JP2008187148A - 半導体装置の製造方法およびマーキング装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法およびマーキング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】裏面に金属電極膜が形成されたリブ構造ウエハーをダイシングする際の不良率を低減させること。
【解決手段】まず、半導体ウエハー100の表面に半導体素子の表面側素子構造部を形成した後、表面側素子構造部が形成された半導体ウエハー100の裏面を、外周端部から所定幅を残して所定深さまで除去してリブ構造を形成する。つぎに、リブ構造が形成された半導体ウエハー100の裏面に金属電極膜を形成する。つづいて、半導体ウエハー100の表面側に設けられたカメラ205を用いて半導体ウエハー100の表面側素子構造部を観察し、表面側素子構造部の形成位置Pに基づいて半導体ウエハーの切断位置調節用マークを半導体ウエハー100の裏面に形成する。そして、切断位置調節用マークを用いて半導体ウエハー100をチップ状に切断する。
【選択図】図3

Description

この発明は、裏面に金属電極膜が形成されたリブ構造ウエハーをチップ状にダイシングする際に用いる半導体装置の製造方法およびマーキング装置に関する。
従来、縦型IGBTや縦型MOSFETのように、裏面に金属電極膜を有する半導体装置が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。このような半導体装置の一般的な製造工程を説明すると、まず、厚い状態のウエハーの表面側にゲート構造やソース/エミッタ構造などを形成し、表面側素子構造部を形成する(前工程)。つぎに、ウエハーの裏面側から研磨やエッチングをおこない、ウエハーを薄層化する(ウエハー薄層化工程)。つづいて、薄層化されたウエハーの裏面に裏面拡散層および裏面電極を形成する(裏面形成工程)。そして、ウエハーをダイシングして、個々のチップを形成する(チップ化工程)。
より詳細には、たとえば縦型IGBTを例とした場合、ゲート構造およびエミッタ構造など表面側素子構造部を形成後、ウエハー薄層化工程をおこない、さらにイオン注入と低温炉アニールもしくはレーザーアニールにより裏面コレクタ拡散層を形成する。そして、蒸着もしくはスパッタリングなどによってコレクタ金属電極膜を形成させた後、図8に示すようにウエハーをダイシングして個々のチップを形成する。
図9は、ウエハーに対するダイシング処理を模式的に示す説明図である。図9に示すように、金属電極膜901が形成されているウエハー900の裏面をダイシングテープ910に貼り合わせた上で、ウエハー900のおもて面からダイシングブレード920などを用いてウエハー900を切断する。このとき、ウエハー900内の数点を光学顕微鏡やCCDカメラで観察して、ウエハー900のおもて面に形成されたチップ配列やアライメントマークを観察する。そして、チップ配列やアライメントマークに基づいて位置決めをおこない、高速に回転したダイシングブレードをウエハーに一定方向/一定間隔に走査させ、ウエハーを個々のチップへと切断する。
ところで、ウエハー薄層化工程を経た後のウエハーは付加価値が非常に高く、ウエハー薄層化工程後におこなわれる工程では、特に不良ウエハーの低減が望まれる。このため、ウエハー端部の欠けやチッピングを抑制したり、ウエハーの反りやたわみを矯正したりするために、ウエハー内周部と比較してウエハー外周部を厚くしたリブ構造ウエハーが知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。リブ構造ウエハーは、たとえば、ウエハー裏面の外周部をマスクした上でエッチングをおこなってウエハー内周部のみを薄くしたり、ウエハー内周部のみをホイール研磨してウエハー内周部のみを薄くすることによって得られる。
図10は、リブ構造ウエハーに対するダイシング処理の一例を模式的に示す説明図である。リブ構造ウエハー1000は、裏面(金属電極膜1001が形成されている面)に大きな段差(厚い外周部と薄い内周部の境界)がある。このため、図10に示すように、リブ構造ウエハー1000の裏面をダイシングテープ1010に貼り合わせると、ウエハー内周部に空洞部1020が発生してしまう。また、空洞部1020を無理にダイシングテープ1010に貼り付けようとすると、リブ構造ウエハー1000に割れ不良が発生してしまう。さらに、たとえ貼り付けられたとしても、ダイシングテープ1010とリブ構造ウエハー1000との間に気泡や隙間が入ってしまう。ダイシングテープ1010とリブ構造ウエハー1000との間に気泡や隙間が入った状態でダイシングをおこなうと、ダイシングテープ1010とリブ構造ウエハー1000が固定されてないので、チッピング不良が発生したり、チップ化されたデバイスが飛び散ったりしてしまい、生産効率が低下してしまう。
特開2003−243356号公報
