JP5399097B2 - スイッチトリラクタンスモータ用制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置に関するものである。
図12に示すように、従来例のスイッチトリラクタンスモータ装置5000は、スイッチトリラクタンスモータ2000と、スイッチトリラクタンスモータ2000に制御電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1000とを備える。
スイッチトリラクタンスモータ2000は、ステータ2001と、ステータ2001に対し回転自在に配置されたロータ2003とを備え、ステータ2001は、複数の突極2002aを有するステータコア2002と、突極2002aに巻装されたU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)とを備える。
スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1000は、回転位置検出装置2と、電流値検出装置(3u、3v、3W)と、パワー回路部1100と、スイッチ制御装置SCとを備える。回転位置検出装置2は、スイッチトリラクタンスモータ2000に取り付けられ、ロータ2003の回転の回転位置を検出し、回転位置に対応する回転位置信号を出力する。また、電流値検出装置(3u、3v、3w)は、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)の一端(Ua、Va、Wa)にそれぞれ配置され、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1000からスイッチトリラクタンスモータ2000に供給される電流の電流値を検出し、電流値に対応する電流値信号を出力する。
パワー回路部1100は、第1のHブリッジ回路1200と、第2のHブリッジ回路1300と、第3のHブリッジ回路1400とを備える。第1のHブリッジ回路1200は、直流電源BTの正極(+)とU相の電気巻線Uの一端Uaとの間に接続され、直流電源BTの正極(+)とU相の電気巻線Uの一端Uaとの間の電流の流れを許容または禁止する第1の半導体スイッチ素子S1Hと、U相の電気巻線Uの一端Uaと直流電源BTの陰極(−)との間に接続され、直流電源BTの陰極(−)からU相の電気巻線Uへの電流の流れを許容するダイオードD11と、直流電源BTの正極(+)とU相の電気巻線Uの他端Ubとの間に接続され、U相の電気巻線Uから直流電源BTの正極(+)への電流の流れを許容するダイオードD12と、U相の電気巻線Uの他端Ubと直流電源BTの陰極(−)との間に接続され、U相の電気巻線Uの他端Ubと直流電源BTの陰極(−)との間の電流の流れを許容または禁止する第2の半導体スイッチ素子S1Lとを備える。
同様に、第2のHブリッジ回路1300は、第1の半導体スイッチ素子S2Hと、ダイオードD21と、ダイオードD22と、第2の半導体スイッチ素子S2Lとを備え、第3のHブリッジ回路1400は、第1の半導体スイッチ素子S3Hと、ダイオードD31と、ダイオードD32と、第2の半導体スイッチ素子S3Lとを備え、第1のHブリッジ回路1200と相等しい構成である。
スイッチ制御装置SCは、回転位置検出装置2、電流値検出装置(3u、3v、3w)ならびにパワー回路部1100に備わる第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に接続される。そして、予め定められたタイミングでU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に制御電流を供給するため、回転位置検出装置2から供給される回転位置信号に基づき、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に制御信号を供給する。なお、このとき、電流値検出装置(3u、3v、3w)から供給される電流値信号に基づき、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に供給される制御電流の電流値が、目標電流値Irと一致するように、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に制御信号は供給される。
次に、スイッチ制御装置SCから第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に供給される制御信号
について、図13に基づき説明する。
図12に示されるスイッチ制御装置SCは、回転位置信号に基づき、上記の制御信号を供給する第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)を選択的に順次切り替える。
図13においては、上記の回転位置信号に基づき、時刻T0から時刻T1においては、第1のHブリッジ1200に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)に制御信号が供給され、時刻T1から時刻T2においては、第3のHブリッジ1400に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S3H、S3L)に制御信号が供給され、時刻T2から時刻T3においては、第2のHブリッジ1300に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S2H、S2L)に制御信号が供給される。そして、時刻T3から時刻T4においては、再度、第1のHブリッジ1200に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)に制御信号が供給される。
第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)において、上記のように制御信号が選択的に供給されている第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)には、制御信号としてオン信号およびオフ信号が交互に出力されるパルス幅変調信号(PWM信号)が供給され、一方、制御信号が選択的に供給されている第2の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)には、制御信号として常時オン信号が供給される。
このように、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)には、制御信号としてパルス幅変調信号(PWM信号)を供給し、このPWM信号のデューティ値を調整することにより、U相、V相およびW相に流れる電流の電流値と目標電流との一致が図られる。なお、このようにU相、V相およびW相に流れる電流を制御する一方の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)には、PWM信号を供給し、他方の半導体スイッチ素(S1L、S2L、S3L)には、常時オン信号を供給する制御は、ソフトチョッピング制御といわれている。
図15および図16に、上記のソフトチョッピング制御が実行されるときに、U相の電気巻線Uおよびパワー回路部1100を流れる電流について示す。図14は、図13にて時刻Taのとき、すなわち、第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)にともにオン信号が供給されるときにU相の電気巻線Uおよびパワー回路部1100を流れる電流について示す。また、図15は、図13にて時刻Tbのとき、すなわち、第1の半導体スイッチ素子(S1H)にオフ信号が供給され、第2の半導体スイッチ素子S1Lにオン信号が供給されるときにU相の電気巻線Uおよびパワー回路部1100を流れる電流について示す。
図14に示すように、第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)にともにオン信号が供給されるときは、直流電源BTの陽極(+)から順次、第1の半導体スイッチ素子S1H、U相の電気巻線U、第2の半導体スイッチ素子S1L、直流電源BTの陰極(−)へと流れ、直流電源BTからU相の電気巻線Uに電流が供給される。なお、このように、直流電源BTからU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に電流が供給される状態を、供給モードとする。
図15に示すように、第1の半導体スイッチ素子(S1H)にはオフ信号が供給され、第2の半導体スイッチ素子(S1L)にオン信号が供給されるときは、直流電源BTから、U相の電気巻線Uへの電流の供給はなされず、供給モードでU相の電気巻線Uに供給された電流は、U相の電気巻線Uから順次、第2の半導体スイッチ素子S1L、ダイオードD11、U相の電気巻線Uへと還流する。なお、このように、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)を還流する電流が流れる状態を、還流モードとする。
上記のように、従来例のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1000では、上記の供給モードにおける通電時間をPWM信号のデューティ値により調整するとともに、供給モードと還流モードとを繰り返すことにより、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)を流れる電流を、目標電流に一致ないしは近づける制御がなされる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−274569号公報
図16および図18には、スイッチトリラクタンスモータ2000を原動機として搭載した車両Vが示される。図16では、車両Vは前進方向に進んでおり、車両Vに搭載されたスイッチトリラクタンスモータ2000に備えられたロータ2003は、予め定められた指定方向E、すなわち、車両Vを前進方向に進める回転方向と同一の順方向Cに回転している。一方、図18では、車両Vは登り坂に停車した状態から後退方向に進んでおり、スイッチトリラクタンスモータ2000に備えられたロータ2003は、予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転している。
図17は、図16に示すようにロータ2003が、予め定められた指定方向Eと同一の順方向Cに回転しているときの第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L、S2H、S2L、S3H、S3L)のオンオフ動作と、そのときにU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)について示される。
