JP5025004B2 - ディスクドライブへの多方向セルフサーボ書き込み - Google Patents

ディスクドライブへの多方向セルフサーボ書き込み Download PDF

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Description

本明細書中に述べられる様々な実施形態は、情報記憶及び情報処理に関連する装置、システム、方法に関する。具体的には、これらの装置、システム、方法は、ディスクドライブのディスクあるいはディスクのセットへの多方向セルフサーボ書き込みに関する。
ディスクドライブは、情報記憶装置である。ディスクドライブは回転スピンドルに固定された1枚以上のディスクと、それぞれのディスク表面からデータを表す情報を読み出すための、及び/又は、それぞれのディスク表面にデータを書き込むための、少なくとも一つのヘッドを含む。ディスクドライブは、1又は複数のディスクの選択されたデータトラック上で1又は複数のトランスデューシングヘッド(transducing head)の位置決めのために、直線運動又は回転運動を用いるアクチュエータを含む。回転アクチュエータは、トランスデューシングヘッドに回転中のディスク表面をスウィープ(sweep)させるピボットポイント(pivot point)に、スライダを連結し、スライダ上には、トランスデューシングヘッドが取り付けられているか、又は一体形成されている。回転アクチュエータは、ボイスコイルモータ(voice coil motor)によって駆動される。データの記憶は、ディスク上のトラックの各部への、データを表す情報の書き込みを含む。データの検索は、データを表す情報が記憶されたトラックの一部分からの、データを表す情報の読み出しを含む。
ディスクドライブ情報記憶装置は、読み出し動作中、書き込み動作中、及びシーク(seek)中のトランスデューシングヘッドの位置を制御する制御システムを採用している。この制御システムは、サーボ制御システム(servo control system)すなわちサーボループ(servo loop)を含む。ディスクドライブ情報記憶装置内でのヘッド位置決めサーボ制御システムの機能は、2要素からなる。第1は、データトラック上での読み出し/書き込みトランスデューシングヘッドの充分正確な位置決めであり、エラー無く当該トラックの読み出し及び書き込みを可能にするためのものである。第2は、書き込み素子の充分正確な位置決めであり、隣接トラックに侵入しないようにして、これらのトラックからの、追跡中のトラックへの書き込み動作中のデータ侵食を防ぐためのものである。
サーボ制御システムは、サーボパターン(servo pattern)と呼ばれるディスク表面に書き込まれたパターンを含む。サーボパターンは、トランスデューシングヘッドによって読み出される。サーボパターンの読み出しの結果、ディスク上のトラックに対するトランスデューシングヘッドの位置決定に用いられる位置決めデータすなわちサーボ信号(servo signal)が得られる。一つのサーボスキーム(servo scheme)においては、位置決めデータはサーボウェッジ(servo wedge)に含まれており、それぞれがサーボパターンを有する。
そこで、本発明は、新規且つ改善された、複数のディスク表面へのサーボ情報書き込みを提供することを目的とする。
本発明は以下の態様を含む。
(1)複数のディスク表面への、第1の方向でのサーボ情報の書き込みと、
複数のディスク表面への、第2の方向でのサーボ情報の書き込みと、
ディスクドライブ内のサーボ情報が書き込まれる各表面上にサーボ情報のオーバーラップを生成するリファレンスヘッドを用いてリファレンス面に書き込まれるオーバーラップの量の決定と、
前記リファレンス面上を外径から中間径までの第1のゾーンから内径から前記中間径までの第2のゾーンへとシークする際の第1のトラック数の相違に対する補正と、
リファレンス面以外のディスク表面上を前記第1のゾーンから前記第2のゾーンへとシークする際の第2のトラック数の相違に対する補正と、
を備えるディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報書き込み方法。
(2)複数のディスク表面への、第1の方向でのサーボ情報の書き込みと、
複数のディスク表面への、第2の方向でのサーボ情報の書き込みと、
ディスクドライブ内のサーボ情報が書き込まれる各表面上にサーボ情報のオーバーラップを生成するリファレンスヘッドを用いてリファレンス面に書き込まれるオーバーラップの量の決定と、
前記リファレンス面上を、外径から中間径までの第1のゾーン及び内径から前記中間径までの第2のゾーンの一方から、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの他方へとシークする際のサーボウェッジ間の第1の距離の相違に対する補正と、
リファレンス面以外の面上を、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの一方から、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの他方へとシークする際のサーボウェッジ間の第2の距離の相違に対する補正と、
を備えるディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報書き込み方法。
(3)前記複数のディスク表面への第1の方向でのサーボ情報の書き込みは、ディスクの外径から中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、及び前記ディスクの内径から前記中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、のうちの一方を含む(1)または(2)に記載の方法。
(4)前記複数のディスク表面への第2の方向でのサーボ情報の書き込みは、前記ディスクの外径から中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、及び前記ディスクの内径から前記中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、のうちの他方を含む(3)に記載の方法。
(5)データを表す情報を記憶するディスクを含むディスクスタックを備えるディスクドライブであって、
前記ディスクは、
第1の方向に書き込まれた第1のサーボパターンと、
第2の方向に書き込まれた第2のサーボパターンと、
前記第1のサーボパターンと前記第2のサーボパターンの間の第1のオーバーラップエリアであって、第1の幅を有する第1のオーバーラップエリアと、
を含む、情報を記録する第1のディスク表面と、
第1の方向に書き込まれた第3のサーボパターンと、
第2の方向に書き込まれた第4のサーボパターンと、
前記第3のサーボパターンと前記第4のサーボパターンの間の第2のオーバーラップエリアであって、前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2のオーバーラップエリアと、
を含む、情報を記録する第2のディスク表面と、
をさらに含み、
前記第1のオーバーラップエリアは、前記第1のディスク表面の内径と外径との間に位置し、前記第2のオーバーラップエリアは、前記第2のディスク表面の内径と外径との間に位置し、
前記ディスクドライブは、
前記第1のオーバーラップエリア、又は前記第2のオーバーラップエリアのうちの一方を通過するシーク中に、データトラック内のタイミング差を補正するシークアルゴリズムを含むマイクロプロセッシングユニットを含むディスクドライブ。
(6)データを表す情報を記憶するディスクを含むディスクスタックを備えるディスクドライブであって、
前記ディスクは、
第1の方向に書き込まれた第1のサーボパターンと、
第2の方向に書き込まれた第2のサーボパターンと、
前記第1のサーボパターンと前記第2のサーボパターンの間の第1のオーバーラップエリアであって、第1の幅を有する第1のオーバーラップエリアと、
を含む、情報を記録する第1のディスク表面と、
第1の方向に書き込まれた第3のサーボパターンと、
第2の方向に書き込まれた第4のサーボパターンと、
前記第3のサーボパターンと前記第4のサーボパターンの間の第2のオーバーラップエリアであって、前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2のオーバーラップエリアと、
