JP2008065659A - 組織内情報検索システム及び組織内情報検索プログラム - Google Patents

組織内情報検索システム及び組織内情報検索プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効率的にコンテンツの共有、検索を行うことが出来る組織内情報検索システムの提供。
【解決手段】サーバ1は、検索されたコンテンツに付与されたアクセス権限とメンバーのアクセス権限が一致した場合にコンテンツの付加情報を重要度が高い順に表示する検索結果表示手段23と、メンバーが閲覧参照する頻度が高い可能性のあるコンテンツをブックマークホルダに登録するブックマーク登録手段25と、ブックマークホルダに登録されたコンテンツの付加情報を、コンテンツに付与されたアクセス権限とメンバーのアクセス権限が一致した場合に表示するブックマーク表示手段26と、コンテンツの重要度を、コンテンツをブックマーク登録したメンバーの数に基づいて算出し、かつ、当該メンバー毎に、有用度と当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツの数とを加味して算出する重要度算出手段14とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、企業等の組織内で共有される情報を効率的に検索するための組織内情報検索システム及び組織内情報検索プログラムに関する。
従来より、企業等の組織内で、ファイルサーバやグループウェアに蓄積される電子文書(プレーンテキスト、HTML、Word、Excel、Powerpoint、PDF等のオフィス系フォーマット)、すなわち、コンテンツを組織内で共有し、かつ、コンテンツの作成登録を促進したり、コンテンツを効率的に検索するためのツールが用いられてきた。
例えば、特許文献1に記載された企業内情報登録活用促進システムでは、コンテンツに対するアクセス数、ダウンロード数等の統計を行い、これを組織内の社員の提示することにより、社員に、コンテンツ作成登録の動機付けを促進することが出来る。また、コンテンツのアクセス数ランキングを表示することも出来る。
また、特許文献2に記載された情報共有支援システムでは、社員が提供するコンテンツの量や質、活用度によって評価ポイントを加算することで、社員のコンテンツ作成登録のモチベーション向上を図ることが出来る。
また、特許文献3に記載された関連文書検索のためのプログラム、装置及び方法では、登録されたコンテンツに対する参照ログを記録し、そのログに基づき、ユーザがコンテンツを参照する頻度の多さを示す参照頻度スコアを計算し、コンテンツ検索時に、この参照頻度スコアに基づいて、適合度の高いコンテンツを検索結果として表示することが出来る。
しかし、このようなコンテンツ共有検索システム及び方法には、以下に説明する技術的な課題があった。
特開2002−2885808号公報 特開2001−222597号公報 特開2005−332326号公報
特許文献1や特許文献3に記載の発明は、アクセス数やログに基づいて、コンテンツの有用度を評価する点に特徴があるが、単純にアクセス数を加算しただけでは、その中に評価ポイントを上げるための組織票的なアクセスも含まれているかもしれないし、同一人が、ただ単に何回もそのコンテンツをクリックしてしまったという場合も含まれるかもしれず、公正に判断された有用度とは言い難い。そして、このような有用度を用いたコンテンツの検索や表示もまた、社員にとって有効とは言えない。
その点、特許文献2に記載の発明は、社員が提供するコンテンツの量や質、活用度に基づいてポイントを付与する際、重み付けを与えているが、この重み付けは、予め一律に定められる静的なものであるから、そもそも重み付け方法が間違っていれば、ポイントは何の意味も持たず、信頼性に欠ける。
また、コンテンツの活用方法としては、インターネットのウェブブラウザに備えられているブックマーク機能を利用して、当該ブックマークを組織内で共有することも考えられる。
しかし、組織内では、個々のメンバーのアクセス権限に基づいて、コンテンツ共有が制限される。すなわち、全てのメンバーが全てのコンテンツを閲覧参照(表示)できる訳ではないので、本来、あるメンバーが閲覧参照できないはずのコンテンツのブックマークもまた共有すべきではない。
このように、組織内でブックマークを共有する場合は、インターネット上におけるコンテンツ共有と異なり、アクセス権限を考慮する必要がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、組織内でコンテンツを共有するに際して欠かせないアクセス権限に考慮しつつ、効果的、効率的にコンテンツの共有、検索を行うことが出来る組織内情報検索システム及び組織内情報検索プログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明にかかる組織内情報検索システムは、企業等の組織内の複数のメンバーが利用するクライアント端末と、前記クライアント端末の各々から、前記組織内で共有すべきコンテンツの作成登録・検索・表示(閲覧参照)等の要求を受け付け処理するサーバとが、相互にネットワークを介して接続され、前記サーバが、前記メンバーを識別するメンバーID、当該メンバーがコンテンツを閲覧参照可能な範囲を示すアクセス権限、当該メンバーが有用なコンテンツを作成登録・閲覧参照しているかの度合いを示す有用度を少なくとも含むメンバー付加情報を格納するメンバー付加情報データベースと、前記コンテンツを識別するコンテンツID、当該コンテンツの位置情報、当該コンテンツを閲覧参照可能なメンバーのアクセス権限、当該コンテンツを作成登録したメンバーのメンバーID、当該コンテンツが前記組織内のメンバーに活用されているかの度合いを示す重要度を少なくとも含むコンテンツ付加情報を格納するコンテンツ付加情報データベースとを備えた組織内情報検索システムであって、前記サーバは、前記クライアント端末の要求により検索されたコンテンツに付与されたアクセス権限と、当該クライアント端末を利用するメンバーのアクセス権限が一致した場合に、当該コンテンツのコンテンツ付加情報の一部又は全てを、前記検索されたコンテンツに付与された重要度が高い順に、前記クライアント端末に表示する検索結果表示手段と、前記クライアント端末の要求により表示されたコンテンツのうち、当該クライアント端末を利用するメンバーが閲覧参照する頻度が高い可能性のあるコンテンツをブックマークとして、当該メンバーのブックマークホルダに登録するブックマーク登録手段と、前記クライアント端末のブックマーク表示要求により、任意のメンバーのブックマークホルダに登録されたコンテンツのコンテンツ付加情報の一部又は全てを、当該コンテンツに付与されたアクセス権限と、当該クライアント端末を利用するメンバーのアクセス権限が一致した場合に、前記クライアント端末に表示するブックマーク表示手段と、前記コンテンツの重要度を、当該コンテンツをブックマーク登録したメンバーの数に基づいて算出し、かつ、当該メンバー毎に、有用度と当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツの数とを加味して算出する重要度算出手段とを備えるようにした。
また、本発明の組織内情報検索プログラムは、コンピュータに、企業等の組織内の複数のメンバー間で共有すべきコンテンツの作成登録・検索・表示等の機能を実現させるための組織内情報検索プログラムであって、前記組織内情報検索システムの機能を、コンピュータに実現させるようにした。
このような組織内情報検索システム及び組織内情報検索プログラムによれば、コンテンツの重要度が、メンバーの有用度と当該メンバーがブックマーク登録を行ったコンテンツ数を加味して算出されるので、コンテンツの重要度は、メンバーの有用度と、当該メンバーのブックマーク登録状況により動的に変化し、信頼性のある重要度が算出される。そして、コンテンツの重要度が高い順、換言すれば、メンバーによるコンテンツ活用度が高い順に、コンテンツのコンテンツ付加情報を表示するので、コンテンツ検索者であるメンバーは、所望のコンテンツを効率的に検索することが出来る。
また、ブックマーク表示要求もしくはコンテンツ表示要求あったクライアント端末のメンバーのアクセス権限と、ブックマーク登録されたもしくは表示要求のあったコンテンツに付与されたアクセス権限とが一致する場合に、ブックマークもしくはコンテンツを表示するので、当該メンバーが本来、閲覧参照することができないコンテンツや、コンテンツのコンテンツ付加情報までも、当該メンバーに知られる恐れがない。
また、前記重要度算出手段は、コンテンツ毎に、当該コンテンツをブックマーク登録したメンバーの総数を、コンテンツの基礎重要度として算出し、メンバー毎に、当該メンバーが作成登録した全てのコンテンツの前記基礎重要度の総和を、メンバーの有用度として算出し、コンテンツ毎に、当該コンテンツをブックマーク登録した全てのメンバーにつき、各メンバーの前記有用度を当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツ数で除算したものの前記全てのメンバーの総和を、コンテンツの重要度として更新し、メンバー毎に、当該メンバーが作成登録した全てのコンテンツの前記重要度の総和を、メンバーの有用度として更新し、前記メンバーの有用度及びコンテンツの重要度の更新を繰返し、更新前後の前記有用度の差分及び、更新前後の前記重要度の差分が、各々所定値内に収束するまで、前記有用度及び重要度の更新を行ってもよい。
この構成によれば、メンバーの有用度が、当該メンバーが作成登録したコンテンツの重要度の変化に応じて動的に変化し、コンテンツの重要度も、コンテンツのブックマーク登録状況、メンバーの有用度の変化に応じて動的に変化する。更に、当該変化が収束した場合に、有用度及び重要度が、信頼性のある有用度、重要度として採用されるので、より信頼性のある検索結果が表示されることになる。
また、前記検索結果表示手段は、前記検索されたコンテンツに付与された重要度が0の場合、当該コンテンツを作成登録したメンバーの有用度が高い順に、検索結果を表示してもよい。
この構成によれば、ブックマーク登録がされていないコンテンツであっても、有用度の高いメンバーによって作成登録されたコンテンツのほうが重要であると予想されるので、コンテンツを作成登録したメンバーの有用度の高い順に、コンテンツの検索結果をソートすることで、コンテンツを検索したメンバーに有用な検索結果を与えることが出来る。