図17に示すように、ロータ2003が予め定められた指定方向Eと同一の順方向Cに回転しているときは、上記のように供給モードにおける通電時間をPWM信号のデューティ値により調整するとともに、供給モードと還流モードとを繰り返すことにより、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)を流れる電流(Iu,Iv、Iw)の電流値は、目標電流値Irに一致ないしは近づけることができる。
図19は、図18に示すようにロータ2003が、予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転しているときの第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L、S2H、S2L、S3H、S3L)のオンオフ動作と、そのときにU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)について示される。
図19に示すように、ロータ2003が予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転しているときは、U相、V相またはW相の電気巻線(U、V、W)に逆起電力が生じる。そのため、上記のように供給モードにおける通電時間をPWM信号のデューティ値を小さくするとともに、供給モードと還流モードとを繰り返したとしても、ロータ2003が逆方向Rに回転し、その回転速度が速い場合には、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値を目標電流値Irに一致させることはできず、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値は目標電流値Irを大きく超えてしまうことがある。
このように、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値が目標電流値Irを大きく超えてしまうと、パワー回路部1100に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L、S2H、S2L、S3H、S3L)等の回路素子を破損させてしまうことがある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ロータが予め定められた指定方向と反対の逆方向に回転しているときでも、U相、V相またはW相の電気巻線に流れる電流の電流値を目標電流値に一致または近づけることができるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置は、電気巻線が備えられたステータと、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータとを有するスイッチトリラクタンスモータの前記電気巻線に、直流電源からの電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置において、前記ロータの回転の回転数を検出し、前記回転数に対応する回転数信号を出力する回転位置検出装置と、前記直流電源の一の極と前記電気巻線の一端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記電気巻線の一端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第1の半導体スイッチ素子と、前記電気巻線の一端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記直流電源の他の極から前記電気巻線への電流の流れを許容するダイオードと、前記直流電源の前記一の極と前記電気巻線の他端との間に接続され、前記電気巻線から前記直流電源の前記一の極への電流の流れを許容するダイオードと、前記電気巻線と前記直流電源の前記他の極との間に接続され、前記電気巻線の前記一端と前記直流電源の前記他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第2の半導体スイッチ素子とを備えるHブリッジ回路と、前記電気巻線に流れる電流の電流値を検出し、前記電流値に対応する電流値信号を出力する電流値検出装置と、前記回転位置検出装置と、前記Hブリッジ回路に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子と、前記電流値検出装置に接続され、前記第1および第2の半導体スイッチ素子に制御信号を供給するスイッチ制御装置を備え、前記スイッチ制御装置は、前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータが指定方向に回転していると判断される場合、または、指定方向と反対の方向に予め定められた第1の回転数未満で回転していると判断される場合に、前記第1または第2の半導体スイッチ素子のいずれか一方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを許容するオン信号を供給し、前記第1または第2の半導体スイッチ素子のいずれか他方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するソフトチョッピングモードで動作し、前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータの回転が指定方向と反対の方向に前記予め定められた第1の回転数以上で回転していると判断されるとともに、前記電流値検出装置から供給される電流値信号により、前記電気巻線に流れる電流の電流値が予め定められた電流値を超えると判断される場合に、前記第1および第2の半導体スイッチ素子に対して、ともに略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するハードチョッピングモードで動作することを特徴とする。
本発明によれば、指定方向と反対の方向に予め定められた第1の回転数以上でロータが、回転していると判断されるとともに、電気巻線に流れる電流の電流値が予め定められた電流値を超えると判断される場合に、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置に備えられているスイッチ制御装置はハードチョッピングモードで動作する。そして、スイッチ制御装置からHブリッジ回路に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子に対し、略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号が供給される。
スイッチ制御装置がハードチョッピングモードで動作することにより、Hブリッジ回路の第1および第2の半導体スイッチ素子は、略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止する動作を行い、U相、V相またはW相に供給される電流を直流電源に回生することができる。そして、U相、V相またはW相に供給される電流を直流電源に回生することにより、スイッチトリラクタンスモータのステータに備わるU相、V相またはW相の電気巻線に流れる電流の電流値を目標電流値に一致または近づけることができる。
本発明の第1の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態において供給モードのときに直流電源からU相の電気巻線に流れる電流を説明する図である。 本発明の第1の実施形態において回生モードのときにU相の電気巻線から直流電源に流れる電流を説明する図である。 本発明の第1の実施形態の他のバリエーションにおけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置のブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置のブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態の他のバリエーションにおけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置のブロック図である。 従来例におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置のブロック図である。 従来例におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子の動作を示すタイミングチャートである。 従来例において供給モードのときに直流電源からU相の電気巻線に流れる電流を説明する図である。 従来例において還流モードのときにU相の電気巻線に流れる電流を説明する図である。 従来例においてロータが指定方向と同一の順方向に回転する様子を説明する図である。 従来例においてロータが順方向に回転するときに電気巻線に流れる電流を説明するタイミングチャートである。 従来例においてロータが指定方向と反対の逆方向に回転する様子を説明する図である。 従来例においてロータが逆方向に回転するときに電気巻線に流れる電流を説明するタイミングチャートである。
次に、この発明の第1の実施形態のスイッチトリラクタンスモータ装置500を図1に基づいて説明する。図1に示すように、第1の実施形態のスイッチトリラクタンスモータ装置500は、スイッチトリラクタンスモータ200と、スイッチトリラクタンスモータ200に制御電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1とを備える。なお、本実施形態のスイッチトリラクタンスモータ装置500は、車両(図示せず)に搭載され、スイッチトリラクタンスモータ200は、車両の駆動用の原動機として用いられる。
スイッチトリラクタンスモータ200は、ステータ201と、ステータ201に対し回転自在に配置されたロータ203とを備え、ステータ201は、複数の突極202aを有するステータコア202と、突極202aに巻装されたU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)とを備える。
スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、回転位置検出装置2と、電流値検出装置(3u、3v、3w)と、パワー回路部10と、スイッチ制御装置20とを備える。回転位置検出装置2は、スイッチトリラクタンスモータ200に取り付けられ、ロータ203の回転の回転位置を検出し、回転位置に対応する回転位置信号を出力する。また、電流値検出装置(3u、3v、3w)は、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)の一端(Ua、Va、Wa)にそれぞれ配置され、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1からスイッチトリラクタンスモータ200に供給される電流の電流値を検出し、電流値に対応する電流値信号を出力する。