を含む、情報を記録する第2のディスク表面と、
をさらに含み、
前記第1のオーバーラップエリアは、前記第1のディスク表面の内径と外径との間に位置し、前記第2のオーバーラップエリアは、前記第2のディスク表面の内径と外径との間に位置し、
前記ディスクドライブは、
前記第1のオーバーラップエリア、又は前記第2のオーバーラップエリアのうちの一方を通過するシーク中に、データトラック内のギャップを補正するシークアルゴリズムを含むマイクロプロセッシングユニットを含むディスクドライブ。
(7)前記第1のオーバーラップエリア、又は前記第2のオーバーラップエリアを検出するシークアルゴリズムを含むマイクロプロセッシングユニットをさらに備える(5)または(6)に記載のディスクドライブ。
(8)ディスク表面上の第1のゾーンへの、第1の方向でのサーボ情報の書き込みと、
ディスク表面上の第2のゾーンへの、第2の方向でのサーボ情報の書き込みと、
前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンにおける、サーボ情報間のタイミング差の記録と、
を備えるディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報のセルフサーボ書き込み方法。
(9)前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの間の、トラック数の相違の記録をさらに備える(8)に記載の方法。
(10)前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの一方からのシークと、
前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの他方に関連する、異なるドライブカリブレーションパラメータのセットへの切り換えと、
を備える(9)に記載の方法。
本発明によれば、新規且つ改善された、複数のディスク表面へのサーボ情報書き込みを提供することができる。
図1は、本発明の様々な実施形態を用いるディスクドライブ100の分解図である。ディスクドライブ100は、ハウジングベース(housing base)104とハウジングカバー(housing cover)106を含むハウジング(housing)102を有する。図示されたハウジングベース104はベースキャスティング(base casting)であるが、他の実施形態においては、ハウジングベース104は、ディスクドライブ100の組み立てに先立って、あるいは組み立て中に組み立てられる別個の要素を備えてもよい。ディスク120は、スピンドルモータ(spindle motor)によって回転されるハブ(hub)すなわちスピンドル(spindle)122に取り付けられ得る。ディスク120は、クランプ(clamp)121によってハブあるいはスピンドル122に取り付けられている。ディスクは、一定の、もしくは毎分3600未満から15000回転より大きい値にわたる範囲の可変レートで回転させられてもよい。更に高速な回転速度も将来には予想されている。スピンドルモータはハウジングベース104に接続される。ディスク120は、軽アルミ合金、セラミック/ガラス又は他の適当な基板から製造可能で、ディスクの片面又は両面に磁性材料が沈着されている。磁性層は、トランスデューシングヘッド146を介して転送されるデータを記憶するための磁化の小領域を含む。トランスデューシングヘッド146は、ディスク120からデータを読み出し、ディスク120にデータを書き込むよう構成された磁気トランスデューサ(magnetic transducer)を含む。他の実施形態では、トランスデューシングヘッド146は、別個の読み出し素子と書き込み素子を含む。例えば、この別個の読み出し素子は、MRヘッドとして知られる磁気抵抗ヘッドであってもよい。多数のヘッド146による構成が利用され得ることも理解される。
回転アクチュエータ130は、ベアリング132によってハウジングベース104に軸支されて取り付けられ、ディスク120の内径(ID)と、ディスク120の外径(OD)付近に配置されたランプ(ramp)150との間を、弧を描いてスウィープする。ハウジング104に取り付けられるのは、上部及び下部磁気リターンプレート(magnet return plate)110と少なくとも1つの磁石であり、ボイスコイルモータ(voice coil motor)(VCM)112の静止部を共に形成する。ボイスコイル(voice coil)134は、回転アクチュエータ130に取り付けられ、VCM112のエアギャップ(air gap)に配置される。回転アクチュエータ130は、ボイスコイル134に電流が流されるとベアリング132を軸にして回転し、電流の向きが逆転すると逆方向に回転して、アクチュエータ130の位置、及び取り付けられたトランスデューシングヘッド146のディスク120に対する位置の制御を可能とする。VCM112は、サーボシステム(servo system)(図4に示す)に接続され、サーボシステムは、トランスデューシングヘッド146によってディスク120から読み出された位置決めデータを用いて、ディスク120の複数のトラックのうちの一つのトラック上でのトランスデューシングヘッド146の位置を決定する。サーボシステムは、ボイスコイル134に流すのに適切な電流を決定し、電流ドライバ及び関連する回路(図4及び図5に示す)を用いて、ボイスコイル134に電流を流す。二つの別個の素子を有するトランスデューシングヘッドもあるということに留意すべきである。一つの素子は、データを表す情報を読み出し、また位置情報すなわちサーボ情報(servo information)を読み出すためのものである。この素子は読み出し素子として知られる。他方の素子は、これらの実施形態においては、データを表す情報の書き込みのためのものであり、書き込み素子として知られている。このようなトランスデューシングヘッドの一例は、磁気抵抗(MR)トランスデューシングヘッドである。
ディスク120のそれぞれの面について、関連するヘッド146があり得、これらのヘッド146がそろって回転するように、ヘッド146は回転アクチュエータ130にまとめて結合される。一般的に、回転アクチュエータ130及びこれに取り付けられた全てのヘッド146は、ヘッドスタック(head stack)500(図5に概略的に示される)と呼ばれる。本明細書に述べる発明は、個々のヘッドがアクチュエータに対して短い距離を別個に動く装置にも、同様に適用可能である。この技術はデュアルステージアクチュエーション(dual-stage actuation)(DSA)と称される。
サーボシステムの一つのタイプは組み込みのサーボシステムであり、各ディスク表面上のトラックが、サーボ情報の小セグメント(segment)を含むデータを表す情報の記憶に用いられる。サーボ情報は、この実施形態においては、2つのセクションに書き込まれる。ディスクドライブ内の各ディスク120、120´は、情報を記憶可能な二つの表面を有する。ディスク120、120´のこれらの表面のうち一つの表面520は、図1に示されている。ディスク表面520は、内径、外径、及びオーバーラップエリア(overlap area)620を有する。ディスク表面520は、内部ゾーン522(内径からオーバーラップエリア620まで)及び外部ゾーン524(外径からオーバーラップエリア620まで)に分けられると見なされる。サーボ情報は、実施形態によっては、狭く幾分かカーブしたいくつかのスポーク(spoke)として示される、放射状のサーボセクタ(servo sector)すなわちサーボウェッジに記憶される。スポークの1セットは、内部ゾーン522内に配置され、他のスポークセットは外部ゾーン524内に配置される。オーバーラップエリア620は、内部ゾーン522と外部ゾーン524を分ける。サーボウェッジのスポークは、必ずしもディスク120の表面520上で連続していなくてもよい。外部ゾーン上の複数のスポークは、一つのスポーク128によって代表され、ディスク120の外部ゾーン周りをほぼ均一の間隔で配置される。内部ゾーン上の複数のスポークは、一つのスポーク126によって代表され、内部ゾーン周りをほぼ均一の間隔で配置される。実際には、図1に示すよりも更に多数のサーボウェッジが存在し得るということは留意されるべきである。サーボウェッジ128の内容は、図3及び図3に関連する議論によって更に詳細に説明される。
