JP2008169598A - 引き戸構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 引き戸の中縦枠の木口面と戸板表面との隙間からの明かり漏れを防止し、戸板の反りによる隙間の寸法変化にも対応可能で構造自体が複雑でなくリフォームやメンテナンスの際、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、部材取り付け後も外観意匠性に優れ、隙間調整作業性と安定性にも優れ、古くなった隙間調整部材の裏面側も有効に使用でき両面使い可能であり、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がないので手間や費用がかからず安価に取り付けできる。
【解決手段】 上枠、下枠、左右縦枠、及び縦枠間に設けられる中縦枠からなる枠体と、前記中縦枠と左右いずれかの縦枠間に開口部が形成され、前記上枠と下枠の間で左右縦枠間を水平に移動し、前記開口部を開閉自在にする戸板が設けられ、前記中縦枠の戸板対向木口面に戸板表面との隙間の大きさを調節する隙間調整手段が設けられるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、住宅等の建築物の開口部に使用される引き戸構造に関する。
従来、図6に示すように、住宅等建築物の開口部に使用される引き戸において、上枠12、下枠13、左右縦枠14間に戸板16が水平移動可能なようにして設けられ、前記左右縦枠14間に中縦枠15が設けられ、中縦枠15と左右いずれかの縦枠14との間に開口部Kが設けられた構造の引き戸構造体11において、前記中縦枠15の木口面15aと戸板16の表面との間には所定寸法の隙間が設けられ、戸板16の開閉時、戸板16が水平移動する際、中縦枠15の木口面15aと戸板16の表面とが接触することによる開閉障害を防止している。この隙間は戸板16の開閉をスムーズに行うためには有効であるが、時として、明かり漏れの恐れがあり、このことが大きな問題点となっていた。
この明かり漏れを解消するため、隙間を塞ぐための部材17を中縦枠15の木口面15aの高さ方向に取り付け、中縦枠15の木口面15aと戸板16の表面との隙間をなるべく小さくし明かりが漏れるのを防止していた。
ところが、特に木製の戸板においては、取り付け使用する部屋の環境によっては、湿気を吸湿したり、また、放湿したりを繰り返すと、戸板16自体の高さ方向、幅方向の反りが発生することが多々あり、せっかく取り付けた前記隙間を塞ぐ部材17が有効に働かなくなるといった問題点があった。すなわち、戸板16の高さ方向の略中央部が前記中縦枠15の木口面15aと離間する方向に反りが発生すると、中縦枠15の木口面15aと戸板16の表面との間の隙間が大きくなり明かり漏れが防止できなくなる。また、逆に、戸板16の高さ方向の略中央部が前記中縦枠15の木口面15aに近づく方向に反りが発生すると、中縦枠15の木口面15aと戸板16の表面との間の隙間が小さくなり、隙間防止部材が戸板表面に強く接触し、これが原因で戸板16の開閉障害となっていた。
そこで、引き戸との隙間を塞ぐ部材を中方立の木口で引き戸対向面に出没を調整可能に取り付け、中縦枠の木口面と戸板の表面との間の隙間の寸法の大小にうまく対応する構造とした引き戸構造の記載がある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−250180号公報(第1−5頁、第1−3図)
しかしながら、上記従来技術のなかで、特開2002−250180号公報に記載されている隙間調整機構付き引き戸構造においては、略く字形状の屈曲部を備えた弾性プレートを方立に形成された溝内に設け、方立の側面からネジの操作で前記略く字形状の屈曲部を備えた弾性プレートの頂部が押圧され、それと連動して前記略く字形状の屈曲部を備えた弾性プレートの屈曲部が開脚又は閉脚し、溝内の深さ方向に伸縮し、該伸縮によって、隙間部材が方立の溝から出没する構造であり、構造自体が複雑で、あらかじめ方立製造時に工場生産ラインで前記略く字形状の屈曲部を備えた弾性プレート及び隙間封止部材等を方立の所定位置に組み込んで完成品として施工現場へ納入することになる。このように、構造自体が複雑であるために、コスト的にも高いものに付くといった問題点があった。
また、引き戸をリフォームする際に、隙間封止部材のみ用意しておいて、古い中縦枠(方立)に対して施工現場において、隙間封止部材を後付施工することができないといった問題点もあった。
また、引き戸を長期間使用後、前記隙間封止部材が引き戸表面と接触し摩滅し、新しいものと交換する必要が生じても、施工現場で簡単に取り替えることができないといったメンテナンス上の問題点もあった。
