JP2006201389A - 再生装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 曲のつながりを損なわずにスケジュールデータを用いて複数の曲データを順番に再生できるようにすること。
【解決手段】 スケジュールデータ50には、再生する曲データ40を選択するための選択条件として、曲の属性を示す複数の属性パラメータが再生順序毎に定められている。PC30は、スケジュールデータ50を参照して、再生順序毎に、選択条件に見合う曲データ40をHD308やサーバ10に記憶されている曲データ40の中から選択する。そして、PC30は、再生順序毎に選択した曲データ40を再生順序に従って順番に再生する。
【選択図】 図3
【解決手段】 スケジュールデータ50には、再生する曲データ40を選択するための選択条件として、曲の属性を示す複数の属性パラメータが再生順序毎に定められている。PC30は、スケジュールデータ50を参照して、再生順序毎に、選択条件に見合う曲データ40をHD308やサーバ10に記憶されている曲データ40の中から選択する。そして、PC30は、再生順序毎に選択した曲データ40を再生順序に従って順番に再生する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、スケジュールデータに従って複数の曲データを順番に再生する技術に関する。
例えば、特許文献1には、BGM(Back Ground Music)用の複数の演奏データと、BGMの放送順序や放送頻度、放送する時間帯等を定めたスケジュールデータとを配信センタ10から受信し、スケジュールデータに従ってBGMを順番に放送するBGM装置21が記載されている。
特開2001−358670号公報
ところで、特許文献1に記載された技術では、同文献の図2または図4に記載されているように、スケジュールデータにおいて、“BGM1”〜“BGM5”等の、BGM毎に固有の識別子を用いてBGMの放送順序や放送する時間帯が定められている。したがって、例えば、スケジュールデータと“BGM1”〜“BGM3”の演奏データは正常に受信できたものの、通信網の輻輳や配信センタ10の故障等によって、“BGM4”と“BGM5”の演奏データが受信できなかった場合、BGM装置21では“BGM4”と“BGM5”を再生することができない。このような場合、BGM装置21は、スケジュールデータに定められた放送順序でBGMを順番に放送していく際に、“BGM4”や“BGM5”を放送する順番が訪れると、次の順番にスキップしたり、メモリ21aに蓄積されているBGMの中から代りのBGMを選択して放送せざるを得ない。
しかしながら、次の順番にスキップしてしまうと、スキップの前後でBGMのつながり(流れ)が不自然なものとなってしまう場合がある。また、代りのBGMを放送する場合についても、上述したようにスケジュールデータには、BGM毎に固有の識別子しか含まれていないから、例えば、“BGM4”や“BGM5”と曲調が似た感じのBGMを選び出すことができない。したがって、次の順番にスキップした場合と同様に、代りのBGMを放送した前後でBGMのつながりが不自然なものとなってしまう場合がある。このようにスケジュールデータに定められたBGMの放送順序が保てなくなると、スケジュールデータを作成した者が意図した、一連のBGMを順番に放送することで受聴者に与えようとしていた雰囲気等が損なわれてしまう。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、曲のつながりを損なわずにスケジュールデータを用いて複数の曲データを順番に再生できるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、曲の属性を示す属性情報が付与された曲データを複数記憶する記憶手段と、再生する曲データを前記属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを前記記憶手段に記憶されている曲データの中から選択する選択手段と、前記選択手段により前記再生順序毎に選択された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段とを具備する再生装置を提供する。
なお、上記構成において、前記属性情報が付与された曲データを複数記憶する外部機器と通信を行う通信手段と、前記選択条件に見合う曲データが前記記憶手段に記憶されていなかった場合、前記選択手段により曲データが選択できなかった選択条件に見合う曲データを、前記通信手段を用いて前記外部機器から取得する取得手段とをさらに具備し、前記再生手段は、前記選択手段と前記取得手段により前記再生順序毎に選択または取得された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生するようにしてもよい。また、前記選択条件には、曲データを選択する際に絶対満たさなければならない条件と、近似していればよい条件とが含まれていてもよい。また、再生装置には、前記スケジュールデータを入力するための入力手段や、前記スケジュールデータを作成するための作成手段が備わっていてもよい。
