JP2008267463A - 浮動軸受構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォアール振動の発生を抑制することができる浮動軸受構造を提供する。
【解決手段】ターボチャージャ1は、一方向に延びるシャフト7と、シャフト7を取囲み、シャフト7の外周面に対向する内周面を有する筒状の浮動ブッシュ24と、浮動ブッシュ24を収納する内部空間が設けられるセンターハウジング36とを備える。浮動ブッシュ24には、外周面から内周面までラジアル方向にそのブッシュを貫通する貫通孔124が設けられている。センターハウジング36には、貫通孔にオイル100を供給する第1オイル供給路136と、3つ以上の第2オイル供給路236とが設けられる。第2オイル供給路236は外周面の円周方向に互いに距離を隔てて配置される。
【選択図】図4
【解決手段】ターボチャージャ1は、一方向に延びるシャフト7と、シャフト7を取囲み、シャフト7の外周面に対向する内周面を有する筒状の浮動ブッシュ24と、浮動ブッシュ24を収納する内部空間が設けられるセンターハウジング36とを備える。浮動ブッシュ24には、外周面から内周面までラジアル方向にそのブッシュを貫通する貫通孔124が設けられている。センターハウジング36には、貫通孔にオイル100を供給する第1オイル供給路136と、3つ以上の第2オイル供給路236とが設けられる。第2オイル供給路236は外周面の円周方向に互いに距離を隔てて配置される。
【選択図】図4
Description
この発明は、浮動軸受構造に関し、より特定的には、オイルでシャフトが保持および潤滑される浮動軸受構造に関するものである。
従来、浮動軸受構造は、たとえば特開2002−332864号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2002−332864号公報
従来の浮動軸受構造では、潤滑油の粘度を運転領域に応じて調節し、ホワール振動を抑制する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、オイル粘度の調整では制御性が低く十分にホワール振動を抑制できないという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、ホワール振動を抑制することが可能な浮動軸受構造を提供することを目的とする。
この発明に従った浮動軸受構造は、一方向に延びるシャフトと、シャフトを取囲み、シャフトの外周面と対向する内周面を有する筒状の浮動ブッシュと、浮動ブッシュを収納する内部空間が設けられたハウジングとを備え、シャフトの外周面と浮動ブッシュの内周面との間、および浮動ブッシュの外周面とハウジングの内周面との間にはオイルが介在しており、浮動ブッシュには、外周面から内周面までラジアル方向に浮動ブッシュを貫通する貫通孔が設けられており、ハウジングには、貫通孔にオイルを供給する第1オイル供給路と、浮動ブッシュの外周面に向かってオイルを噴射する3つ以上の第2オイル供給路とが設けられて3つ以上の第2オイル供給路は、外周面の円周方向に互いに距離を隔てて配置される。
このように構成された浮動軸受構造では、貫通孔にオイルを供給する第1オイル供給路が設けられているため、貫通孔を通じて外周面から内周面までオイルが供給され、内周面側でシャフトを保持することができる。
さらに、第2オイル供給路は、3つ以上設けられて外周面の円周方向に互いに距離を隔てて配置されるため、ホワール振動が発生して軸およびブッシュがハウジング側へ近づくと、ハウジングの第2オイル供給路から供給されたオイルがブッシュの外周面に当る。これにより、ブッシュは中心位置へ押し戻される。これにより、ホワール振動を防止することができる。
好ましくは、第2オイル供給路はブッシュの回転を妨げる方向にブッシュに向かってオイルを噴射する。この場合、ブッシュがハウジングに近づくと、第2オイル供給路からブッシュに向かってオイルが噴射されてブッシュの回転が妨げられる。これにより、一時的に回転数を落とすことでホワール振動の発生を抑制することができる。