また、上記したような、リフォーム時やメンテナンス時において、古くなって使いものにならなくなった隙間封止部材を再使用することが不可能であり、中縦枠(方立)そのものを工場へ送り、新品の隙間封止部材と交換しなければならず、そのために、引き戸構造体を解体し新たに施工し直すといった手間や費用が大きくかかるといった問題点があった。
本発明の目的は、引き戸の中縦枠の木口面と戸板表面との隙間からの明かり漏れを防止し、戸板の反りによる隙間の寸法変化にも有効に対応可能で、構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、さらに、隙間調整部材取り付け後も見た目の外観意匠性に優れ、隙間調整部材の出し入れ調整の作業性と安定性にとって、よりいっそう好適であり、しかも、古くなった隙間調整部材の裏面側も有効に使用できるものであり、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がなく、そのための手間や費用がかからない隙間調整部材付きの引き戸構造体を安価に提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の引き戸構造体は、上枠、下枠、左右縦枠、及び縦枠間に設けられる中縦枠からなる枠体と、前記中縦枠と左右いずれかの縦枠間に開口部が形成され、前記上枠と下枠の間で左右縦枠間を水平に移動し、前記開口部を開閉自在にする戸板が設けられ、前記中縦枠前記中縦枠の戸板対向木口面に戸板表面との隙間の大きさを調節する隙間調整手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明の引き戸構造体によれば、引き戸の中縦枠の木口面と戸板表面との隙間からの明かり漏れを防止し、戸板の反りによる隙間の寸法変化にも有効に対応可能で、コスト的にも安価なものとなる。
請求項2に記載の本発明の引き戸構造体は、請求項1に記載の引き戸構造体において、前記隙間調整手段が、一側面に開口部を設けた断面視略コの字型を有する調整枠と該調整枠の開口部側に設けられた軟質の弾性部材からなる平板片と、調整枠の裏面に設けられた軟質の弾性部材からなるスペーサーとからなり、前記調整枠は裏面側に複数の調整孔が設けられ、前記中縦枠の木口面に前記隙間調整手段が調整枠裏面のスペーサーを中縦枠の木口面側にし、調整枠の開口部の平板片を戸板側にし、調整孔の箇所で調整ネジにより中縦枠の木口面に螺着され、裏面側弾性部材の付勢力により開口部側の平板片が前記中縦枠の木口面から戸板表面側に所定距離だけ突出して設けられ、前記調整ネジの出し入れによって所定距離だけ突出量の調節自在に設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明の引き戸構造体によれば、隙間調整部材の構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、しかも、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がなく、そのための手間や費用がかからない。
請求項3に記載の本発明の引き戸構造体は、請求項1に記載の引き戸構造体において、前記隙間調整手段が、断面視略ロの字型を有する調整枠と該調整枠の表裏面に形成した一対の軟質の弾性部材とからなり、前記調整枠は正面とそれと対向する裏面に複数の調整孔が設けられ、前記軟質の弾性部材は、前記隙間調整手段の正面及びそれと対向する裏面の両方に設けられ、隙間調整手段が正面側と裏面側の前後対称に形成されており、前記中縦枠の木口面に前記隙間調整手段が裏面の弾性部材を中縦枠の木口面側にし、調整孔の箇所で調整ネジにより中縦枠の木口面に螺着され、裏面側弾性部材の付勢力により正面側の弾性部材が前記中縦枠の木口面から戸板表面側に所定距離だけ突出して設けられ、前記調整ネジの出し入れによって所定距離だけ突出量の調節自在に設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明の引き戸構造体によれば、隙間調整部材の構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、しかも、古くなった隙間調整部材の裏面側も有効に使用できるものであり、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がなく、そのための手間や費用がかからない。