本発明によれば、再生装置は、スケジュールデータを参照して、再生順序毎に選択条件に見合う曲データを記憶手段に記憶されている曲データの中から選択し、選択した複数の曲データを再生順序に従って順番に再生する。
また、本発明は、曲の属性を示す属性情報が付与された曲データを複数記憶する外部機器と通信を行う通信手段と、再生する曲データを前記属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを前記通信手段を用いて前記外部機器から取得する取得手段と、前記取得手段により前記再生順序毎に取得された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段とを具備する再生装置を提供する。
本発明によれば、再生装置は、スケジュールデータを参照して、再生順序毎に選択条件に見合う曲データを外部機器から取得し、取得した複数の曲データを再生順序に従って順番に再生する。
また、本発明は、コンピュータを、再生する曲データを曲の属性を示す属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを、メモリに複数記憶されている、前記属性情報が付与された曲データの中から選択する選択手段と、前記選択手段により前記再生順序毎に選択された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段として機能させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、コンピュータを、曲の属性を示す属性情報が付与された曲データを複数記憶する外部機器と通信を行う通信手段と、再生する曲データを前記属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを前記通信手段を用いて前記外部機器から取得する取得手段と、前記取得手段により前記再生順序毎に取得された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、曲のつながりを損なわずにスケジュールデータを用いて複数の曲データを順番に再生することができる。
[A.実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、通信システムの構成を示す図である。同図においてサーバ10には、多数の曲データ40とスケジュールデータ50とが記憶されている。また、PC(Personal Computer)30は、サーバ10から曲データ40やスケジュールデータ50をダウンロードすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、通信システムの構成を示す図である。同図においてサーバ10には、多数の曲データ40とスケジュールデータ50とが記憶されている。また、PC(Personal Computer)30は、サーバ10から曲データ40やスケジュールデータ50をダウンロードすることができる。
サーバ10に記憶されている個々の曲データ40は、図2に示すように、「明るさ」、「テンポ」、「年代」、「ジャンル」、「国」の計5つの属性パラメータからなるヘッダ情報40aと、曲データ本体40bとによって構成されている。各属性パラメータはその曲の属性を表すものであり、「明るさ」や「テンポ」は、それぞれ数値が大きくなる程、明るい感じの曲であったり、テンポが速い曲であることを示している。また、「年代」は、その曲が発表された時期を示すものであり、1990年代に発表された曲ならばパラメータ値は“90”、2000年代に発表された曲ならばパラメータ値は“00”となる。なお、同図に示すように、曲データ本体40bには、曲を識別するための識別情報(例えば、曲IDや曲名情報等)が含まれている。また、ヘッダ情報40aは、例えば、タグを用いて曲データ本体40bに埋め込まれていてもよい。
また、サーバ10に記憶されているスケジュールデータ50は、曲データ40の再生順序を定めたデータであるが、曲IDや曲名情報が再生順序に従って並べられているのではなく、図3に示すように、「No.」欄と、「属性パラメータ」欄と、「評価条件」欄とを有するデータテーブルである。ここで、「No.」欄には、再生順序を示す数値が格納される。また「属性パラメータ」欄には、上述した曲データ40の属性を示す5つの属性パラメータの値が格納される。「評価条件」欄には、各属性パラメータの評価条件が格納される。このスケジュールデータ50の内容は、例えば、音楽コーディネータ等によって定められる。また、このスケジュールデータ50は、サーバ10からインターネット20を介してPC30にダウンロードされ、PC30では、このスケジュールデータ50を参照して、再生順序(再生する順番)毎に、「属性パラメータ」欄と「評価条件」欄に定められた条件に見合う曲データ40を選択する。
