JP2007505770A - 毛管作用グリッターマーカー及び前記マーカー用インク組成物 - Google Patents
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Abstract
本開示は一般に直径の大きなグリッター顔料粒子を含有するマーキングの作製が可能な筆記具及び該筆記具用のグリッターインク組成物に関する。一実施形態では、本開示は少なくとも一方向の粒径が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子及び少なくとも1種の溶媒を含むグリッターインク組成物と、該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と、該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先とを備える毛管作用マーカーを提供する。
Description
2003年9月19日に出願した米国仮出願第60/504,236号(この全開示を本明細書に援用する。)の米国特許法119条(e)に基づく利益を請求する。
本開示は一般に直径の大きなグリッター顔料粒子を含有するマーキングの作製が可能な筆記具及び該筆記具用のグリッターインク組成物に関する。とりわけ、本開示は直径の大きなグリッター顔料粒子を含有する筆記マーキングの作製が可能な毛管作用マーカー及び該マーカー用のグリッターインク組成物に関する。
米国特許第6,120,590号明細書
米国特許第6,561,713号明細書
子供はピカピカ光るグリッター材料に魅了される。例えば、グリッター材料からの多方向へ反射する光は子供の心を捕らえ、子供の視覚を刺激する。従って、グリッター材料を含有する筆記マーキングの作製が可能な筆記具を子供が使用するときは、子供の注意持続時間及び創造性が増加する。そのため、そのような筆記具を提供することが大いに望まれる。グリッター材料を含有する筆記マーキングの作製が可能な毛管作用マーカーは、比較的大きな筆記マーキングの作製が可能であり、比較的大きなグリッター効果を与えるため、特に望まれる。
グリッター材料を含有する筆記マーキングの作製が可能な筆記具が知られており、例えばグリッター材料を含有する筆記マーキングの作製が可能なバルブ作用マーカーが開発されている。典型的には、バルブ作用マーカーはスプリングの搭載されたペン先を利用する。このペン先は(例えば筆記面に対して)押し下げられるとバルブをインク貯蔵室に対して開くので、インク貯蔵室からペン先へのインクの流動が可能になる。バルブ作用マーカーは慣例の毛管作用マーカーよりもより多くの部品を必要とし、従って、製造が複雑でコスト高である。
更に、バルブ作用マーカーは、バルブ作用マーカーが不使用のときはグリッター材料がインク貯蔵室の底部に沈降する傾向がある点で問題である。従って、使用者は典型的には使用前にマーカーを激しく振ってグリッター材料がインク組成物全体に分布するようにしなければならず、マーカーのペン先に運ばれたインク組成物が所望の視覚効果を得るのに充分なグリッター材料を含有するようにしなければならない。更に、典型的には、マーカーの胴体は不透明であるので、使用者はグリッター材料がインク組成物全体に適切に分布したことを確かめる手段をもたない。また、使用者は次いでペン先を筆記面に対して押し下げてバルブを貯蔵室に対して開き、インク組成物がペン先に運ばれるようにしなければならない。このように振ったり押し下げたりする動作を子供は直感的には理解できないだろう。
ミヤモト氏の米国特許第6,120,590号には金属光沢色をもつ水性、揺変性ゲルインクを含有するボールペンが開示されている。しかしながら、該揺変性ゲルインクは粘性が高すぎるので、毛管作用マーカーを含む多くの筆記具の使用にうまく適合することができない。
慣例の毛管作用マーカーはインク貯蔵室とこれに流体連通しているペン先を備える。そのようなマーカーは典型的には粘性の低いインク組成物を含有する。というのは、毛管作用によってインク組成物が移動できるように、(インク組成物と貯蔵室及び/又はペン先の導管壁との)接着力はインク組成物の凝集力を上回らなければならないからである。毛管作用マーカーの低粘性インク組成物へグリッター材料(例えばアルミニウムフレーク)を導入することは、グリッター材料がインク組成物中で沈降する傾向があるので、困難である。グリッター材料がインク組成物中で適切に浮遊したとしても、典型的には、マーカーの貯蔵室の繊維が不都合にもグリッター材料の流れを濾し、時間が経つと閉塞することとなる。従って、時の経過により、マーカーはグリッター材料を含有するマーキングの作製が不可能になる。
米国特許第6,561,713号にはグリッター材料を含有するマーキングの作製が可能な毛管作用マーカーの例が開示されている。しかしながら、‘713号特許は粒径が1μm〜12μmの金属顔料粒子を含有する水性又は水ベースのインクを教示及び示唆しているに過ぎない。これは、“アルミニウム顔料の粒径が大きすぎ、12μmを超えるとアルミニウム顔料が充填剤及びペン先の流路を流れて行かなくなる”(同明細書、カラム3、44〜46行)からである。従って、顔料粒子の寸法が小さいために、該マーカーで作製されるマーキングによって与えられるグリッター効果は小さい。更に、‘713号特許は該金属インク組成物中に着色料として(顔料よりも)染料を含有させることに対して明示的に反対している。
本開示は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子及び少なくとも1種の溶媒を含むグリッターインク組成物と、該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と、該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先とを備える毛管作用マーカーを提供する。
別の実施形態では、本開示はグリッター顔料粒子及びヘテロ原子含有水混和性溶媒を含むグリッターインク組成物と、該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と、該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先とを備える毛管作用マーカーを提供する。
更に別の実施形態では、本開示はグリッター顔料粒子、少なくとも1種の溶媒及び染料を含むグリッターインク組成物と、該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と、該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先とを備える毛管作用マーカーを提供する。
また、本開示はヘテロ原子含有水混和性溶媒と、少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子とを含むグリッターインク組成物を提供する。
更なる実施形態では、本開示は少なくとも1種の溶媒と、少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子と、染料とを含むグリッターインク組成物を提供する。
