JP2006233940A - 可変容量型ターボチャージャー - Google Patents

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Abstract

【課題】 リンク室への燃料の移動を抑制することが可能な可変容量型ターボチャージャーを提供する。
【解決手段】 可変容量型のターボチャージャー15は、タービンハウジング15bおよびセンターハウジング15cと、排気の流れを調整するためのベーンノズル74を駆動する、ハウジングに設けられるリンク機構71とを備える。ハウジングには、タービンハウジング渦室66とリンク室78とが設けられ、さらにタービンハウジング渦室66とリンク室78とを接続する連結路101が設けられる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、可変容量型ターボチャージャーに関し、より特定的には、タービンに付着する燃料を蒸発させることが可能な可変容量型ターボチャージャーに関するものである。
現在、主としてディーゼルエンジン向けに、供給する空気量をより的確に制御できる機構を持った可変容量型ターボチャージャー(VGターボ)が製造されている。
この可変容量型ターボチャージャーの一種としてベーンの向きをさまざまに変化させることでタービンの回転を調整できる、VNターボ(バリアブルノズルターボ)が知られている。タービンに関しては、たとえば特開平11−229886号公報(特許文献1)、特開2003−49675号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平11−229886号公報 特開2003−49675号公報
特許文献1ではタービンハウジング内の排気ガス通路がリング状のプレートによって外部に対してシールされ、タービンハウジングとプレートとの間に環状のシール空間が形成され、シール空間内に断面がほぼU字状のシールリングが配置される構造が開示されている。
特許文献2ではVNターボのノズルベーンの固着時期を推定し、固着の発生前に強制開閉することで固着の発生を防止することに関する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術では渦室とリンク室の圧力差により、ノズルを作動させるためのピンなどの隙間からリンク室へ燃料またはガスが侵入する。そして堆積した燃料またはガスがリンク機構の摺動を妨げ、制御性を悪化させるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものでありリンク室への燃料の侵入を低減することが可能な可変容量型ターボチャージャーを提供することを目的とする。
この発明に従った可変容量型ターボチャージャーは、ハウジングと、排気の流れを調整するためのベーンを駆動する、ハウジングに設けられたリンク機構とを備える。ハウジングには、排気をタービンに供給するためのタービンハウジング渦室と、リンク機構を収納するリンク室とが設けられる。ハウジングには、タービンハウジング渦室とリンク室とを接続する連結路がタービンハウジング渦室側に突出するように配設されている。
このように構成された可変容量型ターボチャージャーでは、タービンハウジング渦室とリンク室とを接続する連結路が設けられているため、タービンハウジング渦室とリンク室との圧力差が小さくなり、タービンハウジング渦室からリンク室側への燃料の移動を抑制することができる。さらに、連結路はタービンハウジング渦室側に突出するように配設されているためタービンハウジング渦室内に付着した燃料がこの突出した連結路に入ることを防止することができる。その結果より燃料の移動を防止することができる。好ましくは連結路のタービンハウジング渦室側の先端はタービン中心軸方向に向かって延びている。この場合ガスの流れの下流側に向かって連結路先端が開口しているため、気流に乗った添加燃料の侵入をさらに抑制することができる。
この発明に従えば、タービンハウジング渦室からリンク室側への燃料の移動を抑制することができる可変容量型ターボチャージャーを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照番号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったディーゼルエンジンシステムを示す概略構成図である。図1のディーゼルエンジンシステムは、ディーゼルエンジンのクリーン排気を実現するために、高圧コモンレール式燃料噴射装置、大容量電子制御EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラ、DPNR(Diesel Particulate NOx Reduction)触媒を組合せ、PM(Particulate Matter)およびNOxを連続かつ同時に低減するシステムである。図1において、内燃機関(以下エンジンという)1000は、燃料供給系100、燃焼室200、吸気系300および排気系400とを主要部として構成される直列4気筒のディーゼルエンジンシステムである。なお、シリンダ数は特に限定されるものではなく、またエンジンの形状も、直列型、V型、W型、水平対向型のさまざまな形状を採用することができる。
燃料供給系100は、サプライポンプ110、コモンレール120、燃料噴射弁130、遮蔽弁140、調量弁160、燃料添加ノズル170、機関燃料通路800および添加燃料通路810とを備えて構成される。
