JP2008184954A - 燃料ポンプモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】構成部品を共通化させ、製造コストの増大を抑制できる燃料ポンプモジュールを提供する。
【解決手段】燃料タンク2に形成された開口部21を閉塞する蓋部材3と、蓋部材3から燃料タンク2の内壁に向かって延びるように、蓋部材3に固定される支柱7と、底部41を有する筒状に形成され、燃料タンク2内の燃料を外部に圧送する燃料ポンプ53を収容し、支柱7の端部を軸方向に移動可能に挿入させる挿入部6を有するサブタンク4と、挿入部6に収容され、蓋部材3とサブタンク4とを互いに引き離す方向に支柱を付勢する付勢部材68と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】燃料タンク2に形成された開口部21を閉塞する蓋部材3と、蓋部材3から燃料タンク2の内壁に向かって延びるように、蓋部材3に固定される支柱7と、底部41を有する筒状に形成され、燃料タンク2内の燃料を外部に圧送する燃料ポンプ53を収容し、支柱7の端部を軸方向に移動可能に挿入させる挿入部6を有するサブタンク4と、挿入部6に収容され、蓋部材3とサブタンク4とを互いに引き離す方向に支柱を付勢する付勢部材68と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料ポンプモジュールに関する。
燃料タンク内の燃料の残量が減少しても、安定して燃料を供給する燃料ポンプモジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の燃料ポンプモジュールでは、燃料ポンプを収容するサブタンクを有している。サブタンクは、燃料タンクに形成された開口部を閉塞する蓋部材と支柱によって連結される。サブタンクと蓋部材は、支柱の軸方向に相対的に移動可能である。サブタンクと蓋部材との間には、付勢部材が設けられている。付勢部材は、サブタンクと蓋部材とを引き離す方向に付勢するので、サブタンクを燃料タンク内に収容させた状態では、常にサブタンクは、燃料タンクの内壁に押し付けられる。
特開2004−257347号公報
燃料ポンプモジュールを収容する燃料タンクの形状は、取り付けられる車種によって様々であり、燃料タンクの開口部から底部までの距離も様々である。したがって、形状の異なる燃料タンクに上述の燃料ポンプモジュールを収容させる際、燃料タンクの開口部から底部までの距離に応じて支柱を変更する。
また、上述の燃料ポンプモジュールでは、サブタンクを燃料タンクの底部に押し付ける付勢部材は、一端が蓋部材に支持され、他端がサブタンクに支持されている。このため、蓋部材とサブタンクとの距離が変わると付勢力が変化してしまうので、支柱だけでなく付勢部材もその距離に応じたものに変更する必要がある。支柱と付勢部材とを燃料タンクの形状に応じて用意しなければならず燃料ポンプモジュールの製造コストの増大させていた。
本発明の目的は、構成部品を共通化させ、製造コストの増大を抑制できる燃料ポンプモジュールを提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、燃料タンクに形成された開口部を閉塞する蓋部材と、蓋部材から燃料タンクの内壁に向かって延びるように、蓋部材に固定される支柱と、底部を有する筒状に形成され、燃料タンク内の燃料を外部に圧送する燃料ポンプを収容し、支柱の端部を軸方向に移動可能に挿入させる挿入部を有するサブタンクと、挿入部に収容され、蓋部材とサブタンクとを互いに引き離す方向に支柱を付勢する付勢部材と、を備えることを特徴としている。