更に、本開示は本開示に係るグリッターインク組成物を含有する筆記具を提供する工程と、該筆記具を用いて基材にマーキングを作製する工程とを含む基材に筆記マーキングを形成する方法を提供する。
本開示に係る毛管作用マーカーの例示的な側面及び特徴を、図面の助けを借りながら以下に詳細に記載及び説明する。
毛管作用マーカーはグリッターインク組成物と、該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と、該インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先とを備え、筆記面に対してグリッター顔料粒子を含有するインク組成物の安定した流れを供給することができる。
典型的には、グリッターインク組成物は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子を含有するが、更に(又は代替的に)全方向がこれよりも小さいグリッター顔料粒子を含有することもできる。インク組成物は少なくとも1種の溶媒も含有する。典型的には、インク組成物は水及びヘテロ原子含有水混和性共溶媒を含有する。インク組成物は着色剤(すなわち顔料及び/又は染料)、樹脂、及びその他の当業者に知られた添加剤を含有することもできる。
一般に、グリッターインク組成物を含有する毛管作用マーカーは本明細書に記載のように表面上にグリッター材料を含有する筆記マーキング又は筆跡を作製することができる。グリッターインク組成物は幅広い用途に好適なインクが得られるように変更することができ、例えば、一時マーキング用マーカー(限定的ではないが、例としてはドライ・イレース・マーカー(ホワイトボード上で乾いたまま消すことのできるマーカー)やウォッシャブル・マーカー(洗って落とせるマーカー))及び永久マーキング用マーカーのインクに変更可能である。また、グリッターインク組成物はボールペン、スタンプ台、及び種々の印刷技術に使用することができる。
図1は例示的なマーカーの部分切開図であり、全体を番号10で表す。マーカー10はハウジング又は胴体14内に貯蔵室12を備える。貯蔵室12は多孔質のペン先16に流体連通している。胴体14はプラグ20によって封止されており、これはインク貯蔵室12を所定の場所に保持するのに役立つ。
典型的には、インク貯蔵室12及びペン先16は、インク組成物がマイグレーションによってインク貯蔵室12からペン先16へと移動することができるように相互に配置される。例えば、図では貯蔵室12及びペン先16は結合領域22にて互いにしっかりと接触しているように示されている。(インク貯蔵室12又はペン先16の何れかの)結合領域22における圧力変化によって貯蔵室12に蓄えられているインク組成物を、結合領域22を横断して、ペン先16へと引っ張ることができる。通常、インク組成物は貯蔵室12内を毛管作用によって移動する。すなわち、インク組成物は毛管作用によって貯蔵室12の遠位末端からペン先16に直近した貯蔵室末端へと移動するのが通常である。同様に、通常インク組成物は毛管作用によってペン先16内を移動する。すなわち、インク組成物は貯蔵室12に直近したペン先16の部分から筆記マークを作製する筆記面に作用するペン先16の部分へと毛管作用によって移動するのが通常である。
好ましい実施形態によれば、インク貯蔵室12は芯型の貯蔵室であり、繊維状のペン先16がこれに絶え間なく(すなわち、永久に)接触している。一実施形態では、貯蔵室12からペン先16へとグリッターインク組成物をマイグレーションさせるために結合領域22は(ペン先のサイズに対して)大きな表面積を提供する。この結合領域はペン先のサイズ(長さ)に対して少なくとも同程度であるのが通常であり、より好ましくは少なくとも約1.5倍であり、もっとも好ましくは少なくとも約2倍である。
本明細書では、範囲を“約”や“およそ”のある特定値から及び/又は“約”や“およそ”の別のある特定値までとして表す場合がある。そのような範囲が示されているとき、本開示に係る別の一実施形態では当該ある特定値から及び/又は当該別のある特定値までを包含する。同様に、“約”、“少なくとも約”、又は“約〜未満”のような先行詞を使うことによって特定値が近似値として表現されているとき、当該特定値(例えば、少なくとも“X”)は別の一実施形態を形成することが理解される。
インク貯蔵室
少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子を含むグリッターインク組成物を輸送するのに有用な毛管作用マーカーは開放構造を有するインク貯蔵室を備える。中から高の繊維密度をもつインク貯蔵室は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子を輸送するのに適さない。なぜならば、そのような貯蔵室は顔料粒子を濾して貯蔵室の繊維内にこれを保持するからである。本発明に係るマーカーへの使用に好適な貯蔵室は好ましくは約0.50g/立方センチメートル(g/cc)未満、より好ましくは約0.25g/cc未満、最も好ましくは約0.10g/cc未満の繊維密度を有する。
少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子を含むグリッターインク組成物を輸送するのに有用な毛管作用マーカーは開放構造を有するインク貯蔵室を備える。中から高の繊維密度をもつインク貯蔵室は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子を輸送するのに適さない。なぜならば、そのような貯蔵室は顔料粒子を濾して貯蔵室の繊維内にこれを保持するからである。本発明に係るマーカーへの使用に好適な貯蔵室は好ましくは約0.50g/立方センチメートル(g/cc)未満、より好ましくは約0.25g/cc未満、最も好ましくは約0.10g/cc未満の繊維密度を有する。
貯蔵室の繊維は、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、及びこれらの混合物のような熱可塑性ポリマーから製造することができる。貯蔵室内部の繊維は線状に延伸することができ、又は絡ませることができる。強力(aggressive)な溶媒に対してインク貯蔵室の一体性を維持するために、貯蔵室をポロプロピレン又はナイロンのシートで包んでもよい。所定量のインクを蓄えるのに充分な寸法で、且つ、貯蔵室が所望のマーカーの本体又はハウジング内に収まるのに充分な寸法である限り、貯蔵室は任意の寸法とすることができる。
ペン先
ペン先はグリッター顔料粒子がペン先を自由に通過するのに充分な程度に多孔質であるべきである。また、ペン先を下向きに配置したときに、ペン先はインク組成物が漏れるのを防止すべきである。好適なペン先は最小空隙率が約60%を超え、より好ましくは約65%を超え、最も好ましくは約68%を超えるべきである。ペン先の繊維はインク組成物の溶媒系に対して適合性(すなわち、不溶性)とすべきであり、インク組成物を保持することができるようにすべきである。好適なペン先の繊維は、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、及びこれらの混合物のような熱可塑性ポリマーから製造することができる。典型的には、ペン先の繊維は第二の樹脂によって結合されており、該樹脂もインク組成物の溶媒系に対して不溶性とすべきである。例示的な樹脂としてはポリアセタール及びメラミンが挙げられる。