サプライポンプ110は、燃料タンクから燃料を汲み上げ、この汲み上げた燃料を高圧にした上で、機関燃料通路800を介してコモンレール120に供給する。コモンレール120は、サプライポンプ110から供給された高圧燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能を有し、この蓄圧した燃料を各燃料噴射弁130に分配する。燃料噴射弁130は、その内部に電磁ソレノイドを備え、適宜開弁して燃焼室200内に燃料を噴射供給する。
サプライポンプ110は、燃料タンクから汲み上げた燃料の一部を、添加燃料通路810を介して燃料添加ノズル(還元剤噴射ノズル)170に供給する。添加燃料通路810には、サプライポンプ110から燃料添加ノズル170に向かって遮蔽弁140および調量弁160が順次配設されている。遮蔽弁140は、緊急時において添加燃料通路810を遮断し、燃料供給を停止する。調量弁160は、燃料添加ノズル170に供給する燃料の圧力(燃圧)を制御する。燃料添加ノズル170は所定圧以上の燃圧(たとえば0.2MPa)が付与されると開弁し、排気系400(排気ポート410)内に燃料を噴射供給する機械式の開閉弁である。すなわち、調量弁160により燃料添加ノズル170上流の燃圧が制御されることにより、所望の燃料が適宜のタイミングで燃料添加ノズル170より噴射供給(添加)される。
吸気系300は、各燃焼室200内に供給される吸入空気の通路(吸気通路)を形成する。排気系400は、上流から下流にかけ、排気ポート410、排気マニホールド420、触媒上流側通路430、触媒下流側通路440という各種通路部材が順次接続されて構成され、各燃焼室200から排出される排気ガスの通路(排気通路)を形成する。
さらに、このエンジン1000には、過給機(可変容量型ターボチャージャー)15が設けられる。可変容量型ターボチャージャー15は、タービンシャフト48を介してタービンホイール47およびコンプレッサホイール46が接続された構造を有する。吸気側のコンプレッサホイール46は、吸気系300内の吸気にさらされ、タービンホイール47は、排気系400内の排気にさらされる。このような構成を有する可変容量型ターボチャージャー15は、タービンホイール47が受ける排気流(排気圧)を利用して、コンプレッサホイール46を回転させ、吸気圧を高めるという、いわゆる過給を行なう。
吸気系300において、可変容量型ターボチャージャー15に設けられたインタークーラ310は、過給によって昇温した吸入空気を強制冷却する。インタークーラ310よりもさらに下流に設けられスロットル弁320は、その開度を無段階に調整することができる電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を絞り、吸入空気の供給量を調整(低減)する機能を有する。
また、エンジン1000には、燃焼室200の上流(吸気系300)および下流(排気系400)をバイパスする排気還流通路(EGR経路)600が形成されている。このEGR通路600は、排気の一部を適宜吸気系300に戻す機能を有する。EGR通路600には、電子制御によって無段階に開閉され、同通路を流れる排気流量を自在に調整することができるEGR弁610と、EGR通路600を通過(還流)する排気を冷却するためのEGRクーラ620とが設けられている。
排気系400において、排気がタービンホイール520の下流(触媒上流側通路430と触媒下流側通路440)との間には、DPNRにより構成される触媒450が配置される。この触媒450は排気中のNOxおよびPMを減少させる働きがある。エンジン1000の各部位には、各種センサが取付けられており、それぞれの部位の環境条件やエンジン1000の運転状態に関する信号を出力する。
たとえば、レール圧センサ700は、コモンレール120内に蓄えられている燃料の圧力に応じた検出信号を出力する。燃圧センサ710は、添加燃料通路810内を流通する燃料のうち、調量弁160へ導入される燃料の圧力(燃圧)Pgに応じた検出信号を出力する。エアフローメータ720は、吸気系300内のスロットル弁320下流において吸入空気の流量(吸気量)Gaに応じた検出信号を出力する。空燃比(A/F)センサ730は、吸気系300の触媒ケーシングの下流において排気中の酸素濃度に応じて連続的に変化する検出信号を出力する。排気温センサ740は、同じく排気系400の触媒ケーシング下流において排気の温度(排気温度)Texに応じた検出信号を出力する。
また、アクセル開度センサ750はエンジン1000のアクセルペダルに取付けられ、同ペダルの踏込み量Accに応じた検出信号を出力する。クランク角センサ760は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)が一定角度回転する毎に検出信号(パルス)を出力する。これら各センサ700〜760は、電子制御装置(ECU)1100と電気的に接続される。ECU1100は、CPU(中央演算ユニット)、ROM、RAMおよびバックアップRAM、タイマやカウンタなどを備え、これらと、A/D(アナログ/デジタル)変換器を含む外部入力回路および外部出力回路とが双方向性バスにより接続されて構成される。
次に、ECU1100の実行する燃料添加の基本原理について、その概略を説明する。
