JP2008085857A - 電圧制御型発振回路 - Google Patents

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Yoshichika Takahashi
佳周 高橋
Tomoki Oda
知己 織田
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Abstract

【課題】本発明は、電流のリークを防止して電源立ち上げ時の発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる電圧制御型発振回路を提供することを目的とする。
【解決手段】水晶振動子XTALとインバータM3,M4と可変容量素子CV1,CV2を有し、温度補償回路21の出力する温度補償電圧を低域フィルタRa,Caを通して前記可変容量素子に印加し、水晶振動子の温度補償を行って発振周波数を安定化する電圧制御型発振回路であって、可変容量素子に第1スイッチ素子M1a〜M1d,M2a〜M2d付きの容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dを並列に設け、前記第1スイッチ素子をオンまたはオフして可変容量素子の容量を調整する電圧制御型発振回路おいて、第1スイッチ素子がオフのときに容量調整用可変容量素子と第1スイッチ素子の接続点の電圧を上昇させるシフト手段S1a〜S1d,S2a〜S2dを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧制御型発振回路に関し、水晶振動子の温度補償を行って発振周波数を安定化する電圧制御型発振回路に関する。
図6は、従来の電圧制御型発振回路(VCXO)の一例の回路構成図を示す。同図中、半導体集積回路10内の温度補償回路11は、周囲温度に応じて水晶振動子XTALの温度特性を補償する温度補償電圧VTCを発生し、抵抗Ra及びコンデンサCaで構成される低域フィルタを通し、抵抗Rb,Rcを経て可変容量素子(可変容量ダイオード)CV1,CV2に印加する。
可変容量素子CV1には容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1dが並列に設けられ、可変容量素子CV2には容量調整用可変容量素子CV2a〜CV2dが並列に設けられている。可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dのカソードにはnチャネルFET(電界効果トランジスタ)M1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインが接続され、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのソースは接地されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレイン,ソース間は抵抗R1a〜R1d,R2a〜R2dで接続されており、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dそれぞれはゲートに制御信号を供給されてオン/オフを制御される。なお、上記制御信号は予めROMに登録されており、制御信号によりFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのいずれかをオンすることで、所望の容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dを可変容量素子CV1に並列接続して容量調整を行っている。
半導体集積回路10の外部には水晶振動子XTALが設けられている。水晶振動子XTALの両端は端子12a,12bを介して半導体集積回路10内の可変容量素子CV1,CV2に接続されると共に、コンデンサC1とpチャネルFETM3及びnチャネルFETM4で構成される帰還抵抗RFB付きのインバータと抵抗RdとコンデンサC2との直列接続回路によって接続されている。
この電圧制御型発振回路は、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に帰還抵抗RFBで接続して帰還をかけることで負性抵抗回路を構成しており、可変容量素子CV1とコンデンサC1の直列容量と、可変容量素子CV2とコンデンサC2の直列容量と、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に接続された水晶振動子XTALのインダクタンス成分で発振するコルピッツ発振回路を構成しており、水晶振動子の温度補償を行うことで発振周波数を安定化している。
なお、特許文献1には、帰還抵抗を印加電圧に応じて変化させることにより、制御信号に対して任意の特性で発振周波数が変化するように、制御電圧を非線型増幅する非線型増幅手段を設けた電圧制御発振回路が記載されている。
特開2006−25141号公報
図6の従来回路において、例えばFETM1dがオフの場合、端子12aの電圧VX2は、温度補償回路11の出力する温度補償電圧VTCを基準として図7に示すように振動する。また、FETM1dのドレイン電圧VNMは、接地レベル(GND)を基準として図7に示すように振動する。この状況では、ドレイン電圧VNMが接地レベルから0.7V以下に低下する瞬間がある。
この場合、図8の断面図に示すように、nチャネルFETM1dのドレインをエミッタとし、半導体のp型基板をベースとし、可変容量素子CV1aのアノードをコレクタとする寄生トランジスタが、ドレイン電圧VNMが接地レベルから0.7V以下に低下したときにオンし、nチャネルFETM1dのドレインから可変容量素子CV1aのアノードに電流がリークすることになる。