なお、評価条件とは、個々の属性パラメータについて、曲データ40を選択する際の絶対的な条件であるか否かを規定するものであり、「絶対」の場合は、パラメータ値と完全に一致していなければならないことを示しており、「近似」の場合は、パラメータ値と完全に一致していなくても、比較的近い値であればよいことを示している。例えば、図3に示すスケジュールデータ50を用いて再生順序が1番目の曲データ40を選択する場合、評価条件が「絶対」であるのは「ジャンル」と「国」であるので、PC30は、前もってサーバ10からダウンロードしておいた複数の曲データ40の中から、「ジャンル」が“ジャズ”で、かつ「国」が“日本”に属する曲データ40を一次抽出する。次いで、PC30は、一次抽出した曲データ40の中から、「明るさ」が“50”、「テンポ」が“120”、「年代」が“90”に最も近い曲データ40を選択する。
次に、図4は、PC30の構成を示すブロック図である。
同図において、CPU(Central Processing Unit)301は、ROM(Read Only Memory)302やHD(Hard Disk)308に記憶されているプログラムを実行することでPC30の各部を制御する。RAM(Random Access Memory)303は、CPU301のワークエリアとして用いられ、例えば、サーバ10からダウンロードされた曲データ40やスケジュールデータ50を一時的に蓄積するバッファとして用いられる。通信インタフェース304は、CPU301の制御の下、サーバ10との通信を制御する。操作部305は、キーボードやマウス等によって構成されている。また、表示部306は、LCD(Liquid Crystal Display)等によって構成されている。サウンド処理部307は、PCM(Pulse Code Modulation)音源や、D/A(Digital/Analog)変換器、アンプ等を備え、曲データ40を再生して図示を省略したスピーカから楽音や音声を出力する。
同図において、CPU(Central Processing Unit)301は、ROM(Read Only Memory)302やHD(Hard Disk)308に記憶されているプログラムを実行することでPC30の各部を制御する。RAM(Random Access Memory)303は、CPU301のワークエリアとして用いられ、例えば、サーバ10からダウンロードされた曲データ40やスケジュールデータ50を一時的に蓄積するバッファとして用いられる。通信インタフェース304は、CPU301の制御の下、サーバ10との通信を制御する。操作部305は、キーボードやマウス等によって構成されている。また、表示部306は、LCD(Liquid Crystal Display)等によって構成されている。サウンド処理部307は、PCM(Pulse Code Modulation)音源や、D/A(Digital/Analog)変換器、アンプ等を備え、曲データ40を再生して図示を省略したスピーカから楽音や音声を出力する。
HD308には、後述する選曲処理(図5参照)や再生処理(図8参照)を制御するためのアプリケーションソフトウェア(プログラム)に加え、サーバ10からダウンロードされたスケジュールデータ50が記憶される。また、HD308には曲データ記憶領域308aが設けられており、この曲データ記憶領域308aには、サーバ10からダウンロードされた曲データ40が蓄積される。なお、サーバ10からダウンロードされた個々の曲データ40は、図2に示したデータ構成を有しており、ヘッダ情報40aが付与されている。
次に、サーバ10とPC30の動作を説明する。
まず、音楽コーディネータ等によって作成されたスケジュールデータ50(図2参照)がサーバ10に記憶される。なお、スケジュールデータ50の作成については、例えば、まず最初に、具体的な曲名情報を再生順序に従って並べたリストを作成し、このリストに基づいて再生順序毎に、該当する曲データ40についての各属性パラメータの値を調べ、スケジュールデータ50を作成することができる。
まず、音楽コーディネータ等によって作成されたスケジュールデータ50(図2参照)がサーバ10に記憶される。なお、スケジュールデータ50の作成については、例えば、まず最初に、具体的な曲名情報を再生順序に従って並べたリストを作成し、このリストに基づいて再生順序毎に、該当する曲データ40についての各属性パラメータの値を調べ、スケジュールデータ50を作成することができる。
