JP2008263685A - グロメットと保護用チューブの連結構造 - Google Patents

グロメットと保護用チューブの連結構造 Download PDF

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Osamu Izumisawa
修 泉沢
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Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

【課題】固定用テープを不要とすると共に着脱可能であって、着脱作業性を向上でき、装着時には配索対象物の動作に対しても不動のフリクション・ヒンジ性に優れたグロメットと保護用チューブとの連結構造を提供する。
【解決手段】配索されるワイヤハーネス2に取り付けるグロメット6と、ワイヤハーネス2を内挿して保護する保護用チューブ7とを備え、グロメット6の端部付近の内周面にグロメット6の縦断面において鋸刃状を成す襞状部13を形成し、保護用チューブ7の端部付近の外周面には保護用チューブ7の縦断面において蛇腹状の凹凸部16を形成し、保護用チューブ7をグロメット6の端部に挿入し、凹凸部16と襞状部13とを互いに係合することで連結し、これらの一連の構造に挿通するワイヤハーネス2を保護する。
【選択図】図2

Description

本発明は、配索されるワイヤハーネスに比較的大きなフリクション・ヒンジ作用の掛かる部位に取り付けられるグロメットと、ワイヤハーネスを内挿して保護する保護用チューブとの連結構造に係り、特に保護用チューブがコルゲートチューブである、グロメットと保護用チューブの連結構造に関するものである。
従来、相対的に可動する二体間におけるフリクション・ヒンジ作用が大きく掛かる部位、例えば図3に示すテールゲート105と車体103の後部開口104のように開閉動作を伴う部位にワイヤハーネス102を配索する場合には、ワイヤハーネス102をフリクション・ヒンジによる摩擦から極力保護するために、二体を成す一方の対象物である車体103に一端が取り付けられ、他方の対象物であるテールゲート105に他端が取り付けられる、可撓性を有する管状のグロメット106を該二体間に配設し、このグロメット106の内部にワイヤハーネス102を挿通するということが行われている。
このグロメット106の端部付近においては、図4に矢印Aで示すように、テールゲート105の開閉に伴いワイヤハーネス102に対して伸縮作用が働くため、ワイヤハーネス102の外周面が周囲、例えば車体103の後部開口104においてインナパネル108に穿設された孔109の端部に接触して傷付き易く、その傷付きを防止するためにワイヤハーネス102を保護用チューブ107で外部から覆って保護している。しかし、ワイヤハーネス102に取り付けられる保護用チューブ107は、その取付部位が可動部であるために位置ずれを起こし易い。そこで従来は、固定用テープを用いて保護用チューブ107やワイヤハーネス102をグロメット106端部周辺に固定するという対策が講じられる。
また、このようなワイヤハーネスの動きを封じる対策としては、特許文献1に開示されているように、グロメット端部における内周面にワイヤハーネスの固定用の取付板を予め形成し、この取付板に対して固定用テープでワイヤハーネスを巻き付けて固定する方法を採っているものもある。
特開2003−87945号公報
しかしながら、このような構成の従来のグロメット106と保護用チューブ107との構成では、保護用チューブ107をワイヤハーネス102に対して固定用テープで固定した場合であっても、配索対象である相対的に可動する二体の動作によって、ワイヤハーネス102自体がその動きに連動してしまうために、保護用チューブ107も矢印Aで示すように併動してしまって位置が一定とならず、フリクション・ヒンジにおいてワイヤハーネス102を損傷する原因となる。さらに保護用チューブ107やワイヤハーネス102をグロメット106に複数箇所で固定してしまうと可動の妨げとなる場合がある。
