を駆動して運転者による操舵をアシストするものである。なお、ラック軸24の両側には、それぞれタイロッド等を介して図略の操舵輪が連結されている。
図1に示すように、ステアリングホイール21には、ステアリング軸22の一端側が連結され、このステアリング軸22の他端側には、ピニオンハウジング25内に収容されたトルクセンサ30の入力軸23aおよび図略のトーションバーが連結されている。またこのトーションバーの他端側には、ピニオン軸23の出力軸23bがスプライン結合により連結されている。なお、ピニオン軸23の出力軸23bの端部にはピニオンギヤが形成されている。
トルクセンサ30は、入力軸23aとピニオンハウジング25との間に介在する第1レゾルバ35と、出力軸23bとピニオンハウジング25との間に介在する第2レゾルバ37とによって構成されている。このトルクセンサ30は、ステアリングホイール21による操舵状態(操舵トルクTや操舵角θ)を検出する機能を有するもので、ECU50に電気的に接続されている(図2参照)。
ラック軸24は、ラックハウジング26およびモータハウジング27内に収容されており、ピニオン軸23のピニオンギヤに噛合可能な図略のラック溝を備えている。これにより、ピニオン軸23とともにラックアンドピニオン機構を構成している。またラック軸24の中間部には、螺旋状にボールねじ溝24aが形成されている。
アシストモータ40は、ラック軸24と同軸に回転可能にベアリング29により軸受される円筒形状のモータ軸43、このモータ軸43の外周に設けられた図略の永久磁石、図略のステータや励磁コイル等により構成されている電動機である。
即ち、このアシストモータ40は、ステータに巻回された例えば3相(U相、V相、W相)分の励磁コイルにより発生する界磁が、回転子に相当するモータ軸43の永久磁石に作用することによって、モータ軸43が回転し得るように構成されている。
モータレゾルバ42は、アシストモータ40が収容されているモータハウジング27とモータ軸43との間に設けられており、モータ軸43の回転角(以下「モータ回転角」という。)を検出する機能を有するように構成されている。
ボールねじ機構44は、ラック軸24とモータ軸43との間に介在して、モータ軸43の正逆回転の回転トルクをラック軸24の軸線方向における往復動に変換する機能を有するものである。これにより、この往復動は、ラック軸24とともにラックアンドピニオン機構を構成するピニオン軸23を介してステアリングホイール21の操舵力を軽減するアシスト力にすることができる。
次に、ECU50の制御構成を図2に基づいて説明する。
ECU50は、CPUを中心にROM、RAM等の半導体記憶装置、入出力インターフェイス回路やA/D変換回路等から構成される車載用電子制御装置(ECU)のことで、本実施形態では操舵状態等に応じてアシストモータ40にアシスト力を発生させる駆動回路50aを制御するほか、オルタネータ61の発電電圧を調整するレギュレータ62を制御して、この調整された発電電圧をアシストモータ40だけでなくバッテリ70、ブロアモータやワイパー用モータなどの外部負荷(以下、外部負荷80ともいう)等に供給する機能を有するものである。また、ECU50は降圧回路50bを備えており、この降圧回路50bはオルタネータ61から供給される発電電圧を降圧する役割を果たす。なお、上述したECU50によるオルタネータ61の発電電圧を調整(制御)する流れについては、後述する図3に示すフローチャートにて詳細に説明する。
ECU50には、トルクセンサ30に加えて、バッテリ70のバッテリ電圧値Vbを検出するバッテリ用電圧センサ71、バッテリ70の入力電流値Ibおよび出力電流値Ibを検出するバッテリ用電流センサ72が電気的に接続されている。これにより、ECU50には、操舵トルクT、操舵角θ、バッテリ電圧値Vb、入力電流値Ibおよび出力電流値Ibが適宜入力される。
次に、ECU50によるオルタネータ61の発電電圧を制御する流れについて図3に示すフローチャートを参照して説明する。
図3は、ECU50におけるオルタネータ61の発電電圧値Voの決定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、トルクセンサ30により検出される操舵トルクTおよび操舵角θと、バッテリ用電圧センサ71により検出されるバッテリ電圧値Vbと、バッテリ用電流センサ72により検出される入力電流値Ibおよび出力電流値Ibとを取得する。