ディスク120はまた、複数のトラックを各ディスク表面上に有する。この複数のトラックは、ディスク120の表面520上の、トラック129等、3つのトラックによって描写される。サーボウェッジ128は、ディスク120上のトラック129等、複数のトラックを横切る。複数のトラックは、実施形態によっては、ほぼ同心の円のセットとして配置されてもよい。データは、埋め込まれたサーボウェッジ127、128間のトラックに沿った固定セクタに記憶される。ディスク120上のトラックはそれぞれ複数のデータセクタ(data sector)を含む。具体的には、データセクタは固定ブロック長と固定データ記憶容量(例えば、1データセクタにつき512バイトのユーザデータ)とを有するトラックの一部である。ディスク120の内側のトラックは、ディスク120の外周ほどの長さを有しない。結果として、ディスク120の内側のトラックは、ディスク120の外周に近いトラック程多くのデータセクタを保持できない。同数のデータセクタを保持可能なトラックは、データゾーン(data zone)としてグループ化される。密度とデータレート(data rate)はデータゾーンからデータゾーンへ変動するため、サーボウェッジ128は、少なくともいくつかのデータセクタを遮り、分断し得る。サーボウェッジ128は通常、工場においてサーボ書き込み装置(サーボライタ(servo-writer)と呼ばれる)によって記録されるが、ディスクドライブ100のトランスデューシングヘッド146によるセルフサーボライティング(self-servowriting)操作で書き込まれて(又は部分的に書き込まれて)もよい。
図2は、実質的に組み立てられたディスクドライブの、本明細書で説明される実施形態の一例による斜視図である。ハウジングカバー106は、説明のため取り除かれている。実施形態によっては、ディスクドライブ100は、磁気記録再生装置(ハードディスクドライブ)である。ディスクドライブハウジングベース104は、シャシー(chassis)の役割を果たす。シャシーすなわちハウジングベース104に取り付けられるのは、磁気ディスク120及び、読み出しヘッドと書き込みヘッドを含むトランスデューシングヘッド146である。トランスデューシングヘッド146は、スライダ156を含む。読み出しヘッドと書き込みヘッドはスライダ156内及びその一端に、それぞれ形成される。スライダ156は、ヘッドサスペンションアッセンブリ(head suspension assembly)166によってアクチュエータに取り付けられる。ヘッドサスペンションアッセンブリ166は、サスペンション165及び、ディスク120の表面に対して変換関係にあるヘッドスライダ156をサポートするアクチュエータアーム164を含む。また、ハウジングベース104すなわちシャシーに取り付けられているのは、プリント基板(PCB)5200である。
磁気ディスク120は、離散トラックメディア(discrete track media)である。磁気ディスク120は、スピンドルモータによって回転されるスピンドル122上に取り付けられ、スピンドルモータは通常、ハブすなわちスピンドル122内に取り付けられている。様々なデジタルデータが磁気ディスク120に記録される。実施形態によっては、データは、ディスク120の主表面に平行な磁気転移によって記録される。一方、他の実施形態では、磁気転移はディスク120の主表面に垂直である。実施形態によっては、ヘッドスライダ156に内蔵される磁気ヘッドは、一極構造の書き込みヘッドと遮蔽MR読み出し素子(GMRフィルムやTMRフィルム等)を用いる読み出しヘッドとを含んだ、いわゆる統合ヘッドである。ボイスコイルモータ(VCM)112は、ヘッドサスペンションアッセンブリをピボットポイント131の周りで駆動して、磁気ディスク120の半径方向の磁気ヘッド156の位置を定める。回路基板108は、ボイスコイルモータ(VCM)112の駆動信号と、磁気ヘッド156によって行われる読み出し及び書き込み動作を制御する制御信号とを生成するヘッドICを備える。
図3は、実施形態の一例による、ディスク120の一部及び少なくとも一つのサーボウェッジ128を示す。図3では、サーボウェッジ128に関する更に詳細な説明が論じられる。また、図3は、ディスク120の表面上の複数のトラックを示す。各サーボウェッジ128は、磁化の領域として記憶された情報を含む。サーボウェッジ128は長手方向に磁化され得る(例えば、図3の磁化された部分では、サーボパターン200は、左向きに磁化されたクロスハッチされたブロックと、右向きに磁化された余白とを含み、あるいは逆の場合もある)。あるいは、サーボウェッジ128は、直角方向に磁化されてもよい(例えば、クロスハッチされたブロックは上向きに磁化され、余白は下向きに磁化され、あるいは逆の場合もある)。各サーボウェッジ128に含まれるサーボパターン200は、回転するディスク120がトランスデューシングヘッド146の下を通過する時に、トランスデューシングヘッド146によって読み出される。サーボパターン200は、データフィールド264に含まれるデータセクタを識別する情報を含むことができる。例えば、サーボパターン200は、プリアンブル(preamble)202、サーボアドレスマーク(servo address mark)(SAM)204、トラック識別番号206等のデジタル情報を含むことができる。サーボパターン200はまた、サーボバースト(servo burst)のセットを含む。図3に示すように、サーボサーストのセットは、Aサーボバースト、Bサーボバースト、Cサーボバースト、及びDサーボバーストを含む。AサーボバーストとBサーボバーストの間にサーボバーストエッジ(servo burst edge)210があり、CサーボバーストとDサーボバーストの間にサーボバーストエッジ220がある。図示されたパターンは、直交型のパターンである。実施形態によっては、ディスクドライブは、各サーボウェッジ128において、単一列で各タイプのサーボバーストを含む。各列は、ディスクの放射部に対応する。この実施形態に示すように、A,B,C及びDサーボバーストによる2列があって、実施形態によってはこれが用いられる。実施形態によっては、サーボウェッジ128は、ウェッジ番号等の他の情報も含む。インデックスウェッジ(wedge #0)を指定するのは、シングルビットであってもよく、あるいはSAMが別のパターン(サーボインデックスマーク、すなわちSIMと呼ばれる)に置き換えられてもよく、また、ウェッジは低次の数ビットウェッジ番号あるいは完全なウェッジ番号を含んでもよい。サーボバーストには、ヌルパターン(null pattern)等の多くの異なるパターンがある。
このパターンは4つのサーボバーストを示し、ディスク上にAB及びCDサーボバーストの放射直線を作り出すために、ディスク上の、サーボウェッジ128のような各サーボウェッジにおいて列として繰り返されてもよいことが理解される。サーボバーストパターンは結果として、ヌルパターンではC及びDサーボバーストの間のサーボバーストエッジ220を与え、A及びBサーボバーストの間のサーボバーストエッジ210を与える。実施形態によっては、ディスク120は磁気ディスク以外であってもよい。このような場合、サーボウェッジ128は、光学徴表(optical indicia)等、他の徴表(indicia)を含むことができる。
図4は、実施形態の一例による、ディスクドライブ100のブロック図を示す。図示のように、ディスクドライブは、ヘッドディスクアッセンブリ(head disk assembly)(HDA)4100と呼ばれる本体ユニット及びプリント基板(PCB)4200を含む。HDA4100の一部の詳細は、図1及び図2について議論されている。従って、HDA4100についての議論は、図1、図2及び図4を参照する。ヘッドディスクアッセンブリ(HDA)4100は少なくとも1つの磁気ディスク120、スピンドル(図1及び図2に示す)と磁気ディスク120を回転するためのスピンドルモータ122を含む。HDA4100はまた、読み出しヘッド及び書き込みヘッドを含むヘッドスライダ156、サスペンション165とアクチュエータアーム166、ボイスコイルモータ(VCM)112、図示しないヘッド増幅器(head amplifier)(HIC)を含む。ヘッドスライダ156は、スライダ156の一端に形成された薄膜ヘッドのような書き込みヘッド、及び巨大磁気抵抗(GMR)素子のような読み出しヘッドを備えている。
