JP2008241728A - 保護板付き画像表示装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像表示パネルと該画像表示パネルの前面に設置された保護板の間に空気層を介在せずに紫外線硬化物が密着配置された画像表示パネルを製造する方法において、保護板側から紫外線を照射する工程と加熱する工程を有することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
【選択図】 なし
Description
一方、空隙8は空気からなり(空気層)、その屈折率は1であるため、それぞれの界面においてフレネル反射による反射損を生じ、表示特性が大きく低下するという問題点があった。
(1)透明な油性液を充填する(特許文献1参照)、(2)透明な不飽和ポリエステル樹脂を充填する(特許文献2参照)、(3)シリコーンやウレタンなどの透明な重合性液状物を充填する(特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)、(4)透明な粘着性樹脂シートを貼り合わせる(特許文献7、特許文献8、特許文献9)、(5)透明樹脂シートと被着板の間に該樹脂シートを膨潤溶解させない揮発性液体を介在して貼り合わせる(特許文献10参照)等の方法が挙げられる。
一方、プラズマディスプレイ(PDP)の場合は、ガラスに各種機能層を貼合した前面板が空隙を空けて設置されている。この場合もフレネル反射による反射損を生じ、表示特性が大きく低下するという問題点があった。そこで直張りフィルタと呼ばれるフィルム上のフィルタをPDPパネルに直接貼合する構成が提案されている。(特許文献9、特許文献11参照)
(1)の方法については、オイル材料を漏れないようにシールすることが大変難しく、また、構成する有機部品を侵し、その結果、視認性を著しく損なう。
(2)の方法では、ポリエステルは大きな固有複屈折を有するため、それを用いたシートの位相差により、液晶パネルの色調が変化してしまう。加えて、ポリエステルは黄色度が高く、無色性が求められる本用途には適さない。
(3)の方法では、シリコーンやウレタンは、透明保護基板や偏光板等との密着性、並びに接着剤や粘着剤等との接着性が悪く、気泡が混入して視認性が低下しやすい。また、その他の透明樹脂を用いる場合も含めた共通問題として、液状プレポリマの硬化時に発生する重合収縮を補償するために、構造設計上の制約が生じる。
(4)の方法では、樹脂シートを介して液晶パネルと透明保護板を重畳密着させる際に気泡の混入が避けられず、オートクレーブなどの圧力処理で気泡を抹消しても、後の環境変化で再び気泡が発生しやすいため、長期信頼性に劣る。
(5)の方法では、樹脂シートを介して液晶パネルと透明保護板を重畳密着させる際の気泡混入は液体を介在させるために抑制しやすいが、密着後に加温加圧や減圧脱気、乾燥などの後処理を必要とする。
PDPの直貼りフィルタのようなフィルムタイプのフィルタの場合、比較的柔らかいフィルタを使用することで貼合時の気泡巻き込みを抑制することが可能であるが、表面硬度が低下し傷や凹みが発生しやすくなる。一方固いフィルタを使用する場合には貼合時に気泡を巻き込むという問題があった。
本発明は、従来問題とされてきた、保護板あるいは前面板付き表示装置の視認性を大幅に改善するため、及び高画質を要求される表示装置にも保護板搭載を可能とするため、表示パネルの視認性を損なうことなく前面を保護する構造を安定に量産可能とする製造方法の提供を目的とする。
1. 画像表示パネルと該画像表示パネルの前面に設置される保護板の間に樹脂硬化物を密着配置される画像表示パネルの製造方法において、画像表示パネルと保護板の間に活性エネルギー線硬化性樹脂液状物を介在させる工程、活性エネルギー線硬化性樹脂液状物に保護板側から活性エネルギー線を照射する工程及び加熱する工程を含むことを特徴とする画像表示装置の製造方法。
2. 画像表示パネル、保護板及びこれらの間に設置される枠材によって囲まれる空間に、活性エネルギー線硬化性樹脂液状物を介在させる項1記載の画像表示装置の製造方法。
3. 枠材が、活性エネルギー線硬化性樹脂液状物と同じ又は同種の樹脂硬化物であることを特徴とする項2記載の画像表示装置の製造方法。
4. 加熱する工程において45〜85℃に加熱する項1〜3のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
5. 活性エネルギー線硬化性樹脂液状物の硬化収縮が15%以下であることを特徴とする項1〜4記載の画像表示装置の製造方法。
6. 樹脂硬化物の25℃における貯蔵弾性率が104〜107Paであることを特徴とする項1〜5のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
7. 活性エネルギー線硬化性樹脂液状物がエステル交換反応により合成された(メタ)アクリル酸エステルを含むことを特徴とする項1〜6のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
8. 活性エネルギー線硬化性樹脂液状物の硬化収縮が12%以下、全光線透過率が85%以上であることを特徴とする項1〜7のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
9. 画像表示パネルが液晶パネルであることを特徴とする項1〜8のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
10. 保護板の表面硬度がH以上、365nmでの紫外線透過率が1%以上であることを特徴とする項1〜9のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
