JP2008251071A - ディスク記憶装置及びサーボ欠陥検出方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及びサーボ欠陥検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスク媒体上に記録されたサーボバーストパターンの欠陥部分を正確に検出できる機能を有するディスク記憶装置を提供することにある。
【解決手段】サーボバーストパターンを含むサーボデータが各セクタに記録されているディスク媒体11を有するディスク記憶装置において、CPU19は、評価対象のセクタから取得された各サーボバースト値の総和とそのローパスフィルリング演算値との比に基づいて、評価対象セクタの信頼性評価値を算出し、この信頼性評価値に基づいてサーボバーストパターンの欠陥を有する欠陥発生セクタであるか否かを判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的にサーボデータが記録されたディスク媒体を使用するディスク記憶装置に関し、特に、ディスク媒体上に記録されたサーボデータの欠陥を検出する機能を有するディスク記憶装置に関する。
近年、ハードディスクドライブを代表とするディスク記憶装置(以下、ディスクドライブと表記する場合がある)の分野では、ヘッドの位置決め制御に必要なサーボデータを、スタンパ上に全面形成しておき、これを瞬時に転写するサーボ書込み方法又はサーボ形成方法が注目されている。例えば、磁気転写法やパターンドメディアのサーボ形成方法がこれに該当する。
このようなサーボ書込み方法又はサーボ形成方法は、通常のサーボトラックライタと呼ぶ専用装置を使用した方法と比較して、効率的なサーボ書込み又はサーボ形成工程を実現できるなどの多くの長所を備えているが、以下のような問題が発生することが確認されている。即ち、例えば磁気転写法によるサーボ書込み方法では、マスタディスクから書き込み対象のディスク媒体に対して、サーボデータを転写するときに、異物の混入などにより、サーボデータの一部に転写異常が起こることがある。また、ディスクリート・トラック・メディア構造のディスク媒体であるパターンドメディアのサーボ形成方法においても、同様の問題が発生する。
ここで、サーボデータは、トラック(シリンダ)を識別するためのアドレスコードと、1トラック内の位置を検出するためのサーボバーストパターンを有する。転写異常では、特に、サーボバーストパターンの一部がパターン形成されないサーボバーストパターンの欠陥部分が発生する事態が重大である。
また、転写異常による欠陥部分がサーボデータのプリアンブル領域に来れば、同期引込み不良を起してサーボアドレスマーク(Servo Address Mark: SAM)検出に失敗して、このSAM誤検出によるアドレス誤読等が発生する。サーボアドレスマークとは、サーボアドレス情報の開始を示す信号パターンである。さらに、欠陥部分がアドレス領域に来れば、当然、SAM検出失敗やアドレス誤読となる。また、オフトラック量を検出するためのサーボバースト領域に来れば、オフトラック量が正常検出されない状態になる。
従来のディスクドライブには、ヘッドから読出されるサーボ信号を再生するときに、サーボデータの異常を検出するサーボ異常検出機能が含まれている。しかしながら、転写異常によるサーボバーストパターンの欠陥部分については、従来のサーボ異常検出機能では検出できない。当該欠陥部分からのサーボ信号の異常値は、正常値として抑圧されてしまう。このため、サーボバーストパターンの欠陥部分が存在しても、通常のサーボ動作が実行されて、抑圧された異常値が正常なセクタにも伝播して、広範囲のセクタでヘッドの位置決め異常を引き起こす要因となる。
このような転写異常が起きているディスク媒体を検査する検査方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。提案の検査方法は、ディスク媒体の1周内で、パターン転写工程を有するディスク媒体に固有の緩やかな変動と、ダスト起因の部分欠陥とを分離して、ダスト起因による欠陥の有無を判定する。具体的には、プリアンブル部(同期バースト部)の振幅値と、前後15サーボセクタ分の移動平均振幅値との比を、移動平均乖離率として異常判定する方法である。
特開2003−141837号公報
前述の検査方法は、サーボ書込み工程又はサーボ形成工程時に適用される技術である。従って、ディスクドライブに組み込み、サーボ動作時にサーボバーストパターンの欠陥部分を検出する機能には適用できない。
そこで、本発明の目的は、ディスク媒体上に記録されたサーボバーストパターンの欠陥部分を正確に検出できる機能を有するディスク記憶装置を提供することにある。
