JP2008022665A - モータ駆動装置、圧縮機駆動装置及び空調・冷凍装置 - Google Patents

モータ駆動装置、圧縮機駆動装置及び空調・冷凍装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転を止めることなくステータの巻線の接続状態を切り替えるモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】永久磁石同期モータ1のステータ6の巻線U1〜W1、U2〜W2の接続状態を切り替え部3によって切り替えることにより、回転速度に応じて最適となる巻線U1〜W1、U2〜W2の接続状態を選択し、それによってモータ効率の高効率化を実現する。特に、永久磁石同期モータ1への電圧の印加を停止し、永久磁石同期モータ1が惰性回転を行っている間に巻線U1〜W1、U2〜W2の接続状態を切り替えることとしている。このような構成にすることで、モータ駆動装置7を備える空調・冷凍装置の動作を停止することなく、巻線U1〜W1、U2〜W2の接続状態を切り替えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアコン及び冷蔵・冷凍庫に代表される空調・冷凍装置に搭載される圧縮機駆動装置に適用可能なモータ駆動装置に関する。
エアコンや、冷蔵・冷凍庫など空調・冷凍装置に搭載される圧縮機駆動装置には、インバータで駆動されるモータ駆動装置が広く用いられ、このモータ駆動装置に、高効率かつ高出力である永久磁石同期モータが利用されている。この永久磁石同期モータは、回転時に永久磁石から発生する界磁磁束により回転速度に比例した誘起電圧が発生するため、回転速度が高速になるとインバータが印加する電圧以上の誘起電圧が発生し、印加電圧を大きくしても回転速度が増大しなくなったり、制御不能となったりする問題があった。
しかし、空調・冷凍装置の出力を大きくするためには、永久磁石同期モータの回転速度を大きくする必要がある。そのために、インバータの定格値を大きくし、印加し得る電圧をさらに大きくすることが考えられるが、インバータの定格値を大きくするとインバータが大型化し、それに伴い装置全体も大型化するため好ましくない。
そこで、通常の永久磁石同期モータでは、電流を流すことによって永久磁石が与える磁界と逆の磁界を発生させ誘起電圧を減少させる、いわゆる弱め磁束制御が行われている。しかしながら、この方法では高速回転時に永久磁石同期モータが必要とする電流が増加し、消費電力が増大することでモータ効率が低下してしまう。
また、誘起電圧は上記のように回転速度に比例するため、その比例定数である誘起電圧定数を小さくすれば誘起電圧を減少させることができる。この定数を小さくするために巻線のターン数(巻数)を減らす方法が考えられるが、ターン数を減らしてしまうとトルクが低下し、低速回転時に永久磁石同期モータに電流を多く流す必要が生じるため結果としてモータ効率が低下してしまう。
そこで、上記問題を解決し、高速回転及び低速回転のどちらの場合でも高効率で動作させるために、ステータの巻線の接続状態を切り替えてターン数を増減することで、その回転速度に最適な誘起電圧定数の選択を可能にした永久磁石同期モータが、特許文献1で提案されている。
特開2003−18879号公報
しかしながら、特許文献1で提案された永久磁石同期モータは、洗濯機のダイレクトドライブモータとして利用しており洗濯(低速回転)モードから脱水(高速回転)モードに回転速度を切り替える時に、永久磁石同期モータに印加される電圧を一時停止し、さらに永久磁石同期モータの回転を停止してから巻線の接続を切り替えることとしている。しかし、モータ駆動装置を空調・冷凍装置に用いられる圧縮機に適用した場合、冷凍サイクルの特性上、途中で永久磁石同期モータを停止させることは好ましくない。
そのため、回転中にステータの巻線の接続状態を切り替えることが必要となるが、電圧を印加したまま巻線の切り替えを行うと、装置に過渡的な異常電圧がかかるおそれがある。また、巻線を切り替える装置にかかる電圧変動が大きくなり、当該装置の寿命が短くなる。さらに、切り替え時に生じるノイズによって、回転速度の変動や騒音、振動が発生し、永久磁石同期モータの同期が取れなくなり脱調するおそれもある。
そこで本発明はこれらの問題を解決し、簡単な構成で、回転中でも安全にステータの巻線の接続状態を切り替えることが可能である永久磁石同期モータを備えたモータ駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく本発明のモータ駆動装置は、複数の相の交流電圧を印加し交流電圧の周波数が可変であるインバータと、界磁を備えたロータとインバータが印加する交流電圧の各相に交流電圧が印加される巻線を有するステータとを備えた同期モータと、を備えるモータ駆動装置において、各相における巻線は直列に接続された複数の巻線で構成され、インバータから印加される交流電圧の一つの相の電圧が印加される端子と、複数の巻線の各端子と接続される複数の接点とを備える、交流電圧の各相に対して設けられた複数の多接点スイッチと、複数の多接点スイッチの接続を一括して同時に切り替え、多接点スイッチそれぞれの端子といずれか一つの接点とを選択的に接続して各相に備えられた巻線の接続状態を切り替える切り替え制御部と、を備え、同期モータの回転動作中に、多接点スイッチの切り替え動作を行うことを特徴とする。
また、上記構成のモータ駆動装置において、巻線の接続状態が切り替えられる直前の同期モータの回転速度と、直後の同期モータの回転速度とが、略等しいこととしても構わない。
また、上記構成のモータ駆動装置において、インバータが電圧の印加を停止した後に巻線の接続状態を切り替えても構わないし、電圧の印加停止後に、さらに巻線に電流が流れていないことを確認してから接続状態を切り替えることとしても構わない。
このような構成にすることで、巻線の接続状態を切り替えるときに、巻線に電圧が印加されていたり、電流が流れていたりすることを防止することができる。したがって、巻線の接続状態を切り替える際に過渡的な異常電圧が印加されることや、異常電流が流れることを防ぐことができる。