ペン先はグリッター顔料粒子がペン先を自由に通過するのに充分な程度に多孔質であるべきである。また、ペン先を下向きに配置したときに、ペン先はインク組成物が漏れるのを防止すべきである。好適なペン先は最小空隙率が約60%を超え、より好ましくは約65%を超え、最も好ましくは約68%を超えるべきである。ペン先の繊維はインク組成物の溶媒系に対して適合性(すなわち、不溶性)とすべきであり、インク組成物を保持することができるようにすべきである。好適なペン先の繊維は、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、及びこれらの混合物のような熱可塑性ポリマーから製造することができる。典型的には、ペン先の繊維は第二の樹脂によって結合されており、該樹脂もインク組成物の溶媒系に対して不溶性とすべきである。例示的な樹脂としてはポリアセタール及びメラミンが挙げられる。
グリッターインク組成物
一般に、グリッターインク組成物は直径の大きなグリッター顔料粒子及び着色剤を含有する。直径の大きなグリッター顔料粒子の粒径は典型的には少なくとも一方向において約12.1μmよりも大きい。すなわち、グリッター顔料粒子の少なくとも一方向は約12.1μmよりも大きい。しかしながら、インク組成物は全方向において粒径が約1μmから約12μmであるグリッター顔料粒子を含有することもでき、幾つかの実施形態ではこのようなグリッター顔料粒子のみを含有することができる。また、インク組成物はヘテロ原子含有水混和性溶媒を含有する溶媒系を含有することもできる。また、インク組成物は樹脂を含有することができる。
一般に、グリッターインク組成物は直径の大きなグリッター顔料粒子及び着色剤を含有する。直径の大きなグリッター顔料粒子の粒径は典型的には少なくとも一方向において約12.1μmよりも大きい。すなわち、グリッター顔料粒子の少なくとも一方向は約12.1μmよりも大きい。しかしながら、インク組成物は全方向において粒径が約1μmから約12μmであるグリッター顔料粒子を含有することもでき、幾つかの実施形態ではこのようなグリッター顔料粒子のみを含有することができる。また、インク組成物はヘテロ原子含有水混和性溶媒を含有する溶媒系を含有することもできる。また、インク組成物は樹脂を含有することができる。
ちらちら、ピカピカ、又はキラキラ光るグリッター効果(すなわち、光の多方向反射によって生み出される効果)を与える任意の顔料粒子を使用することができる。好適な顔料には、限定的ではないが、例えば、金顔料、銅顔料、ニッケル顔料、銀顔料、白金顔料及びアルミニウム顔料(表面特性を改変するため及び/又は大気中の酸素と反応するのを防止するために二極性分子の単一層で被覆した保護された金属粒子を含む。)のような金属顔料、デュアルカラー顔料(例えば、DuoChrome(登録商標)顔料)、ホログラフィック顔料、干渉顔料、ガラス片、着色若しくは無色のガラス粉、合成ダイヤモンド(例えば、ジルコニウムフレーク)、真珠顔料、金属化ポリエステル(例えば、金属化ポリエチレンテレフタレート)のような金属化プラスチック、玉虫調顔料、微粉化大理石粒子、マイカ、及び当業者に知られたその他の顔料、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。好適な顔料粒子は、例えば、US Aluminum社(ニュージャージー州、フレミントン)及びMD−Both Industries社(イリノイ州、ウェストシカゴ)のような顔料メーカーから入手することができる。本開示に係る顔料粒子はエポキシ被膜のような保護被膜で被覆することができる。
一般には、筆記マークによって与えられるグリッター効果は筆記マークを作製するのに使用するインク組成物中のグリッター顔料粒子の大きさに正比例する。グリッター効果はグリッター顔料の粒径が大きくなるにつれて強く(又はより視認できるように)なる。前述したように、少なくとも一方向にて約12.1μmよりも大きな粒径を有するグリッター顔料粒子をインク組成物中で用いると顕著なグリッター効果が与えられる。従って、グリッター顔料粒子は少なくとも一方向にて約12.1μmよりも大きな粒径を有するのが好ましく、少なくとも一方向にて約15μmよりも大きな粒径を有するのがより好ましく、少なくとも一方向にて約20μmよりも大きな粒径を有するのが更により好ましく、少なくとも一方向にて約30μmよりも大きな粒径を有するのが最も好ましい。グリッター顔料粒子は何れの方向においても5000μmを超える粒径を有するべきではない。好ましい顔料はアルミニウムフレーク顔料であり、MD−Both Industries社(イリノイ州、ウェストシカゴ)から供給されている。グリッター顔料粒子はグリッターインク組成物の約0.1重量%(wt.%)〜約90wt.%、より好ましくは約0.25wt.%〜約50wt.%、更により好ましくは約0.50wt.%〜約20wt.%、最も好ましくは約1wt.%〜約10wt.%を典型的に占める。
典型的には、グリッターインク組成物中に含まれるグリッター顔料粒子の少なくとも約40wt.%、好ましくは少なくとも約50wt.%、より好ましくは少なくとも約75wt.%は少なくとも一方向にて約12.1μmよりも大きな粒径を有する。別の一実施形態では、少なくとも約25wt.%、好ましくは少なくとも約35wt.%、より好ましくは少なくとも約60wt.%のグリッター顔料粒子が少なくとも一方向にて約15μmよりも大きな粒径を有する。別の一実施形態では、少なくとも約20wt.%、好ましくは少なくとも約30wt.%、より好ましくは少なくとも約50wt.%のグリッター顔料粒子が少なくとも一方向にて約20μmよりも大きな粒径を有する。更なる実施形態では、少なくとも約15wt.%、好ましくは少なくとも約20wt.%、より好ましくは少なくとも約30wt.%のグリッター顔料粒子が少なくとも一方向にて約30μmよりも大きな粒径を有する。14μmの平均粒径をもつグリッター顔料粒子は所望のグリッター効果を与えるのにうまく使用することができる。より好ましくは、55μmの平均粒径をもつグリッター顔料粒子がグリッターインク組成物中で使用される。粒径分析は(分布を含めて)周知の方法、例えばレーザー回折、非接触後方散乱光検出系(NIBS)、及び超音波技術によって実施することができる。例えば、Malvern Instruments社(英国、ウースターシャー)やCPS Instruments社(フロリダ州、スチュアート)から入手できるもののような市販の粒径分析装置を使用することができる。