本発明の観点に従ったディスク記憶装置は、複数のセクタが設けられて、サーボバーストパターンを含むサーボデータが当該各セクタに記録されているディスク媒体と、前記ディスク媒体から前記サーボデータを含むデータを読出すヘッドと、前記ヘッドにより読出される前記サーボバーストパターンから、セクタ毎の各サーボバースト値を取得する手段と、評価対象のセクタから取得された前記各サーボバースト値を加算した加算値と、当該検出時点または1サンプル前の前記加算値を入力とするローパスフィルリング演算により算出される演算値との比に基づいて、前記評価対象のセクタの信頼性評価値を算出する評価手段と、前記評価手段により算出された信頼性評価値に基づいて、前記サーボバーストパターンの欠陥を有する欠陥発生セクタであるか否かを判定する判定手段とを備えた構成である。
本発明によれば、ディスク媒体上に記録されたサーボバーストパターンの欠陥部分を正確に検出できる機能を有するディスク記憶装置を提供することができる。これにより、サーボ動作時に、ヘッド位置決め制御の異常発生を未然に防止することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(ディスクドライブの構成)
本実施形態に関するディスクドライブ10は、図1に示すように、磁気記録媒体であるディスク媒体11と、ヘッド12と、ディスク媒体11を回転させるスピンドルモータ(SPM)13とを有する。ディスク媒体11は、ディスクリート・トラック・メディア(DTM:discrete track media)と呼ばれるパターンドメディアで、サーボデータが磁性/非磁性パターンとしてプリビット形成されているディスク媒体(以下、DTM型ディスク媒体と表記することがある)である。DTM型ディスク媒体は、データ領域が、非磁性ガード帯で各トラックに分断形成されている構造である。
サーボデータは、トラック(シリンダ)を識別するためのアドレスコードと、1トラック内の位置を検出するためのサーボバーストパターンを有する。サーボバーストパターンは、通常では、位相が異なるバーストパターンA〜Dの4パターンからなる。
ヘッド12は、ボイスコイルモータ(VCM)15により駆動されるアクチュエータ14に搭載されている。ヘッド12は、ディスク媒体11に対してデータ(サーボデータとユーザデータ)を読出すリードヘッド素子12Rと、データを書き込むためのライトヘッド素子12Wを含む。
VCM15は、VCMドライバ21により駆動電流が供給されて、駆動制御される。アクチュエータ14は、マイクロプロセッサ(CPU)19により駆動制御されるヘッド移動機構である。アクチュエータ14は、ヘッド12をディスク媒体11上の目標位置(要求トラック又は要求シリンダ)まで移動させて位置決めする。
このようなヘッド・ディスクアセンブリ以外に、ディスクドライブ10は、プリアンプ回路16と、信号処理回路17と、ディスクコントローラ(HDC)18と、CPU19と、メモリ20とを有する。プリアンプ回路16は、リードヘッド素子12Rから出力されるリードデータ信号を増幅するリードアンプ、及びライトデータ信号をライトヘッド素子12Wに供給するためのライトアンプを有する。
信号処理回路17は、リード/ライトデータ信号(サーボデータに対応するサーボ信号を含む)を処理する信号処理回路であり、リード/ライトチャネルとも呼ばれている。信号処理回路17は、サーボ信号からサーボバースト値(Bst A〜D)を含むサーボデータを再生するためのサーボデコーダを含む。HDC18は、ドライブ10とホストシステム22(例えばパーソナルコンピュータや各種のディジタル機器)とのインターフェース機能を有する。HDC18は、ディスク11とホストシステム22間のリード/ライトデータの転送制御を実行する。
CPU19は、ドライブ10のメインコントローラであり、本実施形態に関するサーボ欠陥検出処理、及びヘッド12の位置決め制御(サーボ動作)を実行する。メモリ20は、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ(EEPROM)以外に、RAM及びROMなどを含み、CPU19の制御に必要な各種データ及びプログラムを保存する。
(サーボ欠陥検出の動作)
本実施形態のディスクドライブは、DTM型ディスク媒体11が組み込まれた後で、サーボ動作を実行したときに、サーボバーストパターンの欠陥部分を検出する機能を有する。ここで、サーボ動作とは、ディスク媒体11上の目標位置に、ヘッド12を位置決めする位置決め制御動作である。
ここで、ディスク媒体11上には、スタンパからの転写工程時、もしくは、スタンパ製造工程時等に、異物混入等が発生して、正常に形成されないサーボバーストパターンの欠陥部分が発生することが予想される。この欠陥部分は、例えば10μm程度であり、半径方向としては10トラック(シリンダ)以上の範囲に及ぶ。また、周方向の長さは、サーボセクタの1セクタ長よりもはるかに小さい。