このようなダイシング時の不良を防止するため、リブ構造ウエハーをダイシングする際は、図11に示すような方法でダイシング処理をおこなう。図11は、リブ構造ウエハーに対するダイシング処理を模式的に示す説明図である。図11に示す例では、図10とは逆に、リブ段差のあるウエハー裏面が上になるようにリブ構造ウエハー1100のおもて面側とダイシングテープ1110とを貼り合わせてダイシングをおこなう。これにより、リブ構造ウエハー1100とダイシングテープ1110との間に気泡や隙間を生じさせることなく貼り合わせることができる。
そして、リブ構造ウエハー1100の裏面に金属電極膜が形成されてなければ、赤外線カメラ1120を用いてウエハーおもて面のチップ配列やアライメントマークを観察し、ダイシングラインの位置決めをおこなうことができる。これは、半導体基板のシリコンが赤外線を透過させるためである。これにより、通常のウエハー(図9参照)と反対に、ウエハーおもて面にダイシングテープを貼り合わせ、ウエハー裏面側から切断しても、正常にダイシングをおこなうことができる。
しかしながら、上述した製造方法では、リブ構造ウエハーの裏面に金属電極膜が形成されている場合、金属電極膜が赤外線を透過しないため、ダイシングラインの位置決めができないという問題点がある。
図12は、金属電極膜が形成されたリブ構造ウエハーに対するダイシング処理を模式的に示す説明図である。リブ構造ウエハー1200の裏面に金属電極膜1201が形成されている場合、金属電極膜1201が赤外線を透過しないため、赤外線カメラ1220を用いてもウエハーおもて面側のチップ配列などを観察することができない。このため、ダイシングラインの位置決めをおこなうことができず、ウエハー裏面からダイシングすることができない。また、図10に示したように、リブ構造ウエハーをおもて面側からダイシングしようとすると、リブ段差に起因する割れ不良などが発生し、半導体装置の生産効率が低下してしまうという問題点がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、裏面に金属電極膜が形成されたリブ構造ウエハーを効率的にダイシングできる半導体装置の製造方法およびマーキング装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる半導体装置の製造方法は、第1主面の外周端部が他の領域よりも厚い半導体ウエハーの前記第1主面に金属電極膜を形成する裏面電極形成工程と、前記半導体ウエハーの第2主面側の形状を観察しながら、前記第2主面側の形状に基づいて前記半導体ウエハーの第1主面に前記半導体ウエハーの切断位置調節用マークを形成するマーキング工程と、をこの順に含むことを特徴とする。
この請求項1にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第2主面側の形状に基づいて、半導体ウエハーの第1主面の適切な位置に切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項2の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1に記載の発明において、前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第2主面側に設けられたカメラを用いて前記第2主面側の形状を観察することを特徴とする。
この請求項2にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第2主面側に設けられたカメラから出力された画像によって半導体ウエハーの第2主面側の形状を観察して切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項3の発明にかかる半導体装置の製造方法は、第1主面の外周端部が他の領域よりも厚い半導体ウエハーの前記第1主面に金属電極膜を形成する裏面電極形成工程と、前記半導体ウエハーの前記第1主面に形成された前記金属電極膜を選択的に除去する電極膜除去工程と、前記金属電極膜が除去された領域の第2主面側の形状を観察しながら、前記第2主面側の形状に基づいて前記半導体ウエハーを第1主面側からダイシングするダイシング工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項3にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第2主面側の形状に基づいて、半導体ウエハーを第1主面側からダイシングすることができる。
また、請求項4の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項3に記載の発明において、前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面側に設けられた赤外線カメラを用いて前記第2主面側の形状を観察することを特徴とする。
この請求項4にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第1主面側に設けられた赤外線カメラから出力された画像によって半導体ウエハーの第2主面側の形状を観察して切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項5の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面にレーザー光を照射し、前記レーザー光の照射痕を前記切断位置調節用マークとすることを特徴とする。
