JP2008065904A - 再生装置、再生方法及び再生プログラム - Google Patents

再生装置、再生方法及び再生プログラム Download PDF

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晋 伊地知
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Abstract

【課題】本発明は、音楽データの再生時に処理負荷を低減する。
【解決手段】本発明は、検出部18により装置本体の処理負荷が低い状態で、記録媒体13に記録される音楽データD1の音量平均値を検出し、算出部19により音量平均値が特定音量平均値となるように音楽データD1の音量レベル調整用の平均値利用ゲインを算出し、登録部20により平均値利用ゲインを記録媒体13に対し音楽データD1に対応付けて登録しておき、再生部11により平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データD1を再生することにより、音楽データD1の再生時、音楽データD1を再生してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録していた平均値利用ゲインを参照して、当該平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データD1を再生でき、音楽データD1の再生時に処理負荷を低減することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は再生装置、再生方法及び再生プログラムに関し、例えば音楽データの再生順序を規定するプレイリストに従い音楽データを再生する再生装置に適用して好適なものである。
従来の自動利得調整装置は、CD(Compact Disc)から放送用の音源として再生した音声信号のピークを検出し、その検出結果をもとに、当該音声信号におけるピーク出現率を算出する。また自動利得調整装置は、音声信号の平均値レベルを算出する。さらに自動利得調整装置は、音声信号の聴感レベルをピーク出現率と対比させたテーブルを用いて、ピーク出現率及び平均値レベルから音声信号の音量レベル調整量を算出する。そして自動利得調整装置は、音量レベル調整量に従い音声信号の音量レベルを調整していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−320793公報(第3頁)
ところが、かかる構成の自動利得調整装置は、CDから放送用の音源として音声信号を再生する毎に、その再生処理に加えて上述したような音量レベル調整量を算出するための処理も実行している。このため自動利得調整装置は、音声信号の再生時に処理負荷が増大するという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、音楽データの再生時に処理負荷を低減し得る再生装置、再生方法及び再生プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、検出部により装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体に記録される音楽データの音量平均値を検出し、算出部により当該音量平均値が特定音量平均値となるように、音楽データの音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出し、登録部により当該平均値利用ゲインを、記録媒体に対し音楽データに対応付けて登録しておき、この状態で再生部により当該平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生するようにした。
従って本発明では、音楽データの再生時に、平均値利用ゲインを算出しなくても、音楽データを再生してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録していた平均値利用ゲインを参照して、その平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生することができる。
本発明によれば、検出部により装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体に記録される音楽データの音量平均値を検出し、算出部により当該音量平均値が特定音量平均値となるように、音楽データの音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出し、登録部により当該平均値利用ゲインを、記録媒体に対し音楽データに対応付けて登録しておき、この状態で再生部により当該平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生するようにしたことにより、音楽データの再生時に、平均値利用ゲインを算出しなくても、音楽データを再生してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録していた平均値利用ゲインを参照して、その平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生することができ、かくして音楽データの再生時に処理負荷を低減し得る再生装置、再生方法及び再生プログラムを実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態による再生装置の概要
図1において、1は全体として第1の実施の形態による再生装置の構成の概要を示す。かかる再生装置1において検出部2は、装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体3に記録される音楽データの音量平均値を検出する。また再生装置1において算出部4は、検出部2により検出される音量平均値が特定音量平均値となるように、音楽データの音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出する。さらに再生装置1において登録部5は、算出部3により算出される平均値利用ゲインを、記録媒体3に対し音楽データに対応付けて登録する。そして再生装置1において再生部6は、平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生する。因みに記録媒体3は、再生装置1の内部及び外部の何れに設けられていても良いし、当該再生装置1に対し着脱可能に設けられていても良い。かかる構成により再生装置1は、音楽データの再生時に、平均値利用ゲインを算出しなくても、音楽データを再生してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録していた平均値利用ゲインを参照して、その平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生することができる。よって再生装置1は、音楽データの再生時に処理負荷を低減することができる。
(1−2)第1の実施の形態による再生装置の詳細構成
次いで図2を用いて、第1の実施の形態による再生装置10の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成を説明する。かかる再生装置10は、再生部11により、当該再生装置10に装填されるCD(Compact Disc)等のメディアから音楽データを再生するメディア再生機能や、当該メディアに記録されている音楽データを録音する録音機能、音楽データを登録しているプレイリストを利用して当該音楽データを再生するリスト利用再生機能等の各種機能を実現し得るようになされている。
ここで再生装置10の操作部12は、例えば図3に示すような直方体状のリモートコントローラRMを有している。かかるリモートコントローラRMの正面一端側には、装置本体(すなわち、再生装置10)の電源をオン/オフするためのトグル式の電源ボタンRMAと、再生中の音楽の音量を調節するための音量調節ボタンRMBとが配置されている。またリモートコントローラRMの正面中央部には、上述した各種機能を切り替えて選択させるためのトグル式の機能選択ボタンRMCと、各種設定項目を呼び出すための設定ボタンRMDとが配置されている。これに加えてリモートコントローラRMの正面中央部には、それぞれ頂点を正面一端側及び正面他端側に向けた三角形状を有し、表示画面上で上方向及び下方向を選択させるための上方向選択ボタンRME及び下方向選択ボタンRMFと、それぞれ頂点を正面左側及び正面右側に向けた三角形状を有し、当該表示画面上で左方向及び右方向を選択させるための左方向選択ボタンRMG及び右方向選択ボタンRMHと、例えば表示画面上で種々の選択を決定するための決定ボタンRMIとが配置されている。
さらにリモートコントローラRMの正面他端寄りには、音楽データの再生を制御するための再生開始ボタンRMJ、再生停止ボタンRMK、早送ボタンRML、巻戻ボタンRMM、曲送ボタンRMN、曲戻ボタンRMO及び一時停止ボタンRMPが配置されている。従って再生装置10では、ユーザに対し、操作部12のリモートコントローラRMにおいて機能選択ボタンRMCを押下操作させる簡易な操作で、上述した各種機能を容易に選択させ得るようになされている。
すなわち再生装置10において再生部11は、ユーザによる操作部12(すなわち、リモートコントローラRM)の操作に応じてメディア再生機能を選択するメディア再生機能選択命令が入力されると、メディア再生機能を起動する。この場合、再生部11は、再生装置10に装填されたメディアから、これに記録されている音楽データを再生して音楽として出力する。これにより再生部11は、ユーザに対し再生した音楽データに基づく音楽を聴かせることができる。
また再生部11は、ユーザによる操作部12(すなわち、リモートコントローラRM)の操作に応じて録音機能を選択する録音機能選択命令が入力されると、録音機能を起動する。この場合、再生部11は、再生装置10に装填されたメディアから音楽データを読み出して所定の圧縮符号化方式で圧縮符号化した後、当該再生装置10内の記録媒体13に送出する。これにより再生部11は、記録媒体13に対し、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)、AAC(Advanced Audio Coding )、WMA(Windows (登録商標)Media Audio )、RealAUDIO G2 Music Codec、MP3(MPEG Audio Layer-3)フォーマット等の所定フォーマットの音楽データを記録する。
これに加えて再生部11は、ユーザによる操作部12の操作に応じて、音楽データを取得するように要求する取得要求命令が入力されると、通信部14を介してネットワークNT上の外部装置15にアクセスし、音楽データの配信を要求する。その結果、再生部11は、外部装置15から送信された音楽データを、通信部14を介してダウンロードして記録媒体13に送出する。これにより再生部11は、記録媒体13に対し、外部装置15からダウンロードした所定フォーマットの音楽データを記録する。
ここで図4に示すように、記録媒体13には、音楽データ管理用のデータベース(以下、これを音楽データベースと呼ぶ)MDBが構築されている。そして再生部11は、記録媒体13の音楽データベースMDBに対し、上述した録音機能の実行によりメディアから読み出した音楽データD1や外部装置15からダウンロードした音楽データD1を、それぞれ音楽データD1に関連する関連情報(以下、これをデータ関連情報と呼ぶ)DREと共に音楽データ管理情報CAとして記録している。この場合、データ関連情報DREは、対応する音楽データD1の属性情報(以下、これをデータ属性情報と呼ぶ)DATと、その音楽データD1の中で、当該音楽データD1に基づく音楽の例えば「さび」と呼ばれる特徴的な部分(以下、これをハイライト部分と呼ぶ)に対応する位置(例えば、「さび」の始まりに対応する位置であり、以下これをハイライト位置と呼ぶ)を示すハイライト位置情報HPとを有している。
そして、かかるデータ属性情報DATは、対応する音楽データD1に基づく音楽のタイトル(以下、これを音楽タイトルと呼ぶ)、アーティストの名称(以下、これをアーティスト名と呼ぶ)、音楽の属するジャンルの名称(以下、これをジャンル名と呼ぶ)を含んでいる。またデータ属性情報DATは、対応する音楽データD1の提供元(すなわち、メディアや外部装置15)や記録日時、当該音楽データD1全体の再生時間、記録媒体13における音楽データD1の記録アドレス等を示す各種情報、その音楽データD1の収録されたアルバムのジャケット写真の画像データ(以下、これをジャケット写真画像データと呼ぶ)等も含んでいる。因みにデータ属性情報DATは、メディアからの音楽データD1の録音時に外部の情報提供装置(図示せず)からダウンロードされ、また外部装置15から音楽データD1と共にダウンロードされている。
これに加えて記録媒体13には、それぞれ複数の音楽データD1の再生順序を規定する複数種類のプレイリストPLが記録されている。また記録媒体13には、例えばラジオ放送局を選局するためのチャンネルのように、それぞれ1つのプレイリストPLを割り当てた複数のチャンネルをリスト化して示すチャンネルリストCLも記録されている。因みに、かかるチャンネルリストCLには、複数のチャンネルそれぞれを個別に識別可能な識別情報としてのチャンネル番号CNが、所定の順番(例えば、チャンネル番号CNが順次大きくなるような順番)に並べて格納されている。
この場合、プレイリストPLは、当該プレイリストPLの属性情報(以下、これをリスト属性情報と呼ぶ)LATを有している。またプレイリストPLには、当該プレイリストPLに複数の音楽データD1を登録するための複数の音楽登録情報TRが、これら複数の音楽データD1の任意に選定された再生順序に従って並べて格納されている。
そしてリスト属性情報LATには、対応するプレイリストPLの割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNを示すチャンネル割当情報CHAと、当該対応するプレイリストPLの名称(以下、これをリスト名と呼ぶ)を示すリスト名情報LNとが含まれている。因みにリスト名は、プレイリストPLが割り当てられたチャンネルの名称にもなるものである。またリスト属性情報LATには、対応するプレイリストPLの構成に対する具体的な説明文のテキストデータ等からなるリスト詳細情報LDも含まれている。
さらにリスト属性情報LATには、対応するプレイリストPLに登録された複数の音楽データD1を、予め規定された再生順序に従い再生する規定順序再生形態と、当該複数の音楽データD1を予め規定された再生順序を無作為に並べ替えた他の順序で再生するシャッフル再生形態との何れの再生形態で再生するかを示す再生形態情報PMも含まれている。因みに、かかる再生形態は、例えばユーザに対し適宜選定させ得るようになされている。さらにリスト属性情報LATには、対応するプレイリストPLを音楽データD1の再生に利用するか否かを示す再生利用設定情報LSも含まれている。因みにプレイリストPLに対する音楽データD1の再生への利用の有無については、例えばユーザに対し任意に選定させ得るようになされている。
