JP2008069645A - 排気ガス再循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの排気通路から吸気通路に還流するEGRガス量を調整する排気ガス還流量制御弁としてバタフライバルブを用いた排気ガス再循環装置において、EGRガス中に含まれる煤やデポジットが、バタフライバルブの弁体の外周面に付着することを抑制する。
【解決手段】バタフライバルブ102の弁体120のうちEGRガス流れの上流側に回転する上流側弁体121の外周面121aが対向するEGRガス通路101の内壁面101aの形状を、当該上流側弁体121の外周面121aの上流側を覆う形状で、上流側弁体121の外周面121の回転軌跡に沿う形状とすることで、弁体120が開いているときに、上流側弁体121の外周面121aをEGRガス流れに対して保護し、上流側弁体121の外周面121aにEGRガス中に含まれる煤やデポジットが付着することを抑制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に排出される排気ガスの一部を吸気通路に還流する排気ガス再循環装置に関する。
自動車等に搭載される内燃機関(以下、エンジンともいう)には、燃焼室から排出される排気ガス中に含まれるNOx(窒素酸化物)を低減するために、排気ガス再循環装置(EGR装置)が設けられている。排気ガス再循環装置は、排気通路に排出される排気ガスの一部を排気ガス還流通路(以下、EGRガス通路ともいう)を介して吸気通路に還流ガスとして再循環させ、混合気に混入させて燃焼温度を下げることによってNOxの発生を抑制している。
しかし、排気ガスを吸気通路に再循環(還流)させると、燃焼室内での混合気の着火性が低下し、エンジン出力の低下及びエンジン運転性の低下を招くので、吸気通路内に還流させる排気ガスの流量(排気ガス還流量)をエンジンの運転状態に応じて調整する必要がある。
そこで、この種の排気ガス再循環装置においては、EGRガス通路に排気ガス還流量制御弁(以下、EGRバルブともいう)を設け、そのEGRバルブにより吸気通路に還流する排気ガス還流量(EGRガス量)を制御するようにしている。
EGRバルブとしては、例えば図4に示すように、EGRガス通路301に直交して配置された回転軸323と、その回転軸323に取り付けられた円板状の弁体320とを備え、前記回転軸323の回転駆動(例えば駆動モータによる回転駆動)により、弁体320を全閉位置と全開位置との間において回転させることによって、EGRガス量を調整するバタフライバルブ302が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−233063号公報
ところで、図4に示した構造のバタフライバルブ302では、全閉状態のときには弁体320の外周面の全周がEGRガス通路301の内壁面301aに密着しているが、EGRガスを流すために、弁体320を全閉状態から開弁して全開状態に開度を変えると、弁体320の外周面がEGRガス通路301の内壁面301aから離れる。このような全開状態のときに、図5(A)に示すように、弁体320のEGRガス流れの上流側となる部分(上流側弁体321)の外周面(側面)321aに、EGRガス中に含まれる煤やデポジットが付着しやすくなる。そして、上流側弁体321の外周面321aに煤やデポジットが付着したままの状態で、バタフライバルブ302を全閉にすると、図5(B)に示すように、上流側弁体321の外周面321aとEGRガス通路301の内壁面301aとの間に煤やデポジットが噛み込んでしまい、弁体320の固着や閉じ不良等が発生することがある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたものであり、内燃機関の排気通路から吸気通路に還流する排気ガスの量を調整する排気ガス還流量制御弁としてバタフライバルブを用いた排気ガス再循環装置において、排気ガス還流通路を通じて吸気通路に還流する排気ガス中に含まれる煤やデポジットが、バタフライバルブの弁体の外周面に付着することを抑制することが可能な構造を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関の排気通路に排出される排気ガスの一部を吸気通路に還流する排気ガス還流通路と、前記排気ガス還流通路に設けられ、前記排気通路から前記吸気通路に環流する排気ガスの量を調整する排気ガス環流量制御弁とを備えた排気ガス再循環装置において、前記排気ガス還流量制御弁が、前記排気ガス還流通路内に配置された板状の弁体と、前記排気ガス還流通路に交差(直交)して配置され前記弁体を回転自在に支持する