11. 保護板の複屈折が50nm以下であり、樹脂硬化物の複屈折が30nm以下であることを特徴とする項1〜10のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
活性エネルギー線とは、α線、β線、γ線、紫外線、電子線等の放射線を意味する。
これらの重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物は、1種で又は2種以上併用して用いることができる。
高分子量架橋剤としては、次のものがある。
(a)ジアルコール化合物のジ(メタ)アクリレート、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコ−ル等のポリアルキレングリコールとアクリル酸又はメタクリル酸を反応させて得られる。
(b)エポキシ樹脂のジ(メタ)アクリレート、例えば、ポリエチレングリコール、ポリブロピレングリコール、ポリブチレングリコ−ル等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテルなどの分子内にエポキシ基を2個有するエポキシ樹脂とアクリル酸又はメタクリル酸を反応させて得られる。
(c)両末端が水酸基であるポリエステルのジ(メタ)アクリレート;詳しくは、ポリエステルポリオールを、飽和酸と多価アルコールを反応させて製造する。飽和酸としては、アゼライン酸、アジピン酸、セバチン酸等の脂肪族ジカルボン酸があり、多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等がある。このようなポリエステルポリオールとアクリル酸又はメタクリル酸を反応させることによりポリエステルのジ(メタ)アクリレートを得ることができる。
(d)ポリウレタンのジ(メタ)アクリレート;詳しくは、ポリウレタンは多価アルコール化合物と多価イソシアネート化合物を反応させて得られる。多価アルコールとしては、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ポリ1,2−ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、エチレングリコール−プロピレングリコール・ブロックコポリマー、エチレングリコール−テトラメチレングリコールコポリマー、メチルペンタンジオール変性ポリテトラメチレングリコール、プロピレングリコール変性ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加体、水添ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加体、ビスフェノールFのプロピレンオキシド付加体、水添ビスフェノールFのプロピレンオキシド付加体等があり、多価イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、水素添加されたトリレンジイソシアネート、水素添加されたキシリレンジイソシアネート、水素添加されたジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等のジイソシアネート、さらには上記したジイソシアネートの重合体、又は、ジイソシアネートの尿素変性体、ビュレット変性体等がある。これら多価アルコール、多価イソシアネートは、それぞれ、1種で又は2種以上併用して使用することができる。
このようなポリウレタンであって多価アルコール過剰で反応させて得られる末端に水酸基を有する化合物を、アクリル酸又はメタクリル酸と反応させることによりポリウレタンのジ(メタ)アクリレートを得ることができる。
(e)ポリウレタンをヒドロキシル基と反応性二重結合を有する化合物と反応させて得られる化合物;詳しくは、ポリウレタンの原料となる多価アルコールと多価イソシアネート化合物は前記と同じである。
このようなポリウレタンであって多価イソシアネート過剰で反応させて得られる末端にイソシアネート基を有する化合物を、ヒドロキシル基と反応性二重結合を有する化合物と反応させることにより、反応性二重結合末端ポリウレタンとすることができる。
ヒドロキシル基と反応性二重結合を有する化合物としては、2−ヒドロキエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エチレングリコール−プロピレングリコール・ブロックコポリマーモノ(メタ)アクリレート、エチレングリコール−テトラメチレングリコールコポリマーモノ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性モノアクリレート(商品名プラクセルFAシリーズ、ダイセル化学工業株式会社製)、カプロラクトン変性モノメタクリレート(商品名プラクセルFMシリーズ:ダイセル化学工業株式会社製)、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸誘導体等がある。これら化合物は、1種で又は2種以上併用して使用することができる。
高分子量架橋剤の合成方法は塊状重合、溶液重合、懸濁重合及び乳化重合等の既知の重合方法を使用することができる。
これらの高分子量架橋剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また反応性二重結合を有しない(メタ)アクリルポリマ(上記(メタ)アクリル酸エステルの重合体又は共重合体を意味する。以下同じ)等のアクリル酸系誘導体ポリマーなどを使用することもできる。(メタ)アクリルポリマを添加する方法としては、別途合成した(メタ)アクリルポリマ等のアクリル酸系誘導体ポリマーを添加する方法やモノマの一部を光や熱により重合する方法が挙げられる。添加するポリマの重量平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより標準ポリスチレンの検量線を用いて測定したもの、以下同様)は、100,000〜700,000であるものが好ましく、150,000〜400,000がより好ましく、200,000〜350,000がより好ましい。
