JP2008253283A - 携帯用ティシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】ミニサイズとするに適した携帯用ティシュとする。
【解決手段】ミニサイズの携帯用ティシュ1について、収容袋10を形成するシート10は、ポリエチレンを主原料とし、かつ梨地加工が施されて、ソフトネスが3.00〜10.00cN、MMDが4.00〜8.00とされたものを使用する。また、ティシュペーパー21の積層体10の一方表面上において、シート10の一端部11と他端部12とが重ねられ、この両端部の一部15同士が相互に接合されており、この接合を解くと両端部間からティシュペーパー21を取出可能とされた構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯用ティシュに関するものである。特に、子供用とするに好適な携帯用ティシュに関するものである。
現在、ティッシュペーパーは、使用者の便宜に適するように、種々の形態で市場に提供されている。最も多いのは、ボックス型ティシュとポケット型ティシュ(携帯用ティシュ)である。前者のボックス型ティシュは、上面に取出口を有する紙製の収容箱内に、通常は200組(400枚)のティッシュペーパーを折り重ねた状態で収容したものである。後者の携帯用ティシュは、ポリプロピレン(PP)製のシートで形成された収容袋内に8〜20組(16〜40枚)程度のティッシュペーパーを折り重ねた状態で収容したものである。
この携帯用ティシュは、統一規格がないため、若干の差があるが、一般には、縦75×横105mm程度のレギュラーサイズ、縦55×横105mm程度のスリムサイズ、縦55×横85mm程度のミニサイズに分類される。これらのサイズのうち、レギュラーサイズの携帯用ティシュは、最も一般的な寸法であり、市販されているものや、無料で配られているものの多くは、このレギュラーサイズである。また、スリムサイズの携帯用ティシュは、名刺の寸法に合せてレギュラーサイズを細く畳んだものであるが、ほとんど市販されておらず、名刺を入れて無料で配られるのが、一般的である。
一方、ミニサイズの携帯用ティシュは、子供の手のひらや、ポケット等に納まるよう小さくしたものであり、収納袋にアニメのキャラクター等の絵柄が印刷等されたものが、商品化されている。しかしながら、このミニサイズの携帯ティシュには、レギュラーサイズやスリムサイズの携帯用ティシュにはない特有の問題がある。
すなわち、ミニサイズの携帯用ティシュは、通常、子供が携帯するものであり、子供の激しい動き等によって、ポリプロピレン製のシートで形成された収容袋が、ポケット内で擦れ、あるいはぐちゃぐちゃに折れ曲がることがある。そして、ポリプロピレン製シートは、擦れると透明度が下がり、また、折れ曲がると光を乱反射するようになるため、せっかく印刷等をした絵柄が見づらくなってしまう。しかも、ポリプロピレン製のシートは、材質が硬いため、これが折り畳まれる等して形成された収容袋の角が肌に当たると、痛みとなり、あるいは肌に傷がつく可能性がある。この点、レギュラーサイズを想定する携帯用ティシュ(縦85×横125mm)としては、角が手に当たると痛いとの問題の解決を図ったものがある。この携帯用ティシュは、収納袋が「メタロセン触媒を使用して製造した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)」製のシート(基材)で形成されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このレギュラーサイズの携帯用ティシュの技術を利用したとしても、絵柄が見づらくなるとの問題は、解決しない。したがって、ミニサイズの携帯用ティシュとして適したものとはならない。
特開2004−81704号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、ミニサイズとするに適した携帯用ティシュを提供することにある。
この課題を解決するための本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
ティシュペーパーの積層体と、絵柄を有するシートで形成された前記ティシュペーパーを取出可能な前記積層体の収容袋と、で構成され、