一方、プレイリストPLに格納された音楽登録情報TRは、当該プレイリストPLに登録された音楽データD1毎に生成されている。そして音楽登録情報TRには、プレイリストPLに登録された音楽データD1の再生の有無を示す再生設定情報PSが含まれている。因みにプレイリストPLに登録されている個々の音楽データD1に対する再生の有無については、例えばユーザに対し任意に選定させ得るようになされている。また音楽登録情報TRには、プレイリストPLに登録された音楽データD1の記録場所(すなわち、記録媒体13における音楽データD1の記録アドレス)のように当該音楽データD1を再生可能なように識別して指示する情報(以下、これを音楽指示情報と呼ぶ)MIDも含まれている。
ところで、かかる構成のプレイリストPLとしては、記録媒体13に記録された音楽データD1に基づく音楽の特徴を解析し、当該解析した特徴をもとに検索した音楽データD1を登録するようにして生成されたものがある。またプレイリストPLとしては、リスト利用再生機能の起動時に、記録媒体13の音楽データベースMDBに記録された全ての音楽データD1の中から、記録日時の新しい所定数の音楽データD1を自動的に検索し登録するようにして、当該リスト利用再生機能の起動毎に登録内容が更新されるもの等もある。
このため再生部11は、ユーザに対しこれら種々のプレイリストPLの中からチャンネルとして所望のプレイリストPLを選択させるようにしている。そして再生部11は、ユーザにより選択されたプレイリストPLに従い、記録媒体13から当該プレイリストPLに登録されている複数の音楽データD1を順次読み出して再生する。これにより再生部11は、ユーザに対し好みの印象や好みのイメージに近い複数の音楽、また好みのアーティストやジャンル等の複数の音楽等を連続して聴かせることができる。
すなわち再生部11は、ユーザによる操作部12(すなわち、リモートコントローラRM)の操作に応じてリスト利用再生機能選択命令が入力されると、これに応じてリスト利用再生機能を起動する。因みに再生部11は、再生装置10の動作停止状態(すなわち、電源がオフの状態)で操作部12を介してリスト利用再生機能が選択されると、これに応じて再生装置10が起動する(すなわち、電源がオンの状態になる)ことにより、その起動に合わせてリスト利用再生機能を起動する。また再生部11は、他の機能が実行されている状態で操作部12を介してリスト利用再生機能が選択されると、これに応じて当該他の機能から切り替えてリスト利用再生機能を起動する。
ところで再生部11は、リスト利用再生機能を終了する毎に、当該リスト利用再生機能の終了時に(すなわち、最後に)ユーザにより選択されていたチャンネルのチャンネル番号CNを順次更新して保持している。また再生部11は、リスト利用再生機能の起動初期の(すなわち、最初の)選択用として予め選定されたチャンネルのチャンネル番号CNも保持している。そして再生部11は、リスト利用再生機能の起動初期には、前回のリスト利用再生機能の終了時に選択されていたチャンネルと、予め選定されたチャンネルとの何れか一方を自動的に選択するように設定されている。
すなわち再生部11は、かかる設定の内容に応じて、前回のリスト利用再生機能の終了時に選択されていたチャンネルのチャンネル番号CNと、予め選定されたチャンネルのチャンネル番号CNとの何れか一方を、リスト利用再生機能を起動する毎に自動的に選択するチャンネルのチャンネル番号(以下、これを起動初期使用チャンネル番号と呼ぶ)CNとしている。従って再生部11は、リスト利用再生機能を起動すると、起動初期使用チャンネル番号CNに従いチャンネルを自動的に選択する。そして再生部11は、記録媒体13から、チャンネルリストCLと共に、その自動的に選択したチャンネルに割り当てられたプレイリストPLを読み出す。
この状態で再生部11は、プレイリストPLに格納されている音楽登録情報TR内の音楽指示情報MIDに従い、対応する音楽データD1及びデータ関連情報DREを記録媒体13から読み出す。そして再生部11は、データ関連情報DREに含まれるハイライト位置情報HPに従い、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始して、ユーザに対し音楽をハイライト部分の頭から試聴させる。
また再生部11は、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生途中(すなわち、音楽データD1に対するハイライト位置から後尾位置までの間の再生途中)に、ユーザにより操作部12を介して、チャンネルを切り替えるチャンネル切替命令が入力されると、現在選択されているチャンネルのチャンネル番号CNと、チャンネルリストCLに格納されているチャンネル番号CNの並びとに従って、切替後のチャンネルを判別する。そして再生部11は、記録媒体13から、切替後のチャンネルに割り当てられたプレイリストPLを読み出すと共に、そのプレイリストPLに従い音楽データD1及びデータ関連情報DREを読み出す。これにより再生部11は、その時点の音楽データD1の再生を中断すると共に、上述と同様に、データ関連情報DREに含まれるハイライト位置情報HPに従い、新たな音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始する。
このようにして再生部11は、ユーザによりチャンネルの切り替えが要求される毎(すなわち、チャンネル切替命令が入力される毎)に、切替後のチャンネルに割り当てられたプレイリストPLに従い、これに登録されている音楽データD1をハイライト位置から再生する。これにより再生部11は、ユーザに対し、プレイリストPLに従い再生可能な(すなわち、登録されている)音楽データD1に基づく音楽をハイライト部分の頭から実際に試聴させて、音楽データD1の再生に使用するプレイリストPLを選択させることができる。
さらに再生部11は、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生途中に、ユーザにより操作部12を介して、再生する音楽データD1を切り替える再生音楽切替命令が入力されると、現在選択されているプレイリストPLに従い、上述と同様に記録媒体13から新たな音楽データD1及びデータ関連情報DREを読み出す。これにより再生部11は、その時点の音楽データD1の再生を中断すると共に、データ関連情報DREに含まれるハイライト位置情報HPに従い、新たな音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始する。
このようにして再生部11は、ユーザにより音楽データD1の切り替えが要求される毎(すなわち、再生音楽切替命令が入力される毎)に、切替後の音楽データD1をハイライト位置から再生する。これにより再生部11は、ユーザに対し、プレイリストPLに従い再生可能な(すなわち、登録されている)音楽データD1に基づく音楽をハイライト部分の頭から実際に試聴させて、当該プレイリストPLに従い再生可能な複数の音楽データD1の中から、所望の音楽データD1を選択(すなわち、検索)させることができる。
そして再生部11は、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生途中に、ユーザにより操作部12を介して、当該再生中の音楽データD1を所望の音楽データD1として選択決定する音楽選択決定命令が入力されると、その時点の音楽データD1に対する再生(すなわち、ハイライト位置から開始していた再生)を一旦停止すると共に、改めてその音楽データD1に対する先頭位置からの再生を開始する。このようにして再生部11は、ユーザにより所望の音楽データD1が選択されると、これに応じて当該所望の音楽データD1に基づく音楽の全体を聴取させることができる。
因みに再生部11は、かかる音楽データD1の先頭位置からの再生が終了すると(すなわち、かかる音楽データD1を先頭位置から後尾位置まで再生すると)、現在選択されているプレイリストPLに従い、記録媒体13から新たに音楽データD1及びデータ関連情報DREを読み出す。そして再生部11は、その時点に再生の終了した音楽データD1に引き続き、新たな音楽データD1に対する先頭位置からの再生を開始する。また再生部11は、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生途中に、ユーザによりチャンネルの切り替えや音楽データD1の切り替えが何ら要求されず、当該音楽データD1のハイライト位置から後尾位置までの再生が終了したときにも、現在選択されているプレイリストPLに従い、記録媒体13から新たに音楽データD1及びデータ関連情報DREを読み出す。そして再生部11は、その時点に再生の終了した音楽データD1に引き続き、新たな音楽データD1に対する先頭位置からの再生を開始する。
このようにして再生部11は、ハイライト位置から再生を開始した音楽データD1を後尾位置まで再生して、当該音楽データD1の再生が終了すると、ユーザにより、プレイリストPLに登録されている複数の音楽データD1に基づく複数の音楽を聴取するように要求されたものとみなす。そして再生部11は、現在選択されているプレイリストPLに従い複数の音楽データD1の全体を順次再生して複数の音楽の全体を連続して聴取させることができる。因みに再生部11は、1つのプレイリストPLに従い音楽データD1をハイライト位置や先頭位置から順次再生する場合、当該プレイリストPLに格納されている複数の音楽登録情報TRを、これに適用された規定順序再生形態又はシャッフル再生形態に応じた並びに従って、あたかも先頭と後尾とを繋げた環状にする。これにより再生部11は、1つのプレイリストPLに登録されている複数の音楽データD1を循環的に再生し得るようになされている。
これに加えて再生部11は、音楽データD1に対する先頭位置からの再生途中(すなわち、音楽データD1に対する先頭位置から後尾位置までの間の再生途中)に、ユーザにより操作部12を介して再生音楽切替命令が入力されると、現在選択されているプレイリストPLに従い、上述と同様に記録媒体13から新たな音楽データD1及びデータ関連情報DREを読み出す。これにより再生部11は、その時点の音楽データD1の再生を中断すると共に、データ関連情報DREに含まれるハイライト位置情報HPに従い新たな音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始する。このようにして再生部11は、ユーザにより選択された音楽データD1を再生しても、新たに所望の音楽データD1を検索するように要求されると、これに応じて、かかる再生を中断する。そして再生部11は、上述と同様にユーザに対し、現在選択されているプレイリストPLに従い新たな音楽をハイライト部分の頭から実際に試聴させて、所望の音楽データD1を改めて選択(すなわち、検索)させることができる。
また再生部11は、音楽データD1に対する先頭位置からの再生途中に、ユーザにより操作部12を介してチャンネル切替命令が入力されると、現在選択されているチャンネルのチャンネル番号CNと、チャンネルリストCLに格納されているチャンネル番号CNの並びとに従って、切替後のチャンネルを判別する。そして再生部11は、記録媒体13から、切替後のチャンネルに割り当てられたプレイリストPLを読み出すと共に、上述と同様に、そのプレイリストPLに従い音楽データD1及びデータ関連情報DREを読み出す。これにより再生部11は、その時点の音楽データD1の再生を中断すると共に、データ関連情報DREに含まれるハイライト位置情報HPに従い新たな音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始する。
このようにして再生部11は、ユーザにより選択されたプレイリストPLに従い複数の音楽データD1を再生していても、音楽データD1の再生に使用するプレイリストPLを切り替えるように要求されると(すなわち、チャンネル切替命令が入力されると)、これに応じて、かかる再生を中断する。そして再生部11は、上述と同様にユーザに対し、その時点まで音楽データD1の再生に使用していたプレイリストPLとは異なる他のプレイリストPLに従い音楽をハイライト部分の頭から実際に試聴させて、音楽データD1の再生に使用する新たなプレイリストPLを選択させることができる。
ところで再生部11は、リスト利用再生機能を起動すると、記録媒体13から読み出したチャンネルリストCLを表示処理部16に送出する。また再生部11は、記録媒体13からプレイリストPLを読み出す毎に、当該読み出したプレイリストPLに格納されているリスト属性情報LATも表示処理部16に送出する。さらに再生部11は、記録媒体13から音楽データD1と共にデータ関連情報DREを読み出す毎に、そのデータ関連情報DREに含まれるデータ属性情報DATも表示処理部16に送出する。
これにより表示処理部16は、リスト利用再生機能の起動に合わせて、チャンネルリストCL、リスト属性情報LAT及びデータ属性情報DATに基づき、チャンネル及び音楽データD1を選択させるための選択画面データを生成する。そして表示処理部16は、かかる選択画面データを表示部17に送出する。これにより表示処理部16は、表示部17に対し選択画面データに基づく図5に示すような選択画面20を表示する。
この場合、選択画面20は、画面左側に、上下方向に長いチャンネル選択領域21が設けられると共に、残りの画面左側に音楽選択領域22が設けられている。そしてチャンネル選択領域21の中央部には、現在選択中のチャンネルをチャンネル番号CNによって通知するための表示子(以下、これを選択チャンネル通知アイコンと呼ぶ)23が表示されている。またチャンネル選択領域21の上側及び下側には、チャンネルリストCLに格納されているチャンネル番号CNの並びに従い、現在選択中のチャンネルから切り替えて選択可能なチャンネルを、チャンネル番号CNによって通知するための表示子(以下、これを選択可能チャンネル通知アイコンと呼ぶ)24及び25が表示されている。
そしてチャンネル選択領域21には、上側に表示された選択可能チャンネル通知アイコン24のさらに上側に、例えば頂点を上側に向けた三角形状の第1のマークM1が表示されている。これにより選択画面20は、例えばリモートコントローラRMにおいて、チャンネル選択領域21内の第1のマークM1と形状及び向きが同一な上方向選択ボタンRMEを押下操作すれば、その都度、選択チャンネル通知アイコン23が示すチャンネル番号CNを、チャンネルリストCLにおけるチャンネル番号CNの並びに従い例えば1小さいチャンネル番号CNに切り替えるようにして、所望のチャンネルを選択し得ることを直感的に認識させ得るようになされている。
またチャンネル選択領域21には、下側に表示された選択可能チャンネル通知アイコン25のさらに下側に、例えば頂点を下側に向けた三角形状の第2のマークM2が表示されている。これにより選択画面20は、例えばリモートコントローラRMにおいて、チャンネル選択領域21内の第2のマークM2と形状及び向きが同一な下方向選択ボタンRMFを押下操作すれば、その都度、選択チャンネル通知アイコン23が示すチャンネル番号CNを、チャンネルリストCLにおけるチャンネル番号CNの並びに従い例えば1大きいチャンネル番号CNに切り替えるようにして、所望のチャンネルを選択し得ることを直感的に認識させ得るようになされている。