低域フィルタの抵抗Raは100KΩ〜1MΩ程度でかなり大きい値であり、上記のリーク電流が流れると端子12aの電圧VX2のバイアスレベルが大幅に低下する。これにより、電圧制御型発振回路の電源立ち上げ時に発振周波数が安定するまでの時間が長くなるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、電流のリークを防止して電源立ち上げ時の発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる電圧制御型発振回路を提供することを目的とする。
本発明の電圧制御型発振回路は、水晶振動子(XTAL)とインバータ(M3,M4)と可変容量素子(CV1,CV2)を有し、温度補償回路(21)の出力する温度補償電圧を低域フィルタ(Ra,Ca)を通して前記可変容量素子に印加し、前記水晶振動子の温度補償を行って発振周波数を安定化する電圧制御型発振回路であって、前記可変容量素子に第1スイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)付きの容量調整用可変容量素子(CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2d)を並列に設け、前記第1スイッチ素子をオンまたはオフして前記可変容量素子の容量を調整する電圧制御型発振回路おいて、
前記第1スイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)がオフのときに前記容量調整用可変容量素子と前記第1スイッチ素子の接続点の電圧を上昇させるシフト手段(S1a〜S1d,S2a〜S2d)を有することにより、電流のリークを防止して電源立ち上げ時の発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる。
前記電圧制御型発振回路において、
前記シフト手段は、前記容量調整用可変容量素子(CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2d)の両端間に並列に設けられ前記第1のスイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)と反転動作を行う第2スイッチ素子(S1a〜S1d,S2a〜S2d)で構成することができる。
前記電圧制御型発振回路において、
前記シフト手段は、前記第1スイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)と前記容量調整用可変容量素子(CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2d)の接続点と前記低域フィルタ(Ra,Ca)の出力端子との間に設けられ前記第1スイッチ素子と反転動作を行う第2スイッチ素子(S1a〜S1d,S2a〜S2d)付きの抵抗(R5a〜R5d,R6a〜R6d)で構成することができる。
前記電圧制御型発振回路において、
前記シフト手段は、前記第1スイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)と前記容量調整用可変容量素子(CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2d)の接続点と定電圧源(E1)との間に設けられ前記第1スイッチ素子と反転動作を行う第2スイッチ素子(S1a〜S1d,S2a〜S2d)付きの抵抗(R5a〜R5d,R6a〜R6d)で構成することができる。
前記電圧制御型発振回路において、
前記シフト手段は、前記スイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)の両端間に並列に配設した第1の抵抗(R1a〜R1d,R2a〜R2d)と、前記容量調整用可変容量素子(CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2d)と前記第1スイッチ素子(M1a〜M1d,M2a〜M2d)の接続点と定電圧源(E1)との間に配設した第2の抵抗(R5a〜R5d,R6a〜R6d)で構成することができる。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、電流のリークを防止して電源立ち上げ時の発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
<一実施形態>
図1は、本発明の電圧制御型発振回路の一実施形態の回路構成図を示す。同図中、図6と同一部分には同一符号を付す。半導体集積回路20内の温度補償回路21は、周囲温度に応じて水晶振動子XTALの温度特性を補償する温度補償電圧VTCを発生し、抵抗Ra及びコンデンサCaで構成される低域フィルタを通し、抵抗Rb,Rcを経て可変容量素子(可変容量ダイオード)CV1,CV2に印加する。
可変容量素子CV1には容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1dが並列に設けられ、可変容量素子CV2には容量調整用可変容量素子CV2a〜CV2dが並列に設けられている。可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dのカソードにはnチャネルFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインが接続され、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのソースは接地されている。
また、可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dそれぞれと並列にスイッチS1a〜S1d,S2a〜S2dが設けられている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dそれぞれはゲートに制御信号を供給されてオン/オフを制御され、スイッチS1a〜S1d,S2a〜S2dそれぞれは上記制御信号でオフ/オンを制御され、FETがオン(またはオフ)であれば対応するスイッチはオフ(またはオン)と反転動作する。