この請求項5にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第1主面にレーザー光を照射することによって、切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項6の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面に前記金属電極膜よりも硬質な部材を圧接し、前記部材による圧接痕を前記切断位置調節用マークとすることを特徴とする。
この請求項6にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第1主面に硬質部材を圧接することによって、切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項7の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面にインクを付着させ、前記インクを前記切断位置調節用マークとすることを特徴とする。
この請求項7にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第1主面にインクを付着させることによって、切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項8の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明において、前記マーキング工程で形成された前記切断位置調節用マークを用いて前記半導体ウエハーをチップ状に切断する切断工程を含んだことを特徴とする。
この請求項8にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第1主面側に形成された切断位置調節用マークに基づいて、半導体ウエハーをチップ状に切断することができる。
また、請求項9の発明にかかるマーキング装置は、半導体ウエハーの第1主面を観察しながら前記半導体ウエハーの第2主面にマークを形成するマーキング装置であって、前記半導体ウエハーの第1主面側に設けられ、前記第1主面を撮影する撮影手段と、前記半導体ウエハーの第2主面側に設けられ、前記第2主面に前記マークを形成するマーキング手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項9にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第1主面側の形状に基づいて、半導体ウエハーの第2主面の適切な位置に切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項10の発明にかかるマーキング装置は、請求項9に記載の発明において、前記マーキング手段は、前記半導体ウエハーの前記第2主面にレーザー光を照射し、前記レーザー光の照射痕を前記マークとすることを特徴とする。
この請求項10にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第2主面にレーザー光を照射することによって、切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項11の発明にかかるマーキング装置は、請求項9に記載の発明において、前記マーキング手段は、前記半導体ウエハーの前記第2主面に前記第2主面の表面層よりも硬質な部材を圧接し、前記部材による圧接痕を前記マークとすることを特徴とする。
この請求項11にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第2主面に硬質部材を圧接することによって、切断位置調節用マークを形成することができる。
また、請求項12の発明にかかるマーキング装置は、請求項9に記載の発明において、前記マーキング手段は、前記半導体ウエハーの前記第2主面にインクを付着させ、前記インクを前記マークとすることを特徴とする。
この請求項12にかかる発明によれば、半導体ウエハーの第2主面にインクを付着させることによって、切断位置調節用マークを形成することができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法およびマーキング装置によれば、裏面に金属電極膜が形成されたリブ構造ウエハーを効率的にダイシングすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の製造方法およびマーキング装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
はじめに、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法で用いる半導体ウエハーの構造について説明する。図1は、実施の形態1で用いる半導体ウエハー(リブ構造ウエハー)の構造の一例を示す説明図である。なお、図1は、リブ構造ウエハーの裏面を図示している。