グリッター顔料によって与えられるグリッター効果を増大させるために、グリッターインク組成物へ着色剤が加えられるのが典型である。着色剤は染料、顔料(“乾燥”でも分散系でもよい。)、又は染料と顔料の混合とすることができるが、グリッターインク組成物、特に子供用の物品に用いるのは染料が好ましい。染料は洗うことができるからである。対照的に、大部分の顔料着色剤はサブミクロンサイズであるため、マトリクス中に閉じ込められて室内装飾用品、衣服及びその他の物品に対する恒久的な染みの原因となる。消しやすい又は一時的なマークには水溶性染料が好ましい。より恒久的なマークには、顔料、ポリマー染料又はカプセル染料(例えば、ミクロスフィア・カプセル充填)を使用することができる。上記の顔料又は染料は乾燥粉末、顔料濃縮チップ、顆粒及び予備分散ペーストとして処方物に加えることができる。
好適な染料には、限定的ではないが、アニオン性及びカチオン性染料が挙げられる。染料は塩基性、酸性、直接又は反応性染料とすることができる。典型的には、染料はグリッターインク組成物の約0.01wt.%〜約70wt.%、より好ましくは約0.1wt.%〜約50wt.%、更により好ましくは約0.20wt.%〜約20wt.%、最も好ましくは約0.50wt.%〜約20wt.%を占める。
好適な染料の例には、限定的ではないが、フードブラック No.1、フードブラック No.2、フードレッド No.40、フードブルー No.1、フードイエロー No.7等;FD&C染料;アシッドブラック染料(No.1,7,9,24,26,48,52,58,60,61,63,92,107,109,118,119,131,140,155,156,172,194等);アシッドレッド染料(No.1,8,32,35,37,52,57,92,115,119,154,249,254,256等);アシッドブルー染料(No.1,7,9,25,40,45,62,78,80,92,102,104,113,117,127,158,175,183,193,209等);アシッドイエロー染料(No.3,7,17,19,23,25,29,38,42,49,59,61,72,73,114,128,151等);ダイレクトブラック染料(No.4,14,17,22,27,38,51,112,117,154,168等);ダイレクトブルー染料(No.1,6,8,14,15,25,71,76,78,80,86,90,106,108,123,163,165,199,226等);ダイレクトレッド染料(No.1,2,16,23,24,28,39,62,72,227,236等);ダイレクトイエロー染料(No.4,11,12,27,28,33,34,39,50,58,86,100,106,107,118,127,132,142,157等);アントラキノン染料;モノアゾ染料;ジアゾ染料;フタロシアニン誘導体(例えば、種々のフタロシアニンスルホン酸塩);アザアヌレン;ホルマザン銅錯体;トリフェノジオキサジン;Bernacid Red 2BMN;Pontamine(登録商標)Brilliant Bond Blue AのようなPontamine(登録商標)染料;Cibacron Brilliant Red 38−A(すなわち、リアクティブレッド4)(アルドリッチ・ケミカル社);Drimarene Brilliant Red X−2B(すなわち、リアクティブレッド56)(Pylam社);Levafix(登録商標)Brilliant Red E−4B(Mobay Chemical社、ハレドン、ニュージャージー州);Levafix(登録商標)Brilliant Red E−6BA(Mobay Chemical社);Procion(登録商標)Red H8B(すなわち、リアクティブレッド31)(ICI America社);Direct Brilliant Pink B Ground Crude(Crompton & Knowles社);Cartasol Yellow GTF Presscake(Sandoz社);Cartasol Yellow GTF Liquid Special 110(Sandoz社);Yellow Shade 16948(Tricon社);Basacid Black X34(すなわち、BASF X−34)(BASF社);Carta Black 2GT(Sandoz社);Neozapon Red 492(BASF社);Orasol Red G(Ciba−Geigy社);Direct Brilliant Pink B(Crompton−Knowles社);Aizen Spilon Red C−BH(Hodogaya Chemical社);Kayanol Red 3BL(Nippon Kayaku社);Levanol Brilliant Red 3BW(Mobay Chemical社);Levaderm Lemon Yellow(Mobay Chemical社);Spirit Fast Yellow 3G;Aizen Spilon Yellow C−GNH(Hodogaya Chemical社);Sirius Supra Yellow GD 167;Cartasol Brilliant Yellow 4GF(Sandoz社);Pergasol Yellow CGP(Ciba−Geigy社);Orasol Black RL(Ciba−Geigy社);Orasol Black RLP(Ciba−Geigy社);Savinyl Black RLS(Sandoz社);Dermacarbon 2GT(Sandoz社);Pyrazol Black BG(ICI社);Morfast Black Concentrate A(Morton−Thiokol社);Diazol Black RN Quad(ICI社);Orasol Blue GN(Ciba−Geigy社);Savinyl Blue GLS(Sandoz社);Luxol Blue MBSN(Morton−Thiokol社);Sevron Blue 5GMF(ICI社);Basacid Blue 750(BASF社);Bernacid Red(Berncolors社、ポキプシー、ニューヨーク州);Berncolor A.Y.34;Telon Fast Yellow 4GL−175;BASF Basacid Black SE 0228;種々の反応性染料(例えば、リアクティブブラック染料、リアクティブブルー染料、リアクティブレッド180等のリアクティブレッド染料、リアクティブイエロー37等のリアクティブイエロー染料);並びにこれらの混合が挙げられる。ポリマー染料も着色剤として使用するのに好適である。代表的な例には、限定的ではないが、Milliken Corporation社(スパータンバーグ、サウスカロライナ州)製のPalmer染料製品ラインのポリマー染料が挙げられる。
その他の適用可能な着色剤には、有機ポリマーで作った微小球を染料溶液で満たした染料充填ミクロスフィアが挙げられる。一例は、Radiant社(リッチモンド、カリフォルニア州)より供給されている緑色ミクロスフィアである。
好適な顔料には、限定的ではないが、有機顔料、無機顔料、及び顔料前駆物質が挙げられる。典型的には、顔料はグリッターインク組成物の約0.1wt.%〜約90wt.%、より好ましくは約0.25wt.%〜約50wt.%、更により好ましくは約0.50wt.%〜約20wt.%、最も好ましくは約1wt.%〜約10wt.%を占める。
