JP2008204761A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却液の自然対流を促進可能な電源装置を低コストで提供することを目的とする。
【解決手段】電池ケース21に組電池22及び該電源体を冷却する冷却液23を収容した電源装置11であって、高伝熱部25bと、この高伝熱部25bよりも熱伝導率の低い低伝熱部25aとを有する冷却液接触面を有し、低伝熱部25aを高伝熱部25bよりも下方に形成したことを特徴とする。ここで、冷却液接触面は電池ケース11の高さ方向に対して傾斜しており、この傾斜面に沿って移動する冷却液の自然対流を促進する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、電源ケースに電源体及びこの電源体を冷却する冷却液を収容した電源装置に関する。
ハイブリッド自動車、電気自動車などに搭載される車両用の電源装置として、複数の電源要素を配列した電源体を冷却液内に浸漬させた電源装置が知られている。
この種の電源体では、充放電の際に発熱して、各電源要素の温度にバラツキが生じる場合がある。例えば、複数の筒型電源を一対の支持部材間に支持した組電池では、中心部の筒型電源ほど温度が高くなり、劣化速度が速くなる傾向がある。このように一部の筒型電源が劣化した場合には、組電池全体を交換しなければならない。
したがって、電源装置の寿命を長くするためには、電源体の冷却により不均一になった冷却液の温度を均一化して、各電源要素の温度のバラツキを抑制する必要がある。冷却液の温度を均一化する方法として、特許文献1には以下の構成が開示されている。
ハウジング内部に複数の角型の単位電池を一定の間隔で配置し、ハウジングの内側表面に複数の突起部を一定の間隔で形成している。ハウジングには、冷媒を流入させる流入口と流入した冷媒を流出させる流出口とが形成されている。
そして、流入口から流入した冷媒は、ハウジング内壁に形成された突起部に衝突し、冷媒の流れに流動と乱流が発生し、電池モジュール全体における局部的な熱不均衡を解消することができるとされている。
特開2006−278332号公報 特開2006−278328号公報
しかしながら、上述の構成では、冷媒をハウジング内外で流入及び流出させるためにポンプなどの冷媒導入手段が必要となるため、コスト高となる。
他方、冷媒は温度が高くなると比重が軽くなりハウジング内を自然に上昇する。したがって、ポンプなどの冷媒導入手段を省略した場合であっても、自然上昇した冷媒が突起部に衝突することにより、冷媒を自然対流させることができる。
しかしながら、電源冷却に伴う自然対流のみでは、攪拌効果が低いため、高出力の車両用電源の温度のバラツキを十分に抑制することができない。
そこで、本願発明は、冷却液の自然対流を促進可能な電源装置を低コストで提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明は、電源ケースに電源体及び該電源体を冷却する冷却液を収容した電源装置であって、第1の領域と、この第1の領域よりも熱伝導率の低い第2の領域とを有する冷却液接触面を有し、前記第2の領域を前記第1の領域よりも鉛直方向の下方側に形成したことを特徴とする。
ここで、前記冷却液接触面は、前記電源体の鉛直方向上方側に形成するのが好ましい。また、前記冷却液接触面は、鉛直方向に対して傾斜させるのが好ましい。
前記電源体は、複数の電源要素を配列した電源モジュールであり、前記第2の領域における前記第1の領域側の端部とは反対側の端部を、前記電源モジュールの中心に対応した位置に配置するとよい。
前記冷却液接触面は、前記第2の領域に接触して自然対流する冷却液をガイドするガイド面を兼ねている。
前記第1の領域は、アルミ、銅、鉄、マグネシウム及びアルミナからなる群より選択される金属材料及び/又は金属酸化物により形成され、前記第2の領域は、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、フッ素樹脂からなる群より選択される高分子材料及び/又は石英ガラスにより形成することができる。