図1に示すリブ構造ウエハー100は、たとえば直径150mm(6インチ)の略円形であり、裏面に内周部101および外周部102が形成されている。内周部101は、たとえば半径60mm〜74mmの円形である。また、外周部102は、内周部101の縁からリブ構造ウエハー100の外周端部にかけて形成される。また、内周部101の厚さはたとえば50μm、外周部102の厚さはたとえば300μmであり、外周部102と比較して、内周部101の厚さが薄くなっている。
ここで、リブ構造ウエハー100の製造工程の一例を説明する。まず、厚い状態のウエハーの表面側にゲート構造やソース/エミッタ構造を形成し、表面素子構造部を形成する。つぎに、ウエハー外周部をマスクしてウエハー内周部のみをエッチングして、ウエハー内周部の厚みを薄くする。または、ウエハー内周部のみをホイール研磨して、ウエハー内周部の厚みを薄くすることとしてもよい。そして、薄化されたウエハーの裏面に金属電極膜を形成する。金属電極膜の材料としては、たとえば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、金(Au)などを積層して用いることができる。以上のような手順によってリブ構造ウエハー100が形成される。
その後、リブ構造ウエハー100をダイシングして、個々のチップを形成する。より詳細には、リブ構造ウエハー100のおもて面側の形状を観察しながら、すなわち、おもて面側に形成された表面素子構造部の配列に基づいて、ダイシングラインの位置決めをし、ダイシング時の基準点となるアライメントマークをリブ構造ウエハー100の裏面に付加する。高速に回転したダイシングブレードをウエハーに一定方向/一定間隔に走査させ、ウエハーを個々のチップへと切断する。
つぎに、リブ構造ウエハー100へのアライメントマーク形成に用いるマーキング装置200について説明する。図2は、実施の形態1で用いるマーキング装置の外観を示す斜視図である。マーキング装置200は、XYステージ201、X軸調節ネジ202、Y軸調節ネジ203、Z軸調節ネジ204、CCDカメラ205、レーザーマーカー206によって構成される。
XYステージ201は、X軸調節ネジ202、Y軸調節ネジ203、Z軸調節ネジ204によって、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ移動可能である。XYステージ201の上面側にはレーザーマーカー206が、下面側にはCCDカメラ205が設けられている。XYステージ201の中心部は開口部210が設けられており、CCDカメラ205によってXYステージ201に載せられた物体(具体的には、リブ構造ウエハー100)の下面側の撮影を可能とする。なお、開口部210を設けずに、ガラスなど透明な素材によってXYステージ201を作成することによって、XYステージ201に載せられた物体をCCDカメラ205で撮影できるようにしてもよい。
CCDカメラ205は、XYステージ201に載せられた物体の下面側を撮影し、その画像を画像信号として図示しないモニターなどに出力する。また、レーザーマーカー206は、図示しないレーザー発振器によって発生させたレーザー光をXYステージ201に載せられた物体の上面側に照射し、物体表面に照射痕をつけることによってマークを形成する。レーザーマーカー206からのレーザー照射は、たとえばスイッチ207によって制御する。
マーキング装置200でマーキングをおこなう場合、CCDカメラ205の光軸中心とレーザーマーカー206のレーザー照射位置とをあらかじめ一致させておく。図2に示した例では、CCDカメラ205とレーザーマーカー206とは、あらかじめ光軸中心とレーザー照射位置とが一致した位置に固定されている。
また、CCDカメラ205の光軸中心の位置またはレーザーマーカー206のレーザー照射位置が移動可能な場合は、たとえば、XYステージ201に物体を置かない状態でレーザーマーカー206からレーザーを照射しながら、CCDカメラ205から出力される画像に写るレーザースポットを観察する。そして、CCDカメラ205またはレーザーマーカー206の位置を調節して、レーザースポットがCCDカメラ205から出力された画像の中心となるようにする。これにより、CCDカメラ205の光軸中心とレーザーマーカー206のレーザー照射位置とを一致させることができる。
マーキング装置200でマーキングをおこなう場合、XYステージ201に物体を置き、CCDカメラ205によって撮像された物体の下面側の画像を見ながら、X軸調節ネジ202およびY軸調節ネジ203を調節し、所望の位置(マーキングをおこないたい点)が画像の中心になるようにする。また、必要な場合は、Z軸調節ネジ204によってXYステージ201のZ軸方向の位置を調節し、CCDカメラ205の焦点を物体の下面に合わせる。そして、その位置でレーザーマーカー206からレーザーを照射させて、物体の上面側にマーキングをおこなう。これにより、所望の位置にマークを付加することができる。