以下、図2から図6を参照して、本実施形態のサーボ欠陥検出処理の手順を説明する。
まず、図2のフローチャートに示すように、CPU19は、サーボ割り込みの発生に応じてサーボ動作を開始すると、通常のサーボ異常検出処理を実行する(ステップS1)。このサーボ異常検出処理としては、CPU19は、現サーボセクタのチャネル検出情報を変数に読み込み、サーボアドレスマーク(SAM)検出の失敗や、サーマルアスペリティ(TA:thermal asperity)検出を検査する。また、CPU19は、ヘッド12により読出されたサーボデータに含まれるアドレスコードに基づいて、検出したトラック(シリンダ)アドレスと目標トラックアドレスとを比較して、異なる複数ビットが存在するか否かを検査する。異なる複数ビットが存在する場合には、SAM位置を誤検出した可能性が高くなる。
CPU19は、サーボ異常検出処理により、サーボデータが異常であると判定した場合には通常のサーボ動作を停止し、異常時の例外処理を実行する(ステップS2のNO,S10)。異常時の例外処理としては、CPU19は、例えば目標トラックに対するデータの書き込み動作を停止する。また、CPU19は、VCM15の出力が急変しないようなVCM指令を、VCMドライバ21に設定して出力する。
ここで、従来では、CPU19は、通常のサーボ異常検出でサーボデータが正常であると判定すると、一般的にはサーボ動作を続行することになる(ステップS2のYES)。しかしながら、前述したように、転写異常によりサーボバーストパターンの一部に欠陥部分が存在する場合でも、アドレスコードが正常であれば、CPU19は異常時の例外処理を実行しない。
そこで、本実施形態では、CPU19は、以下のようなサーボバーストパターンの欠陥部分を検出するための検出処理を実行する(ステップS3〜S5)。即ち、CPU19は、検出対象のセクタに記録されているサーボデータに含まれるサーボバーストパターンのバースト値(Bst A〜D)を取得する(ステップS3)。具体的には、ヘッド12のリードヘッド素子12Rにより、ディスク媒体11上の検出対象のセクタから、サーボバーストパターン(位相の異なるバーストパターンA〜D)が読出される。リード/ライトチャネル17は、ヘッド12からのサーボ信号を再生して、バーストパターンA〜Dの振幅値としてバースト値(Bst A〜D)をCPU19に出力する。
通常では、CPU19は、バースト値(Bst A〜D)を使用して、位置誤差演算(PES演算)を実行し、ヘッド12のトラック内の位置(トラック中心に対する位置誤差)を検出する(ステップS6)。
次に、CPU19は、取得したバースト値(Bst A〜D)を使用して、サーボバーストパターンに対する信頼性評価値を算出する(ステップS4)。CPU19は、後述するように、バースト値(Bst A〜D)を加算した加算結果(総和)に基づいて信頼性評価値を算出し、この評価値と予め設定された異常判定設定値とを比較して、バースト欠陥判定を実行する(ステップS5)。この判定とは、サーボバーストパターンの欠陥部分の有無を判定することである。
CPU19は、バースト欠陥判定により正常と判定した場合には、通常のサーボ動作を続行する(ステップS5のNO)。即ち、CPU19は、取得したバースト値(Bst A〜D)を使用して、ヘッド12の位置誤差を求めるためのPES演算を実行する(ステップS6)。さらに、CPU19は、ヘッド12を目標位置に位置決めするためのサーボ演算を実行する(ステップS7)。具体的には、CPU19は、アクチュエータ14を駆動制御するために、VCM14に対するマルチレートの最適出力量(操作制御量またはVCM出力量)を算出する。サーボ演算には、フィードバック計算や、同期残留抑圧用のフィードフォワード補償量等の更新処理も含まれている。
さらに、CPU19は、サーボ演算により算出したVCM出力量をアナログ信号に変換して、VCMドライバ21に出力する(ステップS8)。具体的には、マルチレート制御であるため、順次出力する指令値をそれぞれのレジスタ上に更新設定するだけである。即ち、CPU19は、そのレジスタ値を適切なタイミングで切替えてVCM出力することになる。
その後、CPU19は、次回のサーボ演算を短縮するための事前演算や、状態判定の補助処理等のサーボ処理に必要で、かつ、優先度の低い後処理を実行して、サーボ割り込み処理を終了する(ステップS9)。
一方、CPU19は、バースト欠陥判定によりバースト欠陥、即ちサーボバーストパターンに欠陥部分が存在していると判定した場合には、前述のような異常時の例外処理に移行する(ステップS5のYES,S10)。この後、CPU19は、VCM15の出力が急変しないように、VCM指令をVCMドライバ21に設定して出力する(ステップS8)。さらに、CPU19は処理を実行して、サーボ割り込み処理を終了する(ステップS9)。