回転軸とを有するバタフライバルブであって、そのバタフライバルブの弁体のうち、バルブ開時に還流排気ガス流れの上流側に回転する上流側弁体の外周面が対向する前記排気ガス還流通路の内壁面が、当該上流側弁体の外周面の上流側を覆う形状に形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、バタフライバルブの弁体のうち、バルブ開時に還流排気ガス流れの上流側(全閉位置に対して上流側)に回転する上流側弁体の外周面(側面)が排気ガス還流通路の内壁面によって覆われ、上流側弁体の外周面が還流排気ガス流れに対して保護されるので、弁体全開時等の弁体が開いている状態のときに、上流側弁体の外周面に還流排気ガス中に含まれる煤やデポジットが付着することを抑制することができる。また、上流側弁体の外周面が対向する内壁面を、当該上流側弁体の外周面の上流側を覆う形状とすることにより、全閉時に上流側弁体が当接する排気ガス還流通路の内壁面に煤やデポジットが付着しにくくなる。このように、還流排気ガス流れの上流側に回転する上流側弁体の外周面、及び、全閉時に上流側弁体の外周面が当接する排気ガス還流通路の内壁面に煤やデポジットが付着しにくくなるので、バタフライバルブの全閉時における弁体の閉じ不良や弁体の固着等の問題を解消することができる。
本発明において、バタフライバルブの上流側弁体の外周面が対向する排気ガス還流通路内壁面の形状を、当該上流側弁体の外周面の回転軌跡に沿う形状としておいてもよい。このような構造を採用すると、全閉位置から全開位置の間において、弁体が任意の位置に回転しても、上流側弁体の外周面に還流排気ガスが回り込むことを防ぐことができ、上流側弁体の外周面への煤やデポジットの付着をより効果的に抑制することができる。
本発明によれば、内燃機関の排気通路から吸気通路に還流する排気ガスの量を調整する排気ガス還流量制御弁としてバタフライバルブを用いた排気ガス再循環装置において、バタフライバルブの弁体のうち還流排気ガス流れの上流側に回転する上流側弁体の外周面が対向する排気ガス還流通路の内壁面の形状を、当該上流側弁体の外周面の上流側を覆う形状とし、弁体が開の状態のときに、上流側弁体の外周面に還流排気ガス中に含まれる煤やデポジットが付着しにくい構造としたので、バタフライバルブの動作不良を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明を適用するディーゼルエンジンについて説明する。
−エンジン−
本発明を適用するディーゼルエンジンの概略構成を図1を参照して説明する。なお、図1にはエンジンの1気筒の構成のみを示している。
図1に示すエンジン1は、例えば筒内直噴4気筒エンジンであって、その各気筒を構成するシリンダブロック1a内には上下方向に往復動するピストン1cが設けられている。ピストン1cはコネクティングロッド16を介してクランクシャフト15に連結されており、ピストン1cの往復運動がコネクティングロッド16によってクランクシャフト15の回転へと変換される。
クランクシャフト15にはシグナルロータ17が取り付けられている。シグナルロータ17の外周面には複数の突起(歯)17a・・17aが等角度ごとに設けられている。シグナルロータ17の側方近傍にはクランクポジションセンサ(エンジン回転数センサ)25が配置されている。クランクポジションセンサ25は、例えば電磁ピックアップであって、クランクシャフト15が回転する際にシグナルロータ17の突起17aに対応するパルス状の信号(出力パルス)を発生する。
エンジン1のシリンダブロック1aにはエンジン冷却水温を検出する水温センサ21が配置されている。また、シリンダブロック1aの上端にはシリンダヘッド1bが設けられており、このシリンダヘッド1bとピストン1cとの間に燃焼室1dが形成されている。
エンジン1のシリンダブロック1aの下側には、潤滑オイルを貯留するオイルパン18が設けられている。このオイルパン18に貯留された潤滑オイルは、エンジン1の運転時に、異物を除去するオイルストレーナを介してオイルポンプによって汲み上げられ、さらにオイルフィルタで浄化された後に、ピストン1c、クランクシャフト15、コネクティングロッド16などに供給され、各部の潤滑・冷却等に使用される。そして、このようにして供給された潤滑オイルは、エンジン1の各部の潤滑・冷却等のために使用された後、オイルパン18に戻され、再びオイルポンプによって汲み上げられるまでオイルパン18内に貯留される。