また、上述したリストのデータが入力されると、再生順序毎に曲データ40を解析して「明るさ」や「テンポ」についてのパラメータ値を求めたり、個々の曲データ40に関する詳細情報が蓄積されているサーバから「年代」や「ジャンル」、「国」についてのパラメータ値を取得する等して、スケジュールデータ50を自動的に作成する機能をサーバ10が備えていてもよい。このようにしてサーバ10に記憶されたスケジュールデータ50は、PC30からの要求に応じてPC30にダウンロードされ、HD308に記憶される。また、PC30は、サーバ10から曲データ40をダウンロードすることができ、ダウンロードした曲データ40を曲データ記憶領域308aに蓄積する。
図5は、PC30において実行される選曲処理のフローチャートである。この選曲処理は、ユーザによって操作部305が操作され、スケジュールデータ50を用いた曲データ40の再生処理が指示された場合にCPU301により実行される。同図に示すように、まず、CPU301は、HD308からスケジュールデータ50を読み出す(ステップS101)。次いで、CPU301は、再生順序の値Nを“0”にセットして初期化した後(ステップS102)、再生順序の値Nをインクリメントする(ステップS103)。この後、CPU301は、スケジュールデータ50において再生順序がN番目の選曲条件を取得する(ステップS104)。すなわち、CPU301は、スケジュールデータ50において再生順序がN番目の「属性パラメータ」欄と「評価条件」欄の情報を特定し、これを取得するのである。
次いで、CPU301は、ステップS104において取得した選曲条件を用いて再生順序がN番目の曲データ40を、曲データ記憶領域308aに蓄積されている曲データ40の中から選択する(ステップS105)。ここで、ステップS105の処理について具体的に説明すると、例えば、図3に示すスケジュールデータ50において再生順序が1番目の曲データ40を選択する場合、評価条件が「絶対」であるのは「ジャンル」と「国」であるので、まず、CPU301は、曲データ記憶領域308aに蓄積されている曲データ40の中から、「ジャンル」が“ジャズ”で、かつ「国」が“日本”に属する曲データ40を一次抽出する。次いで、CPU301は、一次抽出した曲データ40の中から、「明るさ」が“50”、「テンポ」が“120”、「年代」が“90”に最も近い曲データ40を選択する。
ここで、一次抽出した曲データ40の中から、「明るさ」が“50”、「テンポ」が“120”、「年代」が“90”に最も近い曲データ40を選択する場合、CPU301は、例えば、図6に示すように、「明るさ」、「テンポ」、「年代」についてのレーダーチャート(グラフ)を生成する。なお、同図において、太線で示す三角形70Aが、選択基準となる「明るさ」“50”、「テンポ」“120”、「年代」“90”を表す三角形である。また、点線で示す三角形70B,70Cは、一次抽出された曲データ40(2曲)についての「明るさ」、「テンポ」、「年代」を表す三角形である。CPU301は、このようにして作成したレーダーチャート上において、一次抽出した曲データ40の中から、三角形の形や大きさが選択基準となる三角形70Aに最も近い曲データ40を選び出す。例えば、図6においては、選択基準となる三角形70Aに形や大きさが最も近いのは三角形70Cであるから、この三角形70C、すなわち、「明るさ」が“40”、「テンポ」が“100”、「年代」が“90”であり、かつ「ジャンル」が“ジャズ”で「国」が“日本”の曲データ40が、再生する曲データ40として選択される。
勿論、図6に示すようなレーダーチャートを用いずとも、評価条件として「近似」が指定された複数の属性パラメータについて、属性パラメータ毎に、選択基準となるパラメータ値との差分を求め、その平均値が最も低い曲データ40を選択する構成を採用することもできる。
なお、PC30は、ステップS104において取得した選曲条件に見合う曲データ40が曲データ記憶領域308aに蓄積されていなかった場合、選曲条件をサーバ10へ送信し、サーバ10から選曲条件に見合う曲データ40を新たにダウンロードすることもできる。この場合、サーバ10は、PC30から受信した選択条件に見合う曲データ40を、記憶している多数の曲データ40の中から選択し、PC30へ送信する。
このようにして再生順序がN番目の曲データ40が選択されると、次いで、CPU301は、選択した曲データ40の識別情報(曲IDまたは曲名情報)を取得し、再生順序の値Nと対応付けて図7に示す再生順序リスト60に追加登録する(ステップS106)。この後、CPU301は、再生順序の値Nと、スケジュールデータ50に定められている「No.」欄の最後尾の数値とを比較し、スケジュールデータ50に定められている最後の再生順序まで曲データ40の選択をし終えたか否かを判別する(ステップS107)。その結果、CPU301は、最後の再生順序まで曲データ40の選択をし終えていない場合(ステップS107:NO)、ステップS103に戻る。また、CPU301は、最後の再生順序まで曲データ40の選択をし終えた場合(ステップS107:YES)、選曲処理を終える。