また、保護用チューブをワイヤハーネスに対して固定用テープで巻き付けて固定する巻付作業か、ワイヤハーネスをグロメットの取付板に巻き付けて固定する巻付作業の何れかの巻付作業が不可欠であると共に、メンテナンス時などにおいては、固定用テープを巻き外さなければならず、手間が掛かることに加えて、巻き外し後には、固定用テープの粘着剤が巻付箇所に付着して残存してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて創作されたものであり、固定用テープを不要とすると共に、着脱作業性を向上させることが可能で、装着時には配索対象物の動作に対しても不動のフリクション・ヒンジ性に優れたグロメットと保護用チューブとの連結構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のグロメットと保護用チューブの連結構造においては、配索されるワイヤハーネスに取り付けられるグロメットと、ワイヤハーネスを内挿して保護する保護用チューブとを備え、グロメットには、その端部付近の内周面にグロメットの縦断面において鋸刃状を成す襞状部が形成され、保護用チューブには、その端部付近の外周面に保護用チューブの縦断面において蛇腹状の凹凸部が形成されることを特徴としている。
保護用チューブは、好ましくは、グロメットの端部に挿入され、保護用チューブ端部の外周面に形成される凹凸部とグロメットの端部の内周面に形成される襞状部とが互いに係合することでグロメットと保護用チューブとが結合し抜け止め効果を得ると共に、グロメットと保護用チューブとに挿通されるワイヤハーネスを保護するように構成される。
本発明のグロメットと保護用チューブの連結構造は、グロメットの端部内周面に蛇腹状の襞状部を形成すると共に、保護用チューブの端部外周面に蛇腹状の凹凸部を形成し、保護用チューブの端部をグロメットの端部に内挿して凹凸部を襞状部に係合させて抜け止め効果を得られるように構成したことによって、これらグロメットと保護用チューブとを簡便に着脱して連結又は取り外しが可能になる。
従って、従来不可欠であったワイヤハーネスやグロメットの固定作業としての固定用テープの巻付作業が不要となる。また、保護用チューブは、グロメットの端部に対して固定されると共に、保護用チューブが位置決めされるので、フリクション・ヒンジ作用に対する耐久性の向上効果が得られる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面の図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。本実施形態のグロメットと保護用チューブの連結構造1は、相対的に可動する二体間にワイヤハーネス2を配索する際に用いるのに好適であり、例えば、二体となる対象物が図1に示すように、車体3の後部開口4とこれに対し開閉されるテールゲート5とのように開閉による相対的な動作を伴う部位に適用されるものである。
グロメットと保護用チューブの連結構造1は、配索されるワイヤハーネス2に比較的大きなフリクション・ヒンジ作用の掛かる部位に取り付けられるグロメット6と、ワイヤハーネス2を内挿して保護する保護用チューブ7と、を備えて構成されるものである。グロメット6の一端は、車体3の後部開口4の周縁に取り付けられ、その他端はテールゲート5の周縁部に取り付けられる。そして図2に示すように、グロメット6の端部には、保護用チューブ7が連結され、これらグロメット6と保護用チューブ7との一連のパイプ状の部材にワイヤハーネス2が挿通されて、ワイヤハーネス2をフリクション・ヒンジや損傷などから保護しつつ、該二体間に亘って配索することができるように構成される。
図2から明らかなように、グロメット6は、筒状部8と、蛇腹状部9と、取付部10とから成る。筒状部8及び蛇腹状部9は、好ましくは可撓性を有する素材で成り、長手方向に伸縮可能な蛇腹状部9とその両端の筒状部8とは全体としてパイプ状を成しており、筒状部8の両端の開口には、それぞれ取付対象に取り付けるための取付部10を有する。この取付部10は、外寸として筒状部8の直径よりも幾分大きく外側に広がって形成され、その部位の内側に、取付対象にグロメット6を取り付けた際にグロメット6の抜けを防止しつつ安定的に取り付けるための抜け止め11を装着し得る、半径方向外向きに広がって内周面の周回上に亘って形成される装着部12を有する。
筒状部8の両端付近におけるパイプ状の部分の内周面には、筒状部8の縦断面において長手方向内向きに刃先が向いた鋸刃状の襞状部13が形成され、内周面の周回上に亘って凹凸を成すように構成される。
抜け止め11は、全体として略円筒状に形成され、その一端に半径方向外側に広がったリブ14を有し、他端側の外周面は返し状に形成される返し部15を有して抜け止め効果をもたらすように構成される。このように構成される抜け止め11は、装着部12に嵌着されて筒状部8と一体化される。