(信頼性評価値の算出方法)
次に、本実施形態のサーボ欠陥検出動作におけるサーボバーストパターンの信頼性評価値の算出方法について説明する。
図7は、バースト欠陥とサーボ信号(サーボバースト信号Bst A〜D)との関係を説明するための図である。ここで、前述したように、本実施形態のディスク媒体11は、DTM型ディスク媒体である。
このようなDTM型ディスク媒体11では、サーボバーストパターンに欠陥部分(欠陥パターン)が存在する場合に、サーボバースト信号(Bst A〜D)の再生信号波形に基づいて、当該欠陥パターンの有無を検出することができる。
図7(B)は、正常状態のサーボバーストパターンから再生された信号波形を示す。これに対して、図7(A)は、サーボバーストパターンBの箇所に欠陥パターンが存在する場合の信号波形を示す。図7(A)に示す信号波形から明白であるように、サーボバーストパターンA〜Dの中で、2番目のバーストパターンBの途中から信号が消失し、3番目のバーストパターンCの後半から、再びバースト信号が復活している。この状態は、前後に10トラック(シリンダ)程度移動すると消失範囲が小さくなってき、合計40トラック弱の範囲で、バースト再生信号の一部に信号消失を持つ欠陥となっていて、大きさとして約8μm程度の欠陥パターンである。
即ち、欠陥パターンが存在すると、再生信号波形には無信号領域が発生し、その振幅値の総和(Bst A〜Dの加算結果)が極端に小さくなる。従って、CPU19は、4つのバースト振幅値総和(Bst A〜Dの加算結果)の変化を検出することにより、サーボバーストパターンのバースト欠陥を検出できることになる。
以下、図4を参照して、本実施形態の信頼性評価値の算出処理部について説明する。この算出処理部は、実際には、CPU19が実行する算出処理の機能を示すものである。算出処理部は、信頼性評価値RVとしては、4つのバースト振幅値(Bst A〜D)の総和に基づいた評価値を算出する。但し、本実施形態では、単に4つのバースト振幅値(Bst A〜D)の総和ではなく、後述するように、正規化した信頼性評価値RVを算出する。
具体的には、図4に示すように、総和計算部30は、リード/ライトチャネル17により再生された4つのバースト振幅値(Bst A〜D)を加算して、そのバースト値総和Nを評価部31に出力する。また、総和計算部30は、算出したバースト値総和Nを、ローパスフィルタリング(LPF)部32に出力する。
LPF部32は、CPU19によるローパスフィルタリング演算部であり、トラックの一周内の緩やかな変動を監視できる程度に帯域設定したLPF演算を実行する。LPF部32は、1サンプル分前の遅延演算処理を実行し、評価対象であるセクタより1サンプル前のセクタから得られたバースト値総和NのLPF演算値Mを評価部31に出力する。但し、LPF部32は、1サンプル前ではなく、現時点での総和NのLPF演算値Mを評価部31に出力してもよい。
LPF演算値Mは、LPF帯域として例えば1kHz程度として設定されたローパスフィルタリング演算処理により得られる値であり、総和Nの移動平均値に近似した値に相当する。また、1周内のサーボパターン転写の揺らぎが殆どなくなれば、70Hz程度の遮断帯域に設定して、LPF演算値Mが現トラックでのバースト値総和Nのほぼ平均値と見なせる
評価部31は、バースト値総和NとLPF演算値Mとの比(即ち、変化の有無)を求めて、この比により正規化した信頼性評価値RVを算出する。即ち、この信頼性評価値RVは、4つのバースト振幅値(Bst A〜D)の総和の変化(急変)を示す値であり、後述するように、CPU19によるバースト欠陥判定処理で使用される。通常では、信頼性評価値RVは、ある設定値以下であれば、信頼性が低いと見なされる。
なお、図5に示すように、信頼性評価値の算出処理部として、LPF部32の代わりに、1サンプル分の遅延演算子33を使用して、直前のセクタから得られるバースト値総和Nとの比を求めて、この比により正規化した信頼性評価値RVを算出する構成でもよい。
なお、本実施形態は、バースト値総和NとLPF演算値Mとの比を求めて、この比により正規化した信頼性評価値RVを算出する。この理由は、以下の2点による。
第1に、ディスク媒体11上での内周、中周、外周の半径位置によるバースト振幅値の総和の変化に関係する。一般的に、ディスク媒体11上の内外周位置では、緩やかに信号振幅が変化しているため、4つのバースト振幅値(Bst A〜D)の総和も、計測半径位置で変化する傾向がある。この場合、バースト欠陥の判定基準設定値によって、異常でない箇所を異常と誤判定したり、逆に、バースト欠陥を見逃して正常と判断してしまう問題がある。この対策として、現トラックの全セクタ平均を求めて、この比として正規化したバースト振幅値の総和Nを信頼性評価値RVとして採用する。この場合、LPF部32の遮断帯域をサーボ周波数よりも十分に小さく取れば、LPF演算値Mは、ほぼ現半径位置での平均振幅値の総和と見なせるので、全セクタ平均で正規化したバースト振幅値の総和を求めた事になる。