つづいて、リブ構造ウエハー100に対するアライメントマーク形成処理について説明する。図3は、リブ構造ウエハーに対するアライメントマーク形成処理を模式的に示した説明図である。リブ構造ウエハー100にアライメントマークを形成する際は、リブ構造ウエハー100の裏面をレーザーマーカー206側に、リブ構造ウエハー100のおもて面をCCDカメラ205に向けて、XYステージ201上に置く。すなわち、リブ構造の段差がある面をXYステージ201の上面側に、表面素子構造が形成された面をXYステージ201の下面側に置く。
CCDカメラ205は、XYステージ201に載せられたリブ構造ウエハー100のおもて面側を撮影し、画像信号をモニター230に出力する。モニター230は、CCDカメラ205によって撮影されたリブ構造ウエハー100のおもて面側の画像を表示する。そして、モニター230に表示されたリブ構造ウエハー100のおもて面の画像を見ながら、X軸調節ネジ202およびY軸調節ネジ203を調節し、所望の位置(マーキングをおこないたい点)が画像の中心になるようにする。
具体的には、たとえば、図3に示すように、表面素子構造部の隣り合うチップC1〜C4の中心位置Pが画像の中心となるように調節する。また、たとえば、リブ構造ウエハー100のおもて面に、あらかじめアライメントマークが形成されている場合には、その位置が画像の中心となるように調節する。そして、その位置でレーザーマーカー206からレーザーを照射させて、リブ構造ウエハー100の裏面側の金属電極膜上に切断位置調節用のアライメントマーク(照射痕)を形成する。このときレーザーマーカー206から照射されるレーザーの種類は、たとえば、YLF2ωレーザーまたはYAG2ωレーザーを用いることができる。また、レーザーの照射エネルギー密度は、たとえば、0.2〜4.0J/cm2とする。
図4は、ウエハー上の切断位置調節用のアライメントマークとダイシングラインとの関係を模式的に示す説明図である。チップのサイズ、すなわち縦横にダイシングする間隔(図4中xおよびy)は既知である。このため、少なくともウエハー内の3点(開始点、終了点、平行出し点:図4中M1〜M3)にアライメントマークを形成すれば、リブ構造ウエハー100の平行出し/垂直出しをおこなうことができ、ダイシングラインを設定することができる。なお、アライメントマークは、リブ構造ウエハー100の外周部に付加してもよい。
以上のようにアライメントマークを付加した後、リブ構造ウエハー100を裏面側からダイシングして個々のチップを形成するダイシング工程をおこなう。リブ構造ウエハー100のおもて面にダイシングテープおよびダイシング用フレームを貼り付ける。通常の半導体ウエハーの場合、ウエハー裏面にダイシングテープおよびダイシング用フレームを貼り付けるが、リブ構造ウエハー100には、裏面にリブ段差があるため、通常の貼り付け面とは逆になっている。そして、マーキング装置200で形成したアライメントマークを基準として位置決めをおこない、通常のダイシング装置を用いてリブ構造ウエハー100を裏面側からダイシングする。
なお、上述した説明では、モニタに表示された画像を見ながらアライメントマークの位置を決めることとしたが、これには限らない。たとえば、CCDカメラ205から出力された画像信号をコンピュータに出力するようにして、画像信号をコンピュータで解析処理し、コンピュータによってXYステージ201の位置を制御してアライメントマークの位置を決めてもよい。
また、上述した説明では、マーキング装置200では、レーザーマーカー206によってマーキングをおこなうこととしたが、これには限らない。たとえば、硬質部材による圧接によってマーキングをおこなうこととしてもよい。
図5は、マーキング装置の他の構成例を模式的に示した図である。図5に示す構成のマーキング装置500では、レーザーマーカー206の代わりに、硬質部材でできた圧芯棒240が用いられている。マーキング装置500は、圧芯棒240をリブ構造ウエハー100の裏面に圧接させて、金属電極膜に圧痕(打痕)を形成することによって切断位置調節用のマーキングをおこなう。
この場合、たとえば、CCDカメラ205の光軸中心と、圧芯棒240による圧接位置をあらかじめ一致させておく。そして、CCDカメラ205によって撮像された物体の下面側の画像をモニター230に表示して、所望の位置(マーキングをおこないたい点)が画像の中心になるようにする。そして、その位置で圧芯棒240をZ軸方向に調節し、リブ構造ウエハー100の裏面に圧接させて圧接痕をつける。
圧芯棒240の材料としては、たとえば、ダイヤモンドやセラミック、シリコンなど、金属電極膜よりも硬質な材料が望ましい。また、圧芯棒240の先端形状は、たとえば、十字(+)や丸(○)、四角(□)など、所望の圧痕形状に合わせて形成すればよい。
なお、圧芯棒240による圧接によって、リブ構造ウエハー100の金属電極膜のみならず、下地となっているシリコン表面に機械的な損傷が生じる可能性がある。しかし、アライメントマークはスクライブ領域内にあるため、微少な損傷であれば損傷部位もダイシング時に除去されてしまう。このため、その後の工程においても支障にはならない。