本発明におけるアクリル酸系誘導体ポリマーはアクリル酸誘導体の中で重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物を重合させて得られるものが好ましいが、本発明の効果を損なわない範囲で重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物を共重合させてもよい。
また、光によりラジカルを発生する化合物(光重合開始剤)も重合開始剤として使用することができる。具体例としては、後記する光重合開始剤がある。
架橋させる方法としては(メタ)アクリロイル基(メタクリロイル基又はアクリロイル基を意味する)を分子内に2個以上有する(メタ)アクリル酸エステル等のアクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物)や高分子量架橋剤を前記活性エネルギー線硬化性液状物に加える方法や、エポキシ樹脂を加える方法が挙げられる。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系、アントラキノン系、ベンゾイン系、スルホニウム塩、ジアゾニウム塩、オニウム塩等の公知の材料から選ぶことができる。これらは、特に、紫外線に対し感度を有する。
光重合開始剤として、さらに具体的には、ベンゾフェノン、N,N′−テトラメチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、N,N−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2−エチルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10−フェナントラキノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ―1,2−ジフェニルエタン―1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン等の芳香族ケトン化合物、ベンゾイン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン化合物、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル化合物、ベンジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、β−(アクリジン−9−イル)アクリル酸のジエステル化合物、9−フェニルアクリジン、9−ピリジルアクリジン、1,7−ジアクリジノヘプタン等のアクリジン化合物、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)5−フェニルイミダゾール二量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モリホリノフェニル)−1−ブタノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)等が挙げられる。また、特に、樹脂組成物を着色させないものとしては1―ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等のα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)及びこれらを組み合わせたものが好ましい。また、特に厚いシートを作製するためには、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物を含む光重合開始剤が好ましい。また、シートの臭気を減らすためにはオリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)が好ましい。これらの光重合開始剤は複数を組み合わせて使用しても良い。
アクリル酸系誘導体ポリマー 10〜80重量部、
アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物)
14〜89.4重量部
及び
アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物)又は高分子量架橋剤 0.5〜50重量部
を含有することが好ましい。
上記の活性エネルギー線硬化性液状物は、さらに、光重合開始剤を0.1〜5重量部含有することが好ましい。これらは、総量が100重量部となるように使用されることが好ましい。
熱重合開始剤は、上記の配合に、さらに、好ましくは、0重量部又は1重量部以下の範囲で使用され、より好ましくは、0重量部又は0.5重量部以下の範囲で使用される。
本発明の加熱工程において、熱硬化を効率的にするためには、上記の配合に、さらに、熱重合開始剤を0.01重量部以上使用することが好ましい。熱重合開始剤の添加量が多すぎると保存安定性が低下しやすくなる。
アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物)は、組成物の粘度調整に使用できる。アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物)又は高分子量架橋剤は組成物の硬化物が形状を保持する上で使用することが好ましい。
