JP2007328783A - 入力チャネル数拡張のための装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多数のタッチボタンが同時に操作されて起こる誤動作を防止し、制限された個数の入力コード値を用いて入力チャネルの数を拡張させることが可能な入力チャネル数拡張のための装置および方法を提供する。
【解決手段】 所定の入力コード値が割り当てられた多数のボタンが配置される第1入力部と、前記第1入力部の一側に形成され、所定の入力コード値が割り当てられて前記第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される多数のボタンが配置される第2入力部と、前記第1入力部及び前記第2入力部で操作されたボタンの組み合わせに応じて所定の機能を行う制御部とを含む。
【選択図】 図4
【解決手段】 所定の入力コード値が割り当てられた多数のボタンが配置される第1入力部と、前記第1入力部の一側に形成され、所定の入力コード値が割り当てられて前記第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される多数のボタンが配置される第2入力部と、前記第1入力部及び前記第2入力部で操作されたボタンの組み合わせに応じて所定の機能を行う制御部とを含む。
【選択図】 図4
Description
本発明は、入力チャネル数拡張のための装置および方法に係り、より詳しくは、制限された個数の入力コード値により入力チャネルの数を拡張することが可能な入力チャネル数拡張のための装置および方法に関するものである。
一般的に、携帯電話やPDA(パーソナルデジタルアシスタント)などには、所定の個数のキーを含むキーパッドが形成されている。ユーザは、キーパッドを押して所望のメニューを選択し、選択されたメニューに相当するコンテンツを使用することができる。例えば、ユーザは、所定のキーパッドを用いて、映像、音楽および写真などのコンテンツ種類を選択することが可能なメニューを呼び出し、当該メニューに含まれている各種コンテンツを選択して使用する。
この時、ユーザが選択しうるコンテンツの個数が多い場合、スクロール機能によって全てのコンテンツを確認した後、所望のコンテンツを選択する。ユーザがスクロール機能を使用するためには、スクロール機能を行うためのキーパッドを繰り返し押さなければならないという煩わしさがある。したがって、最近は、携帯電話やPDAなどにタッチパッドを装着し、ユーザが容易にスクロール機能を行うようにしている。
図1は従来の技術に係るタッチパッド付き機器を示す図である。
図1に示すように、従来の技術に係るタッチパッド付き機器10は、多数のタッチボタンを含むタッチパッド11と、タッチパッド11の操作による映像やイメージなどが表示されるディスプレイ部12とを含む。
図1に示すように、従来の技術に係るタッチパッド付き機器10は、多数のタッチボタンを含むタッチパッド11と、タッチパッド11の操作による映像やイメージなどが表示されるディスプレイ部12とを含む。
この時、タッチパッド11は、所定の入力コード値が割り当てられた多数のタッチボタンを含む。この際、各タッチボタンに割り当てられる入力コード値は、タッチパッド11の機能を行うチップセットから支援する入力コード値が割り当てられ得る。図1では、チップセットが入力コードとして0〜9の入力コード値を支援する場合の一例を示している。この際、前述したタッチパッド11は、0〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンをそれぞれ一つの入力チャネルとして理解できる。したがって、チップセットから支援する入力コード値の個数が入力チャネル数として理解できる。
このようなタッチパッド11は、外側には1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンが配置され、内側には0の入力コード値が割り当てられたタッチボタンが配置される。この際、0の入力コード値が割り当てられたタッチボタンは、共通ボタンであって、1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンとともに、ドラッグインおよびドラッグアウトなどの動作を行う。
例えば、図2aに示すように、1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタン、および0のコード値が割り当てられたタッチボタンの順序で操作されると、ドラッグイン動作と認識される。図2bに示すように、0の入力コード値が割り当てられたタッチボタン、および1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンの順序で操作されると、ドラッグアウト動作と認識される。