蓋部材とサブタンクとを引き離す方向に付勢する付勢部材は、挿入部に収容されている。その付勢部材は、蓋部材を付勢するのではなく、支柱を付勢するように収容されているので、燃料タンクの形状により蓋部材、サブタンク間の距離が変化しても、支柱を燃料タンクの形状に応じたものに変更すればよく、付勢部材を燃料タンクの形状によって変更する必要が無くなる。そのため、燃料ポンプモジュールに組み付けられる付勢部材を共通化することができるので、燃料ポンプモジュールの製造コストの増大を抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、挿入部は、サブタンクの側壁に設けられていることを特徴としている。この構成によれば、サブタンク内の収容スペースを有効利用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、挿入部の内壁には、支柱を挿入部に挿入する方向を向いた第1の面が形成され、支柱には、支柱を挿入部から引き抜く方向に移動させると第1の面に当接し、支柱の引き抜く方向の移動が規制される第2の面が形成されていることを特徴としている。
燃料タンクへは、蓋部材とサブタンクとを支柱によって連結した状態で収容される。燃料タンクへ燃料ポンプモジュールを組付ける際、作業者は、燃料タンクの上方に開口した開口部から燃料ポンプモジュールを燃料タンク内に収容する。
この構成によれば、蓋部材に固定された支柱をサブタンクの挿入部から引き抜く方向、すなわち、蓋部材をサブタンクから引き離す方向に移動させても、支柱に形成された第2の面が挿入部の内壁に形成された第1の面に当接し、支柱がサブタンクから抜けないようになっている。このため、組付け作業者は、蓋部材のみを把持して燃料ポンプモジュールを燃料タンクへ組付けることができるので、組付け作業が容易となる。
請求項4に記載の発明によれば、挿入部の内壁には、支柱の挿入方向に沿って延び、挿入部の挿入側に第1の面を有する溝またはスリットが形成されていることを特徴としている。この構成によれば、挿入部の内壁に支柱に形成された第2の面が当接する第1の面を溝またはスリットによって形成できるので構造が簡単となり、挿入部への第1の面の加工が容易となる。
請求項5に記載の発明によれば、挿入部の挿入側には、支柱を挿入部から引き抜く方向に延び、可撓性を有する舌状部が形成されており、第1の面は、舌状部の内壁に形成されることを特徴としている。
支柱が挿入部から抜けるのを防止するには、支柱に形成された第2の面を、挿入部の内壁に形成された第1の面よりも挿入方向の奥側に配置させる必要がある。これには、支柱を挿入部に挿入する際、第1の面を一旦、径方向外側に移動させなければならない。この構成によれば、第1の面は、可撓性を有する舌状部の内壁に形成されているので、容易に支柱を挿入部に挿入することができる。
請求項6に記載の発明によれば、挿入部は、筒状に形成され、舌状部は、挿入部の側壁の挿入側端部に周方向に所定間隔を有する2つの切れ込みを形成させることにより形成されることを特徴としている。この構成によれば、挿入部の側壁に2つの切れ込みを形成するだけで可撓性を有する舌状部が形成できる。
請求項7に記載の発明によれば、舌状部の径方向への移動を規制するカバーを有することを特徴としている。この構成によれば、支柱を挿入部に挿入させた後、可撓性を有する舌状部が径方向外側に移動しないようにするカバーを有しているので、燃料ポンプモジュールに何らかの力が加わり舌状部が径方向外側に移動し、不用意に支柱が挿入部から抜けてしまうことを抑制できる。
請求項8に記載の発明によれば、挿入部は、底部を有する筒状に形成され、挿入部の底部には、貫通孔が形成されていることを特徴としている。この構成によれば、挿入部に侵入した燃料に含まれた水分を底部に形成された貫通孔から排出することができ、水分によって付勢部材が浸食されるのを抑制できる。
請求項9に記載の発明によれば、挿入部の底部には、貫通孔に連通する通路を有するとともに、付勢部材を支持する台座が設けられることを特徴としている。この構成によれば、付勢部材が収容されている挿入部の底部には、付勢部材の他端を支持する台座が設けられるので、燃料タンク内の水分の量が増加して、付勢部材が水分に浸ってしまうことを抑制できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態による燃料ポンプモジュールを図1に示す。燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外部の例えば内燃機関に供給するものである。図1は、燃料ポンプモジュール1を燃料タンク2に設置した状態を示している。なお、図1中の矢印に示される上下方向は、車両に搭載された状態の燃料タンク2の重力方向を示す。