また、上記構成のモータ駆動装置において、巻線に流れる電流量を検出する電流検出装置を備え、電流検出装置に検出された値に基づいて電流が流れていないことを確認することしても構わないし、インバータの電圧の印加停止時から、所定時間が経過したことにより、巻線に電流が流れていないことを確認することとしても構わない。また、この所定時間はインバータが電圧の印加停止直前にモータ駆動装置にかかっていた負荷によって可変するものとしてもよく、負荷が重ければ所定時間を長くするとしても構わない。
このような構成にすることで、電流を検出する装置を用いることとすれば巻線に電流が流れていないことを確実に確認することができる。また、所定時間の経過によって確認することとすれば、電流を検出する装置を設けなくてもよい構成とすることができ、装置の簡素化や小型化を図ることができる。さらに、この所定時間は巻線の接続状態を切り替える直前にモータ駆動装置にかかっていた負荷によって可変としてもよい。
モータ駆動装置にかかっていた負荷が大きい場合は、通常巻線に大きな電流が流れており、その場合、電圧の印加停止後から電流が完全に停止するまでの時間が長くなる。また、かかっていた負荷が小さい場合は流れていた電流が小さく、完全に停止するまでの時間も短くなる。したがって、電流が停止する前に巻線の接続状態の切り替えをおこなってしまったり、電流が完全に停止しているにもかかわらず長時間切り替えを行わなかったりすることを防止することができる。なお、この所定時間についてはあらかじめ実験により確認をして、モータ駆動装置に設定しておくことが望ましい。
また、上記構成のモータ駆動装置において、巻線の接続状態を切り替えた後に、インバータが電圧を印加することとしても構わない。
また、上記構成のモータ駆動装置において、インバータが印加する交流電圧の相ごとに直列に接続されたn個の巻線のうち、端部に配置される二つの巻線の一方を第一の巻線とし、他方を第二の巻線とし、第一の巻線及び第二の巻線以外のn−2個の巻線を第三の巻線とし、多接点スイッチが、直列接続された第一〜第三の巻線において二つの巻線が接続されることで形成されるn−1個の接続ノードに接続されたn−1個の接点と、第一の巻線の接続ノードを形成しない側の一端と接続される一個の接点とにより、n個の接点を備え、各相における第二の巻線の接続ノードを形成しない側の一端同士が結線されることとしても構わない。
また、上記構成のモータ駆動装置において、インバータが三相の交流電圧を印加することとしても構わないし、同期モータのロータが界磁として永久磁石を備えることとしても構わない。
また、本発明の圧縮機駆動装置は、上記構成のモータ駆動装置を設けたことを特徴とし、本発明の空調・冷凍装置は、上記の圧縮機駆動装置を設けたことを特徴とする。
本発明は、同期モータの回転中に巻線の接続状態を切り替えることができ、それによって回転速度に応じた誘起電圧定数を選択することが可能となる。したがって、モータ効率を高い状態として維持することができる。また、同期モータの回転中に巻線の接続状態を切り替えることとしているので、巻線の接続状態を切り替えるためにモータ駆動装置を停止することや、モータ駆動装置を備えた圧縮機駆動装置及び圧縮機駆動装置を備えた空調・冷凍装置を停止することがない。よって、空調・冷凍装置の停止に伴う部屋または冷蔵庫・冷蔵庫内の温度の上昇を防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図14に基づき説明する。
<第一の実施形態>
まず、本発明の第一の実施形態に係るモータ駆動装置の構成の概略について、図1を用いて説明する。図1は第一の実施形態に係るモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るモータ駆動装置7は、U、V、Wの三相の電圧を印加するインバータ2と、U〜W相の電圧が印加される後述のステータ6の巻線U1〜W1及び巻線U2〜W2の切り替えを行う切り替え部3と、インバータ2及び切り替え部3を制御する制御部4と、インバータ2が電圧を印加することで回転動作を行う同期モータである永久磁石同期モータ1とを備える。切り替え部3は、U相の電圧が印加される導線Uに端子Aが接続されるとともに接点aと接点bとの切り替えを行うことで端子Aに入力されるU相の電圧の出力先を切り替えるスイッチSW1と、V相の電圧が出力される導線Vに端子Bが接続されるとともに接点aと接点bとの切り替えを行うことで端子Bに入力されるV相の電圧の出力先を切り替えるスイッチSW2と、W相の電圧が出力される導線Wに端子Cが接続されるとともに接点aと接点bとの切り替えを行うことで端子Cに入力されるW相の電圧の出力先を切り替えるスイッチSW3とを備え、スイッチSW1〜SW3は切り替え部3により同時かつ同様になるように切り替えられる。即ち、すべてのスイッチSW1〜SW3がそれぞれの接点aに接続する場合と、すべてのスイッチSW1〜SW3がそれぞれの接点bに接続する場合との二つの場合が存在する。以下において、スイッチSW1〜SW3がそれぞれの接点aに接続したときを「aの状態」とし、それぞれの接点bに接続したときを「bの状態」とする。
永久磁石同期モータ1は、界磁として永久磁石を備えたロータ5と、巻線U1〜W1及び巻線U2〜W2を備えたステータ6とを備える。ステータ6は、それぞれの一端がスイッチSW1〜SW3のそれぞれの接点aに接続されるとともに他端がスイッチSW1〜SW3のそれぞれの接点bに接続された巻線U2〜W2と、巻線U2〜W2のそれぞれの他端にそれぞれの一端が接続されるとともにそれぞれの他端が結線される巻線U1〜W1とを備える。
また、制御部4はマイクロコンピュータを備え、インバータ2及び切り替え部3を制御するプログラムを格納し、このプログラムに沿ってインバータ2が印加する電圧や、切り替え部3即ちスイッチSW1〜SW3の制御を行っている。
次に、図2の(a)、(b)を用いて図1のaの状態及びbの状態について説明する。図2は第一の実施形態に係るモータ駆動装置のaの状態及びbの状態のそれぞれの構成を示すブロック図である。