本発明によれば、冷却液接触面に沿って下方よりも上方の冷却液の温度が低い状態をつくりだすことができるため、冷却液の自然対流を促進できる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例の電源装置の断面図であり、Y軸は円筒型電池の長手方向を示しており、Z軸は電源ケースの高さ方向を示している。図2は電源ケースのケース上壁部を電源ケースの内側から見たときの平面図である。図3は組電池の斜視図である。なお、電源装置11は、電気自動車、ハイブリッド自動車などの駆動用又は補助電源として使用される。
本願発明の電源装置11は、電池ケース(電源ケース)21と、この電池ケース21内に充填された冷却液23と、この冷却液23内に浸漬された組電池(電源体、電源モジュール)22とから構成される。組電池22は、複数の円筒型電池(電源要素)121を配列した電池集合体である。
電池ケース21のケース上壁部21aの内壁部には、三角柱の突起部25が形成されており、この突起部25は電池ケース21下側の黒色で示す低伝熱部(第2の領域)25aと上側の斜線で示す高伝熱部(第1の領域)25bとから構成されており、低伝熱部25aは高伝熱部25bよりも熱伝導率の低い材料で形成されている。
上述の構成によれば、低伝熱部25aでの伝熱量よりも高伝熱部25bでの伝熱量のほうが大きくなるため、突起部25の外周面に沿って、下側よりも上側の冷却液23の温度が低い状態を作り出すことができる。これにより、突起部25の外周面に沿って上側に移動する冷却液23の自然対流が促進され、冷却液23の攪拌効果を高めることができる。
次に、電源装置11の構成を詳細に説明する。図3に示すように、組電池22は、一対の電池フォルダ122、123間に複数の円筒型電池121をマトリクス状に並設することにより構成される。なお、各円筒型電池121は、リチウムイオン電池であるが、ニッケル水素電池を使用することもできる。
各円筒型電池121の一端及び他端にはそれぞれ、外周面にネジ溝部131a、141aが形成された正及び負極ネジ軸部131、141が設けられている。
電池フォルダ122、123には、各円筒型電池121の正及び負極ネジ軸部131、141を挿入するための挿入穴部122a、123a(123aは不図示である)がマトリクス状に複数形成されており、取り付け状態において、正及び負極ネジ軸部131、141は挿入穴部122a、123aから各電池フォルダ122、123の外側に突出している。
隣接する各円筒型電池121は、導電板としてバスバー151を介して直列に接続されている。
このバスバー151に形成された穴部には、正及び負極ネジ軸部131、141が挿入されており、バスバー151の板厚方向から正及び負極ネジ軸部131、141に対して締結ナット161を締結することにより、各円筒型電池121を電池フォルダ122、123に固定することができる。組電池22は、電池ケース21のケース底壁部21cに固定されている。
図1に示すように、電池ケース21は、ケース上壁部21a、ケース側壁部21b及びケース底壁部21cから構成されており、ケース側壁部21b及びケース底壁部21cは一体形成されており、ケース上壁部21aは、ケース側壁部21b及びケース底壁部21cとは別体に形成されている。ケース上壁部21a及びケース側壁部21bの間には電池ケース21内に冷却液23を封止するためのオイルシール31を介在させている。
図2に図示するように、ケース上壁部21aのケース内側の面には、三角柱の突起部25が形成されている。なお、ケース上壁部21aの縁と突起部25との間に形成されたスペースは、ケース側壁部21bの上端面にケース上壁部21aを取付けるための取り付け面211aである。
突起部25は、図1に図示するように、XY平面の断面形状を台形とする高伝熱部25b(斜線で示す)とこの高伝熱部25bの下端部に取り付けられた三角柱形状の低伝熱部25a(黒色で示す)とから構成されており、低伝熱部25aは高伝熱部25bよりも熱伝導率の低い材料で形成されている。なお、低伝熱部25a及び高伝熱部25bの冷却液23に接触している面が、特許請求の範囲に記載の冷却液接触面である。