請求項4に記載の本発明の引き戸構造体は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の引き戸構造体において、前記中縦枠の木口面の高さ方向に沿って所定深さの凹部が形成され、該凹部に前記隙間調整手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明の引き戸構造体によれば、隙間調整部材の構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で高さ方向に隙間調整部材が入る溝を加工するだけで、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、隙間調整部材が前記溝内に納まるので、見た目の外観意匠性、隙間調整部材の出し入れ調整の作業性と安定性にとって、よりいっそう好適なものとなる。
請求項1に記載の発明によれば、引き戸の中縦枠の木口面と戸板表面との隙間からの明かり漏れを防止し、戸板の反りによる隙間の寸法変化にも有効に対応可能で、コスト的にも安価なものとなる。
請求項2に記載の発明によれば、隙間調整部材の構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、しかも、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がなく、そのための手間や費用がかからない。
請求項3に記載の発明によれば、隙間調整部材の構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、しかも、古くなった隙間調整部材の裏面側も有効に使用できるものであり、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がなく、そのための手間や費用がかからない。
請求項4に記載の発明によれば、隙間調整部材の構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で高さ方向に隙間調整部材が入る溝を加工するだけで、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、隙間調整部材が前記溝内に納まるので、見た目の外観意匠性、隙間調整部材の出し入れ調整の作業性と安定性にとって、よりいっそう好適なものとなる。
本発明の詳細を図面に従って説明する。図1は本発明の引き戸構造体の水平断面図、図2は本発明の引き戸構造体の要部拡大水平断面図である。図3は本発明の第一実施形態における隙間調整手段の要部拡大断面図で、(イ)は突出量が最大の状態を示す。(ロ)は突出量が最小の状態を示す。図4は本発明の第二実施形態における隙間調整手段の要部拡大断面図で、(イ)は突出量が最大の状態を示す。(ロ)は突出量が最小の状態を示す。図5は本発明の第三実施形態における隙間調整手段の要部拡大断面図で、(イ)は突出量が最大の状態を示す。(ロ)は突出量が最小の状態を示す。
図1、図2において、本発明の引き戸構造体1は上枠2、下枠3、左右の縦枠4で四方を囲われた枠が形成され、その枠の左右間口方向の略中程に中縦枠5が上枠2と下枠3の間に上下高さ方向に設けられ、枠体が形成されている。
前記左右の縦枠4のいずれか片方の縦枠4と中縦枠5の間に引き戸の開口部Kが形成されている。さらに、必要に応じて、上枠2に上レール(図示せず)が組み込まれ、また、必要に応じて下枠3には下レール(図示せず)が組み込まれている。この上下枠の間で左右縦枠4間を水平に移動する戸板6が設けられている。該戸板6によって前記開口部Kが開閉自在に構成されている。また、前記中縦枠5の戸板対向木口面5aに、戸板6の表面と戸板対向木口面5aの間に存在する隙間Cの大きさを調節するための隙間調整手段7が設けられている。
前記隙間Cの大きさは大きすぎても、また、小さすぎても戸板6の走行に支障が生じる。すなわち、隙間Cが大きすぎると、中縦枠5の戸板対向木口面5aと戸板6の表面の間から隣室の明かりが漏れるといった支障が生じる。また、隙間Cが小さすぎると、戸板6が高さ方向又は幅方向に少しでも反りが発生しただけで、戸板6の表面と中縦枠5の戸板対向木口面5aとの間で相互に接触し戸板6の開閉操作に支障が生じる。
従って、中縦枠5の戸板対向木口面5aと戸板6の表面の間に生じる前記隙間Cを戸板開閉操作に支障が生じない程度において、ある程度大きめに設定し、且つ、隙間Cからの明かり漏れを防止するために隙間調整手段7が戸板対向木口面5aに取り付けられている。
前記隙間調整手段7は、戸板6の表面と摺れあっても戸板6の表面化粧材を損傷しない程度に柔らかい材質のものが好適である。このように、軟質の部材からなる隙間調整手段7が戸板対向木口面5aに取り付けられていることによって、戸板6に高さ方向や幅方向の反りが発生しても、中縦枠5の戸板対向木口面5aと戸板6の表面との距離が開閉に支障がでない程度に大きめに設定され、しかも、明かりが漏れないように、軟質の部材で隙間隠しがされている。