因みに再生装置10では、例えば何れかのチャンネルに割り当てられたプレイリストPLが音楽データD1の再生には利用しないように設定されると、そのプレイリストPLをこれが割り当てられたチャンネルとして選択させないようになされている。このため選択画面20のチャンネル選択領域21には、音楽データD1の再生には利用しないように設定されているプレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNが、選択チャンネル通知アイコン23や選択可能チャンネル通知アイコン24及び25として表示されないようになされている。
従って選択画面20は、上方向選択ボタンRMEを押下操作すれば、音楽データD1の再生には利用しないように設定されているプレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNを飛ばすようにして、選択チャンネル通知アイコン23が示すチャンネル番号CNを少なくとも1小さいチャンネル番号CN(すなわち、選択可能チャンネル通知アイコン24が示していた少なくとも1小さいチャンネル番号CN)に切り替えて所望のチャンネルを選択し得ることを認識させている。また選択画面20は、下方向選択ボタンRMFを押下操作すれば、音楽データD1の再生には利用しないように設定されているプレイリストPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNを飛ばすようにして、選択チャンネル通知アイコン23が示すチャンネル番号CNを少なくとも1大きいチャンネル番号CN(すなわち、選択可能チャンネル通知アイコン25が示していた少なくとも1大きいチャンネル番号CN)に切り替えて所望のチャンネルを選択し得ることを認識させている。
一方、音楽選択領域22には、その左側に、現在選択中のチャンネルに割り当てられたプレイリストPLのリスト名26と、当該プレイリストPLの構成に対する具体的な説明文27(すなわち、上述したリスト詳細情報LDとしてのテキストデータに基づく説明文)とが表示されている。また音楽選択領域22には、現在再生中の音楽データD1に関する情報として、右側にジャケット写真画像29が表示されると共に、そのジャケット写真画像29の下側に音楽タイトル30及びアーティスト名31が表示されている。
これに加えて音楽選択領域22には、ジャケット写真画像29の左側に、例えば頂点を左側に向けた三角形状の第3のマークM3が表示されている。これにより選択画面20は、例えばリモートコントローラRMにおいて、音楽選択領域22内の第3のマークM3と形状及び向きが同一な左方向選択ボタンRMGを押下操作すれば、その都度、再生する音楽データD1を、現在選択中のプレイリストPLに従い1つ前の音楽データD1に戻すように切り替えて選択し得ることを直感的に認識させ得るようになされている。
また音楽選択領域22には、ジャケット写真画像29の右側に、例えば頂点を右側に向けた三角形状の第4のマークM4が表示されている。これにより選択画面20は、例えばリモートコントローラRMにおいて、音楽選択領域22内の第4のマークM4と形状及び向きが同一な右方向選択ボタンRMHを押下操作すれば、その都度、再生する音楽データD1を、現在選択中のプレイリストPLに従い1つ後の音楽データD1に送るように切り替えて選択し得ることを直感的に認識させ得るようになされている。
ところでチャンネルの切り替えについては、チャンネルリストCLに格納されているチャンネル番号CNの並びに沿った切替方向がある。このため再生部11は、表示処理部16により表示部17に選択画面20が表示された状態で、リモートコントローラRMの上方向選択ボタンRMEや下方向選択ボタンRMFが押下操作されチャンネル切替命令が入力されると、チャンネルリストCLと、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNと、そのとき押下操作された上方向選択ボタンRMEや下方向選択ボタンRMFに応じた切替方向とに基づいて、切替後のチャンネルを判別する。因みに再生部11は、この際、チャンネルリストCLに格納されている複数のチャンネル番号CNを、これらの先頭と後尾とを繋げた環のように扱うことにより、チャンネルを循環的に切り替えるようになされている。
そして再生部11は、判別したチャンネルに応じて、記録媒体13から新たにプレイリストPLやデータ関連情報DREを読み出すと、そのプレイリストPLに格納されたリスト関連情報LATやデータ関連情報DREに含まれるデータ属性情報DATを表示処理部16に送出する。これにより表示処理部16は、再生部11から与えられたリスト属性情報LATとデータ属性情報DATと基づき、表示部17に表示している選択画面20においてチャンネル選択領域21及び音楽選択領域22の表示内容を更新する。このようにして再生部11は、ユーザに対し音楽データD1に基づく音楽をハイライト部分の頭から実際に試聴させつつ、選択画面20の選択チャンネル通知アイコン23やリスト名26等も目視確認させて、音楽データD1の再生に使用する所望のプレイリストPLを選択させることができる。
また再生する音楽データD1の切り替えについてもプレイリストPLに従った音楽データD1の再生の順序に沿う切替方向がある。このため再生部11は、表示処理部16により表示部17に選択画面20が表示された状態で、リモートコントローラRMの左方向選択ボタンRMGや右方向選択ボタンRMHが押下操作され再生音楽切替命令が入力されると、プレイリストPLにより規定された音楽データD1の再生順序(すなわち、かかる再生順序しては、規定順序再生形態とランダム再生形態との何れか一方に準じたものである)と、そのとき押下操作された左方向選択ボタンRMGや右方向選択ボタンRMHに応じた切替方向とに基づいて、切替後の音楽データD1を判別する。因みに再生部11は、この際、プレイリストPLにより再生順序の規定された複数の音楽データD1に対応する音楽指示情報MIDを、これらの先頭と後尾とを繋げた環のように扱うことにより、音楽データD1を循環的に切り替えるようになされている。
そして再生部11は、判別した音楽データD1に応じて、記録媒体13から新たにデータ関連情報DREを読み出すと、そのデータ関連情報DREに含まれるデータ属性情報DATを表示処理部16に送出する。これにより表示処理部16は、再生部11から与えられたデータ属性情報DATに基づき、表示部17に表示している選択画面20の表示内容(すなわち、ジャケット写真画像29や音楽タイトル30、アーティスト名31)を更新する。このようにして再生部11は、ユーザに対し音楽データD1に基づく音楽をハイライト部分の頭から実際に試聴させつつ、選択画面20の音楽タイトル30やアーティスト名31等も目視確認させて、所望の音楽データD1を選択させることができる。
また再生部11は、表示処理部16により表示部17に対し選択画面20が表示されている状態で、リモートコントローラRMの決定ボタンRMIが押下操作され音楽選択決定命令が入力されると、これを表示処理部16に通知する。このとき表示処理部16は、その時点に再生部11から与えられていたリスト属性情報LAT(すなわち、その時点に選択されているプレイリストPLに格納されているリスト属性情報LAT)と、データ属性情報DAT(すなわち、その時点に再生されている音楽データD1に対応するデータ属性情報DAT)とに基づき、再生中の音楽データD1を通知するための再生画面データを生成する。そして表示処理部16は、かかる再生画面データを表示部17に送出する。これにより表示処理部16は、表示部17に対し選択画面20に替えて再生画面データに基づく図6に示すような再生画面40を表示する。
この場合、再生画面40は、画面左側に選択チャンネル通知領域41が設けられると共に、残りの画面左側に再生音楽通知領域42が設けられている。そして選択チャンネル通知領域41には、現在選択中のチャンネルをチャンネル番号CNとして通知するための表示子(以下、これを選択チャンネル通知アイコンと呼ぶ)43が表示されている。また再生音楽通知領域42には、その左側に、現在選択中のチャンネルに割り当てられたプレイリストPLのリスト名44が表示されている。さらに再生音楽通知領域42には、現在再生中の音楽データD1に関する情報として、音楽タイトル45やアーティスト名46、ジャケット写真画像47が表示されている。
そして表示処理部16は、表示部17に再生画面40を表示している状態で、プレイリストPLに従い再生する音楽データD1が切り替わると(すなわち、音楽データD1に対する後尾位置までの再生が終了して、新たな音楽データD1が先頭位置から再生されると)、そのとき再生部11から与えられる新たなデータ属性情報DATに基づき再生画面40の再生音楽通知領域42に対する表示内容を更新する。これにより表示処理部16は、ユーザに対し再生画面40の表示内容により、現在再生中の音楽データD1に対する音楽タイトル45やアーティスト名46等を確認させることができると共に、その音楽データD1の再生に利用しているプレイリストPLについても容易に確認させることができる。
ところで再生部11は、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始する毎に内部のタイマを一旦リセットして再生時間を計時している。そして再生部11は、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生時間が、予め選定された所定時間(かかる所定時間は、音楽データD1に対するハイライト位置から後尾位置までの再生に要する時間よりも短い時間である)に達するまでの間に、操作部12を介して何ら命令が入力されないときには、当該再生時間が所定時間に達した時点に、音楽データD1をハイライト位置から所定時間再生したことを表示処理部16に通知する。そして表示処理部16は、再生部11により音楽データD1をハイライト位置から所定時間再生したことが通知されると、そのとき表示部17に表示していた選択画面20を自動的に再生画面40に切り替える。
また表示処理部16は、表示部17に再生画面40を表示している状態で、再生部11から新たなリスト属性情報LATと共にデータ属性情報DATが与えられると(すなわち、ユーザによりチャンネルを切り替えるように命令されると)、そのリスト属性情報LATとデータ属性情報DATとに基づき選択画面データを生成する。これにより表示処理部16は、表示部17に表示していた再生画面40を再び選択画面20に切り替える。さらに表示処理部16は、表示部17に再生画面40を表示している状態で、再生部11から新たなデータ属性情報DATが与えられると(すなわち、ユーザにより音楽データD1を切り替えるように命令されると)、そのデータ属性情報DATに基づき選択画面データを生成する。これにより表示処理部16は、このとき表示部17に表示していた再生画面40を再び選択画面20に切り替える。
すなわち図7に示すように、表示処理部16は、リスト利用再生機能が起動されると、表示部17に対し選択画面20を表示する。この状態で表示処理部16は、ユーザによるチャンネルの切り替えや音楽データD1の切り替えの要求に応じて、再生部11によって音楽データD1がハイライト位置から再生されると、当該ハイライト位置から再生される音楽データD1に応じて、選択画面20の表示内容を更新する。また表示処理部16は、表示部17に対し選択画面20を表示している状態で、再生部11により、音楽データD1がハイライト位置から所定時間再生されたこと、また再生中の音楽データD1が所望の音楽データD1として選択決定されたことが通知されると、これに応じて表示部17に対し、選択画面20から再生画面40へと切り替えて表示する。
そして表示処理部16は、表示部17に対し再生画面40を表示している状態で、再生部11により音楽データD1が先頭位置から再生されると、当該先頭位置から再生される音楽データD1に応じて再生画面40の表示内容を更新する。ところで表示処理部16は、表示部17に対し再生画面40を表示している状態で、ユーザによるチャンネルの切り替えや音楽データD1の切り替えの要求に応じて、再生部11によって音楽データD1がハイライト位置から再生されると、表示部17に対し再生画面40から選択画面20へと切り替えて表示する。このようにして表示処理部16は、チャンネルや音楽データD1の切り替え等に応じて、表示部17に表示する選択画面20や再生画面40の表示内容を更新し、また選択画面20及び再生画面40を切り替えて表示する。これにより表示処理部16は、ユーザに対しこれら選択画面20や再生画面40を介して、選択されているチャンネルやプレイリストPL、再生中の音楽データD1を通知することができる。
これにより図8に示すように、再生部11は、リスト利用再生機能を実行している間は、ユーザに対しあたかもラジオ放送の受信中にチャンネルを切り替えてラジオ放送局を選局するような感覚で、適宜チャンネルを切り替えさせるようにして所望のプレイリストPLを容易に選択させることができる。また再生部11は、このようにユーザによりチャンネルが切り替えられて所望のプレイリストPLが選択される間は、途切れることなく、順次音楽データD1をハイライト位置や先頭位置から再生して、ユーザに対し、より多くの音楽を聴かせることができる。
因みに再生部11は、ユーザによりリモートコントローラRMの上方向選択ボタンRMEや下方向選択ボタンRMFが比較的速く連続して押下操作されると、その連続的な押下操作が開始される時点に選択されていたチャンネルと、当該連続的な押下操作の速度がある程度遅くなったときに選択されたチャンネルとの間に存在する他のチャンネルの選択を無視するようになされている。これにより再生部11は、比較的すばやい連続的な押下操作が開始されてから、その連続的な押下操作の速度がある程度遅くなるまでの間に、多数のチャンネルに割り当てられているプレイリストPLに従い、順次異なる音楽データD1を僅かずつ再生することで、あたかも異なる複数の音楽が数音ずつノイズのように聴こえることを回避している。
ここで実際上、再生部11は、ユーザにより操作部12を介してリスト利用再生機能が選択されたことに応じてリスト利用再生機能を起動すると、図9に示すリスト利用再生機能起動処理手順RT1を開始する。再生部11は、かかるリスト利用再生機能起動処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において起動初期使用チャンネル番号CNを取得して、次のステップSP2に移る。ステップSP2において再生部11は、記録媒体13からチャンネルリストCLを読み出すと共に、その起動初期使用チャンネル番号CNのチャンネルに割り当てられているプレイリストPLも記録媒体13から読み出して、次のステップSP3に移る。
ステップSP3において再生部11は、プレイリストPLを正しく読み出せたか否かを判別する。このステップSP3において肯定結果が得られると、このことは、例えばプレイリストPLのデータが破損してはいないことを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP4に移る。そしてステップSP4において再生部11は、プレイリストPLを用いてチャンネル初期化処理を実行する。ここで再生部11は、チャンネル初期化処理として、例えばプレイリストPLのリスト属性情報LATに含まれている再生形態情報PMがシャッフル再生形態を示していると、当該プレイリストPLで規定されている音楽データD1の再生順序を無作為に並べ替えた他の順序に変更するような処理を実行する。そして再生部11は、このようなチャンネル初期化処理を実行した後、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において再生部11は、チャンネル初期化処理後のプレイリストPLのリスト属性情報LATに含まれている再生利用設定情報LSに基づき、当該プレイリストPLが音楽データD1の再生に利用するように設定されているか否かを判別する。このステップSP5において否定結果が得られると、このことは、プレイリストPLを利用して音楽データD1を再生し得ないことを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得ると、ステップSP6に移る。