エンジン1のシリンダヘッド1bには、エンジン1の燃焼室1d内に燃料を直接噴射するためのインジェクタ(燃料噴射弁)2が設けられている。インジェクタ2にはコモンレール(蓄圧室)3が接続されており、インジェクタ2の電磁弁が開いている間、コモンレール3内の燃料がインジェクタ2から燃焼室1d内に噴射される。コモンレール3には、このコモンレール3内の高圧燃料の圧力(レール圧)を検出するためのレール圧センサ24が配置されている。コモンレール3には燃料ポンプであるサプライポンプ4が接続されている。
サプライポンプ4は、エンジン1のクランクシャフト15の回転力よって駆動され、このサプライポンプ4の駆動により、燃料タンク9から燃料をコモンレール3に供給し、インジェクタ2を所定のタイミングで開弁することにより、エンジン1の各気筒の燃焼室1d内に燃料が噴射される。この噴射された燃料は燃焼室1d内で燃焼され排気ガスとなって排気通路14に排出される。なお、インジェクタ2の開弁タイミング(噴射期間)は後述するECU(電子制御ユニット)200によって制御される。
一方、エンジン1の燃焼室1dには吸気通路11と排気通路12が接続されている。吸気通路11と燃焼室1dとの間に吸気バルブ13が設けられており、この吸気バルブ13を開閉駆動することにより、吸気通路11と燃焼室1dとが連通または遮断される。また、排気通路12と燃焼室1dとの間に排気バルブ14が設けられており、この排気バルブ14を開閉駆動することにより、排気通路12と燃焼室1dとが連通または遮断される。これら吸気バルブ13及び排気バルブ14の開閉駆動は、クランクシャフト15の回転が伝達される吸気カムシャフト及び排気カムシャフトの各回転によって行われる。
吸気通路11には、エアクリーナ7、吸入空気量を検出するエアフローメータ22、吸気温センサ23(エアフローメータ22に内蔵)及びスロットルバルブ6などが配置されている。スロットルバルブ6はスロットルモータ61によって駆動される。
排気通路12には触媒装置8などが配置されている。触媒装置8は、NOx吸蔵還元型触媒81とDPNR(Diesel Particulate−NOx Reduction system)触媒82とを備えている。
NOx吸蔵還元型触媒81は、排気中に多量の酸素が存在している状態においてはNOxを吸蔵し、排気中の酸素濃度が低く、かつ還元成分(例えば燃料の未燃成分(HC))が多量に存在している状態においてはNOxをNO2もしくはNOに還元して放出する。NO2やNOとして放出されたNOxは、排気中のHCやCOと速やかに反応することによってさらに還元されてN2となる。また、HCやCOは、NO2やNOを還元することで、自身は酸化されてH2OやCO2となる。
DPNR触媒82は、例えば多孔質セラミック構造体にNOx吸蔵還元型触媒を担持させたものであり、排気ガス中のPMは多孔質の壁を通過する際に捕集される。また、排気ガスの空燃比がリーンの場合、排気ガス中のNOxはNOx吸蔵還元型触媒に吸蔵され、空燃比がリッチになると吸蔵したNOxは還元・放出される。さらに、DPNR触媒82には、捕集したPMを酸化・燃焼する触媒(例えば白金等の貴金属を主成分とする酸化触媒)が担持されている。
エンジン1には、排気圧を利用して吸入空気を過給するターボチャージャ(過給機)5が設けられている。ターボチャージャ5は、排気通路12に配置されたタービンホイール51と、吸気通路11に配置されたコンプレッサインペラ52によって構成されており、排気通路12に配置のタービンホイール51が排気のエネルギによって回転し、これに伴って吸気通路11に配置のコンプレッサインペラ52が回転する。そして、コンプレッサインペラ52の回転により吸入空気が過給され、エンジン1の各気筒の燃焼室1dに過給空気が強制的に送り込まれる。
ターボチャージャ5は可変ノズル式ターボチャージャであって、タービンホイール51側に可変ノズルベーン機構53が設けられており、この可変ノズルベーン機構53の開度を調整することにより、エンジン1の過給圧を調整することができる。可変ノズルベーン機構53の開度は、ECU200によって制御されるDCモータ等のアクチュエータ54によって調整される。ターボチャージャ5のコンプレッサインペラ52の下流側の吸気通路11には、コンプレッサインペラ52にて圧縮されて高温となった吸入空気を冷却するためのインタークーラ55が設けられている。
さらに、エンジン1にはEGR装置(排気ガス再循環装置)100が設けられている。EGR装置100は、吸入空気に排気ガスの一部を導入することで、燃焼室1d内の燃焼温度を低下させてNOxの発生量を低減させる装置であって、吸気通路11と排気通路12とを連通する断面円形のEGRガス通路101、及び、EGRガス通路101に設けられたバタフライバルブ(EGRバルブ)102などによって構成されている。バタフライバルブ102は駆動モータ103によって開閉駆動される。そして、このようなEGR装置100において、バタフライバルブ102の開度を調整することにより、排気通路12からEGRガス通路101を通じて吸気通路11に還流されるEGRガス量(排気ガス還流量)を調整することができる。なお、バタフライバルブ102の構造については後述する。