前記戸板6は例えば合板又は中比重繊維板等の木質材からなる芯材を組み合わせて作製された芯組材(図示せず)の表面裏面に表面化粧材を貼着して作製された、所謂、フラッシュ構造の戸板6が好適である。しかし、前記芯組材を用いたフラッシュ構造でなく、密実構造の戸板6であってもよいものとする。また、前記上枠2、下枠3、左右縦枠4、中縦枠5等の各部材パネルの構造も戸板6と同様のものが好適である。表面化粧材としては、天然銘木からなる突板や単板、木目柄の印刷が施された塩ビ樹脂シートやオレフィン樹脂シート、木目柄の印刷が施された化粧紙等が好適なものとして例示できる。しかし、これらの材料に限られるものではない。
前記戸板6の水平方向の移動手段は、例えば、必要に応じて、上枠2に上レール(図示せず)を取り付け、ガイドランナー(図示せず)を戸板6の上木口に装着し、上吊り方式で走行させ、戸板6の下部は下枠3に必要に応じて下レール(図示せず)を取り付け、戸車(図示せず)を戸板下木口に装着する構造を好適なものの一例として例示できる。また、戸板上部は上吊り方式以外の構造であっても勿論よいものとする。例えば、上枠下端面に鴨居溝を設け、戸板6の上端部に切欠段部を設け該切欠段部によって突出部を形成し該突出部を前記鴨居の溝に差し込む構造であってもよい。また、戸板6の下部は前記戸車方式以外の構造であっても、勿論、よいものとする。例えば、戸板6の下端部木口面に条溝を形成し、下枠3にガイドピン(図示せず)を設け、該ガイドピンが前記条溝内に嵌挿され、ガイドピンを案内として戸板6が左右方向へ走行する構造であってもよい。勿論、これら以外の戸板走行方式であってもよいものとする。
図3において、本発明の第一実施形態における隙間調整手段7の詳細を説明する。本発明の第一実施形態における隙間調整手段7は、一側面に開口部7bが設けられている断面視略コの字型を有する調整枠7aと、該調整枠7aの開口部7b側に設けられている軟質部材からなる平板片7cと前記調整枠7aの裏面側に設けられた軟質の弾性部材からなるスペーサーSと隙間調整手段7を中縦枠5の戸板対向木口面5aに取り付けるとともに、隙間調整手段7の戸板対向木口面5aからの突出量Tを適当な寸法に調整する働きを持つ調整ネジNとで構成されている。
隙間調整手段7は幅が中縦枠5の厚み寸法よりも多少小さめの寸法を有し、中縦枠5の木口面に高さ方向のほぼ全長にわたって取り付けられており、見かけ上、細長い形状をした部材である。前記調整枠7aは、例えば、硬質又は半硬質の塩ビ樹脂、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂等の成型体である。例えば、押し出し成形等で製造される。形状は上記したように、一側面の長手方向のほぼ全長がスリット状に開口し、開口部7bを形成している。このような断面視略コの字型をした部材である。さらに、前記調整枠7aの開口部7bの対向面、すなわち、調整枠7aの裏面側に調整ネジNが嵌入される複数個の調整孔Hが長手方向(高さ方向)にわたって設けられている。
また、前記調整枠7aの開口部7b側に軟質部材からなる平板片7cが取り付けられている。前記平板片7cの断面形状は一例として図3にあるような略ハの字型を有し、調整枠7aの開口部7b側の先端に取り付けられている。本例に示す略ハの字型形状は好適な一例であって、これに限定されることはない。軟質の弾性部材からなるスペーサーSが前記調整枠7aの裏面側に設けられている。前記調整孔Hがこのスペーサーにも設けられていると調整ネジを螺着する際施工性に優れる。このように、調整枠7aと、平板片7cと、スペーサーSとが押し出し成形等の方法で一体的に形成されていることが望ましい。バラバラの部材であると、中縦枠5の戸板対向木口面5aに取り付ける際、大変な手間がかかり、施工作業性に劣るものとなる。
前記平板片7cとスペーサーSの材質は軟質の弾性部材である。例えば、軟質のウレタン樹脂発泡体、軟質のポリエチレン樹脂発泡体、軟質のシリコン樹脂、軟質のナイロン樹脂等が好適である。軟質であること、弾性体としての特性を有すること、耐摩耗性に優れていること等が大切である。これらの条件を満たす部材であれば上記以外の材質の部材であっても勿論よいものとする。