縦50〜65mm、横80〜95mm、厚さ8〜20mmの大きさとされた携帯用ティシュであって、
前記シートは、ポリエチレンを主原料とし、かつ梨地加工が施されて、ソフトネスが3.00〜10.00cN、MMDが4.00〜8.00とされており、
前記積層体の一方表面上において、前記シートの一端部と他端部とが重ねられ、この両端部の少なくとも一部同士が相互に接合されており、この接合を解くと前記両端部間から前記ティシュペーパーを取出可能とされている、ことを特徴とする携帯用ティシュ。
〔請求項2記載の発明〕
前記シートの一端部及び他端部の当接面のMMDが、それぞれ4.00〜8.00とされている、請求項1記載の携帯用ティシュ。
本発明によると、ミニサイズとするに適した携帯用ティシュとなる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1に本形態の携帯用ティシュ1の表側の斜視図を、図2に本形態の携帯用ティシュ1の裏側の斜視図を、図3に本形態の携帯用ティシュ1の平面図を、図4に図2のI−I線断面図を、図5に図2のII−II線断面図を、それぞれ示した。
本形態の携帯用ティシュ1は、ティシュペーパー21の積層体20と、この積層体20の収容袋10と、で主に構成されている。そして、本形態の携帯用ティシュ1は、縦Y(図3参照)が50〜65mm、横(幅)X(図3参照)が80〜95mm、厚さ(深さ)Z(図4参照)が8〜20mmの、いわゆるミニサイズとされている。
本携帯用ティシュ1を構成する収納袋10は、図1に示すように、アニメのキャラクター等の絵柄Eを有するシート(以下、このシート自体も符号10で示す。)で形成されている。このシート10の絵柄Eの内容や、絵柄Eがどのようにして施されたかは、特に限定されず、例えば、アニメの主人公や草花等の絵柄Eを印刷等によって施すことが考えられる。
ただし、本形態のシート10は、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、酢酸ビニルやアクリル酸エステル、ブテン、ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン類を共重合したポリエチレン等のポリエチレン、好ましくは低密度ポリエチレンを主原料(主原料とは、80質量%以上であることを意味するものとする。)とし、かつ梨地加工が施されて、ソフトネスが3.00〜10.00cN、好ましくは5.00〜7.00cN、MMDが4.00〜8.00、好ましくは5.00〜7.00とされている。シート10がポリプロピレンではなくポリエチレンを主原料とすると、柔軟性が増すため、角が当たると痛いとの問題が解決される。
シート10の主原料を低密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンとする場合において、その密度は、0.940g/cm3以下が好ましく、0.930g/cm3以下がより好ましく、0.920g/cm3以下が特に好ましい。
もっとも、シート10をポリエチレン製とするのみでは、かかる問題の解決に十分とはいえない。また、擦れや折れ曲り等によって絵柄Eが見づらくなるとの問題は、解決されない。そこで、本形態では、更に梨地加工を施して、ソフトネスを3.00〜10.00cN、好ましくは5.00〜7.00cN、MMDを4.00〜8.00、好ましくは5.00〜7.00としている。このような梨地加工によって、よりいっそうシート10の柔軟性が増すため、肌に角が当たると痛いとの問題が完全に解決される。また、当初から透明度が低下しており、これに合わせて絵柄Eが施されることになるため、擦れによって透明度が低下しもって絵柄Eが見づらくなるとの問題が解決される。また、ポリエチレン製のシート10に梨地加工を施すと、復元性が増すため、折れ曲った跡が残らず、したがって、折れ曲がりによって光が乱反射するようになりもって絵柄Eが見づらくなるとの問題が解決される。
より具体的には、ソフトネスが3.00cN未満であると、シート10のコシが極端に不足するため、シート10を収容袋とするときに絵柄Eにしわが入る等し、特に、絵柄Eが大きな価値を有する本携帯用ティシュ1においては、大きな問題となる。他方、ソフトネスが10.00cNを超えると、柔軟性が損なわれるため、肌に角が当ると痛いとの問題が生じる。一方、MMDが4.00未満であると、張力がかかったときに破断しやすくなるため、子供の激しい動きに対応できないとの問題が生じる。他方、MMDが8.00を超えると、適度な復元性を得るための十分な凹凸が備わっていないとの問題が生じる。