パワー回路部10は、直流電源BTおよびキャパシタCAに接続されるとともに、第1のHブリッジ回路11と、第2のHブリッジ回路12と、第3のHブリッジ回路13とを備える。なお、キャパシタCAは、直流電源BTからパワー回路部10に供給される電流を平滑化し、ノイズを除去するためにパワー回路部10に接続される。
第1のHブリッジ回路11は、直流電源BTの正極(一の極)(+)とU相の電気巻線Uの一端Uaとの間に接続され、直流電源BTの正極(+)とU相の電気巻線Uの一端Uaとの間の電流の流れを許容または禁止する第1の半導体スイッチ素子S1Hと、U相の電気巻線Uの一端Uaと直流電源BTの陰極(他の極)(−)との間に接続され、直流電源BTの陰極(−)からU相の電気巻線Uへの電流の流れを許容するダイオードD11とを備える。
さらに、第1のHブリッジ回路11は、直流電源BTの正極(+)とU相の電気巻線Uの他端Ubとの間に接続され、U相の電気巻線Uから直流電源BTの正極(+)への電流の流れを許容するダイオードD12と、U相の電気巻線Uの他端Ubと直流電源BTの陰極(−)との間に接続され、U相の電気巻線Uの他端Ubと直流電源BTの陰極(−)との間の電流の流れを許容または禁止する第2の半導体スイッチ素子S1Lとを備える。
同様に、第2のHブリッジ回路12は、第1の半導体スイッチ素子S2Hと、ダイオードD21と、ダイオードD22と、第2の半導体スイッチ素子S2Lとを備え、第3のHブリッジ回路13は、第1の半導体スイッチ素子S3Hと、ダイオードD31と、ダイオードD32と、第2の半導体スイッチ素子S3Lとを備え、第1のHブリッジ回路11と相等しい構成である。
スイッチ制御装置20は、回転位置検出装置2、電流値検出装置(3u、3v、3w)ならびにパワー回路部10に備わる第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)および第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に接続され、回転位置検出部21と、第1の通電信号出力部22と、電流検出部23と、電流指令部24、電流比較部25、PWM出力部26と、第2の通電信号出力部27と、選択モジュール部40とを備える。
回転位置検出部21は、スイッチトリラクタンスモータ200に取り付けられた回転位置検出装置2に接続されており、回転位置検出装置2から供給される回転位置信号に基づき、第1から第3のHブリッジ回路(11、12、13)への制御信号の切替を通知する切替信号を形成し、出力する。
第1の通電信号出力部22は、回転位置検出部21に接続されており、回転位置検出部21から供給される切替信号に基づき、(1)第1のHブリッジ回路11に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)に制御信号を供給するタイミングを通知する第1のタイミング信号M1、(2)第2のHブリッジ回路12に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S2H、S2L)に制御信号を供給するタイミングを通知する第2のタイミング信号M2、および(3)第3のHブリッジ回路13に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S3H、S3L)に制御信号を供給するタイミングを通知する第3のタイミング信号M3を形成し、出力する。
電流検出部23は、U相、V相およびW相の電流検出素子(3u、3v、3w)に接続されており、U相、V相およびW相の電流検出素子(3u、3v、3w)から供給される電流値信号に基づき、スイッチトリラクタンスモータ200に備わるU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる巻線電流の電流値Iを演算し、出力する。
電流指令部24は、外部から供給される目標電流値Irを出力し、電流比較部25は、電流検出部23および電流指令部24に接続されており、電流検出部23から供給される巻線電流の電流値Iと電流指令部24から供給される目標電流値Irとを比較し、その差異を偏差信号Δとして出力する。
PWM出力部26は、電流比較部25に接続されており、電流比較部25から出力される偏差信号Δに基づき、予め定められたキャリア周波数で周期的にオンオフするPWM信号のデューティ値を演算し、演算されたデューティ値のPWM信号を出力する。
第2の通電信号出力部27は、第1の通電信号出力部22およびPWM出力部26に接続されており、第1の通電信号出力部22から供給される第1、第2および第3のタイミング信号に、PWM出力部26から供給されるPWM信号を合成させる処置がなされ、この処置された第1のPWM信号P1、第2のPWM信号P2および第3のPWM信号P3を出力する。
上記の第2の通電信号出力部27は、第1から第3のHブリッジ回路(11、12、13)に備えられた第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)に接続されており、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)に、それぞれ第1のPWM信号P1、第2のPWM信号P2および第3のPWM信号P3を供給する。
次に、上記の選択モジュール40の構成および動作について説明する。選択モジュール40は、回転速度検出部28と、電流閾値メモリ29、第1および第2の回転閾値メモリ(30、31)、動作モード判別部32、並びに出力切替部33とを備える。
回転速度検出部28は、回転位置検出部21に接続されており、回転位置検出部21から供給される切替信号に基づき、スイッチトリラクタンスモータ200に備わるロータ203の回転速度を演算し、回転速度に対応する回転速度信号を出力する。
電流閾値メモリ29には、予め定められた電流閾値Isが記憶されており、第1の回転閾値メモリ30には、予め定められた第1の回転数信号N1が記憶されており、第2の回転閾値メモリ31には、予め定められた第2の回転数信号N2が記憶されておる。なお、第2の回転数N2は、第1の回転数よりも小さく設定されている(N2<N1)。
動作モード判別部32は、回転速度検出部28、電流検出部23、電流閾値メモリ29、第1および第2の回転閾値メモリ(30、31)に接続されている。そして、回転速度検出部28から回転速度信号が供給され、電流検出部23から電流値信号が供給されるとともに、電流閾値メモリ29から電流閾値信号Is、第1および第2の回転閾値メモリ(30、31)から第1および第2の回転数信号(N1、N2)がそれぞれ供給される。
次に、動作モード判別部32の基本動作について説明する。上記のように、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ装置500は、車両(図示せず)に搭載され、スイッチトリラクタンスモータ装置500に備わるスイッチトリラクタンスモータ200は、車両の駆動用の原動機として用いられる。この車両が、図18と同様に登り坂に停車した状態から後退方向に進み、スイッチトリラクタンスモータ200に備えられたロータ203が、予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転し、予め定められた所定の条件が成立した場合に、動作モード判別部32は動作する。
動作モード判別部32は、回転速度検出部28から供給される回転速度信号が、第1の回転閾値メモリ30から供給される第1の回転数信号N1以上となり、かつ、電流検出部23から供給される電流値信号が電流値閾値信号Isを超えたと判断された場合には、ハードチョッピング開始信号を出力する。そして、ハードチョッピング信号を出力した後に、回転速度検出部28から供給される回転速度信号が、第2の回転速度信号N2以下となったと動作モード判別部32にて判断された場合には、ハードチョッピング停止信号を出力する。
次に、選択モジュール部40に備わる出力切替部33について説明する。出力切替部33は、第1の通電信号出力部22、第2の通電信号出力部27および動作モード判別部32に接続されており、第1の通電信号出力部22から第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が供給され、第2の通電信号出力部27から第1から第2のPWM信号(P1、P2、P3)が供給されるとともに、動作モード判別部32からハードチョッピング開始信号またはハードチョッピング停止信号が供給される。
出力切替部33に動作モード判別部32からハードチョッピング開始信号が供給されるまでは、出力切替部33では、第1の通電信号出力部22から供給される第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が選択され、第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が出力される。また、動作モード判別部32からハードチョッピング開始信号が供給されると、出力切替部33では、第2の通電信号出力部27から供給される第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が選択され、第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が出力される。そして、動作モード判別部32からハードチョッピング停止信号が供給されると、出力切替部33では、再度、第1の通電信号出力部22から供給される第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が選択され、第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が出力される。
出力切替部33は、第1から第3のHブリッジ回路に備わる第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に接続されており、出力切替部33から第1から第3のHブリッジ回路に備わる第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に、出力切替部33にて選択されて出力される第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)または第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される。