重合開始剤が少なすぎると反応が十分に進行せず、逆に多すぎると重合開始剤が大量に残存し、光学的な特性や機械的特性に問題が生じる。なお、このような組成物を電子線の照射で硬化させる場合には、重合開始剤を使用しなくてもよい。
アクリル酸系誘導体ポリマー 15〜60重量部、好ましくは、30〜60重竜部、より好ましくは40〜60重量部
アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物) 36〜84.2重量部、好ましくは、39〜69重量部、より好ましくは39〜59重量部、
及び
アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物)又は高分子量架橋剤 0.5〜50重量部、好ましくは、1〜40重量部、
を含有するものであることが好ましい。
この活性エネルギー線硬化性液状物は、さらに、光重合開始剤を0.3〜3重量部含有することが好ましく、0.5〜2重量部含有することがより好ましい。
これらの配合において、アクリル酸系誘導体(ただし、重合性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物)又は高分子量架橋剤の配合は、それが高分子量架橋剤であるときは、1重量部以上使用することが好ましく、5重量部以上使用することがより好ましく、それ以外のもの(たとえば低分子量モノマーなど)は、10重量部以下で使用することが好ましい。
で表されるヒドロキシル基含有アクリレート(以下、HAモノマーという。)13〜50重量%、特に30〜40重量%を重合させて得られるコポリマーが好ましい。
また、上記の重合性不飽和結合を分子内に1個有する化合物としては、アクリロイル基を分子内に1個有する化合物が好ましく、これは、また、AAモノマー50〜87重量%、特に60〜70重量%とHAモノマー13〜50重量%、特に30〜40重量%を使用することが好ましい。
これらにおいて、AAモノマーが多すぎると、従って、HAモノマーが少なすぎるともし吸湿した時に硬化物が白濁しやすくなり、逆に、HAモノマーが多すぎると、従って、AAモノマーが少なすぎるともし吸湿した時に本発明に係る衝撃吸収材の硬化物が変形しやすくなる。
コポリマー 15〜60重量部
アクリル酸系誘導体(ただし、アクリロイル基を分子内に1個有する化合物)
36〜84.2重量部
アクリル酸系誘導体(ただし、アクリロイル基を分子内に2個以上有する化合物)又は高分子量架橋剤 0.5〜10重量部
及び
光重合開始剤 0.3〜3重量部
を含有し、
上記のコポリマーが、AAモノマー50〜87重量%とHAモノマー13〜50重量%を重合させて得られるものであり、
上記のアクリロイル基を分子内に1個有する化合物として、AAモノマーを50〜87重量%及びHAモノマーを13〜50重量%の割合になるように使用し、
上記コポリマー中のHAモノマーの割合(P重量%)と、アクリロイル基を分子内に1個有する化合物におけるHAモノマーの割合(M重量%)との間に、
ここで、光重合開始剤としては、前記したものが使用できる。光重合開始剤は、上記配合において0.5〜2重量部含有されることがより好ましい。また、必要に応じて、熱重合開始剤を含有していてもよい。熱重合開始剤は、上記の配合において、好ましくは、0重量部又は1重量部以下の範囲で使用され、より好ましくは、0重量部又は0.5重量部以下の範囲で使用される。熱硬化を効率的にするためには、熱重合開始剤を0.01重量部以上使用することが好ましい。
これらブリードアウトする成分が5.0重量%以上含まれると保護板あるいは液晶パネルと樹脂硬化物の界面での剥離が発生しやすくなる。
活性エネルギー線硬化性液状物の充填に際し、保護板と液晶パネルとの間に枠材を設置するようにする。充填は、保護板と液晶パネルのどちらか一方に枠材を設置した後、それらによって囲まれる空間に活性エネルギー線硬化性液状物を注入し、その上から保護板と液晶パネルの残りの他方を載置する方法により行うことができる。また、上記の充填は、保護板と液晶パネルの間に予め枠材を設置しておき、これらによって形成される空間に、少なくとも1カ所明けられた隙間又は穴から活性エネルギー線硬化性液状物を注入する方法などにより行うこともできる。
活性エネルギー線硬化性液状物に保護板側から活性エネルギー線を照射することにより、照射部分の活性エネルギー線硬化性液状物を硬化することができる。さらに、加熱することにより、保護板側だけでは硬化が不十分になる未照射部分を硬化させることができる。保護板側からの活性エネルギー線照射と加熱は同時に行うこともできるが分けて行うこともできる。活性エネルギー線を照射することにより、照射部分の活性エネルギー線硬化性液状物を完全には硬化させず(例えば、流動性をかなり低下させる程度に硬化させて)、その後、加熱により、活性エネルギー線の未照射部分とともに完全に硬化させることもできる。
また、液体を充填して硬化することにより微細な空隙の発生を抑制でき、信頼性の高い液晶ディスプレイが得られる。
なお、枠材を使用した場合に、活性エネルギー線硬化性液状物のはみ出しを完全に無くすことは難しい。なぜならば、活性エネルギー線硬化性液状物のはみ出しを無くすために液量をちょうどにした場合には気泡が入りやすくなるからである。
2−エチルヘキシルアクリレート 38.25g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 16.25g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 1.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g、