図1に示すように、燃料ポンプモジュール1は、蓋部材としてのフランジ3、サブタンク4、サブタンク4に収容されたポンプ本体モジュール5等から構成されている。フランジ3は、燃料タンク2に形成された開口部21を塞ぐように燃料タンク2に取り付けられている。他の構成部品は、燃料タンク2内に収容される。
フランジ3は、樹脂製であり略円盤状に形成されている。フランジ3は、燃料吐出管31および電気コネクタ32が一体に樹脂成形されている。燃料吐出管31は、サブタンク4内に収容されているポンプ本体モジュール5とフレキシブルホース51を介して接続されており、ポンプ本体モジュール5から吐出された燃料を燃料タンク2の外部に吐出する。
電気コネクタ32は、図示しないリード線およびポンプ本体モジュール5に設けた図示しない給電コネクタにより、ポンプ本体モジュール5に設けた図示しない電気コネクタと電気的に接続しており、ポンプ本体モジュール5に電力を供給する。
フランジ3の燃料タンク2の底部22側には、サブタンク4との連結を図るための請求項に記載された支柱としてのシャフト7を取り付ける取付部33が形成されている。本実施形態では、取付部33は、フランジ3に2つ形成されている。取付部33には、シャフト7の上端部が圧入固定されている。シャフト7の下端部は、燃料タンク2の底部22に向かっている。
シャフト7によって連結されるサブタンク4は、樹脂製であり、下端部に底部41を有する筒状に形成されている。サブタンク4は、ポンプ本体モジュール5を収容する。サブタンク4には、ポンプ本体モジュール5の他に例えば、燃料タンク2内の燃料をサブタンク4内に汲み上げる図示しない汲み上げ装置等が収容されている。
サブタンク4の外壁には、燃料タンク2内の燃料残量を検出するセンダゲージ59が取り付けられている。センダゲージ59は、図示しないフロートを有し、フロートが燃料タンク2内の燃料液面の高さの変動とともに上下方向に移動することを利用して燃料タンク2内の燃料残量を検出する。
サブタンク4には、上述したシャフト7の下端部を挿入させる挿入部6が形成されている。挿入部6は、サブタンク4と一体的に形成されていても良いし、サブタンク4とは別体に形成されていても良い。
本実施形態では、挿入部6は、サブタンク4の外壁に形成されている。これにより、サブタンク4内のスペースを有効利用することができる。シャフト7の下端部は、挿入部6に対して軸方向に移動可能に挿入される。なお、挿入部6の構造については後ほど詳細に説明する。
図2は、ポンプ本体モジュール5の断面を示している。図2に示すように、ポンプ本体モジュール5は、ケース52内に電動の燃料ポンプ53を収容して構成されており、燃料ポンプ53の上流側にはサクションフィルタ54を、燃料ポンプ53の下流側には燃料フィルタ55を備えている。燃料フィルタ55は、ケース52内に収容され、燃料ポンプ53を取り囲む環状に形成されている。
ポンプ本体モジュール5は、燃料フィルタ55の下流側にプレッシャレギュレータ56を備えている。プレッシャレギュレータ56の吐出口561と燃料吐出管31とはフレキシブルホース51で接続されている。
燃料ポンプ53は、図示しないインペラを有するポンプ部531と、ポンプ部531を回転駆動させる電動モータ部532とから構成されている。燃料ポンプ53を駆動させると、サブタンク4内の燃料は、サクションフィルタ54を通じてポンプ部531に吸入され、燃料フィルタ55へ吐出される。
燃料フィルタ55へ吐出された燃料は、プレッシャレギュレータ56を通じて、吐出口561から吐出した後、フレキシブルホース51、燃料吐出管31を流通し、燃料タンク2の外部の内燃機関に供給される。燃料ポンプ53から吐出された燃料の圧力が所定値以上となる場合には、その過剰圧力は、プレッシャレギュレータ56のドレンポート562から流出してサブタンク4内に戻る。