ここで、複数のチャンネルの中には、音楽データD1の再生に利用するように設定され、かつ当該設定を変更しないようになされたプレイリストPLが、固定的に割り当てられているものがある。従ってステップSP6において再生部11は、そのプレイリストPLが割り当てられているチャンネルのチャンネル番号CNを取得して、ステップSP2に戻る。これにより再生部11は、記録媒体13から、かかるチャンネル番号CNのチャンネルに割り当てられているプレイリストPLを読み出して、再び上述と同様の処理を実行する。
ところでステップSP5において肯定結果が得られると、このことは、プレイリストPLを利用して音楽データD1を再生し得ることを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP7に移る。ステップSP7において再生部11は、プレイリストPLに従い再生順序が1番目の音楽データD1を記録媒体13から読み出して、次のステップSP8に移る。
ステップSP8において再生部11は、このとき音楽データD1を正しく読み出せたか否かを判別する。このステップSP8において肯定結果が得られると、このことは、例えばこのとき読み出した音楽データD1が破損してはいないことを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP9に移る。そしてステップSP9において再生部11は、表示処理部16に対し表示部17に上述した選択画面20を表示させると共に、音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始して、次のステップSP10に移り、かかるリスト利用再生機能起動処理手順RT1を終了する。
因みに上述したステップSP3において否定結果が得られると、このことは、例えばプレイリストPLのデータが破損していることを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得ると、ステップSP11に移る。またステップSP8において否定結果が得られると、このことは、例えばこのとき読み出した音楽データD1が破損していることを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得たときも、ステップSP11に移る。そしてステップSP11において再生部11は、エラー処理として、例えばユーザに対し音楽データD1を再生し得ないことを通知した後、ステップSP10に移る。このようにして再生部11は、リスト利用再生機能を起動している。
次いで、リスト利用再生機能の実行中におけるチャンネル切換処理について説明する。再生部11は、リスト利用再生機能を実行している状態で、ユーザによる操作部12の操作に応じてチャンネル切替命令が与えられると、図10に示すチャンネル切替処理手順RT2を開始する。そして再生部11は、かかるチャンネル切替処理手順RT2を開始すると、ステップSP21において、チャンネルリストCLに登録されているチャンネル番号CNの並びと、ユーザにより指定されたチャンネル番号CNの切替方向とに従い、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNを1増やしたチャンネル番号CN又は1減らしたチャンネル番号CNを切替後のチャンネル番号CNとして、次のステップSP22に移る。ステップSP22において再生部11は、記録媒体13から切替後のチャンネル番号CNのチャンネルに割り当てられているプレイリストPLを読み出して、次のステップSP23に移る。
ステップSP23において再生部11は、プレイリストPLを正しく読み出せたか否かを判別する。このステップSP23において肯定結果が得られると、このことは、例えばプレイリストPLのデータが破損してはいないことを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP24に移る。そしてステップSP24において再生部11は、チャンネル変更時処理を実行する。
ステップSP24において再生部11は、チャンネル変更時処理として、例えばプレイリストPLのリスト属性情報LATに含まれている再生形態情報PMがシャッフル再生形態を示していると、当該プレイリストPLで規定されている音楽データD1の再生順序を無作為に並べ替えた他の順序に変更するような処理を実行する。そして再生部11は、このようなチャンネル変更時処理を実行した後、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において再生部11は、プレイリストPLのリスト属性情報LATに含まれている再生利用設定情報LSに基づき、当該プレイリストPLが音楽データD1の再生に利用するように設定されているか否かを判別する。このステップSP25において否定結果が得られると、このことは、プレイリストPLを利用して音楽データD1を再生し得ないことを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得ると、ステップSP21に戻り、そのプレイリストPLに対応するチャンネルのチャンネル番号CNを、さらに1増やしたチャンネル番号CN又は1減らしたチャンネル番号CNを新たな切替後のチャンネル番号CNとして、再び上述と同様の処理を実行する。
ところでステップSP25において肯定結果が得られると、このことは、プレイリストPLを利用して音楽データD1を再生し得ることを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP26に移る。ステップSP26において再生部11は、切替後のチャンネルに割り当てられているプレイリストPLに従い再生順序が1番目の音楽データD1を記録媒体13から読み出して、次のステップSP27に移る。ステップSP27において再生部11は、このとき音楽データD1を正しく読み出せたか否かを判別する。このステップSP27において肯定結果が得られると、このことは、例えばこのとき読み出した音楽データD1が破損してはいないことを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP28に移る。
ステップSP28において再生部11は、切替前のチャンネルに割り当てられていたプレイリストPLに従って再生していた音楽データD1の当該再生を中断して、次のステップSP29に移る。そしてステップSP29において再生部11は、表示処理部16に対し表示部17に表示させていた選択画面20の表示内容を更新させると共に、切替後のチャンネルに対応する音楽データD1のハイライト位置からの再生を開始して、次のステップSP30に移る。これによりステップSP30において再生部11は、かかるチャンネル切替処理手順RT2を終了する。
因みに上述したステップSP23において否定結果が得られると、このことは、例えばプレイリストPLのデータが破損していることを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得ると、ステップSP31に移る。またステップSP27において否定結果が得られると、このことは、例えば音楽データD1が破損していることを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得たときも、ステップSP31に移る。そしてステップSP31において再生部11は、エラー処理として、例えばユーザに対し音楽データD1を再生し得ないことを通知した後、ステップSP30に移る。このようにして再生部11は、リスト利用再生機能の実行中に、ユーザの要求に応じてチャンネルを切り替えている。
次いで、リスト利用再生機能の実行中における再生音楽切替処理について説明する。再生部11は、リスト利用再生機能を実行している状態で、ユーザによる操作部12の操作に応じて再生音楽切替命令が与えられると、図11に示す再生音楽切替処理手順RT3を開始する。再生部11は、かかる再生音楽切替処理手順RT3を開始すると、ステップSP41において、現在選択中のプレイリストPLに登録されている音楽指示情報MIDの並び(シャッフル再生形態が指定されているときには、変更後の並び)と、ユーザにより指定された音楽データD1の切替方向とに従い、現在再生中の音楽データD1よりも1つ前に再生する音楽データD1又は1つ後に再生する音楽データD1を切替後の音楽データD1とする。そして再生部11は、記録媒体13から切替後の音楽データD1を読み出して、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において再生部11は、切替後の音楽データD1が再生可能であるか否かを判別する。このステップSP42において否定結果が得られると、このことは、例えば切替後の音楽データD1が破損していること、又は切替後の音楽データD1に対応する音楽登録情報TRの再生設定情報PSが、当該音楽データD1を再生しないことを示していることにより、このままでは音楽データD1を再生し得ないことを表している。従って再生部11は、かかる否定結果を得ると、ステップSP41に戻り、切替後の音楽データD1よりもさらに1つ前に再生する音楽データD1又は1つ後に再生する音楽データD1を新たな切替後の音楽データD1として、再び上述と同様の処理を実行する。
これに対してステップSP42において肯定結果が得られると、このことは、例えば切替後の音楽データD1が破損してはいないし、当該切替後の音楽データD1に対応する音楽登録情報TRの再生設定情報PSが、その音楽データD1を再生し得ることを示していることにより、何ら問題なく音楽データD1を再生し得ることを表している。従って再生部11は、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP43に移る。ステップSP43において再生部11は、現在再生中の音楽データD1の当該再生を中断して、次のステップSP44に移る。そしてステップSP44において再生部11は、表示処理部16に対し表示部17に表示させていた選択画面20の表示内容を更新させると共に、切替後の音楽データD1に対するハイライト位置からの再生を開始して、次のステップSP45に移る。これによりステップSP45において再生部11は、かかる再生音楽切替処理手順RT3を終了する。このようにして再生部11は、リスト利用再生機能の実行中に、ユーザの要求に応じて、再生する音楽データD1を切り替えている。
かかる構成に加えて再生装置10の場合、検出部18は、音楽データD1をプレイリストPLに登録する際に利用される、当該音楽データD1の特徴(すなわち、音楽データD1に基づく音楽の特徴)を解析している。ただし検出部18は、再生部11によりメディアから読み出された音楽データD1や外部装置15からダウンロードされた音楽データD1が記録媒体13に記録されると、装置本体の処理負荷が低い状態において、これら音楽データD1の特徴を解析している。
このため、まず再生部11は、メディアから読み出した音楽データD1や外部装置15からダウンロードした音楽データD1を記録媒体13に記録するとき、その音楽データD1に対応するデータ属性情報DATに対し、当該音楽データD1の特徴の解析が終了しているか否かを示す解析フラグを格納している。この場合、再生部11により音楽データD1の記録時にデータ属性情報DATに対して格納される解析フラグは、対応する音楽データD1の特徴が未解析であることを示すように設定されている。従って検出部18は、音楽データD1の特徴を解析するとき、記録媒体13内のデータ属性情報DATに格納されている解析フラグに基づき、特徴が未解析の音楽データD1を検索し得るようになされている。
また再生装置10は、ユーザにより操作部12のリモートコントローラRMを介して電源オフ命令が入力されると(すなわち、ユーザにより装置本体に対し電源オフ操作が行われると)、これに応じて電源オン状態から、再生部11等の各回路ブロックの動作を停止させてスタンバイ状態に移行する。因みにスタンバイ状態とは、装置本体内の再生部11、通信部14、表示処理部16及び表示部17等のほとんどの回路ブロックが動作を停止させたことで当該装置本体の処理負荷が低くなった状態である。また再生装置10は、電源オン状態でも、再生部11が上述したメディア再生機能等の全ての機能を停止させて処理負荷が一定以下のアイドル状態になり一定時間経過すると(すなわち、再生部11がアイドル状態になり、装置本体に対しユーザにより一定時間何ら操作が行われないと)、自動的に残りの回路ブロックの動作も停止させてスタンバイ状態に移行する。
そして検出部18は、装置本体のスタンバイ状態において音楽データD1の特徴を自動的に解析するか否かをユーザに対し設定させ得るようにしている。これにより検出部18は、音楽データD1の特徴を自動的に解析するように設定されていると、ユーザの電源オフ操作により操作部12から電源オフ命令が入力されたことに応じて装置本体がスタンバイ状態に移行したこと(すなわち、装置本体が処理負荷の低い状態になったこと)を検出して、特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始する。
また検出部18は、音楽データD1の特徴を自動的に解析するように設定されていると、装置本体の電源オン状態の間、再生部11の動作状態と操作部12に対するユーザの操作状況とを監視している。従って検出部18は、再生部11がアイドル状態になりそのまま装置本体がスタンバイ状態に移行したこと(すなわち、装置本体が処理負荷の低い状態になったこと)も検出することができる。これにより検出部18は、このようにして再生部11のアイドル状態から装置本体がスタンバイ状態に移行したときにも、特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始する。
ところで検出部18は、例えば装置本体が電源オン状態の間、記録媒体13に記録されている全ての音楽データD1の数と、特徴が未解析の音楽データD1の数とを定期的に検出する。そして検出部18は、記録媒体13に記録されている全ての音楽データD1の中で特徴が未解析の音楽データD1が所定の割合以上存在していることを検出すると、その旨を告知するための告知画面を、表示処理部16を介して表示部17に表示する。
従って検出部18は、音楽データD1の特徴を自動的に解析しないように設定されている場合に、記録媒体13に対し新たに複数の音楽データD1が記録されても、ユーザに対し新たな音楽データD1の特徴を解析するように促すことができる。また検出部18は、音楽データD1の特徴を自動的に解析するように設定されている場合でも、再生装置10が長時間、電源をオフさせずに使用され続けている間に、記録媒体13に対し新たに複数の音楽データD1が記録されると、ユーザに対し当該新たな音楽データD1の特徴を解析するように促すことができる。