この他、たとえば、リブ構造ウエハー100の裏面側の金属電極膜上にインクを付着させて、切断位置調節用のマーキングをおこなってもよい。図6は、マーキング装置の他の構成例を模式的に示した図である。図6に示す構成のマーキング装置600では、レーザーマーカー206の代わりに、インクマーカーのペン先やインク吐出口などのインク塗着部251を有するインク塗着部材250を用いる。具体的には、インク塗着部材250をZ軸方向に調節し、インク塗着部251によってリブ構造ウエハー100の裏面にインクを塗着させることによってマーキングをおこなう。
インク塗着部材250を用いる場合、たとえば、CCDカメラ205の光軸中心と、インク塗着部251によるインク塗着位置をあらかじめ一致させておく。そして、CCDカメラ205によって撮像された物体の下面側の画像を見ながら、X軸調節ネジ202およびY軸調節ネジ203を調節し、所望の位置(マーキングをおこないたい点)が画像の中心になるようにする。そして、その位置でインク塗着部材250をZ軸方向に調節し、リブ構造ウエハー100の裏面にインクを塗着させてアライメントマークをつける。この場合、ダイシングによってアライメントマークとして塗着されたインクは除去されてしまうので、ダイシング後のチップに対する影響はない。
なお、インク塗着部材250によって塗着するインクの材料は、CCDカメラ205や光学顕微鏡などで観察した際に十分なコントラストが形成されるものであれば特に限定されず、たとえば、一般的な油性インクなどを用いることができる。これは、リブ構造ウエハー100のウエハープロセスは終了しており、保護膜が形成されているためである。
以上説明したように、実施の形態1にかかるマーキング方法によれば、リブ構造ウエハーのウエハー裏面に、ウエハー表面の形状、すなわちチップ配列やアライメントマークに対応した切断位置調節用のアライメントマークを形成する。そして、ウエハーおもて面にダイシングテープを貼り付けて、ウエハー裏面に形成されたアライメントマークに基づいて位置決めをおこなって、ウエハーを裏面側からダイシングすることができる。これにより、リブ構造ウエハーの裏面にダイシングテープを貼り合わせてダイシングをおこなう場合のようなウエハーとダイシングテープとの間の隙間や気泡などが生じることがなく、ダイシング時のチップ不良や割れ不良を低減させることができる。
また、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法によれば、簡便な処理によって効率的に切断位置調節用のアライメントマークを形成することができる。アライメントマークを形成する方法としては、たとえば、両面アライナーを用いて、ウエハー裏面にフォトレジストを塗布し金属電極膜の一部をエッチングしてマーキングをおこなう方法も考えられる。この方法では、一度で多数のマークを形成できるので、多数のマークを形成する必要がある場合には効率がよい。しかし、レジスト塗布、露光、現像、ベークなどのフォト工程が追加されることになり、コストおよびリードタイムが増加してしまう。本実施の形態のようにダイシングのためのアライメントマークを形成する場合、図4に示すように半導体ウエハー上にマークを3つ形成するのみでよい。このため、両面アライナーを用いるよりも、本実施の形態のような方法で形成した方が効率がよい。
また、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法では、ウエハーおもて面にダイシングテープを貼り合わせてダイシングをおこなう。このため、ダイシングの切削屑(シリコン粉)がデバイス表面に付着するのを防止することができる。通常のダイシング時には、ウエハー裏面にダイシングテープを貼り合わせるため、ウエハー表面に切削屑が付着する。この切削屑を除去するために、高圧の水流を吹き付けて洗浄をおこなう。しかし、複雑な段差構造を有するデバイスの場合、切削屑の除去が特に困難であり、大量の洗浄水と洗浄時間とを要する。実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法では、ウエハー表面にダイシングテープを貼り合わせるため、デバイス表面に切削屑が付着することがない。また、ウエハー裏面に切削屑が付着するものの、ウエハー裏面は表面と比べて平滑であるため、切削屑が除去し易く、洗浄時の洗浄水量や洗浄時間を低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、CCDカメラ205によってリブ構造ウエハー100の表面素子構造部を観察して、ダイシングラインの位置決めをおこなった。つぎに説明する実施の形態2では、リブ構造ウエハー100の裏面に形成された金属電極膜の一部を除去し、除去された部分から赤外線カメラによって表面素子構造部を観察し、ダイシングラインの位置決めをおこなう。なお、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に図1に示したリブ構造ウエハー100を用いるものとして説明する。
図7は、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を模式的に示した説明図である。実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法では、まず、リブ構造ウエハー100の裏面に形成された金属電極膜のうち、PCM(プロセスコントロールモニター)チップが形成されている領域の金属電極膜を選択的に除去して、開口部Lを形成する。