また、1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンには、それぞれ互いに異なる機能が与えられる。したがって、1の入力コード値が割り当てられたタッチボタンを用いてドラッグイン動作が行われると、映像メニューがディスプレイ部12上に表示され、2の入力コード値が割り当てられたタッチボタンを用いてドラッグイン動作が行われると、音楽メニューがディスプレイ部12上に表示される。
ところが、ユーザの不注意により、1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンのうち2つのタッチボタンを用いて同時にドラッグイン動作が行われる場合、2つのタッチボタンに与えられた機能のどれが行われなければならないかに対する誤りが発生して誤動作が起こるという問題点がある。
例えば、図3aおよび図3bに示すように、ドラッグイン動作およびドラッグアウト動作中に、1〜9の入力コード値が割り当てられたタッチボタンのうち2つのタッチボタンが同時に操作される場合、誤動作が起こる。
また、タッチボタン11を使用する機器10の機能を拡張させようとする場合、入力チャネルの数が増加するから、入力チャネル数の拡張のためにさらにチップセットを取り付けなければならないので、これにより追加費用が発生して製品のコストをアップさせるという問題点がある。
特許文献1は、多数本の手指をタッチパネルの画面に同時に接触させた後、軌跡パターンをゼスチュアとして用いるもので、複数のアイコンなどのオブジェクトを片手で同時に選択し、あるいは接触順番によって指定したプログラムのアイコンに、ドラッグ&ドロップによって指定プログラムを実行する方法を開示しているが、多数のタッチボタンが動作した場合の誤動作または制限された入力チャネル数の拡張のための方案は提案されていない。
日本公開特許第2000−222130号公報
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、多数のタッチボタンが同時に操作されて起こる誤動作を防止し、制限された個数の入力コード値を用いて入力チャネルの数を拡張させることが可能な入力チャネル数拡張のための装置および方法を提供することにある。
本発明の目的は以上で言及した目的に制限されず、言及されていないさらに他の目的は下記の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、所定の入力コード値が割り当てられた多数のボタンが配置される第1入力部と、前記第1入力部の一側に形成され、所定の入力コード値が割り当てられて前記第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される多数のボタンが配置される第2入力部と、前記第1入力部及び前記第2入力部で操作されたボタンの組み合わせに応じて所定の機能を行う制御部とを含む、入力チャネル数拡張のための装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の観点によれば、所定の入力コード値が割り当てられた多数のボタンが配置される第1入力部に含まれた所定のボタンを操作する段階と、前記第1入力部の一側に形成され、所定の入力コード値が割り当てられて前記第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される多数のボタンが配置される第2入力部に含まれた所定のボタンを操作する段階と、前記第1入力部及び前記第2入力部で操作されたボタンの組み合わせに応じて所定の機能を行う段階とを含む、入力チャネル数拡張のための方法を提供する。
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の利点及び特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になるであろう。ところが、本発明は、下記に開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現できる。但し、これらの実施例は、本発明の開示を完全にし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求の範囲の範疇によって定められるべきである。明細書全体にわたって、同一の参照符号は同一の構成要素を示す。
上述したような本発明の入力チャネル数拡張のための装置および方法によれば、次の効果が一つ或いはそれ以上ある。
1)制限された個数の入力コード値によって実現することが可能な入力チャネルを増加させることができるため、より多様な機能を行うことができるという効果がある。
2)第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される第2入力部のボタンによって、ユーザの不注意で第1入力部における隣接ボタンが同時に操作されて発生しうる誤動作を予め防止することができるという効果がある。
1)制限された個数の入力コード値によって実現することが可能な入力チャネルを増加させることができるため、より多様な機能を行うことができるという効果がある。