このようにして形成された隙間調整手段7を中縦枠5の戸板対向木口面5aに調整ネジNをねじ込んで取り付ける。この作業は戸板6を一旦取り外してから行うとよい。次に、戸板6を元へ戻し開閉操作を行い、開閉具合を確かめる。戸板6の表面と隙間調整手段7の平板片7cとの接触具合及び明かり漏れ防止機能の働き具合を確認する。もし、不具合があれば、その箇所の調整ネジNのねじ込み程度を加減し、隙間調整手段7の突出量Tの寸法を戸板6の開閉操作と明かり漏れ防止機能の兼ね合いで調整する。このとき、前記調整ネジNの締め具合を調整して調整する。このようにして戸板開閉具合と明かり漏れ防止機能にとって丁度よいバランスになっていることを確認する。
中縦枠5の戸板対向木口面5aと戸板6の表面との隙間Cが戸板6の高さ方向で一律の寸法でなく、戸板6の反り具合によって隙間Cが戸板6の高さ方向で大小変化することが多々生じる。前記調整ネジNが中縦枠5の戸板対向木口面5aの高さ方向において1個でなく複数個設けられている。これらの調整ネジNのねじ込み深さを慎重に調整することで、戸板開閉操作がスムーズで、且つ、明かり漏れが生じない引き戸構造体が可能となる。また、長期間引き戸を使用するうちに、前記隙間Cの大きさは変化していくが、前記調整ネジNを利用すれば、この隙間Cの変化にも柔軟に対応可能となる。
次に、本発明の調整手段7の隙間調整機能をさらに具体的に説明する。隙間調整手段7の調整枠7aの裏面側弾性部材の付勢力により調整枠7aの開口部7b側に設けられている平板片7cが前記中縦枠5の戸板対向木口面5aから戸板6の表面の方へ所定距離だけ突出して設けられている。
前記調整ネジNを強くねじ込むと、図3の(ロ)に示すように、調整枠7a裏面に設けられたスペーサーSが圧縮変形し、平板片7c先端と中縦枠5の戸板対向木口面5aとの間の寸法、すなわち、隙間調整手段7の突出量Tが小さくなり、隙間Cが大きくなる。図3の(ロ)は前記突出量Tが最小の状態を示す。また、逆に調整ネジNをゆるめる方向に調整すれば、図3の(イ)に示すように、前記突出量Tが大きくなり、隙間Cが小さくなる方向に調整される。図3の(イ)は前記突出量Tが最大の状態を示す。このとき、突出量Tの調整範囲はLで図示された寸法範囲となる。このようにして、戸板6の反り具合によって、前記隙間Cが戸板6の高さ方向において種々変化することに対して、有効に対応可能となる。すなわち、隙間Cが大きい箇所では調整ネジNをゆるめ、逆に隙間Cが小さい箇所では調整ネジNを強く閉める方向に調整するとよい。
このように、本発明の隙間調整手段7は、構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠5に施工現場で簡単に後付けが可能である。従って、引き戸構造体1を一旦解体し取り付けし直す必要がない。また、引き戸構造体1の隙間調整手段7を取り付けた後も外観意匠性に優れたものとなる。しかも、隙間調整作業性と安定性にも優れ、リフォームやメンテナンスの際、隙間調整手段7の平板片7cが多少古くなった場合でも隙間調整手段7を前後ひっくり返して、裏面側のスペーサーSを平板片7cの代わりに用いることができる。すなわち、古くなった隙間調整手段7の裏面側も有効に使用でき両面使い可能であるので長期間使用可能でコストメリットもある。また、上記の如くリフォームやメンテナンス時に、引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がないので手間や費用がかからず安価に取り付けできる。
図4において、本発明の第二実施形態における隙間調整手段7の詳細を説明する。本発明の第二実施形態における隙間調整手段7は、断面視略ロの字型を有する調整枠と、該調整枠7aの正面側と裏面側に形成されている一対の軟質の弾性部材と、隙間調整手段7を中縦枠5の戸板対向木口面5aに取り付けるとともに、隙間調整手段7の戸板対向木口面5aからの突出量Tを適当な寸法に調整する働きを持つ調整ネジNとで構成されている。
前記調整枠7aは、その正面側とそれと対向する裏面側の両方に調整枠7aの長手方向(高さ方向)に複数個の調整孔Hがそれぞれ高さ位置を合わせて設けられている。該調整孔Hに調整ネジNが嵌入され、該調整ネジNによって、隙間調整手段7を中縦枠5の戸板対向木口面5aに取り付けるとともに、隙間調整手段7の戸板対向木口面5aからの突出量Tを適当な寸法に調整することが可能となる。
また、前記調整枠7aに形成されている一対の軟質の弾性部材は、隙間調整手段7の正面及びそれと対向する裏面に略同様の形態のものが設けられている。本例では、隙間隠し機能を持つ平板片7cが隙間調整手段7の正面及びそれと対向する裏面の両方に形成されている。この平板片7cは隙間隠し機能の他に弾性部材としての機能を有している。このようにして、隙間調整手段7が、その正面側と裏面側の両方に略前後対称に形成されている。そして、前記中縦枠5の戸板対向木口面5aに前記隙間調整手段7が調整枠7aの裏面側の弾性部材を中縦枠5の戸板対向木口面5aの側にし、調整枠7aの正面側の弾性部材を戸板6の方から見て正面側にして、調整孔Hの箇所で前記調整ネジNを中縦枠5の戸板対向木口面5aにねじ込んで螺着し取り付け固定されている。