また、前記ブックマーク登録手段は、コンテンツのブックマーク登録を行う際、ブックマーク登録するコンテンツのコンテンツ付加情報を他メンバーに公開するか否かの公開フラグを合わせて、ブックマーク登録メンバーの前記ブックマークホルダに登録するものであり、前記ブックマーク表示手段は、前記任意のメンバーのブックマークホルダが、ブックマーク表示要求のあったクライアント端末を利用するメンバーのブックマークホルダであれば、当該ブックマークホルダに登録された全てのコンテンツのコンテンツ付加情報を表示し、前記任意のメンバーのブックマークホルダが、当該クライアント端末を利用するメンバー以外のブックマークホルダであれば、当該ブックマークホルダに登録されたコンテンツの公開フラグがONになっている場合に、当該コンテンツのコンテンツ付加情報を表示するようにした。
この構成によれば、公開フラグの有無に基づいて、ブックマークを表示するので、ブックマークしたコンテンツが何かを他メンバーに知られたくない時は、メンバーのプライバシーが保持される。
また、前記ブックマーク登録手段は、コンテンツのブックマーク登録を行う際、前記コンテンツ付加情報データベース内の当該コンテンツのコンテンツ付加情報が格納されている場所を示すポインタを、前記ブックマークホルダに登録し、前記サーバは、前記クライアント端末の要求によりコンテンツを表示する際、前記ポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベースにアクセスし、前記コンテンツ付加情報データベース内のコンテンツ付加情報から抽出されたアクセス権限と、当該クライアント端末を利用するメンバーのアクセス権限との一致・不一致を確認してもよい。
この構成によれば、サーバが、直接、コンテンツが作成登録されているデータベースにアクセスしてコンテンツを表示するのではなく、ブックマークホルダに登録されているコンテンツ付加情報データベースへのポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベースのコンテンツ付加情報にアクセスした際、ブックマーク表示要求のあったクライアント端末のメンバーのアクセス権限と、当該コンテンツ付加情報に含まれるアクセス権限とが一致する場合に、コンテンツを表示するので、当該メンバーが本来、閲覧参照することができないコンテンツを、当該メンバーに知られる恐れがない。
また、前記ブックマーク登録手段は、コンテンツのブックマーク登録を行う際、ブックマーク登録に関するコメントを合わせて、ブックマーク登録メンバーの前記ブックマークホルダに登録するものであり、前記ブックマーク表示手段は、前記コメントを表示してもよい。
この構成によれば、コメントを表示することによって、表示しているブックマークが、どのようなブックマークなのか、またどのような経緯でブックマークされたのか等を、コンテンツが表示される前に知ることが出来、所望のコンテンツを探すための参考になる。
また、前記重要度算出手段は、作成登録されている全てのコンテンツの重要度と、前記組織内の全てのメンバーの有用度を更新した後、いずれかの前記ブックマークホルダへのブックマーク登録内容に変更があった場合、変更があったブックマークホルダ内のコンテンツの重要度及び、当該コンテンツを作成登録及び/又はブックマーク登録したメンバーの有用度のみの更新を行ってもよい。
この構成によれば、ブックマークとして追加・削除されたコンテンツの重要度と、当該コンテンツを作成登録もしくはブックマーク登録したメンバーの有用度を更新し、これらが収束するまで再計算を繰り返すことによって、重要度の計算を、信頼性を損なうことなく、短時間で効率的に行うことが出来るようになる。
本発明の組織内情報検索システム及び組織内情報検索プログラムによれば、コンテンツの重要度が、メンバーの有用度と当該メンバーがブックマーク登録を行ったコンテンツ数を加味して算出されるので、コンテンツの重要度は、メンバーの有用度と、当該メンバーのブックマーク登録状況により動的に変化し、信頼性のある重要度が算出される。そして、コンテンツの重要度が高い順、換言すれば、メンバーによるコンテンツ活用度が高い順に、コンテンツのコンテンツ付加情報を表示するので、コンテンツ検索者であるメンバーは、所望のコンテンツを効率的に検索することが出来る。
また、ブックマーク表示要求もしくはコンテンツ表示要求あったクライアント端末のメンバーのアクセス権限と、ブックマーク登録されたもしくは表示要求のあったコンテンツに付与されたアクセス権限とが一致する場合に、ブックマークもしくはコンテンツを表示するので、当該メンバーが本来、閲覧参照することができないコンテンツや、コンテンツのコンテンツ付加情報までも、当該メンバーに知られる恐れがない。
以下、図面を参照し、この発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の組織内情報検索システムの全体構成を示す図である。同図において、サーバ1は、社内LAN、社内イントラネット等のネットワーク3を介して、複数のクライアント端末2にそれぞれ接続されている。
尚、図1において、クライアント端末2は2台であるが、実際には、企業等の組織内で共有すべき電子文書(以下、コンテンツという)を、組織内の複数のメンバーが作成登録、検索、表示(閲覧参照)等するために必要な台数(例えば、メンバー毎に1台。または複数のメンバーにつき1台でもよい)が存在する。
サーバ1、クライアント端末2は、それぞれ、組織内情報検索プログラム1aを含む、所定のプログラムを実行・利用し、かつ、ネットワーク3に接続してデータの送受信を行なうために必要な図示しない構成(CPU、ROM、RAM、ハードディスク、通信手段、入出力手段等)を有するものであり、通常のコンピュータやサーバコンピュータであればよい。
尚、サーバ1に含まれるハードディスクは、サーバの性質上、大容量であることが望ましく、サーバ1にはデータベース管理ソフトウェア等の管理プログラムが含まれる場合もある。また、記憶容量や管理上の都合により、サーバ1はネットワークで接続された複数のサーバにより構成されてもよい。
更に、サーバ1は、上記のサーバコンピュータとしての一般的な構成要素の他、組織内情報検索プログラム1aを有しており、これらのプログラムで使用されるデータベース1b〜1fもまたサーバ1に含まれる。サーバ1がネットワークで接続された複数のサーバから構成されている場合には、処理の負荷に応じて、組織内情報検索プログラム1a、データベース1b〜1fは、それぞれ異なるサーバに分散配置されても構わない。
また更に、サーバ1は、クライアント端末2からのコンテンツ作成登録・検索・閲覧参照(表示)要求を受け付け、その要求の処理結果をクライアント端末2に送信するものである。
ネットワーク3は、社内LAN、社内イントラネットの他、インターネットでもよいし、専用線その他の接続形態(有線無線を問わない)を有するものであってもかまわない。
ネットワーク3を介してサーバ1と、クライアント端末2間でやりとりされる認証データその他の通信データは、セキュリティ上の問題を考慮して暗号化されることが望ましく、その場合、サーバ1、クライアント端末2の各通信手段やプログラムは、暗号化手段を備える。
特に、例えば、クライアント端末2が、社員の自宅や出張先で用いられる場合で、インターネットを介してサーバ1にアクセスするような場合には、情報漏洩のリスクが他のネットワークに比較して高いため、データの暗号化が強く推奨される。暗号化には、SSL(Secure Socket Layer)やVPN(Virtual Private Network)等、公知の方式、手段を用いることが出来る。
組織内情報検索プログラム1aは、本発明の組織内情報検索システムの中核を担う構成要素であり、企業等の組織内の複数のメンバーが利用するクライアント端末2の各々から、組織内で共有すべきコンテンツの作成登録・変更・削除要求、及びコンテンツ検索・閲覧参照(表示)要求、ブックマーク登録・変更・削除要求、ブックマーク閲覧参照(表示)要求を処理し、詳細は後述するメンバー付加情報、組織内で共有すべきコンテンツ、コンテンツ付加情報、検索用インデックス、ブックマークホルダ等のデータを、相互に関連付けて管理するプログラムである。
尚、組織内情報検索プログラム1aは、サーバ1上で稼動するASP方式のみならず、個々のクライアント端末2で稼動するように構成されてもよいし、サーバ1とクライアント端末2の両方の上で稼動するように構成してもよい。また、ミドルウェアとして、サーバ1及びクライアント端末2のOS上で動作するものであってもよいし、サーバ1にインストールされたものがクライアント端末2のウェブブラウザ上で動作するものであってもよい。
また例えば、組織内情報検索プログラム1aにWebページの表示データを生成するプログラムが含まれるような場合、クライアント端末2は、Webページを表示するため、自己の端末に含まれる公知のWebブラウザプログラムを利用することになるが、このWebブラウザプログラムを補完するプログラムとして組織内プログラム1aの一部の機能、例えば帳票印刷プログラムをクライアント端末2に予め組み込んでおくこと等が考えられる。
図2,図3は、組織内情報検索プログラム1aの詳細構成を示す図である。組織内情報検索プログラム1aは、主として、組織内情報検索システム1の管理者が意図するタイミングによってもしくはサーバ1が所定期間毎に自動的に、実行されるメンテナンス機能と、クライアント端末2からの操作に基づいて実行されるクライアント機能とが、それぞれ、ハードウェア(コンピュータ)によるプログラムの読み出し・実行によって実現可能に構成されている。
図2は、メンテナンス機能を実現するためのメンテナンスプログラムの構成と、当該メンテナンスプログラムが実現する機能によってデータの読み出し、書きこみが行われる各データベース1b〜1fを示したものである。
図2に示すように、メンテナンス機能をハードウェアが実現するための手段は、メンバー付加情報登録更新手段10、コンテンツ取込手段11、インデックス作成手段12、コンテンツ付加情報登録更新手段13、重要度算出手段14からなる。
図3は、クライアント機能を実現するためのクライアントプログラムの構成と、当該クライアントプログラムが実現する機能によってデータの読み出し、書きこみが行われる各データベース1b〜1fを示したものである。尚、データベース1b〜1fは、図2に示したものと同一である。
図3に示すように、クライアント機能をハードウェアが実現するための手段は、ログイン手段20、コンテンツ登録手段21、検索実行手段22、検索結果表示手段23、コンテンツ表示手段24、ブックマーク登録手段25、ブックマーク表示手段26からなる。