2)第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される第2入力部のボタンによって、ユーザの不注意で第1入力部における隣接ボタンが同時に操作されて発生しうる誤動作を予め防止することができるという効果がある。
以下、本発明の実施例によって入力チャネル数拡張のための装置及び方法を説明するためのブロック図または処理流れ図を参照しながら、本発明について説明する。この際、処理流れ図の各ブロックと流れ図の組み合わせはコンピュータプログラムインストラクションによって行われ得ることを理解することができるであろう。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載できるので、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセシング装備のプロセッサによって行われるそのインストラクションが流れ図のブロックにおいて説明された機能を行う手段を生成する。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、特定の方式で機能を実現するためにコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセシング装備を指向することが可能なコンピュータ利用可能またはコンピュータ読取可能メモリに記憶されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読取可能メモリに記憶されたインストラクションは、流れ図のブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセシング装備上に搭載されることも可能なので、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセシング装備上で一連の動作段階が行われ、コンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセシング装備を行うインストラクションは、流れ図のブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための少なくとも一つの実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、幾つかの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順序から外れて発生することも可能なのを注目すべきである。例えば、相次いで図示されている2つのブロックは、実際同時に行われてもよく、そのブロックが時々該当機能に応じて逆順に行われてもよい。
図4は本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置を示す図である。
図4に示すように、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、第1入力部110、第2入力部120、制御部130及び記憶部140を含むことができる。この際、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、映像またはユーザインターフェースを表示することが可能なディスプレイモジュールを備えた機器に設置され、ユーザが映像を視聴し或いは所望のメニューを選択するために使用する装置として理解できる。したがって、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、映像またはユーザインターフェースを表示することが可能なディスプレイモジュールを備えたデジタルTV、PDA及び携帯電話などに使用できるが、これらに限定されるものではない。
図4に示すように、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、第1入力部110、第2入力部120、制御部130及び記憶部140を含むことができる。この際、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、映像またはユーザインターフェースを表示することが可能なディスプレイモジュールを備えた機器に設置され、ユーザが映像を視聴し或いは所望のメニューを選択するために使用する装置として理解できる。したがって、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、映像またはユーザインターフェースを表示することが可能なディスプレイモジュールを備えたデジタルTV、PDA及び携帯電話などに使用できるが、これらに限定されるものではない。