次に、ステップS103において、操舵角θを時間微分して操舵角速度ωを算出するとともに、入力電流値Ibを正、出力電流値Ibを負として、所定時間t内にバッテリ70に入力する入力電流値Ibの積算値とバッテリ70から出力する出力電流値Ibの積算値との和であるバッテリ電流積算値Iσを算出する。なお、本実施形態においては、上記所定時間tは、例えば、5分に設定されている。
次に、ステップS105において、ステップS101にて取得した操舵角速度ωが高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態である第1角速度ω未満であるか否かについて判定される。なお、本実施形態においては、第1角速度ωは、例えば、2rad/sに設定されている。
ここで、高いモータ端子電圧を必要とするような操舵状態であって、操舵角速度ωが第1角速度ω未満でなければ(S105でNo)、ステップS107において、図4に示す操舵角速度−第1電圧値マップに基づいて第1電圧値Vの設定がなされる。
具体的には、図4に示すように、操舵角速度ω=第1角速度ωであれば、第1電圧値V=V1Lに設定され、操舵角速度ωが増加するほど第1電圧値VがV1LからV1Hに向けて直線的に増加し、操舵角速度ωが第1角速度ωよりも大きな所定の角速度閾値ω以上になると第1電圧値V=V1Hに設定される。なお、本実施形態においては、V1LおよびV1Hは、例えば、14Vおよび48Vに設定されている。
ステップS107にて第1電圧値Vが設定されると、ステップS109において、操舵角速度ωと操舵トルクTとの乗算値に基づいて算出される操舵負荷Pが大きなアシスト力を必要とする操舵状態である第1操舵負荷P未満であるか否かについて判定される。なお、本実施形態においては、第1操舵負荷Pは、例えば、50Wに設定されている。
ここで、大きなアシスト力を必要とするような操舵状態であって、操舵負荷Pが第1操舵負荷P未満でなければ(S109でNo)、ステップS113において、図5に示す操舵負荷−第2電圧値マップに基づいて第2電圧値Vの設定処理がなされる。また、上述したステップS105にてYesと判定された後、ステップS111にて操舵負荷Pが第1操舵負荷P未満でなくNoと判定されると、ステップS113における第2電圧値Vの設定処理がなされる。
具体的には、図5に示すように、操舵負荷P=第1操舵負荷Pであれば、第2電圧値V=V2Lに設定され、操舵負荷Pが増加するほど第2電圧値VがV2LからV2Hに向けて直線的に増加し、操舵負荷Pが第1操舵負荷Pよりも大きな所定の負荷閾値P以上になると第2電圧値V=V2Hに設定される。なお、本実施形態においては、V2LおよびV2Hは、例えば、14Vおよび48Vに設定されている。
ステップS113にて第2電圧値Vが設定されるかステップS109にて操舵負荷Pが第1操舵負荷P未満でありYesと判定されると、ステップS115において、発電電圧値Vo設定処理がなされる。この設定処理では、オルタネータ61から出力される発電電圧値Voを、ステップS107にて設定された第1電圧値Vと、ステップS113にて設定された第2電圧値Vとのうち大きな電圧値に設定する。また、第1電圧値Vと第2電圧値Vとのどちらか一方の電圧値のみが設定されている場合は、発電電圧値Voを、その設定されている電圧値に設定する。
一方、上記ステップS111にて操舵負荷Pが第1操舵負荷P未満でありYesと判定されると、ステップS121において、バッテリ電圧値Vbが定格電圧よりも高く設定される所定の電圧閾値Vbより大きいか否かについて判定される。なお、本実施形態においては、電圧閾値Vbは、例えば、12.5Vに設定されている。
ここで、バッテリ電圧値Vbが電圧閾値Vbより大きい場合には(S121でYes)、ステップS123において、ステップS103にて算出されたバッテリ電流積算値Iσが0(ゼロ)Aより大きいか否かについて判定される。
ここで、バッテリ電流積算値Iσが0(ゼロ)Aより大きい場合、すなわち、所定時間t内にバッテリ70に入力する入力電流値Ibの積算値の絶対値がバッテリ70から出力する出力電流値Ibの積算値の絶対値より大きい場合には(S123でYes)、ステップS125において、発電電圧値Voがバッテリ70の定格電圧(12V)程度の電圧値である通常発電電圧値Voに設定される。なお、本実施形態においては、通常発電電圧値Voは、例えば、12.5Vに設定されている。