なお、ソフトネスは、JIS L 1096Eのハンドルオメーター法(サンプル(100×100mm)を一定の隙間(5mm)に押し入れるのに必要な仕事量を測定する方法)によって測定した値(縦方向及び横方向の平均測定値)である。この値は、例えば、熊谷理機工業株式会社製のソフトネス試験機(330−s)を用いて測定することができる。
また、MMDは、次の方法によって測定した値である。
すなわち、まず、摩擦子を用意する。この摩擦子は、直径0.5mmのピアノ線を10本隣接させてなり、長さ及び幅がともに5mmとなるように形成されたサンプルに対する接触面を有する。この接触面には、先端が10本のピアノ線(曲率半径0.25mm)で形成された単位膨出部が形成されている。次に、摩擦子の接触面を、所定方向に20g/cmの張力を付与したサンプルの表面に対して50gの接触圧で接触させながら、張力を付与した方向(所定方向)とほぼ同じ方向に速度0.1cm/sで2cm移動させる。
このときの、摩擦係数を、カトーテック株式会社製の摩擦感テスタ(KES−SE)を用いて測定し、その摩擦係数を摩擦距離(移動距離=2cm)で除した値をMMDとする。この測定方法については、例えば、特開2005−171398号公報等も参考にすることができる。
ここで、シート10に対する梨地加工の方法は、特に限定されない。従来から公知の方法、例えば、シート10の成形時にエンボスロールやマットロールにシート10の表面を押し当てて凹凸を与える方法や、サンドブラスト法で凹凸を与える方法等を採用することができる。また、これらのように表面加工を施すことなく、例えば、ポリマーブレンドを利用する方法(例えば、特開平7−132961号公報参照。)や、ポリオレフィン系樹脂ブレンドの積層体を2軸延伸する方法(例えば、特開平10−86299号公報参照。)等を採用することもできる。
なお、シート10自体は、例えば、Tダイ法、空冷式インフレーション法、水冷式インフレーション法等の公知の方法によって、成形することができる。また、シート10を積層構造とする場合において、積層の方法は、特に限定されず、例えば、ドライラミネート法やウェットラミネート法、溶融押出ラミネート法、溶融共押出法等の公知の方法で積層することができる。
本形態において、シート10は、ポリエチレンを主原料とするが、他の原料は、特に限定されない。例えば、耐ブロッキング性を向上させたり、手触り感を変えたりするために、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、ケイソウ土等の無機顔料を添加することや、ポリメチルメタクリレート等の有機顔料を添加することもできる。また、フェニレンジアミン、ヒンダードフェノール等の酸化防止剤、グリセリンモノエステル、エトキシル化アミン等の帯電防止剤、ベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤、等の添加剤を添加することもできる。
本形態において、梨地加工が施されたシート10の表面ヘイズは、50〜100%が好ましい。表面ヘイズが50%未満であるということは、透明度が必要十分に低下していない状態で絵柄Eが施されることであるため、擦れによって透明度が低下しもって絵柄Eが見づらくなるとの問題が十分に解決されないおそれがある。また、表面ヘイズが50%未満であると、表面の適度な凹凸が不足するため、耐ブロッキング性に劣り、手触り感に劣る場合がある。なお、表面ヘイズは、全ヘイズから内部ヘイズを差し引いた値であり、JIS K 7136に基づいて測定した値である。
本形態において、梨地加工が施されたシート10の引張弾性率は、通常10〜200MPa、好ましくは20〜200MPaである。引張弾性率が200MPaを超えると、剛性が高くなるため、肌に角が当たると痛いとの問題が完全に解決されなくなるおそれがある。他方、引張弾性率が10MPa未満であると、シート10にこしがなくなるため、積層体20の形状保持性に劣る。なお、引張弾性率は、JIS K 7113に基づいて測定した値である。