第1入力部110は、所定の範囲内の入力コード値が割り当てられた多数のボタンを含むことができる。この際、本発明の実施例において、第1入力部110に含まれる各ボタンは、タッチボタンからなる場合を例として説明するが、これに限定されない。また、本発明の実施例において、入力コード値は0〜9の範囲を持つ場合を例として説明する。この際、本発明の実施例において、入力コード値が0〜9の範囲を持つ場合を例として説明しているが、これは本発明の理解を助けるための一例に過ぎないもので、入力コード値の範囲は用途及び必要に応じて変更できる。
図5は本発明の実施例に係る第1入力部を示す図である。
図5に示すように、本発明の実施例に係る第1入力部110は、前述した範囲内の入力コード値が割り当てられた多数のボタン111を含むことができる。この際、図5において、ボタン111内に表示された数字は、当該ボタンに割り当てられた入力コード値として理解できる。また、図5では、第1入力部110に含まれた各ボタン111が一列に配置される場合の例を挙げて説明しているが、これに限定されず、ディスプレイモジュールの形態によって、各ボタン111が配置される形態は変更できる。例えば、第1入力部110は
図5に示すように、本発明の実施例に係る第1入力部110は、前述した範囲内の入力コード値が割り当てられた多数のボタン111を含むことができる。この際、図5において、ボタン111内に表示された数字は、当該ボタンに割り当てられた入力コード値として理解できる。また、図5では、第1入力部110に含まれた各ボタン111が一列に配置される場合の例を挙げて説明しているが、これに限定されず、ディスプレイモジュールの形態によって、各ボタン111が配置される形態は変更できる。例えば、第1入力部110は
また、第1入力部110の各ボタン111には、互いに隣接しているボタン間の入力コード値の組み合わせが唯一であるよう入力コード値が割り当てられ得る。この際、第1入力部110の各ボタン111に割り当てられる入力コード値は、後述する第2入力部120を考慮して決定できる。このように入力コード値を割り当てる理由は、後述する第2入力部120において詳細に考察する。
図6は本発明の実施例に係る第2入力部を示す図である。
図6に示すように、本発明の実施例に係る第2入力部120は、第1入力部110の一側に形成され、第1入力部110の少なくとも2つのボタンにわたって形成される多数のボタン121を含むことができる。この際、本発明の実施例において、第2入力部120に含まれる各ボタン121は、第1入力部110の2つのボタンにかけて形成される場合を例として説明する。また、図6において各ボタン121内に表示された数字は、当該ボタンに割り当てられた入力コード値として理解でき、第2入力部120に含まれた各ボタン121も第1入力部110と同様の入力コード値の範囲を持つ。
図6に示すように、本発明の実施例に係る第2入力部120は、第1入力部110の一側に形成され、第1入力部110の少なくとも2つのボタンにわたって形成される多数のボタン121を含むことができる。この際、本発明の実施例において、第2入力部120に含まれる各ボタン121は、第1入力部110の2つのボタンにかけて形成される場合を例として説明する。また、図6において各ボタン121内に表示された数字は、当該ボタンに割り当てられた入力コード値として理解でき、第2入力部120に含まれた各ボタン121も第1入力部110と同様の入力コード値の範囲を持つ。
この際、第2入力部120に含まれた各ボタン121が第1入力部110における隣接ボタンの間にかけて形成されるが、これは、ユーザがドラッグインまたはドラッグアウトを行うときに誤動作が起こることを防止するためである。
具体的に、図7aに示すように、ユーザが第1入力部110から第2入力部120へ矢印方向にドラッグインを行うとき、第1入力部110において1つのボタンのみが操作されなければならないが、ユーザの不注意などにより、図7bに示すように、第1入力部110において2つのボタンが操作された場合、誤動作が起こるおそれがある。この際、第2入力部120の各ボタン121が第1入力部110における隣接している2つのボタンにかけて配置されるため、第1入力部110では2つのボタンが操作されるが、これに対し、第2入力部120では1つのボタンのみが操作される。
したがって、制御部130は、第1入力部110で2つのボタンが同時に操作され且つ第2入力部120で1つのボタンが操作された場合、第1入力部110で2つのボタンのいずれか一つが操作され且つ第2入力部120で一つのボタンが操作された場合と同一のものと判断することができるであろう。例えば、制御部130は、前述した図7bに示すように、第1入力部110で入力コード値1および2のボタンが同時に操作され且つ第2入力部120で入力コード値6のボタンが操作された場合、第1入力部110で入力コード値1および2のボタンのいずれか一つが操作され且つ第2入力部120で入力コード値6のボタンが操作された場合と同一のものと判断し、誤動作が起こることを予め防止することができる。また、第1入力部110で入力コード値1または2のボタンが操作され且つ第2入力部120で入力コード値6のボタンが操作された場合も、前述したような第1入力部110で入力コード値1および2のボタンが同時に操作された場合と同一であると判断できる。