図2の(a)はスイッチSW1〜SW3がそれぞれの接点aに接続しているaの状態を示しており、図2の(b)はスイッチSW1〜SW3がそれぞれの接点bに接続しているbの状態を示している。図2の(a)に示すように、aの状態ではインバータ2から電圧が印加される巻線は、U相に対しては巻線U1と巻線U2、V相に対しては巻線V1と巻線V2、W相に対しては巻線W1と巻線W2となる。また、図2の(b)に示すように、bの状態ではインバータ2から電圧が印加される巻線は、U相に対しては巻線U1、V相に対しては巻線V1、W相に対しては巻線W1となる。
次に、モータ駆動装置の切り替え部の状態による回転速度と印加電圧との関係について図3を用いて説明する。図3はaの状態及びbの状態に対応した印加電圧と回転速度との関係を示したグラフであり、横軸に回転速度、縦軸に印加電圧を示している。
図3に示すように、aの状態、bの状態共に、印加電圧が出力電圧制限値に達するまでは印加電圧を増大させることが可能であり、これに伴い回転速度を大きくすることができる。しかし、インバータが印加する電圧が出力電圧制限値に達し回転速度がそれぞれN1、N2になると、制限値以上に印加電圧を大きくすることができないため回転速度もそれ以上大きくできない。そこで、回転速度N1、N2より回転速度を大きくするためには、弱め磁束制御を行い電流によって誘起電圧と逆向きの電圧を発生させ、誘起電圧を減少させることが必要となる。そして、誘起電圧が減少するとモータ駆動装置を回転させるために利用される電圧が大きくなり、回転速度をN1、N2より大きくすることができる。
また、aの状態とbの状態とを比較すると、図2の(a)及び(b)に示すように、bの状態はaの状態と比較して巻線U2、巻線V2、巻線W2のそれぞれに電圧が印加されず、これらの巻線U2〜W2の分だけターン数が少ないこととなる。その結果、bの状態は誘起電圧定数がaの状態と比較して小さくなっている。したがって、図3に示すように印加電圧が出力電圧制限値に達するまでは、印加電圧が同じであってもbの状態の方がaの状態に比べて発生する誘起電圧が小さい。そのため、モータ駆動装置を回転させるために利用される電圧はbの状態の方が大きくなり回転速度も大きくなる。そして、bの状態で印加電圧がインバータの出力電圧制限値に達するときは、aの状態で出力電圧制限値が印加された場合の回転速度N1より大きな回転速度N2となる。しかし、ターン数を減少させたことによってトルクも減少しており、aの状態よりも電流を多く流さなければaの状態と同じだけのトルクを発生させることはできない。
次に、回転速度とモータ効率について図4を用いて説明する。図4はaの状態及びbの状態のそれぞれに対応した回転速度とモータ効率との関係を示したグラフであり、横軸にモータ駆動装置の回転速度、縦軸にモータ効率を示している。
図4に示すようにbの状態で回転速度N1より回転速度が小さい場合、上記のようにbの状態ではトルクを大きくするためにaの状態より巻線に電流を多く流す必要があったため、モータ効率はaの状態よりbの状態の方が低くなっている。しかし、回転速度をN1より大きくすると、aの状態では弱め磁束制御を行うための電流が必要となり、回転速度の増大とともに必要な電流値が増大することでモータ効率が低下する。一方、bの状態は弱め磁束制御を行わずとも回転速度N2(N1<N2)までは回転速度を増大させることができる。そのため、回転速度N1と回転速度N2との間で、aの状態のモータ効率とbの状態のモータ効率とが逆転し、ある回転速度N3(N1<N3<N2)より大きい場合ではbの状態としたほうがモータ効率が高くなる。したがって、回転速度N3未満ではaの状態、回転速度N3より回転速度が大きい値ではbの状態となるように巻線の接続状態を切り替えると、それぞれの回転速度においてモータ効率が高くなるため好ましい。
次に、上記のように回転速度に応じて最高のモータ効率となるような巻線の接続状態を選択する方法について説明する。まず、回転速度の制御動作及び切り替え動作の概要について図5を用いて説明する。図5は回転速度の制御動作と巻線の接続状態の切り替え動作を示すフローチャートである。なお、この制御方法では上記の回転速度N3をしきい値として速度区分を設定し、回転速度N3より速度が大きい場合を高速回転、回転速度N3より速度が小さい場合を低速回転としている。また、巻線の接続状態はaの状態及びbの状態の2種類とし、これらの状態は図1〜図4で示したように、切り替え部3をaの状態及びbの状態としたときの巻線の接続状態とそれぞれ対応している。
図5に示すように、モータ駆動装置が動作を開始すると、まず初期設定を行う。この時、速度区分は低速回転、巻線の接続状態は回転速度に合わせてaの状態とし、終了フラグはOFFとする(ステップS101)。次に終了フラグの有無を確認するが(ステップS110)初期設定ではOFFであるので(NO)続いて終了命令の有無を確認する(ステップS111)。終了命令が出ている場合は(YES)、終了フラグをONにして(ステップS112)回転速度指令(ステップ102)に移行し、終了命令が出ていない場合は(ステップS111、NO)直接、回転速度指令(ステップ102)に移行する。まず、終了命令が出ていない場合について説明し、終了命令が出ている場合については後述する。
回転速度指令(ステップS102)では、モータ駆動装置の回転速度を指令値Saにするように指令を出し、次に、回転速度の実測値Sbの検出を行う(ステップS103)。さらに、実測値Sbとしきい値となる回転速度N3との大小比較を行うことで高速回転と低速回転とのどちらかの速度区分に分類する(ステップS104)。この判定結果である速度区分と巻線の接続状態とを比較し(ステップS105)、低速回転かつaの状態、または高速回転かつbの状態であれば(YES)、上記のようにモータ効率が最高となる組み合わせなので接続状態を切り替える必要がない。そのため、回転速度の実測値Sbをフィードバックして指令値Saと実測値Sbとの差分により駆動制御を行い(ステップS106)、終了フラグの有無の確認(ステップS110)に移行する。