以下、各データベース1b〜1fに格納されているデータの詳細説明と合わせて、組織内情報検索プログラム1a内の各手段の詳細について説明する。
ログイン手段20は、メンバーがクライアント端末2を用いて、組織内情報検索システムの利用を開始する際に、メンバーのクライアント端末2にログインのための画面を表示し、メンバーID及びパスワードの入力を受け付け、サーバ1に格納されているメンバーデータとの比較に基づいて認証処理を行い、メンバーの認証処理が完了した後に、クライアント端末2に各種処理(本実施例では、コンテンツ作成登録、検索実行、ブックマーク表示)を選択させるメイン画面(図示せず)を表示し、クライアント端末2からの各種処理選択の指示に従って、後述のコンテンツ登録手段21、検索実行手段22、ブックマーク表示手段26を呼び出す手段である。
尚、メイン画面等の画面は、サーバ1に組織内情報検索プログラム1aがインストールされたASPタイプで、処理内容がクライアント端末2のWebブラウザに表示されることを想定しており、画面の再表示や画面を閉じるボタン、データのアップロードやダウンロードの機能はWebブラウザ又はオペレーティングシステムの機能を利用するものとするが、必ずしもWebブラウザにより画面が表示される必要はなく、また、Webブラウザやオペレーティングシステムの機能が用いられる必要はない。
サーバ1は、メンバーのログイン処理を行うことにより、メンバーIDとパスワードを与えられていない不正規のメンバーによる組織内情報検索システムの利用を防止し、サーバ1に格納されているデータの漏洩を防止することが出来る。
尚、メンバーIDとパスワードは、予めメンバー毎に付与されているものとし、図示しないメンバーデータベースに格納されている。メンバーデータベースは、組織内の既存のデータベースであってもよく、メンバーIDとパスワードの他に、メンバー名、部署名、アクセス権限等のメンバー情報が関連付けて格納されている場合もある。
パスワードは、セキュリティ面を考慮して、サーバ1内に暗号化して保存されることが望ましい。更に、パスワード変更画面(図示せず)を表示してメンバー自身でパスワードを変更できるような手段が、組織内情報検索管理プログラム1a内に用意されていることが望ましい。
また更に、本実施例のログイン手段20は、認証完了後、メンバー付加情報データベース1bから、ログインしたメンバーのメンバーIDと紐付けられて記録されているメンバー付加情報を抽出する。
メンバー付加情報は、組織内情報検索システムを利用するメンバーを識別することが出来る識別情報(メンバーID)を少なくとも含むデータである。
メンバー付加情報登録更新手段10は、このメンバー付加情報をメンバー付加情報データベース1bに登録更新する手段である。
本実施例のメンバー付加情報は、メンバーID、当該メンバーがコンテンツを閲覧参照可能な範囲を示すアクセス権限、当該メンバーのブックマークホルダへのポインタ、当該メンバーが有用なコンテンツを作成登録・閲覧参照しているかの度合いを示す有用度の各項目に値が記録されたレコードである。
例えば、アクセス権限の項目には、メンバーの属性(例えば、部長:1、課長:2、主任:3、その他:9、といった組織内の地位や、処理権限の大小や、所属部署等)が記録される。
尚、ブックマークホルダ、有用度についての詳細は後述するが、有用度の項目は、初期状態、ブックマーク登録がされていない状態においては、「0」が記録され、後述の重要度算出手段14が有用度を計算する際に、メンバー付加情報登録更新手段10が、重要度算出手段14の計算結果に基づいて値を更新するものである。
また、メンバー付加情報データベース1bと、先のメンバーデータベースは一体となっていてもよく、その場合には、メンバー付加情報の項目にパスワード等も追加されることになる。また、メンバー付加情報にメンバー名等が含まれていてもよい。
このようにメンバーデータベースとメンバー付加情報データベース1bが一体となっている時は、ログイン手段20は、認証処理のため、直接、メンバー付加情報データベース1bに格納されているデータを参照しにいくが、一体となっていない場合には、双方のデータベースは、メンバーデータベース内のメンバーデータに関連するメンバー付加情報を、メンバー付加情報データベース1bから探し出すため、メンバーID等の共通のキーをそれぞれ有している必要がある。
コンテンツ登録手段21は、クライアント端末2にコンテンツ登録画面(図示せず)を表示し、組織内のメンバーが作成したコンテンツ、すなわち、電子文書(プレーンテキスト、HTML、Word、Excel、Powerpoint、PDF等のオフィス系フォーマット、音声や画像等のマルチメディア系の電子ファイル)を、サーバ1に置かれた検索対象コンテンツデータベース1cに格納する処理を行う。尚、本明細書において、作成されたコンテンツを検索対象コンテンツデータベース1cに格納する処理を、「コンテンツの作成登録」と称する。
検索対象コンテンツデータベース1cは、組織内で使われる共通の電子文書格納庫であり、本発明のために特別に用意された格納庫である必要はない。従って、一般的には、組織内で既に用いられていたファイルサーバやグループウェアやイントラネットWebサーバやドキュメント管理システムやRDBMS等が使われる。これらは異なる種類のものが複数あっても構わない。
また、コンテンツを作成登録する際、コンテンツ登録手段21は、メンバーのクライアント端末2から、このコンテンツのアクセス権限(コンテンツを閲覧参照できるメンバーのメンバーID又はアクセス権限)の指定を受付け、このアクセス権限情報を、コンテンツと紐付けて記録する。
アクセス権限情報は、オフィス系フォーマット等、既にコンテンツのヘッダー情報として記録可能な場合には、特に指定は不要であるが、ヘッダー情報を無視して、コンテンツとアクセス権限情報とを紐付けたデータベースが別途用意されてもよい。
また、コンテンツ付加情報として記録されるアクセス権限の記録形式は、メンバーIDを羅列したものでもよいし、メンバー付加情報として記録されるアクセス権限と同じ種類の情報でもよいし、複数のメンバーIDを含むように予め登録されたグループ(例えば、部長クラス、課長クラスといった組織内の地位別グループや、営業部、技術部といった所属部署別グループ。この他にも任意にグループを登録することが可能である)でもよい。
また、このヘッダー情報の中には、コンテンツを作成登録したメンバー名や当該メンバーのメンバーID、コンテンツ作成登録日、コンテンツファイル名、ファイル形式等の各種項目の値が記録されており、後述のコンテンツ付加情報登録の際に用いられることとなる。
尚、コンテンツ登録手段21は、コンテンツの作成登録のみならず、既に作成登録されたコンテンツそのものの削除や、コンテンツファイル名、アクセス権限等の変更を行うことも出来る。もちろん、これらの削除、変更は、後で、コンテンツ付加情報登録更新手段13におけるコンテンツ付加情報の更新に反映されることになる。
コンテンツ取込手段11は、コンテンツ登録手段21が作成登録したコンテンツを、検索対象コンテンツデータベース1cから取込むとともに、コンテンツのヘッダー情報等からコンテンツ付加情報を抽出する手段であり、一般的にはクローラーと呼ばれる。
コンテンツの取込みは、例えば、1日1回、というように定期的に行われる。これは、タイマーで指定された時間に自動的にコンテンツ取込手段が起動するようになっていてもよいし、組織内情報検索システムの管理者の操作によってコンテンツ取込手段が起動するようになっていてもよい。
また、コンテンツは膨大な量が検索対象コンテンツデータベース1cに蓄積されており、重複取込みを避けるため、例えば、コンテンツのヘッダー情報内のコンテンツ作成登録日に基づいて指定された範囲のコンテンツ、もしくは、変化のあったコンテンツのみが取り込まれるようにする。
ここで、コンテンツ付加情報は、検索対象コンテンツデータベース1c内のコンテンツを識別することが出来る識別情報(コンテンツID)を少なくとも含むデータである。
コンテンツ付加情報登録更新手段13は、このコンテンツ付加情報を、コンテンツ付加情報データベース1dに登録更新する手段である。
本実施例のコンテンツ付加情報は、コンテンツID、コンテンツ位置情報(検索対象コンテンツデータベース1c内のURI、コンテンツ格納場所とも言う)、アクセス権限(当該コンテンツを表示・閲覧参照可能なメンバーのアクセス権限)、コンテンツ作成登録を行ったメンバーのメンバーID、当該コンテンツが組織内のメンバーに活用されているかの度合いを示す重要度の各項目に値が記録されたレコードである。
コンテンツIDは、コンテンツ付加情報登録更新手段13が、新規コンテンツのコンテンツ付加情報を登録する際に、コンテンツに対して付与する。尚、コンテンツIDは、コンテンツ登録手段21が検索対象コンテンツデータベース1cにコンテンツを作成登録した際に付与されていてもよい。またブックマークを登録しようとする対象コンテンツが、コンテンツ取込手段11により未だ取り込まれていない状態、すなわち、未クロール状態で、未だコンテンツ付加情報を持たない場合に、コンテンツ付加情報を当該コンテンツ用に新規に生成すると同時にコンテンツIDが付与されてもよい。
コンテンツ付加情報には、この他、コンテンツ作成登録日や、コンテンツファイル名等が含まれていてもよい。尚、コンテンツの重要度については、詳細は後述するが、初期状態、ブックマーク登録がされていない状態では、重要度の項目は「0」が記録され、後述の重要度算出手段14が重要度を計算する際に、コンテンツ付加情報登録更新手段13が、重要度算出手段14の計算結果に基づいて値を更新するものである。
コンテンツ付加情報は、重要度の項目を除き、コンテンツ取込手段11がコンテンツから抽出したものが、そのままコンテンツ付加情報データベース1dに登録更新される。尚、コンテンツから、メンバーIDではなく、メンバー名等、メンバーIDとは異なる種類の情報が抽出された場合には、メンバーIDとメンバー名が紐付けられている別のデータベース(例えば、メンバー付加情報データベース1bやメンバーデータベース)を参照して、メンバーIDに変換されることが望ましい。
インデックス作成手段12は、コンテンツ取込手段11が取り込んだコンテンツのファイル名・本文から、キーワードを抽出して、コンテンツ検索用のインデックスを作成し、検索用インデックスデータベース1eに、コンテンツIDと紐付けて記録する手段である。
尚、検索用インデックスデータベース1eには、ファイル名や本文のテキストから抽出された文字列、いわゆるキーワードの他、コンテンツ付加情報そのものもキーワードの1種類として記録されてもよい。これによって、後述のコンテンツ検索の際、一般的なワード検索のみならず、コンテンツ作成登録者検索や、コンテンツ作成登録日検索等も行えるようになる。