また、前述したドラッグインと同様に、ドラッグアウトの場合にも、図8に示すように、第2入力部120で入力コード値6のボタンが操作され且つ第1入力部110で入力コード値1および2のボタンが同時に操作された場合、第2入力部120で入力コード値6のボタンが操作され且つ第1入力部110で入力コード値1および2のボタンのいずれか一つが操作された場合と同一のものと判断し、誤動作が起こることを予め防止することができる。また、第2入力部120で入力コード値6のボタンが操作され、第1入力部110で入力コード値1または2のボタンが操作された場合、前述したような第1入力部110で入力コード値1および2のボタンが同時に操作された場合と同一のものと判断できる。
一方、第2入力部120に含まれている各ボタン121に割り当てられた入力コード値は、前述した第1入力部110に含まれている各ボタン111に割り当てられた入力コード値を考慮して割り当てられ得る。
言い換えれば、第1入力部110または第2入力部120に含まれている所定のボタンに割り当てられ得る入力コード値は、前述した範囲内において、第1入力部110および第2入力部120における隣接ボタンに割り当てられた入力コード値、及び隣接ボタンに割り当てられた入力コード値が既に割り当てられた別のボタンに隣接するボタンに割り当てられた入力コード値と重複しない入力コード値が割り当てることができる。
例えば、図9に示すように、第2入力部120に含まれている所定のボタン122に入力コード値を割り当てる場合、0〜9の入力コード値のうち、入力コード値を割り当てようとするボタン122に隣接するボタンに割り当てられた入力コード値0及び1と、それに隣接する入力コード値5及び9と、隣接するボタンに割り当てられた入力コード値0及び1が割り当てられた別のボタン123に隣接するボタンに割り当てられた入力コード値2及び6とを除いた入力コード値3、4、7及び8のいずれか一つが割り当てられ得る。このような方法によって第1入力部110及び第2入力部120に含まれる所定のボタンに割り当てられた入力コード値と、それに隣接するボタンに割り当てられる入力コード値とからなる組み合わせは唯一に存在できる。例えば、第1入力部110で入力コード値1及び入力コード値2からなる組み合わせは、第1入力部110、第2入力部120、及び第1入力部110と第2入力部120との間で唯一に存在できる。これは、互いに異なるボタンの間で入力コード値の組み合わせが同一の場合、他の機能であるにも拘らず、同一の機能と判断できるためである。
例えば、図10に示すように、第1入力部110がメニュー選択を行うことが可能な第1領域210と、選択されたメニュー項目をスクロールすることが可能な第2領域220とに分けられ、入力コード値3と入力コード値4との組み合わせが第1領域210及び第2領域220に全て存在すると、この2つの機能が同時に行われて誤動作が起こるおそれがある。したがって、2つのボタンに割り当てられる入力コード値の組み合わせを唯一にすることにより、前述したような誤動作が起こることを予め防止することができる。
記憶部140は、第1入力部110及び第2入力部120に含まれている各ボタン111、121に割り当てられた入力コード値及びそれによる機能を含むマッピングテーブルを格納することができる。(表1)はマッピングテーブルの一例である。
このように、第1入力部110及び第2入力部120に割り当てられる入力コード値は、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100、または入力チャネル数拡張のための装置100を含む機器製品の登場の前に、製造工程上で指定できるが、これに限定されず、追ってファームウェアアップデートなどによって或いはユーザによって変更される。
また、本発明の実施例では、第1入力部110及び第2入力部120のように2つの入力部110、120が配置される場合を例として説明しているが、これは本発明の理解を助けるための一例に過ぎないもので、入力部の個数は変更できる。
言い換えれば、第1入力部110及び第2入力部120の他に第1入力部110または第2入力部120の一側に別途の入力部が形成できる。この際、別途に形成される入力部に含まれる各ボタンに割り当てられる入力コード値も、前述した第1入力部110及び第2入力部120と同様の方法が使用できる。例えば、別途に形成される入力部において入力コード値を割り当てようとするボタンの隣接ボタンに割り当てられた入力コード値、
隣接ボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値、及び隣接するボタンに割り当てられた入力コード値が割り当てられた別のボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を除いた入力コード値のうち、所定の入力コード値が割り当てられ得る。このように、入力部の個数が増加すると、ボタンの組み合わせが複雑になるため、既存に0〜9の範囲を持つ入力コード値で表現できる第1入力部110および第2入力部120のみが形成された場合より入力チャネルの個数は減少するが、これに対し、ボタンの組み合わせに対応する機能はより明確になれる。