しかし、速度区分と接続状態との比較(ステップS105)において、上記の場合以外である低速回転かつbの状態、または高速回転かつaの状態となった場合(NO)、上記のようにモータ効率が最高の状態ではないため、巻線の接続状態を切り替える必要が生じる。そこで、巻線の接続状態切り替え処理(ステップS107)に進み、速度区分が低速回転であった場合は巻線の接続状態をaの状態に切り替え、高速回転であった場合は巻線の接続状態をbの状態に切り替える。
そして、接続状態の切り替え(ステップS107)が終了するとモータ駆動装置の回転速度を検出し回転速度の実測値Sb´を得る(ステップS108)。その後、実測値Sb´をフィードバックして指令値Saと実測値Sb´との差分により駆動制御を行い(ステップS109)、終了フラグの有無の確認(ステップS110)に移行する。
このとき、終了フラグの有無の確認に移行してもフラグはOFFのままである(ステップS110、NO)。また、この次に終了命令の有無の確認(ステップS111)を行うが、終了命令が出ていないため、回転速度指令(ステップS102)に移行して、巻線の接続状態の切り替え処理や、モータ駆動装置の回転速度によるフィードバック制御(ステップS102〜S109)を行う。そして、終了フラグが無いことを確認し(ステップS110、NO)、さらに終了命令の有無の確認(ステップS111)を行う。以上のように、終了命令が出るまではこれらの動作を繰り返すこととなる。
次に、終了命令が出た場合について説明する。終了命令が出ると、終了命令の確認を行った後に(ステップS110、YES)、終了フラグをONにする処理を行う(ステップS112)。そして、回転速度指令(ステップS102)に移行して、巻線の接続状態の切り替え処理やモータ駆動装置の回転速度によるフィードバック制御(ステップS102〜S109)を行う。その後、フラグがONであることを確認した後に(ステップS110、YES)、回転速度の実測値Sb、Sb´がゼロかどうかの判定を行う(ステップS113)。ここで実測値Sb、Sb´がゼロであれば(YES)、モータ駆動装置の動作は終了する。しかし、実測値Sb、Sb´がゼロでなければ(NO)回転速度指令(ステップS102)に移行して、巻線の接続状態の切り替え処理やモータ駆動装置の回転速度によるフィードバック制御(ステップS102〜S109)を行う。その後、フラグがONであることを確認し(ステップS110、YES)、実測値Sb、Sb´の判定(ステップS113)に移行する。これらの動作を繰り返す内に、実測値Sb、Sb´の判定(ステップS113)において実測値Sb、Sb´がゼロになると(YES)、モータ駆動装置の動作を終了させる。
次に、図6を用いて図5に示した巻線の接続状態切り替え処理(ステップS107)について詳細に説明する。図6は、巻線の接続状態切り替え処理についてのフローチャートである。図5における巻線の接続状態切り替え処理(ステップS107)が開始されると、インバータは電圧の印加を停止する(ステップS21)。この時、インバータが電圧の印加を停止しても永久磁石同期モータは惰性で回転しており、その回転中に巻線の接続状態の切り替えを行い(ステップS22)、切り替えが終了した後に電圧の印加を再開し(ステップS23)、処理を終了する。
また、図5及び図6に示す巻線の接続状態切り替え動作について、図7を用いて従来例と本実施形態とを比較しつつ説明する。図7はaの状態かつ回転速度N3である状態から、bの状態かつ回転速度N2の状態にするときの回転速度と時間との関係を示したものであり、横軸に時間、縦軸に回転速度を示したグラフである。また、図7の(a)に本実施形態、図7の(b)に従来例を示している。まず、図7の(b)の従来例に示すように、aの状態からbの状態に切り替える間に永久磁石同期モータの回転を停止することとすると、停止状態から回転速度N2に至るまでbの状態で回転動作を行うこととなる。したがって、停止状態から回転速度N3までの間は電流を多量に消費し、モータ効率が低くなる。また、直接回転速度N3から回転速度N2まで加速せず、一旦停止状態にしてから加速しているため余分なエネルギーを消費している。
しかし、図7の(a)に示すように、本実施形態に係るモータ駆動装置によれば回転速度を落とさずにaの状態からbの状態に切り替えることができる。したがって、図8の(b)に示す従来例と比較して、回転速度N3から回転速度N2に至るまで最適な巻線を用いて最高のモータ効率で動作させることができ、停止した後に加速するという余分なエネルギーの消費もない。
さらに、図7の(b)に示す従来例では回転速度N3から回転速度N2に至るまでにモータ駆動装置を一旦停止状態にするため、切り替え動作の開始から回転速度N2に達するまで時間T1から時間T3までの時間がかかっている。しかし、図7の(a)に示すように、本実施形態に係るモータ駆動装置は回転速度を落とさずに接続状態の切り替えを行うため、回転速度N3から回転速度N2まで加速するだけでよく、時間T1から時間T2までの時間しかかからない。
また、図7の(a)に示すように、本実施形態に係るモータ駆動装置は接続状態の切り替えの際に回転速度を落としたり、停止したりすることがないので、このモータ駆動装置を備えた圧縮機駆動装置、さらにはこの圧縮機駆動装置を備えた空調・冷凍装置の動作も停止させることがない。したがって、例えば室内または冷蔵、冷凍庫内の温度を下げるためにモータ駆動装置を高回転にする必要が生じた場合において、モータ駆動装置の効率を保つために巻線の接続状態の切り替えを行ったとしても、切り替えによって空調・冷凍装置の動作を停止させないため、停止による室内及び庫内の温度の一時的な上昇を防ぐことができる。
また、本実施形態にかかるモータ駆動装置は、巻線の接続状態切り替え処理において、巻線の接続状態を切り替える前にインバータが印加する電圧を停止することとしている。これによりモータ駆動装置に過渡的な異常電圧がかかったり、巻線を切り替える装置にかかる電圧変動が大きくなり当該装置の寿命が短くなったりすることを防止することができる。さらに、切り替え時に生じるノイズや、回転速度の変動や騒音、振動を低減することができ、永久磁石同期モータの脱調を防ぐことができる。
また、回転速度の実測値Sb、Sb´をフィードバックして駆動制御を行うことにより、精度良く加速、減速を行うことが可能となる。
<第二の実施形態>