一般に、ディーゼルエンジンでは、燃焼室内で燃焼に供される燃料および空気の混合気の酸素濃度は、殆どの運転領域で高濃度状態である。
燃焼に供される気体中の酸素濃度は、燃焼に供されて酸素を差し引いてそのまま排気中の酸素濃度に反映されるのが通常であり、混合気中の酸素濃度(空燃比)が高ければ、排気中の酸素濃度(空燃比)も基本的には同様に高くなる。一方、上述したように吸蔵還元型NOx触媒は排気中の酸素濃度が高ければNOxを吸収し、低ければNOxをNO2もしくはNOに還元して放出する特性を有するため、排気中の酸素が高濃度状態にある限りNOxを吸収することになる。但し、当該触媒のNOx吸収量に限界量が存在し、同触媒が限界量のNOxを吸収した状態では、排気中のNOxが触媒に吸収されず触媒ケーシングを素通りすることとなる。
そこで、エンジン1000のように燃料添加ノズル170を備えた内燃機関では、適当な時期に燃料添加ノズル170を通じ排気系400の触媒450上流に燃料を添加(以下、排気添加という)することで、一時的に排気中の酸素濃度を低減し、かつ還元成分量(Hcなど)を増大させる。すると、触媒450は、これまでに吸収したNOxをNO2もしくはNOに還元して放出し、自身のNOx吸収能力を回復(再生)するようになる。放出されたNO2やNOが、HCやCOと反応して速やかにN2に還元される。
次に、タービンの構造について説明する。図2は、図1で示す可変容量型ターボチャージャーの断面図である。図3および図4は、リンク機構を説明するための図である。図5は、可変容量型ターボチャージャーを詳細に示す断面図である。
主として図2および図5を参照して、可変容量型ターボチャージャー15は、コンプレッサハウジング15aと、タービンハウジング15bとをセンターハウジング15cを介して連結して構成される。
センターハウジング15cにおいて、タービンシャフト48の一端はコンプレッサハウジング15a内に突出し、その突出した部分には複数のコンプレッサインペラ46aを備えたコンプレッサホイール46が取付けられる。
タービンシャフト48の他端は、タービンハウジング15b内に突出し、その突出した部分には複数のタービンインペラ47aを備えたタービンホイール47が取付けられる。
コンプレッサハウジング15aには吸気を取り入れるための吸気取入れ口62aが形成される。コンプレッサハウジングには、コンプレッサホイール46の外周に渦巻形状のコンプレッサ通路64が形成され、コンプレッサホイール46の周辺領域とコンプレッサ通路64とを連通する環状の送出通路65が形成される。
タービンハウジング15b内には、タービンホイール47を取囲む渦巻状のスクロール通路であるタービンハウジング渦室66が形成され、タービンホイール47の周辺領域とタービンハウジング渦室66とを連通する環状のノズル通路67が形成される。タービンハウジング15bにおいてセンターハウジング15cと反対側には排気排出口63aが設けられる。
主として図3および図4を参照して、タービンハウジング15bのセンターハウジング15c側には可変ノズル機構であるリンク機構71が設けられる。リンク機構71はリング状に形成されたノズルバックプレート72を備え、ノズルバックプレート72はボルトによってタービンハウジング15bに固定されている。ノズルバックプレート72には、複数の軸73がノズルバックプレート72に複数本設けられている。
各軸73はノズルバックプレート72をその厚み方向に貫通して回転可能に支持されている。軸73の端部にはノズルベーン74が固定されている。軸73の別の端部には、軸73と直交してノズルバックプレート72の外周へ延びる方向に開閉レバー75が固定され、軸73と開閉レバー75とノズルベーン74とが一体的に回転する。開閉レバー75の先端には、二股に分岐した1対の挟持部75aが設けられる。
開閉レバー75とノズルバックプレート72の間には環状のリングプレート76が設けられる。このリングプレート76はノズルバックプレート72に対し円周方向へ回転可能である。リングプレート76には、等間隔にピン77が設けられており、ピン77が挟持部75aに嵌合している。
このように構成されたリンク機構71では、上述したリングプレート76が回転すると各ピン77が開閉レバー75の挟持部75aをリングプレート76の回転方向と同じ方向に押すため、開閉レバー75が軸73を回動させ、軸73の回動とともにノズルベーン74が軸73を中心に回動する。これにより、ノズルベーン74の角度が変化し、ノズルベーン74間を通過する排気流量を適宜調整することができる。
リングプレート76の外周には、軸線Lと同じ方向に延びるピン86が取付けられ、そのピン86に駆動機構82が連結される。駆動機構82はセンターハウジング15cにピン86と平行にコンプレッサハウジング15a側に延びた状態で支軸83を備える。この支軸83のタービンハウジング15b側の端部には、ピン86に対し回動可能に連結された駆動レバー84が固定されている。支軸83のコンプレッサハウジング15a側の端部には、支軸83を中心に回動可能な操作片が取付けられる。操作片85はアクチュエータ87に接続されている。アクチュエータ87が操作片85を回動させることにより、この回動が支軸83を通じて駆動レバー84へ伝えられ、駆動レバー84がピン86を介してリングプレート76を主方向に押し、軸線Lを中心にリングプレート76を回動させる。