検索実行手段22は、クライアント端末2に検索画面(図示せず)を表示し、クライアント端末2から検索式の入力を受付け、入力された検索式に基づき、入力された検索条件に合致するコンテンツを、検索用インデックスデータベース1eから検索し、検索結果であるコンテンツのコンテンツIDの値を検索結果表示手段23に引き渡す手段である。
検索結果表示手段23は、クライアント端末2に検索結果表示画面(図示せず)を表示し、検索実行手段22から引き渡されたコンテンツIDに紐付けられたコンテンツ付加情報に基づいて、コンテンツの検索結果一覧をクライアント端末2に表示する手段である。検索結果一覧は、コンテンツ付加情報の一部又は全てを表示したものである。
コンテンツ表示手段24は、クライアント端末2にコンテンツ表示画面(図示せず)を表示し、クライアント端末2からの操作により、検索結果表示手段23から引き渡されたコンテンツIDに紐付けられたコンテンツ付加情報内のURI(コンテンツ位置情報)に基づいて、コンテンツそのものを、クライアント端末2に表示する手段である。
コンテンツそのものを表示する場合には、コンテンツ表示手段は、コンテンツ付加情報データベース1dにアクセスし、引き渡されたコンテンツIDに紐付けられたコンテンツ付加情報から、URI(コンテンツ位置情報)を抽出し、抽出したURIに基づいて、検索対象コンテンツデータベース1cにアクセスし、クライアント端末2にコンテンツを表示する。
また、コンテンツ表示手段24は、後述するように、クライアント端末2からの操作により、ブックマーク表示手段26から引き渡されたコンテンツ付加情報データベース1dへのポインタの値に基づいて、コンテンツ付加情報データベース1dにアクセスして、ブックマークされたコンテンツのURIを抽出して、上記同様にコンテンツを表示することが出来る。
ブックマーク登録手段25は、クライアント端末2からの操作に基づいて、コンテンツ表示手段24が表示したコンテンツのうち、クライアント端末2を利用する(ログイン中の)メンバーが閲覧参照する頻度が高い可能性のあるコンテンツをブックマークとして登録し、ブックマークホルダデータベース1f内のメンバー毎に設けられたブックマークホルダに、ブックマーク登録したいコンテンツのコンテンツIDと紐付けられたコンテンツ付加情報にアクセスするためのポインタと、ブックマークを他のメンバーに公開するか否かのブックマーク公開フラグと、ブックマーク登録を行ったメンバーによるコメントを記録する手段である。
また、ブックマーク登録手段25は、クライアント端末2からの操作に基づいて、一度登録したブックマークをブックマークホルダから削除したり、ブックマークホルダの記録内容(ブックマーク公開フラグ、コメント)を変更することも行う。
尚、本実施例のブックマークホルダには、コンテンツIDではなく、コンテンツ付加情報データベース1d中の、ブックマーク登録したコンテンツのコンテンツ付加情報にアクセスするためのポインタが記録されている。
これは、後述するように、コンテンツ表示手段24が、ブックマークされたコンテンツを表示する際、コンテンツに付与されたアクセス権限に基づいて、表示するか否かが決定されるためであり、ブックマークホルダにコンテンツIDそのものが記録されていると、直接、検索対象コンテンツデータベース1cにアクセスが可能となり、アクセス権限を考慮せずにコンテンツが表示されてしまう恐れがあるからである。
ブックマークホルダは、予めメンバーのメンバーID毎に作成されていることが望ましく、メンバーIDに紐付けられている。また、ブックマークホルダは、必ずしもメンバーID毎に作成される必要はなく、複数のメンバーによるグループ(例えば、営業部等の所属部署)のブックマークホルダが作成されてもよい。この場合、ブックマークホルダは、当該グループに含まれる全てのメンバーのメンバーIDに紐付けられることになり、グループ間でブックマークホルダの共有が図られる。
ブックマーク表示手段26は、クライアント端末2に、ブックマーク表示画面(図示せず)を表示し、ブックマークホルダデータベース1f内のブックマークホルダに記録されているコンテンツ付加情報データベース1dのポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベース1dにアクセスし、ブックマークされたコンテンツのコンテンツ付加情報の一部又は全てを、コンテンツ付加情報データベース1dから抽出して、ブックマーク一覧として表示する手段である。
尚、以下、ブックマーク表示手段26がブックマーク一覧を表示することを、「ブックマークを表示する」と言う場合もある。
また、ブックマーク表示手段26は、コンテンツ付加情報とともに、ブックマークホルダに記録されているコメントを表示することも可能である。コメントを表示することによって、表示しているブックマークが、どのようなブックマークなのか、またどのような経緯でブックマークされたのか等を、コンテンツ表示手段24がコンテンツを表示する前に知ることが出来、所望のコンテンツを探すための参考になる。
尚、コンテンツ表示手段24は、ブックマーク表示手段26から引き渡されたコンテンツ付加情報データベース1dへのポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベース1d内のコンテンツ付加情報にアクセスし、当該コンテンツ付加情報を有するコンテンツをクライアント端末2に表示することも可能である。
重要度算出手段14は、ブックマークホルダデータベース1fに格納されたブックマークホルダの記録内容に基づいて、コンテンツの重要度と、メンバーの有用度をそれぞれ計算する手段である。
重要度算出手段14は、組織内情報検索システムの管理者が意図するタイミングによって、もしくは所定周期毎にサーバ1によって自動的に、作成登録された全てのコンテンツの重要度、組織内の全てのメンバーの有用度を計算し、メンバー付加情報登録更新手段10がメンバー付加情報データベース1b内のメンバー付加情報の有用度を、コンテンツ付加情報登録更新手段13がコンテンツ付加情報データベース1d内のコンテンツ付加情報の重要度を、それぞれ更新する。
ここで本発明の特徴部分について、以下、詳細に説明する。まず、1つは、ブックマーク表示手段26が、クライアント端末2からのブックマーク閲覧参照要求に基づいて、ブックマークされたコンテンツのURIと、ブックマーク時に記録されたコメントを表示する際、ブックマークホルダに格納されているブックマークホルダの公開・非公開フラグと、ブックマーク閲覧参照要求を行ったクライアント端末2を利用するメンバーのアクセス権限とに基づいて、ブックマークを表示することである。
具体的には、クライアント端末2から閲覧参照要求のあったブックマークホルダに、公開フラグが立っている場合、かつ、ログイン手段20からログインしたメンバーのアクセス権限と、当該メンバーが閲覧参照したいブックマークホルダ内のコンテンツのコンテンツ付加情報内のアクセス権限とが一致する場合、ブックマークが表示されることになる。
このように、公開フラグの有無に基づいて、ブックマークを表示するので、ブックマークしたコンテンツが何かを他メンバーに知られたくない時は、メンバーのプライバシーが保持される。
また、コンテンツ表示手段24及びブックマーク表示手段26が、ブックマークホルダに記録されているコンテンツ付加情報データベース1dへのポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベース1dのコンテンツ付加情報にアクセスした際、ブックマーク及び、ブックマーク登録されたコンテンツの閲覧参照要求のあったクライアント端末2を利用するメンバーのアクセス権限と、当該コンテンツ付加情報に含まれるアクセス権限とが一致する場合に、ブックマーク及び、コンテンツを表示するので、当該メンバーが本来、閲覧参照することができないコンテンツのコンテンツ付加情報やブックマークのコメントを、当該メンバーに知られる恐れがない。
本発明の2つ目の特徴は、検索結果表示手段23が、コンテンツの検索結果一覧を、重要度算出手段14で計算されたコンテンツの重要度に基づいて、表示することである。
具体的には、検索結果表示手段23は、検索結果に含まれるコンテンツのコンテンツ付加情報内の重要度をコンテンツ付加情報データベース1dから取得し、この重要度が高い順に、クライアント端末2に検索結果一覧を表示する。
このように、コンテンツの重要度が高い順、換言すれば、メンバーによる活用度が高い順に、コンテンツのコンテンツ付加情報を表示するので、コンテンツ検索者であるメンバーは、所望のコンテンツを効率的に検索することが出来る。
本発明の3つ目の特徴は、重要度算出手段14による重要度、有用度の計算方法にある。以下、具体的に、図4の重要度、有用度計算方法のフローチャート図及び、図5のメンバーとコンテンツとブックマークの関係図を参照しながら説明する。
図5には、組織内情報検索システムを利用する4人のメンバーA〜Dと、各メンバーが検索対象コンテンツデータベース1cに作成登録した、組織内で共有すべきコンテンツA−1〜A−4,B−1〜B−3,C−1〜C−3,D−1〜D−4との関係が示されている。
図5において、実線矢印は、各メンバーA〜Dと、各々が作成登録したコンテンツの関係を表しており、点線矢印は、各メンバーA〜Dと、各々がブックマーク登録手段25からブックマーク登録したコンテンツの関係を表している。尚、ブックマーク登録は、他メンバーが作成登録したコンテンツに対してのみならず、自己が作成登録したコンテンツに対しても行うことが可能である。
例えば、図5において、メンバーAが作成登録したコンテンツはA−1〜A−4の計4つであり、メンバーAがブックマーク登録したコンテンツ数は、A−2,B−1,C−2の計3つであることが分かる。
同様に、メンバーBが作成登録したコンテンツはB−1〜B−3の計3つであり、メンバーBがブックマーク登録したコンテンツ数は、A−2,A−4の計2つであることが分かる。
同様に、メンバーCが作成登録したコンテンツはC−1〜C−3の計3つであり、メンバーCがブックマーク登録したコンテンツ数は、A−2,B−3の計2つであることが分かる。
同様に、メンバーDが作成登録したコンテンツはD−1〜D−4の計4つであり、メンバーDがブックマーク登録したコンテンツ数は、A−4,C−2,D−2の計3つであることが分かる。
以上のような前提において、重要度算出手段14は、コンテンツ付加情報登録更新手段13に対して、現時点で作成登録されている全てのコンテンツの重要度の登録更新を要求する(S100)。