ポンプ本体モジュール5のケース52内には、チェックバルブ57が備えられている。チェックバルブ57は、燃料ポンプ53の駆動停止時にフレキシブルホース51内の燃料が燃料ポンプ53内を逆流してサクションフィルタ54から流出してしまうことを防止する。これにより、燃料ポンプ53の駆動停止時にフレキシブルホース51内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
図3は、図1中のIII方向のサブタンク4およびポンプ本体モジュール5の矢視図である。図3に示すように、ポンプ本体モジュール5は、その側壁から放射状に延びる支持腕58(本実施形態では3つ)を有している。この支持腕58をサブタンク4の内壁に係合することにより、ポンプ本体モジュール5は、サブタンク4内に固定される。
サブタンク4には、シャフト7を挿入させるための挿入部6が形成されている。図3に示すように、挿入部6は、筒状に形成されており、サブタンク4の内壁からサブタンク4の中心に向かって突出するように形成されている。挿入部6の上端は、開口しており、この開口からシャフト7の下端部を挿入させることができる。
図4は、図3中のIV−IV線の挿入部6の断面図である。図4に示すように、挿入部6は、底部62を有する縦孔61を有している。縦孔61の内径は、シャフト7の下端部に設けられるブッシュ71が軸方向に移動可能な程度の大きさとなっている。ブッシュ71は、シャフト7に圧入固定されている。
縦孔61の底部62には、台座としてのスプリング座66が設けられている。スプリング座66の略中央には、軸方向に延びる通路661が形成されている。縦孔61の底部62にも貫通孔63が形成されている。通路661と貫通孔63は、接続されており、縦孔61の空間とサブタンク4の外部とがこの通路661および貫通孔63を介して接続されている。
縦孔61には、付勢部材としてのスプリング68が設けられている。スプリング68の上端は、シャフト7に固定されたブッシュ71に支持され、スプリング68の下端は、縦孔61に設けられたスプリング座66に支持される。スプリング68は、燃料ポンプモジュール1を燃料タンク2内に収容させた状態で、所望の付勢力をブッシュ71に付与できる程度に圧縮されて縦孔61内に収容される。
スプリング68により、フランジ3とサブタンク4とは互いに引き離される方向に移動しようとするため、サブタンク4は、スプリング68の付勢力で燃料タンク2の底部22に押し付けられることとなる。
このため、燃料タンク2が温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張および収縮しても、サブタンク4の底部41を燃料タンク2の底部22に常に押し付けておくことができる。
ここで、燃料ポンプモジュール1が収容される燃料タンク2について説明する。燃料タンク2の形状は、搭載される自動車の種類によって様々である。したがって、図1に示すように、燃料タンク2の開口部21から底部22までの距離も燃料タンク2の種類によって様々である。
サブタンク4は、燃料タンク2の底部22に支持させるように収容されるため、フランジ3とサブタンク4との距離は燃料タンク2の形状によって異なる。このため、フランジ3とサブタンク4とを連結するシャフト7の長さを変更する必要がある。
従来技術では、燃料タンクの形状に応じてシャフトの長さを変更するとともに、サブタンクを燃料タンクの底部に押し付けるためのスプリングも燃料タンクの形状に応じて変更する必要があった。これは、スプリングの一端がフランジに支持され、他端がサブタンクに支持されるようにスプリングが配置されていたためである。従来技術のようにスプリングが配置された燃料ポンプモジュールでは、燃料タンクの形状ごとに専用のスプリングを用意する必要がある。
これに対し、本実施形態では、スプリング68を、一端が挿入部6の縦孔61の底部62に設けたスプリング座66に支持させ、他端をシャフト7の下端部に設けたブッシュ71に支持させている。これによれば、燃料ポンプモジュール1を形状の異なる燃料タンク2に収容させるとき、シャフト7の長さのみを燃料タンク2の形状に応じて変更するだけで、スプリング座66とブッシュ71との距離を所定の距離、すなわち、スプリング68が所望の付勢力をブッシュ71に付与できる距離に合わせることができる。したがって、スプリング68の変更は必要なくなる。