好適な有機顔料には、限定的ではないが、Palomar Blue B−4810 PB 15:3、Palomar Blue B−4710 PB 15:1及びPalomar Blue B−4900顔料(すべてBayer社、ロックヒル、サウスカロライナ州);Sunfast Blue 15:3プレスケーキ及びSunfast Blue 15:3粉末(共にSun Chemical社、シンシナティ、オハイオ州);及びアルカリブルー顔料(BASF社)のようなブルー顔料が挙げられる。好適なレッド顔料には、限定的ではないが、例えば、Quindo Magenta RV−6828 Pigment Red 122、Quindo Magenta RV−6831 Pigment Red 122プレスケーキ、Quindo Red R−6713 PV 19、及びQuindo Magenta RV−6843 Pigment Red 202顔料(すべてBayer社);並びにSunfast Magenta 122及びSunfast Magenta 202顔料(共にSun Chemical社)のようなマゼンタ顔料が挙げられる。好適なイエロー顔料には、限定的ではないが、Fanchon Fast Y−5700 PY 139及びFanchon Fast Yellow Y−5688 C.I. Pigment Yellow 150顔料(Bayer社);Sunbrite Yellow 14プレスケーキ及びSpectra Pac Yellow 83顔料(共にSun Chemical社);Sandorin Yellow 6GL(Clariant社、シャルロット、ノースカロライナ州);並びにIrgazin Yellow 2RLT PY 110、Irgazin Yellow 2GLTN PY 109、Irgazin Yellow 2GLTE PY 109、及びIrgazin Yellow 3RLTN PY 110顔料(すべてCiba Geigy社)が挙げられる。好適なグリーン顔料には、限定的ではないが、例えば、銅フタロシアニングリーン顔料が挙げられる。ピグメントグリーン1、ピグメントグリーン2、ピグメントグリーン7、ピグメントグリーン36、及びこれらの混合が挙げられる。キナクリドン又はベンズイミダゾロン顔料を含むバイオレット顔料も使用することができる。そのようなバイオレット顔料としては、ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット3、ピグメントバイオレット32、ピグメントバイオレット23、及びこれらの混合が挙げられる。オレンジ顔料には典型的にベータ−ナフトール顔料又はナフトールレッド顔料が含まれる。そのようなオレンジ顔料にはピグメントオレンジ5、ピグメントレッド17、ピグメントレッド188、ピグメントオレンジ62、ピグメントレッド112、ピグメントレッド255、ピグメントレッド264、ピグメントレッド49:2、及びこれらの混合が挙げられる。カーボンブラックを含むブラック顔料、例えば、Special Black 4、Special Black 5、Special Black 6、Special Black 4A、Color Black FW 200、Color Black FW2顔料(すべてDegussa社、リッジフィールド、ニュージャージー州);Raven 1200カーボンブラック、Raven 1170カーボンブラック、Raven 3500カーボンブラック、及びRaven 5750カーボンブラック顔料(すべてColumbian Chemical社、アトランタ、ジョージア州);Mogul Lカーボンブラック及びSterling NSカーボンブラック顔料(共にCabot社、ボストン、マサチューセツ州);Carbon Black MA−100顔料(Mitsubishi Kasei社、東京、日本国)を使用することもできる。
好適な無機顔料には、限定的ではないが、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、炭化酸カルシウム、鉛白(炭酸鉛)及び硫酸バリウムのようなホワイト顔料;例えば、アイアンブルー、コバルトブルー及びウルトラマリンブルーのようなブルー顔料;例えば、ブラックアイアンオキサイド(酸化鉄(II、III))及びロッグウッドのようなブラック顔料;例えば、ブラウンアイアンオキサイド及び黄土のようなブラウン顔料;例えば、カドミウムレッド及びレッドアイアンオキサイドのようなレッド顔料;カドミウムイエロー(CdS、CdZnS)、ウコンイエロー、イエローアイアンオキサイド及びクロム鉛イエロー(Yellow Chrome Lead)のようなイエロー顔料;例えば、グリーンクロメートオキサイド、クジャク石、フェロシアニド及びフェリシアニドのようなグリーン顔料;例えば、マンガニーズバイオレット(ピロリン酸マンガンアンモニウム)、種々のアルミニウム塩のようなバイオレット顔料;並びにこれらの混合が挙げられる。
米国特許第6,524,382号(これを本明細書に援用する。)に記載されているもののような顔料前駆物質を本発明に係るインクに使用することもできる。
着色効果を高めるために、着色顔料はあまり小さく(すなわち、最大の方向で0.1μm未満)すべきではない。大きな着色顔料粒子は多孔質材料の表面に保持される傾向があり、その結果として不透明度が向上する。着色顔料は少なくとも一方向において約0.1μmを超えるべきであり、より好ましくは少なくとも一方向において約0.5μmを超えるべきであり、最も好ましくは少なくとも一方向において約1μmを超えるべきである。しかし、着色顔料の粒径は200μmを超えるべきではない。
好ましい粒径を得るためには、顔料を乾燥粉末又はプレスケーキとしてインク組成物へ添加するのが望ましい。プレスケーキの形態で使用可能な代表的な市販の顔料には:Heucophthal RTM Blue BT−585−P、Toluidine Red Y(C.I.ピグメントレッド3)、Quindo RTM Magenta(ピグメントレッド122)、Magenta RV−6831プレスケーキ(Mobay Chemical社)、Sunfast RTM Magenta 122(Sun Chemical社)、Indo RTM Brilliant Scarlet(ピグメントレッド123、C.I. No.71145)、Toluidine Red B(C.I.ピグメントレッド3)、Watchung.RTM. Red B(C.I.ピグメントレッド48)、Permanent Rubine F6B13−1731(ピグメントレッド184)、Hansa RTM Yellow(ピグメントイエロー98)、Dalamar RTM Yellow YT−839−P(ピグメントイエロー74、C.I. No.11741)、Sunbrite RTM Yellow 17(Sun Chemical社、シンシナティ、オハイオ州)、Toluidine Yellow G(C.I.ピグメントイエロー1)、Pigment Scarlet(C.I.ピグメントレッド60)、ゴールドブラウン(C.I.ピグメントブラウン6)等が挙げられる。