次に、図8は、PC30において実行される再生処理のフローチャートである。この再生処理は、上述した選曲処理(図5参照)において再生順序が1番目の曲データ40が選択されると、以降、選曲処理と並行してCPU301により実行される。同図に示すように、再生処理が開始されると、まず、CPU301は、図7に示した再生順序リスト60をHD308から読み出す(ステップS201)。次いで、CPU301は、再生順序の値Mを“0”にセットして初期化した後(ステップS202)、再生順序の値Mをインクリメントする(ステップS203)。
この後、CPU301は、再生順序リスト60から再生順序がM番目の曲IDを取得し、この曲IDに該当する曲データ40を曲データ記憶領域308aから読み出す(ステップS204)。そして、CPU301は、読み出した曲データ40をサウンド処理部307に転送し、サウンド処理部307を用いて曲データ40の再生処理を開始する(ステップS205)。この後、CPU301は、曲データ40を再生し終えたか否かを監視し(ステップS206)、この曲データ40を再生し終えていない場合は(ステップS206:NO)、引き続いて曲データ40を再生し終えたか否かを監視する。
そして、曲データ40を再生し終えた場合(ステップS206:YES)、CPU301は、並行して行われている選曲処理により再生順序リスト60の内容が更新されたか否かを判別し(ステップS207)、再生順序リスト60が更新されていなかった場合は(ステップS207:NO)、ステップS209に移行する。また、再生順序リスト60が更新されていた場合(ステップS207:YES)、CPU301は、更新後の再生順序リスト60をHD308から読み出す(ステップS208)。そして、CPU301は、再生順序リスト60に定められている最終曲まで再生し終えたか否かを判別する(ステップS209)。その結果、CPU301は、最終曲まで再生し終えていない場合(ステップS209:NO)、ステップS203に戻る。また、CPU301は、最終曲まで再生し終えた場合(ステップS209:YES)、選曲処理を終える。
以上説明したように、スケジュールデータ50には、再生する曲データ40を選択するための選択条件として、曲の属性を示す複数の属性パラメータが再生順序毎に定められている。PC30は、スケジュールデータ50を参照して、再生順序毎に、選択条件に見合う曲データ40を曲データ記憶領域308aに記憶されている曲データ40の中から選択する。そして、PC30は、再生順序毎に選択した曲データ40を再生順序に従って順番に再生する。
このようにPC30は、スケジュールデータ50を参照して、曲データ記憶領域308aに蓄積されている曲データ40の中から、曲調やジャンル等が一致または類似する曲データ40を再生順序毎に選択して再生する構成であるから、通信網の輻輳やサーバ10の故障等によってサーバ10との通信が途絶え、曲データ40がダウンロードできなくなった場合であっても、再生順序をスキップしたり、曲調が全く異なる代用曲が再生されるようなことがない。よって、曲のつながりを損なわずにスケジュールデータ50を用いて複数の曲データ40を順番に再生することができる。
また、スケジュールデータ50には、選択条件として設定された複数の属性パラメータについて、個別に、絶対条件とするのか、それとも近似条件とするのかを指定することができるから、様々な選択条件を簡単に設定することができる。勿論、「明るさ」や「テンポ」等のパラメータ値は、例えば、“50〜80”等、許容範囲の値を定められる構成としてもよい。
なお、PC30(コンピュータ)は、HD308にインストールされているプログラムに従って本発明に係る選曲処理(図5参照)や再生処理(図8参照)を実行するが、このプログラムを通信によってPC30へと送信し、HD308にインストールしてもよい。また、このプログラムをCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
[B.変形例]
(1)上述した実施形態では、基本的に、曲データ記憶領域308aに記憶されている曲データ40を選択候補とし、選択条件に見合う曲データ40が曲データ記憶領域308aに記憶されていなかった場合にのみ、サーバ10(外部機器)から選択条件に見合う曲データ40を新たにダウンロードする構成とした。しかしながら、選択条件に見合う曲データ40を、曲データ記憶領域308aに記憶されている曲データ40の中から選択するのではなく、常時、サーバ10からダウンロードして取得する構成であってもよい。