本形態において、梨地加工が施されたシート10の坪量は、通常9〜92g/m2、好ましくは13〜83g/m2、より好ましくは18〜74g/m2である。坪量が9g/m2未満であると、こしがなくなるため、積層体20の形状保持性に劣る。他方、坪量が92g/m2を超えると、剛性が高くなるため、肌に角が当たると痛いとの問題が完全に解決されなくなるおそれがある。なお、坪量は、JIS P 8124:1998に基づいて測定した値である。
本形態において、梨地加工が施されたシート10の厚さは、通常10〜100μm、好ましくは15〜90μm、より好ましくは20〜80μmである。厚さが10μm未満であると、こしがなくなるため、積層体20の形状保持性に劣る。他方、厚さが100μmを超えると、剛性が高くなるため、肌に角が当たると痛いとの問題が完全に解決されなくなるおそれがある。なお、厚さは、尾崎製作所製のピーコックによって測定した値である。
本形態において、梨地加工が施されたシート10は、1層構造に限定されるものではなく、例えば、2層、3層又はそれ以上の複数層構造とすることもできる。複数層構造とする場合においては、各層の厚さや前述した引張弾性率は、シート10のカール防止という観点から、各層ごとに変えることもできる。例えば、梨地加工が施されたシート10を表面層/中間層/表面層の3層構造とする場合において、各層の厚さ比は、通常5/90/5〜45/10/45、好ましくは10/80/10〜40/20/40である。ただし、複数層構造とする場合において、カール防止という観点からは、各層が同種類の原料から形成されているのが好ましい。
本形態において、梨地加工が施されたシート10は、絵柄Eが印刷によって施される場合においては、印刷適性を良好にするために、コロナ処理、プラズマ処理、火炎処理等の処理を行っておくのが好ましい。この場合、シート10表面のぬれ指数は、通常30〜50dyne/cmになるように調節する。なお、ぬれ指数は、JIS K 6768に基づいて測定される値である。
以上のほか、梨地加工が施されたシート10を形成することに関しては、例えば、特開平9−309187号公報や、特開平10−211676号公報、特開平11−320780号公報、特開2002−337282号公報等を参考にすることができる。
以上のようにして得た梨地加工が施されたシート10は、絵柄Eを施す等した後、適宜加工して、ティシュペーパー21を取出可能な積層体20の収容袋10とする。ここで、ティシュペーパー21を取出可能とする構造は、シート10が従来のポリプロピレン製の場合であれば、収容袋10の表面10a又は裏面10bに、幅方向に延びるミシン目を形成した構造が、一般的であった。この構造においては、ミシン目を裂開することによって開口(取出口)が形成され、この取出口からティシュペーパー21を取り出すことができる。しかしながら、本形態のシート10はポリエチレン製で、しかも梨地加工が施されているため、柔軟性や引張弾性率が高く、ミシン目を裂開しづらいとの特徴を有する。したがって、特に使用するのが子供である場合においては、ミシン目を裂開できない、あるいは裂開するのと同時にティシュペーパー21も破いてしまうおそれがある。
そこで、本形態の携帯用ティシュ1は、図6に示すように、シート10の一方側の領域10X及び他方側の領域10Yを折り返して、図3に示すように、シート10の一端部11及び他端部12が重なるようにする。そして、この折り返しと同時に、又はこの折り返し後に、シート10の表面10aとシート10の一方側の領域10X及び他方側の領域10Yで構成される裏面10bとの間に積層体10を収容し、シート10の両側縁部13を、接合して封止する。この接合(封止)は、例えば、コールドグルー、ホットメルト、ヒートシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の接着剤による接着等によることができる。また、この接合と同時に、又はこの接合後に、シート10の一端部11及び他端部12の少なくとも一部同士も、図示例では一部15も、相互に接合する。この接合も、例えば、側縁部13の接合と同様の方法で、行うことができる。