コンテンツの重要度は、組織内情報検索システムで初めて、計算される場合に限り、当該コンテンツをブックマーク登録したメンバーの総数であり、これをコンテンツの基礎重要度と称する。ここで、ブックマーク登録数によってコンテンツの基礎重要度が算出されるのは、コンテンツが多くのメンバーによってブックマーク登録されているということは、より多くのメンバーに当該コンテンツが注目または利用されている、すなわち、コンテンツの重要度が高いということを意味するからである。尚、各コンテンツの基礎重要度は、図5中、コンテンツの枠内に示されている数字である。
検索結果表示手段23は、上述したように、コンテンツの重要度が高い順に、検索結果を表示する。多くのメンバーがブックマークしているコンテンツほど重要度が高くなるから、コンテンツの重要度が高いということは、当該コンテンツの活用度が高いということである。
しかしながら、この段階で求められたコンテンツの基礎重要度は、単にブックマーク登録総人数を求めたのみであり、どのメンバーがブックマーク登録したものかということは考慮されていない。すなわち、基礎重要度は、個々のメンバーに依存しておらず、メンバーにより異なる重み付けはなされていない。
しかし、メンバー毎に異なる重み付けが与えられなければ、自身が作成登録したコンテンツの重要度を上げるために、自身のコンテンツを全てブックマーク登録することも想定され、コンテンツに対して公平に重要度が計算されたとは言い難い。また、コンテンツの作成登録量や質等の作成登録状況、活用状況、システム利用状況は、メンバーによって様々であるから、本来、コンテンツの重要度は、メンバーのこれら状況を考慮して、計算されるべきである。
そこで、本発明では、コンテンツの重要度を、メンバー毎の有用度と、当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツ数も加味して、計算するようにした。つまり、コンテンツの重要度が、メンバーの有用度と当該メンバーがブックマーク登録を行ったコンテンツ数を加味して算出されるので、コンテンツの重要度は、メンバーの有用度と、当該メンバーのブックマーク登録状況により動的に変化し、信頼性のある重要度が算出されることになる。
ここで、重要度算出手段14は、S100の後、メンバー付加情報登録更新手段10に対して、現時点における全てのメンバーの有用度の登録更新を要求する(S110)。
メンバーの有用度は、当該メンバーが作成登録した全てのコンテンツの重要度の総和である。当該メンバーが作成登録したコンテンツがブックマーク登録されている数が多いということは、より多くのメンバーに当該コンテンツが注目または利用されている、すなわち、当該メンバーは、より重要度の高いコンテンツを作成登録する確率が高いことを意味するからである。
図5において、例えば、メンバーAの有用度は、メンバーAが作成登録した4つのコンテンツのうち、コンテンツA−2の有用度が3であり、コンテンツA−4の重要度が2であることから、3+2=5となる。同様にして、メンバーBの重要度は、2、メンバーCの有用度は3、メンバーDの有用度は1となる。尚、S110のステップが初めて実行される場合には、S110は、先に求めたコンテンツの基礎重要度の総和を求めるステップとなる。
そして、重要度算出手段14は、全てのコンテンツについて、コンテンツ毎に、当該コンテンツをブックマーク登録したメンバーの有用度と、当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツ数とに基づいて、コンテンツの重要度を更新する。具体的には、当該コンテンツをブックマークしたメンバーそれぞれについて、そのメンバーの有用度を当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツ数で除算し、これをメンバー全員分、加算する(S120)。
例えば、図5のメンバーAが作成登録した上段から2つめのコンテンツについては、メンバーAとメンバーBとメンバーCからブックマークされている。この場合、当該コンテンツの重要度は、5/3+2/2+2/2となる。
つまり、ここでは、コンテンツの重要度を、単にブックマークしたメンバーの人数×1とするのではなく、メンバー毎に異なる数値の総和を求めることで、メンバーによる重み付けを反映する。
このように、メンバーの有用度をブックマーク登録数で除算して、ブックマークされたそれぞれのコンテンツの重要度に加算することによって、メンバーの有用度を均等に各コンテンツの重要度に反映させることが出来る。
例えば、自身の有用度が高いが、自身がブックマーク登録しているコンテンツ数が少ない、というようなメンバーは、他メンバーから、有用なコンテンツを作成登録していると認められおり、かつ、自身は、やみくもにブックマーク登録することなく、特に必要と思うコンテンツに慎重にブックマーク登録をしていることから、当該メンバーのコンテンツの重要度への影響は、大きいことが言える。従って、このメンバーの重み付け(有用度)は高く設定され、当該コンテンツの重要度も高くなる。
一方、自身の有用度が低いが、自身がブックマーク登録しているコンテンツ数が多い、というようなメンバーは、他メンバーから、有用なコンテンツを作成登録しているとは認められておらず、かつ、自身は、さほど重要でないコンテンツでもブックマーク登録してしまう傾向にあることから、当該メンバーのコンテンツの重要度への影響は、小さいことが言える。従って、このメンバーの重み付け(有用度)は低く設定され、当該コンテンツの重要度も低くなる。
このように、あるコンテンツをブックマーク登録したメンバー全てについて、重み付けを付与し、この重み付けの総和を求めることで、この総和が、コンテンツの重要度として更新される、すなわち、コンテンツの新重要度が計算される。
コンテンツの重要度が更新される、すなわち、新重要度が計算されるに伴い、当然のことながら、メンバーの有用度も再計算(更新)される(S130)。メンバーの有用度は、自身が作成登録したコンテンツの重要度の総和であったから、メンバーの新有用度は、コンテンツの新重要度の総和となる。
以上のように、本発明では、メンバーの有用度が、当該メンバーが作成登録したコンテンツの作成登録状況や、当該コンテンツの重要度の変化に応じて動的に変化し、コンテンツの重要度もまた、コンテンツのブックマーク登録状況、メンバーの有用度の変化に応じて動的に変化する。
本発明では更に、コンテンツの重要度及びメンバーの有用度が、動的に変化するだけではなく、重要度及び有用度の変化が収束した場合に、有用度及び重要度が、最終的な有用度、重要度として採用される点に特徴がある。
すなわち、メンバーの新有用度、コンテンツの新重要度が計算されると、各々、更新前後の有用度、重要度の差分が計算される(S140)。
重要度(有用度)と新重要度(新重要度)の差分(変化分)を計算した後は、コンテンツの重要度、メンバーの有用度をそれぞれ、先の新重要度、新有用度にそれぞれ更新する(S150)。
そして、S140で求めた2つの差分(変化分)のうち値が大きいほうが、予め定めた所定値(K)に対して、十分小さいかどうかを判断する(S160)。
つまり、重要度算出手段14は、メンバーの有用度とコンテンツの重要度の更新(再計算)を繰返し、更新前後の有用度の差分及び更新前後の重要度の差分が、各々所定値内に収束するまで、有用度及び重要度の更新を行う。
ここで、差分が十分小さくなければ、現時点におけるメンバーの新有用度及び/又はコンテンツの新重要度は、収束しておらず、安定した信頼性のある新重要度とは言えない。このような重要度を用いて、検索結果一覧を表示したとしても、有効な検索結果一覧とはならない可能性がある。
従って、メンバーの新有用度、コンテンツの新重要度が、収束しなければ、すなわち、差分が、所定値(K)に対して十分小さくなるまで、すなわち、収束するまで、S120に戻って、有用度、重要度をそれぞれ再計算し、収束したところで、最終的に、検索結果一覧表示に有効で、信頼性のある有用度、重要度が得られることになる。
このように、本発明では、コンテンツの重要度が、メンバーの有用度に基づいて計算されるのみならず、コンテンツへのブックマーク登録状況、メンバーの有用度の変化に応じて動的に変化する。更に、当該変化が収束した場合に、その重要度が、信頼性のある重要度として採用されるので、より信頼性のある検索結果一覧が表示されることになる。
従来、インターネット等でブックマークを共有する場合は、インターネットの利用者やコンテンツ作成登録者の匿名性により、利用者やコンテンツ作成登録者毎に異なる重み付けを付与することが不可能であり、それ故、コンテンツ間のリンクは存在しても、コンテンツと人とのリンクは存在せず、コンテンツの重要度は、単に、コンテンツへのアクセス数等に基づいて計算されるしかなかった。
しかし、本発明の組織内情報検索システムでは、システム利用者、コンテンツ作成登録者が誰かが明らかである。例えば、社員AがコンテンツSを作成登録し、そのコンテンツSを社員Bがブックマーク登録したとすると、ここには、社員A→コンテンツS→社員Bという、いわば、コンテンツ(コンテンツID)とメンバー(メンバーID)とを結ぶリンクが形成されることになる。このコンテンツとメンバーを結ぶリンクによって、より有効で信頼性のあるコンテンツ重要度とメンバー有用度が求められるようになる。
更に、不特定多数のコンテンツが共有可能なインターネット環境と異なり、組織内情報検索システム内で作成登録されるコンテンツは、当然のことながら、閉じられた組織内での利用に限定され、またコンテンツ作成登録者も組織内のメンバーに限定されるため、コンテンツの重要度、メンバーの有用度を、より信頼性のあるものに変えていく際、インターネット環境では不可能な重要度、有用度の収束計算が可能となるのである。
以下、本発明の組織内情報検索システムを利用して、ある企業内の複数の社員が、作成登録したコンテンツを企業内で共有し、コンテンツの検索、閲覧参照、ブックマークの登録、ブックマークの閲覧参照を行う場合の詳細実施例を、図6〜図8のフローチャート、図1〜図3の構成図に基づき、説明する。
また、データベース1b〜1fにそれぞれ格納されているデータは、社員のシステム利用時点のものが既にサーバ1に記録蓄積されているものとする。
また、コンテンツ登録手段21は、各社員のクライアント端末2からの操作に基づき、検索対象コンテンツデータベース1cに、企業内で共有すべきコンテンツを作成登録する。