ヘッドスライダ156はサスペンション165とジンバルに取り付けられてもよい。サスペンション165は、アクチュエータアーム166に取り付けられ、アクチュエータアーム166は、ピボット131(図2に示す)に回転可能に取り付けられる。この図は、磁気ディスク120上面上方のヘッドスライダ156のみを示す。一般に、ヘッドスライダは、磁気ディスク120の下面及び上面の上方にそれぞれ備えられるということは留意されるべきである。ボイスコイルモータ(VCM)112は、アクチュエータアーム166が、ヘッドスライダ156をディスク120の表面の上で回転させるためのトルクを、ピボット131回りに発生させる。ヘッド増幅器(HIC)はアクチュエータアーム166に固定されており、書き込み及び読み出し素子への入力信号、及び書き込み及び読み出し素子からの出力信号をそれぞれ増幅する。ヘッド増幅器(HIC)は、フレキシブルプリントケーブル(flexible print cable)419を介してプリント基板(PCB)4200に接続される。ヘッド増幅器(HIC)をアクチュエータアーム166上に配置することにより、読み出しヘッドとヘッド増幅器との間の距離が短縮され、ヘッド信号のノイズを効果的に低減することができる。しかしながら、実施形態によっては、ヘッド増幅器(HIC)は、シャシーすなわちハウジングベース104といったHDA本体に固定されてもよい。
プリント基板4200は、シャシーすなわちハウジングベース104の外部に取り付けられる。プリント基板(PCB)4200は、4つの主要な電気的コンポーネント、いわゆるシステムLSIを含む。これらのLSIは、プリント基板(PCB)4200上に取り付けられる。システムLSIとは、ヘッドディスクコントローラ(HDC)410、読み出し/書き込みチャンネルIC420、マイクロプロセッサユニット(MPU)430、モータドライバIC440である。
MPU430は駆動システムの制御ユニットであり、本実施の形態においてはヘッド位置決め制御システムを実行する論理処理ユニット、中央処理装置(CPU)536、RAM434、及びROM432を含む。論理処理ユニットは、高速計算を実行するためのハードウェア回路を含む演算処理ユニットである。論理処理回路のためのファームウェア(FW)は、ROM432に保存される。ファームウェアは、ディスクドライブ各部を制御するためのMPU430によって実行可能な命令のセットを含む。
ディスクコントローラ(HDC)410は、ディスクドライブとホストコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)405の間のインターフェースや、MPU430、読み出し/書き込みチャンネルIC420、及びモータドライバIC440との情報交換によって、ドライブ全体を管理するハードディスクドライブにおけるインターフェースユニットである。
読み出し/書き込みチャンネルIC420は、読み出し/書き込み動作に関するヘッド信号処理ユニットである。読み出し/書き込みチャンネルIC420は、読み出し/書き込みパス(path)412及びサーボ復調器(servo demodulator)404を含んで図示される。読み出し/書き込みパス412は、ユーザデータ及びサーボデータの読み出しと書き込みに用いられることができるが、サーボ復調のためのフロントエンド回路を含んでいてもよい。読み出し/書き込みパス412は、また、セルフサーボ書き込みにおけるサーボ情報の書き込みに用いられてもよい。ディスクドライブは、その他のコンポーネントを含むことは留意されるべきであるが、この実施形態の例を説明するためには必須ではないため、図示されていない。
サーボ復調器404は、サーボフェーズロックドループ(phase locked loop)(PLL)426、サーボ自動ゲイン制御(automatic gain control)(AGC)428、サーボフィールドディテクタ(field detector)431、及びレジスタスペース(register space)433を含んで図示される。サーボPLL426は、一般に、サーボ復調器404内で、1以上のタイミングあるいはクロック回路(図4には示さず)のための周波数及び位相制御を提供するのに用いられる制御ループである。例えば、サーボPLL426は、タイミング信号を読み出し/書き込みパス412に提供することができる。サーボAGC428は、各種の可変ゲイン増幅器(variable gain amplifier)を含み(又は駆動し)、ディスク120(図1〜図4に示す)のうち1つ上のサーボウェッジ128が読み出された時の、読み出し/書き込みパス412の出力をほぼ一定レベルに保つために用いられる。サーボフィールドディテクタ431は、サーボアドレスマーク(SAM)、トラック番号、第1のフェーズサーボバースト(phase servo burst)及び第2のフェーズサーボバースト(second phase servo burst)を含む、サーボウェッジ128の様々なサブフィールド(subfield)の検出及び/又は復調に用いられる。MPU430は、様々なサーボ復調機能(例えば、決定、比較、特徴付け等)の実行に用いられ、サーボ復調器404の一部であるとも考えることができる。別の方法では、サーボ復調器404は、独自のマイクロプロセッサを持つことも可能である。
1以上のレジスタ(例えばレジスタスペース433内)は、読み出し/書き込みパス412がサーボデータを読んでいる場合は、適切なサーボAGC値(例えばゲイン値、フィルタ係数、フィルタ蓄積パス(filter accumulation path)等)の記憶に用いられ、読み出し/書き込みパス412がユーザデータを読んでいる場合には、1以上のレジスタが、適切な値(例えば、ゲイン値、フィルタ係数、フィルタ蓄積パス等)を記憶するのに用いられ得る。制御信号は、読み出し/書き込みパス412のカレントモードに従い、適切なレジスタの選択に用いられることができる。記憶されたサーボAGC値は動的に更新され得る。例えば、読み出し/書き込みパス412がサーボデータを読んでいる時に用いられる記憶されたサーボAGC値は、更なるサーボウェッジ128が読み出されるたびに更新され得る。このように、最も近いサーボウェッジ128の読み出しで決定されたサーボAGC値は、次のサーボウェッジ128が読み出される際には、始動サーボAGC値となり得る。
読み出し/書き込みパス412は、磁気ディスク120への情報の書き込み及び磁気ディスク120からの情報の読み出し処理に用いられる電子回路を含む。MPU430は、サーボ制御アルゴリズムを実行することができ、このため、サーボコントローラと称される。MPU430は、ディスクドライブの他の機能も制御することができる。
図5は、実施形態の一例による、ディスクドライブのヘッドスタック500の概略図を示す。図5は、第1ディスク510及び第2ディスク512に関わるヘッドスタック500の概略図である。ヘッドスタック500はアクチュエータ130(図1に示す)を含む。ヘッドスタック500はまた、ヘッド0、ヘッド1、ヘッド2、ヘッド3も含む。ヘッド0は、ディスク510の表面530上の変換を行うように配置される。ヘッド1は、ディスク510の表面531に対する変換を行う関係にある。ヘッド2は、ディスク512の表面532に対する変換を行う関係にあり、ヘッド3はディスク512の表面533に対する変換を行う関係にある。図5に示すように、ヘッド1、ヘッド2、及びヘッド3は、2つの部分にわたって示されている。ヘッドスタックは、アクチュエータアーム及びトランスデューシングヘッドをいくつでも持ち得ることには、留意すべきである。ここでは、4つの表面と4つのヘッドを伴う2枚のディスクが図示されているが、ディスクドライブはいくつのディスクでも持つこともできる。
多ヘッドドライブにおいて、セルフサーボ書き込み処理がサーボパターンの書き込みに用いられるなら、通常用いられる技術は、バンクライト(bank-write)である。この技術によって、全体的なSSW時間が低減され、1表面へのサーボ書き込みに要する時間と本質的に同等となる。この場合、ドライブヘッド(drive head)のうちの一つ(リファレンスヘッド(reference head))がこのヘッド及びヘッドスタック全体の位置情報の取得に用いられ、いくつかのヘッド(非リファレンスヘッド)は、同時にサーボパターンの書き込みに用いられる。この場合、フィードバック位置の制御用と同じ表面に書き込まれたサーボデータが用いられるため、リファレンスヘッドの位置は最も正確に決定される。非リファレンスヘッドの実際の位置及びダイナミクスは、それぞれに関係するヘッドの動きの影響を受け、他の非リファレンスヘッドは“開ループ(open loop)”として機能する。ヘッドスタックの傾斜だけではなく、アームの動きやディスクの動きといったHDAダイナミクスは、非リファレンスヘッドの位置をリファレンスヘッドの位置とはっきり異ならせることができる。現在の高いトラック密度すなわち高いTPI(tracks per inch)により、この違いの直流(DC)成分は、数トラックにも達することがある。適所に書き込まれた周波数成分も又はっきりと異なることがある。