そして検出部18は、特徴が未解析の音楽データD1が存在することを告知したときに、音楽データD1の特徴を自動的に解析するように設定されていると、その告知の後、装置本体がスタンバイ状態に移行して当該装置本体の処理負荷が低い状態を検出したとき、特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始する。これに対して検出部18は、ユーザに対し特徴が未解析の音楽データD1が存在することを告知したときに、音楽データD1の特徴を自動的には解析しないように設定されていると、その告知に合わせてユーザに対し、音楽データD1の特徴を解析するための2つの手法を通知する。この場合、検出部18は、ユーザに対し、一方の手法として音楽データD1の特徴を自動的に解析するように設定し直したうえで電源オフ操作を行うと、音楽データD1の特徴を解析し得ることを通知する。
また検出部18は、他方の手法として、装置本体が電源オン状態のままでも、ユーザが手動で特徴の解析の実行を要求すること(すなわち、操作部12を介して解析実行命令が入力されること)で、音楽データD1の特徴を解析し得ることも通知する。そして再生部11は、ユーザにより操作部12を介して解析実行命令が入力されたときに(すなわち、ユーザにより解析実行操作が行われたときに)、ディスク再生機能等の何れかの機能を実行していると、その機能を強制的に終了させて自己の動作を停止させる。
従って検出部18は、音楽データD1の特徴を自動的には解析しないように設定されていても、ユーザにより手動で解析の実行が要求されると、その要求に応じた再生部11の動作の停止に伴う装置本体の処理負荷が低い状態を検出する。これにより検出部18は、装置本体の処理負荷が低い状態で、特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始する。因みに検出部18は、音楽データD1の特徴を自動的には解析しないように設定されていても、ユーザにより操作部12を介してメディア再生機能等の終了命令が入力された後、解析実行操作により操作部12から解析実行命令が入力されたときには、すでに再生部11が動作を停止させていることにより装置本体の処理負荷が低い状態を検出する。これにより検出部18は、このような場合でも装置本体の処理負荷が低い状態で、特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始する。
検出部18は、このようにして特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始すると、まず記録媒体13内のデータ属性情報DATに格納されている解析フラグに基づき、特徴が未解析の音楽データD1を検索する。そして検出部18は、記録媒体13から、検索した全ての音楽データD1を順次指定して読み出すことが可能な記録アドレスのような情報(以下、これを未解析音楽指定情報と呼ぶ)の一覧(以下、これを未解析音楽一覧と呼ぶ)を生成する。
ところで再生装置10では、記録媒体13から特徴が未解析の音楽データD1をどのような順序で読み出して音楽の特徴を解析するかを、例えばユーザに設定させ得るようにしている。従って検出部18は、このように未解析音楽一覧を生成したときには、その未解析音楽一覧内の未解析音楽指定情報を、ユーザの設定に従い生成時の並びのままにし、又はデータ属性情報DATとしての記録日時や音楽データD1の提供元、アーティスト名、ジャンル名等のデータ属性情報DATに応じた順序に並べ替える。
因みに記録媒体13から特徴が未解析の全ての音楽データD1を読み出す順序としては、当該特徴が未解析の全ての音楽データD1を記録日時の新しいものから順に読み出す順序や、特徴が未解析の全ての音楽データD1を当該音楽データD1の提供元、アーティスト又はジャンルで分類して、その分類毎に記録日時の新しいものから順に読み出す順序がある。また、かかる順序としては、特徴が未解析の全ての音楽データD1を、対応する音楽タイトルの五十音やアルファベットの順に読み出す順序や、当該特徴が未解析の全ての音楽データD1をアーティストやジャンルで分類して、その分類毎に音楽タイトルの五十音やアルファベットの順に読み出す順序等もある。
検出部18は、このような未解析音楽一覧に従い記録媒体13から特徴が未解析の音楽データD1を読み出して内部のメモリに格納する。そして検出部18は、未解析音楽一覧が示す読出順序で内部のメモリから1個の音楽データD1を読み出して音楽の特徴を解析した後、再び内部のメモリから1個の新たな音楽データD1を読み出して音楽の特徴を解析するように、順次1個の音楽データD1に基づく音楽の特徴を解析している。
ただし検出部18は、ユーザの電源オフ操作や解析実行操作に応じた装置本体の処理負荷が低い状態で特徴が未解析の音楽データD1に対する特徴解析処理を開始しても、ユーザの電源オン操作や機能選択操作に応じて装置本体が電源オン状態や処理負荷の高い状態に移行すると、その特徴解析処理を中断して当該装置本体がユーザの要求に対処し得るようにする。このため検出部18に対しては、特徴解析処理のために記録媒体13から一度に読み出す音楽データD1の数の上限が予め50個等の所定数(以下、これを上限所定数と呼ぶ)に選定されている。
従って検出部18は、特徴が未解析の音楽データD1の総数が上限所定数以下であると、記録媒体13から特徴が未解析の音楽データD1を一回の読出処理で全て読み出す。これに対して検出部18は、特徴が未解析の音楽データD1の総数が上限所定数よりも多いと、記録媒体13から特徴が未解析の音楽データD1を上限所定数だけ読み出し、当該読み出した全ての音楽データD1に対する特徴の解析が終了すると、再び記録媒体13から特徴が未解析の音楽データD1を上限所定数だけ(又は上限所定数に満たない残りの全てを)読み出して特徴を解析している。
これにより検出部18は、記録媒体13からの音楽データD1の1回の読出時間を極力短縮している。その結果、解析部19は、装置本体の処理負荷が低い状態を検出してから、音楽データD1の特徴を解析し始めるまでの時間を極力短縮している。従って検出部18は、装置本体の処理負荷が低い状態を検出してから、比較的速い時点にユーザによって電源オン操作や機能選択操作が行われて装置本体が電源オン状態や処理負荷の高い状態に戻り特徴解析処理を中断するような場合でも、極力多くの音楽データD1の特徴を解析し得るようにしている。
ところで検出部18は、音楽データD1の特徴を解析する場合、実際には音楽データD1を周波数解析する周波数解析処理と、その周波数解析の結果をもとに、当該音楽データD1に基づく音楽の特徴を数値化する特徴数値化処理とを順次実行している。すなわち検出部18は、内部のメモリから1個の音楽データD1を読み出すと、当該読み出した1個の音楽データD1に対する周波数解析処理を実行する。これにより検出部18は、メモリから読み出した音楽データD1を音楽の時間軸に沿って所定の単位処理部分(例えば、1秒分の音楽に相当する部分である)に分けると共に、順次単位処理部分から1オクターブの12音階それぞれに相当する周波数帯域毎のエネルギーを抽出する。
このようにして検出部18は、音楽データD1全体に亘って周波数帯域毎のエネルギーを得ると、次いで、その周波数帯域毎のエネルギーをもとに特徴数値化処理を実行する。これにより検出部18は、音楽の演奏に利用されている楽器や和音、テンポ等の種々の情報を検出する。そして検出部18は、かかる検出結果に基づき、音楽の特徴を数値化して表す特徴数値化情報を生成する。これにより検出部18は、かかる特徴数値化情報をもとに、記録媒体13に記録された音楽データD1を音楽の特徴に応じてプレイリストPLに登録させるようにしている。
また検出部18は、このとき音楽の演奏に利用されている楽器や和音、テンポ等の種々の情報をもとに、音楽データD1において音楽のハイライト部分に対応する部分(以下、これをハイライト対応部分と呼ぶ)と共に、上述したハイライト位置も検出する。そして検出部18は、そのハイライト位置を示すハイライト位置情報HPを、記録媒体13の音楽データベースMDBに記録している。これにより検出部18は、上述したように再生部11によりプレイリストPLに従って音楽データD1が再生されるとき、ハイライト位置情報HPを利用させ得るようになされている。
ところで上述したように記録媒体13には、メディアから再生された音楽データD1や外部装置15からダウンロードされた音楽データD1が記録されている。そして再生装置10では、このように記録媒体13に記録した音楽データD1をその特徴等に応じてプレイリストPLに登録している。このため再生装置10では、異なるメディアから再生された音楽データD1や外部装置15からダウンロードされた音楽データD1が混在して登録されるプレイリストPLが存在している。
ここで1つのメディアに記録される複数の音楽データD1は、当該メディアの製作時にこれら複数の音楽データD1に基づく複数の音楽の音量が聴感上ほぼ等しくなるように(すなわち、音量の調節を固定したままの状態でほぼ等しくなるように)、音量レベルが適宜調整されている。このため再生装置10では、1つのメディアに記録された複数の音楽データD1を順次再生する場合、これら複数の音楽データD1に基づく複数の音楽をそれぞれほぼ等しい音量で聴かせることができる。しかしながら、このような音楽データD1に対する音量レベルの調整はメディア毎に行われている。このため異なるメディアに記録されている音楽データD1同士については、独自の音量レベルの調整により、互いの音楽の音量が聴感上異なっている場合がある。
また外部装置15からダウンロードされる複数の音楽データD1も、これら複数の音楽データD1に基づく複数の音楽の音量が聴感上ほぼ等しくなるように(すなわち、音量の調節を固定したままの状態でほぼ等しくなるように)、音量レベルが適宜調整されている。しかしながら外部装置15からダウンロードされる音楽データD1と、メディアに記録されている音楽データD1とでは、必ずしも互いの音楽の音量が聴感上ほぼ等しくなるように、音量レベルが調整されはいない。このため再生装置10では、プレイリストPLに従いこれに登録されている複数の音楽データD1を連続的に再生した場合、これら音楽データD1の提供元(すなわち、メディアや外部装置15)毎に音楽を異なる音量で聴かせることになり、聴感上の心地よさを提供し得ない可能性がある。
従って検出部18は、1個の音楽データD1を周波数解析するときに、当該音楽データD1の単位処理部分毎に音量レベルも検出している。そして検出部18は、音楽データD1全体に亘って(すなわち、全ての単位処理部分で)音量レベルを検出すると、当該検出した音量レベルの二乗平均平方根(RMS:Root Mean Square)として音楽データD1全体における音量レベルの平均値(以下、これを音量平均値と呼ぶ)を検出する。すなわち検出部18は、音楽データD1の全ての単位処理部分で検出した音量レベルをそれぞれ2乗して加算し、その加算結果を単位処理部分の総数で除算した後、その除算結果の平方根を得るようにして音量平均値を算出している。また検出部18は、このとき音楽データD1の全ての単位処理部分で検出した音量レベルのうち最も高いピーク値(以下、これを音量ピーク値と呼ぶ)も検出する。そして検出部18は、このようにして1個の音楽データD1毎に音量平均値及び音量ピーク値を検出すると、当該検出した1個の音楽データD1に対する音量平均値及び音量ピーク値を、対応する記録アドレスと共に算出部19に与える。
算出部19は、記録媒体13に記録される複数の音楽データD1に対し、当該複数の音楽データD1に基づく複数の音楽の音量が聴感上ほぼ等しくなるように音量レベルを調整するための基準となる特定の音量平均値(以下、これを特徴音量平均値と呼ぶ)が、内部のメモリに記録されている。また算出部19は、再生部11に対し音楽データD1の再生能力として設定されている音量レベルの最大値(以下、これを音量最大値と呼ぶ)も内部のメモリに記録されている。因みに特定音量平均値は、例えば試験的に種々のメディアから再生された多数の音楽データD1それぞれの音量平均値と、外部装置15からダウンロードされた多数の音楽データD1それぞれの音量平均値とを平均化して生成されている。
この状態で算出部19は、検出部18から順次1個の音楽データD1に対する音量平均値及び音量ピーク値が与えられる毎に、音楽データD1の音量レベルを調整するためのゲインを算出するゲイン算出処理を開始する。図12に示すように、算出部19は、かかるゲイン算出処理を開始すると、音楽データD1の音量平均値(RMS)が特定音量平均値(mRMS)となるように当該音楽データD1の音量レベルを調整するための(すなわち、ノーマライズ(正規化)するための)ゲイン(以下、これを平均値利用ゲインと呼ぶ)を、(1)式
平均値利用ゲイン=特定音量平均値/音楽データの音量平均値……(1)
で表されるように、特定音量平均値を音楽データD1の音量平均値で除算して算出する。因みに算出部19は、例えば、特定音量平均値が7967で、音楽データD1の音量平均値が8120の場合、(2)式
平均値利用ゲイン=7967/8120≒0.98……(2)
で表されるように、約0.98の平均値利用ゲインを得る。
また算出部19は、平均値利用ゲインを算出すると、かかる平均値利用ゲインを音楽データD1の音量ピーク値(Peak)に乗算し、その乗算結果を音量最大値(Vmax)と比較する。その結果、図13(A)及び(B)に示すように、算出部19は、平均値利用ゲインを乗算した音量ピーク値が音量最大値以下であると、このとき算出した平均値利用ゲインを、対応する記録アドレス(すなわち、検出部18から与えられた記録アドレス)と共に登録部20に送出して、ゲイン算出処理を終了する。
ところで再生部11は、音楽データD1の音量レベルが音量最大値よりも大きいと、当該音楽データD1を自己の再生能力を超えて再生処理する。このため再生部11は、音楽データD1における音量最大値よりも大きい音量レベルの部分を的確には再生処理し得ず、その部分で音の歪み(すなわち、クリップ)を発生させる可能性がある。
従って図14(A)及び(B)に示すように、算出部19は、平均値利用ゲインを乗算した音量ピーク値が音量最大値よりも大きいと、図15に示すように、音楽データD1の音量ピーク値が音量最大値となるように当該音楽データD1の音量レベルを調整するための(すなわち、ノーマライズ(正規化)するための)ゲイン(以下、これをピーク値利用ゲインと呼ぶ)を、(3)式
ピーク値利用ゲイン=音量最大値/音楽データの音量ピーク値……(3)
で表されるように、音量最大値を音楽データD1の音量ピーク値で除算して算出する。因みに算出部19は、例えば、音量最大値が 32767で、音楽データD1の音量ピーク値が 32100の場合、(4)式
ピーク値利用ゲイン= 32767/ 32100≒1.02……(4)
で表されるように、約1.02のピーク値利用ゲインを得る。そして算出部19は、このようにしてピーク値利用ゲインを算出すると、平均値利用ゲインを登録部20へは与えずに、このとき算出したピーク値利用ゲインを、対応する記録アドレス(すなわち、検出部18から与えられた記録アドレス)と共に登録部20に送出して、ゲイン算出処理を終了する。