このため、燃料ポンプモジュール1を構成する部品を共通化することができるため、燃料ポンプモジュール1の製造コストの増大を抑制できる。
また、スプリング68は、サブタンク4に組付ける前の状態、すなわち、他の構成部品によって圧縮されていない状態では、異なる種類のスプリングを目視で区別することが困難である。
従来技術では、燃料タンクの形状に応じてスプリングも変更する必要があったので、異なる種類のスプリングを目視にて判別できず、スプリングを誤組付けしてしまうおそれがあった。一方、本実施形態では、スプリング68は燃料タンク2の形状に応じて変更する必要がないため、上述のような問題は発生しない。
本実施形態では、予めスプリング68を挿入部6の縦孔61に収容させておいた状態で、シャフト7を縦孔61に挿入させることによりフランジ3とサブタンク4とを連結している。これによれば、フランジ3とサブタンク4とを連結させる際に、スプリング68がサブタンク4から脱落することがなくなるので、組付けの作業性が向上する。
図4に示すように、挿入部6の側壁には、スリット67が形成されている。スリット67は、シャフト7の挿入部6への挿入方向に沿って形成されている。つまり、スリット67は、挿入部6の軸方向に沿って形成されている。ブッシュ71には、スリット67内を軸方向に移動可能な突起711が形成されている。突起711の上側には、スリット67の第1の面としての上端部671と対向する第2の面としてのストッパ面712が形成されている。なお、スリット67は溝であっても良い、要するにストッパ面712と当接可能な請求項に記載の第1の面が形成できるようなものであれば良い。
上端部671とストッパ面712とは、シャフト7が挿入部6からある程度引き抜かれると当接し、シャフト7が挿入部6から抜けないようになっている。これによれば、燃料タンク2の開口部21から燃料ポンプモジュール1を燃料タンク2内に収容させるとき、作業者がフランジ3のみを把持して燃料ポンプモジュール1を持ち上げても、シャフト7が挿入部6から抜けないため、燃料タンク2への燃料ポンプモジュール1の組付けの作業性が向上する。
また、縦孔61の底部62には、サブタンク4の外壁に通じる貫通孔63が形成され、底部62に設けられたスプリング座66には、貫通孔63と接続される通路661が形成されているので、燃料よりも比重が大きい水分が通路661、貫通孔63を介して縦孔61から排出される。底部62は、サブタンク4の底部41よりも高くなっているため、底部41と燃料タンク2の底部22との間に隙間が形成される。貫通孔63から排出された水分は、この隙間を通ってサブタンク4の外部に排出される。スリット67の下端部672を縦孔61の底部62まで延ばすように形成しても縦孔61内の水分を排出することができる。
これにより、縦孔61内の水分がサブタンク4の外部に排出されるため、スプリング68が水分により浸食することを抑制できる。また、底部62には、スプリング座66が設けられているため、スプリング68を燃料タンク2の底部22から遠ざけることができる。これにより、燃料タンク2の底部22に蓄積された水分が増加して、スプリング68が水分に浸ってしまうことを抑制できる。
図5は、図4中のV方向の矢視図である。挿入部6の側壁に形成されるスリット67の上端部671の両側には、挿入部6の上端から下方に延びる切れ込みとしての切欠き部64が形成されている。これにより、切欠き部64で挟まれる部分が、可撓性を有する舌状部65となる。舌状部65は、一端が支持され、他端が自由端となる板状の部位であり、その内壁には、第1の面としてのスリット67の上端部671が形成される。
縦孔61の入口部分の内径は、ブッシュ71の突起711部分の外径に比べ小さい。本実施形態では、この舌状部65を径方向外側に移動させ縦孔61の入口部分の内径を大きくした後、ブッシュ71を挿入する。
本実施形態では、シャフト7およびブッシュ71を挿入部6に挿入させた後、舌状部65にカバー69を被せている。このカバー69は、舌状部65の径方向外側への移動を規制するものである。これにより、シャフト7およびブッシュ71を挿入部6に挿入させた後、舌状部65が何らかの力により径方向外側に移動して、不用意にシャフト7およびブッシュ71が挿入部6から抜けてしまうことを抑制できる。