この発明に従えば、ホワール振動の発生を抑制することができるターボチャージャを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。また、すべての実施の形態を組合せることも可能である。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った浮動軸受構造のターボチャージャを有するディーゼルエンジンシステムを示す概略構成図である。図1のディーゼルエンジンシステムは、ディーゼルエンジンのクリーン排気を実現するために、高圧コモンレール式燃料噴射装置、大容量電子制御EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラー、DPNR(Diesel Particulate NOx Reduction)触媒を組合せ、PM(Particulate Matter)およびNOxを連続かつ同時に低減するシステムである。図1において、内燃機関(以下エンジンと言う)1000は、燃料供給系1001、燃焼室200、吸気系300および排気系400とを主要部として構成される四気筒のディーゼルエンジンである。なお、シリンダ数は特に限定されるものではなく、またエンジンの形状も、直列型、V型、W型、水平対向型などのさまざまな形状を採用することが可能である。また、DPNR450は、PMを再生するDPF(Diesel Particulate Filter)であっても採用することが可能である。
図1は、この発明の実施の形態1に従った浮動軸受構造のターボチャージャを有するディーゼルエンジンシステムを示す概略構成図である。図1のディーゼルエンジンシステムは、ディーゼルエンジンのクリーン排気を実現するために、高圧コモンレール式燃料噴射装置、大容量電子制御EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラー、DPNR(Diesel Particulate NOx Reduction)触媒を組合せ、PM(Particulate Matter)およびNOxを連続かつ同時に低減するシステムである。図1において、内燃機関(以下エンジンと言う)1000は、燃料供給系1001、燃焼室200、吸気系300および排気系400とを主要部として構成される四気筒のディーゼルエンジンである。なお、シリンダ数は特に限定されるものではなく、またエンジンの形状も、直列型、V型、W型、水平対向型などのさまざまな形状を採用することが可能である。また、DPNR450は、PMを再生するDPF(Diesel Particulate Filter)であっても採用することが可能である。
燃料供給系1001は、サプライポンプ110、コモンレール120、燃料噴射弁130、遮蔽弁140、調量弁160、燃料添加ノズル170、機関燃料通路800および添加燃料通路810とを備えて構成される。
サプライポンプ110は、燃料タンクから燃料を汲み上げ、この汲み上げた燃料を高圧にしたうえで機関燃料通路800を介してコモンレール120に供給する。コモンレール120は、サプライポンプ110から供給された高圧燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能を有し、この蓄圧した燃料を各燃料噴射弁130に分配する。燃料噴射弁130は、その内部に電磁ソレノイドを備え、適宜開弁して燃焼室200に燃料を噴射供給する。
サプライポンプ110は、燃料タンクから汲み上げた燃料の一部を、添加燃料通路810を介して燃料噴射ノズル(還元剤噴射ノズル)170に向かって供給する。添加燃料通路810には、サプライポンプ110から燃料添加ノズル170に向かって遮蔽弁140および調量弁160が順次配設されている。遮蔽弁140は、緊急時において添加燃料通路810を遮断し、燃料供給を停止する。調量弁160は、燃料添加ノズル170に供給する燃料の圧力(燃圧)を制御する。燃料添加ノズル170は所定圧以上の燃圧(たとえば0.2MPa)が付与されると開弁し、排気系400(排気ポート410)内に燃料を噴射供給する機械式の開閉弁である。すなわち、調量弁160により燃料添加ノズル170の上流燃圧が制御されることにより、所望の燃料が適切なタイミングで燃料添加ノズル170より噴射供給(添加)される。
吸気系300は、各燃焼室200内に供給される吸入空気の通路(吸気通路)を構成する。排気系400は、上流から下流にかけ、排気ポート410、排気マニホールド420、触媒上流側通路430、触媒下流側通路440という各種通路部材が順次接続されて構成され、各燃焼室200から排出される排気ガスの通路(排気通路)を形成する。