次に、本発明の第二の実施形態に係るモータ駆動装置について説明する。なお、第二の実施形態に係るモータ駆動装置の構成は、図1に示す第一の実施形態に係るモータ駆動装置の構成と同様であり、回転速度と巻線の接続状態の制御動作についても図5のフローチャートに示す動作と同様である。第二の実施形態と第一の実施形態とでは接続状態切り替え処理が異なり、この処理について図8及び図9を用いて詳細に説明する。図8は第二の実施形態に係るモータ駆動装置の巻線の接続状態切り替え処理のフローチャートであり、図5に示した巻線の接続状態切り替え処理(ステップS107)の詳細を示すものである。即ち、図8のフローチャートは第一の実施形態について説明した図6のフローチャートに相当するものである。なお、図8のフローチャートにおいて図6のフローチャートにおける動作ステップと同一の目的で行う動作ステップについては同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図8に示すように、本実施形態に係るモータ駆動装置の巻線の接続状態切り替え処理(図5に示すステップS107)では、処理を開始してインバータが印加する電圧を停止(ステップS21)したあとに、巻線を流れる電流値を検出することとしている(ステップS31)。このとき、巻線に電流が流れていれば(YES)、電流値の検出(ステップS31)をもう一度行い、電流が流れていない状態(NO)になるまで電流値の検出(ステップS31)を繰り返すこととする。電流値の検出(ステップS31)において電流が流れていない状態(NO)となったら巻線の接続状態の切り替えを行う(ステップS22)。そして電圧の印加を再開し(ステップS23)、処理を終了する。
次に、図9にこの一連の切り替え動作中の電圧及び電流の時間変化を示す。図9は、U、V、Wの三相のうち、いずれか一つの相に対応する巻線に印加される電圧及び電流の時間変化について示したグラフである。
図9に示すように、時間T4において印加電圧を停止すると(図8に示すステップS21)、巻線に印加される電圧は即座に停止する。しかし、電流は流れなくなるまでに僅かではあるが時間がかかり、特に、大きな電流が流れていた時ほど電流が流れなくなるまでの時間は長くなる。よって、巻線を流れる電流値の検出を行い(図8に示すステップS31)、時間T5からT6の間で電流の停止を確認して(図8に示すステップS31のNO)巻線の接続状態の切り替えを行うこととしている(図8に示すステップS22)。また、巻線の切り替え後の時間T6で電圧の印加を再開する(図9に示すステップS23)
また、電圧の印加を停止している時間中であっても、永久磁石同期モータは惰性により回転を継続している。そして、一連の切り替えに係る時間(図9に示すT4からT6の間)は僅かであるため、回転速度をほぼ変えることなく電圧の再印加をすることができる。
本実施形態は、第一の実施形態と同様に巻線の接続状態の切り替えの前にインバータが印加する電圧を停止することとしている。そして、本実施形態は第一の実施形態と異なり電圧の印加停止後にさらに巻線に流れる電流を検出し電流が流れていないことも確認している。そのため、モータ駆動装置に異常電流によるノイズが発生することを防ぐことができ、永久磁石同期モータの振動や脱調を防止することができる。
なお、電流の検出には例えば電流検出センサを用いてもよい。この場合、電流検出センサから得られた信号を制御部に備えられたマイクロコンピュータのA/D変換機能を用いてデジタル化し、この信号に基づいて切り替え部とインバータとを制御することとする。
<第三の実施形態>
次に、本発明の第三の実施形態に係るモータ駆動装置について説明する。なお、第三の実施形態に係るモータ駆動装置の構成は図1に示す第一の実施形態に係るモータ駆動装置の構成と同様であり、回転速度と巻線の接続状態の制御動作についても図5に示す動作と同様である。第三の実施形態と第一、第二の実施形態とでは接続状態切り替え処理が異なり、この処理の詳細について図10を用いて説明する。図10は第三の実施形態に係るモータ駆動装置の巻線の接続状態切り替え処理のフローチャートであり、図5に示した巻線の接続状態切り替え処理(ステップS107)の詳細を示すものである。また、図10は第一の実施形態について説明した図6のフローチャートや、第二の実施形態について説明した図8のフローチャートに相当するものである。なお、図10のフローチャートにおいて図6のフローチャートにおける動作ステップと同一の目的で行う動作ステップについては同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。
図10に示すように、本実施形態に係るモータ駆動装置の巻線の接続状態切り替え処理(図5に示すステップS107)では処理を開始してインバータが印加する電圧を停止(ステップS21)したあとに、所定時間が経過したかどうかの判定を行う(ステップS41)。この所定時間は電圧の印加を停止した後から電流が完全に流れなくなるまでの時間として予め設定されるものである。そして、所定時間の経過後、巻線の接続状態の切り替えを行い(ステップS22)、その後に電圧の印加を再開し(ステップS23)、処理を終了する。
この所定時間は、制御部に備えたマイクロコンピュータのタイマ機能を用いて計測する。また、所定時間のデータは実験を行うことにより確認し、あらかじめマイクロコンピュータに定数として設定しておく。
また、電圧の印加を停止している時間中であっても永久磁石同期モータは惰性により回転を継続している。そして、この所定時間及び接続状態の切り替えにかかる時間は僅かであるため、回転速度をほとんど低下させることなく、電圧を再印加することができる。
本実施形態は、第二の実施形態と同様に巻線の接続状態の切り替え時に電流が流れていないものとしている。しかし、本実施形態ではその電流の停止を所定時間の経過によって判断することとしている。そのため、巻線に流れる電流を検出するためのセンサ類を不要とし、モータ駆動装置の構成を簡略化することができる。
なお、この所定時間は印加電圧の停止直前にモータ駆動装置にかかっていた負荷に基づき可変とするものとしてもよい。特に、負荷が大きくなるほど巻線を流れる電流は大きくなり、完全に停止するまでの時間は長くなる。そのため、負荷が大きくなるほど所定時間が長くなるように設定するとよい。