PCMチップとは、半導体チップの製造工程において異常や不良がなく、製造中の製品が規格範囲内にあるか否かなどを監視するための簡易的なデバイスが形成されているチップである。PCMチップは、多くの場合ウエハー工程終了後におこなわれる電気測定(検査)に用いられ、ウエハーのダイシング時にはその役割を終えている。このため、通常のチップ裏面の金属電極膜を除去してしまうとチップのロスになってしまうのに対して、PCMチップ裏面の金属電極膜を除去してもチップのロスにはならない。
PCMチップは、半導体ウエハー上に3〜5箇所形成される。また、PCMチップが形成される位置はあらかじめ決まっており、各PCMチップ間は間隔を置いて形成される。このため、PCMチップを基準とするとアライメントが取りやすい。
PCMチップ裏面の金属電極膜を除去する際は、たとえば、PCMチップが形成されている位置の裏面にエッチング液滴下用のノズルを合わせ、ノズルから金属膜エッチング溶液を数滴滴下する。このとき、エッチング液がPCMチップの領域をはみ出して、製品チップの領域に侵入しないよう、ディスペンサによって金属膜エッチング溶液の滴下量を調節する。これは、製品チップの領域に金属膜エッチング溶液が侵入してしまうと、製品チップのロスになってしまうためである。そして、金属電極膜の溶解後に金属膜エッチング溶液を拭き取って、開口部Lを形成する。また、たとえば、PCMチップ以外の領域をマスクしてエッチングをおこない、PCMチップの領域のみをエッチングした後、マスクを除去してもよい。
その後、開口部Lから赤外線カメラCを用いて、リブ構造ウエハー100のおもて面側の形状、すなわち、表面素子構造部のチップ配列などを観察して、ダイシングラインの位置決めをおこなう。なお、開口部LがPCMチップのサイズより小さい場合であっても、チップサイズは決まっているため、開口部LのPCMチップ上での位置がわかればダイシングラインを設定することができる。この後のダイシング工程の手順は、実施の形態1で説明した通りである。なお、実施の形態1と同じように、リブ構造ウエハーのおもて面側の形状を観察しながら裏面に切断位置調節用のアライメントマークを形成し、このマークに基づいてダイシング工程をおこなうこととしてもよい。
つぎに、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の変形例について説明する。図8は、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の変形例を模式的に示した説明図である。図8に示す変形例では、製品チップが形成されていないウエハー外周部領域Sの裏面の金属電極膜を選択的に除去する。具体的には、リブ構造ウエハー100のおもて面にエッチング保護膜を形成した後、金属膜エッチング溶液(たとえば、王水など)にリブ構造ウエハーの外周部領域Sを浸して金属電極膜を除去する。
外周部領域Sの金属電極膜を除去した後、たとえば、リブ構造ウエハー100の外周部領域Sのおもて面に、あらかじめアライメントマークが形成されている場合には、赤外線カメラCによってアライメントマークの位置と形状とを観察し、ダイシングラインの位置決めをおこなう。この後のダイシング工程の手順は、実施の形態1で説明した通りである。
また、たとえば、製品チップが形成されないウエハー外周部に、製品チップの配列に準じてダミーチップを形成しておき、位置決めに用いてもよい。図8中、リブ構造ウエハー100上に点線で示すのは、おもて面側に形成された製品チップの位置である。また、リブ構造ウエハー100上に太線で示すのは、おもて面側に形成されたダミーチップの位置である。この場合、金属電極膜が除去されたリブ構造ウエハー100の裏面から赤外線カメラCによりおもて面側のダミーチップの配列等の形状を観察してダイシングラインの位置決めをおこなう。
以上説明したように、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法によれば、リブ構造ウエハーの裏面に形成された金属電極膜の一部を除去して、ウエハー表面のチップ配列やアライメントマークを観察してダイシングラインの位置決めをおこなうことができる。そして、ウエハー表面にダイシングテープを貼り付けて、ウエハーをダイシングすることができる。これにより、リブ構造ウエハーの裏面にダイシングテープを貼り合わせてダイシングをおこなう場合のように、ウエハーとダイシングテープとの間に隙間や気泡などが生じることがなく、チップ不良や割れ不良を低減させることができる。
また、実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法は、実施の形態1と同様にウエハー表面にダイシングテープを貼り合わせてダイシングをおこなう。このため、ダイシングの切削屑がデバイス表面に付着するのを防止し、切削屑の洗浄時の洗浄水量や洗浄時間を低減することができる。