ヘッド0は常に同じ(正確な)位置を保つが、これはリファレンスヘッドとして用いられるためである。他のヘッド(1、2、又は3)もまた、リファレンスヘッドとして指定され利用され得るということには、留意しなくてはならない。ヘッド1又は2のように、ヘッドがヘッドスタック500の中間部にある場合には、全ヘッドに関して最も不良なオフセット(worst offset)が低減できる。直線540によって示される第1の位置においては、ヘッド0、ヘッド1、ヘッド2、及びヘッド3は、ディスク510、512の表面530、531、532、533に対してほぼ直角を成す直線540に沿って整列される。図5は、ヘッドの傾斜のために起こり得る最悪の(最大の)位置の相違を示す。図5に示すように、ヘッド1、ヘッド2、及びヘッド3は、図5の直線550に沿う、起こりうる最も不良な(最大の)傾斜位置にある。ヘッドスタックにおける、どのヘッド間の相対位置の最大相違も、Δによって表される。図示のように、ヘッドの最大の位置的な相違は、ディスク表面533上のヘッド3が示す。一方Δは、機械的なデザインパラメータや特性または機械的な許容差(tolerance)を含む多くの異なる物事に起因し得る。加えてΔは、ヘッドスタック500における駆動動作中に生じる変動にも起因することがある。この相違は、計算されるか、機械的なデザインパラメータや特性に基づいて経験的に又は実験的に決定されてもよい。
図6は、ヘッドスタック500アッセンブリ(head stack assembly)及び、内部ゾーンすなわち第1のゾーン522への書き込み後と外部ゾーンすなわち第2のゾーン524への書き込み後の2つの最終位置を示す。内部ゾーンすなわち第1のゾーン522への書き込み終了時には、ヘッドスタック500は参照数字610によって表される位置にある。ヘッドスタック500の、外部ゾーンすなわち第2のゾーン524への書き込みの終了時の位置は、直線612によって表される。直線610はヘッド0、ヘッド1、ヘッド2、及びヘッド3を通る。同様に直線612はヘッド0、ヘッド1、ヘッド2、及びヘッド3を通る。
図6は、表面530上にオーバーラップを提供するために、ヘッド0において書き込まれるべきオーバーラップの最小量を示し、同様にディスク表面531にはヘッド1によって、ディスク表面532上にはヘッド2によって、ディスク表面533上にはヘッド3によって書き込まれる。内径からオーバーラップエリア620に向かう方向に書き込む場合には、ディスクスタックは参照数字610によって示される位置へ傾斜するということが想定されている。同様に、サーボ情報を外径からオーバーラップエリア620に向かって書き込む場合には、ヘッドディスクスタック500は他方の位置に傾斜する。オーバーラップは少なくとも2Δ+εでなくてはならず、ここでεは少なくとも1トラックの幅である。値Δは、計算されたか、経験的に定められたかするヘッドスタック500の起こりうる最も不良な傾斜である。値2Δは、最大傾斜が両方向で生じるというヘッドスタック傾斜の起こり得る最も不良なシナリオに対応する。少なくとも1トラックを有するεの値は、オーバーラップエリア620、621、622、623のうちのどの一つにおいても、少なくとも1トラックのオーバーラップがあることを保証する。
図6に示すように、オーバーラップエリア620は、ディスク510上のディスク表面530上に生じている。ディスク510の表面531上には、ヘッド1と2つの位置との間の距離であるオーバーラップエリア621もまた存在する。加えて、ディスク512の表面532上にはオーバーラップエリア622があり、ディスク512の表面533上にはオーバーラップエリア623がある。ディスク表面530上のオーバーラップエリア620、ディスク表面531上のオーバーラップエリア621、ディスク表面532上のオーバーラップエリア622、ディスク表面533上のオーバーラップエリア623のそれぞれは、わずかに異なる幅を有するということには留意すべきである。この幅は、傾斜角に関係し、図6ではこの傾斜角はφで表される。オーバーラップエリア620の幅は、ヘッド0とヘッド2との間の高さの差をsinφ倍した値にほぼ等しい。同様に、ヘッド2とヘッド1との差あるいは距離のsinφ倍は、オーバーラップエリア621の幅を与える。オーバーラップエリア622の幅は、ディスク表面532に対するヘッド2の高さのsinφ倍となる。ディスク512上のディスク表面533に関連するオーバーラップエリア623の幅は、ヘッド2とヘッド3の間の距離のsinφ倍に等しい。従って、オーバーラップの量あるいはオーバーラップエリアの幅は、各種ヘッド0、1、2、3間の距離に比例するということが見て取れる。
ヘッドスタック500内に傾斜角あるいはヘッドの傾斜がある場合のオーバーラップの量は、一般的に、異なるディスク表面530、531、532、及び533ごとに相違するということも留意されるべきである。言い換えると、ヘッドスタックアセンブリ500について何らかの傾斜角があるならば、オーバーラップエリア620、オーバーラップエリア621、オーバーラップエリア622及びオーバーラップエリア623の幅は全て異なる。各ディスク表面530、531、532及び533一つ一つにオーバーラップを与えることは非常に重要である。ディスク表面上での位置を決定するためには、ディスク上で与えられた位置情報あるいはサーボ情報が無くてはならない。各ディスク表面530、531、532、及び533にオーバーラップエリア620、621、622、及び623があれば、特定のヘッド0、1、2、又は3がディスク表面上のどこを飛んであるいは通過していようとも、当該特定のヘッドの配置を決定するのに用いられる位置データが常に存在するということが保証される。
オーバーラップエリアは、第1のゾーンすなわち内部ゾーン522と、第2のゾーンすなわち外部ゾーン524との間の境界としての役割も果たす。境界あるいはオーバーラップエリア620、621、622、623に隣接するトラックは、はっきりと異なる時に書き込まれるため、サーボ情報は半径方向にも接線方向にも異なる配置を持ち得る。結果として、接線のすなわちタイミングのオフセットは、境界上すなわちオーバーラップエリア上で非コヒーレントなサーボ信号となることがある。このため、ヘッドが境界エリアを移動している間、サーボ位置情報を適切にデコードすることができなくなることがある。第1のゾーンすなわち内部ゾーン522及び第2のゾーンすなわち外部ゾーン524とで異なるサーボ書き込みの方向はまた、書き込まれる転移の異なる幾何と、異なる位置エラー信号復調ゲインと、異なるクロストラックポジション(cross track positioned)エラー信号線形性とに帰着し得る。この書き込まれる転移の異なる幾何は、プリアンブルエリア(preamble area)の転移差に起因する異なるクロストラックサーボ自動ゲイン制御(cross track servo automatic gain control)(AGC)に、変動をもたらし得る。