低伝熱部25aの資材としては、樹脂、石英ガラスを例示できる。樹脂としては、冷却液23であるフッ素不活性液体に対して化学反応の起こりにくい、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、フッ素樹脂を例示できる。また、石英ガラスを使用する場合には、車両の振動により割れなどの不具合が発生しないように、機械的強度を向上させる必要がある。
また、高伝熱部25bの資材としては、アルミ、銅、鉄、マグネシウム、アルミナからなる群より選択される金属材料及び/又は金属酸化物を例示できる。なお、突起部25を有するケース上壁部21aは、射出成型により成型することができる。
突起部25の冷却液接触面の角度は、図1に図示するように電池ケース21の内周壁部に沿って冷却液23が自然対流するように設定されていればよく、電池の仕様などに応じて適宜変更することができる。
図1において、一点破線で示すZ−Z´は、組電池22の水平方向中心に対応した位置を示しており、突起部25の頂部は、組電池22の水平方向中心に対応した位置に設けられている。
電池ケース21の外周面には、多数の放熱フィン32が形成されている。これにより、電池ケース21の外気との接触面積が増し、放熱効果を高めることができる。
ケース側壁部21bには、電源装置11をフロアパネル41に固定するためのブラケット42が設けられている。ここで、ブラケット42は電池ケース21の一部を用いて形成してもよいし、別体で形成してもよい。
フロアパネル41及びブラケット42にはそれぞれ、上下方向に延びる貫通穴41a、42aが形成されており、これらの貫通穴41a、42aには、フロアパネル41の下側から締結ボルト43が挿通されている。この締結ボルト43に対してフロアパネル41の上側から締結ナット44を締結することにより、電源装置11をフロアパネル41に固定することができる。
組電池22の冷却液23としては、比熱、熱伝導性と沸点が高く、電池ケース21、組電池22を腐食させず、熱分解、空気酸化、電気分解などを受けにくい物質が適している。さらに、電極端子間の短絡を防止するために、電気的絶縁性の液体が望ましい。例えば、フッ素系不活性液体を使用することができる。フッ素系不活性液体としては、スリーエム社製フロリナート、Novec HFE(hydrofluoroether)、Novec1230を用いることができる。また、フッ素系不活性液体以外の液体(例えば、シリコンオイル)を用いることもできる。
次に、図1を用いて、電池ケース21内における冷却液23の挙動(流動)を説明する。なお、矢印Iは冷却液23の対流方向を示している。
充放電により発熱した組電池22を冷却することにより温度上昇した冷却液23は、比重差により電池ケース21内を上側に移動する。突起部25に接触した冷却液23は、電池ケース21の水平方向外側に移動しながら、突起部25の斜面(冷却液接触面)に沿って上側に移動する。つまり、突起部25の斜面にガイドさせながら、冷却液23を水平方向に移動させ、冷却液23の自然対流を促進している
このとき、低伝熱部25aに接触した冷却液23よりも、高伝熱部25bに接触した冷却液23のほうが、放熱量が多くなる。したがって、突起部25の冷却液接触面に沿って、上側の冷却液23よりも下側の冷却液23の液温が低い状態をつくりだすことができる。
これにより、低伝熱部25a及び高伝熱部25bを設けなかった場合よりも、突起部25の冷却液接触面における冷却液23の自然対流を促進することができる。
高伝熱部25bに沿って移動する冷却液23は、徐々に冷却され、ケース側壁部21bに沿って下方に流動し、組電池22の中心線Z−Z´に対して左側及び右側の領域においてそれぞれ反時計周り及び時計周り方向の自然対流が生じる。
本実施例では、低伝熱部25a及び高伝熱部25bにより生じた冷却液の温度差により、冷却液23の自然対流を促進しているため、単なる突起部を設けた場合よりも、冷却液23の温度のバラツキを抑制することができる。これにより、組電池22の寿命を長くすることができる。
また、冷却液を対流させるためのポンプなどの循環手段を無くすことができるため、電源装置11のコストを削減できる。