なお、上記制御信号は予めROMに登録されており、制御信号によりFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのいずれかをオンすることで、所望の容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dを可変容量素子CV1に並列接続して容量調整を行っている。
半導体集積回路20の外部には水晶振動子XTALが設けられている。水晶振動子XTALの両端は端子22a,22bを介して半導体集積回路20内の可変容量素子CV1,CV2に接続されると共に、コンデンサC1とpチャネルFETM3及びnチャネルFETM4で構成される帰還抵抗RFB付きのインバータと抵抗RdとコンデンサC2との直列接続回路によって接続されている。
この電圧制御型発振回路は、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に帰還抵抗RFBで接続して帰還をかけることで負性抵抗回路を構成しており、可変容量素子CV1とコンデンサC1の直列容量と、可変容量素子CV2とコンデンサC2の直列容量と、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に接続された水晶振動子XTALのインダクタンス成分で発振するコルピッツ発振回路を構成しており、水晶振動子の温度補償を行うことで発振周波数を安定化している。
図1において、例えばFETM1dがオフの場合、スイッチS1dはオンであり、端子22aの電圧VX2は温度補償回路11の出力する温度補償電圧VTCを基準として図2(A)に示すように振動する。また、FETM1dのドレイン電圧VNMはスイッチS1dがオンのため温度補償電圧VTCを基準として図2(B)に示すように振動し、ドレイン電圧VNMは接地レベルを下回ることはない。
このため、図8に示すように、nチャネルFETM1dのドレインをエミッタとし、半導体のp型基板をベースとし、可変容量素子CV1aのアノードをコレクタとする寄生トランジスタがオンすることはなく電流のリークが防止される。従って、電圧制御型発振回路の電源立ち上げ時に発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる。
<変形例>
図3は、本発明の電圧制御型発振回路の変形例の回路構成図を示す。同図中、図6と同一部分には同一符号を付す。図3において、半導体集積回路20内の温度補償回路21は、周囲温度に応じて水晶振動子XTALの温度特性を補償する温度補償電圧VTCを発生し、抵抗Ra及びコンデンサCaで構成される低域フィルタを通し、抵抗Rb,Rcを経て可変容量素子(可変容量ダイオード)CV1,CV2に印加する。
可変容量素子CV1には容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1dが並列に設けられ、可変容量素子CV2には容量調整用可変容量素子CV2a〜CV2dが並列に設けられている。可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dのカソードにはnチャネルFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインが接続され、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのソースは接地されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインには抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの一端が接続されており、抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの他端はスイッチS3a〜S3d,S4a〜S4dを介して低域フィルタの出力端子つまり抵抗RaとコンデンサCaの接続点に接続されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dそれぞれはゲートに制御信号を供給されてオン/オフを制御され、スイッチS3a〜S3d,S4a〜S4dそれぞれは上記制御信号でオフ/オンを制御され、FETがオン(またはオフ)であれば対応するスイッチはオフ(またはオン)と反転動作する。
なお、上記制御信号は予めROMに登録されており、制御信号によりFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのいずれかをオンすることで、所望の容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dを可変容量素子CV1に並列接続して容量調整を行っている。
半導体集積回路20の外部には水晶振動子XTALが設けられている。水晶振動子XTALの両端は端子22a,22bを介して半導体集積回路20内の可変容量素子CV1,CV2に接続されると共に、コンデンサC1とpチャネルFETM3及びnチャネルFETM4で構成される帰還抵抗RFB付きのインバータと抵抗RdとコンデンサC2との直列接続回路によって接続されている。
この電圧制御型発振回路は、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に帰還抵抗RFBで接続して帰還をかけることで負性抵抗回路を構成しており、可変容量素子CV1とコンデンサC1の直列容量と、可変容量素子CV2とコンデンサC2の直列容量と、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に接続された水晶振動子XTALのインダクタンス成分で発振するコルピッツ発振回路を構成しており、水晶振動子の温度補償を行うことで発振周波数を安定化している。
図3において、例えばFETM1dがオフの場合、スイッチS3dはオンであり、FETM1dのドレイン電圧VNMは図2(B)と同様に温度補償電圧VTC(例えば1.4V)を基準として振動し、接地レベルを下回ることはない。