さらにこのエンジン1000には、可変容量型のターボチャージャ1が設けられる。ターボチャージャ1は、タービンシャフト7を介してコンプレッサホイール34とタービンホイールアッセンブリ22とが接続された構造を有する。吸気系のコンプレッサホイール34は、吸気系300内の吸気に晒され、タービンホイールアッセンブリ22は排気系400の排気に晒される。このような構成を有するターボチャージャ1は、タービンホイールアッセンブリ22が受ける排圧(排気流)を利用して、コンプレッサホイール34を回転させ、吸気圧を高めるという、いわゆる過給を行なう。
なお、この実施の形態では、可変容量型のターボチャージャ1を示しているが、可変容量型でないターボチャージャ1であってもよい。
吸気系300において、ターボチャージャ1にも受けられたインタークーラー310は、加吸によって昇温した吸入空気を強制冷却する。インタークーラー310よりもさらに下流に設けられたスロットル弁320は、その開度を無段階に調節することができる電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を絞り、吸入空気の供給量を調整(低減)する機能を有する。
また、エンジン1000には、燃焼室200の上流(吸気系300)および下流(排気系400)をバイパスする排気循環通路(EGR通路)600が形成されている。このEGR通路600は、排気の一部を適宜吸気系300に戻す機能を有する。EGR通路600には、電子制御によって無段階に開閉され、同通路を流れる排気流路を自在に調整することができるEGR弁610と、EGR通路600を通過(還流)する排気を冷却するためのEGRクーラー620とが設けられている。
なお、この実施の形態では、EGRを有するエンジンを示したが、EGRを有していないエンジンのターボチャージャとして本発明のターボチャージャを適用することも可能である。
排気系400において、タービンホイールアッセンブリ22の下流(触媒上流側通路430と触媒下流側通路440)との間には、DPNRにより構成される触媒450が配置される。この触媒450は排気中のNOxおよびPMを減少させる働きがある。エンジン1000の各部位には、各種センサが取付けられており、それぞれの部位の環境条件やエンジン1000の運転状態に関する信号を出力する。
また、DPRおよびDPNRに関しても、必ずしも設けられている必要はなく、DPRおよびDPNRが設けられていないエンジンのターボチャージャとして本発明のターボチャージャを適用することも可能である。
たとえば、レール圧センサ700は、コモンレール120内に蓄えられている燃料の圧力に応じた検出信号を出力する。燃圧センサ710は、添加燃料通路810内を流通する燃料のうち、調量弁160へ導入される燃料の圧力(燃圧)Bgに応じた検出信号を出力する。エアフローメータ720は、吸気系300内のスロットル弁320の下流において吸入空気の流量(吸気量)Gaに応じた検出信号を出力する。空燃比(A/F)センサ730は、吸気系300の触媒ケーシングの下流において排気中の酸素濃度に応じて連続的に変化する検出信号を出力する。排気温センサ740は、同じく排気系400の触媒ケーシング下流において排気の温度(排気温)Texに応じた検出信号を出力する。
また、アクセル開度センサ750は、エンジン1000のアクセルペダルに取付けられ、そのペダルの踏み込み量Accに応じた検出信号を出力する。クランク角センサ760は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)が一定角度回転するごとに検出信号(パルス)を出力する。これら各センサ700〜760は、電子制御装置ECU(エンジンコントロールユニットとも言う)1100と電気的に接続される。ECU1100は、CPU(中央演算ユニット)、ROM、RAMおよびバックアップRAM、タイマやカウンタなどを備え、これらと、アナログ/デジタル(A/D)変換器を含む外部入力回路および外部出力回路とが双方向バスにより接続されている。
次に、タービンの構造について説明する。図2は、この発明の実施の形態1に従ったターボチャージャの一部断面を含む斜視図である。図3は、図2中のIII−III線に沿った断面図である。図2および図3を参照して、この発明の実施の形態1に従ったターボチャージャ1は可変ノズル式ターボチャージャであり、ハウジング201と、ハウジング201に回転可能に収納されたタービンシャフト7と、タービンシャフト7に取付けられるコンプレッサホイール34およびタービンホイールアッセンブリ22とを有する。