なお、第一の実施形態〜第三の実施形態に係るモータ駆動装置において、巻線をインバータ2が供給する電圧のそれぞれの相に対して2個ずつとしていたが、さらに巻線を追加してもよいし、巻線を細分化することによって一つの相あたりの切り替え可能な巻線の数を増やしてもよい。巻線を増やした場合については、図11〜図14を用いて説明する。
まず、図11を用いて印加電圧の各相に対する巻線を3個ずつとした場合について説明する。図11は、印加電圧の各相に対する巻線を3個ずつとした場合のブロック図であり、第一の実施形態について説明した図1のブロック図に相当するものである。図11に示すように、インバータ2、制御部4、ステータ6、ロータ5及び導線U〜Wは、図1に示した第一の実施形態と同じ構成である。切り替え部3はスイッチSW4〜SW6を備え、スイッチSW4は導線Uが接続する端子Dと三個の接点d〜fとを備え、スイッチSW5は導線Vが接続する端子Eと三個の接点d〜fとを備え、スイッチSW6は導線Wが接続する端子Fと三個の接点d〜fとを備えている。また、一端がスイッチSW4〜SW6のそれぞれの接点dに接続し他端がそれぞれの接点eに接続する巻線U3〜W3と、一端が巻線U3〜W3のそれぞれの他端に接続し他端がスイッチSW4〜SW6のそれぞれの接点fに接続する巻線U2〜W2と、一端が巻線U2〜W2の他端に接続しそれぞれの他端が結線される巻線U1〜W1とをステータ6に備える。切り替え部3に備えられたスイッチSW4〜SW6は切り替え部3により同時かつ同様になるように切り替えられる。即ち、それぞれの接点dに接続する場合と、それぞれ接点eに接続する場合と、それぞれ接点fに接続する場合があり、以下において「dの状態」、「eの状態」及び「fの状態」とする。
また、図11に示すように切り替え部3がdの状態のとき、インバータ2から電圧を印加される巻線は、U相に対しては巻線U1〜巻線U3、V相に対しては巻線V1〜巻線V3、W相に対しては巻線W1〜巻線W3となる。切り替え部3がeの状態のときは、インバータ2から電圧を印加される巻線は、U相に対しては巻線U1及び巻線U2、V相に対しては巻線V1及び巻線V2、W相に対しては巻線W1及び巻線W2となる。切り替え部3がfの状態のときは、インバータ2から電圧を印加される巻線は、U相に対しては巻線U1、V相に対しては巻線V1、W相に対しては巻線W1となる。
次に、図12を用いて印加電圧の各相に対する巻線をn個ずつとした場合について説明する。図12は、印加電圧の各相に対する巻線をn個ずつとした場合のブロック図であり、第一の実施形態について説明した図1のブロック図や、印加電圧の各相に対する巻線を3個ずつとした場合について説明した図11のブロック図に相当するものである。図12は簡単のため、U相に対応する巻線(Un、Un−1、Un−2、…、U1)と、U相の電圧が印加される導線Uと、切り替え部3に備えたU相に対応するスイッチSW7と、スイッチSW7に備えられた導線Uと接続する端子Gとn個の接点(An、An−1、An−2、…、A1)とを示している。また、図示をしていないV相、W相に関してもU相と同様の構成になっている。
巻線(Un、Un−1、Un−2、…、U1)の接続状態について説明する。巻線Unは一端が接点Anに接続し、他端が接点An−1に接続する。また、巻線Un−1〜巻線U2の接続は同様であり、「巻線Un−xは一端が巻線Un−x+1の他端に接続し、他端が接点An−x−1に接続する。(xは1以上n−2以下)」を満たすものとなる。そして、巻線U1は、一端が巻線U2の他端に接続し、他端がV、W相においてU1と同様の接続関係にあるV1、W1のそれぞれの他端と結線される。
巻線の接続状態は、接点AnにスイッチSW7が接続しU1〜Unの巻線に電圧が印加される状態と、接点An−1にスイッチSW7が接続しU1〜Un−1の巻線に電圧が印加される状態と、…、接点A1にスイッチSW7が接続し巻線U1にのみ電圧が印加される状態」の合計n種類存在し、以下それぞれを、「Anの状態」、「An−1の状態」…、「A1の状態」とする。
また、図13を用いて回転速度とモータ効率との関係について説明する。図13は、巻線をn個ずつとした場合の回転速度とモータ効率についてのグラフであり、第一の実施形態について説明した図4のグラフに相当するものである。
図4で示したように、回転速度が低速の場合、ターン数が多い(巻線の接続数が多い)方が小さな電流でも大きなトルクを出すことができ、モータ効率を高くすることができる。例えば、モータ駆動装置の回転動作開始直後の場合、巻線のターン数が最も多いAnの状態が、モータ効率が最高となる状態である。
これに対し、永久磁石同期モータの回転が加速され回転速度が増大すると、回転速度に比例して誘起電圧が大きくなる。この誘起電圧の上昇を抑えるために弱め磁束制御を行うことが考えられるが、弱め磁束制御を行うために流す電流によってモータ効率が低下する。
また、弱め磁束制御の他に誘起電圧の上昇を抑える方法として、ターン数を減少させる方法が考えられる。この方法を用いた場合、誘起電圧の上昇は抑えられるがターン数が減少するためトルクも減少することになり、ターン数を減少させる前と同じトルクを出そうとすると、巻線に余分な電流を流す必要がある。
しかし、ある回転速度以上では、トルクの減少を補填するために流す電流の方が弱め磁束制御を行うために流す電流よりも小さくなり、ターン数を減少させた方がモータ効率を高くすることができる。したがって、ある回転速度をしきい値として、しきい値となる回転速度を超えた場合ではターン数を減らす(巻線の接続数を減らす)方法を採る方がよく、しきい値以下では弱め磁束制御を行う方がよい。
上記のしきい値となる回転速度について具体的に説明する。図13に示すように、例えばAnの状態とAn−1の状態については、それぞれの回転速度とモータ効率を表す曲線の交点となる回転速度M1がしきい値となる。回転速度がM1以下ではAnの状態の方がモータ効率が高く、M1以上ではAnの状態からターン数を減少させたAn−1の状態の方がモータ効率が高い。同様に、An−1の状態とAn−2の状態のしきい値となる回転速度はM2であり、An−2の状態とAn−3の状態のしきい値となる回転速度はM3であり、…、A2の状態とA1の状態のしきい値となる回転速度はMn−1である。また、これらのしきい値となる回転速度はn−1個存在する。