一方、ステップS121にてバッテリ電圧値Vbが電圧閾値Vb以下である場合(S121でNo)、または、ステップS123にてバッテリ電流積算値Iσが0(ゼロ)以下である場合(S123でNo)には、ステップS127において、発電電圧値Voが通常発電電圧値Voより高い電圧値である充電用発電電圧値Voに設定される。なお、本実施形態においては、充電用発電電圧値Voは、例えば、14Vに設定されている。
このようにしてオルタネータ61の発電電圧値Voが設定されると、ECU50は、この発電電圧値Voに基づいてレギュレータ62を制御してオルタネータ61の発電電圧を調整する。そして、ECU50は、上述のように調整されたオルタネータ61の発電電圧を駆動回路50aによりアシストモータ40に供給して操舵状態に応じたアシスト力を発生させる。
また、ECU50は、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合には(S105でYesかつS111でYes)、オルタネータ61から供給される発電電圧を降圧することなく発電電圧値Vodとしてバッテリ70や外部負荷80に供給する。一方、高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態である場合(S105でNo)、または、大きなアシスト力を必要とする操舵状態である場合(S111でNo)には、オルタネータ61から供給される発電電圧を降圧回路50bにより発電電圧値Vodに降圧してバッテリ70や外部負荷80に供給する。なお、本実施形態においては、発電電圧値Vodは、バッテリ70の定格電圧(12V)程度の電圧値であって、例えば、通常発電電圧値Voまたは、充電用発電電圧値Voに等しくなるように設定されている。
以上説明したように、本実施形態に係る電気式動力舵取装置10において、ECU50は、操舵角速度ωが第1角速度ω以上である場合に当該操舵角速度ωが大きくなるほど、または、操舵角速度ωと操舵トルクTとの乗算値に基づいて算出される操舵負荷Pが第1操舵負荷P以上である場合に当該操舵負荷Pが大きくなるほど、オルタネータ61の発電電圧を増加させるようにレギュレータ62を制御する。そしてこの増加された発電電圧をアシストモータ40に供給することにより操舵状態に応じたアシスト力を発生させるとともに、上記増加された発電電圧を降圧回路50bにより発電電圧値Vodに降圧してバッテリ70および外部負荷80に供給する。
このように、高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態である場合に操舵角速度ωが大きくなるほど、または、大きなアシスト力を必要とする操舵状態である場合に操舵負荷Pが大きくなるほど、オルタネータ61の発電電圧を増加させるようにレギュレータ62を制御してアシストモータ40に供給するので、上記操舵状態に対応し得るアシスト力を発生することができる。
また、この発電電圧の増加により、増加前の発電電圧をアシストモータ40に供給する場合と比較して、オルタネータ61とアシストモータ40とを接続する配線を流れる電流の電流値が低下するので、配線の線径を細くするとともに配線における損失を低減することができる。
さらに、この増加させた発電電圧を降圧回路50bにより発電電圧値Vod、例えば、バッテリ70の定格電圧(12V)程度の電圧値に降圧してバッテリ70および外部負荷80に供給するので、バッテリ70のバッテリ電圧を昇圧するための昇圧回路を設ける必要もなく、また昇圧損失が発生するようなこともない。
また、上述のように、高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態である場合、または、大きなアシスト力を必要とする操舵状態である場合において、本発明におけるオルタネータ61の発電電圧値Voを例えば12Vに降圧して外部負荷80に供給する際の降圧損失と、上記特許文献1(従来技術)におけるバッテリ70の電圧値を12Vから発電電圧値Voに対応する高電圧値に昇圧してアシストモータ40に供給する際の昇圧損失とを比較すると、一般に、降圧対象となる外部負荷80の負荷は昇圧対象となるアシストモータ40の負荷よりも小さいので、本発明における降圧損失の方が従来技術における昇圧損失よりも低くなる。