ハウジング201は、コンプレッサハウジング2、センターハウジング36およびタービンハウジング48に分割され、中央のセンターハウジング36の両側にコンプレッサハウジング2およびタービンハウジング48が取付けられる構造とされる。コンプレッサハウジング2では、中央部から空気を取入れて外部に放出することが可能な形状とされる。具体的には、コンプレッサハウジング2の中央部に空気が導入され、この空気が回転するコンプレッサホイール34により外部方向(半径方向)に向かって加速されて圧縮され、圧縮された空気がインテックマニホールドに導かれる。
コンプレッサハウジング2内には、コンプレッサホイール34が収納される。コンプレッサホイール34はタービンシャフト7に固定されており、タービンシャフト7とともに回転する。コンプレッサホイール34はロックナット35によりタービンシャフト7に固定される。コンプレッサホイール34には複数の羽根が設けられており、コンプレッサホイール34が回転すると、この羽根により、空気が遠心力で半径方向に加速されて圧縮される。
コンプレッサホイール34に隣接するようにシールリングカラー25が配置される。シールリングカラー25はタービンシャフト7を取囲む形状とされる。
センターハウジング36はターボチャージャ1の中央部に設けられる。センターハウジング36には、スラストベアリング26が配置されている。スラストベアリング26はタービンシャフト7のスラスト方向の荷重を受止めるためのベアリングであり、オイルなどにより潤滑される。
センターハウジング36には、タービンシャフト7の回転を保持するためのフローティングベアリングとしての浮動ブッシュ24が設けられる。浮動ブッシュ24はタービンシャフト7のラジアル方向の荷重を保持する。浮動ブッシュ24とタービンシャフト7との間には油膜が存在しており、浮動ブッシュ24はタービンシャフト7と直接接触しない。さらに、浮動ブッシュ24とセンターハウジング36との間にも油膜が存在し、浮動ブッシュ24はセンターハウジング36と直接接触していない。
浮動ブッシュ24は、リテナリング30により位置決めがされている。センターハウジング36およびタービンハウジング48には、リンク機構としての駆動機構202が配置されている。駆動機構202は、リンク室301に収納されるユニゾンリング45と、ユニゾンリング45の内周側に位置し、ユニゾンリング45と接触するアーム44と、タービンハウジング48に隣接して設けられるノズルプレート43と、複数本のアーム44を駆動させるためのメインアーム37と、アーム44に接続されてノズルベーン42を駆動するベーンシャフト21と、ベーンシャフト21を保持するノズルプレート43とを有する。
駆動機構202は、複数枚のノズルベーン42の角度を調節するための機構であり、ピン40を所定の角度回動させれば、この回動がノズルベーン42に伝わり、ノズルベーン42が回動する構成とされている。ピン40は駆動リンク41に接続され、駆動リンク41は駆動シャフト39を中心に回動可能である。駆動シャフト39の外周にはブッシュ38が設けられており、ブッシュ38は駆動シャフト39とセンターハウジング36との間に介在する。駆動シャフト39はメインアーム37と連結されており、駆動シャフト39が回動すれば、この回動がメインアーム37に伝えられる。メインアーム37の内側端部は駆動シャフト39に固定され、外側端部はユニゾンリング45に噛み合っている。そのため、メインアーム37は駆動シャフト39を中心として回動し、この回動がユニゾンリング45に伝えられる。ユニゾンリング45の内周面にはアーム44が嵌り合っており、ユニゾンリング45が回動すると、この回動はアーム44に伝えられる。アーム44はベーンシャフト21を中心として回動することが可能であり、アーム44の回動はベーンシャフト21に伝えられる。ベーンシャフト21はノズルベーン42と連結されているため、ノズルベーン42はベーンシャフト21およびアーム44とともに回動する。