1 燃料ポンプモジュール
2 燃料タンク
21 開口部
22 底部
3 フランジ(蓋部材)
33 取付部
4 サブタンク
41 底部
5 ポンプ本体モジュール
51 フレキシブルホース
52 ケース
53 燃料ポンプ
56 プレッシャレギュレータ
6 挿入部
61 縦孔
62 底部
63 貫通孔
64 切欠き部
65 舌状部
66 スプリング座
661 通路
67 スリット
671 上端部(第1の面)
672 下端部
68 スプリング
69 カバー
7 シャフト(支柱)
71 ブッシュ
711 突起
712 ストッパ面(第2の面)
2 燃料タンク
21 開口部
22 底部
3 フランジ(蓋部材)
33 取付部
4 サブタンク
41 底部
5 ポンプ本体モジュール
51 フレキシブルホース
52 ケース
53 燃料ポンプ
56 プレッシャレギュレータ
6 挿入部
61 縦孔
62 底部
63 貫通孔
64 切欠き部
65 舌状部
66 スプリング座
661 通路
67 スリット
671 上端部(第1の面)
672 下端部
68 スプリング
69 カバー
7 シャフト(支柱)
71 ブッシュ
711 突起
712 ストッパ面(第2の面)
Claims (9)
- 燃料タンクに形成された開口部を閉塞する蓋部材と、
前記蓋部材から前記燃料タンクの内壁に向かって延びるように、前記蓋部材に固定される支柱と、
底部を有する筒状に形成され、前記燃料タンク内の燃料を外部に圧送する燃料ポンプを収容し、前記支柱の端部を軸方向に移動可能に挿入させる挿入部を有するサブタンクと、
前記挿入部に収容され、前記蓋部材と前記サブタンクとを互いに引き離す方向に前記支柱を付勢する付勢部材と、
を備えることを特徴とする燃料ポンプモジュール。 - 前記挿入部は、前記サブタンクの側壁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプモジュール。
- 前記挿入部の内壁には、前記支柱を前記挿入部に挿入する方向を向いた第1の面が形成され、
前記支柱には、前記支柱を前記挿入部から引き抜く方向に移動させると前記第1の面に当接し、前記支柱の前記引き抜く方向の移動が規制される第2の面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ポンプモジュール。 - 前記挿入部の内壁には、前記支柱の挿入方向に沿って延び、前記挿入部の挿入側に前記第1の面を有する溝またはスリットが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料ポンプモジュール。
- 前記挿入部の挿入側には、前記支柱を前記挿入部から引き抜く方向に延び、可撓性を有する舌状部が形成されており、
前記第1の面は、前記舌状部の内壁に形成されることを特徴とする請求項3または4に記載の燃料ポンプモジュール。 - 前記挿入部は、筒状に形成され、
前記舌状部は、前記挿入部の側壁の挿入側端部に周方向に所定間隔を有する2つの切れ込みを形成させることにより形成されることを特徴とする請求項5に記載の燃料ポンプモジュール。 - 前記舌状部の径方向への移動を規制するカバーを有することを特徴とする請求項5または6に記載の燃料ポンプモジュール。
- 前記挿入部は、底部を有する筒状に形成され、
前記挿入部の前記底部には、貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から7のうちいずれか一項に記載の燃料ポンプモジュール。 - 前記挿入部の前記底部には、前記貫通孔に連通する通路を有するとともに、前記付勢部材を支持する台座が設けられることを特徴とする請求項8に記載の燃料ポンプモジュール。
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---|---|---|---|
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