このようにして、隙間調整手段7の調整枠7aの裏面側弾性部材の付勢力により調整枠7aの開口部7b側に設けられている平板片7cが前記中縦枠5の戸板対向木口面5aから戸板6の表面の方へ所定距離だけ突出して設けられている。
前記調整ネジNを強くねじ込むと、図4の(ロ)に示すように、調整枠7aの裏面側に設けられた弾性部材(第二実施形態においては、平板片7cである)が圧縮変形し、平板片7c先端と中縦枠5の戸板対向木口面5aとの間の寸法、すなわち、隙間調整手段7の突出量Tが小さくなり、隙間Cが大きくなる。図4の(ロ)は前記突出量Tが最小の状態を示す。また、逆に調整ネジNをゆるめる方向に調整すれば、図4の(イ)に示すように、前記突出量Tが大きくなり、隙間Cが小さくなる方向に調整される。図4の(イ)は前記突出量Tが最大の状態を示す。このとき、突出量Tの調整範囲はLで図示された寸法範囲となる。このようにして、戸板6の反り具合によって、前記隙間Cが戸板6の高さ方向において種々変化することに対して、有効に対応可能となる。すなわち、隙間Cが大きい箇所では調整ネジNをゆるめ、逆に隙間Cが小さい箇所では調整ネジNを強く閉める方向に調整するとよい。
隙間調整手段7は幅が中縦枠5の厚み寸法よりも多少小さめの寸法を有し、中縦枠5の木口面に高さ方向のほぼ全長にわたって取り付けられており、見かけ上、細長い形状をした部材である。前記調整枠7aは、例えば、硬質又は半硬質の塩ビ樹脂、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂等の成型体である。例えば、押し出し成形等で製造される。調整枠7aの形状は上記したように、断面視略ロの字型形状を有し、長手方向(高さ方向)に、調整ネジNが嵌入されるための複数個の調整孔Hが表面側と裏面側の両方に略対称に設けられている。すなわち、前記調整孔Hは調整枠7aの正面側と裏面側の両方に高さ位置を合わせた状態で設けられている。
また、前記調整枠7aの正面側に設けられている弾性部材は、軟質部材からなる平板片7cである。また、前記平板片7cの断面形状は一例として図4にあるような略ハの字型を有し、調整枠7aの正面側の先端に取り付けられている。本例に示す略ハの字型形状は好適な一例であって、これに限定されることはない。また、調整枠7aの裏面側にも正面側と略同様の形態の軟質の弾性部材が設けられており、平板片7cが形成されている。このように、調整枠7aと、該調整枠7aの正面側及び裏面側両方の平板片7cとが押し出し成形等の方法で一体的に形成されていることが望ましい。バラバラの部材であると、中縦枠5の戸板対向木口面5aに取り付ける際、大変な手間がかかり、施工作業性に劣るものとなる。
前記平板片7cの材質は軟質の弾性部材である。例えば、軟質のウレタン樹脂発泡体、軟質のポリエチレン樹脂発泡体、軟質のシリコン樹脂、軟質のナイロン樹脂等が好適である。軟質であること、弾性体としての特性を有すること、耐摩耗性に優れていること等が大切である。これらの条件を満たす部材であれば上記以外の材質の部材であっても勿論よいものとする。
このようにして形成された隙間調整手段7を中縦枠5の戸板対向木口面5aに調整ネジNをねじ込んで取り付ける。この作業は戸板6を一旦取り外してから行うとよい。次に、戸板6を元へ戻し開閉操作を行い、開閉具合を確かめる。戸板6の表面と隙間調整手段7の表面側の平板片7cとの接触具合及び明かり漏れ防止機能の働き具合を確認する。もし、不具合が有れば、その箇所の調整ネジNのねじ込み程度を加減して、隙間調整手段7の前記突出量Tを調整する。このようにして、戸板開閉具合と明かり漏れ防止具合がバランスよく行われていることを確認する。
中縦枠5の戸板対向木口面5aと戸板6の表面との隙間Cが戸板6の高さ方向で一律の寸法でなく、戸板6の反り具合によって隙間Cが戸板6の高さ方向で大小変化していることが多々生じる。前記調整ネジNが中縦枠5の戸板対向木口面5aの高さ方向において1個でなく複数個設けられている。これらの調整ネジNのねじ込み深さを慎重に調整することで、戸板開閉がスムーズで、且つ、明かり漏れが生じない引き戸構造体が可能となる。また、長期間引き戸を使用するうちに、前記隙間Cの大きさは変化していくが、前記調整ネジNを利用すれば、この隙間Cの変化にも柔軟に対応可能となる。