隣接ボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値、及び隣接するボタンに割り当てられた入力コード値が割り当てられた別のボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を除いた入力コード値のうち、所定の入力コード値が割り当てられ得る。このように、入力部の個数が増加すると、ボタンの組み合わせが複雑になるため、既存に0〜9の範囲を持つ入力コード値で表現できる第1入力部110および第2入力部120のみが形成された場合より入力チャネルの個数は減少するが、これに対し、ボタンの組み合わせに対応する機能はより明確になれる。
このように、隣接するボタンの間に入力コード値の組み合わせを唯一にすることにより、制限された範囲0〜9の入力コード値を用いて使用することが可能な入力チャネルを拡張することができるため、0〜9の入力コード値を支援するチップセットによって10個の入力チャネルを持つことができるが、これに対し、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、同じ個数のチップセットを使用した場合にも、さらに多くの入力チャネルを使用することができるため、使用されるチップセットの数を減少させることができる。
図11は本発明の実施例に係る入力チャネルを増加させる方法を示す図である。入力コード値の割当は、第1入力部110の各ボタン111に先に行われた後、第2入力部120の各ボタン121に行われる場合の例を挙げて説明する。この際、第1入力部110の各ボタン111に入力コード値を先に割り当てることは本発明の理解を助けるための一例に過ぎないものであり、入力コード値を割り当てる順序は変更できる。
図11に示すように、本発明の実施例に係る入力チャネルを増加させる方法は、まず、第1入力部110または第2入力部120で所定の入力コード値を割り当てようとするボタンに隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を判断する(S110)。この際、本発明の実施例において、第1入力部110および第2入力部120の所定のボタンに割り当てられ得る入力コード値は、前述したように、0〜9の範囲である場合を例として説明し、入力コード値の範囲は変更できる。
所定の入力コード値を割り当てるボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値が判断されると、隣接ボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を判断する(S120)。
隣接ボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値が判断されると、隣接ボタンに割り当てられた入力コード値と同一の入力コード値が割り当てられた別のボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を判断する(S130)。
前述したS110段階〜S130段階で判断された入力コード値を入力コード値の範囲から除いた残りの入力コード値のうち所定の入力コード値を、S110段階で入力コード値を割り当てようとするボタンに割り当てる(S140)。例えば、入力コード値が0〜9の範囲を有し、入力コード値を割り当てようとするボタンの隣接するボタンに入力コード値0、1及び2が割り当てられており、0、1及び2の入力コード値が割り当てられたボタンの隣接するボタンに2、3及び4が割り当てられており、入力コード値0、1および2の別のボタンの隣接するボタンに5、6および7が割り当てられた場合、入力コード値を割り当てようとするボタンには0〜9の範囲で0、1、2、3、4、5、6および7を除いた8および9のいずれか1つの入力コード値が割り当てられ得る。
このように、入力コード値を割り当てようとするボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値、及び隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を持つ別のボタンの隣接するボタンに割り当てられた入力コード値を除いた入力コード値を割り当てることは、第1入力部110、第2入力部120、及び第1入力部110と第2入力部120における隣接ボタンの間に割り当てられた入力コード値の組み合わせを唯一にするためであり、これは、0〜9の範囲を持つ入力コード値による入力チャネルを既存の10個より増加させて同一の入力コード値を使用しながらも、さらに多くの入力チャネルを可能にするためである。