ラウリルパーオキシド 0.40g
を加え、攪拌混合して、活性エネルギー線硬化性液状物を作製した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は5.5%、シートの全光線透過率は92%、複屈折は0.5nm、25℃での貯蔵弾性率は1.8×10^5であった。
2−エチルヘキシルアクリレート 46.10g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 19.60g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 1.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g、
アゾビスイソブチロニトリル 0.49g
を加え、攪拌混合して、活性エネルギー線硬化性液状物を作製した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は6.8%、シートの全光線透過率は92%、複屈折は0.5nm、25℃での貯蔵弾性率は4.2×10^5であった。
さらに実施例と同様にしてアクリル保護板付き液晶パネルを作製し、点灯させたところコントラスト低下も色むらも発生せず、良好な特性を示した。枠材の外側にはみ出した活性エネルギー線硬化性液状物も硬化していた。
次に、実施例1のコポリマー 24.98g、
2−エチルヘキシルアクリレート 27.97g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 12.02g、
上記のポリウレタンアクリレート 34.97g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 2.00g
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.05g
を加え、攪拌混合して、活性エネルギー線硬化性液状物を作製した後、幅100mm、奥行き100mm、深さ0.5mmの枠に流し込み、上部を紫外線透過ガラスで覆った状態で、紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射したところ透明なシートを得た。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は5.7%、シートの全光線透過率は92%、複屈折は0.5nm、25℃での貯蔵弾性率は2.1×105であった。
次に、実施例2と同様に2インチサイズの液晶パネルを被せた後、ガラス保護板面側から紫外線照射装置を用いて紫外線を2,000mJ照射しガラス保護板と液晶パネルを接合した後、70℃の送風オーブンで1時間加熱した。液晶パネルを点灯させたところコントラスト低下も色むらも発生せず、良好な特性を示した。枠材の外側にはみ出した活性エネルギー線硬化性液状物も硬化していた。
2−エチルヘキシルアクリレート 32.21g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 13.82g、
実施例5のポリウレタンアクリレート 13.98g、
オキシ−フェニル−アセチックアシッド2−[2−オキソ−2−フェニル−アセトキシ−エトキシ]−エチルエステルとオキシ−フェニル−アセチックアシッド2−[2−ヒドロキシ−エトキシ]−エチルエステルの混合物 2.50g
t−ヘキシルパーオキシピバレート 0.11g
を使用して実施例1と同様に硬化させたところ透明なシートを得た。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は5.6%、シートの全光線透過率は91%、複屈折は0.4nm、25℃での貯蔵弾性率は2.2×105であった。
次に、実施例2と同様にガラス保護板と液晶パネルを接合した後、70℃のクリーンオーブンで1時間加熱した。液晶パネルを点灯させたところコントラスト低下も色むらも発生せず、良好な特性を示した。枠材の外側にはみ出した活性エネルギー線硬化性液状物も硬化していた。
次いで、
実施例1のコポリマー 47.00g
2−エチルヘキシルアクリレート 33.25g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 14.25g、
上記のポリウレタンアクリレート 5.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g
ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート0.09g
を使用して実施例1と同様に硬化させたところ透明なシートを得た。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は6.3%、シートの全光線透過率は91%、複屈折は0.5nm、25℃での貯蔵弾性率は2.3×105であった。
次に、実施例1と同様にアクリル保護板と液晶パネルを接合した後、70℃のオーブンで1時間加熱した。液晶パネルを点灯させたところコントラスト低下も色むらも発生せず、良好な特性を示した。枠材の外側にはみ出した活性エネルギー線硬化性液状物も硬化していた。
2−エチルヘキシルアクリレート 34.29g、
2−ヒドロキシエチルアクリレート 14.71g、
上記のポリウレタンアクリレート 2.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 0.50g
アゾビスイソブチロニトリル 0.10g