次に、本発明の調整手段7の隙間調整機能について説明する。調整ネジNを強くねじ込むと、図4の(ロ)に示すように、調整枠7aの裏面に設けられた弾性部材としての平板片7cが圧縮変形し、調整枠7aの正面に設けられた平板片7cの先端と中縦枠5の戸板対向木口面5aとの間の寸法、すなわち、隙間調整手段7の突出量Tが小さくなる方向に調整され、隙間Cが大きくなる。図4の(ロ)は前記突出量Tが最小の状態を示す。
また、逆に調整ネジNをゆるめる方向に調整すれば、図4の(イ)に示すように、前記突出量Tが大きくなる方向に調整され、隙間Cが小さくなる。図4の(イ)は前記突出量Tが最大の状態を示す。このようにして、戸板6の反り具合によって、前記隙間Cが戸板6の高さ方向において種々変化することに対して、有効に対応可能となる。すなわち、隙間Cが大きい箇所では調整ネジNをゆるめ、逆に隙間Cが小さい箇所では調整ネジNを強く閉める方向に調整するとよい。
また、本発明の第二実施形態における隙間調整手段7は、調整枠7aに一対の軟質の弾性部材が形成されており、隙間調整手段7の正面及びそれと対向する裏面に略同様の形態の弾性部材が設けられている。このようにして、隙間調整手段7が、その正面側と裏面側の略前後対称になるようにして形成されている。そして、前記中縦枠5の戸板対向木口面5aに前記隙間調整手段7が調整枠7aの裏面側の弾性部材を中縦枠5の戸板対向木口面5aの側にし、調整枠7aの正面側の弾性部材を戸板6の方から見て正面側にして、前記調整孔Hの箇所で前記調整ネジNを中縦枠5の戸板対向木口面5aにねじ込んで螺着し取り付け固定されている。
このようにして、隙間調整手段7の調整枠7aの裏面側弾性部材の付勢力により調整枠7aの開口部側に設けられている平板片7cが前記中縦枠5の戸板対向木口面5aから戸板6の表面の方へ所定距離だけ突出して設けられている。さらに、前記調整枠7aの正面側の弾性部材は隙間隠し機能を有する平板片7cであり、調整枠裏面側の弾性部材についても隙間隠し機能を有する平板片7cである。このように、第二実施形態では、調整枠7aの正面側及び裏面側に略同様の形態の平板片7cが設けられている。
このような構成を有する第二実施形態における隙間調整部材7は、その構造自体が複雑でなく、引き戸をリフォームする際やメンテナンス時に、古い中縦枠に施工現場で簡単に後付け可能で、しかも、古くなった隙間調整部材の裏面側も有効に使用できるものであり、リフォームやメンテナンス時に引き戸構造体を一旦解体し取り付けし直す必要がなく、そのための手間や費用がかからない。
すなわち、引き戸構造体1を施工後、長期間使用し、戸板6を繰り返し開閉すると、平板片7cの先端部が摩耗し明かり漏れが生じる恐れがある。この明かり漏れ現象は、夜間の暗い部屋においては、平板片7cが若干でも摩耗すると目立ち易くなる。しかし、この時点では平板片7cの弾性部材としての付勢力には全く問題がない。従って、長期間使用するうちに、平板片7cが若干摩耗して、明かり漏れ現象が生じた場合は、前記調整ネジNをゆるめ、調整手段7そのものを中縦枠5の戸板対向木口面5aから一旦取り外し、表裏面をひっくり返して平板片7cの摩耗していない裏面側を正面側にもってきて、逆に、若干摩耗した正面側を裏面側にして取り付けし直すと、また、新品同様の明かり漏れ機能を果たすことが可能となる。従って、表裏両面使いにとってよりいっそう好適であり、表裏両面使いが可能なことによって、長期耐久性にとって、よりいっそう優れたものとなる。
図5において、本発明の第三実施形態における隙間調整手段7の詳細を説明する。本発明の第三実施形態における隙間調整手段7は、前記第一実施形態又は第二実施形態における隙間調整手段7を、前記中縦枠5の戸板対向木口面5a表面に直接取り付けるのではなく、前記中縦枠5の戸板対向木口面5aに、中縦枠5の高さ方向に沿って、所定深さの凹部Uが形成され、前記凹部Uの中に隙間調整手段7を内蔵する構成である。すなわち、第一実施形態では調整枠7aの裏面側のスペーサーS、又は、第二実施形態では裏面側の平板片7cを前記凹部Uの底側にして設ける構成である。
前記中縦枠5の戸板対向木口面5a表面と調整枠7aの正面端縁は標準位置として、略面一になるようにして調整ネジNで取り付け固定されている。このとき、表面側の平板片7cが戸板対向木口面5a表面から若干量突出する構成とされている。この標準位置から調整ネジNの締め具合を調整し、調整手段7の前記突出量Tを大きくしたり、又、小さくする。図5の(ロ)は前記突出量Tが最小の状態を示す。また、図5の(イ)は前記突出量Tが最大の状態を示す。