ノズルプレート43はタービンハウジング48と接触しており、タービンハウジング48とセンターハウジング36との間にリンク室301が設けられる。リンク室301は駆動機構を収納するための内部空間である。タービンハウジング48には、タービンハウジング渦室が設けられ、タービンハウジング渦室に排気が供給されてこの排気の流れがタービンホイールアッセンブリ22を回転させる。このタービンホイールアッセンブリ22の回転がタービンシャフト7を介してコンプレッサホイール34へ伝えられる。タービンハウジング48にはスペーサボルト47が取付けられている。
駆動機構202の駆動リンク41はモータロッド302に接続される。モータロッド302は棒状部材であり、リンク33および可変ノズルコントローラ270に接続される。可変ノズルコントローラ270は直流モータ(DCモータ)に接続されており、直流モータが回転することでこの回転が歯車機構およびウォーム機構を介してリンク303へ伝わり、リンク303からモータロッド302を介して駆動リンク41が動かされる。
リンク303の位置は開度センサ304によって検出され、開度センサ304がリンク303の位置を測定する。これにより可変ノズルとしてのノズルベーン42の傾き角度が検出される。
図4は、センターハウジングを詳細に説明するための模式的な断面図である。図4を参照して、浮動軸受構造のセンターハウジング36には、タービンシャフト7を収納するための内部空間6が設けられている。内部空間6内はオイル100で満たされている。オイル100内に浮動ブッシュ24が配置され、浮動ブッシュ24がタービンシャフト7を保持している。センターハウジング36には第1オイル供給路136と第2オイル供給路236とが設けられる。この実施の形態では第2オイル供給路236が第1オイル供給路136から分岐する構成を採用しているが、これに限られるものではなく、第1オイル供給路136と第2オイル供給路236とが別個独立に設けられていてもよい。
ターボチャージャ1は、一方向に延びるシャフトとしてのタービンシャフト7と、タービンシャフト7を取囲み、タービンシャフト7の外周面71に対向する内周面224を有する筒状の浮動ブッシュ24と、浮動ブッシュ24を収納する内部空間6が設けられるセンターハウジング36とを備える。浮動ブッシュ24には、外周面324から内周面224まで貫通する貫通孔124が設けられている。センターハウジング36には、貫通孔126にオイルを供給する第1オイル供給路136と、浮動ブッシュ24の外周面324にオイルを供給する第2オイル供給路236とが設けられる。第2オイル供給路236は1つの浮動ブッシュ24に対し3つ以上設けられる。3つ以上の第2オイル供給路236は、外周面の円周方向に互いに距離を隔てて配置される。
ターボチャージャ1に設けられる浮動ブッシュ24はタービンシャフト7と浮動ブッシュ24との間に形成された油膜に連れ回され、タービンシャフト7の振れ回りに追随する。タービンシャフト7の回転時にホワール振動が発生する。ホワール振動には2つのモードがあり、低周波で発生する円錐モード、中および高周波で発生する円筒モードがある。この実施の形態では、ホワール振動によるタービンシャフト7の振れ回りを効果的に抑制するために、第2オイル供給路236を設けることで、第2オイル供給路236から浮動ブッシュ24の外周面324に向かってオイルを噴射する。ホワール振動が発生した場合には、外周面325のいずれかの部位が第2オイル供給路236に近づく。この近づいた部位に対しては、第2オイル供給路236から強いオイルが噴射されるため、近づいた部分が元の位置へ戻ろうとする。これによりホワール振動を抑制することができる。図4中の点線で示す位置にまでタービンシャフト7が振動により移動する。タービンシャフト7は矢印Rで示す方向に回転しており、この回転時のホワール振動を抑制するために第2オイル供給路236が設けられている。
図5は、図4中のV−V線に沿った断面図である。図5を参照して、センターハウジング36の内部空間6にはオイル100が溜められており、オイル100内に浮動ブッシュ24が配置されている。浮動ブッシュ24の外周面324に向かい合うように3つの第2オイル供給路236が配置されている。第2オイル供給路236の個数は、3つに限られず、これより多い第2オイル供給路236が設けられていてもよい。
第2オイル供給路236から供給されるオイル100は浮動ブッシュ24の外周面324に吹付けられる。これにより、浮動ブッシュ24が振動してセンターハウジング36に近くなった場合には、第2オイル供給路236から供給されるオイルの圧力により浮動ブッシュ24が中心付近へ戻される。これによりホワール振動を抑制することができる。