大きな粒径(すなわち、少なくとも一方向において約12.1μmを超える粒子)を有するグリッター材料を毛管作用によって輸送することのできるインク組成物を与えるには、インク組成物中にヘテロ原子含有溶媒を含有させるのが一般に望ましい。溶媒のヘテロ原子は窒素、硫黄又は酸素とすることができる。好ましくは、ヘテロ原子は窒素又は硫黄である。溶媒は水混和性であるのが好ましい。
好ましい実施形態では、特にグリッター顔料が金属顔料のときは、溶媒は極性の非プロトン性溶媒である。本開示に係る極性溶媒は好ましくは双極子モーメントが約2.0Debyesを超え、より好ましくは約2.5Debyesを超え、更により好ましくは約3.0Debを超え、最も好ましくは約3.5Debyesを超える。非プロトン性溶媒はイオン性プロトンを含有しない溶媒である。一実施形態では、非プロトン性溶媒はpHが約13.5未満の条件下で脱プロトン化しない溶媒である。極性の非プロトン性溶媒を使用すると、グリッター顔料が有利に安定する傾向にあり、比較的長い不使用期間後でも、グリッターインク組成物中で顔料が実質的に均一に分布している。
グリッターインク組成物に使用するのに好適なヘテロ原子含有溶媒は、限定的ではないが、モルホリン、2−ピロリジン、N−メチルピロリジノン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ホルムアミド、シクロヘキシルピロリドン、チオジエタノール、チオジグリセリン、スルホラン、炭酸プロピレン、炭酸エチレン及びグリセリンが挙げられる。ホルムアミド、ジメチルホルムアミド及びN−メチルピロリジノンのような極性の非プロトン性ヘテロ原子含有溶媒が好ましい。なぜならば、これらの溶媒はグリッター顔料、とりわけアルミニウム顔料のような金属顔料を溶媒和させるのを助け、それによってグリッター顔料がグリッターインク組成物中に実質的に均一に分布した状態を維持するのを助けるからである。ヘテロ原子含有溶媒はグリッターインク組成物の約0.1wt.%〜約99.9wt.%、より好ましくは0.1wt.%〜約50wt.%、最も好ましくは約0.1wt.%〜約30wt.%を占める。
インク組成物の意図される用途に応じてグリッターインク組成物中には樹脂が含まれても良い。典型的には、樹脂はグリッターインク組成物の約0.1wt.%〜約99.9wt.%、より好ましくは0.1wt.%〜約50wt.%、最も好ましくは約0.1wt.%〜約30wt.%を占める。
一時筆記マーキングが望まれるなら、インク組成物中で水溶解性−再溶解性の膜形成樹脂(該膜形成樹脂はインク組成物を基材上に塗って膜を形成した後に再溶解することができる。)を使用することができる。好適な水溶解性−再溶解性の膜形成樹脂には、限定的ではないが、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、変性キチン、変性デンプン、カラゲーナン及びプルランのような低分子多糖類;ポリ(スチレンスルホン酸);ポリ(スチレン−co−無水マレイン酸);ポリ(アルキルビニルエーテル−co−無水マレイン酸);ポリアクリルアミド;部分水素化ポリアクリルアミド;ポリ(アクリル酸);ポリ(ビニルアルコール);部分水素化ポリ(酢酸ビニル);ポリ(ヒドロキシエチルアクリレート);ポリ(メチルビニルエーテル);ポリビニルピロリドン;ポリ(2−ビニルピリジン);ポリ(4−ビニルピリジン);ポリ(ジアリルジメチル塩化アンモニウム)等が挙げられる。
ドライ・イレース処方物が望まれるなら、大部分の表面に接着することなく乾燥固化する膜形成樹脂を使用すべきである。好適な樹脂はRite Brite Br Base(Chemurgy社、サウスカロライナ州)である。消去性を更に高めるために、Silwet 7600(OSI Specialty Products社)のような離型剤を含有することもできる。一般には、ドライ・イレースのグリッターインク組成物を提供するために膜形成樹脂及び離型剤の任意の組み合わせを使用することができる。
しかしながら、所望される用途がパーマネントマーカーであるなら、乾燥(すなわち、膜形成)後に再溶解しない膜形成樹脂をインク組成物に加えるべきである。本開示に係るパーマネントマーカーの使用に好適なそのような樹脂の一類型はポリアクリル酸及びその共重合体である。そのような樹脂は、例えばアンモニウム陽イオンのような、不安定な陽イオンを含有する。樹脂が乾燥すると、被膜が形成され、アンモニアガスが乾燥被膜から蒸発し、被膜は水不溶性となる。好適なポリアクリル酸樹脂の一例はNeoCryl A1110(NeoResin社、ニュージャージー州)である。本開示に係るパーマネントマーカーの使用に好適な樹脂の別の一類型は、例えばアクリルエマルジョンであるNeoCryl XK−12及びウレタン/アクリルの共重合体であるNeoPac E−125(共にNeoResin社、ニュージャージー州)のような自己架橋性樹脂である。自己架橋性樹脂は通常は空気(酸化により)及び湿気(水分により)に曝されると硬化する。
25℃におけるグリッターインク組成物の粘度は通常は約20センチポアズ(cps)未満であり、好ましくは約1cps〜約10cpsであり、より好ましくは約1cps〜約5cpsである。しかしながら、本開示に係るマーカーに使用されるペン先の種類や空隙率、及びインク貯蔵室の繊維密度によって、この範囲は高い方又は低い方に変化し得る。更には、グリッターインク組成物がボールペン又は印刷プロセスに使用されるならば、グリッターインク組成物の粘度を増大させることができる。
他の添加剤
インクは随意的に、例えば殺生物剤、表面張力改質剤、その他の相乗樹脂、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、及びその他の当業者に知られた添加剤といった他の添加剤を含有することができる。これらの添加剤は、インク組成物の全体的性能が如何なる側面においても悪影響を受けない量でインク組成物に添加することができる。
インクは随意的に、例えば殺生物剤、表面張力改質剤、その他の相乗樹脂、界面活性剤、湿潤剤、分散剤、及びその他の当業者に知られた添加剤といった他の添加剤を含有することができる。これらの添加剤は、インク組成物の全体的性能が如何なる側面においても悪影響を受けない量でインク組成物に添加することができる。
実施例1
本開示に係る毛管作用グリッターマーカー及びインク組成物は以下の実施例に照らしてより理解することができるが、これらの実施例はマーカー及びインク組成物を例示することだけが意図されており、本発明の範囲を限定することを意味しない。
本開示に係る毛管作用グリッターマーカー及びインク組成物は以下の実施例に照らしてより理解することができるが、これらの実施例はマーカー及びインク組成物を例示することだけが意図されており、本発明の範囲を限定することを意味しない。
水6部をジメチルホルムアミド(DMF)3部と混合させて最初の均一溶媒混合物を与えた。次いで、スチレン−アクリル樹脂(BT44、NeoResin社、ニュージャージー州)及び水の1:1の混合物(重量比)3部を先の混合物に加えた。0.8部のグリッター顔料粒子(NPW−3200、MD−Both Industries社、ウェストシカゴ、イリノイ州)(グリッター顔料粒子の少なくとも約30wt.%は少なくとも一方向が約30μmを超え、該顔料粒子は少なくとも一方向が少なくとも約51μmの粒径をもつ粒子を含有する。)と0.37部のポリマー染料(Palmer Magenta、Milliken Chemical社、スパータンバーグ、サウスカロライナ州)を前記混合物に加えた。およそ30分間(グリッター顔料粒子が媒体中に均等に分布するまで)攪拌を続けた。