因みに算出部19は、ゲイン算出処理を開始すると、音楽データD1の音量平均値が特定音量平均値となるように当該音楽データD1の音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出している。このため音楽データD1は、音量平均値が特定音量平均値よりも大きい場合、平均値利用ゲインで音量レベルが調整されると、音量平均値と共に音量ピーク値が元の値よりも小さい値となり、音量ピーク値が音量最大値を超えることはない。これに対して音楽データD1は、音量平均値が特定音量平均値よりも小さい場合、平均値利用ゲインで音量レベルが調整されると、音量平均値と共に音量ピーク値が元の値よりも大きい値となり、音量ピーク値が音量最大値を超える可能性がある。
このため算出部19は、例えば平均値利用ゲインを算出した場合、音楽データD1の音量平均値を特定音量平均値と比較する。その結果、算出部19は、音楽データD1の音量平均値が特定音量平均値よりも大きいときには、音量ピーク値に平均値利用ゲインを乗算するような処理を行わない。そして算出部19は、音楽データD1の音量平均値が特定音量平均値よりも小さいときにのみ、音量ピーク値に平均値利用ゲインを乗算して、当該平均値利用ゲインを乗算した音量ピーク値が音量最大値よりも大きいか否かを判別する。これにより算出部19は、平均値利用ゲインの算出に引き続きピーク値利用ゲインを算出する場合、極力無駄な処理を行わないようにして、平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインを効率良く算出している。
登録部20は、算出部19から1個の音楽データD1に対応する平均値利用ゲイン及び記録アドレスや、ピーク値利用ゲイン及び記録アドレスが与えられる毎にゲイン登録処理を開始する。登録部20は、かかるゲイン登録処理を開始すると、そのとき算出部19から与えられた記録アドレスをもとに、記録媒体13において当該記録アドレスに記録されている1個の音楽データD1に対応するデータ属性情報DATを判別する。そして登録部20は、その判別したデータ属性情報DATに対し、このとき算出部19から与えられた平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを格納する。これにより登録部20は、記録媒体13に対し音楽データD1に平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインを対応付けて登録する。
また登録部20は、記録媒体13上で、記録アドレスに記録されている1個の音楽データD1の先頭及び又は後尾に付加されているタグにも当該音楽データD1に対応する平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを格納する。このようにして登録部20は、記録媒体13に対し1個の音楽データD1に対応する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを登録し、当該音楽データD1のタグに平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを格納すると、かかるゲイン登録処理を終了する。そして登録部20は、1個の音楽データD1に対するゲイン登録処理が終了する毎に、その終了を検出部18に通知する。
これにより検出部18は、1個の音楽データD1に対する特徴の解析が終了し、登録部19から当該1個の音楽データD1に対するゲイン登録処理の終了も通知されると、記録媒体13上で、そのときに特徴の解析が終了した(また、平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインの登録の終了した)1個の音楽データD1に対応する解析フラグの設定内容(すなわち、未解析を示す)を、解析済を示すように変更する。従って検出部18は、この後、再び特徴解析処理を開始したときには解析フラグの設定内容により、すでに特徴の解析と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出が終了している音楽データD1を的確に判別し、当該音楽データD1の特徴を再び無駄に解析すると共に音量平均値及び音量ピーク値も再び無駄に検出ことを回避している。
因みに検出部18は、解析対象の1個の音楽データD1が破損している等して、特徴を解析し得ないときには、その1個の音楽データD1に対する特徴の解析と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出を中断する。そして検出部18は、記録媒体13上で、特徴の解析と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出を中断した音楽データD1に対応する解析フラグの設定内容(すなわち、未解析を示す)を、解析失敗を示すように変更する。これにより検出部18は、この後、再び特徴解析処理を開始したときには解析フラグの設定内容により、正常に特徴を解析し得なかった音楽データD1を的確に判別し、当該音楽データD1の特徴を再び解析し、また音量平均値及び音量ピーク値を再び検出しようとすることを回避している。
そして検出部18は、記録媒体13に記録されている未解析の全ての音楽データD1について特徴を解析すると共に音量平均値及び音量ピーク値を検出すると、特徴解析処理を終了する。ここで検出部18は、装置本体のスタンバイ状態で実行していた特徴解析処理が終了したときには、当該装置本体を電源オフ状態に移行させる。また検出部18は、電源オン状態でも装置本体の処理負荷が低い状態で実行していた特徴解析処理が終了したときには、例えば表示処理部16及び表示部17を順次介してユーザに対し特徴解析処理の終了を通知すると共に、装置本体に対しその処理負荷の低い状態でユーザ操作を待ち受けさせる。
これに加えて検出部18は、特徴解析処理の実行中に、定期的に装置本体全体が正常動作しているかを監視している。そして検出部18は、特徴解析処理の実行中に装置本体において動作異常が発生すると、特徴解析処理を一旦中断して、装置本体を再起動させるようなフェイルセーフ機能を実行する。これにより検出部18は、例えば音楽データD1の特徴解析処理が暴走して音楽データD1の特徴を誤って解析し、また音量平均値及び音量ピーク値を誤って検出することを回避している。また検出部18は、特徴解析処理を中断したときに、音楽データD1の特徴の解析と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出も中断していると、その音楽データD1に対応する解析フラグの設定内容(すなわち、未解析を示す)を何ら変更しないようにする。これにより検出部18は、装置本体の動作異常で音楽データD1に対する特徴の解析と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出を中断した場合には、この後、装置本体を再起動させて特徴解析処理を再開したときに解析フラグの設定内容に従い、当該音楽データD1の特徴を改めて解析すると共に音量平均値及び音量ピーク値も改めて検出している。
このようにして再生装置10では、処理負荷が低い状態で検出部18、算出部19及び登録部20により音楽データD1の音量レベルを調整するための平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインを算出して、これを記録媒体13に登録している。従って再生部11は、プレイリストPLに登録されている複数の音楽データD1を先頭位置やハイライト位置から順次再生するとき、当該音楽データD1に対応するデータ属性情報DAT内の平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを参照して、その音楽データD1に対し当該平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを乗算する。これにより再生部11は、音楽データD1を対応する平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインに応じた音量レベルで再生することができる。よって再生部11は、プレイリストPLに登録されている複数の音楽データD1に基づく複数の音楽を聴感上ほぼ等しい音量で順次聴かせることができる。
また再生装置10は、音楽データD1に対応する平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを算出したとき、当該音楽データD1のタグに平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを格納している。従って再生装置10は、記録媒体13に記録している複数の音楽データD1を他の再生機器に転送した場合、当該他の再生機器でも、これら複数の音楽データD1を、タグ内の平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを参照して、その音楽データD1に対し当該平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを乗算することにより、これら複数の音楽データD1を対応する平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインに応じた音量レベルで再生させることができる。よって再生装置10は、他の再生機器でも、これに転送した複数の音楽データD1に基づく複数の音楽を聴感上ほぼ等しい音量で順次聴かせることができる。
ところで登録部20は、記録媒体13に対し音楽データD1に対応付けて、平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインの何れか一方のみを登録している。従って再生部11は、音楽データD1を再生するとき、参照すべきゲインとして平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインの何れか一方を選択するような煩雑な処理を何ら行うことなく、記録媒体13に当該音楽データD1に対応付けて登録されている何れか一方のみの平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを単に参照することで、その音楽データD1の音量レベルを最適な状態に調整することができる。
また登録部20は、音楽データD1のタグに対しても平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインの何れか一方のみを格納している。従って登録部11は、かかる音楽データD1が他の再生機器に転送されて再生されるとき、当該他の再生機器に対し参照すべきゲインとして平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインの何れか一方を選択させるような煩雑な処理を何ら行わせることなく、当該音楽データD1のタグに格納している何れか一方のみの平均値利用ゲイン又はピーク値利用ゲインを単に参照させることで、その音楽データD1の音量レベルを最適な状態に調整させることができる。
ここで図16を用いて、検出部18、算出部19及び登録部20によって実行するゲイン登録処理手順RT10について説明する。検出部18は、装置本体の処理負荷が低い状態を検出し、内部のメモリから1個の音楽データD1を読み出すと、ゲイン登録処理手順RT10を開始する。検出部18は、かかるゲイン登録処理手順RT10を開始すると、ステップSP101において音楽データD1の単位処理部分毎に順次音量レベルを検出し、その検出結果をもとに当該音楽データD1全体における音量平均値を検出すると共に、音量ピーク値も検出する。そして検出部18は、1個の音楽データD1に対応する音量平均値及び音量ピーク値を算出部19に送出する。
従ってステップSP102において算出部19は、検出部18から与えられた音量平均値と、メモリ内の特定音量平均値とに基づき平均値利用ゲインを算出して、次のステップSP103に移る。ステップSP103において算出部19は、音楽データD1の音量レベルを平均値利用ゲインで調整した場合、当該音楽データD1の音量ピーク値が音量最大値以下になるか否かを判別する。
このステップSP103において肯定結果が得られると、このことは再生部11において音楽データD1の音量レベルを対応する平均値利用ゲインで調整しても、音量ピーク値が音量最大値を超えないことを表している。すなわち、かかる肯定結果は、再生部11において、音楽の高音部分に歪みを発生させることなく音楽データD1を的確に再生処理し得ることを表している。従って算出部19は、かかる肯定結果を得ると、平均値利用ゲインを登録部20に送出する。これによりステップSP104において登録部20は、記録媒体13に対し、算出部19から与えられた平均値利用ゲインを音楽データD1に対応付けて登録する。また登録部20は、その平均値利用ゲインを対応する音楽データD1のタグに格納して、次のステップSP105に移る。かくしてステップSP105において検出部18、算出部19及び登録部20は、かかるゲイン登録処理手順RT10を全て終了する。
これに対してステップSP103において否定結果が得られると、このことは再生部11において音楽データD1の音量レベルを対応する平均値利用ゲインで調整すると、音量ピーク値が音量最大値を超えることを表している。すなわち、かかる否定結果は、再生部11において、平均値利用ゲインを用いて音楽データD1を再生処理した場合、音楽の高音部分に歪みが発生する可能性があることを表している。従って算出部19は、かかる否定結果を得ると、ステップSP106に移る。そしてステップSP106において算出部19は、音楽データD1の音量ピーク値と、メモリ内の音量最大値とに基づきピーク値利用ゲインを算出する。そして算出部19は、かかるピーク値利用ゲインを登録部20に送出する。これによりステップSP107において登録部20は、記録媒体13に対し、算出部19から与えられたピーク値利用ゲインを音楽データD1に対応付けて登録する。また登録部20は、そのピーク値利用ゲインを対応する音楽データD1のタグに格納して、ステップSP105に移る。従ってこのような場合にもステップSP105において検出部18、算出部19及び登録部20は、かかるゲイン登録処理手順RT10を全て終了する。
なお第1の実施の形態の場合、検出部18の内部には、周波数解析処理を実行する周波数解析回路と、特徴数値化処理を実行する特徴数値化回路とが設けられている。そして検出部18は、内部のメモリから1個の音楽データD1を読み出して周波数解析回路により、その音楽データD1に対する周波数解析処理(上述した音量レベルの検出と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出も含む)を実行した後、特徴数値化回路により、当該1個の音楽データD1に対する特徴数値化処理を実行する。ただし検出部18は、特徴数値化回路により1個の音楽データD1に対する特徴数値化処理を実行している間は、メモリから新たに1個の音楽データD1を読み出して周波数解析回路により当該新たな1個の音楽データD1に対する周波数解析処理を実行する。このようにして検出部18は、特徴解析処理の実行中は、周波数解析回路と特徴数値化回路とを同時並行で動作させることにより、未解析の音楽データD1に対する特徴の解析と共に音量平均値及び音量ピーク値の検出を効率良く実行している。