第1のゾーンすなわち内部ゾーン522と、第2のゾーンすなわち外部ゾーン524との間のこれら全ての相違の結果として、MPUによって実行されるサーボファームウェア(servo firmware)あるいはMPU430の管理下にあるサーボコントローラ(servo controller)は、内部ゾーンすなわち第1のゾーン522、及び外部ゾーンすなわち第2のゾーン524を別個のゾーンとして取り扱わなくてはならない。例えば、ランアウト(run out)されたキャンセレーションテーブル(cancellation table)、位置エラー信号ゲインテーブル、及び位置エラー信号線形化テーブルの全ての反復は、第1のゾーンすなわち内部ゾーン522のトラックと、第2のゾーンすなわち内部ゾーン524のトラックとでは、別個のエントリを持つ必要がある。ソフトウェアインストラクションを実行するサーボファームウェアすなわちMPU430は、それぞれのディスク表面530、531、532、及び533の各々の境界すなわちオーバーラップエリア620、621、622、及び623の配置を検出する必要がある。データヘッドが境界すなわちオーバーラップエリア620、621、622、及び623のうちの一つを横切った後、校正された各種のテーブル値は、これらの各種テーブルに1つのゾーンから他のゾーンへの横断の結果として再配置されなくてはならない。境界すなわちオーバーラップエリア620、621、622、及び623に隣接するトラックの、半径方向の配置における大きな相違は、重大なトラックスクイーズ(track squeeze)及びトラック数の不一致を引き起こし得る。接線(タイミング)方向の配置における大きいオフセットは、低品質のあるいは完全に非コヒーレントなサーボ信号をもたらし得る。サーボチャネルは、読み出しヘッドが境界すなわちオーバーラップエリア620、621、622、及び623を横切る時に、ロックを失うことがある。サーボは、第1及び第2のゾーンの間を横切る時又は逆方向に横切る時に、ヘッドがオーバーラップあるいは境界エリア620、621、622、623のうちの一つの上を通過すると予期される場合、シーク中に特別なモアエラートレラントモード(more error tolerant mode)で機能する必要がある。ファームウェアは、通常ファームウェアを使用して生じる特定の機能を無効化する、ということも留意されなければならない。その他の機能については、トランスデューサが境界すなわちオーバーラップエリア620、621、622、623の近傍にある場合には、トリガ機構が緩和されてもよい。例えば、境界の横断時にトラックの数に大きなギャップがあるならば、多くのディスクドライブが、ショックイベント(shock event)を検出し、ディスクドライブをシャットダウンするかヘッド0、1、2、3をショックイベントに備えてパークポジション(park position)に移動させるプログラムを有する。これは、ヘッドのうちの一つ又は全てのヘッドがオーバーラップあるいは境界エリア620、621、622、623の近くにある場合には、無効化される必要がある。さらに、サーボの接線方向(タイミング)の配置を考慮した場合に無効化可能な他の機能は、スピンドルモータスピードコントローラ(spindle motor speed controller)の機能である。サーボアドレスマークすなわちサーボウェッジ間に、短時間で、又は通常の時間よりも長い時間で距離が生じた場合、モータコントローラがスピンドルモータのスピードダウン(スローダウン)を求め得るディスクドライブもある。このような機能は、オーバーラップエリアすなわち境界エリア620、621、622、623近くでは無効化される必要がある。
モアエラートレラントモード(more error tolerant mode)あるいは緩和モードは、製造中のセルフテストの間に行われ得る測定によって、トリガされなければならない。各ヘッド0、1、2、3について、ディスク上のサーボウェッジのそれぞれで、各々の境界すなわちオーバーラップエリア620、621、622、623上で多くのシークが行われ得るということが予想される。境界すなわちオーバーラッピングエリアの一方ともう一方との間の、サーボウェッジの接線方向(タイミング)の配置不連続性と同様、トラック数の不連続性は、内径に関るウェッジごと、および外径に関るウェッジごとに記憶され、シークが、特定のヘッドがオーバーラップエリアすなわち境界エリア620、621、622、623上を飛ぶ又は通過するよう求める場合には、ディスク連続性又はタイミング変化が予期されているかを決定するためにテーブルの参照も行われ得る。
図7は、実施形態の一例による、ディスクドライブ内の複数のディスク表面への、サーボ情報のセルフサーボ書き込み方法700のフローチャートである。ディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報のセルフサーボ書き込み方法700は、複数のディスク表面への第1の方向でのサーボ情報の書き込み710、複数のディスク表面への第2の方向でのサーボ情報の書き込み712、及び、ディスクドライブ内のサーボ情報が書き込まれる各表面上にサーボ情報のオーバーラップを生成する、リファレンスヘッドを用いてリファレンス面(reference surface)に書き込まれるオーバーラップ量の決定714を含む。第1の方向での複数のディスク表面へのサーボ情報の書き込み710は、ディスクの外径から中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、及び前記ディスクの内径から前記中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、のうちの一方を含み、第2の方向での複数のディスク表面へのサーボ情報の書き込み712は、ディスクの外径から中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、及び前記ディスクの内径から前記中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、のうちのもう一方を含む。各ディスク表面中間のオーバーラップエリアでは、ディスクドライブ内のリファレンス面に対して、特定のディスク表面が配置される距離に関連する量が異なる。ディスクドライブのリファレンス面は、リファレンスヘッドがその面上で、リファレンスヘッド(そして、間接的にはヘッドスタック全体)のフィードバック位置制御に用いられるサーボ位置決め情報を得て、サーボ情報を書き込む面である。
外径から中間径までが第1のゾーンを定め、内径から中間径までが第2のゾーンを定める。方法700は、リファレンス面上を第1のゾーンから第2のゾーンへとシークする際の第1のトラック数の相違に対する補正716、リファレンス面以外のディスク表面上を第1のゾーンから第2のゾーンへとシークする際の第2のトラック数の相違に対する補正718をもまた含んでもよい。方法700は、リファレンス面上を、第1のゾーン及び第2のゾーンの一方から、第1のゾーン及び第2のゾーンの他方へとシークする際のサーボウェッジ間の第1の距離の相違に対する補正720、及びリファレンス面以外の面上を、第1のゾーン及び第2のゾーンの一方から、第1のゾーン及び第2のゾーンの他方へとシークする際のサーボウェッジ間の第2の距離の相違に対する補正722、もまた含んでもよい。重要なのは、それぞれ個々のゾーンの互いに関連するウェッジ配置の相違だけではなく、むしろ他のゾーンの対応するウェッジに関連した、あるゾーンにおけるそれぞれ個々のウェッジ配置の相違である。
実施形態によっては、方法700は、第1のゾーンと第2のゾーンとの間をシークする際の、ディスクドライブ機能の無効化724を含む。無効化されるドライブ機能は、どのような機能であってもよい。一つの例としては、ショックイベントに由来することもあるトラック数の大きな変化を、読み出しヘッドが検出する場合の、ドライブの自動シャットダウンの無効化がある。他の例としては、サーボウェッジ間隔の変化に応じたスピンドルモータの高速化あるいはスピンドルモータの低速化がある。サーボ情報の書き込みは、複数のディスク表面への、第1の方向での、ほぼ同時に1回目でのサーボ情報書き込みを含み得る。同様に、サーボ情報は、複数のディスク表面に第2の方向で、ほぼ同時に2回目に書き込まれ得る。
図8は、実施形態の一例による、ディスクドライブ内の複数のディスク表面への、サーボ情報のセルフサーボ書き込み方法800のフローチャートである。ディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報のセルフサーボ書き込み方法800は、1枚のディスク表面上の第1のゾーンへの、第1の方向でのサーボ情報の書き込み810、ディスク表面上の第2のゾーンへの、第2の方向でのサーボ情報の書き込み812、及び第1のゾーンと第2のゾーンにおけるサーボ情報間のタイミング差の記録814を含む。方法800はまた、第1のゾーンと第2のゾーンの間での、トラック数の相違の記録816をも含む。方法800は、実施形態によっては、第1のゾーン及び第2のゾーンの一方からのシーク818、第1のゾーン及び第2のゾーンの他方に関連する、異なるドライブキャリブレーションパラメータ(drive calibration parameter)のセットへの切り換え820を含む。タイミング差及びトラック数の相違の記録は、選択されたサーボウェッジに対してセルフテスティングモード(self testing mode)中に行われる。