そして、コンテンツ取込手段11は、例えば、1日1回、社員の就業時間外等、定期的に検索対象コンテンツデータベース1cに作成登録されたコンテンツの取込みを行い、コンテンツのヘッダー情報等からコンテンツ付加情報を抽出し、コンテンツ付加情報登録更新手段13に引き渡し、コンテンツ付加情報データベース1dに当該コンテンツ付加情報を記録させたり、取り込んだコンテンツやコンテンツ付加情報をインデックス作成手段12に引き渡し、検索用インデックスを作成して、検索用インデックスデータベース1eに当該検索用インデックスを記録させたりする。
尚、コンテンツは、コンテンツIDで識別されるようになっており、検索対象コンテンツデータベース1cと、コンテンツ付加情報データベース1dと、検索用インデックスデータベース1e内のデータは、全て、コンテンツIDを含んでいるが、検索用インデックスデータベース1eから検索対象コンテンツデータベース1cへのアクセスは、コンテンツ付加情報データベース1dを介してのみ可能となっている。これは、コンテンツ検索結果やコンテンツそのものを表示する際に、コンテンツ付加情報データベース1d内のアクセス権限に基づいて表示有無が変わるからである。
また、同様の理由で、ブックマークホルダデータベース1fには、コンテンツIDが記録されておらず、ブックマークされたコンテンツのコンテンツ付加情報にアクセスするためのコンテンツ付加情報データベース1dへのポインタが記録されることになる。検索用インデックスデータベース1eには、ブックマークホルダデータベース1fと同様に、コンテンツ付加情報データベース1dへのポインタが記録されてもよい。
また、メンバー付加情報登録更新手段10は、予め、社員毎にメンバー付加情報を作成して、メンバー付加情報データベース1bに記録しておく。新規登録の場合や、メンバー付加情報の変更の場合も、都度対応する。
重要度算出手段14は、コンテンツ付加情報データベース1dと、メンバー付加情報データベース1bと、ブックマークホルダデータベース1fに格納されたデータに基づいて、コンテンツの重要度、社員の有用度を計算し、コンテンツ付加情報登録更新手段13、メンバー付加情報登録更新手段10に、重要度、有用度の登録更新を依頼する。重要度、有用度計算の流れについては、図4、図5を用いて説明した通りであるので、省略する。
また、社員のメンバーIDとパスワードは、図示しないメンバーデータベース内に格納されているものとする。
組織内情報検索プログラム1aのログイン手段20は、社員のクライアント端末2に、ログイン画面(図示せず)を表示させ、社員のメンバーIDとパスワードの入力を受け付ける。そこで、社員は、ログイン画面にメンバーIDとパスワードをそれぞれ入力して、ログインボタンをマウスでクリックすると、ログイン手段20は、入力されたメンバーIDの値をキーとして、メンバーデータベースの中から、メンバーIDの値が当該キーに一致するメンバーデータを読み込み、入力されたパスワードの値が、当該読み込まれたメンバーデータのパスワードに一致するか否かを検査する。
ここで、キーと一致するメンバーデータが存在しない場合または、パスワードが一致しない場合、ログイン手段20は、クライアント端末2にエラーメッセージ等を表示し、再度のログインIDとパスワードの入力を促す。ログインID及びパスワードが一致した場合は、ログイン手段20は、社員のメンバーIDを取得するとともに、当該社員の組織内情報検索システムの利用を許可する(S200)。
更に、ログイン手段20は、S200で取得したメンバーIDに基づき、メンバー付加情報データベース1bの中から、当該メンバーIDに対応するメンバー付加情報を抽出し、一時メモリに格納しておく(S210)。尚、必ずしも、このログイン段階において、メンバー付加情報の全てが一時メモリに格納されている必要はなく、必要に応じて、メンバー付加情報データベース1bに都度アクセスして、抽出されるようになっていてもよい。
尚、ログイン手段20が組織内情報検索システムの利用を許可した社員を、以降、ログイン中の社員と称する。また、以降、実施例に登場するクライアント端末2は、ログイン中の社員が使用するクライアント端末である。
ログイン手段20は、クライアント端末2に各種処理(本実施例では、コンテンツ作成登録、検索実行、ブックマーク表示)を選択させるメイン画面(図示せず)を表示し、クライアント端末2からの各種処理選択の指示に従って、コンテンツ登録手段21、検索実行手段22、ブックマーク表示手段26を呼び出せるようにしておく。
ここで、クライアント端末2が検索実行を選択すると、ログイン手段20は、検索実行手段22を呼出し、検索画面(図示せず)をクライアント端末2に表示する。クライアント端末2は、検索画面の検索式入力欄に検索式を入力する。そして、検索実行手段22は、入力された検索式を取得する(S220)。
検索実行手段22は、検索用インデックスデータベース1eから、先に取得した検索式に合致するコンテンツを検索する。次に、検索されたコンテンツのコンテンツIDを検索用インデックスデータベース1eから抽出し、当該コンテンツIDに基づいて、当該コンテンツIDを有するコンテンツに付与されたアクセス権限をコンテンツ付加情報データベース1dから抽出する。更に、ログイン手段20からログインした社員のメンバーIDに基づいて、当該メンバーIDを有する社員のアクセス権限をメンバー付加情報データベース1bから抽出する。
そして、このようにして抽出されたコンテンツのアクセス権限と、ログイン中の社員のアクセス権限が一致するかどうかを判断する(S230)。
こうして、アクセス権限が一致したコンテンツが、検索実行手段22における検索結果となり、当該コンテンツのコンテンツIDが、検索結果表示手段23に引き渡される。そして、検索結果表示手段23は、このコンテンツのコンテンツIDに基づいて、当該コンテンツIDに紐付けられたコンテンツ付加情報を、コンテンツ付加情報データベース1dから取得する(S240)。
検索結果表示手段23は、取得したコンテンツ付加情報に含まれるコンテンツの重要度に基づき、重要度の降順にコンテンツの並び替えを行う(S250)。そして、クライアント端末2の検索結果表示画面(図示せず)に、並び替えた順番に、コンテンツのコンテンツ付加情報を表示する(S260)。本実施例で表示されるコンテンツ付加情報は、URI(コンテンツ位置情報)、アクセス権限、コンテンツ作成登録者のメンバーID、コンテンツの重要度である。
このように、コンテンツの検索は、検索式と、ログイン中の社員のアクセス権限とコンテンツに付与されたアクセス権限の一致・不一致の両方に基づいて行われるので、検索式に合致するコンテンツが検索されたとしても、検索結果を表示する際、検索者が本来、閲覧参照できるコンテンツのコンテンツ付加情報しか表示されない。
従って、アクセス権限が一致しないコンテンツ、例えば、ログイン中の社員は、一般社員としてのアクセス権限しか有していないにもかかわらず、部長としてのアクセス権限を有する者が閲覧参照可能なコンテンツそのもののみならず、当該コンテンツのコンテンツ付加情報についても、一般社員に知られる心配がない。
また、コンテンツの重要度の高い順に検索結果が表示されるので、ログイン中の社員は、効率的に所望のコンテンツを探し出すことが出来る。
検索結果が表示された後、表示されているコンテンツ付加情報に基づいて、実際のコンテンツを閲覧参照したい場合には、クライアント端末2は、入力手段から、閲覧参照したいコンテンツのURIを指定すると、コンテンツ表示手段24が、検索対象コンテンツデータベース1c内の指定されたURIにアクセスし、当該URIにあるコンテンツを、クライアント端末2に表示する(S270)。
ここで、表示されたコンテンツをブックマーク登録したい場合には(S280)、図7のブックマークの登録フローに進む。
クライアント端末2は、コンテンツ表示手段24が表示したコンテンツをブックマーク登録したい時、キーボード等の入力手段から、ブックマーク登録の旨を入力すると、ブックマーク登録手段25は、その入力を受けて、メンバー付加情報データベース1b内のメンバー付加情報のうち、ログイン中の社員のメンバーIDに紐付けられたブックマークホルダへのポインタを取得し、ブックマークホルダデータベース1f内の当該社員のブックマークホルダにアクセスする(S600)。
尚、メンバーIDは、予め、クライアント端末2が、ログイン手段20でログインした際に入力したメンバーIDである。
次に、クライアント端末2は、登録しようとしているブックマークを他のメンバーに公開するか否かを決定し、入力手段から、ブックマークの公開フラグをON(公開)とするかOFF(非公開)とするかの情報を入力する(S610)。その入力を受けて、ブックマーク登録手段25は、先にアクセスしたブックマークホルダに、公開フラグの値を書き込む。
ブックマーク登録手段25は、コンテンツ表示手段24によってクライアント端末2に表示されているコンテンツのコンテンツIDに対応するコンテンツ付加情報へのポインタを、コンテンツ付加情報データベース1dから取得し、当該ポインタを、ブックマークホルダに書き込む(S620)。
尚、このフローチャートでは、ブックマークホルダ全体に対して、公開するか否かを設定するものとするが、ブックマークホルダ内の個々のブックマークホルダに対して、公開有無を設定するようになっていてもよい。その場合は、ブックマークホルダ内に、ブックマークしたいコンテンツのコンテンツ付加情報へのポインタと公開フラグの値が紐付けられて書き込まれることになる。
また、本実施例のようにブックマークホルダ全体に対して、公開有無を設定する場合は、ブックマークの登録を行う都度、S610を経る必要はなく、必要に応じて、公開有無が設定もしくは変更されてもよい。
クライアント端末2の表示は、検索結果表示画面(図示せず)に戻り、他に閲覧参照したいコンテンツがあれば、コンテンツ表示手段24にコンテンツの表示を要求する。そして、表示されたコンテンツをブックマーク登録したい場合には、先と同じ要領でブックマーク登録を行う。
また、ログイン中の社員が、別の検索式で検索を行いたい場合には(S290)、検索手段が、クライアント端末2に検索画面を表示し、検索式の入力を受付け(S220)、S230〜S260のステップを繰り返す。
次に、ログイン中の社員が、ブックマークの閲覧参照を行う場合のフローを、図8のフローチャートに基づいて説明する。尚、図8のフローチャートの前提としては、コンテンツの検索同様、ログイン手段20が社員の認証許可を行っている必要がある(図6のS200)。
ブックマーク表示手段26は、クライアント端末2から、特定メンバーのブックマークホルダの閲覧参照指令を受け、ブックマークホルダデータベース1fにアクセスして、クライアント端末2から指定されたメンバーのメンバーIDに紐付けられたブックマークホルダを読み出す(S300)。