これらより、第一の実施形態で説明した場合と同様に、回転速度に応じた巻線の接続状態を選択することによってモータ効率が最高となるような制御を行うこととすると、以下のようになる。
モータ駆動装置の回転動作開始直後は速度M1以下なのでモータ効率が最高のAnの状態を選択し、回転速度がM1を超えたらモータ効率が最高となるAn−1の状態に切り替え、回転速度がM2を超えたらモータ効率が最高となるAn−2の状態に切り替え、…、回転速度がMn−2を超えたらモータ効率が最高となるA2の状態に切り替え、回転速度がMn−1以上となればモータ効率が最高となるA1の状態に切り替える。このように回転速度が増大するにつれターン数を逓減する制御を行うことで、巻線の接続状態を回転速度に応じた最適な接続状態に切り替えることができ、モータ効率を最高の状態とすることができる。
上記のモータ駆動装置の回転速度の制御動作と巻線の接続状態の切り替え動作を行う場合も、図5のフローチャートに示す方法と同様の方法で行う。ただし、図5に示す方法について巻線の接続状態や速度区分を上記の条件に適応させる必要があり、この条件に即したフローチャートを図14に示す。図14は、巻線をn個ずつにした場合の回転速度の制御動作及び巻線の接続状態の切り替え動作を示すフローチャートであり、図5と同様の動作ステップについては図面上一部省略した。また、図14のフローチャートにおいて、図5のフローチャートにおける動作ステップと同一の目的で行う動作ステップについては同一の符号を付してその詳細な説明については省略する。また、以下の説明においては図14と図5を用いる。
図14に示すように、モータ駆動装置の動作が開始されると、まず初期設定を行う(ステップS501、図5のステップS101に相当)。この時、モータ駆動装置は回転動作開始直後であるので、回転速度は最も遅い区分でありそれに合わせて巻線が最も多く接続されている状態とする。したがって、初期設定は「速度区分がM1以下、巻線の状態がAnの状態、終了フラグがOFF」とする。また、この初期設定(ステップS501)のあとの動作ステップである、終了命令の確認及び終了動作(ステップS110〜S113)、回転速度指令(ステップS102)は図5と同様であるため省略する。この後、回転速度の検出(ステップS103)が行われるが、これも図5に示すフローチャートと同様の動作ステップである。
回転速度の検出(ステップS103)の後に、速度区分の判定を行う(ステップS504、図5のステップS104に相当)。速度区分は、上記のようにしきい値が速度M1〜Mn−1であるため「M1以下、M1からM2の間、…、Mn−2からMn−1の間、Mn−1以上」とし、判定を行う。
この判定結果である速度区分と巻線の接続状態とを比較し(ステップS505、図5のステップS105に相当)、ある回転速度に対してモータ効率が最高となる巻線の接続状態が選択されているかどうか、即ち「速度区分M1以下かつ巻線がAnの状態、または、速度区分M1からM2の間かつ巻線がAn−1の状態、または、…、速度区分Mn−2からMn−1の間かつ巻線がA2の状態、または、速度区分Mn−1以上かつ巻線がA1の状態」の組み合わせになっているかどうかを判断する。これらに示す組み合わせとなる場合は(YES)モータ効率がその回転速度において最高であるので巻線の接続状態を切り替える必要がなく、回転速度の実測値Sbのフィードバックを行う(図5に示すステップS106、図14では省略)。したがって、この組み合わせ以外であれば(ステップS505、NO)、巻線の接続状態切り替え処理(ステップS507、図5のステップS107に相当)を行う。
巻線の接続状態の切り替え処理(ステップS507、図5のステップS107に相当)は、上記の巻線の接続状態と速度区分との比較(ステップS505)で示した組み合わせとなるように、速度区分に応じた巻線の接続状態を選択し、接続状態を切り替える。そして回転速度の実測値Sb´を検出(ステップS108)し、実測値Sb´をフィードバックする(図5に示すステップS109、図14では省略)。
また、接続状態の切り替え方法については、第一〜第三の実施形態で示した図6、図8及び図10のフローチャートに示すいずれの方法を用いてもよい。
このような構成及び動作とすることで、巻線の追加や細分化によって選択できる巻線の状態が増え、様々な回転速度に対しその都度最適な誘起電圧定数を選択することが可能となる。したがって、高いモータ効率を維持したまま、モータ駆動装置を動作させることができる。また、巻線の切り替えが多くても回転速度の低下がなく、円滑に切り替えることが可能である。
以上、本発明の第一〜第三の実施形態に係るモータ駆動装置について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。また、幅広い回転速度範囲で高効率にモータ駆動装置を動作させることができるため、電気自動車やハイブリット自動車といったモータ駆動される機器に用いることも可能である。
本発明は、モータ駆動装置を備えた圧縮機駆動装置を搭載した空調・冷凍装置において特に好適に利用可能である。