ディスクドライブ100は、データを表す情報を記憶するディスク510のようなディスクを含む、ディスクスタック500を含む。ディスク510はさらに、情報を記録する第1のディスク表面530、及び情報を記録する第2のディスク表面531を有する。第1のディスク表面530は、第1の方向に書き込まれた第1のサーボパターン、第2の方向に書き込まれた第2のサーボパターン、及び第1のサーボパターンと第2のサーボパターンの間の第1のオーバーラップエリア620を含む。第1のオーバーラップエリア620は第1の幅を有する。情報を記録する第2のディスク表面531は、第1の方向に書き込まれた第3のサーボパターン、第2の方向に書き込まれた第4のサーボパターン、及び第3のサーボパターンと第4のサーボパターンの間の第2のオーバーラップエリア621を含む。第2のオーバーラップエリア621は、第1の幅とは異なる第2の幅を有する。一実施形態においては、ディスクスタック500は、複数のディスクを有する。第1のディスク表面530及び第2のディスク表面531は、複数の同心のトラックを含む。第1のオーバーラップエリア620は、第1のディスク表面530の内径と外径との間に位置する。第2のオーバーラップエリア621は、第2のディスク表面531の内径と外径との間に位置する。ディスクドライブは、マイクロプロセッシングユニット430も含む。マイクロプロセッシングユニット430は、第1のオーバーラップエリア620又は第2のオーバーラップエリア621を検出するシークアルゴリズムを含む。マイクロプロセッシングユニット430は、第1のオーバーラップエリア620又は第2のオーバーラップエリア621のうちの一方を通過するシーク中に、データトラック内のタイミング差を補正する、又はギャップを補正するシークアルゴリズムも含むことができる。マイクロプロセッシングユニット430はまた、第1のオーバーラップエリア620又は第2のオーバーラップエリア621のうちの一方を通過するシーク中に、ディスクドライブ機能を無効化してもよく、あるいはディスクドライブ機能のトリガに必要な条件を緩和してもよい。ドライブは4つに限らず多数のヘッドを含んでもよい。
ディスク510は、情報を記録するための第1のディスク表面530及び第2のディスク表面531を含む。第1のディスク表面530は、第1の方向に書き込まれた第1のサーボパターン、第2の方向に書き込まれた第2のサーボパターン、及び第1のサーボパターンと第2のサーボパターンの間の第1のオーバーラップエリア620を含む。第1のオーバーラップエリア620は第1の幅を有する。情報を記録する第2のディスク表面531は、第1の方向に書き込まれた第3のサーボパターン、第2の方向に書き込まれた第4のサーボパターン、及び第3のサーボパターンと第4のサーボパターンの間の第2のオーバーラップエリア621を含む。第2のオーバーラップエリア621は、第1の幅とは異なる第2の幅を有する。ディスクの一実施形態では、第1のオーバーラップエリア620及び第2のオーバーラップエリア621は、実質的にデータトラックを欠いている。
上述のアルゴリズムを実施するためのプログラミングを実行するコンピュータシステムのブロック図は、図9に示される。コンピュータ2010の形式の一般的な計算装置は、プロセッシングユニット2002、メモリ2004、リムーバブルストレージ(removable storage)2012、及びノンリムーバブルストレージ(non-removable storage)2014を含んでもよい。メモリ2004は、揮発性メモリ2006及び不揮発性メモリ2008を含んでもよい。コンピュータ2010は、揮発性メモリ2006と不揮発性メモリ2008、リムーバブルストレージ2012とノンリムーバブルストレージ2014といった多様なコンピュータ読取り可能なメディアを含むコンピュータ環境へのアクセスを含んでも、あるいは有してもよい。コンピュータストレージはRAM、ROM、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリや他のメモリ技術、CD−ROM、DVD、その他の光学ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージやその他の磁気ストレージ装置、あるいはその他のコンピュータ読取り可能な命令を記憶できるメディアを含む。コンピュータ2010は、入力2016、出力2018、及び通信接続2020を含むコンピュータ環境へのアクセスを含んでも、あるいは有してもよい。コンピュータは、1以上のリモートコンピュータ(remote computer)と接続するのに、通信接続を用いてネットワーク化された環境において動作してもよい。リモートコンピュータは、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイス(peer device)や他の一般的なネットワークノード(network node)等を含んでもよい。通信接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)や他のネットワークを含んでもよい。マイクロプロセッサ210又はディスクドライブの他の選択された回路やコンポーネントが、このようなコンピュータシステムとなってもよい。
コンピュータ読取り可能なメディアに記憶されたコンピュータ読取り可能な命令は、コンピュータ2010のプロセッシングユニット2002によって実行可能である。ハードドライブ、CD−ROM、及びRAMは、コンピュータ読取り可能なメディアを含む物品の例である。機械読取り可能なメディアは、機械によって実行される場合に、書き込み動作が失敗したディスク上への第1のデータセクタの配置する、第1のデータセクタ及び第1のデータセクタ付近の複数の他のデータセクタを成長した欠陥として識別する、及び欠陥のリスト上の第1のデータセクタ及び複数のセクタの成長した配置を記憶する、等を含む動作を当該機械に行わせる命令を提供する。一実施形態においては、複数の他のデータセクタの識別動作はさらに、ディスク上で第1のデータセクタと同トラックに配置されたデータセクタの識別を含む。機械読取り可能なメディアはまた、ディスク上で第1のサーボウェッジと第2のサーボウェッジの間に配置された、多数のデータセクタに関連する複数の他のデータセクタを識別する動作を行わせる命令を実行してもよい。一実施形態では、第1のデータセクタは、第1のサーボウェッジと第2のサーボウェッジの間に配置される。
上述の特定の実施形態の説明は、本発明の一般的な性質を効果的に明らかにしており、
現在の知識の適用により、包括的な概念から逸脱することなく、様々な応用のために容易に修正及び/又は適合が可能である。従って、このような適合及び修正は、開示された実施形態の等価物の意義及び範囲内に包括されることが意図されている。
本明細書において採用された語法や用語は、説明を目的とするものであり、限定のためではないということが理解される。従って本発明は、添付の請求項の精神と範囲内に含まれるこのような代替物、修正、等価物、及び変形全てを包含することが意図されている。
本明細書に述べられる実施形態の一例による、ディスクドライブの分解図。 本明細書に述べられる実施形態の一例による、カバーが取り除かれたディスクドライブの図。 実施形態の一例による、ディスクの一部、第1のサーボウェッジ及び第2のサーボウェッジを示す。 実施形態の一例による、ディスクドライブのブロック図。 実施形態の一例による、ディスクドライブのヘッドスタックの概略図。 実施形態の一例による、第1の方向から及び第2の方向からのディスクドライブへの書き込みで生成されるオーバーラップの概略図。 実施形態の一例による、サーボ欠陥を決定し、測定された欠陥情報をサーボテーブルに書き込み、通常の駆動動作中にこれを用いる方法のフローチャート。 実施形態の一例による、欠陥リストの表現。 実施形態の一例による、実施形態の例で説明された機能及び制御を実施するためのコンピュータシステムのブロック図の例。
符号の説明