このインク組成物を、メルトブローン(melt blown)貯蔵室(メルトブローン貯蔵室D3004、Filtrona社、コロニアルハイツ、バージニア州)及び多孔質のペン先(GY−シリーズ、空隙率=72%、Teibow社、東京、日本国)を備えたマーカーに入れた。このマーカーを紙に使用すると、高密度のグリッターを含有する洗浄可能なピンク色のグリッターマーキングが生じた。
実施例2
実施例2
ジメチルホルムアミドに代えてN−メチルピロリジノン(Aldrich Chemical社、ミルウォーキー、ウィスコンシン州)を使用したことを除き、実施例1の手順に従った。実施例1のマーカーと同様に、筆記マークを作製すると高密度のグリッターを有するピンク色の筆跡が生じた。
比較実施例3
ジメチルホルムアミドに代えてプロピレングリコールを使用したことを除き、実施例1の手順に従った。このインク組成物を含有するマーカーを使用すると、実施例1及び2のマーカーで作製した筆記マーキングに比べてかなり少ないグリッターを有するピンク色の筆跡が生じた。
ジメチルホルムアミドに代えてプロピレングリコールを使用したことを除き、実施例1の手順に従った。このインク組成物を含有するマーカーを使用すると、実施例1及び2のマーカーで作製した筆記マーキングに比べてかなり少ないグリッターを有するピンク色の筆跡が生じた。
実施例4
42.5部の脱イオン水と42.5部のスチレン−アクリル樹脂(A1110、NeoResin社、ニュージャージー州)の均一な混合物に、18部のアルミニウムフレーク顔料(NPW−3200、MD−Both Industries社、ウェストシカゴ、イリノイ州)と5部の緑色ミクロスフィア粉末(GRN5511、Radiant社、リッチモンド、カリフォルニア州)を加えた。該混合物を更に30分間攪拌した。
42.5部の脱イオン水と42.5部のスチレン−アクリル樹脂(A1110、NeoResin社、ニュージャージー州)の均一な混合物に、18部のアルミニウムフレーク顔料(NPW−3200、MD−Both Industries社、ウェストシカゴ、イリノイ州)と5部の緑色ミクロスフィア粉末(GRN5511、Radiant社、リッチモンド、カリフォルニア州)を加えた。該混合物を更に30分間攪拌した。
実施例1に記載のマーカーを用いてインクを使用すると、高密度のグリッターを有する緑色の不透明な筆跡が観察された。紙上の筆跡は耐水性であり、マーカーはグリッター材料を含有する永久的な緑色マーキングを作製した。
これまで毛管作用グリッターマーカー及びグリッターインク組成物について多種多様な実施形態を詳細に記載してきたが、これらの詳細な説明は例示目的のみに解釈され、そして、本開示に係る毛管作用グリッターマーカー又はグリッターインク組成物の考えられ得るあらゆる実施形態を記載したわけではない。従って、本開示に係る毛管作用グリッターマーカー又はグリッターインク組成物に関しては、添付の特許請求の範囲にて示された限定のみが与えられる。
10・・・マーカー
12・・・貯蔵室
14・・・ハウジング
16・・・ペン先
20・・・プラグ
22・・・結合領域
12・・・貯蔵室
14・・・ハウジング
16・・・ペン先
20・・・プラグ
22・・・結合領域
Claims (51)
- (a)少なくとも一方向の粒径が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子及び少なくとも1種の溶媒を含むグリッターインク組成物と;
(b)該グリッターインク組成物を蓄えておくための低密度インク貯蔵室と;
(c)該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先と;
を備える毛管作用マーカー。 - 前記グリッター顔料粒子が金属顔料、デュアルカラー顔料、ホログラフィック顔料、干渉顔料、ガラス片、着色ガラス粉、無色ガラス粉、合成ダイヤモンド、真珠(pearlescent)顔料、金属化プラスチック、玉虫調(iridescent)顔料、微粉化大理石粉、及びマイカよりなる群から選択される請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッター顔料粒子が金顔料、銅顔料、ニッケル顔料、銀顔料、白金顔料及びアルミニウム顔料よりなる群から選択される金属顔料を含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記金属顔料が保護された金属粒子を含む請求項3に記載の毛管作用マーカー。
- 前記溶媒がヘテロ原子含有溶媒を含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記ヘテロ原子含有溶媒が水混和性である請求項5に記載の毛管作用マーカー。
- 前記ヘテロ原子含有溶媒が極性の非プロトン性溶媒を含む請求項5に記載の毛管作用マーカー。
- 前記ヘテロ原子含有溶媒がモルホリン、2−ピロリジン、N−メチルピロリジノン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ホルムアミド、シクロヘキシルピロリドン、チオジエタノール、チオジグリセリン、スルホラン、炭酸プロピレン、炭酸エチレン及びグリセリンよりなる群から選択される請求項5に記載の毛管作用マーカー。
- 前記ヘテロ原子含有溶媒がホルムアミド、ジメチルホルムアミド及びN−メチルピロリジノンよりなる群から選択される請求項5に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッターインク組成物が約0.1wt.%〜約90wt.%のグリッター顔料粒子を含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約40wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きい請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約25wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約15μmよりも大きい請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約20wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約20μmよりも大きい請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッターインク組成物は更に着色剤を含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記着色剤は染料及び顔料よりなる群から選択される請求項14に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッターインク組成物は更に染料を含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッター顔料粒子が金属顔料を含み、前記溶媒がヘテロ原子含有溶媒を含み、前記インク組成物が着色剤を更に含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記着色剤が染料である請求項17に記載の毛管作用マーカー。