−ECU−
ECU200は、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMなどを備えている。ROMは、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて各種の演算処理を実行する。また、RAMは、CPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMは、例えばエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU200には、水温センサ21、エアフローメータ22、吸気温センサ23、レール圧センサ24、及び、クランクポジションセンサ25などの各種センサ類が接続されている。また、ECU200には、インジェクタ2、スロットルバルブ6のスロットルモータ61、ターボチャージャ5の可変ノズルベーン機構53の開度を調整するアクチュエータ54、及び、バタフライバルブ102の駆動モータ103などが接続されている。
そして、ECU200は、上記した各種センサの出力に基づいて、燃料噴射制御(インジェクタ2の開閉制御)、バタフライバルブ102の開度制御などを含むエンジン1の各種制御を実行する。
−バタフライバルブ−
バタフライバルブ102の構造を図2及び図3を参照して説明する。
この例のバタフライバルブ102は、円形断面のEGRガス通路101内に配置された円板状の弁体120、弁体120を回転自在に支持する回転軸123、及び、回転軸123に回転力を与える駆動モータ103などによって構成されている。
弁体120は、バルブ開時(弁体120が開き側に回転するとき)にEGRガス流れの上流側(全閉位置に対して上流側)に回転する上流側弁体121と、バルブ開時(弁体120が開き側に回転するとき)にEGRガス流れの下流側(全閉位置に対して下流側)に回転する下流側弁体122によって構成されている。これら上流側弁体121と下流側弁体122とは互いに対称な形状(半円板形状)となっている。このような弁体120を回転自在に支持する回転軸123は当該弁体120の中央に取り付けられている。回転軸123はEGRガス通路101に直交して配置されている。また、回転軸123の一端は駆動ユニット130内に配置の駆動モータ103にギヤ等を介して連結されている。
以上の構造のバタフライバルブ102において、ECU200からの指令信号に応じて駆動モータ103を駆動することにより、弁体120を全閉位置(図2において二点差線で示す位置)から全開位置(図2において実線で示す位置)までの間において回転させることができ、この弁体120の開度制御により、エンジン1の排気通路12からEGRガス通路101を通じて吸気通路11に還流するEGRガス量をエンジン1の運転状態に応じて調整することができる。
そして、この例のバタフライバルブ102においては、EGRガス通路101内で弁体120の上流側の位置に突出壁部101bを設けて、EGRガス流れの上流側に回転する上流側弁体121の外周面(側面)121aが対向する内壁面101aの形状を、上流側弁体121の外周面121aの回転軌跡に沿う形状(略球面状の凹面)として、上流側弁体121の外周面121aの上流側を内壁面101aで覆う構造とした点に特徴がある。
このような構造を採用することにより、上流側弁体121の外周面121aがEGRガス通路101の内壁面101aによって覆われ、上流側弁体121の外周面121aがEGRガス流れに対して保護されるので、弁体120の全開時あるいは任意の開度で弁体120が開いているときに、上流側弁体121の外周面121aにEGRガス通路101を流れるEGRガス中に含まれる煤やデポジットが付着することを抑制することができる。また、上流側弁体121の外周面121aが対向する内壁面101aを、当該上流側弁体121の外周面121aの上流側を覆う形状とすることにより、全閉時に上流側弁体121の外周面121aが当接するEGRガス通路101の内壁面に煤やデポジットが付着しにくくなる。
このように、この例のバタフライバルブ102では、EGRガス流れの上流側に回転する上流側弁体121の外周面121a、及び、上流側弁体121の外周面121aが当接するEGRガス通路101の内壁面に煤やデポジットが付着しにくくなるので、バタフライバルブ102の全閉時における弁体120の閉じ不良や弁体120の固着等の問題を解消することができ、バタフライバルブ102の動作不良を抑制することができる。