は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置の、構成を示すブロック図である。 は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置の、aの状態及びbの状態のそれぞれの構成を示すブロック図である。 は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置の、回転速度と印加電圧との関係を示すグラフである。 は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置の、回転速度とモータ効率との関係を示すグラフである。 は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置の、回転速度の制御動作及び巻線の接続状態の切り替え動作を示すフローチャートである。 は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置の、巻線の接続状態切り替え処理の詳細を示すフローチャートである。 は、本発明の第一実施形態に係るモータ駆動装置と従来例のモータ駆動装置との、巻線の接続状態切り替え処理にかかる時間と回転速度との関係を示すグラフである。 は、本発明の第二の実施形態に係るモータ駆動装置の、巻線の接続状態切り替え処理の詳細を示すフローチャートである。 は、本発明の第二の実施形態に係るモータ駆動装置の、巻線の接続状態切り替え処理における時間と電圧及び電流との関係を示すグラフである。 は、本発明の第三の実施形態に係るモータ駆動装置の、巻線の接続状態切り替え処理の詳細を示すフローチャートである。 は、本発明の第一〜第三の実施形態に係るモータ駆動装置の、印加電圧のそれぞれの相に対応する巻線を3個とした場合のブロック図である。 は、本発明の第一〜第三の実施形態に係るモータ駆動装置の、印加電圧のそれぞれの相に対応する巻線をn個とした場合のブロック図である。 は、本発明の第一〜第三の実施形態に係るモータ駆動装置の、印加電圧のそれぞれの相に対応する巻線をn個とした場合の回転速度とモータ効率との関係を示すグラフである。 は、本発明の第一〜第三の実施形態に係るモータ駆動装置の、印加電圧のそれぞれの相に対応する巻線をn個とした場合の回転速度の制御動作及び巻線の接続状態の切り替え動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 永久磁石同期モータ
2 インバータ
3 切り替え部
4 制御部
5 ロータ
6 ステータ
7 モータ駆動装置
U1 U相に対応する第一の巻線
U2 U相に対応する第二の巻線
U3 U相に対応する第三の巻線
V1 V相に対応する第一の巻線
V2 V相に対応する第二の巻線
V3 V相に対応する第三の巻線
W1 W相に対応する第一の巻線
W2 W相に対応する第二の巻線
W3 W相に対応する第三の巻線
U〜W 導線
SW1〜SW7 スイッチ
a・b、d〜f 接点
A〜G 端子
U1〜Un U相に対応する巻線
V1〜V3 V相に対応する巻線
W1〜W3 W相に対応する巻線
A1〜An 接点
N1〜N3 回転速度
M1〜Mn―1 回転速度
S101〜S113 ステップ
S21〜S23 ステップ
S31、S41 ステップ
S501、S504、S505、S507 ステップ
T1〜T6 時間
Sa 指令値
Sb、Sb´ 実測値

Claims (10)

  1. 複数の相の交流電圧を印加し前記交流電圧の周波数が可変であるインバータと、前記インバータが印加する前記交流電圧の各相に前記交流電圧が印加される巻線を有するステータと界磁を備えたロータとを備えた同期モータと、を備えるモータ駆動装置において、
    前記交流電圧の各相における前記巻線は直列に接続された複数の巻線で構成され、前記インバータから印加される前記交流電圧の一つの相の電圧が印加される端子と、前記複数の巻線の各端子と接続される複数の接点と、を備える前記交流電圧の各相に対して設けられた複数の多接点スイッチと、
    前記複数の多接点スイッチの接続を一括して同時に切り替え、前記多接点スイッチそれぞれの前記端子といずれか一つの前記接点とを選択的に接続して各相に備えられた前記巻線の接続状態を切り替える切り替え制御部と、を備え、
    前記同期モータの回転動作中に、前記多接点スイッチの切り替え動作を行うことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記インバータが電圧の印加を停止した後に、前記巻線の接続状態が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記巻線の接続状態が切り替えられるときに、前記巻線に電流が流れていないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記巻線に流れる電流量を検出する電流検出装置を備え、前記電流検出装置に検出された値に基づいて電流が流れていないことを確認することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記インバータの電圧の印加停止時から、所定時間が経過したことにより前記巻線に電流が流れていないことを確認することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記所定時間が、前記インバータの電圧の印加停止直前に前記モータ駆動装置にかかっていた負荷によって可変するものとし、前記負荷が重いほど前記所定時間が長くなることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記巻線の接続状態が切り替えられた直後に、前記インバータが電圧を印加することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  8. 前記インバータが印加する前記交流電圧の相ごとに直列に接続されたn個の前記巻線のうち、端部に配置される二つの巻線の一方を第一の巻線とし、他方を第二の巻線とし、前記第一の巻線及び前記第二の巻線以外のn−2個の巻線を第三の巻線とし、
    前記多接点スイッチが、直列接続された前記第一〜第三の巻線において二つの巻線が接続されることで形成されるn−1個の接続ノードに接続されたn−1個の接点と、前記第一の巻線の接続ノードを形成しない側の一端と接続される一個の接点と、によりn個の接点を備え、
    前記各相における前記第二の巻線の接続ノードを形成しない側の一端同士が結線されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のモータ駆動装置を備えたことを特徴とする圧縮機駆動装置。
  10. 請求項9に記載の圧縮機駆動装置を備えたことを特徴とする空調・冷凍装置。
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