第2に、ディスク媒体11上での1周内のセクタ位置によるバースト振幅値総和の揺らぎに関係する。一般的に、1周内セクタ位置でのバースト振幅値総和は、ほぼ一定値を示す。しかし、DTM型ディスク媒体11では、1周内セクタ位置により、各セクタのバースト総和に緩やかな揺らぎが発生する場合が少なくない。磁気転写等では、マスタディスクとの密着性のむらや、磁性転写むら等が起因となり、ディスク媒体11上の一部の位相方向で、バーストパターンの大きさが微妙に変化している領域が発生する。この場合、前述したLPF遮断帯域設定では、1周内の緩やかな総和変化には追従できず、バースト欠陥を誤判定してしまう危険がある。そこで、本実施形態では、LPF出力がバースト振幅値の総和の10〜20セクタ範囲程度の移動平均値と見なせるようなLPF遮断帯域に設定して、前記の揺らぎにも追従できるような処理を採用している。
なお、信頼性評価値RVとしては、4つのバースト振幅値の総和の急変を検出できるものであれば、他の算出方法でもよい。例えば、バースト値総和Nとして、4つのバースト振幅値(Bst A〜D)の加算結果(Bst A+Bst B+Bst C+Bst D)以外に、2つのバースト振幅値の加算結果(Bst A+Bst B)または加算結果(Bst C+Bst D)のいずれかでもよい。これらの加算結果は基本的には一定となるはずなので、いずれかの急変を示す箇所を欠陥セクタとして判定することができる。
(バースト欠陥判定処理)
次に、図6のフローチャートを参照して、前述の図2のステップS5で示すバースト欠陥判定処理について、具体的に説明する。
本実施形態では、CPU19は、信頼性評価値RVを算出すると(ステップS31)、単に信頼性評価値RVがある設定値以下の場合には欠陥と判定するのではなく、バースト欠陥箇所を含む異常セクタ(欠陥発生セクタ)を特定する処理を実行する。具体的には、信頼性評価値RVのノイズや、ヘッド12の移動であるシーク動作の状態による変動等による信頼性評価値RVの変動を、バースト欠陥と誤検出しない様にする目的で、欠陥発生セクタを特定して確実な判定を実現している。
まず、CPU19は、算出した信頼性評価値RVと設定値(基準値)とを比較して、当該信頼性評価値RVが設定値以下の場合には、信頼性が低い(信頼性小)と判定する(ステップS32のNO)。ここで、本実施形態では、便宜的に、正常セクタの信頼性評価値RVを「1」とし、異常セクタ(欠陥発生セクタ)の信頼性評価値RVを「1より小さい有意の値」とする。CPU19は、ディスク媒体11上のトラック一周の各セクタの中で、最小評価値を示すセクタを異常セクタ候補として、信頼性評価値と共にメモリ20に保存する。CPU19は、算出した信頼性評価値RVが最小評価値となるセクタを、異常セクタ候補として更新する。
次に、CPU19は、信頼性小と判定した検出対象の当該セクタのセクタ番号と、異常セクタ候補のセクタ番号とが一致するか否かを判定する(ステップS35)。判定結果が一致であれば、CPU19は、バースト欠陥が存在する欠陥発生セクタとして特定する(ステップS35のYES)。
一方、CPU19は、算出した信頼性評価値RVが信頼性小の場合でも、当該セクタ番号が異常セクタ候補のセクタ番号と一致しなければ、バースト欠陥とは判定しない(ステップS35のNO)。
ここで、初期時では、異常セクタ候補は保存されていないため、信頼性評価値が信頼性小で、真のバースト欠陥発生セクタであっても、正常セクタと見なすことになる。しかし、この場合、高次の同期抑圧処理にはほとんど影響しないので、問題はない。その後は、常にバースト欠陥発生セクタと判定することになる。また、DTM型ディスク媒体11のバースト欠陥は、常にその近傍トラック領域においても、信頼性評価値は最小となる。このため、1トラックシーク等の近距離シークを実行しても、異常セクタ候補はクリアされる事はなく、確実に欠陥発生セクタとして確実に判定される。一方、ノイズ等で信頼性小となった場合には、一時的に異常セクタ候補としてメモリ保存されるものの、次回も繰返してそのセクタの信頼性が低くなる可能性は極めて少ないので、欠陥発生セクタとして判定されることはない。後述するように、信頼性評価値RVが信頼性大で、かつ、異常セクタ候補と一致している場合には、異常セクタ候補はメモリから再びクリアされる事になる。