リンク機構71はリンク室78に収納され、リンク室78とタービンハウジング渦室66(スクロール通路)との間には連結路101が設置されている。連結路101の入口である先端101aはスクロール形状のタービンハウジング渦室66側に突出して配置されている。連結路101を構成する材料としては、たとえば金属パイプが挙げられ、タービンハウジング渦室66に沿うように複数本の連結路101が設けられる。なお、連結路101の数は複数本に限られず、1つの連結路101が設けられていてもよい。
すなわち、この発明に従った可変容量型ターボチャージャー15は、コンプレッサハウジング15a、タービンハウジング15bおよびセンターハウジング15cにより構成されるハウジングと、排気の流れを調整するためのノズルベーン74を駆動するようにハウジングに設けられるリンク機構71とを備える。ハウジングには、排気をタービンに供給するためのタービンハウジング渦室66と、リンク機構71を収納するリンク室78とが設けられる。ハウジングには、タービンハウジング渦室66とリンク室78とを接続する連結路101がタービンハウジング渦室66側に突出するように配設されている。
このように構成された可変容量型ターボチャージャー15では、添加燃料が4番排気ポートに設置された燃料添加ノズル170から噴射され、排ガスに乗ってタービンハウジング渦室66に燃料が流れ込む。燃料の一部は排気ガスに乗ってそのまま通過するものの、大部分はタービンハウジング渦室66に一旦付着し、その後蒸発してタービンハウジング渦室66を通過する。特に、排気の温度が低い状態で大量の燃料が添加された場合には、タービンハウジング渦室66内に付着した燃料が液溜まりとなって壁伝いに流れ、ノズルプレート外周部72aとタービンハウジング15bのクリアランス72cからリンク室78へ流入する。
本発明に従えば、連結路101が設けられているため、タービンハウジング渦室66とリンク室78との圧力がほぼ等しくなるため、リンク室78への燃料の流入を大幅に抑制することができる。また、タービンハウジング渦室66へ連結路101の先端101aが突出する形状となる。その結果、タービンハウジング渦室66の壁面を伝う燃料が先端101aへ入り込むことを防止し、連結路101を経由したリンク室78への燃料の流入をも抑制することができる。
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2に従った可変容量型ターボチャージャーの断面図である。タービンの断面図である。図6を参照して、この発明の実施の形態2に従ったタービンでは、連結路101の先端101bがタービンハウジング渦室66の中でガスの流れの下流側に向かって延びている点で実施の形態1に従った可変容量型ターボチャージャー15と異なる。すなわち、タービン中心軸Lに向かって先端101bが延びており、これはタービンハウジング渦室66を通過する燃料の流れに沿った方向である。
このように構成された、実施の形態2に従ったタービンでは、連結路101の先端101b(入口)がガスの流れの下流に向かっているため、気流に乗った添加燃料の液滴の侵入を防止し、よりリンク室78への燃料の流入の低減を図ることができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態は様々に変形することが可能である。まず、上記の実施の形態では、ディーゼルエンジンの例について説明したが、ガソリンエンジンについても本発明を適用することが可能である。混合気を圧縮する可変容量型のターボチャージャーに本発明に従った構造を採用することができる。また、直列型のみならず、V型、W型、水平対向型などのエンジンに本発明を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば、ディーゼルエンジンに搭載されるターボチャージャーの分野で用いることができる。
この発明の実施の形態1に従ったディーゼルエンジンシステムを示す概略構成図である。 図1で示す可変容量型ターボチャージャーの断面図である。 リンク機構を説明するための図である。 リンク機構を説明するための図である。 可変容量型ターボチャージャーを詳細に示す断面図である。 この発明の実施の形態2に従った可変容量型ターボチャージャーの断面図である。
符号の説明
15 ターボチャージャー、15a コンプレッサハウジング、15b タービンハウジング、15c センターハウジング、66 タービンハウジング渦室、71 リンク機構、78 リンク室、101 連結路。

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    排気の流れを調整するためのベーンを駆動する、前記ハウジングに設けられるリンク機構とを備え、
    前記ハウジングには、排気をタービンに供給するためのタービンハウジング渦室と、前記リンク機構を収納するリンク室とが設けられ、
    前記ハウジングには、前記タービンハウジング渦室と前記リンク室とを接続する連結路がタービンハウジング渦室側に突出するように配設されている、可変容量型ターボチャージャー。
  2. 前記連結路の前記タービンハウジング渦室側の先端は、タービン中心軸方向に向かって延びている、請求項1に記載の可変容量型ターボチャージャー。
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