上記に記すように、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1が、動作モード判別部32からハードチョッピング開始信号が出力され、その後、ハードチョッピング停止信号が出力される前の状態であり、出力切替部33から第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される状態である場合を、本発明では、ハードチョッピングモードという。一方、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1が、動作モード判別部32からハードチョッピング開始信号が出力されない、または、ハードチョッピング停止信号が出力された後の状態であり、出力切替部33から第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)に第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が供給される状態である場合を、本発明では、ソフトチョッピングモードという。なお、ハードチョッピングモードとソフトチョッピングモードの内容については、後述する。
次に、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作について、図2から図6に基づき説明する。図2は、主に動作モード判別部32で実行される処理をフローチャートで示したものである。
同図に示すように、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1での処置が開始されると(S101)、まず、回転速度検出部28で、スイッチトリラクタンスモータ200に備わるロータ203の回転速度が演算され、回転速度に対応する回転速度信号を出力が出力される(S102)。その回転速度信号が供給される動作モード判別部32では、現在、ソフトチョッピングモードであるか否か判断される(S103)。
ソフトチョッピングモードであるか否か判断された結果、ソフトチョッピングモードであると判断された場合は、動作モード判別部32では、回転速度検出部28から供給される回転速度信号が第1の回転数信号N1以上であるか否か判断される(S104)。
回転速度信号が第1の回転数信号N1以上であると判断された場合には、電流検出部23にて検出されるスイッチトリラクタンスモータ200に供給される電流の電流値に対応する電流値信号(S105)と、電流閾値メモリ29から供給される電流閾値Irとを比較する(S106)。一方、回転速度信号が第1の回転数信号N1未満であると判断された場合には、処理がリターンされる(S110)。
電流値信号Iと電流閾値Irとを比較した結果、電流値信号Iが電流閾値Ir以上であると判断された場合には、動作モード判別部32は、ハードチョッピング開始信号を出力し、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、ハードチョッピングモードとなる(S107)。一方、電流値信号が電流閾値Ir未満であると判断された場合には、処理がリターンされる(S110)。
上記の処理S103にて、ソフトチョッピングモードであるか否か判断した結果、現在、ハードチョッピングモードでありソフトチョッピングモードでないと判断された場合には、動作モード判別部32では、回転速度検出部28から供給される回転速度信号が第2の回転数信号N2以上であるか否か判断される(S108)。
その結果、回転速度信号が第2の回転数信号N2未満であると判断された場合には、動作モード判別部32は、ハードチョッピング開始停止を出力し、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、ソフトチョッピングモードとなる(S107)。一方、回転速度信号が第2の回転数信号N2以上であると判断された場合には、処理がリターンされる(S110)。
図3および図4に示すタイミングチャートに基づき、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作について説明する。図3に示すように、時刻Tmまでは、ロータ203が、予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転しているが、回転速度検出部28から供給される回転速度信号が、第1の回転速度信号N1未満である。また、時刻Tmにおいて回転速度信号が、第1の回転速度信号N1以上となるが、時刻Tnまでは、電流値信号Iが電流閾値Ir未満である。そのため、時刻T0から時刻Tnまでは、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、ソフトチョッピングモードで動作する。
時刻Tnにおいて、回転速度信号が、第1の回転速度信号N1以上となるとともに、電流値信号Iが電流閾値Ir以上となる。そのため、時刻Tn以降は、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、ハードチョッピングモードで動作する。
次に、ソフトチョッピングモードおよびハードチョッピングモードについて説明する。ソフトチョッピングモードでは、従来例として図14および図15にて説明したのとの同様に、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)には、それぞれ第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される。一方、第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)には、それぞれ第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)が供給される。そのため、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)は、予め定められたキャリア周波数で周期的にオンオフ動作するが、第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)は、予め定められたキャリア周波数で周期的にオンオフ動作しない。そのため、図14および図15に示すのと同様に、供給モードと還流モードが繰り返し行われる。
ハードチョッピングモードでは、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)のみならず第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)にも、それぞれ第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が同じタイミングで供給される。そのため、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)のみならず第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)も、予め定められたキャリア周波数で周期的にオンオフ動作する。
上記のように第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)にも第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)と同じタイミングで第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給されるため、第1の半導体スイッチ素子(S1H、S2H、S3H)と第2の半導体スイッチ素子(S1L、S2L、S3L)は、同じタイミングでオンオフ動作する。そのときのスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作を図5および図6に基づき説明する。
図5は、図3にて時刻Tiにおけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作を示す。時刻Tiにおいては、図5に示すのと同様にスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は供給モードで動作する状態である。第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)にともにオン信号が供給されると、直流電源BTの陽極(+)から順次、第1の半導体スイッチ素子S1H、U相の電気巻線U、第2の半導体スイッチ素子S1L、直流電源BTの陰極(−)へと流れ、直流電源BTからU相の電気巻線Uに電流が供給される。なお、このように、直流電源BTからU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に電流が供給される。
一方、図6は、図3にて時刻Tjにおけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作を示す。時刻Tjにおいては、第1の半導体スイッチ素子(S1H)とともに第2の半導体スイッチ素子(S1L)にもスイッチ制御装置20からオフ信号が供給されたときのスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作する状態である。第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)にオフ信号が供給され、第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)がオフされると、直流電源BTの陰極(−)から順次、ダイオードD11、U相の電気巻線U、ダイオードD12、直流電源BTの陽極(+)への電気回路が形成される。このように電気回路が形成されると、上記の供給モードでU相の電気巻線Uへ供給された電流は、ダイオードD12を介して直流電源BTに回生される。このように、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に供給された電流が直流電源BTに回生される状態を、回生モードという。
本実施の形態では、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値が電流閾値Is以上となったときに、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1が上記のハードチョッピングモードで動作する。このように、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1が上記のハードチョッピングモードで動作し、供給モードと回生モードを繰り返して実行することにより、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に供給された電流を直流電源BTに回生することができる。