ここで、読み出したブックマークホルダが、ログイン中の社員本人のものかどうかを確認する(S310)。確認方法は、読み出したブックマークホルダの持ち主のメンバーIDと、ログイン中の社員のメンバーIDとが一致するか否かを確認すればよい。ログイン中の社員のメンバーIDは、ログイン手段20においてログインした際に入力されたメンバーIDである。
ブックマークホルダの持ち主のメンバーIDとログイン中の社員のメンバーIDが一致しなければ、すなわち、ブックマークホルダがログイン中の社員のものでなければ、読み出したブックマークホルダに記録されている公開フラグの値がONかOFFかを判断する(S320)。
公開フラグがONであれば、このブックマークホルダは、公開されているブックマークホルダであることを示しているので、ブックマークホルダ内のブックマークを読み出す(S330)。具体的に、ブックマーク表示手段26は、ブックマークホルダに記録されているコンテンツのコンテンツ付加情報へのポインタを読み出す。
そして、ブックマーク表示手段26は、コンテンツ付加情報へのポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベース1dにアクセスし、アクセス先のコンテンツ付加情報に含まれるアクセス権限を抽出し、これが、ログイン中の社員のメンバーIDに紐付けられたメンバー付加情報に含まれるアクセス権限と一致するか否かを判断する(S340)。
一致した場合には、このコンテンツIDを有するコンテンツのコンテンツ付加情報は、ログイン中の社員に閲覧参照させてもよい、ということになるので、コンテンツ付加情報から抽出されるURI(コンテンツ位置情報)及び、ブックマークホルダ内に、先のポインタと紐付けて記録されているコメントをセットにして、これをブックマークとしてクライアント端末2に表示する(S350)。
ブックマークホルダ内にまだブックマークがある場合には(S360)、S330に戻り、S330〜S350のステップを繰り返す。
また、S310で、ブックマークホルダの持ち主のメンバーIDとログイン中の社員のメンバーIDが一致した場合、すなわち、閲覧参照したいブックマークホルダが、ログイン中の社員自身のブックマークホルダであった場合には、S320のステップを飛ばし、公開フラグのON,OFFを確認することなく、S330のステップに進む。
閲覧参照したいブックマークホルダが他にもある場合には(S370)、S300に戻り、閲覧参照したいブックマークホルダが終了した場合には終了となる。
以上のように、ブックマークを表示する場合についても、コンテンツの検索結果を表示する時と同様、コンテンツに付与されたアクセス権限と、ブックマークを表示したいクライアント端末2を利用するメンバーのアクセス権限とが一致するか否かが確認され、一致した場合にのみ、ブックマークを表示するようにしているので、本来、知られるべきではないブックマークが表示される心配がない。
また、ブックマークホルダ毎に、ブックマークを公開するか非公開とするかを設定することが出来るので、ブックマークホルダを有するメンバーのプライバシーが保持される。
本発明の組織内情報検索システムの別実施例について以下、説明する。本実施例と先の実施例との相違点は、重要度算出手段14の重要度と有用度の計算手法にある。
本実施例における重要度、有用度計算手法の特徴は、全てのコンテンツの重要度と、全てのメンバーの有用度を計算した後、ブックマークホルダの格納内容に変更があった場合(つまり、ブックマークが新たに登録されたり、既存のブックマークが削除された場合)、変更があった範囲のみに限定して、変更があったブックマークに関連するコンテンツ及び、当該コンテンツに関連するメンバー、すなわち、当該コンテンツを作成登録及び/又はブックマーク登録したメンバーについてのみ、重要度、有用度の再計算を行うことにある。
このように構成することで、毎回、全てのコンテンツ、全てのメンバーについて、重要度、有用度を再計算する必要がなくなり、組織内情報検索プログラム1aの処理の効率化が図られることになる。
以下、具体的な実施例について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9のフローチャートは、図4のS120〜S160のステップに代わるものである。尚、重要度、有用度計算以外のフローや、重要度算出手段14以外の構成については、先の実施例と同様であるので、説明を省略する。
本実施例の重要度、有用度計算の前提としては、メンバー付加情報、コンテンツ付加情報のそれぞれに、再計算フラグ(ON,OFF)のデータ領域が新たに設けられることになる。尚、再計算フラグの値は、初期状態において、全て、OFFが記録されている。
ブックマーク登録手段25は、ブックマークの登録もしくは削除を行った場合、登録もしくは削除されたブックマークの属するブックマークホルダのポインタ(どのメンバーのブックマークホルダか)をコンテンツ付加情報登録更新手段13に引き渡す。
コンテンツ付加情報登録更新手段13は、受け取ったブックマークホルダのポインタに基づいて、ブックマークホルダデータベース1f内の当該ブックマークホルダにアクセスし、更に、ブックマークホルダに記録されているコンテンツ付加情報のポインタに基づいて、コンテンツ付加情報データベース1dにアクセスし、ブックマークとして登録されている全てのコンテンツのコンテンツ付加情報の再計算フラグをONにする(S400)。
重要度算出手段14は、再計算フラグがONになっているコンテンツについてのみ、コンテンツの新重要度を計算する。新重要度の計算方法は、図4のS120と同様であり、当該コンテンツをブックマークしたメンバーそれぞれについて、そのメンバーの有用度を当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツ数で除算し、これをブックマークしたメンバー全員分、加算する。
コンテンツの新重要度の再計算が終了したら、コンテンツ付加情報登録更新手段13は、当該コンテンツの再計算フラグをOFFにする(S420)。
重要度算出手段14は、S410で計算されたコンテンツの新重要度と、当該コンテンツのコンテンツ付加情報として記録されていた重要度とを比較し、その差が所定値K以上のコンテンツのコンテンツ作成登録者(コンテンツ付加情報の一項目として記録されている)のメンバー付加情報の再計算フラグをONにする(S430)。また、重要度を新重要度で更新する。
ここで、重要度算出手段14は、メンバー付加情報の再計算フラグがONのものがあれば(S440)、その再計算フラグがONになっているメンバーのみについて、新有用度を再計算する(S450)。メンバーの新有用度の計算方法は、図4のS130と同様であり、コンテンツの新重要度の総和として得られる。
メンバーの新有用度の再計算が終了したら、メンバー付加情報登録更新手段10は、当該メンバーの再計算フラグをOFFにする(S460)。
重要度算出手段14は、S450で計算されたメンバーの新有用度と、当該メンバーのメンバー付加情報として記録されていた有用度とを比較し、その差が所定値K以上の場合、当該メンバーのブックマークホルダ内のブックマークとして登録されている全てのコンテンツのコンテンツ付加情報内の再計算フラグをONにする(S470)。また、有用度を新有用度で置き換える。
重要度算出手段14は、コンテンツ付加情報の再計算フラグがONのものがあれば(S480)、S410に戻り、再計算フラグがONになっているコンテンツのみについて、新重要度を再計算する。
このようにして、全てのコンテンツ、全てのメンバーの再計算フラグがOFFになるまで、S410〜480のステップが繰り返される。
以上のように、本実施例では、コンテンツ、メンバーの有用度を再計算する際に、ブックマークホルダに追加・削除がなされたコンテンツについてのみ、新重要度を計算する。その際、新重要度と重要度(旧重要度)の差がKよりも大きければ、このコンテンツの重要度は収束しておらず、重要度として信頼性のある値とは言えない。
更に、当該コンテンツの作成登録者であるメンバーの有用度についても、同様に収束していない可能性があるので、これについても再計算する。
このようにして、ブックマークとして追加・削除されたコンテンツの重要度と、当該コンテンツを作成登録したメンバーの有用度を再計算し、これらが収束するまで再計算を繰り返すことによって、重要度、有用度の計算を、信頼性を損なうことなく、短時間で効率的に行うことが出来るようになる。
また、メンバー付加情報及びコンテンツ付加情報の一項目として、再計算フラグを設けることによって、重要度、有用度の再計算を確実に行うことが出来るようになる。
本実施例は、先の実施例で説明した、コンテンツの検索結果をコンテンツの重要度の降順にソートしてクライアント端末2に表示する際の別実施例である。
コンテンツの検索結果を、コンテンツの重要度の降順にソートして表示する場合、どのメンバーからもブックマークがされていないようなコンテンツについては、重要度が0であり、重要度を生かしたソートが反映されない。こうなると作成登録がされたばかりのコンテンツ等は、いくらコンテンツの質がよいとしても、いつまでも検索結果の下位に止まり、コンテンツを検索するメンバーの目に触れないことになる。
そこで、本実施例では、検索結果表示手段23が、コンテンツを作成登録したメンバーの有用度をも考慮して、検索結果のソートを行うことを特徴としている。ブックマークがされていないコンテンツであっても、有用度の高いメンバーによって作成登録されたコンテンツのほうが重要であり、メンバーの有用度の高い順にソートすることで、コンテンツを検索したメンバーに有用な検索結果を与えることが出来る。
具体的に、以下、図9のフローチャートに基づいて説明する。図9のフローチャートは、図6のS250に代わるものであり、それ以外のフローや、検索結果表示手段23以外の構成については、先の実施例と同様であるので、説明を省略する。
検索実行手段22から検索結果を受け取った検索結果表示手段23は、検索結果に含まれるコンテンツのコンテンツ付加情報のうち、重要度が0より大きなものについてまず、降順にソーティングする(S500)。
検索結果に含まれるコンテンツのうち、重要度が0のものについては、そのコンテンツを作成登録したメンバーのメンバーIDに基づき、メンバー付加情報データベース1bにアクセスし、当該メンバーのメンバー付加情報から有用度を抽出し、メンバーの有用度の降順に検索結果をソーティングする(S510)。
検索結果表示手段23は、S500、S510のソーティング結果に基づき、検索結果をクライアント端末2に表示する(S520)。