(1)上述した実施形態では、基本的に、曲データ記憶領域308aに記憶されている曲データ40を選択候補とし、選択条件に見合う曲データ40が曲データ記憶領域308aに記憶されていなかった場合にのみ、サーバ10(外部機器)から選択条件に見合う曲データ40を新たにダウンロードする構成とした。しかしながら、選択条件に見合う曲データ40を、曲データ記憶領域308aに記憶されている曲データ40の中から選択するのではなく、常時、サーバ10からダウンロードして取得する構成であってもよい。
(2)図2に示した属性パラメータに加え、例えば、歌詞の有無や、ボーカリストの性別等を示す属性パラメータが曲データ40に付与されていてもよい。また、スケジュールデータ50は、時間帯や曜日、季節等に対応させて複数種類用意されていてもよい。また、曲データ40を送信するサーバと、スケジュールデータ50を送信するサーバとが別々に設けられていてもよい。さらに、サーバ10とPC30の通信は、公衆交換電話網や専用回線を介して行われてもよいし、移動パケット通信網や無線公衆LAN(Local Area Network)、通信衛星等を経由して行われてもよい。また、曲データの再生機能を備えた携帯電話機や、ポータブルMP3(MPEG Audio Layer-3)プレイヤに本発明を適用することもできる。
また、本発明は、コンビニエンスストア等の店舗に設置され、配信センタから複数の曲データとともにスケジュールデータを受信し、スケジュールデータに従って複数の曲データを順番に再生して店内にBGMを放送する再生装置に適用することができる。また、配信センタからストリーミング配信される曲データを再生する再生装置において、通信網の輻輳や配信サーバの故障等によってストリーミング配信が中断された場合に備え、スケジュールデータ50を再生装置に記憶させておき、ストリーミング配信が中断された場合に、スケジュールデータ50を参照して、再生順序毎に選択条件に見合う曲データ40を曲データ記憶領域308aから読み出し、読み出した複数の曲データ40を再生順序に従って順番に再生してもよい。
(3)上述した実施形態では、スケジュールデータ50をサーバ10から受信する場合について説明したが、例えば、CD−ROMやDVD等の記録媒体にスケジュールデータ50を記録して配布し、PC30では、記録媒体からスケジュールデータ50を読み出してHD308に記憶する構成であってもよい。勿論、この場合、PC30には、記録媒体に記録されたスケジュールデータ50を読み出すための記録媒体ドライブが備わっている必要がある。このようにスケジュールデータ50は、サーバ10(外部機器)からの受信や、記録媒体からの読み出しによってPC30に入力することができる。
また、スケジュールデータ50の作成機能をPC30が備えていてもよい。すなわち、PC30において、ユーザが操作部305を操作しながら、図2に示したスケジュールデータ50を作成することも可能である。また、例えば、具体的な曲名情報を再生順序に従って順番に並べたリストデータが入力されると、PC30が、再生順序毎に、該当する曲データ40を解析して「明るさ」や「テンポ」についてのパラメータ値を求めたり、個々の曲データ40に関する詳細情報が蓄積されているサーバから「年代」や「ジャンル」、「国」についてのパラメータ値を取得する等して、スケジュールデータ50を作成してもよい。また、このようにPC30においてスケジュールデータ50が作成される場合、選択条件として設定された各属性パラメータについては、絶対条件とするのか、それとも近似条件とするのかをユーザが操作部305を操作して指定することができる。
10…サーバ、20…インターネット、30…PC、40…曲データ、40a…ヘッダ情報、40b…曲データ本体、50…スケジュールデータ、60…再生順序リスト、301…CPU、302…ROM、303…RAM、304…通信インタフェース、305…操作部、306…表示部、307…サウンド処理部、308…HD、308a…曲データ記憶領域。
Claims (8)
- 曲の属性を示す属性情報が付与された曲データを複数記憶する記憶手段と、
再生する曲データを前記属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを前記記憶手段に記憶されている曲データの中から選択する選択手段と、
前記選択手段により前記再生順序毎に選択された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段と
を具備することを特徴とする再生装置。 - 前記属性情報が付与された曲データを複数記憶する外部機器と通信を行う通信手段と、