そのため、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値を低減させることができ、パワー回路部1100に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L、S2H、S2L、S3H、S3L)等の回路素子を破損させてしまうことがない。そして、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値を目標電流値Irに一致させることができる。
次に、図4に基づき、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作が、ハードチョッピングモードからソフトチョッピングモードに変更される状態について説明する。図3にて示すように、ロータ203が逆方向Rに回転し、第1の回転信号N1を超えた後に、時刻Tkにおいて、ロータ203の回転速度が第2の回転信号N2未満となる。このように、ロータ203の回転速度が第2の回転信号N2未満となると、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作は、ハードチョッピングモードからソフトチョッピングモードに変更される。
上記のように、第2の回転信号N2は、第1の回転信号N1より小さい値に設定されており、ロータ203の回転速度が第2の回転信号N2未満となった場合には、ソフトチョッピングモードの場合でも、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値が小さく抑えられ、目標電流値Irと一致させることができる。
さらに、ハードチョッピングモードの場合には、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)が第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)のキャリア周波数と略同一の周波数で変動が大きくなってしてしまい、その結果、スイッチトリラクタンスモータ装置500全体としての入出力効率が低減する。
それに対し、ソフトチョッピングモードの場合では、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)が、上記のキャリア周波数と略同一の周波数での変動が小さく、スイッチトリラクタンスモータ装置500全体としての入出力効率を向上させることができる。
次に、図7に基づき、この発明の第1の実施形態の他のバリエーションのスイッチトリラクタンスモータ装置501について説明する。スイッチトリラクタンスモータ装置501におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、上記に示したスイッチトリラクタンスモータ装置500に比してパワー回路部10に対して、パワー回路部100のみが異なる。そのため、以下ではパワー回路部100についてのみ説明し、その他の部分については説明を省略する。
パワー回路部100は、それぞれ直流電源BTに接続された第1から第4のハーフブリッジ回路(101、102、103、104)を備えている。また、第1から第4のハーフブリッジ回路(101、102、103、104)は、それぞれ並列に接続されている。
第1のハーフブリッジ回路101は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S1、S2)を備えており、半導体スイッチ素子S1は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S2は直流電源BTの陰極(−)に接続される。同様に、第2のハーフブリッジ回路102は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S3、S4)を備えており、半導体スイッチ素子S3は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S4は直流電源BTの陰極(−)に接続される。また、第3のハーフブリッジ回路103は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S5、S6)を備えており、半導体スイッチ素子S5は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S6は直流電源BTの陰極(−)に接続される。そして、第4のハーフブリッジ回路104は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S7、S8)を備えており、半導体スイッチ素子S7は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S8は直流電源BTの陰極(−)に接続される。
U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)の一端(Ua、Va、Vb)は互いに中性点Nにて接続されており、中性点Nは第1のハーフブリッジ回路101の接続点aに接続される。また、U相の電気巻線の他端Ubは、第2のハーフブリッジ回路102の接続点bに接続され、V相の電気巻線の他端Vbは、第3のハーフブリッジ回路103の接続点cに接続され、W相の電気巻線の他端Wbは、第4のハーフブリッジ回路104の接続点dに接続される。
第2の通電信号出力部27は、第2から第4のハーフブリッジ回路(102、103、104)に備わる半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)にそれぞれ接続されており、半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)には、第2の通電信号出力部27から第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される。
一方、出力切替部33は、第1のハーフブリッジ回路101に備わる半導体スイッチ素子(S1、S2)にそれぞれ接続されており半導体スイッチ素子(S1、S2)には、出力切替部33から第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)または第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される
上記では、第2から第4のハーフブリッジ回路(102、103、104)に備わる半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)に第2の通電信号出力部27がそれぞれ接続され、第1のハーフブリッジ回路101に備わる半導体スイッチ素子(S1、S2)に出力切替部33がそれぞれ接続されているが、これに限定されない。すなわち、第2から第4のハーフブリッジ回路(102、103、104)に備わる半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)に出力切替部33がそれぞれ接続され、第1のハーフブリッジ回路101に備わる半導体スイッチ素子(S1、S2)に第2の通電信号出力部27がそれぞれ接続されてもよい。
次に、この発明の第2の実施形態のスイッチトリラクタンスモータ装置502を図8に基づいて説明する。スイッチトリラクタンスモータ装置502におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、第1の実施形態のスイッチトリラクタンスモータ装置50に比して選択モジュール部40に対して、選択モジュール部41のみが異なる。そのため、以下では主に選択モジュール部41について説明し、その他の部分については説明を省略する。
選択モジュール41は、回転速度検出部28と、電流閾値メモリ34、回転閾値メモリ35、動作モード判別部36、および出力切替部33とを備える。
回転速度検出部28は、回転位置検出部21に接続されており、回転位置検出部21から供給される切替信号に基づき、スイッチトリラクタンスモータ200に備わるロータ203の回転速度を演算し、回転速度に対応する回転速度信号を出力する。
電流閾値メモリ34には、予め定められた電流閾値Isが記憶されており、回転閾値メモリ35には、予め定められた第3の回転数信号N3が記憶されている。
動作モード判別部36は、回転速度検出部28、電流検出部23、電流閾値メモリ34、回転閾値メモリ35、および回転位置検出部21に接続されている。そして、動作モード判別部36には、回転速度検出部28から回転速度信号が供給され、電流検出部23から電流値信号が供給されるとともに、電流閾値メモリ34から電流閾値信号Is、回転閾値メモリ35から第3の回転数信号N3がそれぞれ供給されるとともに、回転位置検出部21から切替信号が供給される。
上記の切替信号は、第1の実施形態と同様に第1から第3のHブリッジ回路(11、12、13)への制御信号の切替を通知するものである。そして、この切替信号により、スイッチ制御装置20から供給される制御信号は、第1のHブリッジ回路11から第2のHブリッジ回路12に切替えられる。同様に、この切替信号により、スイッチ制御装置20から供給される制御信号は、第2のHブリッジ回路12から第3のHブリッジ回路13に切替えるとともに、第3のHブリッジ回路13から第1のHブリッジ回路11に切替えられる。
この切替信号により、スイッチ制御装置20から第1から第3のHブリッジ回路(11、12、13)への制御信号の供給が開始される。すなわち、この制御信号の供給の開始により、第1のHブリッジ回路11が接続されるU相の電気巻線Uへの通電が開始され、第2のHブリッジ回路12が接続されるV相の電気巻線Vへの通電が開始され、第3のHブリッジ回路13が接続されるW相の電気巻線Wへの通電が開始される。
次に、動作モード判別部36の基本動作について説明する。上記のように、本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ装置502は、車両(図示せず)に搭載され、スイッチトリラクタンスモータ装置502に備わるスイッチトリラクタンスモータ200は、車両の駆動用の原動機として用いられる。この車両が、図18と同様に登り坂に停車した状態から後退方向に進み、スイッチトリラクタンスモータ200に備えられたロータ203が、予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転し、予め定められた所定の条件が成立した場合に、動作モード判別部36は動作する。
以下、図9に示すフローチャートに基づき、本実施の形態の動作モード判別部36と、動作モード判別部36を備えるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1全体の動作について説明する。