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2に従ったターボチャージャの断面図である。図6を参照して、この実施の形態2に従ったターボチャージャ1では、第2オイル供給路236の配置方向が実施の形態1に従ったターボチャージャと異なる。すなわち、図6中の点線261aで示すラジアル方向に対して傾斜するように第2オイル供給路236が配置され、その傾斜により、矢印Rで示す浮動ブッシュ24の回転方向の回転を妨げる方向に第2オイル供給路236がオイルを供給する。すなわち、矢印Rで示す回転方向と反対の方向に向かってオイルを噴射する。
図6は、この発明の実施の形態2に従ったターボチャージャの断面図である。図6を参照して、この実施の形態2に従ったターボチャージャ1では、第2オイル供給路236の配置方向が実施の形態1に従ったターボチャージャと異なる。すなわち、図6中の点線261aで示すラジアル方向に対して傾斜するように第2オイル供給路236が配置され、その傾斜により、矢印Rで示す浮動ブッシュ24の回転方向の回転を妨げる方向に第2オイル供給路236がオイルを供給する。すなわち、矢印Rで示す回転方向と反対の方向に向かってオイルを噴射する。
このように構成された実施の形態2に従ったターボチャージャ1では、実施の形態1と同様の効果がある。さらに、浮動ブッシュ24が第2オイル供給路236へ近づくと逆方向の流れのオイルが浮動ブッシュ24に当てられるので、浮動ブッシュ24の回転を減少させることができる。これによりホワール振動の発生を抑制することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、ターボチャージャが取付けられるエンジンはディーゼルエンジンまたはガソリンエンジンのいずれであってもよい。さらに、タービンシャフト7の回転がモータにアシストされていてもよい。また、タービンシャフト7の回転力を用いてモータで発電をしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ターボチャージャ、7 タービンシャフト、24 浮動ブッシュ、36 ハウジング、124 貫通孔、224 内周面、324 外周面。
Claims (2)
- 一方向に延びるシャフトと、
前記シャフトを取囲み、前記シャフトの外周面と対向する内周面を有する筒状の浮動ブッシュと、
前記浮動ブッシュを収納する内部空間が設けられたハウジングとを備え、
前記シャフトの外周面と前記浮動ブッシュの内周面との間、および前記浮動ブッシュの外周面と前記ハウジングの内周面との間にはオイルが介在しており、
前記浮動ブッシュには、外周面から内周面までラジアル方向に前記浮動ブッシュを貫通する貫通孔が設けられており、
前記ハウジングには、前記貫通孔にオイルを供給する第1オイル供給路と、前記浮動ブッシュの外周面に向かってオイルを噴射する3つ以上の第2オイル供給路とが設けられて前記3つ以上の第2オイル供給路は、前記外周面の円周方向に互いに距離を隔てて配置される、浮動軸受構造。 - 前記第2オイル供給路は前記浮動ブッシュの回転を妨げる方向に前記浮動ブッシュに向かってオイルを噴射する、請求項1に記載の浮動軸受構造。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156214A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Ihi Corp | 回転機械の軸受構造 |
KR101293603B1 (ko) | 2011-03-25 | 2013-08-13 | 다이도 메탈 고교 가부시키가이샤 | 내연기관용 크랭크샤프트 베어링 |
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2007
- 2007-04-18 JP JP2007109660A patent/JP2008267463A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010156214A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Ihi Corp | 回転機械の軸受構造 |
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