このため、図8に示すように、nチャネルFETM1dのドレインをエミッタとし、半導体のp型基板をベースとし、可変容量素子CV1aのアノードをコレクタとする寄生トランジスタがオンすることはなく電流のリークが防止される。従って、電圧制御型発振回路の電源立ち上げ時に発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる。
<他の変形例>
図4は、本発明の電圧制御型発振回路の他の変形例の回路構成図を示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付す。この変形例で図3と異なるところは、抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの他端がスイッチS3a〜S3d,S4a〜S4dを介して定電圧源E1に接続されている点である。
図4において、半導体集積回路20内の温度補償回路21は、周囲温度に応じて水晶振動子XTALの温度特性を補償する温度補償電圧VTCを発生し、抵抗Ra及びコンデンサCaで構成される低域フィルタを通し、抵抗Rb,Rcを経て可変容量素子(可変容量ダイオード)CV1,CV2に印加する。
可変容量素子CV1には容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1dが並列に設けられ、可変容量素子CV2には容量調整用可変容量素子CV2a〜CV2dが並列に設けられている。可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dのカソードにはnチャネルFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインが接続され、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのソースは接地されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインには抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの一端が接続されており、抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの他端がスイッチS3a〜S3d,S4a〜S4dを介して定電圧源E1に接続されている。なお、定電圧源E1の値は例えば0.7V程度に設定されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dそれぞれはゲートに制御信号を供給されてオン/オフを制御され、スイッチS3a〜S3d,S4a〜S4dそれぞれは上記制御信号でオフ/オンを制御され、FETがオン(またはオフ)であれば対応するスイッチはオフ(またはオン)と反転動作する。
なお、上記制御信号は予めROMに登録されており、制御信号によりFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのいずれかをオンすることで、所望の容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dを可変容量素子CV1に並列接続して容量調整を行っている。
半導体集積回路20の外部には水晶振動子XTALが設けられている。水晶振動子XTALの両端は端子22a,22bを介して半導体集積回路20内の可変容量素子CV1,CV2に接続されると共に、コンデンサC1とpチャネルFETM3及びnチャネルFETM4で構成される帰還抵抗RFB付きのインバータと抵抗RdとコンデンサC2との直列接続回路によって接続されている。
この電圧制御型発振回路は、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に帰還抵抗RFBで接続して帰還をかけることで負性抵抗回路を構成しており、可変容量素子CV1とコンデンサC1の直列容量と、可変容量素子CV2とコンデンサC2の直列容量と、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に接続された水晶振動子XTALのインダクタンス成分で発振するコルピッツ発振回路を構成しており、水晶振動子の温度補償を行うことで発振周波数を安定化している。
図4において、例えばFETM1dがオフの場合、スイッチS3dはオンであり、FETM1dのドレイン電圧VNMは定電圧E1(=0.7V)を基準として振動し、接地レベルを下回ることはない。
このため、図8に示すように、nチャネルFETM1dのドレインをエミッタとし、半導体のp型基板をベースとし、可変容量素子CV1aのアノードをコレクタとする寄生トランジスタがオンすることはなく電流のリークが防止される。従って、電圧制御型発振回路の電源立ち上げ時に発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる。
<別の変形例>
図5は、本発明の電圧制御型発振回路の別の変形例の回路構成図を示す。同図中、図3と同一部分には同一符号を付す。この変形例で図3と異なるところは、抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの他端をスイッチS3a〜S3d,S4a〜S4dを介さず定電圧源E1に接続する点と、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレイン,ソース間を抵抗R1a〜R1d,R2a〜R2dで接続する点である。
図5において、半導体集積回路20内の温度補償回路21は、周囲温度に応じて水晶振動子XTALの温度特性を補償する温度補償電圧VTCを発生し、抵抗Ra及びコンデンサCaで構成される低域フィルタを通し、抵抗Rb,Rcを経て可変容量素子(可変容量ダイオード)CV1,CV2に印加する。