以上のように、本発明にかかる半導体装置の製造方法およびマーキング装置は、裏面に金属電極膜を有する半導体装置をリブ構造のウエハーを用いて製造する際に有用であり、特に、縦型IGBTや縦型MOSFETの製造に適している。
実施の形態1で用いる半導体ウエハーの構造の一例を示す説明図である。 実施の形態1で用いるマーキング装置の外観を示す斜視図である。 リブ構造ウエハーに対するアライメントマーク形成処理を模式的に示した説明図である。 ウエハー上の切断位置調節用のアライメントマークとダイシングラインとの関係を模式的に示す説明図である。 マーキング装置の他の構成例を模式的に示した図である。 マーキング装置の他の構成例を模式的に示した図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を模式的に示した説明図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法の変形例を模式的に示した説明図である。 ウエハーに対するダイシング処理を模式的に示す説明図である。 リブ構造ウエハーに対するダイシング処理の一例を模式的に示す説明図である。 リブ構造ウエハーに対するダイシング処理を模式的に示す説明図である。 金属電極膜が形成されたリブ構造ウエハーに対するダイシング処理を模式的に示す説明図である。
符号の説明
100 リブ構造ウエハー
101 内周部
102 外周部
200 マーキング装置
201 XYステージ
202 X軸調節ネジ
203 Y軸調節ネジ
204 Z軸調節ネジ
205 CCDカメラ
206 レーザーマーカー
207 スイッチ
210 開口部
230 モニター

Claims (12)

  1. 第1主面の外周端部が他の領域よりも厚い半導体ウエハーの前記第1主面に金属電極膜を形成する裏面電極形成工程と、
    前記半導体ウエハーの第2主面側の形状を観察しながら、前記第2主面側の形状に基づいて前記半導体ウエハーの第1主面に前記半導体ウエハーの切断位置調節用マークを形成するマーキング工程と、
    をこの順に含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第2主面側に設けられたカメラを用いて前記第2主面側の形状を観察することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 第1主面の外周端部が他の領域よりも厚い半導体ウエハーの前記第1主面に金属電極膜を形成する裏面電極形成工程と、
    前記半導体ウエハーの前記第1主面に形成された前記金属電極膜を選択的に除去する電極膜除去工程と、
    前記金属電極膜が除去された領域の第2主面側の形状を観察しながら、前記第2主面側の形状に基づいて前記半導体ウエハーを第1主面側からダイシングするダイシング工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面側に設けられた赤外線カメラを用いて前記第2主面側の形状を観察することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面にレーザー光を照射し、前記レーザー光の照射痕を前記切断位置調節用マークとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面に前記金属電極膜よりも硬質な部材を圧接し、前記部材による圧接痕を前記切断位置調節用マークとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記マーキング工程では、前記半導体ウエハーの前記第1主面にインクを付着させ、前記インクを前記切断位置調節用マークとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記マーキング工程で形成された前記切断位置調節用マークを用いて前記半導体ウエハーをチップ状に切断する切断工程を含んだことを特徴とする請求項1〜7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 半導体ウエハーの第1主面を観察しながら前記半導体ウエハーの第2主面にマークを形成するマーキング装置であって、
    前記半導体ウエハーの第1主面側に設けられ、前記第1主面を撮影する撮影手段と、
    前記半導体ウエハーの第2主面側に設けられ、前記第2主面に前記マークを形成するマーキング手段と、
    を備えることを特徴とするマーキング装置。
  10. 前記マーキング手段は、前記半導体ウエハーの前記第2主面にレーザー光を照射し、前記レーザー光の照射痕を前記マークとすることを特徴とする請求項9に記載のマーキング装置。
  11. 前記マーキング手段は、前記半導体ウエハーの前記第2主面に前記半導体ウエハーよりも硬質な部材を圧接し、前記部材による圧接痕を前記マークとすることを特徴とする請求項9に記載のマーキング装置。
  12. 前記マーキング手段は、前記半導体ウエハーの前記第2主面にインクを付着させ、前記インクを前記マークとすることを特徴とする請求項9に記載のマーキング装置。
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