CPU19は、算出した信頼性評価値RVが信頼性小の場合で、バースト欠陥とは判定しない場合に、当該信頼性評価値RVが以前の異常セクタ候補の評価値より小さいか否かを判定する(ステップS36)。この判定で、当該信頼性評価値RVが最小でなければ、CPU19は、当該セクタは欠陥発生セクタではなく、正常なセクタであると判定する(ステップS36のNO)。また、当該信頼性評価値RVが最小の場合には、当該セクタを異常セクタ候補として更新し、その時の信頼性評価値RVもメモリ20に保存する(ステップS36のYES,S37)。
ここで、ディスク媒体11上の同一トラック内に、欠陥発生セクタ(異常セクタ)が一箇所以下しか存在しないと前提した場合には、トラックの一周の内、最も信頼性評価値が小さいセクタを異常セクタとし、その他はノイズ等によると判断しても良い。この更新を繰り返す事で、一周の内の最小評価値を出すセクタを特定できる事になる。
一方、CPU19は、算出した信頼性評価値RVが設定値を超える場合には、信頼性が高い(信頼性大)と判定する(ステップS32のYES)。この場合には、CPU19は、通常では、欠陥発生セクタ(異常セクタ)ではなく、当該セクタが正常セクタと判定する(ステップS33のNO)。
ここで、当該セクタが異常セクタ候補と一致していた場合には、メモリ20の異常セクタ候補をクリアして、異常セクタ候補の評価値も1に変更する(ステップS33のYES,S34)。この場合には、ノイズ等で信頼性小と判断されていた異常セクタ候補がメモリ20に保存されていることを示していることになる。
以上のような判定処理により、バースト欠陥発生のセクタを確実に特定することが可能となる。但し、本実施形態の判定処理は、欠陥発生セクタ(異常セクタ)が同一トラック内に複数存在する可能性がほとんどない事が前提である。即ち、欠陥発生セクタは、存在しても1箇所であり、信頼性評価値は繰返し信頼性小を示す事を前提に、バースト欠陥セクタとして特定される。なお、本実施形態のバースト欠陥判定処理において、算出された信頼性評価値RVが設定値以下の場合には、全て異常と見なして欠陥発生セクタであると判定する処理でもよい。
以上のように本実施形態のディスクドライブであれば、特にDTM型ディスク媒体11を使用する場合に、サーボ動作時に、バースト欠陥発生セクタを確実に検出して特定することができる。これにより、特にサーボ動作異常が広域に伝播することを未然に防止することが可能となる。以下、本実施形態の効果を具体的に説明する。
図8は、トラックの1周内での各セクタにおいて、例えばサーボセクタ番号62の箇所のみにバースト欠陥がある場合に、1周内のセクタ毎のヘッド位置決め精度の変化を示す図である。図8において、横軸はサーボセクタ番号を示し、縦軸は位置決め誤差を示す。また、符号100は、セクタ毎の位置決め誤差の平均値を示す。符号110は、全位置決め誤差信号を重畳したものを示す。符号120は、セクタ毎の位置決め誤差の最大値を示す。
図8から明白であるように、サーボ欠陥部は1箇所のみであるが、通常のサーボ動作を実行すると、広域の範囲で位置決め不良を起こすことになる。この理由は、サーボ動作におけるフィードバック制御と比較して、繰返し学習型の同期抑圧補償の影響が大きく、前後にフィードフォワード制御の補償異常を引き起こして、このような広域の位置決め不良を起すと推定される。
これに対して、図9は、本実施形態においてバースト欠陥発生セクタを特定し、これに対する対策を実行した後の1周内のセクタ毎のヘッド位置決め精度の変化を示す図である。図9から明白であるように、セクタ毎の位置決め誤差は安定し、広域の範囲での位置決め不良は起きていない。即ち、広範囲の位置決め異常伝播を防止し、例えば数十トラック(シリンダ)にわたる欠陥トラックの発生を未然に防止できる。これにより、結果として、ディスク媒体11の有効な記憶容量を増大化できるため、記憶効率を改善することができる。
ここで、バースト欠陥発生セクタに対する具体的な対策としては、例えばバースト欠陥発生セクタの各サーボバースト値を、直前のセクタから取得される各サーボバースト値に変更する処理である。また、バースト欠陥発生セクタに対しては、ユーザデータの書き込み動作を禁止することが望ましい。
ここで、DTM型のディスク媒体11では、一般的に、サーボバーストパターンを完全に均一形成することが事が困難である。このため、図10に示すように、各バースト値の総和が必ずしも周方向に一定とならない。図10は、トラックの1周内における各バースト値の総和の変動を示す図である。符号220は、従来のサーボトラックライタによりサーボデータが記録されたディスク媒体での各バースト値の総和の変動を示す。符号200は、DTM型ディスク媒体において、正常領域での各バースト値の総和の変動を示す。符号210は、DTM型ディスク媒体において、サーボセクタ番号62にバースト欠陥が存在する場合での各バースト値の総和の変動を示す。