また第1の実施の形態の場合、再生装置10は、装置本体が電源オン状態の間は、例えば装置筐体の正面に設けられた青色のイルミネーションランプを点灯させることにより、ユーザに対し電源がオン状態であることを通知し得るようにしている。また再生装置10は、装置本体がスタンバイ状態に移行して未解析の音楽データD1の特徴が解析されている間は、青色のイルミネーションランプを比較的ゆっくりと明滅させることにより、ユーザに対し特徴解析処理が実行されていることを通知し得るようにしている。そして再生装置10は、スタンバイ状態において未解析の全ての音楽データD1の特徴の解析が終了して、電源オフ状態に移行すると、青色のイルミネーションランプを消灯させることにより、ユーザに対し装置本体が電源オフ状態であることを通知し得るようにしている。
(1−3)動作及び効果
以上の構成において、再生装置10は、メディアから読み出した音楽データD1や外部装置15からダウンロードした音楽データD1を記録媒体13に記録する。この状態で再生装置10は、装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体13に記録している複数の音楽データD1の中から、音量レベルを調整するためのゲインを未だ算出してはいない音楽データD1(すなわち、特徴が未解析の音楽データD1)を検索する。そして再生装置10は、その検索した音楽データD1に対する音量平均値を検出し、当該検出した音量平均値と特定音量平均値とに基づいて、当該音量平均値が特定音量平均値となるように音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出する。また再生装置10は、記録媒体13に対し、その平均値利用ゲインを音楽データD1に対応付けて登録する。これにより再生装置10は、この後、再生部11により音楽データD1を再生する際に、記録媒体13に登録している平均値利用ゲインを参照して、当該平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データD1を再生する。
従って再生装置10は、音楽データD1の再生時に、平均値利用ゲインを算出しなくても、音楽データD1を再生処理してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録していた平均値利用ゲインを参照して、その平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データを再生することができる。
以上の構成によれば、再生装置10は、検出部18により装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体13に記録された音楽データD1の音量平均値を検出し、算出部19により当該音量平均値と特定音量平均値とに基づいて平均値利用ゲインを算出し、登録部20により当該平均値利用ゲインを、記録媒体13に対し音楽データD1に対応付けて登録しておき、この状態で再生部11により当該平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データD1を再生するようにした。これにより再生装置10は、音楽データD1の再生時に、平均値利用ゲインを算出しなくても、音楽データD1を再生してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録していた平均値利用ゲインを参照して、その平均値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データD1を再生することができ、かくして音楽データD1の再生時に処理負荷を低減することができる。
そして再生装置10は、プレイリストPLに対し提供元の異なる複数の音楽データD1を混在して登録しても、これら音楽データD1の音量レベルを平均値利用ゲインに応じて調整することで、複数の音楽をほぼ等しい音量で聴かせることができる。すなわち再生装置10は、プレイリストPLに従い複数の音楽データD1を順次再生する場合、ユーザに対し音楽毎に音量を調節するような操作を何ら行わせることなく、これら複数の音楽を順次聴かせることができる。
ところで複数の音楽データD1に基づく複数の音楽は、そのほとんどがハイライト部分で音量が最も高くなり、またハイライト部分が演奏途中から始まる。このため、これら複数の音楽データD1は、音量レベルが何ら調整されずに再生されると、音楽毎の音量の違いを顕著に感じさせることになる。しかしながら再生装置10は、複数の音楽データD1をその先頭位置やハイライト位置の何れから再生する場合でも、これら複数の音楽データD1をそれぞれ対応する平均値利用ゲインを参照して再生している。従って再生装置10は、複数の音楽データD1を順次ハイライト位置から再生する場合でも、音楽毎のハイライト部分をほぼ等しい音量で聴かせることができ、かくして聴感上の心地良さを提供することができる。
また再生装置10は、音楽データD1に対応する平均値利用ゲインを算出しても、かかる平均値利用ゲインを参照して音量レベルを調整したときに音量ピーク値が音量最大値を超えるように場合には、音量ピーク値と音量最大値とに基づいて、当該音量ピーク値が音量最大値となるように音量レベルを調整するためのピーク値利用ゲインを算出する。そして再生装置10は、記録媒体13に対し、平均値利用ゲインに替えてピーク値利用ゲインを音楽データD1に対応付けて登録する。これにより再生装置10は、この後、再生部11により音楽データD1を再生する際に、記録媒体13に登録しているピーク値利用ゲインを参照して、当該ピーク値利用ゲインに応じた音量レベルで音楽データD1を再生する。従って再生装置10は、平均値利用ゲインを参照したのでは音量ピーク値が音量最大値を超えるような音楽データD1については、その音楽データD1をピーク値利用ゲインを参照して再生することで、当該音楽データD1に基づく音楽の高音部分にひずみが発生することを未然に回避することができる。また再生装置10は、このようにピーク値利用ゲインについても、音楽データD1の再生時に算出するわけではなく、音楽データD1を再生してはいない装置本体の処理負荷が低い状態で算出し登録している。このため再生装置10は、音楽データD1をピーク値利用ゲインを参照して再生するときでも、当該音楽データD1の再生時の処理負荷を低減することができる。
さらに再生装置10は、装置本体が電源オフ操作されスタンバイ状態に移行したことで当該装置本体の処理負荷が低い状態を検出したときや、再生部11の処理負荷が一定以下のアイドル状態になり一定時間ユーザによって何ら操作が行われずにスタンバイ状態に移行したことで装置本体の処理負荷が低い状態を検出したときに、音楽データD1に対応する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録するようにした。従って再生装置10は、ユーザの装置本体に対する使用を何ら妨げることなく、音楽データD1に対応する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録することができる。よって再生装置10は、ユーザに対し、音楽データD1に対応する平均値利用ゲイン及びピーク値利用ゲインの算出や記録媒体13への登録を何ら気にさせなくても、当該ユーザが装置本体を使用して音楽データD1を再生するときには、すでに登録している平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを参照して音楽データD1の音量レベルを調整することができる。
さらに再生装置10は、装置本体がスタンバイ状態に移行したときだけではなく、記録媒体13に対し特徴が未解析の音楽データD1がある程度以上記録されたとき、その旨をユーザに告知し、その結果、ユーザによって解析実行操作が行われても、これに応じて処理負荷が低い状態で音楽データD1の特徴を解析しつつ、平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインも算出して記録媒体13に登録するようにした。従って再生装置10は、ユーザにより特徴が未解析の音楽データD1に対する解析が要求されたときにも、音楽データD1に対する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録することができ、かくして装置本体の使い勝手を向上させることができる。
さらに再生装置10は、特徴が未解析の音楽データD1を示す未解析音楽一覧を生成した場合、かかる未解析音楽一覧内の未解析音楽指定情報をユーザの選定した記録日時のようなデータ属性情報DATに応じた順序に並べ替え、当該並べ替えた未解析音楽指定情報の順序で対応する音楽データD1の特徴を解析し、また平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインも算出して記録媒体13に登録するようにした。従って再生装置10は、例えば録音して間もない音楽データD1やユーザ所望のアーティストの音楽データD1のように、ユーザにより再生要求される可能性が著しく高い音楽データD1について、優先的に平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録することができる。よって再生装置10は、ユーザにより複数の音楽データD1の再生が要求されたとき、複数の音楽データD1の音量レベルをそれぞれ対応する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインでほぼ確実に調整することができ、かくしてユーザ所望の複数の音楽を聴感上ほぼ等しい音量で順次聴かせることができる。
さらに再生装置10は、記録媒体13にある程度以上の数の未解析の音楽データD1が記録されたときには、その旨をユーザに告知するようにした。従って再生装置10は、ユーザに対し、記録媒体13に記録した音楽データD1の特徴を解析するように促すことができる。言い換えれば、再生装置10は、記録媒体13に記録した音楽データD1に対応する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録しておくように促すことができる。よって再生装置10は、記録媒体13に記録した音楽データD1が、平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出せずにそのまま何時までも残ることを極力回避することができる。
(1−4)他の実施の形態
なお上述した第1の実施の形態においては、録音やダウンロードにより記録媒体13に記録した音楽データD1に対し平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、装置本体のスタンバイ状態(すなわち、処理負荷が低い状態)においてメディアから音楽データD1を読み出して録音するようなときに、当該音楽データD1に対し平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録するようにしても良い。
また上述した第1の実施の形態においては、再生部11の処理負荷が一定以下のアイドル状態になり一定時間ユーザによって何ら操作が行われずにスタンバイ状態に移行したことで装置本体の処理負荷が低い状態を検出したときに、音楽データD1に対する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生部11が一定以下の処理負荷のアイドル状態になり装置本体の処理負荷が低い状態を検出したときに、スタンバイ状態に移行せずに音楽データD1に対する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、音楽データD1の特徴を解析したときに当該音楽データD1に対する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出して記録媒体13に登録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば音楽データD1の特徴を外部から取得するようなときには、装置本体の処理負荷が低い状態で、ゲイン登録処理手順RT10のみを実行するようにしても良い。ところでかかる構成の場合、再生装置10は、特徴が未解析の音楽データD1を判別するための解析フラグや未解析音楽一覧をそのまま、平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出してはいない音楽データD1を判別するために利用することにより、当該平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出してはいない音楽データD1を的確に判別し、その平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを効率良く算出して登録することができる。またかかる構成の場合、再生装置10は、記録媒体13に平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出してはいない少なくとも1個の音楽データD1を記録したら、これをユーザに告知して、特徴が未解析の音楽データD1を告知したときと同様に、ユーザの要求に応じて音楽データD1に対する平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出し登録することもできる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、記録媒体13に記録されている全ての音楽データD1の中で特徴が未解析の音楽データD1が所定の割合以上存在していることを検出すると、その旨をユーザに告知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体13に対し特徴が未解析の音楽データD1が1個でも記録されていたら、また平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出してはいない音楽データD1を1個でも記録していたら、その旨をユーザに告知するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、プレイリストPLに登録した複数の音楽データD1を順次再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体13に記録した複数の音楽データD1を無作為に選択して(すなわち、ランダムに選択して)再生するようにしても良い。かかる構成の場合も再生装置10は、提供元の異なる音楽データD1を順次再生することになるため、上述したように音楽データD1の音量レベルを調整することで、複数の音楽をほぼ等しい音量で順次聴かせて聴感上の心地良さを提供することができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、音楽データD1全体における音楽平均値を検出し、その検出結果をもとに平均値利用ゲインを算出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽データD1のハイライト対応部分のみやハイライト位置から後尾位置までの部分(すなわち、音楽のハイライト部分を含む後尾部分に対応する部分であり、以下、これを後尾対応部分と呼ぶ)のみで音量レベルを検出するようにして当該ハイライト対応部分や後尾対応部分のみの音楽平均値を検出し、その検出結果をもとに平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを算出するようにしても良い。そして再生装置10では、複数の音楽データD1のハイライト対応部分や後尾対応部分を自動的、又はユーザによる切替操作に応じて連続的に再生するときに、当該音楽データD1毎の平均値利用ゲインやピーク値利用ゲインを参照するようにしても良い。かかる構成によれば、再生装置10は、音楽の中で特に音量の違いがはっきりと認識され易いハイライト部分やこれを含む後尾部分を、ほぼ等しい音量で順次聴かせることができ、かくして聴感上の心地良さを提供しながら複数の音楽を順次紹介することができる。ところで再生装置10では、検出部18により音楽データD1の特徴と共にハイライト対応部分及びハイライト位置を検出している。従って再生装置10では、音楽データD1のハイライト対応部分のみや後尾対応部分のみで音量レベルを検出するようにして音楽平均値も音量ピーク値を検出する場合、検出部18において、かかる処理をハイライト対応部分及びハイライト位置を検出した後に、その検出結果をもとに実行するようにしても良い。