ここで、組電池22では、真中の円筒型電池121ほど充放電時における発熱温度が高くなり、冷却液23の水平方向の温度分布もこれにしたがうものと考えられる。したがって、低伝熱部25aを組電池22の真中に対応した位置に配置することにより、低伝熱部25a及び高伝熱部25bにおける冷却液23の温度差を、冷却液の温度が均一な場合よりも大きくすることができる。これにより、冷却液23の自然対流をさらに促進することができる。
次に、低伝熱部25a及び高伝熱部25bの変形例を説明する。
図4及び図5は、低伝熱部25a及び高伝熱部25bの変形例の示した図である。なお、実施例1と同一の機能を有する部分には同一符号を付している。
図4(a)の突起部25は、実施例1の突起部25と同じ形状(つまり、三角柱形状)に形成されているが、低伝熱部25aを突起の頂部を含む一部の冷却液接触面にのみ形成している。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
また、図4(b)では、ケース上壁部21aのケース内側の面を実施例1の突起部25と同じ形状(つまり、三角柱形状)に形成し、そこに低伝熱部25a及び高伝熱部25bからなる板材25を取付けている。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図4(c)では、突起部25をケース側壁部21bに取付けている。突起部25の水平方向の端面は、ケース側壁部21bの内周面に接触している。電源ケース21のケース側壁部21bには、壁部の厚み方向に延びる貫通孔212bが形成されており、この貫通孔212bを介して電源ケース21の外側から固定ボルト51を締結することにより、突起部25をケース側壁部21bに固定することができる。
突起部25の上端面は、ケース上壁部21aのケース内側の面に接触しているが、固定はされていない。
図5(a)〜(c)は突起部25の形状の変形例であり、一点破線は各突起部25の中心線Tを示しており、中心線Tは組電池22の中心部を通っている。
図5(a)では、突起部25の形状を半球としている。突起部25を半球に形成することにより、冷却液23を水平方向に放射状に流動させることができる。すなわち、実施例1とは異なり、円筒型電池121の長手方向にも冷却液23を流動させることができる。
図5(b)では、突起部25の形状を立方体としている。これにより、電池ケース21の高さ方向に延びる冷却液接触面に沿って、上側よりも下側の冷却液23の温度が高い状態を作り出すことができる。突起部25の形状を立方体とした場合には、冷却液接触面に接触した冷却液23を水平方向にガイドできないため、突起部25を水平方向に複数設けて自然対流を促進するとよい。
図5(c)では、突起部25の形状を円錐としている。これにより、突起部25の形状が半球の場合と同じ効果を得ることができる。なお、図示はしていないが、突起部25をピラミッド形状などの多角錐とすることもできる。
図6及び図7を参照しながら、本発明の電源装置の実施例2を説明する。ここで図6は、電源装置の断面図であり、Y軸方向が円筒型電池の長手方向を示しており、Z軸方向が電源ケースの高さ方向を示している。図7は、電池ケース21のケース上壁部21aをケース内側方向から見たときの、平面図である。なお、実施例1と同一の機能を有する部分には、同一符号を付している。
図7に図示するように、ケース上壁部21aのケース内側の面には、中心線Z−Z´を挟んで対称な位置に同一形状及び同一寸法の突起部25が形成されている。突起部25は、全体形状が三角柱であり、XY平面の断面形状を台形とする高伝熱部25b(斜線で示した領域)とこの高伝熱部25bの下端部に取り付けられた三角柱形状の低伝熱部25a(黒色で示した領域)とから構成される。低伝熱部25aは高伝熱部25bよりも熱伝導率の低い材料で形成されている。具体的な材料は、実施例1に例示したので、説明を省略する。
また、突起部25とケース上壁部21aのX軸方向端部との間には、一対の斜壁部211bが形成されており、これらの斜壁部211bは、ケース上壁部21aの一部を用いて形成されている。
各斜壁部211bの斜面は、組電池22に対向配置されており、突起部の斜面に沿って流動する冷却液23を、電池ケース21内の下方にガイドしている。
次に、図6を用いて、電池ケース21内における冷却液23の挙動(流動)を説明する。なお、矢印Iは冷却液23の対流方向を示している。