一方、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合には、オルタネータ61の発電電圧を増加させることなく、バッテリ70の定格電圧程度の電圧値である通常発電電圧値Voまたは充電用発電電圧値Voに制御してアシストモータ40に供給するとともにこの通常発電電圧値Voまたは充電用発電電圧値Voをバッテリ70および外部負荷80に供給するので、降圧回路50bを動作させることもなく降圧損失が発生することもない。
したがって、操舵状態に応じてオルタネータ61の発電電圧を制御してアシストモータ40に供給することにより電圧制御における損失を低減することができる。
また、本実施形態に係る電気式動力舵取装置10において、ECU50は、操舵角速度ωが第1角速度ω未満かつ操舵負荷Pが第1操舵負荷P未満であってバッテリ70のバッテリ電圧値Vbがバッテリ70の定格電圧よりも高い電圧値である電圧閾値Vb以下である場合には、オルタネータ61の発電電圧値Voを、バッテリ70の定格電圧よりも高い電圧値である充電用発電電圧値Voになるようにレギュレータ62を制御しつつアシストモータ40に供給してアシスト力を発生させるとともに、バッテリ70および外部負荷80に供給する。
このように、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合であってもバッテリ70のバッテリ電圧値Vbが低下して電圧閾値Vb以下になった場合には、オルタネータ61の発電電圧をバッテリ70の定格電圧よりも高くしてバッテリ70に供給(充電)するので、バッテリ70のバッテリ電圧値Vbが低下して電圧不足になるようなこともない。
さらに、本実施形態に係る電気式動力舵取装置10において、ECU50は、操舵角速度ωが第1角速度ω未満かつ操舵負荷Pが第1操舵負荷P未満であってバッテリ電流積算値Iσが0(ゼロ)A以下である場合には、オルタネータ61の発電電圧値Voを、バッテリ70の定格電圧よりも高い電圧値である充電用発電電圧値Voになるようにレギュレータ62を制御しつつアシストモータ40に供給してアシスト力を発生させるとともに、バッテリ70および外部負荷80に供給する。
このように、高いモータ端子電圧を必要としない操舵状態である場合、かつ、大きなアシスト力を必要としない操舵状態である場合であっても、バッテリ電流積算値Iσが0(ゼロ)A以下である場合、すなわち、所定時間t内におけるバッテリ70に入力する入力電流値Ibの積算値の絶対値がバッテリ70から出力する出力電流値Ibの積算値の絶対値以下になった場合には、オルタネータ61の発電電圧をバッテリ70の定格電圧よりも高くしてバッテリ70に供給(充電)するので、バッテリ70のバッテリ電圧値Vbが低下して電圧不足になるようなこともない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)図4の操舵角速度−第1電圧値マップにおいて、第1電圧値Vは、操舵角速度ωが増加するほど直線的に増加するように設定されることに限らず、例えば、操舵角速度ωが増加するほど二次曲線状など単調増加するように設定されてもよい。
(2)図5の操舵負荷−第2電圧値マップにおいて、第2電圧値Vは、操舵負荷Pが増加するほど直線的に増加するように設定されることに限らず、例えば、操舵負荷Pが増加するほど二次曲線状など単調増加するように設定されてもよい。
(3)ECU50は、ステップS105にて操舵角速度ωが第1角速度ω以上である場合に設定される第1電圧値V、かつ、ステップS109またはステップS111にて操舵負荷Pが第1操舵負荷P以上である場合に設定される第2電圧値Vに基づいてS115で発電電圧値Voを設定することに限らず、操舵負荷Pを考慮することなく操舵角速度ωが第1角速度ω以上である場合に設定される第1電圧値Vのみに基づいてオルタネータ61の発電電圧値Voを設定してもよいし、操舵角速度ωを考慮することなく操舵負荷Pが第1操舵負荷P以上である場合に設定される第2電圧値Vのみに基づいてオルタネータ61の発電電圧値Voを設定してもよい。