可変容量素子CV1には容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1dが並列に設けられ、可変容量素子CV2には容量調整用可変容量素子CV2a〜CV2dが並列に設けられている。可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dのカソードにはnチャネルFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインが接続され、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのソースは接地されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレイン,ソース間は抵抗R1a〜R1d,R2a〜R2dで接続されている。また、FETM1a〜M1d,M2a〜M2dのドレインには抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの一端が接続されており、抵抗R5a〜R5d,R6a〜R6dの他端は定電圧源E1に接続されている。なお、定電圧源E1の値は例えば0.7V程度に設定されている。
FETM1a〜M1d,M2a〜M2dそれぞれはゲートに制御信号を供給されてオン/オフを制御される。
なお、上記制御信号は予めROMに登録されており、制御信号によりFETM1a〜M1d,M2a〜M2dのいずれかをオンすることで、所望の容量調整用可変容量素子CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2dを可変容量素子CV1に並列接続して容量調整を行っている。
半導体集積回路20の外部には水晶振動子XTALが設けられている。水晶振動子XTALの両端は端子22a,22bを介して半導体集積回路20内の可変容量素子CV1,CV2に接続されると共に、コンデンサC1とpチャネルFETM3及びnチャネルFETM4で構成される帰還抵抗RFB付きのインバータと抵抗RdとコンデンサC2との直列接続回路によって接続されている。
この電圧制御型発振回路は、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に帰還抵抗RFBで接続して帰還をかけることで負性抵抗回路を構成しており、可変容量素子CV1とコンデンサC1の直列容量と、可変容量素子CV2とコンデンサC2の直列容量と、FETM3,M4のインバータの入出力端子間に接続された水晶振動子XTALのインダクタンス成分で発振するコルピッツ発振回路を構成しており、水晶振動子の温度補償を行うことで発振周波数を安定化している。
図5において、例えばFETM1dがオフの場合、FETM1dのドレイン電圧VNMは定電圧E1(=0.7V)にバイアスされているため、接地レベルを下回ることはない。
このため、図8に示すように、nチャネルFETM1dのドレインをエミッタとし、半導体のp型基板をベースとし、可変容量素子CV1aのアノードをコレクタとする寄生トランジスタがオンすることはなく電流のリークが防止される。従って、電圧制御型発振回路の電源立ち上げ時に発振周波数が安定するまでの時間を短縮できる。
本発明の電圧制御型発振回路の一実施形態の回路構成図である。 図1の各部の電圧波形を示す図である。 本発明の電圧制御型発振回路の変形例の回路構成図である。 本発明の電圧制御型発振回路の他の変形例の回路構成図である。 本発明の電圧制御型発振回路の別の変形例の回路構成図である。 従来の電圧制御型発振回路の一例の回路構成図である。 図6の各部の電圧波形を示す図である。 寄生トランジスタを説明するための断面図である。
符号の説明
20 半導体集積回路
21 温度補償回路
CV1,CV2 可変容量素子
CV1a〜CV1d,CV2a〜CV2d 調整用可変容量素子
C1,C2 コンデンサ
M1a〜M1d,M2a〜M2d,M3,M4 FET
R1a〜R1d,R2a〜R2d,R5a〜R5d,R6a〜R6d 抵抗
XTAL 水晶振動子

Claims (5)

  1. 水晶振動子とインバータと可変容量素子を有し、温度補償回路の出力する温度補償電圧を低域フィルタを通して前記可変容量素子に印加し、前記水晶振動子の温度補償を行って発振周波数を安定化する電圧制御型発振回路であって、前記可変容量素子に第1スイッチ素子付きの容量調整用可変容量素子を並列に設け、前記第1スイッチ素子をオンまたはオフして前記可変容量素子の容量を調整する電圧制御型発振回路おいて、
    前記第1スイッチ素子がオフのときに前記容量調整用可変容量素子と前記第1スイッチ素子の接続点の電圧を上昇させるシフト手段を
    有することを特徴とする電圧制御型発振回路。
  2. 請求項1記載の電圧制御型発振回路おいて、
    前記シフト手段は、前記容量調整用可変容量素子の両端間に並列に設けられ前記第1のスイッチ素子と反転動作を行う第2スイッチ素子であることを特徴とする電圧制御型発振回路。
  3. 請求項1記載の電圧制御型発振回路おいて、
    前記シフト手段は、前記第1スイッチ素子と前記容量調整用可変容量素子の接続点と前記低域フィルタの出力端子との間に設けられ前記第1スイッチ素子と反転動作を行う第2スイッチ素子付きの抵抗であることを特徴とする電圧制御型発振回路。
  4. 請求項1記載の電圧制御型発振回路おいて、
    前記シフト手段は、前記第1スイッチ素子と前記容量調整用可変容量素子の接続点と定電圧源との間に設けられ前記第1スイッチ素子と反転動作を行う第2スイッチ素子付きの抵抗であることを特徴とする電圧制御型発振回路。
  5. 請求項1記載の電圧制御型発振回路おいて、
    前記シフト手段は、前記第1スイッチ素子の両端間に並列に配設した第1の抵抗と、前記容量調整用可変容量素子と前記第1スイッチ素子の接続点と定電圧源との間に配設した第2の抵抗であることを特徴とする電圧制御型発振回路。
JP2006265421A 2006-09-28 2006-09-28 電圧制御型発振回路 Pending JP2008085857A (ja)

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