また、本発明の実施例に係る入力チャネル数拡張のための装置100は、第1入力部110で隣接しているボタンにかけて第2入力部120のボタンが形成され、第1入力部110で隣接しているボタンが同時に操作された場合にも、第1入力部110の隣接ボタンにかけて形成された第2入力部120の一つのボタンが操作された場合、誤動作が起こることを予め防止することができる。
以上のように、本発明に係る入力チャネル数拡張のための装置および方法を例示の図面を参照として説明したが、本明細書に開示された実施例と図面によって本発明は限定されず、その発明の技術思想の範囲内において、当業者であれば種々の変形を加え得ることは勿論である。
110 第1入力部
120 第2入力部
130 制御部
140 記憶部
120 第2入力部
130 制御部
140 記憶部
Claims (14)
- 所定の入力コード値が割り当てられた多数のボタンが配置される第1入力部と、
前記第1入力部の一側に形成され、所定の入力コード値が割り当てられ前記第1入力部における隣接したボタンの間にかけて形成される多数のボタンが配置される第2入力部と、
前記第1入力部及び前記第2入力部で操作されたボタンの組み合わせに応じて所定の機能を行う制御部とを含むことを特徴とする、入力チャネル数拡張のための装置。 - 前記第1入力部及び前記第2入力部に含まれる各ボタンは、所定の範囲内の入力コード値が割り当てられることを特徴とする、請求項1に記載の入力チャネル数拡張のための装置。
- 前記第1入力部及び前記第2入力部に含まれる各ボタンに割り当てられる入力コード値は、隣接するボタンに割り当てられた入力コード値、前記隣接するボタンの隣接ボタンに割り当てられた入力コード値、及び前記隣接するボタンに割り当てられた入力コード値が割り当てられた別のボタンの隣接ボタンに割り当てられた入力コード値と重複しないことを特徴とする、請求項1に記載の入力チャネル数拡張のための装置。
- 前記隣接するボタンは、前記第1入力部または前記第2入力部に含まれる所定のボタンの周囲に配置された前記第1入力部及び前記第2入力部に含まれるボタンであることを特徴とする、請求項3に記載の入力チャネル数拡張のための装置。
- 前記制御部は、前記第1入力部及び前記第2入力部の順序で操作されるボタンの組み合わせに対応する機能を行うことを特徴とする、請求項1に記載の入力チャネル数拡張のための装置。
- 前記制御部は、前記第2入力部及び前記第1入力部の順序で操作されるボタンの組み合わせに対応する機能を行うことを特徴とする、請求項1に記載の入力チャネル数拡張のための装置。
- 前記制御部は、前記第1入力部及び前記第2入力部で同時に操作されるボタンの組み合わせに対応する機能を行うことを特徴とする、請求項1に記載の入力チャネル数拡張のための装置。
- 所定の入力コード値が割り当てられた多数のボタンが配置される第1入力部に含まれる所定のボタンを操作する段階と、
前記第1入力部の一側に形成され、所定の入力コード値が割り当てられ前記第1入力部における隣接ボタンの間にかけて形成される多数のボタンが配置される第2入力部に含まれた所定のボタンを操作する段階と、
前記第1入力部及び前記第2入力部で操作されたボタンの組み合わせに応じて所定の機能を行う段階とを含むことを特徴とする、入力チャネル数拡張のための方法。 - 前記第1入力部及び前記第2入力部に含まれている各ボタンは、所定の範囲内の入力コード値が割り当てられることを特徴とする、請求項8に記載の入力チャネル数拡張のための方法。
- 前記第1入力部及び前記第2入力部に含まれる各ボタンに割り当てられる入力コード値は、隣接するボタンに割り当てられた入力コード値、前記隣接するボタンの隣接ボタンに割り当てられた入力コード値、及び前記隣接するボタンに割り当てられた入力コード値が割り当てられた別のボタンの隣接ボタンに割り当てられた入力コード値と重複しないことを特徴とする、請求項8に記載の入力チャネル数拡張のための方法。
- 前記隣接するボタンは、前記第1入力部または前記第2入力部に含まれる所定のボタンの周囲に配置された前記第1入力部及び前記第2入力部に含まれるボタンであることを特徴とする、請求項10に記載の入力チャネル数拡張のための方法。
- 前記機能を行う段階は、前記第1入力部及び前記第2入力部の順序で操作されるボタンの組み合わせに対応する機能を行う段階を含むことを特徴とする、請求項8に記載の入力チャネル数拡張のための方法。
- 前記機能を行う段階は、前記第2入力部及び前記第1入力部の順序で操作されるボタンの組み合わせに対応する機能を行う段階を含むことを特徴とする、請求項8に記載の入力チャネル数拡張のための方法。
- 前記機能を行う段階は、前記第1入力部及び前記第2入力部で同時に操作されるボタンの組み合わせに対応する機能を行う段階を含むことを特徴とする、請求項8に記載の入力チャネル数拡張のための方法。
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