回転位置検出部21から供給される上記のようにU相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)への通電を開始させる切替信号が回転位置検出部21から動作モード判別部36に供給されると、以下に示す一連の処理が開始される(S201)。まず、動作モード判別部36では、ソフトチョッピングモードが選択され、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、ソフトチョッピングモードで動作する(S202)。
その後、回転速度検出部28にてロータ203の回転速度が検出され、回転速度に対応する回転速度信号が供給される(S203)。そして、回転速度検出部28から供給される回転速度信号と、回転閾値メモリ35から供給される第3の回転数信号N3が比較される(S204)。その結果、回転速度信号が第3の回転数信号N3以上であると判断された場合には、電流検出部23で電流値が検出され、電流値に対応する電流値信号が出力され(S205)、その後、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1がソフトチョッピングモードで動作しているか判断される(S206)。一方、処理S 204にて、回転速度信号が第3の回転数信号N3未満であるとであると判断された場合には、通電終了か否か判断される(S209)。
処理S206にて、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1がソフトチョッピングモードで動作していると判断された場合は、電流検出部23から供給される電流値信号と、電流閾値メモリ34から供給される電流閾値信号Isとが比較される(S207)。その結果、電流値信号が電流閾値信号Is以上であると判断された場合には、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、ハードチョッピングモードで動作する(S208)。一方、処理S 206にて、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1がソフトチョッピングモードで動作していないと判断された場合は、通電終了か否か判断される(S209)。同様に、処理S207にて、電流値信号が電流閾値信号Is未満であると判断され場合も、通電終了か否か判断される(S209)。
処理S209にて、通電終了か否か判断し、通電終了でないと判断された場合には、再度、処理S203からの処理が実行される。一方、処理S209にて、通電終了であると判断された場合には通電を終了し(S210)、一連の処理が終了する。
次に、図10に示すタイミングチャートに基づき、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1の動作について説明する。なお、同図においては、ロータ203は、予め定められた指定方向Eと反対の逆方向Rに回転しており、回転速度検出部28から供給される回転速度信号が、既に第3の回転速度信号N3以上である。
同図に示すように、第1のHブリッジ回路11に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L)が動作し、U相の電気巻線Uへの通電が開始される時刻T0では、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1はソフトチョッピングモードからの動作が開始される。その後、U相の電気巻線Uを流れる電流の電流値に対応する電流値信号Iuが、目標電流値Irを超え、時刻T0aにおいて、電流閾値信号Is以上となると、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1はソフトチョッピングモードからハードチョッピングモードに変更される。
同様に、V相の電気巻線Vへの通電が開始される時刻T1では、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1はソフトチョッピングモードからの動作が開始される。その後、U相の電気巻線Uを流れる電流の電流値に対応する電流値信号Iuが、目標電流値Irを超え、時刻T1aにおいて、電流閾値信号Is以上となると、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1はソフトチョッピングモードからハードチョッピングモードに変更される。
本実施の形態では、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値が電流閾値Is以上となったときに、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1が上記のハードチョッピングモードで動作する。このように、スイッチトリラクタンスモータ用制御装置1が上記のハードチョッピングモードで動作し、供給モードと回生モードを繰り返して実行することにより、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に供給された電流を直流電源BTに回生することができる。
そのため、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値を低減させることができ、パワー回路部10に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子(S1H、S1L、S2H、S2L、S3H、S3L)等の回路素子を破損させてしまうことがない。そして、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)の電流値を目標電流値Irに一致させることができる。
上記のようにソフトチョッピングモードの場合では、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)に流れる電流(Iu、Iv、Iw)が、上記のキャリア周波数と略同一の周波数で変動することがなく、スイッチトリラクタンスモータ装置500全体としての入出力効率を向上させることができる。
本実施の形態のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)への通電が開始されるときは、ハードチョッピングモードではなく、ソフトチョッピングモードで動作を開始することとしているため、スイッチトリラクタンスモータ装置500全体としての入出力効率が向上する。
次に、図11に基づきこの発明の第2の実施形態の他のバリエーションのスイッチトリラクタンスモータ装置503について説明する。スイッチトリラクタンスモータ装置503におけるスイッチトリラクタンスモータ用制御装置1は、上記に示したスイッチトリラクタンスモータ装置502に比してパワー回路部10に対して、パワー回路部100のみが異なる。そのため、以下ではパワー回路部100についてのみ説明し、その他の部分については説明を省略する。
パワー回路部100は、それぞれ直流電源BTに接続された第1から第4のハーフブリッジ回路(101、102、103、104)を備えている。また、第1から第4のハーフブリッジ回路(101、102、103、104)は、それぞれ並列に接続されている。
第1のハーフブリッジ回路101は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S1、S2)を備えており、半導体スイッチ素子S1は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S2は直流電源BTの陰極(−)に接続される。同様に、第2のハーフブリッジ回路102は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S3、S4)を備えており、半導体スイッチ素子S3は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S4は直流電源BTの陰極(−)に接続される。また、第3のハーフブリッジ回路103は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S5、S6)を備えており、半導体スイッチ素子S5は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S6は直流電源BTの陰極(−)に接続される。そして、第4のハーフブリッジ回路104は、互いに直列に接続された半導体スイッチ素子(S7、S8)を備えており、半導体スイッチ素子S7は直流電源BTの陽極(+)に接続され、半導体スイッチ素子S8は直流電源BTの陰極(−)に接続される。
U相、V相およびW相の電気巻線(U、V、W)の一端(Ua、Va、Vb)は互いに中性点Nにて接続されており、中性点Nは第1のハーフブリッジ回路101の接続点aに接続される。また、U相の電気巻線の他端Ubは、第2のハーフブリッジ回路102の接続点bに接続され、V相の電気巻線の他端Vbは、第3のハーフブリッジ回路103の接続点cに接続され、W相の電気巻線の他端Wbは、第4のハーフブリッジ回路104の接続点dに接続される。
第2の通電信号出力部27は、第2から第4のハーフブリッジ回路(102、103、104)に備わる半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)にそれぞれ接続されており、半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)には、第2の通電信号出力部27から第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される。
一方、出力切替部33は、第1のハーフブリッジ回路101に備わる半導体スイッチ素子(S1、S2)にそれぞれ接続されており半導体スイッチ素子(S1、S2)には、出力切替部33から第1から第3のタイミング信号(M1、M2、M3)または第1から第3のPWM信号(P1、P2、P3)が供給される
上記では、第2から第4のハーフブリッジ回路(102、103、104)に備わる半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)に第2の通電信号出力部27がそれぞれ接続され、第1のハーフブリッジ回路101に備わる半導体スイッチ素子(S1、S2)に出力切替部33がそれぞれ接続されているが、これに限定されない。すなわち、第2から第4のハーフブリッジ回路(102、103、104)に備わる半導体スイッチ素子(S3、S4、S5、S6、S7、S8)に出力切替部33がそれぞれ接続され、第1のハーフブリッジ回路101に備わる半導体スイッチ素子(S1、S2)に第2の通電信号出力部27がそれぞれ接続されてもよい。
1 スイッチトリラクタンスモータ用制御装置
2 回転位置検出装置
3 電流検出装置
3u U相の電流値検出装置
3v V相の電流値検出装置
3w W相の電流値検出装置