を使用して実施例1と同様に硬化させたところ透明なシートを得た。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は6.1%、シートの全光線透過率は91%、複屈折は0.5nm、25℃での貯蔵弾性率は1.5×105であった。
次に、実施例1と同様にアクリル保護板と液晶パネルを接合した後、70℃のオーブンで2時間加熱した。液晶パネルを点灯させたところコントラスト低下も色むらも発生せず、良好な特性を示した。枠材の外側にはみ出した活性エネルギー線硬化性液状物も硬化していた。
加熱する工程を除く以外は実施例1と同様にアクリル板付き液晶パネルを作製したところ枠からはみ出した活性エネルギー線硬化性液状物が硬化しなかった。
エチルアクリレート 99.00g
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート 1.00g、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン 2.00g
を加え、攪拌混合して、活性エネルギー線硬化性液状物を作製した後は実施例1と同様にアクリル板付き液晶パネルを作製したところアクリル板と紫外線硬化物の界面で剥離が発生した。この活性エネルギー線硬化性液状物の硬化収縮は18%であった。
保護板として厚み188μmの2軸延伸されたポリエステルフィルムを使用する以外は請求項1と同様にして保護板付き液晶パネルを作製したところ、色ムラが発生した。
保護板として365nmの紫外線透過率が0.8%であるアクリル保護板を使用する以外は請求項1と同様にして保護板付液晶パネルを作製したところ、アクリル板と紫外線硬化物の界面で剥離が発生した。
(分子量測定)
分子量の測定はTHFを溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィーを使用して行い、ポリスチレンを標準物質として使用して分子量を決定した。
(全光線透過率)
全光線透過率の測定は色差・濁度測定器COH−300A(日本電色工業(株)製)を使用して行った。
(弾性率)
紫外線硬化物を幅3mm長さ20mmに切断し、TA Instruments社製RSA−IIIにて測定周波数1Hzの引っ張り法で測定した。
(硬化収縮)
ピクノメータにより測定した活性エネルギー線硬化性液状物の密度と、電子比重計SD−200L(アルファーミラージュ(株)製)により測定した紫外線硬化物の密度から下記の式により計算した。
硬化収縮=(紫外線硬化物の密度−紫外線硬化性液状物の密度)/紫外線硬化物の密度×100
(複屈折)
紫外線硬化物を40×40mmに切断し、エリプソメーターAEP−100((株)島津製作所製)により位相差を測定し、測定された位相差を複屈折とした。
(鉛筆硬度)
電動鉛筆引っかき硬度試験機(安田精機製作所製)により測定荷重750g、引っかき速度0.5mm/秒で測定した。
2:スペーサー
3:液晶
4:液晶表示セル
5:偏光板等
6:液晶パネル
7:保護板
8:空隙
9:バックライトユニット
10:枠材
11:紫外線硬化樹脂
11’:はみ出した紫外線硬化樹脂
12:金属枠
13:液晶モジュール
13‘:液晶モジュール
14:ディスプレイ装置外装
Claims (11)
- 画像表示パネルと該画像表示パネルの前面に設置される保護板の間に樹脂硬化物を密着配置される画像表示パネルの製造方法において、画像表示パネルと保護板の間に活性エネルギー線硬化性樹脂液状物を介在させる工程、活性エネルギー線硬化性樹脂液状物に保護板側から活性エネルギー線を照射する工程及び加熱する工程を含むことを特徴とする画像表示装置の製造方法。
- 画像表示パネル、保護板及びこれらの間に設置される枠材によって囲まれる空間に、活性エネルギー線硬化性樹脂液状物を介在させる請求項1記載の画像表示装置の製造方法。
- 枠材が、活性エネルギー線硬化性樹脂液状物と同じ又は同種の樹脂硬化物であることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置の製造方法。
- 加熱する工程において45〜85℃に加熱する請求項1〜3のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
- 活性エネルギー線硬化性樹脂液状物の硬化収縮が15%以下であることを特徴とする請求項1〜4記載の画像表示装置の製造方法。
- 樹脂硬化物の25℃における貯蔵弾性率が104〜107Paであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
- 活性エネルギー線硬化性樹脂液状物がエステル交換反応により合成された(メタ)アクリル酸エステルを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
- 活性エネルギー線硬化性樹脂液状物の硬化収縮が12%以下、全光線透過率が85%以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
- 画像表示パネルが液晶パネルであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
- 保護板の表面硬度がH以上、365nmでの紫外線透過率が1%以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
- 保護板の複屈折が50nm以下であり、樹脂硬化物の複屈折が30nm以下であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像表示装置の製造方法。
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