- 前記インク組成物が水溶解性−再溶解性の膜形成樹脂を更に含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記インク組成物が膜形成樹脂及び離型剤を更に含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- 前記インク組成物が水不溶性膜を形成する膜形成樹脂を更に含む請求項1に記載の毛管作用マーカー。
- (a)グリッター顔料粒子及びヘテロ原子含有水混和性溶媒を含むグリッターインク組成物と;
(b)該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と;
(c)該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先と;
を備える毛管作用マーカー。 - 前記グリッター顔料粒子が金属顔料、デュアルカラー顔料、ホログラフィック顔料、干渉顔料、ガラス片、着色ガラス粉、無色ガラス粉、合成ダイヤモンド、真珠(pearlescent)顔料、金属化プラスチック、玉虫調(iridescent)顔料、微粉化大理石粉、及びマイカよりなる群から選択される請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 前記ヘテロ原子含有水混和性溶媒が極性の非プロトン性溶媒を含む請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッターインク組成物は約0.1wt.%〜約90wt.%のグリッター顔料粒子を含む請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約40wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きい請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約25wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約15μmよりも大きい請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約20wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約20μmよりも大きい請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッターインク組成物は着色剤を更に含む請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 前記着色剤は染料及び顔料よりなる群から選択される請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 前記グリッター顔料粒子が金属顔料を含み、前記インク組成物が着色剤を更に含む請求項22に記載の毛管作用マーカー。
- 前記着色剤が染料である請求項31に記載の毛管作用マーカー。
- (a)グリッター顔料粒子、少なくとも1種の溶媒及び染料を含むグリッターインク組成物と;
(b)該グリッターインク組成物を蓄えるための低密度インク貯蔵室と;
(c)該低密度インク貯蔵室に流体連通している多孔質のペン先と;
を備える毛管作用マーカー。 - 前記溶媒がヘテロ原子含有溶媒を含む請求項33に記載の毛管作用マーカー。
- 前記ヘテロ原子含有溶媒が極性の非プロトン性溶媒を含む請求項34に記載の毛管作用マーカー。
- 少なくとも約40wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きい請求項33に記載の毛管作用マーカー。
- (a)ヘテロ原子含有水混和性溶媒と;
(b)少なくとも一方向の粒径が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子と;
を含むグリッターインク組成物。 - 前記グリッター顔料粒子が金属顔料、デュアルカラー顔料、ホログラフィック顔料、干渉顔料、ガラス片、着色ガラス粉、無色ガラス粉、合成ダイヤモンド、真珠(pearlescent)顔料、金属化プラスチック、玉虫調(iridescent)顔料、微粉化大理石粉、及びマイカよりなる群から選択される請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 前記ヘテロ原子含有水混和性溶媒が極性の非プロトン性溶媒を含む請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 前記グリッター顔料粒子はグリッターインク組成物の約0.1wt.%〜約90wt.%を占める請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 少なくとも約40wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きい請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 着色剤を更に含む請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 前記着色剤は染料及び顔料よりなる群から選択される請求項42に記載のグリッターインク組成物。
- 水溶解性−再溶解性の膜形成樹脂を更に含む請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 膜形成樹脂及び離型剤を更に含む請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 水不溶性膜を形成する膜形成樹脂を更に含む請求項37に記載のグリッターインク組成物。
- 少なくとも1種の溶媒と、少なくとも一方向の粒径が約12.1μmよりも大きいグリッター顔料粒子と、染料とを含むグリッターインク組成物。
- 前記溶媒がヘテロ原子含有溶媒を含む請求項47に記載のグリッターインク組成物。
- 前記溶媒は極性の非プロトン性溶媒を含む請求項47に記載のグリッターインク組成物。
- 前記グリッター顔料粒子はグリッターインク組成物の約0.1wt.%〜約90wt.%を占める請求項47に記載のグリッターインク組成物。
- 少なくとも約40wt.%のグリッター顔料粒子は少なくとも一方向が約12.1μmよりも大きい請求項47に記載のグリッターインク組成物。
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