10 パワー回路部
11 第1のHブリッジ
12 第2のHブリッジ
13 第3のHブリッジ
20 スイッチ制御装置
21 回転位置検出部
22 第1の通電信号出力部
23 電流検出部
24 電流指令部
25 電流値比較部
26 PWM出力部
27 第2の通電信号出力部
28 回転速度検出部
29 電流閾値メモリ
30 第1の回転閾値メモリ
31 第2の回転閾値メモリ
32、36 動作判別部
33 出力切替部
40、41 選択モジュール部
41 選択モジュール部
100 パワー回路部
101 第1のハーフブリッジ回路
102 第2のハーフブリッジ回路
103 第3のハーフブリッジ回路
104 第4のハーフブリッジ回路
200 スイッチトリラクタンスモータ
201 ステータ
202 ステータコア
202a 突極
203 ロータ
500〜503 スイッチトリラクタンスモータ装置
U U相の電気巻線
V V相の電気巻線
W W相の電気巻線
Ua 一端
Ub 他端
Va 一端
Vb 他端
Wa 一端
Wb 他端
BT 直流電源
CA キャパシタ

Claims (6)

  1. 電気巻線が備えられたステータと、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータとを有するスイッチトリラクタンスモータの前記電気巻線に、直流電源からの電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置において、
    前記ロータの回転の回転数を検出し、前記回転数に対応する回転数信号を出力する回転位置検出装置と、
    前記直流電源の一の極と前記電気巻線の一端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記電気巻線の一端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第1の半導体スイッチ素子と、前記電気巻線の一端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記直流電源の他の極から前記電気巻線への電流の流れを許容するダイオードと、前記直流電源の前記一の極と前記電気巻線の他端との間に接続され、前記電気巻線から前記直流電源の前記一の極への電流の流れを許容するダイオードと、前記電気巻線と前記直流電源の前記他の極との間に接続され、前記電気巻線の前記一端と前記直流電源の前記他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第2の半導体スイッチ素子とを備えるHブリッジ回路と、
    前記電気巻線に流れる電流の電流値を検出し、前記電流値に対応する電流値信号を出力する電流値検出装置と、
    前記回転位置検出装置と、前記Hブリッジ回路に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子と、前記電流値検出装置に接続され、前記第1および第2の半導体スイッチ素子に制御信号を供給するスイッチ制御装置を備え、
    前記スイッチ制御装置は、
    前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータが指定方向に回転していると判断される場合、または、指定方向と反対の方向に予め定められた第1の回転数未満で回転していると判断される場合に、
    前記第1または第2の半導体スイッチ素子のいずれか一方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを許容するオン信号を供給し、前記第1または第2の半導体スイッチ素子のいずれか他方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するソフトチョッピングモードで動作し、
    前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータの回転が指定方向と反対の方向に前記予め定められた第1の回転数以上で回転していると判断されるとともに、前記電流値検出装置から供給される電流値信号により、前記電気巻線に流れる電流の電流値が予め定められた電流値を超えると判断される場合に、
    前記第1および第2の半導体スイッチ素子に対して、ともに略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するハードチョッピングモードで動作することを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ用制御装置。
  2. 前記スイッチ制御装置は、前記ハードチョッピングモードで動作した後に、前記ロータが指定方向と反対の方向に前記第1の回転数より小さい予め定められた第2の回転数以下で回転していると判断される場合に、
    再度前記ソフトチョッピングモードで動作することを特徴とする請求項に記載のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置。
  3. U相、V相およびW相の電気巻線が備えられたステータと、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータと有するスイッチトリラクタンスモータの、それぞれの一端が中性点にて一つに接続された前記U相、V相およびW相の電気巻線に、直流電源からの電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置において、
    前記ロータの回転の回転数を検出し、前記回転数に対応する回転数信号を出力する回転位置検出装置と、
    前記直流電源の一の極と、前記U相、V相およびW相の一端が接続された中性点との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記中性点との間の電流の流れのオンオフを制御する第11の半導体スイッチ素子と、前記中性点と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記中性点と前記直流電源の他の極との間の電流の流れのオンオフを制御する第12の半導体スイッチ素子とを有する第1のハーフブリッジと、
    前記直流電源の一の極と前記U相の他端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記U相の他端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第13の半導体スイッチ素子と、前記U相の他端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記U相の他端と前記直流電源の他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第14の半導体スイッチ素子とを有する第2のハーフブリッジと、
    前記直流電源の一の極と前記V相の他端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記V相の他端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第15の半導体スイッチ素子と、前記V相の他端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記V相の他端と前記直流電源の他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第16の半導体スイッチ素子とを有する第3のハーフブリッジと、
    前記直流電源の一の極と前記W相の他端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記W相の他端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第17の半導体スイッチ素子と、前記W相の他端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記W相の他端と前記直流電源の他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第18の半導体スイッチ素子とを有する第4のハーフブリッジとを備えるパワー回路部と、
    前記電気巻線に流れる電流の電流値を検出し、前記電流値に対応する電流値信号を出力する電流値検出装置と、
    前記回転位置検出装置と、前記パワー回路部に備わる第1から第8の半導体スイッチ素子と、前記電流値検出装置とに接続され、前記第11から第18の半導体スイッチ素子に制御信号を供給するスイッチ制御装置を備え、
    前記スイッチ制御装置は、
    前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータが指定方向に回転していると判断される場合、または、指定方向と反対の方向に予め定められた第1の回転数未満で回転していると判断される場合に、
    前記第11または第12の半導体スイッチ素子のいずれか一方に対しては、電流の流れを許容するオン信号を供給し、前記第13から第18の半導体スイッチ素子のいずれか一つに対しては、電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するソフトチョッピングモードで動作し、
    前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータの回転が指定方向と反対の方向に前記予め定められた第1の回転数以上で回転しているとともに、前記電流値検出装置から供給される電流値信号により、前記電気巻線に流れる電流の電流値が予め定められた電流値を超えると判断される判断される場合に、
    前記第11または第12の半導体スイッチ素子、および前記第13から第18の半導体スイッチ素子のいずれか一つに対しては、ともに略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するハードチョッピングモードで動作することを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ用制御装置。
  4. 前記スイッチ制御装置は、前記ハードチョッピングモードで動作した後に、前記ロータが指定方向と反対の方向に前記第1の回転数より小さい予め定められた第2の回転数以下で回転していると判断される場合に、
    再度前記ソフトチョッピングモードで動作することを特徴とする請求項3に記載のスイッチトリラクタンスモータ用制御装置。