前記選択条件に見合う曲データが前記記憶手段に記憶されていなかった場合、前記選択手段により曲データが選択できなかった選択条件に見合う曲データを、前記通信手段を用いて前記外部機器から取得する取得手段とをさらに具備し、
前記再生手段は、前記選択手段と前記取得手段により前記再生順序毎に選択または取得された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記選択条件には、曲データを選択する際に絶対満たさなければならない条件と、近似していればよい条件とが含まれている
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記スケジュールデータを入力する入力手段をさらに具備する
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記スケジュールデータを作成する作成手段をさらに具備する
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 曲の属性を示す属性情報が付与された曲データを複数記憶する外部機器と通信を行う通信手段と、
再生する曲データを前記属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを前記通信手段を用いて前記外部機器から取得する取得手段と、
前記取得手段により前記再生順序毎に取得された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段と
を具備することを特徴とする再生装置。 - コンピュータを、
再生する曲データを曲の属性を示す属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを、メモリに複数記憶されている、前記属性情報が付与された曲データの中から選択する選択手段と、
前記選択手段により前記再生順序毎に選択された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
曲の属性を示す属性情報が付与された曲データを複数記憶する外部機器と通信を行う通信手段と、
再生する曲データを前記属性情報に基づいて選択するための選択条件が再生順序毎に定められたスケジュールデータを参照し、前記再生順序毎に、前記選択条件に見合う曲データを前記通信手段を用いて前記外部機器から取得する取得手段と、
前記取得手段により前記再生順序毎に取得された曲データを、前記再生順序に従って順番に再生する再生手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005011939A JP2006201389A (ja) | 2005-01-19 | 2005-01-19 | 再生装置およびプログラム |
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JP2005011939A JP2006201389A (ja) | 2005-01-19 | 2005-01-19 | 再生装置およびプログラム |
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ID=36959452
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008243345A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Onkyo Corp | オーディオ装置、プレイリスト作成装置及びオーディオ再生プログラム |
WO2016151721A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | パイオニア株式会社 | 管理装置及び音響調整管理方法、並びに、音響装置及び楽曲再生方法 |
-
2005
- 2005-01-19 JP JP2005011939A patent/JP2006201389A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008243345A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Onkyo Corp | オーディオ装置、プレイリスト作成装置及びオーディオ再生プログラム |
WO2016151721A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | パイオニア株式会社 | 管理装置及び音響調整管理方法、並びに、音響装置及び楽曲再生方法 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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