(4)上記実施形態では、ラックアシストタイプの電動式動力舵取装置を例示して説明したが、本発明はこれに限られることはなく、例えば、いわゆるコラムタイプの電動式動力舵取装置やピニオンタイプの電動式動力舵取装置等に適用してもよい。
本実施形態に係る電気式動力舵取装置の構成概要を示す説明図である。 電気式動力舵取装置のECUの制御構成を示すブロック図である。 ECUにおけるオルタネータの発電電圧値の決定処理の流れを示すフローチャートである。 図3の第1電圧値設定処理に用いられる操舵角速度−第1電圧値マップの一例を示す説明図である。 図3の第2電圧値設定処理に用いられる操舵負荷−第2電圧値マップの一例を示す説明図である。
符号の説明
10…電気式動力舵取装置
21…ステアリングホイール
30…トルクセンサ(角速度検出手段、トルク検出手段)
40…アシストモータ(モータ)
50…ECU(発電電圧制御手段、モータ制御手段、供給手段)
50b…降圧回路(降圧手段)
61…オルタネータ
62…レギュレータ(発電電圧制御手段)
70…バッテリ(電源)
71…バッテリ用電圧センサ(電圧センサ)
72…バッテリ用電流センサ(電流センサ)
80…外部負荷
Ib…入力電流値
Ib…出力電流値
Iσ…バッテリ電流積算値
P…操舵負荷
…第1操舵負荷(所定の負荷閾値)
T…操舵トルク
t…所定時間
…第1電圧値
…第2電圧値
Vb…バッテリ電圧値(電源電圧値)
Vb…電圧閾値(所定の電圧閾値)
Vo、Vod…発電電圧値
Vo…通常発電電圧値
Vo…充電用発電電圧値
ω…操舵角速度
ω…第1角速度(所定の角速度閾値)

Claims (3)

  1. 車両のステアリングホイールによる操舵状態に応じてオルタネータの発電電圧をモータに供給することにより操舵を補助可能なアシスト力を発生する電気式動力舵取装置であって、
    前記ステアリングホイールの操舵における操舵角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記ステアリングホイールの操舵における操舵トルクを検出するトルク検出手段と、
    前記操舵角速度が高いモータ端子電圧を必要とする操舵状態に対応する所定の角速度閾値以上である場合に当該操舵角速度が大きくなるほど、または、前記操舵角速度と前記操舵トルクとの乗算値に基づいて算出される操舵負荷が大きなアシスト力を必要とする操舵状態に対応する所定の負荷閾値以上である場合に当該操舵負荷が大きくなるほど、前記発電電圧を増加するように制御する発電電圧制御手段と、
    前記増加された発電電圧を前記モータに供給してアシスト力を発生させるモータ制御手段と、
    前記増加された発電電圧を所定の電圧値に降圧する降圧手段と、
    前記降圧手段により降圧された発電電圧を電源または外部負荷に供給する供給手段と、
    を備えることを特徴とする電気式動力舵取装置。
  2. 前記電源の電源電圧値を検出する電圧センサを備え、
    前記発電電圧制御手段は、前記操舵角速度が前記所定の角速度閾値未満かつ前記操舵負荷が前記所定の負荷閾値未満であって前記電源電圧値が当該電源の定格電圧より高い所定の電圧閾値以下である場合には、前記発電電圧を前記定格電圧よりも高くなるように制御し、
    前記モータ制御手段は、前記定格電圧よりも高い発電電圧を前記モータに供給してアシスト力を発生させ、
    前記供給手段は、前記定格電圧よりも高い発電電圧を前記電源または前記外部負荷に供給することを特徴とする請求項1記載の電気式動力舵取装置。
  3. 前記電源に入力する入力電流値と前記電源から出力する出力電流値とを検出する電流センサを備え、
    前記発電電圧制御手段は、前記操舵角速度が前記所定の角速度閾値未満かつ前記操舵負荷が前記所定の負荷閾値未満であって所定時間内における前記入力電流値の積算値が前記出力電流値の積算値以下である場合には、前記発電電圧を前記定格電圧よりも高くなるように制御し、
    前記モータ制御手段は、前記定格電圧よりも高い発電電圧を前記モータに供給してアシスト力を発生させ、
    前記供給手段は、前記定格電圧よりも高い発電電圧を前記電源または前記外部負荷に供給することを特徴とする請求項1記載の電気式動力舵取装置。
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