  5. U相、V相およびW相の電気巻線が備えられたステータと、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータと有するスイッチトリラクタンスモータの前記U相、V相およびW相の電気巻線に、直流電源からの電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置において、
    前記ロータの回転の回転数を検出し、前記回転数に対応する回転数信号を出力する回転位置検出装置と、
    前記電気巻線に流れる電流の電流値を検出し、前記電流値に対応する電流値信号を出力する電流値検出装置を備え、
    前記直流電源の一の極と前記U相の電気巻線の一端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記U相の電気巻線の一端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第1の半導体スイッチ素子と、前記U相の電気巻線の一端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記直流電源の他の極から前記U相の電気巻線への電流の流れを許容するダイオードと、前記直流電源の前記一の極と前記U相の電気巻線の他端との間に接続され、前記U相の電気巻線から前記直流電源の前記一の極への電流の流れを許容するダイオードと、前記U相の電気巻線と前記直流電源の前記他の極との間に接続され、前記U相の電気巻線の前記一端と前記直流電源の前記他の極との間の電流の流れの許容ないし禁止を制御する第2の半導体スイッチ素子とを備える第1のHブリッジ回路と、
    前記直流電源の一の極と前記V相の電気巻線の一端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記V相の電気巻線の一端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第1の半導体スイッチ素子と、前記V相の電気巻線の一端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記直流電源の他の極から前記V相の電気巻線への電流の流れを許容するダイオードとを有する第3の電気アームと、
    前記直流電源の前記一の極と前記V相の電気巻線の他端との間に接続され、前記V相の電気巻線から前記直流電源の前記一の極への電流の流れを許容するダイオードと、前記V相の電気巻線と前記直流電源の前記他の極との間に接続され、前記V相の電気巻線の前記一端と前記直流電源の前記他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第2の半導体スイッチ素子とを有する第4の電気アームとを備える第2のHブリッジ回路と、
    前記直流電源の一の極と前記W相の電気巻線の一端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記W相の電気巻線の一端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第1の半導体スイッチ素子と、前記W相の電気巻線の一端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記直流電源の他の極から前記W相の電気巻線への電流の流れを許容するダイオードとを有する第5の電気アームと、前記直流電源の前記一の極と前記W相の電気巻線の他端との間に接続され、前記W相の電気巻線から前記直流電源の前記一の極への電流の流れを許容するダイオードと、前記W相の電気巻線と前記直流電源の前記他の極との間に接続され、前記W相の電気巻線の前記一端と前記直流電源の前記他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第2の半導体スイッチ素子とを有する第6の電気アームとを備える第3のHブリッジ回路とを備えるパワー回路部と、
    前記回転位置検出装置と、前記電流値検出装置と、前記第1、第2および第3のHブリッジ回路に備わる第1および第2の半導体スイッチ素子に接続され、前記回転位置検出装置から供給される前記回転数信号に基づき、予め定められた通電パターンに従い、第1、第2および第3のブリッジ回路に備わるそれぞれの第1および第2の半導体スイッチ素子に、順次選択的に制御信号を供給し、前記U相、V相およびW相の電気巻線へ供給される電流の通電を切り替えるスイッチ制御装置を備え、
    前記スイッチ制御装置は、
    前記U相、V相およびW相の電気巻線へ供給される通電の切り替えの当初は、
    前記第1または第2の半導体スイッチ素子のいずれか一方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを許容するオン信号を供給し、前記第1または第2の半導体スイッチ素子のいずれか他方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するソフトチョッピングモードで動作し、
    前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータの回転が指定方向と反対の方向に第1の回転数以上で回転していると判断されるとともに、前記電流値検出装置から供給される電流値信号により、前記電気巻線に流れる電流の電流値が予め定められた電流値を超えると判断される場合に、
    前記第1および第2の半導体スイッチ素子に対して、ともに略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するハードチョッピングモードで動作することを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ用制御装置。
  6. U相、V相およびW相の電気巻線が備えられたステータと、前記ステータに対し回転自在に配置されたロータと有するスイッチトリラクタンスモータの、それぞれの一端が中性点にて一つに接続された前記U相、V相およびW相の電気巻線に、直流電源からの電流を供給するスイッチトリラクタンスモータ用制御装置において、
    前記ロータの回転の回転数を検出し、前記回転数に対応する回転数信号を出力する回転位置検出装置と、
    前記電気巻線に流れる電流の電流値を検出し、前記電流値に対応する電流値信号を出力する電流値検出装置を備え、
    前記直流電源の一の極と、前記U相、V相およびW相の一端が接続された中性点との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記中性点との間の電流の流れのオンオフを制御する第11の半導体スイッチ素子と、前記中性点と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記中性点と前記直流電源の他の極との間の電流の流れのオンオフを制御する第12の半導体スイッチ素子とを有する第1のハーフブリッジと、
    前記直流電源の一の極と前記U相の他端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記U相の他端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第13の半導体スイッチ素子と、前記U相の他端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記U相の他端と前記直流電源の他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第14の半導体スイッチ素子とを有する第2のハーフブリッジと、
    前記直流電源の一の極と前記V相の他端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記V相の他端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第15の半導体スイッチ素子と、前記V相の他端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記V相の他端と前記直流電源の他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第16の半導体スイッチ素子とを有する第3のハーフブリッジと、
    前記直流電源の一の極と前記W相の他端との間に接続され、前記直流電源の一の極と前記W相の他端との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第17の半導体スイッチ素子と、前記W相の他端と前記直流電源の他の極との間に接続され、前記W相の他端と前記直流電源の他の極との間の電流の流れの許容または禁止を制御する第18の半導体スイッチ素子とを有する第4のハーフブリッジとを備えるパワー回路部と、
    前記回転位置検出装置と、前記電流値検出装置と、前記第1から第4のハーフブリッジ回路に備わる第11から第18の半導体スイッチ素子とに接続され、前記回転位置検出装置から供給される前記回転数信号に基づき、予め定められた通電パターンに従い、第1のハーフブリッジ回路に備わる第11または第12の半導体スイッチ素子、および第2から第4のハーフブリッジ回路に備わる第13または第18の半導体スイッチ素子に、順次選択的に制御信号を供給し、前記U相、V相およびW相の電気巻線へ供給される電流の通電を切り替えるスイッチ制御装置を備え、
    前記スイッチ制御装置は、
    前記U相、V相およびW相の電気巻線へ供給される通電の切り替えの当初は、
    前記第11または第12の半導体スイッチ素子のいずれか一方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを許容するオン信号を供給し、前記第13または第18の半導体スイッチ素子のいずれか他方の半導体スイッチ素子に対しては、電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するソフトチョッピングモードで動作し、
    前記回転位置検出装置から供給される回転数信号により、前記ロータの回転が指定方向と反対の方向に第1の回転数以上で回転していると判断されるとともに、前記電流値検出装置から供給される電流値信号により、前記電気巻線に流れる電流の電流値が予め定められた電流値を超えると判断される場合に、
    前記第11または第12の半導体スイッチ素子のいずれか一方の半導体スイッチ素子、および前記第13から第18の半導体スイッチ素子のいずれか一つの半導体スイッチ素子に対して、ともに略同時に電流の流れを間欠的に許容または禁止するオンオフ信号を供給するハードチョッピングモードで動作することを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ用制御装置。
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