図10からは、バースト欠陥の大きさによっては、正常セクタの各バースト値の総和(符号200を参照)よりも、欠陥部の総和(符号210を参照)の方が大きい場合もある事が分る。即ち、単純な各バースト値の総和のみで、バースト欠陥を判定することは困難である。従って、本実施形態では、図4に示すように、LPF部32によるLPF演算処理を行なう構成により、確実なバースト欠陥の判別を実現している。
(本実施形態の変形例)
図3は、本実施形態の変形例を説明するためのフローチャートである。
本実施形態は、図2に示すように、バースト欠陥判定時に、正常セクタであるとの判定結果に応じて、通常のサーボ動作におけるPES演算処理に移行する(ステップS5,S6を参照)。
これに対して本変形例の方法は、サーボバースト値の取得処理後、直ちにPES演算を実行する(ステップS13,S14)。さらに、本変形例の方法は、バースト欠陥判定により欠陥発生セクタであると判定された場合に、必ずしも例外処理に移行することなく、各サーボバースト値を、直前のセクタから取得される各サーボバースト値に変更する処理を実行する(ステップS16のYES,S21)。この処理は、前述したように、バースト欠陥発生セクタに対する具体的な対策に相当するものである。従って、このようなPES値を代替して通常サーボ演算を実行する場合には、ドライブの品質確保の目的から、そのサーボセクタ直後のデータの書き込み動作を禁止する。
なお、本変形の方法において、ステップS13,S14,S21以外の処理については、図2に示す本実施形態と同様のため、説明を省略する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図。 本実施形態に関するサーボ欠陥検出処理の手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態の変形例に関するサーボ欠陥検出処理の手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態に関する信頼性評価値の算出処理部の処理手順を説明するためのブロック図。 本実施形態に関する信頼性評価値の算出処理部の変形例を説明するためのブロック図。 本実施形態に関するバースト欠陥判定処理の手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態に関するバースト欠陥とサーボ信号との関係を説明するための図。 本実施形態の効果に関するトラックの位置決め精度の変化を示す図。 本実施形態の効果に関するセクタ毎の位置決め精度の変化を示す図。 本実施形態の効果に関する各バースト値の総和の変動を示す図である。
符号の説明
10…ディスクドライブ、11…ディスク媒体(DTM型ディスク媒体)、
12…ヘッド、12R…リードヘッド素子、12W…ライトヘッド素子、
13…スピンドルモータ(SPM)、14…アクチュエータ、
15…ボイスコイルモータ(VCM)、16…プリアンプ回路、
17…信号処理回路(リード/ライトチャネル)、
18…ディスクコントローラ(HDC)、19…マイクロプロセッサ(CPU)、
20…メモリ、21…VCMドライバ、22…ホストシステム。

Claims (14)

  1. 複数のセクタが設けられて、サーボバーストパターンを含むサーボデータが当該各セクタに記録されているディスク媒体と、
    前記ディスク媒体から前記サーボデータを含むデータを読出すヘッドと、
    前記ヘッドにより読出される前記サーボバーストパターンから、セクタ毎の各サーボバースト値を取得する手段と、
    評価対象のセクタから取得された前記各サーボバースト値を加算した加算値と、当該検出時点または1サンプル前の前記加算値を入力とするローパスフィルリング演算により算出される演算値との比に基づいて、前記評価対象のセクタの信頼性評価値を算出する評価手段と、
    前記評価手段により算出された信頼性評価値に基づいて、前記サーボバーストパターンの欠陥を有する欠陥発生セクタであるか否かを判定する判定手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 前記評価手段は、ローパスフィルリング演算として、前記複数のセクタを含むトラックの一周内の緩やかな変動を監視できる程度に帯域設定したローパスフィルリング演算を実行する特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記判定手段の判定結果が、前記ディスク媒体上に前記欠陥発生セクタが存在する場合には、予め設定された異常時の例外処理を実行する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記ディスク媒体上には、前記サーボデータが転写工程により形成されている構成であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記ディスク媒体は、前記サーボデータがディスクリート・トラック・記録方式により記録されているディスクリート・トラック・メディア構造であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記ヘッドは、前記ディスク媒体上に前記サーボデータ以外のデータを書き込むライトヘッド素子を含み、