充放電により発熱した組電池22を冷却することにより温度上昇した冷却液23は、比重差により電池ケース21内を上側に移動する。突起部25に接触した冷却液23は、電池ケース21の水平方向外側に流動しながら、突起部25の冷却液接触面に沿って上側に移動する(自然対流する)。
このとき、低伝熱部25aに接触した冷却液23よりも、高伝熱部25bに接触した冷却液23のほうが、放熱量が多くなるため、突起部25の冷却液接触面に沿って、上側よりも下側の冷却液23の液温が低い状態をつくりだすことができる。
これにより、低伝熱部25a及び高伝熱部25bを設けなかった場合よりも、突起部25の冷却液接触面における冷却液23の自然対流を促進することができる。
ここで、一対の突起部25間の領域では、一方の突起部25にガイドされた冷却液23と他方の突起部25にガイドされた冷却液23とが衝突して、冷却液23が矢印で示すように円弧状に自然対流する。これにより、組電池12の中心付近から上昇した冷却液23を左右両側に振り分けて、各突起部25に向かわせることができる。その結果、冷却液23の自然対流を促進することができる。
また、斜壁部211bの斜面に沿って冷却液23をケース側壁部21bに向けてガイドしているため、ケース側壁部21bからの冷却液23の放熱を促進することができる。さらに、斜壁部211bの斜面は、ケース側壁部21bに向かって下方に傾斜しているため、電池ケース21の内壁に沿って自然対流させることができる。これにより、冷却液23の攪拌効果を高めることができる。
上述の各実施例では、円筒型電池121を配列した組電池22を使用したが、複数の電源要素を積層した角型電源(電源体)や、電気二重層キャパシタ(電源体)を使用することもできる。
電源装置の断面図である。 ケース上壁部の平面図である。 組電池の斜視図である。 高伝熱部及び低伝熱部の変形例の概略図である。 高伝熱部及び低伝熱部の変形例の概略図である。 実施例2の電源装置の断面図である。 実施例2のケース上壁部の平面図である。
符号の説明
11 電源装置
21 電池ケース
21a ケース上壁部
21b ケース側壁部
21c ケース底壁部
22 組電池
23 冷却液
25 突起部
25a 低伝熱部
25b 高伝熱部
31 オイルシール
32 放熱フィン
42 ブラケット
41a、42a 貫通穴
43 締結ボルト
44 締結ナット

Claims (6)

  1. 電源ケースに電源体及び該電源体を冷却する冷却液を収容した電源装置であって、
    第1の領域と、この第1の領域よりも熱伝導率の低い第2の領域とを有する冷却液接触面を有し、前記第2の領域を前記第1の領域よりも鉛直方向の下方側に形成したことを特徴とする電源装置。
  2. 前記冷却液接触面を、前記電源体の鉛直方向上方側に形成したことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記冷却液接触面は、鉛直方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記電源体は、複数の電源要素を配列した電源モジュールであり、
    前記第2の領域における前記第1の領域側の端部とは反対側の端部を、前記電源モジュールの中心に対応した位置に配置したことを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記冷却液接触面は、前記第2の領域に接触して自然対流する冷却液をガイドするガイド面を形成していることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の電源装置。
  6. 前記第1の領域は、アルミ、銅、鉄、マグネシウム及びアルミナからなる群より選択される金属材料及び/又は金属酸化物により形成され、前記第2の領域は、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、フッ素樹脂からなる群より選択される高分子材料及び/又は石英ガラスにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の電源装置。
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