前記凹部Uの底部にある弾性部材の圧縮反発力と調整ネジNの固定力とのバランスを調整し、前記木口面5a表面と調整枠7aの正面端縁を略面一となるようにし、これを標準位置とし、これ以上に調整ネジNを強く閉めると、図5の(ロ)に示すように、調整枠7aが凹部U内にもぐりこみ、先端の平板片7cが引っ込み、戸板対向木口面5a表面から若干量突出するようになり、逆に、調整ネジNをゆるめると、図5の(イ)に示すように、調整枠7aが凹部Uから外へ突出するようになり、先端の平板片7cが戸板6の方へ大きく突出するようになる。上記のことは、第一実施形態の隙間調整手段だけでなく、もちろん、第二実施形態の隙間調整手段においても同様である。また、第三実施形態における隙間調整手段7においても、第一、第二実施形態における隙間調整手段7と同様に、先端の平板片7cの摩耗に対応するために、表裏ひっくり返して表面側の平板片7cを溝の凹部U内に納めると、新品同様に機能することは勿論である。
本発明の引き戸構造体の水平断面図。 本発明の引き戸構造体の要部拡大水平断面図。 本発明の第一実施形態における隙間調整手段の要部拡大断面図。(イ)突出量が最大の状態。(ロ)突出量が最小の状態。 本発明の第二実施形態における隙間調整手段の要部拡大断面図。(イ)突出量が最大の状態。(ロ)突出量が最小の状態。 本発明の第三実施形態における隙間調整手段の要部拡大断面図。(イ)突出量が最大の状態。(ロ)突出量が最小の状態。 従来の引き戸構造体の水平断面図。
符号の説明
1 引き戸構造体
2 上枠
3 下枠
4 縦枠
5 中縦枠
5a 戸板対向木口面
6 戸板
7 隙間調整手段
7a 調整枠
7b 調整枠の開口部
7c 平板片
N 調整ネジ
H 調整孔
S スペーサー
T 突出量
L 突出量の調整範囲
C 隙間
K 開口部
W 壁面
U 凹部
11 従来の引き戸構造体
12 上枠
13 下枠
14 縦枠
15 中縦枠
15a 戸板対向木口面
16 戸板
17 部材

Claims (4)

  1. 上枠、下枠、左右縦枠、及び縦枠間に設けられる中縦枠からなる枠体と、前記中縦枠と左右いずれかの縦枠間に開口部が形成され、前記上枠と下枠の間で左右縦枠間を水平に移動し、前記開口部を開閉自在にする戸板が設けられ、前記中縦枠の戸板対向木口面に戸板表面との隙間の大きさを調節する隙間調整手段が設けられていることを特徴とする引き戸構造体。
  2. 前記隙間調整手段が、一側面に開口部を設けた断面視略コの字型を有する調整枠と該調整枠の開口部側に設けられた軟質の弾性部材からなる平板片と、調整枠の裏面に設けられた軟質の弾性部材からなるスペーサーとからなり、前記調整枠は裏面側に複数の調整孔が設けられ、前記中縦枠の木口面に前記隙間調整手段が調整枠裏面のスペーサーを中縦枠の木口面側にし、調整枠の開口部の平板片を戸板側にし、調整孔の箇所で調整ネジにより中縦枠の木口面に螺着され、裏面側弾性部材の付勢力により開口部側の平板片が前記中縦枠の木口面から戸板表面側に所定距離だけ突出して設けられ、前記調整ネジの出し入れによって所定距離だけ突出量の調節自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の引き戸構造体。
  3. 前記隙間調整手段が、断面視略ロの字型を有する調整枠と該調整枠の表裏面に形成した一対の軟質の弾性部材とからなり、前記調整枠は正面とそれと対向する裏面に複数の調整孔が設けられ、前記軟質の弾性部材は、前記隙間調整手段の正面及びそれと対向する裏面の両方に設けられ、隙間調整手段が正面側と裏面側の前後対称に形成されており、前記中縦枠の木口面に前記隙間調整手段が裏面の弾性部材を中縦枠の木口面側にし、調整孔の箇所で調整ネジにより中縦枠の木口面に螺着され、裏面側弾性部材の付勢力により正面側の弾性部材が前記中縦枠の木口面から戸板表面側に所定距離だけ突出して設けられ、前記調整ネジの出し入れによって所定距離だけ突出量の調節自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の引き戸構造体。
  4. 前記中縦枠の木口面の高さ方向に沿って所定深さの凹部が形成され、該凹部に前記隙間調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の引き戸構造体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016138447A (ja) * 2016-03-30 2016-08-04 三協立山株式会社 開口部建材
JP2016186217A (ja) * 2016-06-27 2016-10-27 三協立山株式会社 開口部建材
JP2018087485A (ja) * 2018-01-22 2018-06-07 三協立山株式会社 開口部建材

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