100…ディスクドライブ、102…ハウジング、104…ハウジングベース、106…ハウジングカバー、110…磁気リターンプレート、112…ボイスコイルモータ、120、120´…ディスク、121…クランプ、122…スピンドル、126、127、128…サーボウェッジ、129…トラック、130…アクチュエータ、131…ピボットポイント、132…ベリング、134…ボイスコイル、146…トランスデューシングヘッド、150…ランプ、156…スライダ、164…アクチュエータアーム、165…サスペンション、166…アクチュエータアーム、200…サーボパターン、202…プリアンブル、204…SAM、206…トラック識別番号、210、220…サーボバーストエッジ、264…データフィールド、404…サーボ復調器、405…ホストコンピュータ、410…ヘッドディスクコントローラ、412…読み出し/書き込みパス、419…フレキシブルプリントケーブル、420…読み出し/書き込みチャンネルIC、426…サーボフェーズロックドループ、428…サーボ自動ゲイン制御、430…MPU、431…サーボフィールドディテクタ、432…ROM、433…レジスタスペース、434…RAM、440…モータドライバIC、500…ヘッドスタック、510、512…ディスク、520…ディスク表面、522…内部ゾーン、524…外部ゾーン、530、531、532、533…ディスク表面、536…CPU、620、621、622、623…オーバーラップエリア、4100…ヘッドディスクアッセンブリ、4200…プリント基板、2002…プロセッシングユニット、2004…メモリ、2006…揮発性メモリ、2008…不揮発性メモリ、2010…コンピュータ、2012…リムーバブルストレージ、2014…ノンリムーバブルストレージ、2016…入力、2018…出力、2020…通信接続、5200…プリント基板。

Claims (10)

  1. 複数のディスク表面への、第1の方向でのサーボ情報の書き込みと、
    複数のディスク表面への、第2の方向でのサーボ情報の書き込みと、
    ディスクドライブ内のサーボ情報が書き込まれる各表面上にサーボ情報のオーバーラップを生成するリファレンスヘッドを用いてリファレンス面に書き込まれるオーバーラップの量の決定と、
    前記リファレンス面上を外径から中間径までの第1のゾーンから内径から前記中間径までの第2のゾーンへとシークする際の第1のトラック数の相違に対する補正と、
    リファレンス面以外のディスク表面上を前記第1のゾーンから前記第2のゾーンへとシークする際の第2のトラック数の相違に対する補正と、
    を備えるディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報書き込み方法。
  2. 複数のディスク表面への、第1の方向でのサーボ情報の書き込みと、
    複数のディスク表面への、第2の方向でのサーボ情報の書き込みと、
    ディスクドライブ内のサーボ情報が書き込まれる各表面上にサーボ情報のオーバーラップを生成するリファレンスヘッドを用いてリファレンス面に書き込まれるオーバーラップの量の決定と、
    前記リファレンス面上を、外径から中間径までの第1のゾーン及び内径から前記中間径までの第2のゾーンの一方から、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの他方へとシークする際のサーボウェッジ間の第1の距離の相違に対する補正と、
    リファレンス面以外の面上を、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの一方から、前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの他方へとシークする際のサーボウェッジ間の第2の距離の相違に対する補正と、
    を備えるディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報書き込み方法。
  3. 前記複数のディスク表面への第1の方向でのサーボ情報の書き込みは、ディスクの外径から中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、及び前記ディスクの内径から前記中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、のうちの一方を含む請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数のディスク表面への第2の方向でのサーボ情報の書き込みは、前記ディスクの外径から中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、及び前記ディスクの内径から前記中間のオーバーラップエリアへのサーボ情報の書き込み、のうちの他方を含む請求項に記載の方法。
  5. データを表す情報を記憶するディスクを含むディスクスタックを備えるディスクドライブであって、
    前記ディスクは、
    第1の方向に書き込まれた第1のサーボパターンと、
    第2の方向に書き込まれた第2のサーボパターンと、
    前記第1のサーボパターンと前記第2のサーボパターンの間の第1のオーバーラップエリアであって、第1の幅を有する第1のオーバーラップエリアと、
    を含む、情報を記録する第1のディスク表面と、
    第1の方向に書き込まれた第3のサーボパターンと、
    第2の方向に書き込まれた第4のサーボパターンと、
    前記第3のサーボパターンと前記第4のサーボパターンの間の第2のオーバーラップエリアであって、前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2のオーバーラップエリアと、
    を含む、情報を記録する第2のディスク表面と、
    をさらに含み、
    前記第1のオーバーラップエリアは、前記第1のディスク表面の内径と外径との間に位置し、前記第2のオーバーラップエリアは、前記第2のディスク表面の内径と外径との間に位置し、
    前記ディスクドライブは、
    前記第1のオーバーラップエリア、又は前記第2のオーバーラップエリアのうちの一方を通過するシーク中に、データトラック内のタイミング差を補正するシークアルゴリズムを含むマイクロプロセッシングユニットを含むディスクドライブ。
  6. データを表す情報を記憶するディスクを含むディスクスタックを備えるディスクドライブであって、
    前記ディスクは、
    第1の方向に書き込まれた第1のサーボパターンと、
    第2の方向に書き込まれた第2のサーボパターンと、
    前記第1のサーボパターンと前記第2のサーボパターンの間の第1のオーバーラップエリアであって、第1の幅を有する第1のオーバーラップエリアと、
    を含む、情報を記録する第1のディスク表面と、
    第1の方向に書き込まれた第3のサーボパターンと、
    第2の方向に書き込まれた第4のサーボパターンと、
    前記第3のサーボパターンと前記第4のサーボパターンの間の第2のオーバーラップエリアであって、前記第1の幅とは異なる第2の幅を有する第2のオーバーラップエリアと、
    を含む、情報を記録する第2のディスク表面と、
    をさらに含み、
    前記第1のオーバーラップエリアは、前記第1のディスク表面の内径と外径との間に位置し、前記第2のオーバーラップエリアは、前記第2のディスク表面の内径と外径との間に位置し、
    前記ディスクドライブは、
    前記第1のオーバーラップエリア、又は前記第2のオーバーラップエリアのうちの一方を通過するシーク中に、データトラック内のギャップを補正するシークアルゴリズムを含むマイクロプロセッシングユニットを含むディスクドライブ。
  7. 前記第1のオーバーラップエリア、又は前記第2のオーバーラップエリアを検出するシークアルゴリズムを含むマイクロプロセッシングユニットをさらに備える請求項5または請求項6に記載のディスクドライブ。
  8. ディスク表面上の第1のゾーンへの、第1の方向でのサーボ情報の書き込みと、
    ディスク表面上の第2のゾーンへの、第2の方向でのサーボ情報の書き込みと、
    前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンにおける、サーボ情報間のタイミング差の記録と、
    を備えるディスクドライブ内の複数のディスク表面へのサーボ情報のセルフサーボ書き込み方法。
  9. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの間の、トラック数の相違の記録をさらに備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの一方からのシークと、
    前記第1のゾーン及び前記第2のゾーンの他方に関連する、異なるドライブカリブレーションパラメータのセットへの切り換えと、
    を備える請求項9に記載の方法。
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