保護用チューブ7は可撓性素材から成るパイプ状の部材であって、その端部付近の外周面に、保護用チューブ7の縦断面において蛇腹状を成す凹凸部16が形成される。勿論、図2に示すように、保護用チューブ7の蛇腹状の凹凸部16は、保護用チューブ7の端部付近だけではなくその外周面全域に亘るものであっても良く、この場合には、保護用チューブ7自体に伸縮性や屈曲性を付与できて好ましい。例えば、このような保護用チューブ7としては、コルゲートチューブ等の従来公知の技術を採用することが可能であるから、専用部品を新たに製造せずとも保護用チューブ7を得ることができ、廉価なコストで資材を調達することができる。
このように構成されるグロメットと保護用チューブの連結構造1を用いる場合には、取付対象である車輌後部開口4の周縁を成すアウタパネル17に貫穿される取付孔18に、グロメット6の一端の取付部10を装着して、取付部10内部の装着部12に装着された抜け止め11を、この取付孔18に挿通することによってグロメット6を取付対象に抜脱しないように固着する。
そして、アウタパネル17に平行して配設されるインナパネル19側からこのインナパネル19に貫穿される挿通孔20を通じて保護用チューブ7の先端を、アウタパネル17の取付孔18に取り付けられたグロメット6の端部開口から挿入する。こうして、保護用チューブ7の端部の外周面に形成される凹凸部16と、グロメット6の端部の内周面に形成される襞状部13とを互いに係合させることで、グロメット6と保護用チューブ7とを連結する。
このように予め、本実施形態のグロメット6と保護用チューブ7の連結構造1を、取付対象部位に装着しておいた上で、ワイヤハーネス2を、これら一連のパイプ状に連結された保護用チューブ7とグロメット6との内部に挿通して取付対象である二体間に亘って配索することで、フリクション・ヒンジ作用による位置ずれを防止する効果を得ると共に、これらグロメット6と保護用チューブ7とに内挿されるワイヤハーネス2をフリクション・ヒンジ作用から保護する効果が得られるように構成される。
以上説明したように、本発明のグロメット6と保護用チューブ7の連結構造1は、グロメット6と保護用チューブ7との何れか一方の端部外周面に凹凸部が形成されると共に、他方の端部内周面に凹凸部が形成され、これらを互いに係合させることによって連結するように構成されるものであって、その主旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
本実施形態のグロメットと保護用チューブの連結構造1の一配設状態を示す斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 従来のグロメットと保護用チューブの一配設状態を示す斜視図である。 図3におけるB−B断面図である。
符号の説明
1 グロメットと保護用チューブの連結構造
2 ワイヤハーネス
3 車体
4 後部開口
5 テールゲート
6 グロメット
7 保護用チューブ
8 筒状部
9 蛇腹状部
10 取付部
11 抜け止め
12 装着部
13 襞状部
14 リブ
15 返し部
16 凹凸部
17 アウタパネル
18 取付孔
19 インナパネル
20 挿通孔
102 ワイヤハーネス
103 車体
104 後部開口
105 テールゲート
106 グロメット
107 保護用チューブ

Claims (2)

  1. 配索されるワイヤハーネスに取り付けられるグロメットと、該ワイヤハーネスを内挿して保護する保護用チューブとを備え、
    上記グロメットには、その端部付近の内周面に、該グロメットの縦断面において鋸刃状を成す襞状部が形成され、
    上記保護用チューブには、その端部付近の外周面に、該保護用チューブの縦断面において蛇腹状の凹凸部が形成されていることを特徴とする、グロメットと保護用チューブの連結構造。
  2. 前記保護用チューブが前記グロメットの端部に挿入され、該保護用チューブ端部の外周面に形成される前記凹凸部と該グロメットの端部の内周面に形成される前記襞状部とが互いに係合することで該グロメットと該保護用チューブとが結合し抜け止め効果を得ると共に、該グロメットと保護用チューブとに挿通されるワイヤハーネスを保護するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のグロメットと保護用チューブの連結構造。
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