この形態では、例えば、シート10の一端部11と他端部12とを引き離して一部15の接合を解くことで、シート10の一端部11と他端部12との間からティシュペーパー21を取り出すことができる。また、この形態では、前述したミシン目を裂開して取出口を形成する形態と異なり、収容袋10内に砂等の異物が混入するおそれが著しく少なくなる。特に、子供の場合は、ポケット内に砂等が入り込みやすく、したがって、収容袋10内にも砂等が入り込みやすいため、本形態の収容袋10は、子供用として好ましいものとなる。
ここで、シート10の一端部11と他端部12との重なる長さY1(図3参照)は、通常5〜20mm、好ましくは10〜15mmである。5mm未満であると、砂等の異物の混入を十分に防止することができなくなる。他方、20mmを超えると、ティシュペーパー21を取り出しにくくなり、特に子供用とするには好ましくないものとなる。ただし、シートの一端部11及び他端部12の当接面のMMDは、それぞれ好ましくは4.00〜8.00、より好ましくは5.00〜7.00である。MMDが4.00未満であると、上側において重なる端部が、図示例では一端部11が、下側において重なる端部から、図示例では他端部12からずれやすくなり、砂等の異物が混入しやすくなる。他方、MMDが8.00を超えると、収容袋10がポリエチレン製であり、柔軟性が高い本形態においては、上側において重なる端部を、図示例では一端部11を、下側において重なる端部から、図示例では他端部12からずらしにくくなり、ティシュペーパー21を取り出しづらくなる。なお、このMMDの測定方法は、前述したシート10表面のMMDの測定方法と同様である。
また、側縁部13の幅X1(図3参照)は、通常2〜10mm、好ましくは3〜5mmである。2mm未満であると、子供の激しい動きによって、接合が解けてしまうおそれがある。他方、10mmで十分な接合が確保できるため、10mmを超えても、原料の無駄となり、また、不必要に本携帯用ティシュ1が大きくなるだけである。
(その他)
本形態において、ティシュペーパー21の積層体20とは、単にティシュペーパー21を積層したものであることを意味し、積層の方法や各ティシュペーパー21の形態等は、特に限定されない。したがって、公知の形態と同様とすることができる。一例を挙げると、図7に示すように、1枚のティシュペーパー21を一方側で谷折りし(この谷折りによって形成される折り線を符号21aで示す)、また、他方側で山折り(この山折りによって形成される折り線を符号21cで示す)する。同様に、折り線21aの側方で山折りし(この山折りによって形成される折り線を符号21bで示す)、折り線21cの側方で谷折り(この谷折りによって形成される折り線を符号21dで示す)する。さらに、ティシュペーパー21は、各折り線21a〜21dを横切るように、折り畳む(この折り畳みにより形成される折り線を符号21eで示す)。そして、このように折り畳んだティシュペーパー21を上下に積層して積層体20とする。
本発明は、子供用の携帯用ティシュとして適用することができる。
携帯用ティシュの表側の斜視図である。 携帯用ティシュの裏側の斜視図である。 携帯用ティシュの平面図である。 図2のI−I線断面図である。 図2のII−II線断面図である。 収容袋の製造過程を説明するための図である。 ティシュペーパー及び積層体の形態例である。
符号の説明
1…携帯用ティシュ、10…収容袋(シート)、13…側縁部、20…積層体、21…ティシュペーパー、E…絵柄。

Claims (2)

  1. ティシュペーパーの積層体と、絵柄を有するシートで形成された前記ティシュペーパーを取出可能な前記積層体の収容袋と、で構成され、
    縦50〜65mm、横80〜95mm、厚さ8〜20mmの大きさとされた携帯用ティシュであって、
    前記シートは、ポリエチレンを主原料とし、かつ梨地加工が施されて、ソフトネスが3.00〜10.00cN、MMDが4.00〜8.00とされており、
    前記積層体の一方表面上において、前記シートの一端部と他端部とが重ねられ、この両端部の少なくとも一部同士が相互に接合されており、この接合を解くと前記両端部間から前記ティシュペーパーを取出可能とされている、ことを特徴とする携帯用ティシュ。
  2. 前記シートの一端部及び他端部の当接面のMMDが、それぞれ4.00〜8.00とされている、請求項1記載の携帯用ティシュ。
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