尚、この際、コンテンツの重要度が0より大きなものについて先に上位となるように検索結果を表示してもよいし、また、重要度が0か否かに関わらず、コンテンツの重要度と、コンテンツを作成登録したメンバーの有用度とを組み合わせて、ソーティングを行ってもよい。
また、例えば、コンテンツの重要度が同じ複数のコンテンツが存在した場合には、更に、コンテンツを作成登録したメンバーの有用度が高い順に検索結果を表示してもよい。
以上、組織内情報検索システムの実施例につき説明したが、本発明の組織内情報検索システムは、上記実施例で説明した構成要件の全てを備えた組織内情報検索システムに限定されるものではなく、各種の変更及び修正が可能である。また、かかる変更及び修正についても本発明の特許請求の範囲に属することは言うまでもない。
例えば、上述した各種データベース1b〜1fに格納されているデータはプログラム作成上の効率と実行性能を考慮し、データベースに格納されることが望ましいが、必ずしもデータベースに格納される必要はない。
また、データの記録方式として、レコードの各項目内に、タブ記号などの区切文字で連結する方法や、リスト構造のデータとして保存する方法があるが、もちろんそれ以外の公知の記録方式が用いられてもよい。
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上或は事実上は同一の領域を為していてもよい。又データベースの代わりにデータファイルであってもよいことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによっても実現される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
本発明のプログラムの供給は、主として、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせる方法による。その他、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等の可搬型の記録媒体からコンピュータへの供給も可能である。
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
組織内情報検索システムの全体構成を示す図である。 組織内情報検索プログラムの内部構成を示す図である。 組織内情報検索プログラムの内部構成を示す図である。 重要度、有用度計算の方法を示すフローチャート図である。 メンバーとコンテンツの関係を表す関係図である。 検索処理の方法を示すフローチャート図である。 ブックマーク登録方法を示すフローチャート図である。 ブックマークの閲覧参照方法を示すフローチャート図である。 重要度、有用度再計算の方法を示すフローチャート図である。 検索結果のソーティング方法を示すフローチャート図である。
符号の説明
1:サーバ
1a:組織内情報検索プログラム
10:メンバー付加情報登録更新手段
11:コンテンツ取込手段
12:インデックス作成手段
13:コンテンツ付加情報登録更新手段
14:重要度算出手段
20:ログイン手段
21:コンテンツ登録手段
22:検索実行手段
23:検索結果表示手段
24:コンテンツ表示手段
25:ブックマーク登録手段
26:ブックマーク表示手段
1b:メンバー付加情報データベース
1c:検索対象コンテンツデータベース
1d:コンテンツ付加情報データベース
1e:検索用インデックスデータベース
1f:ブックマークホルダデータベース
2:クライアント端末
3:ネットワーク

Claims (8)

  1. 企業等の組織内の複数のメンバーが利用するクライアント端末と、前記クライアント端末の各々から、前記組織内で共有すべきコンテンツの作成登録・検索・表示(閲覧参照)等の要求を受け付け処理するサーバとが、相互にネットワークを介して接続され、
    前記サーバが、
    前記メンバーを識別するメンバーID、当該メンバーがコンテンツを閲覧参照可能な範囲を示すアクセス権限、当該メンバーが有用なコンテンツを作成登録・閲覧参照しているかの度合いを示す有用度を少なくとも含むメンバー付加情報を格納するメンバー付加情報データベースと、
    前記コンテンツを識別するコンテンツID、当該コンテンツの位置情報、当該コンテンツを閲覧参照可能なメンバーのアクセス権限、当該コンテンツを作成登録したメンバーのメンバーID、当該コンテンツが前記組織内のメンバーに活用されているかの度合いを示す重要度を少なくとも含むコンテンツ付加情報を格納するコンテンツ付加情報データベースと、
    を備えた組織内情報検索システムであって、
    前記サーバは、
    前記クライアント端末の要求により検索されたコンテンツに付与されたアクセス権限と、当該クライアント端末を利用するメンバーのアクセス権限が一致した場合に、当該コンテンツのコンテンツ付加情報の一部又は全てを、前記検索されたコンテンツに付与された重要度が高い順に、前記クライアント端末に表示する検索結果表示手段と、
    前記クライアント端末の要求により表示されたコンテンツのうち、当該クライアント端末を利用するメンバーが閲覧参照する頻度が高い可能性のあるコンテンツをブックマークとして、当該メンバーのブックマークホルダに登録するブックマーク登録手段と、
    前記クライアント端末のブックマーク表示要求により、任意のメンバーのブックマークホルダに登録されたコンテンツのコンテンツ付加情報の一部又は全てを、当該コンテンツに付与されたアクセス権限と、当該クライアント端末を利用するメンバーのアクセス権限が一致した場合に、前記クライアント端末に表示するブックマーク表示手段と、
    前記コンテンツの重要度を、当該コンテンツをブックマーク登録したメンバーの数に基づいて算出し、かつ、当該メンバー毎に、有用度と当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツの数とを加味して算出する重要度算出手段と、
    を備えることを特徴とする組織内情報検索システム。
  2. 前記重要度算出手段は、
    コンテンツ毎に、当該コンテンツをブックマーク登録したメンバーの総数を、コンテンツの基礎重要度として算出し、
    メンバー毎に、当該メンバーが作成登録した全てのコンテンツの前記基礎重要度の総和を、メンバーの有用度として算出し、
    コンテンツ毎に、当該コンテンツをブックマーク登録した全てのメンバーにつき、各メンバーの前記有用度を当該メンバーがブックマーク登録しているコンテンツ数で除算したものの前記全てのメンバーの総和を、コンテンツの重要度として更新し、
    メンバー毎に、当該メンバーが作成登録した全てのコンテンツの前記重要度の総和を、メンバーの有用度として更新し、
    前記メンバーの有用度及びコンテンツの重要度の更新を繰返し、更新前後の前記有用度の差分及び、更新前後の前記重要度の差分が、各々所定値内に収束するまで、前記有用度及び重要度の更新を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の組織内情報検索システム。
  3. 前記検索結果表示手段は、
    前記検索されたコンテンツに付与された重要度が0の場合、当該コンテンツを作成登録したメンバーの有用度が高い順に、検索結果を表示する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組織内情報検索システム。
  4. 前記ブックマーク登録手段は、
    コンテンツのブックマーク登録を行う際、ブックマーク登録するコンテンツのコンテンツ付加情報を他メンバーに公開するか否かの公開フラグを合わせて、ブックマーク登録メンバーの前記ブックマークホルダに登録するものであり、
    前記ブックマーク表示手段は、
    前記任意のメンバーのブックマークホルダが、ブックマーク表示要求のあったクライアント端末を利用するメンバーのブックマークホルダであれば、当該ブックマークホルダに作成登録された全てのコンテンツのコンテンツ付加情報を表示し、
    前記任意のメンバーのブックマークホルダが、当該クライアント端末を利用するメンバー以外のブックマークホルダであれば、当該ブックマークホルダに登録されたコンテンツの公開フラグがONになっている場合に、当該コンテンツのコンテンツ付加情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の組織内情報検索システム。
  5. 前記ブックマーク登録手段は、
    コンテンツのブックマーク登録を行う際、前記コンテンツ付加情報データベース内の当該コンテンツのコンテンツ付加情報が格納されている場所を示すポインタを、前記ブックマークホルダに登録し、
    前記サーバは、
    前記クライアント端末の要求によりコンテンツを表示する際、前記ポインタに基づいて、前記コンテンツ付加情報データベースにアクセスし、前記コンテンツ付加情報データベース内のコンテンツ付加情報から抽出されたアクセス権限と、当該クライアント端末を利用するメンバーのアクセス権限との一致・不一致を確認する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の組織内情報検索システム。
  6. 前記ブックマーク登録手段は、
    コンテンツのブックマーク登録を行う際、ブックマーク登録に関するコメントを合わせて、ブックマーク登録メンバーの前記ブックマークホルダに登録するものであり、
    前記ブックマーク表示手段は、
    前記コメントを表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の組織内情報検索システム。
  7. 前記重要度算出手段は、
    作成登録されている全てのコンテンツの重要度と、前記組織内の全てのメンバーの有用度を更新した後、いずれかの前記ブックマークホルダへのブックマーク登録内容に変更があった場合、変更があったブックマークホルダ内のコンテンツの重要度及び、当該コンテンツを作成登録及び/又はブックマーク登録したメンバーの有用度のみの更新を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の組織内情報検索システム。
  8. コンピュータに、企業等の組織内の複数のメンバー間で共有すべきコンテンツの作成登録・検索・表示等の機能を実現させるための組織内情報検索プログラムであって、
    前記請求項1乃至請求項7記載の組織内情報検索システムの機能を、コンピュータに実現させるための組織内情報検索プログラム。
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