さらに第1の実施の形態においては、算出部19のメモリに予め特定音量平均値を記録しておくようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体13に記録した音楽データD1の音量平均値を検出する毎に、(5)式
mRMS={RMS(1)+RMS(2)+……+RMS(n)}/n
……(5)
で表されるように、記録媒体13に記録している音楽データD1について検出した全ての音量平均値を平均化して順次更新するように特定音量平均値を得て、その特定音量平均値を平均値利用ゲインの算出に用いるようにしても良い。
(2)第2の実施の形態
図17は、第2の実施の形態による再生装置300のハードウェア回路ブロックによるハードウェア回路構成を示す。かかる再生装置300は、当該再生装置300の筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部301がユーザによって操作されると、当該操作入力部301でこれを認識し、その操作に応じた操作入力信号を入力処理部302に送出する。入力処理部302は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス303を介して中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit )304に送出する。
中央処理ユニット304は、ROM(Read Only Memory)305又はハードディスクドライブ306に予め記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムをバス303を介してRAM(Random Access Memory)307に読み出す。そして中央処理ユニット304は、RAM307上で展開したこれら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部302から与えられる操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
これにより中央処理ユニット304は、通信処理部308及びネットワークインタフェース309を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上の音楽提供サーバ310にアクセスすることができる。この場合、音楽提供サーバ310は、所定フォーマットの多数の音楽データを蓄積している。
従って中央処理ユニット304は、ユーザにより操作入力部301を介して、所望の音楽データをダウンロード要求するための操作入力信号が入力されると、これに応じて音楽提供サーバ310にアクセスし所望の音楽データをダウンロード要求する。その結果、中央処理ユニット304は、音楽提供サーバ310から返信される所望の音楽データをネットワークインタフェース309及び通信処理部308を順次介してダウンロードする。これにより中央処理ユニット304は、かかる音楽データをハードディスクドライブ306に送出してハードディスクに記録する。
また中央処理ユニット304は、ユーザにより操作入力部301を介して、CD等のメディアに記録された音楽データを録音するための操作入力信号が入力されると、メディアドライブ311によりメディアから音楽データを読み出すと共に、当該読み出した音楽データを、例えばDSP(Digital Signal Processor)構成のデータ処理回路312に送出する。データ処理回路312は、メディアドライブ311から与えられた音楽データを圧縮符号化してハードディスクドライブ306に送出しハードディスクに記録する。
そして中央処理ユニット304は、ユーザにより操作入力部301を介してハードディスクドライブ306内の音楽データが指定され、かつ当該指定された音楽データを再生要求する操作入力信号が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ306から、当該指定された音楽データを読み出してデータ処理回路312に送出する。データ処理回路312は、この際、音楽データを復号した後、デジタルアナログ変換や増幅等の音声処理を施し、得られた音楽信号をスピーカ313に送出する。このようにして中央処理ユニット304は、スピーカ313から音楽信号に基づく音楽を出力してユーザに聴かせることができる。
さらにハードディスクドライブ306は、ハードディスクに対し複数種類のプレイリストを記録している。そして中央処理ユニット304は、ユーザにより操作部301を介して、音楽データの再生に利用するプレイリストが指定され、かつそのプレイリストに従い音楽データを再生するように要求する操作入力信号が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ306から当該指定されたプレイリストを読み出す。また中央処理ユニット304は、そのプレイリストに従いこれに登録されている複数の音楽データを順次ハードディスクドライブ306から読み出してデータ処理回路312に送出する。従ってデータ処理回路312は、この際、中央処理ユニット304から音楽データが与えられる毎に当該音楽データを復号した後、デジタルアナログ変換や増幅等の音声処理を施し、得られた音楽信号をスピーカ313に送出する。このようにして中央処理ユニット304は、スピーカ313から音楽信号に基づく音楽を順次出力するようにしてユーザに対し複数の音楽を連続的に聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット304は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データの取得、録音及び再生等)に応じた表示用データを生成して表示処理部314に送出する。表示処理部314は、中央処理ユニット304から与えられた表示用データに基づく画面をディスプレイ315に表示する。このようにして中央処理ユニット304は、ディスプレイ315を介して、音楽データの取得、録音及び再生等に関する各種画面をユーザに視認させることができる。
ところで再生装置300は、上述したように基本的には中央処理ユニット304がROM305又はハードディスクドライブ306に記憶された各種プログラムに従って各種処理を実行すると共に各ハードウェアを制御している。このため再生装置300では、図2について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の再生装置10の機能に応じて、ROM305又はハードディスクドライブ306に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、中央処理ユニット304を上述の検出部18(図2)、算出部19(図2)及び登録部20(図2)と同様に機能させることができる。また再生装置300では、メディアドライブ311及びデータ処理回路312並びにスピーカ313を、上述の再生部11(図2)と同様に機能させることができると共に、操作入力部301及び入力処理部302を、上述の操作部12(図2)と同様に機能させることができる。さらに再生装置300では、ハードディスクドライブ306を、上述の記録媒体13(図2)と同様に機能させることができると共に、通信処理部308及びネットワークインタフェース309を、上述の通信部14(図2)と同様に機能させることができる。
さらに再生装置300では、表示処理部314を、上述の表示処理部16(図2)と同様に機能させることができる。そして、ディスプレイ315は、上述の表示部17(図2)に対応する。また音楽提供サーバ310は、上述の外部装置15(図2)に対応する。従って再生装置300は、再生装置10の機能に応じて、ROM305又はハードディスクドライブ306に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、当該再生装置10と同様の上述した処理を実行することができ、かくして上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(3)他の実施の形態
なお上述した第1及び第2の実施の形態においては、本発明による再生装置を、図1乃至図17について上述した再生装置1、10及び300に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )等の情報処理装置、また携帯型音楽再生装置、据置型音楽再生装置等の再生装置、さらにDVD(Digital Versatile Disc)レコーダやハードディスクレコーダ等の記録再生装置等のように、この他種々の構成の再生装置に広く適用することができる。
本発明は、プレイリストに従い音楽データを再生可能な音楽再生装置等の再生装置に利用することができる。
第1の実施の形態による再生装置の概要を示すブロック図である。 第1の実施の形態による再生装置の詳細構成を示すブロック図である。 リモートコントローラの構成を示す略線図である。 音楽データベース及びプレイリストの構成を示す略線図である。 選択画面の構成を示す略線図である。 再生画面の構成を示す略線図である。 リスト利用再生機能の実行時における表示画面の切り替えの説明に供する略線図である。 チャンネルの切り替えに応じた音楽データの再生の切り替えの説明に供する略線図である。 リスト利用再生機能起動処理手順を示すフローチャートである。 チャンネル切替処理手順を示すフローチャートである。 再生音楽切替処理手順を示すフローチャートである。 平均値利用ゲインの算出の説明に供する略線図である。 音楽データの音量レベルを平均値利用ゲインで調整するときの音量ピーク値の変化(1)の説明に供する略線図である。 音楽データの音量レベルを平均値利用ゲインで調整するときの音量ピーク値の変化(2)の説明に供する略線図である。 ピーク値利用ゲインの算出の説明に供する略線図である。 ゲイン登録処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による再生装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、10、300……再生装置、2、18……検出部、3、13……記録媒体、4、19……算出部、5、20……登録部、6、11……再生部、304……中央処理ユニット、306……ハードディスクドライブ、311……メディアドライブ、312……データ処理回路、313……スピーカ、D1……音楽データ、PL……プレイリスト、RT10……ゲイン登録処理手順。

Claims (7)

  1. 装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体に記録される音楽データの音量平均値を検出する検出部と、
    上記検出部により検出される上記音量平均値が特定音量平均値となるように、上記音楽データの音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出する算出部と、
    上記算出部により算出される上記平均値利用ゲインを、上記記録媒体に対し上記音楽データに対応付けて登録する登録部と、
    上記平均値利用ゲインに応じた音量レベルで上記音楽データを再生する再生部と
    を具えることを特徴とする再生装置。
  2. 上記再生部は、
    複数の上記音楽データのハイライト対応部分を連続的に再生するときに、当該音楽データ毎の上記平均値利用ゲインを参照する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記再生部は、
    上記音楽データの切替要求に応じて複数の上記音楽データのハイライト対応部分のみを再生するときに、当該音楽データ毎の上記平均値利用ゲインを参照する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 上記検出部は、
    上記音楽データの音量ピーク値を検出し、
    上記算出部は、
    上記再生部により上記平均値利用ゲインに応じた音量レベルで上記音楽データが再生されるときに上記音量ピーク値が音量最大値を超える場合、上記検出部により検出される上記音量ピーク値が上記音量最大値となるように、上記音楽データの上記音量レベルを調整するためのピーク値利用ゲインを算出し、
    上記登録部は、
    上記算出部により算出される上記ピーク値利用ゲインを、上記記録媒体に対し上記音楽データに対応付けて登録し、
    上記再生部は、
    上記平均値利用ゲインに応じた音量レベルで上記音楽データを再生すると上記音量ピーク値が上記音量最大値を超える場合、上記ピーク値利用ゲインに応じた音量レベルで当該音楽データを再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 上記登録部は、
    上記平均値利用ゲインを上記音楽データのタグに格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  6. 装置本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体に記録される音楽データの音量平均値を検出する検出ステップと、
    上記音量平均値が特定音量平均値となるように、上記音楽データの音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出する算出ステップと、
    上記平均値利用ゲインを、上記記録媒体に対し上記音楽データに対応付けて登録する登録ステップと、
    上記平均値利用ゲインに応じた音量レベルで上記音楽データを再生する再生ステップと
    を具えることを特徴とする再生方法。
  7. コンピュータに対し、
    コンピュータ本体の処理負荷が低い状態を検出すると、記録媒体に記録される音楽データの音量平均値を検出する検出ステップと、
    上記音量平均値が特定音量平均値となるように、上記音楽データの音量レベルを調整するための平均値利用ゲインを算出する算出ステップと、
    上記平均値利用ゲインを、上記記録媒体に対し上記音楽データに対応付けて登録する登録ステップと、
    上記平均値利用ゲインに応じた音量レベルで上記音楽データを再生する再生ステップと
    を実行させるための再生プログラム。
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