    前記判定手段の判定結果が、前記ディスク媒体上に前記欠陥発生セクタが存在する場合には、前記ディスク媒体に対して前記ライトヘッド素子によるデータの書き込み動作を禁止する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  7. 前記評価手段は、ローパスフィルリング演算により算出される演算値として、前記加算値の移動平均値の近似値に相当する値を算出することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  8. 前記判定手段は、前記信頼性評価値が最小となるセクタを異常セクタとし、その信頼性評価値と当該異常セクタを識別する情報をメモリに保存する手段を含み、
    前記判定手段は、前記評価対象のセクタの信頼性評価値が設定値より小さく、かつ前記メモリに保存されている異常セクタと一致している場合に、前記欠陥発生セクタであると判定することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  9. 前記判定手段は、前記信頼性評価値が最小となるセクタを異常セクタとし、その信頼性評価値と当該異常セクタを識別する情報をメモリに保存する手段を含み、
    前記判定手段は、
    前記評価対象のセクタの信頼性評価値が設定値より大きく、かつ前記メモリに保存されている異常セクタと一致している場合に、前記メモリに保存されている異常セクタの信頼性評価値を更新し、
    前記評価対象のセクタの信頼性評価値が設定値より小さく、かつ前記メモリに保存されている異常セクタと一致している場合に、前記欠陥発生セクタであると判定することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  10. 前記判定手段の判定結果が前記ディスク媒体上に前記欠陥発生セクタが存在する場合には、前記評価対象のセクタに対応する各サーボバースト値を、直前のセクタから取得される各サーボバースト値に変更する手段を有することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  11. 複数のセクタが設けられて、サーボバーストパターンを含むサーボデータが当該各セクタに記録されているディスク媒体と、前記ディスク媒体から前記サーボデータを含むデータを読出すヘッドとを有するディスク記憶装置に適用するサーボ欠陥検出方法であって、
    前記ヘッドにより読出される前記サーボバーストパターンから、セクタ毎の各サーボバースト値を取得するステップと、
    評価対象のセクタから取得された前記各サーボバースト値を加算した加算値と、当該検出時点または1サンプル前の前記加算値を入力とするローパスフィルリング演算により算出される演算値との比に基づいて、前記評価対象のセクタの信頼性評価値を算出するステップと、
    前記算出された信頼性評価値に基づいて、前記サーボバーストパターンの欠陥を有する欠陥発生セクタであるか否かを判定するステップと
    を有する手順を実行することを特徴とするサーボ欠陥検出方法。
  12. 前記ディスク媒体上に前記欠陥発生セクタが存在する場合には、予め設定された異常時の例外処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項11に記載のサーボ欠陥検出方法。
  13. 前記信頼性評価値が最小となるセクタを異常セクタとし、その信頼性評価値と当該異常セクタを識別する情報をメモリに保存する手段を含み、
    前記判定ステップは、前記評価対象のセクタの信頼性評価値が設定値より小さく、かつ前記メモリに保存されている異常セクタと一致している場合に、前記欠陥発生セクタであると判定することを特徴とする請求項11に記載のサーボ欠陥検出方法。
  14. 前記判定ステップの判定結果が、前記ディスク媒体上に前記欠陥発生セクタが存在する場合には、前記評価対象のセクタのサーボバーストパターンを、直前のセクタに記録されているサーボバーストパターンに書き換えるステップを有することを特徴とする請求項11に記載のサーボ欠陥検出方法。
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