さらに、この例では、バタフライバルブ102の上流側弁体121の外周面121aが対向する内壁面101aの形状を、当該上流側弁体121の外周面121aの回転軌跡に沿う形状としているので、全閉位置から全開位置の間において弁体120が任意の位置に回転しても、上流側弁体121の外周面121aにEGRガスが回り込むことを防ぐことができ、上流側弁体121の外周面121aへの煤やデポジットの付着をより効果的に抑制することができる。
−他の実施形態−
以上の例では、上流側弁体121の外周面121aの回転軌跡に沿う形状(略球面形状)の内壁面101aが形成された突出壁部101bをEGRガス通路101の内壁に一体形成した例を示しているが、これに限られることなく、図2に示す形状(略球面形状)の内壁面101aを有する突出壁部101bを別途作製しておき、その別部材の突出壁部101bをEGRガス通路101の内壁に取り付けるようにしてもよい。
以上の例では、バタフライバルブ102の上流側弁体121の外周面121aが対向する内壁面101aの形状を当該上流側弁体121の外周面121aの回転軌跡に沿う形状としているが、これに限られることなく、上流側弁体121の外周面121aが対向する内壁面の形状は、上流側弁体121の外周面121aを覆うことが可能で、上流側弁体121の外周面121aへの煤やデポジットの付着を抑制できる形状であれば、他の任意の形状を採用してもよい。
以上の例では、EGRガス通路101に弁体120及び回転軸123などを直接配置した構造を示したが、この種の排気ガス再循環装置では、EGRガス通路101の一部を構成するバルブボディに弁体及び回転軸などを設けた構造のバタフライバルブをEGRガス通路101に配置する方式も一般に採用されており、このような方式の排気ガス再循環装置にも本発明を適用することができる。この場合、バルブボディの内壁面に図2に示すような内壁面101aを形成して、上流側弁体の外周面の上流側を覆う構造とすればよい。
以上の例では、ディーゼルエンジンに搭載した排気ガス再循環装置に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、ガソリンエンジンに搭載した排気ガス再循環装置にも本発明を適用することができる。さらに、ガソリンエンジンに限られることなく、例えばLPG(液化石油ガス)やLNG(液化天然ガス)などの他の燃料とする点火方式のエンジンに搭載した排気ガス再循環装置にも適用可能であり、また、エンジンについては、筒内直噴型ガソリンに限られることなく、ポート噴射型エンジンであってもよい。
本発明の排気ガス再循環装置を適用するエンジンの一例を示す概略構成図である。 図1の排気ガス循環装置に適用するバタフライバルブの縦断面図である。 図2のX−X断面図である。 従来のバタフライバルブの縦断面図である。 従来のバタフライバルブの問題点の説明図である。
符号の説明
1 エンジン
1d 燃焼室
11 吸気通路
12 排気通路
13 吸気バルブ
14 排気バルブ
100 EGR装置(排気ガス再循環装置)
101 EGRガス通路(排気ガス還流通路)
101a 内壁面
101b 突出壁部
102 バタフライバルブ
120 弁体
121 上流側弁体
121a 外周面
122 下流側弁体
123 回転軸
103 駆動モータ

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路に排出される排気ガスの一部を吸気通路に還流する排気ガス還流通路と、前記排気ガス還流通路に設けられ、前記排気通路から前記吸気通路に環流する排気ガスの量を調整する排気ガス環流量制御弁とを備えた排気ガス再循環装置において、
    前記排気ガス還流量制御弁が、前記排気ガス還流通路内に配置された板状の弁体と、前記排気ガス還流通路に交差して配置され前記弁体を回転自在に支持する回転軸とを有するバタフライバルブであって、そのバタフライバルブの弁体のうち還流排気ガス流れの上流側に回転する上流側弁体の外周面が対向する前記排気ガス還流通路の内壁面が、当該上流側弁体の外周面の上流側を覆う形状に形成されていることを特徴とする排気ガス再循環装置。
  2. 請求項1記載の排気ガス再循環装置において、
    前記バタフライバルブの上流側弁体の外周面が対向する前記排気ガス還流通路の内壁面が、当該上流側弁体の外周面の回転軌跡に沿う形状に形成されていることを特徴とする排気ガス再循環装置。
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